JP4980778B2 - コルゲート管用差込み継手 - Google Patents
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Description
この配管例においては、建物100の外にガスメータ110が設置されており、ガスメータ110から建物100側に向かって延び出したガス配管(鋼管)103の途中に接続部(チー)103aが設けられている。この接続部103aには、コルゲート管用差込み継手101を介してコルゲート管Tの端部が接続されている。コルゲート管Tの反対側の端部は、ガスコンセント105に繋がっている。このガスコンセント105には、例えばゴム管106を通じてガスストーブ等のガス機器107が接続されている。
同文献記載の差込み継手は、コルゲート管が挿入される筒状の継手本体と、その内部に配置されたパッキンと、コルゲート管の径方向に縮径してコルゲート管外周の環状凹部に係合するリテーナ等を備えている。この差込み継手では、コルゲート管を継手本体内の奥まで挿入した後、手前に引き上げるだけで同管を継手本体内に固定できるので、ペンチやスパナ等の工具を用いることなく容易に接続できるという利点がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、コルゲート管の接続を確認し易いコルゲート管用差込み継手を提供することにある。
外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管が挿入される内孔を有する筒状の継手本体
と、
前記継手本体の内孔内に配置され、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記内孔内に配置された、拡縮径可能であって縮径時に前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有するリテーナと、
前記継手本体の内孔入口側に取り付けられた、前記リテーナが前記継手本体から抜け出すのを防止すると共に、前記リテーナを縮径させるリテーナ押さえと、
を備えるコルゲート管用差込み継手であって、
さらに、前記コルゲート管の先端が前記内孔の奥の所定の位置まで挿入されるまでは、前記リテーナの爪と係合して該リテーナを拡径した状態に維持し、前記コルゲート管の先端が前記内孔の奥の所定の位置まで挿入された段階で前記爪との係合が解かれて前記リテーナの縮径を可能とするリテーナホルダを備えている。
また、この形態の場合、前記リテーナホルダが前記リテーナの奥に配置されており、
前記コルゲート管の先端を前記内孔の奥の所定の位置まで挿入した後に、手前に引いた場合に、前記リテーナホルダが奥に移動した後に手前に移動して、前記リテーナを前記リテーナ押さえに向けて押し、これにより前記リテーナが縮径して前記コルゲート管の環状凹部に係合して前記コルゲート管が前記継手本体内に固定されるものとすることができる。
なお、本明細書中において「継手本体内孔の奥の所定位置」とは、コルゲート管先端部がパッキンに十分に入って十分なシール性が確保されるとともに、リテーナの爪がコルゲート管の凹部に適正に係合しうる状態となる位置をいう。
このような構成によれば、コルゲート管が内孔の奥の所定の位置まで挿入されない限り、リテーナホルダが奥へ行くことはないので、リテーナホルダとリテーナの爪とが係合したままの状態が維持される。つまり、リテーナの縮径不能の状態が維持されるので、たとえコルゲート管を途中で引いたとしても、コルゲート管が固定されることはない。
なお、気密パッキンとリテーナホルダとが連結され、パッキンとリテーナホルダとが一緒に移動するものとしてもよい。
この実施形態においては、リテーナホルダは、リテーナをリテーナ押さえに向けて押し付ける役目を果たす部材である。したがって、これが再び内孔内奥に戻るということは、リテーナの縮径が解除され、コルゲート管の固定に緩みが生じうることを意味する。これに対して、本発明のように、接続後はリテーナホルダが奥へと戻らないようになっていれば、仮に接続後にコルゲート管Tが継手本体内に押し込まれたとしても、リテーナが拡径することはなく、コルゲート管の固定が緩むことはない。
このようにリテーナが継手本体内の奥へ移動しないようになっている場合、コルゲート管を奥まで入れてリテーナホルダが奥へ移動したとき、リテーナホルダとリテーナの爪との係合を解除し易いという利点がある。
このような、ストッパ部材とストップリングとからなるストッパの場合、ストッパを1部品で構成するのと比べて、ストッパ部材の構造を簡単にすることができるという利点がある。
この場合、ストップリングの付勢力により、気密パッキンがコルゲート管の外周面に押し付けられるので、シール性を向上させることができる。
外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管が挿入される内孔を有する筒状の継手本体
と、
