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JP4978956B2 - 現像液搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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JP4978956B2 - 現像液搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、剥離された残留現像液を回収するべく、排出口に向けて現像液を搬送する現像液搬送装置及び画像形成装置に関するものである。特に、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に用いられる現像液搬送装置に関するものである。
キャリア液とトナーとからなる現像液を用いて、電子写真方式により記録紙に転写して画像を形成する複写機、プリンタ等の画像形成装置(いわゆる、湿式画像形成装置)において、感光ドラムに形成された静電潜像に現像液を供給した後に、現像ローラ上等に残留する現像液(以下、残留現像液という)を剥離することが画像品位を確保する観点から必要である。
また、現像ローラ上等から剥離された残留現像液を、回収して再利用することがコスト面からは有利であると共に、環境保護の観点からも好ましい。そこで、残留現像液を回収するべく、排出口に向けて搬送する種々の現像液搬送装置が提案されている。例えば、搬送パイプ内に配設されたスクリューコンベアによって残留現像液を回収する現像液搬送装置が開示されている(特許文献1の図4等を参照)。
特開平11−102122号公報
しかしながら、上記現像液搬送装置においては、特に、画像形成装置を稼働していない場合(=現像ローラ上から剥離された残留現像液が搬送パイプ内に流入しない場合)に、搬送パイプ内のスクリューコンベアの上面が搬送される現像液の液面から大気中に露出することによって、現像液に含まれるトナーがスクリューコンベアに固着して、スクリューコンベアの搬送能力が低下することがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、現像液の搬送能力を安定的に維持することの可能な現像液搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解消するために、請求項1に記載の現像液搬送装置は、剥離された残留現像液を回収するべく、排出口に向けて現像液を搬送する現像液搬送装置であって、前記排出口が配設されると共に、前記剥離された残留現像液を貯留する貯留手段と、前記貯留手段内に配設され、前記排出口に向けて現像液を搬送する搬送手段と、を備え、前記搬送手段が、その下端の位置が、前記排出口の下端の位置より下方となるべく配設されていることを特徴としている。
請求項2に記載の現像液搬送装置は、請求項1に記載の現像液搬送装置において、前記搬送手段が、その上端の位置が、前記排出口の下端の位置より下方となるべく配設されていることを特徴としている。
請求項3に記載の現像液搬送装置は、請求項1又は請求項2に記載の現像液搬送装置において、前記搬送手段が、螺旋形状に形成されると共に、螺旋形状の中心軸を中心として回転駆動されるスプリングスクリューと、前記スプリングスクリューを回転駆動する駆動手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の現像液搬送装置は、請求項3に記載の現像液搬送装置において、前記スプリングスクリューが、その断面が略円形状に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の現像液搬送装置は、請求項3又は請求項4に記載の現像液搬送装置において、前記スプリングスクリューが、その表面が前記現像液より表面自由エネルギーが低い材料により形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の現像液搬送装置は、請求項5に記載の現像液搬送装置において、前記スプリングスクリューが、その表面がフッ素系の材料で形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の現像液搬送装置は、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の現像液搬送装置において、前記駆動手段が、前記スプリングスクリューの回転速度を、予め設定された所定の時間毎に、ステップ的に変化させることを特徴としている。
