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JP4986015B2 - 遊技制御基板アセンブリの封印構造及び遊技機 - Google Patents
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遊技制御基板アセンブリの封印構造及び遊技機 Download PDF

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Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等の遊技機を制御するための遊技制御基板を基板ケースに収容密封した遊技制御基板アセンブリの封印構造及びこれを備えた遊技機に関し、特に、遊技制御基板アセンブリの不正な開放、奪取またはすり替え等の不正行為を防止するのに適した封印構造に関するものである。
一般に、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機は、CPU、ROM、RAMなどの電子部品が実装されたマイコンを搭載する遊技制御基板により、リールの回転動作、メダルの払い出し、入賞の発生確率などを制御している。また、主制御基板の他にも、出玉に関する実質的な制御をサブの副制御基板により行うものもある。
従来、かかる遊技機においては、遊技制御基板のプログラムを記憶するROMを不正なものに交換したり、外部から遊技制御基板に対し不正な信号を付与等することにより、本来とは異なる適正ではない遊技を実行させるといった不正行為が問題となっている。このため、遊技制御基板は、通常透明なプラスチックからなる基板ケースに収容され、「かしめ」と呼ばれる特殊な係合手段を用いて基板ケースを閉鎖し、容易には開放できないようにしている。また、仮に開放された場合でも、その破壊痕跡が残り、不正行為の発見を容易にしている(例えば特許文献1参照)。
こうしてアセンブリ化された基板ケース(遊技制御基板アセンブリ)は、ケース本体と、このケース本体に対向するケース蓋体とを跨いで紙または樹脂のフィルムシートからなる封印シールが貼着され、これらケース部材を封印する技術が開示されている(例えば特許文献2参照)。
また、遊技機の筐体に固設した取付部と、それに取り付けられる基板ケースとの間に同様の封印シールを貼着する封印構造も実用化されており、遊技制御基板を遊技制御基板アセンブリ(基板ケース)ごと持ち去ったり、ないしは改造したものにすり替える等の不正行為について、封印シールが剥離または切断された痕跡により迅速に発見できるようにしている。
特開2004−209238号公報 特開平10−249024号公報
しかし、従来の遊技制御基板アセンブリにおいて上述した封印シールを用いた封印構造のみでは、例えば封印する部材間の僅かな隙間に鋭利な刃物等を侵入させることが可能であり、封印シールが目立たないように切断されると、その不正行為の発見が遅れるといった問題が生じていた。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、遊技制御基板を収容する遊技制御基板アセンブリとその取付部との間を封印する封印シールに対する不正なアクセスを効果的に防止し、遊技制御基板アセンブリの不正な奪取やすり替え等の行為を極めて困難にする等の封印構造及びその封印構造を備えた遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、所要の電子回路を装備した遊技制御基板をケース本体と該ケース本体に対向閉塞されるケース蓋体とからなる基板ケースに収容する遊技制御基板アセンブリの封印構造であって、遊技機に固設される取付部と、前記遊技制御基板アセンブリが前記取付部に取り付けられた後に前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部とに跨って貼着される封印シール前記取付部に装着され、前記封印シールを覆う封印カバー部材とを備え、前記取付部の一部には、一端側に係合孔が形成され、他端側近傍に雌ネジ部が螺刻され、前記封印カバー部材は、前記封印シールを覆うカバー部と、前記カバー部の一端側に設けられ前記係合孔に挿入され係合する係合部と、前記カバー部の他端側に底部にネジ孔を有して筒状に凹設された封止孔とを備えて一体形成され、前記封印カバー部材は、前記カバー部で前記封印シールを覆いながら前記係合部を前記係合孔に係合させ、前記ネジ孔に挿通させた固定ネジを前記雌ネジ部に螺合して締結した後、前記封止孔に内部係合する封止キャップで当該封止孔を封止することで、前記封印カバー部材を前記取付部に離脱不能に装着することを特徴とする。
請求項1に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造によれば、ケース蓋体の一端部と取付部の一部とに跨って貼着されている封印シールに対する不正なアクセスを効果的に防止する。これにより、遊技制御基板アセンブリごと遊技機の取付部から奪取する等の不正行為の実行を極めて困難にする。