前記継手本体の内孔内に配置され、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記内孔内に配置された、拡縮径可能であって縮径時に前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有するリテーナと、
前記継手本体の内孔入口側に取り付けられた、前記リテーナが前記継手本体から抜け出すのを防止すると共に、前記リテーナを縮径させるリテーナ押さえと、
を備えるコルゲート管用差込み継手であって、
前記気密パッキンの内孔の最奥部付近には、前記コルゲート管の先端近傍の環状凹部に係合する、径方向内側に張り出した環状突起が形成されており、
これに対応して、前記継手本体の内孔内周面にも環状の拡大リング溝が形成されていることを特徴とする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のコルゲート管用差込み継手を示す断面図であり、コルゲート管が挿入されていない初期状態を示している。図2〜図5は、同じく第1の実施形態のコルゲート管用差込み継手の断面図であり、コルゲート管の接続作業の各段階を示している。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、「奥」とは図の下側(コルゲート管の先端側)を指し、「手前」とは図の上側(コルゲート管の元側、内孔の入口側)を指す。
ストッパ収容部11Aとその手前のパッキン収容部11Bとの境界は、径方向に平らな段部端面12aとなっている。同様に、パッキン収容部11Bとその手前のリテーナホルダ収容部11Cとの境界、及び、リテーナホルダ収容部11Cとその手前のリテーナ収容部11Dとの境界も、それぞれ、径方向に平らな段部端面12b、12cとなっている。ストッパ収容部11Aの最奥部の端面12dも径方向に平らな面である。
図7(A)はリテーナ単体の平面図であり、(B)は一部断面正面図であり、(C)は(B)のA部を拡大して示す拡大断面図である。
気密パッキン31は、図1に示すように、比較的厚みのある円筒状の部材であり、一例としてNBR(ニトリルゴム)製である。気密パッキン31は内孔31hを有しており、内孔31hの内径はコルゲート管Tの外径よりもやや小さい。内孔31hの入口付近は、コルゲート管Tを挿入し易くするため、面取りされている(C面31c)。気密パッキン31の外周部上端寄りの部位には、リテーナホルダ40の脚部75(詳細下記)が係止される環状の溝31dが形成されている。
なお、上述した継手本体10内の拡大リング溝13は、図1に示すように初期状態においては、この環状突起31aに対応したほぼ同じ高さのところに設けられている。
リテーナホルダ70は一例として金属製であり、ベース部73を有している。図9(B)に示すように、ベース部73は全体として環状に形成されているが、一部に割り73cが入っていて、縮拡径可能となっている。ベース部73の外周付近には、外側から径方向内側に延びるスリット73aが、周方向に略等間隔に形成されている。スリット73aは隣接する脚部75(詳細下記)同士の間に1つずつ形成されている。このスリット73aが形成されていることにより、脚部75が径方向内側(図9(A)の矢印X参照)に撓み易くなっている。
ストッパ環71の外径C71は、自然な形状におけるリテーナ40の各爪43の先端がなす円C45(図7参照)よりやや大きい。図1に示すように、ストッパ環71は、リテーナ40の各爪43の内側にセットされる。これにより、リテーナ40の各爪43が、自然な形状よりもやや拡径した状態に弾性変形し、その状態に維持される。
図10は、ストッパ60の外観斜視図である。図11(A)は図10のA−A切断線における断面図であり、図11(B)は平面図であり、図11(C)は底面図である。
受け面65aの内周部からは、縦方向下向きに延び出した内周面65bが続いて形成されている。内周面65bの下端部からは、径方向外側下向きに延び出した傾斜面65cが続いて形成されている。なお、この傾斜面65cは、後述するように、受け爪65が矢印Xb方向に回動し(図11(A)参照)、ストッパ60がストッパ収容部11A(図4参照)内に収まった際に、同収容部11Aの段部端面12dと略平行となる面である。
傾斜面65cの外周部からは、径方向外側上向きに延び出した傾斜面65dが続いて形成されている。傾斜面65dの外周部からは上向きに延び出した外周面63a(ベース部63の外周面)が続いて形成されている。
図11(A)に示すように、スペーサ部61は、縦方向に延びる内周面61c及び外周面61bと、その上端に形成され、ワッシャ39(図1参照、詳細下記)の下面が当接する上面61aと、を有している。外周面61bは、ベース部63の外周面63aよりもやや外側に位置している。両外周面61b、63aは、径方向に平らな面61d(下面61d)によって繋がれ、この部分が段状となっている。スペーサ部61の内周面61cと、受け爪65の受け面65aとは、傾斜面65fによって繋がれている。