請求項8に記載の現像液搬送装置は、請求項3〜請求項7のいずれかに記載の現像液搬送装置において、前記剥離された残留現像液が、回転体の表面から剥離された残留現像液であって、前記排出口が、前記貯留手段における前記回転体の軸方向の略中心位置に配設され、前記スプリングスクリューが、前記排出口に向けて現像液を搬送するべく、前記排出口と対向する位置において、螺旋形状の方向が逆に形成されていることを特徴としている。
請求項9に記載の画像形成装置は、現像液に含まれるトナーを記録紙上に転写させることにより、記録紙上に画像を形成する液体現像方式の画像形成装置であって、請求項1〜8のいずれかに記載の現像液搬送装置を備え、前記現像液搬送装置を介して回収された現像液を再利用することを特徴としている。
請求項1に記載の現像液搬送装置によれば、剥離された残留現像液を貯留する貯留手段内に配設され、排出口に向けて現像液を搬送する搬送手段の下端の位置が、貯留手段内に配設された排出口の下端の位置より下方となるべく配設されているため、貯留手段内において排出口の下端の位置より下方に現像液が滞留し、この滞留した現像液に搬送手段の少なくとも一部が浸漬するので、搬送手段へのトナーの固着が抑制され、現像液の搬送能力を安定的に維持することができる。
請求項2に記載の現像液搬送装置によれば、剥離された残留現像液を貯留する貯留手段内に配設され、排出口に向けて現像液を搬送する搬送手段の上端の位置が、貯留手段内に配設された排出口の下端の位置より下方となるべく配設されているため、貯留手段内において排出口の下端の位置より下方に現像液が滞留し、この滞留した現像液に搬送手段の全体が浸漬するので、搬送手段へのトナーの固着が防止され、現像液の搬送能力を更に安定的に維持することができる。
請求項3に記載の現像液搬送装置によれば、螺旋形状に形成されたスプリングスクリューが、その螺旋形状の中心軸を中心として回転駆動されることによって現像液が搬送されるため、スプリングスクリューへのトナーの固着が防止され、現像液の搬送能力を更に安定的に維持することができる。
すなわち、スプリングスクリューは、円柱状の中心軸を有するスクリューと比較して、トナーの固着する表面の面積が小さいため、トナーの固着が防止されるのである。
請求項4に記載の現像液搬送装置によれば、スプリングスクリューの断面が略円形状に形成されているため、スプリングスクリューへのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
すなわち、平面状の(曲率半径の大きい)表面程、トナーが固着し易いため、スプリングスクリューの断面が、曲率が一定の円形状に形成されている場合(=スプリングスクリューの表面の曲率が略一定である場合)には、トナーの固着を更に確実に防止することができるのである。
請求項5に記載の現像液搬送装置によれば、スプリングスクリューの表面が前記現像液より表面自由エネルギーが低い材料により形成されているため、現像液がスプリングスクリューの表面に接触した場合であっても、スプリングスクリューの表面に付着し難く、更に、例え付着した場合であっても、僅かな外力で簡単に剥離されるので、スプリングスクリューへのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
請求項6に記載の現像液搬送装置によれば、スプリングスクリューの表面がフッ素系の材料で形成されているため、現像液がスプリングスクリューの表面に接触した場合であっても、スプリングスクリューの表面に付着し難く、更に、例え付着した場合であっても、僅かな外力で簡単に剥離されるので、スプリングスクリューへのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
請求項7に記載の現像液搬送装置によれば、スプリングスクリューの回転速度が、予め設定された所定の時間毎に、ステップ的に変化されるため、ステップ的に変化した際の加速度(又は減速度)によってスプリングスクリューに付着した現像液が剥離されるので、スプリングスクリューへのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
請求項8に記載の現像液搬送装置によれば、残留現像液は、回転体の表面から剥離されるものであって、貯留手段における回転体の軸方向の略中心位置に排出口が配設され、スプリングスクリューが、排出口に向けて現像液を搬送するべく、排出口と対向する位置において、螺旋形状の方向が逆に形成されているため、貯留手段に貯留された現像液を排出口に向けて搬送する距離が短いので、現像液の搬送能力を向上することができる。
請求項9に記載の画像形成装置によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の現像液搬送装置を介して回収された現像液が再利用されるため、現像液を安定的に搬送して再利用することが可能な画像形成装置を実現することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。ここでは、画像形成装置が、湿式のタンデム型カラープリンタである場合について説明するが、他の画像形成装置である形態でもよい。例えば、画像形成装置が、湿式の複写機、ファクシミリ、又は、複合機である形態でもよい。
図1は、本発明に係るプリンタ100の概略構造の一例を示す縦断面図である。プリンタ100は、給紙部1、搬送路2、ベルト搬送部3、画像形成部4(4Y、4C、4M、4B)、現像部5(5Y、5C、5M、5B)、2次転写部6、定着部7、及び、排出トレイ71を備えている。
給紙部1は、記録紙が積層して載置され、順次、搬送路2へ送出するものである。搬送路2は、給紙部1から送出された記録紙を2次転写部6へ搬送するものである。ベルト搬送部3は、矢印の方向に回転される中間転写ベルト31を備え、中間転写ベルト31上に、画像形成部4Y、4C、4M、4Bによって、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色のトナー像が順次転写され、カラー画像が形成されるものである。
画像形成部4Y、4C、4M、4Bは、それぞれ、感光ドラム41を備え、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色のトナー像を、感光ドラム41を介して中間転写ベルト31上に形成するものである。なお、画像形成部4Y、4C、4M、4Bは、略同一の構成を有するため、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、画像形成部4と表記する。
現像部5Y、5C、5M、5Bは、それぞれ、画像形成部4Y、4C、4M、4Bの感光ドラム41に、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色のトナー像を形成するものである。なお、現像部5Y、5C、5M、5Bは、略同一の構成を有するため、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、現像部5と表記する。
2次転写部6は、中間転写ベルト31上に形成されたカラーのトナー像を、給紙部1から搬送路2を介して搬送された記録紙上に2次転写し、記録紙上にカラー画像を形成するものである。定着部7は、2次転写部6によって2次転写されたカラー画像を記録紙上に熱定着するものである。排出トレイ71は、定着部7によってカラー画像が熱定着された記録紙を積層して載置するものである。
図2は、図1に示す現像部5の概略構造の一例を示す縦断面図である。現像部5は、汲上ローラ51、アニロックスローラ52、現像ローラ53、スイープローラ54、現像液搬送部55、及び、現像液タンク56を備えている。ここで、汲上ローラ51、アニロックスローラ52、及び、現像ローラ53は、モータ等により回転駆動される(図2の各ローラ中の矢印は回転方向を示す)。
現像液タンク56は、トナーと絶縁性の液体であるキャリア液とからなり、所定の濃度に撹拌混合された現像液を貯留するタンクである。汲上ローラ51は、現像液タンク56内に、ローラの一部が現像液に浸漬するべく配設され、現像液タンク56内の現像液を汲み上げてアニロックスローラ52に現像液を塗布するものである。アニロックスローラ52は、汲上ローラ51の上方に汲上ローラ51と当接して配設され、汲上ローラ51からの現像液が塗布されると共に、現像ローラ53に現像液を塗布するものである。
現像ローラ53(回転体に相当する)は、アニロックスローラ52の上方にアニロックスローラ52と当接して配設され、アニロックスローラ52からの現像液が塗布されると共に、感光ドラム41に形成された静電潜像に現像液に含まれるトナーを付着させ、トナー像を形成するものである。
スイープローラ54は、感光ドラム41に対して現像ローラ53の回転方向下流側であって、現像ローラ53の上方に配設されると共に、現像ローラ53と逆方向(ここでは、反時計回り)に回転駆動され、現像ローラ53に残留した現像液を剥離して、現像液搬送部55(図5参照)へ流下させるものである。
クリーニングブレード541は、スイープローラ54に対して現像ローラ53の回転方向下流側に配設されると共に、クリーニングブレード541の端部が現像ローラ53の表面に当接して配設され、現像ローラ53に残留した現像液を剥離して、現像液搬送部55へ流下させるものである。また、クリーニングブレード541は、その上面が現像ローラ53から離間する側(図の右側)に向けて、下方に傾斜して配置されており、スイープローラ54及びクリーニングブレード541によって剥離された現像液が、クリーニングブレード541の上面を流下して現像液搬送部55(図5参照)へ流入するべく配設されている。