ワッシャ39は、気密パッキン31よりも硬質の材料(例えば金属)からなり、その外径が筒状本体10内のパッキン収容部11Bよりやや小さく、内径がコルゲート管Tの外径よりも大きい。なお、ワッシャ39とストッパ60は一体物でもよい。
図1に示すように、コルゲート管Tが挿入される前の初期状態では、ストッパ60は、ストッパ収容部11Aには収まっておらず、その入口部分に係止されている。具体的には、ストッパ60のスペーサ部61の下面61d部分の段部が、ストッパ収容部11A入口の段部端面12aに係止された状態となっている。この状態では、ストッパ60はほぼ自然な形状(図10参照)である。
次に、図12〜図19を参照して第2の実施形態のコルゲート管用差込み継手について説明する。図12〜16は、第2の実施形態のコルゲート管用差込み継手の断面図である。図17は、この差込み継手に用いられている継手本体の断面図である。図18は、ストッパ部材(詳細下記)の外観斜視図である。図19(A)は、図18のA−A切断線における断面図であり、図19(B)は平面図、図19(C)は底面図である。
ストップリングR2は、一例としてC字型の弾性部材であり、自然な形状よりもやや拡径させられた状態で、ストッパ部材88の外周に嵌められる。ストップリングR2は図12に示すように円形断面である。
また、施工完了時にはストップリングR2により気密パッキン31′がコルゲート管Tに向けて押し付けられるようになっているので(図15参照)、気密パッキン31′のシール性をより向上させることができる。
本発明はコルゲート管用差込み継手に限らず、ガス栓等にも適用することが可能である。ここで、ガス栓とは、ガスの配管同士を相互接続すると共に、その接続状態を切り替える栓体を備えたものである。以下、ガス栓の一例について説明する。
5・・・ボディ、10、10′・・・継手本体、10A・・・本体部、10B・・・接続部
11A・・・ストッパ収容部、11B・・・パッキン収容部、11C・・・リテーナホルダ収容部、11D・・・リテーナ収容部、11E・・・メネジ、12a〜12d・・・段部端面、13・・・拡大リング溝
31、31′・・・気密パッキン、31c・・・C面、環状突起・・・31a、31d・・・溝、31h・・・内孔
35・・・耐火パッキン、39・・・ワッシャ
40・・・リテーナ、42・・・支持部、43・・・爪、45・・・爪部材、45b・・・テーパ面、47・・・基部、47a・・・外周テーパ面
50・・・リテーナ押さえ、51・・・大径部、51a・・・パッキン溝、53・・・筒状挿入部、53E・・・オネジ、53h・・・貫通孔、55・・・水密パッキン、57・・・内周テーパ面、59・・・通気部材
60・・・ストッパ、61・・・スペーサ部、63・・・ベース部、65・・・受け爪、65a・・・受け面、66・・・スリット
70・・・リテーナホルダ、71・・・ストッパ環、73・・・ベース部、73a・・・スリット、75・・・脚部、75a・・・爪
80・・・ストッパ、81・・・スペーサ部、81a・・・立上り部、81b・・・鍔片、83・・・内周部、88・・・ストッパ部材
R1・・・Oリング、R2・・・ストップリング、S70・・・隙間、T・・・コルゲート管
Claims (3)
- 外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記継手本体の内孔内に配置され、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記内孔内に配置された、拡縮径可能であって縮径時に前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有するリテーナと、
前記継手本体の内孔入口側に取り付けられた、前記リテーナが前記継手本体から抜け出すのを防止すると共に、前記リテーナを縮径させるリテーナ押さえと、
を備えるコルゲート管用差込み継手であって、
前記気密パッキンの内孔の最奥部付近には、前記コルゲート管の先端近傍の環状凹部に係合する、径方向内側に張り出した環状突起が形成されており、
前記継手本体の内孔内周面における前記環状突起の裏の対応箇所に、環状の拡大リング溝が形成されており、前記コルゲート管の環状凸部が、前記気密パッキンの前記環状突起を超える際、前記気密パッキンの奥側が前記拡大リング溝内で拡大できることを特徴とするコルゲート管用差込み継手。 - 前記気密パッキンは、前記コルゲート管を前記継手本体の奥へ押し込むことにより、奥へ移動可能であり、
前記拡大リング溝は、前記コルゲート管が挿入されていない初期状態における前記環状突起の位置に対応した箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコルゲート管用差込み継手。 - 施工完了状態において、前記気密パッキンの前記環状突起が前記拡大リング溝と対応しない位置に位置することを特徴とする請求項2記載のコルゲート管用差込み継手。
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