次に、図2に示す現像部5に接続された現像液循環機構について図を参照して説明する。図3は、現像液循環機構8の概略構成の一例を示す構成図である。なお、図3において、現像部5の構成が一部省略して記載されている。現像液循環機構8は、現像液搬送部55から排出された現像液を回収して、濃度調整等を行い、現像液タンク56に調整済みの現像液を供給するものであって、管路81、ポンプ82、再分散装置83、キャリアタンク84、リザーバータンク85、及び、現像液供給装置86を備えている。
再分散装置83は、現像液搬送部55から排出された現像液を、管路81及びポンプ82を介して、回収して貯留し、回収された現像液と、キャリアタンク84から供給されたキャリア液とを均一に混合するように攪拌すると共に、現像液中のトナー粒子の凝集物を再分散させるものである。
キャリアタンク84は、未使用のキャリア液を貯留するものであって、管路81及びポンプ82を介して、再分散装置83にキャリア液を供給するものである。
リザーバータンク85は、管路81及びポンプ82を介して、再分散装置83から供給されると共に、予め設定された所定のトナー濃度に調整された現像液を予備的に貯留するものである。
現像液供給装置86は、現像部5の現像液補給口(図示省略)に接続され、リザーバータンク85から管路81及びポンプ82を介して供給されて調整済みの現像液を現像液タンク56に供給するものである。
図4は、本発明に係る現像液搬送部55の構成の一例を示す斜視図である。(a)は、現像液搬送部55全体の斜視図であり、(b)は、現像液搬送部55に配設された搬送部552の斜視図である。図5は、本発明に係る現像液搬送部55の一例を示す上面図及び断面図である。(a)は、現像液搬送部55の上面図であり、(b)及び(c)は、現像液搬送部55の断面図である。また、(c)は、(b)の一部を拡大した図である。
図4、図5を用いて、現像液搬送部55の構成を説明する。現像液搬送部55(現像液搬送装置に相当する)は、図2に示すスイープローラ54及びクリーニングブレード541によって現像ローラ53から剥離された残留現像液を、図3に示す再分散装置83へ管路81及びポンプ82を介して搬送するものであって、貯留部551及び搬送部552を備えている。
貯留部551(貯留手段に相当する)は、排出口553が配設されると共に、現像ローラ53上から剥離された残留現像液を貯留するものである。また、貯留部551は、傾斜部材551a及び樋状部材551bを備えている。傾斜部材551aは、樋状部材551b側へ傾斜した板状の部材であって、スイープローラ54及びクリーニングブレード541によって現像ローラ53から剥離され、クリーニングブレード541の上面を流下した搬送液を受けて、樋状部材551bへ流下させるものである。
樋状部材551bは、傾斜部材551aから流下した搬送液を貯留すると共に、側面(ここでは、図5の右側の側面)に排出口553が形成され、排出口553を介して図3に示す再分散装置83へ現像液を送出するものである。また、樋状部材551bは、その内部に搬送部552が配設されるものである。なお、排出口553は、樋状部材551bにおける現像ローラ53の軸方向(図5の上下方向)の略中心位置に配設されている。
搬送部552(搬送手段に相当する)は、螺旋形状に形成されると共に、螺旋形状の中心軸を中心として回転駆動されるスプリングスクリューを備えている。スプリングスクリューは、両端が樋状部材551bの端面(ここでは、図4の左上端及び右下端、図5の上端及び下端)に回動自在に係合され、一方端が図略のモータ(駆動手段に相当する)等を介して回転駆動されるものである。
また、図4(b)に示すように、搬送部552のスプリングスクリューは、その断面が略円形状に形成されていると共に、排出口553に向けて現像液を搬送するべく、排出口553と対向する位置(=長さ方向の略中心位置)において、螺旋形状の方向が逆に形成されている。すなわち、スプリングスクリューは、図の左上端から右下端に向けて反時計回りの螺旋形状に形成されている第1螺旋部552aと、図の左上端から右下端に向けて時計回りの螺旋形状に形成されている第2螺旋部552bと、を備えている。
更に、搬送部552のスプリングスクリューは、その表面が現像液より表面自由エネルギーが低い材料(ここでは、フッ素系の材料)により形成されている。すなわち、スプリングスクリューは、現像液よりも表面自由エネルギーが低い(現像液の表面自由エネルギーは、例えば、30〜50mN/m)フッ素系のコーティング、又はPFA(4フッ化エチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブの被覆が施されており、現像液の剥離性を高めている。なお、搬送部552のスプリングスクリューの材質自体をフッ素系樹脂としてもよい。
加えて、搬送部552のスプリングスクリューは、その回転速度が、予め設定された所定の時間(例えば、10sec)毎に、ステップ的に変化されて駆動されるものである。例えば、スプリングスクリューは、回転速度が、予め設定された第1回転速度(例えば、10rpm)と、予め設定され第1回転速度より大きい第2回転速度(例えば、20rpm)と、の間で10sec毎にステップ的に変化されて駆動されるものである。
また、図5(b)及び(c)に示すように、搬送部552のスプリングスクリューは、その上端の位置が、排出口553の下端の位置より下方となるべく配設されている。すなわち、スプリングスクリューは、樋状部材551bに貯留された現像液にスプリングスクリューの全体が浸漬するべく配設されている。
このようにして、現像ローラ53上から剥離された残留現像液を貯留する貯留部551内に配設され、排出口553に向けて現像液を搬送する搬送部552(=スプリングスクリュー)の上端の位置が、貯留部551(樋状部材551b)内に配設された排出口553の下端の位置より下方となるべく配設されているため、貯留部551(樋状部材551b)内において排出口553の下端の位置より下方に現像液が滞留し、この滞留した現像液に搬送部552(=スプリングスクリュー)の全体が浸漬するので、搬送部552(=スプリングスクリュー)へのトナーの固着が防止され、現像液の搬送能力を安定的に維持することができる。
更に、螺旋形状に形成されたスプリングスクリュー552が、その螺旋形状の中心軸を中心として回転駆動されることによって現像液が搬送されるため、スプリングスクリューへのトナーの固着が防止され、現像液の搬送能力を更に安定的に維持することができる。
すなわち、スプリングスクリュー552は、円柱状の中心軸を有するスクリュー552b(図6(b)参照)と比較して、トナーの固着する表面の面積が小さいため、トナーの固着が防止されるのである。
加えて、スプリングスクリュー552の断面が略円形状に形成されているため、スプリングスクリュー552へのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
すなわち、平面状の(曲率半径の大きい)表面程、トナーが固着し易いため、スプリングスクリュー552の断面が、曲率が一定の円形状に形成されている場合(=スプリングスクリュー552の表面の曲率が略一定である場合)には、トナーの固着を更に確実に防止することができるのである。
また、スプリングスクリュー552の表面がフッ素系の材料で形成されているため、現像液がスプリングスクリューの表面に接触した場合であっても、スプリングスクリュー552の表面に付着し難く、更に、例え付着した場合であっても、僅かな外力で簡単に剥離されるので、スプリングスクリュー552へのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
更に、スプリングスクリュー552の回転速度が、予め設定された所定の時間(ここでは、10sec)毎に、ステップ的に変化されるため、ステップ的に変化した際の加速度(又は減速度)によってスプリングスクリュー552に付着した現像液が剥離されるので、スプリングスクリュー552へのトナーの固着を更に確実に防止することができる。
加えて、貯留部551(樋状部材551b)における現像ローラ53の軸方向の略中心位置に排出口553が配設され、スプリングスクリュー552が、排出口553に向けて現像液を搬送するべく、排出口553と対向する位置において、螺旋形状の方向が逆に形成されているため、貯留部551(樋状部材551b)に貯留された現像液を排出口553に向けて搬送する距離が短いので、現像液の搬送能力を向上することができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、搬送部552(=スプリングスクリュー)の上端の位置が、貯留部551(樋状部材551b)内に配設された排出口553の下端の位置より下方となるべく配設されている場合について説明したが、少なくとも搬送部552(=スプリングスクリュー)の下端の位置が、貯留部551(樋状部材551b)内に配設された排出口553の下端の位置より下方となるべく配設されている形態であればよい。
搬送部552(=スプリングスクリュー)の下端の位置が、貯留部551(樋状部材551b)内に配設された排出口553の下端の位置より下方となり、且つ、搬送部552(=スプリングスクリュー)の上端の位置が、貯留部551(樋状部材551b)内に配設された排出口553の下端の位置より上方となるべく配設されている場合(例えば、搬送部552(=スプリングスクリュー)の中心軸が、排出口553の下端の位置に配設されている場合)には、樋状部材551bを浅くすることができるので、貯留部551を小型化することができる。
(B)本実施形態では、搬送部552が、断面が円形のスプリングスクリューを備える場合について説明したが、搬送部552がその他の形態のスクリューを備える形態でもよい。図6は、別の形態のスクリューを示す斜視図である。(a)は、断面が略長方形のスプリングスクリュー552aであり、(b)は、円柱状の中心軸を有するスクリュー552bである。これらの形態では、断面が円形のスプリングスクリューと比較して、現像液を搬送する面が広いため、高い搬送能力を実現することができる。
(C)本実施形態では、貯留部551(樋状部材551b)における現像ローラ53の軸方向の略中心位置に排出口553が配設される場合について説明したが、貯留部551(樋状部材551b)における現像ローラ53の軸方向の端部に排出口553が配設される形態でもよい。この場合には、搬送部552(=スプリングスクリュー)による現像液の搬送方向が1方向となるため、スプリングスクリューの螺旋形状の方向が1方向となるので、スプリングスクリューを容易に製造することができる。
(D)本実施形態では、現像液搬送装置が現像ローラ53から剥離された残留現像液を搬送する場合について説明したが、その他の回転体(例えば、感光ドラム41、中間転写ベルト31)の表面から剥離された残留現像液を搬送する形態でもよい。
は、本発明に係るプリンタの概略構造の一例を示す縦断面図である。 は、図1に示す現像部の概略構造の一例を示す縦断面図である。 は、現像液循環機構の概略構成の一例を示す構成図である。 は、本発明に係る現像液搬送部の構成の一例を示す斜視図である。 は、本発明に係る現像液搬送部の一例を示す上面図及び断面図である。 は、別の形態のスクリューを示す斜視図である。
符号の説明
100 プリンタ(画像形成装置)
4 画像形成部
41 感光ドラム
5 現像部
51 汲上ローラ
52 アニロックスローラ
53 現像ローラ(回転体)
54 スイープローラ
55 現像液搬送部(現像液搬送装置)
551 貯留部(貯留手段)
551a 傾斜部材
551b 樋状部材
552 搬送部(搬送手段、スプリングスクリュー)
553 排出口
56 現像液タンク
8 現像液循環機構

Claims (8)

  1. 剥離された残留現像液を回収するべく、排出口に向けて現像液を搬送する現像液搬送装置であって、
    前記排出口が配設されると共に、前記剥離された残留現像液を貯留する貯留手段と、
    前記貯留手段内に配設され、前記排出口に向けて現像液を搬送する搬送手段と、
    を備え、
    前記搬送手段は、その下端の位置が、前記排出口の下端の位置より下方となるべく配設されており、その上端の位置が、前記排出口の下端の位置より下方となるべく配設されていることを特徴とする現像液搬送装置。
  2. 螺旋形状に形成されると共に螺旋形状の中心軸を中心として回転駆動されるスプリングスクリューを回転駆動する駆動手段をさらに備え、
    前記搬送手段は前記スプリングスクリューを有することを特徴とする請求項1に記載の現像液搬送装置。
  3. 前記スプリングスクリューは、その断面が略円形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の現像液搬送装置。
  4. 前記スプリングスクリューは、その表面が前記現像液より表面自由エネルギーが低い材料により形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の現像液搬送装置。
  5. 前記スプリングスクリューは、その表面がフッ素系の材料で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の現像液搬送装置。
  6. 前記駆動手段は、前記スプリングスクリューの回転速度を、予め設定された所定の時間毎に、ステップ的に変化させることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の現像液搬送装置。
  7. 前記剥離された残留現像液は、回転体の表面から剥離された残留現像液であって、
    前記排出口は、前記貯留手段における前記回転体の軸方向の略中心位置に配設され、
    前記スプリングスクリューは、前記排出口に向けて現像液を搬送するべく、前記排出口と対向する位置において、螺旋形状の方向が逆に形成されていることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の現像液搬送装置。
  8. 現像液に含まれるトナーを記録紙上に転写させることにより、記録紙上に画像を形成する液体現像方式の画像形成装置であって、
    請求項1〜7のいずれかに記載の現像液搬送装置を備え、
    前記現像液搬送装置を介して回収された現像液を再利用することを特徴とする画像形成装置。
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