また、請求項に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造によれば、封止キャップを破壊しなければ封印カバー部材を取り外して封印シールを剥離、切断することができず、遊技制御基板アセンブリのすり替え等の不正行為の事実をその破壊痕跡により迅速に発見可能とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造であって、前記封印カバー部材には、前記封印シールの表面状態を拡大表示させる拡大表示手段が少なくとも1箇所に設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造によれば、封印シールの表面状態を拡大表示させることで封印シールの表面状態を詳細に目視確認できるので、不正行為の発見を迅速かつ確実にし、封印シールに対する不正を防止する。また、封印シールの印刷文字(例えば識別番号等の管理情報)を目視確認を容易にする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造であって、前記少なくとも1箇所の拡大表示手段の焦点は、前記封印シールが跨って貼着される前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部との境界線上に位置していることを特徴とする。
請求項に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造によれば、封印シールを鋭利な刃物で切断する等の不正が行われる可能性が高い、ケース蓋体の一端部と取付部の一部との境界線上に拡大表示手段の焦点を合わせたので、かかる不正行為の発見を迅速かつ確実にし、不正を防止する。
請求項に記載の発明は、所要の電子回路を装備した遊技制御基板をケース本体と該ケース本体に対向閉塞されるケース蓋体とからなる基板ケースに収容する遊技制御基板アセンブリを、遊技機に固設される取付部に取り付けて封印する遊技機であって、前記遊技制御基板アセンブリが前記取付部に取り付けられた後に前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部とに跨って貼着される封印シール前記取付部に装着され、前記封印シールを覆う封印カバー部材とを備え、前記取付部の一部には、一端側に係合孔が形成され、他端側近傍に雌ネジ部が螺刻され、前記封印カバー部材は、前記封印シールを覆うカバー部と、前記カバー部の一端側に設けられ前記係合孔に挿入され係合する係合部と、前記カバー部の他端側に底部にネジ孔を有して筒状に凹設された封止孔とを備えて一体形成され、前記封印カバー部材は、前記カバー部で前記封印シールを覆いながら前記係合部を前記係合孔に係合させ、前記ネジ孔に挿通させた固定ネジを前記雌ネジ部に螺合して締結した後、前記封止孔に内部係合する封止キャップで当該封止孔を封止することで、前記封印カバー部材を前記取付部に離脱不能に装着してなる封印構造を備えていることを特徴とする。
請求項に記載の遊技機によれば、ケース蓋体の一端部と取付部の一部とに跨って貼着されている封印シールに対する不正なアクセスを効果的に防止する。これにより、遊技制御基板アセンブリごと遊技機の取付部から奪取する等の不正行為の実行を極めて困難にする。
また、請求項に記載の遊技機によれば、封止キャップを破壊しなければ封印カバー部材を取り外して封印シールを剥離、切断することができず、遊技制御基板アセンブリのすり替え等の不正行為の事実をその破壊痕跡により迅速に発見可能とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機であって、前記封印カバー部材には、前記封印シールの表面状態を拡大表示させる拡大表示手段が少なくとも1箇所に設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の遊技機によれば、封印シールの表面状態を拡大表示させることで封印シールの表面状態を詳細に目視確認できるので、不正行為の発見を迅速かつ確実にし、封印シールに対する不正を防止する。また、封印シールの印刷文字(例えば識別番号等の管理情報)を目視確認を容易にする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機であって、前記少なくとも1箇所の拡大表示手段の焦点は、前記封印シールが跨って貼着される前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部との境界線上に位置していることを特徴とする。
請求項に記載の遊技機によれば、封印シールを鋭利な刃物で切断する等の不正が行われる可能性が高い、ケース蓋体の一端部と取付部の一部との境界線上に拡大表示手段の焦点を合わせたので、かかる不正行為の発見を迅速かつ確実にし、不正を防止する。
本発明の遊技制御基板アセンブリの封印構造及び遊技機によれば、遊技機の取付部に跨って遊技制御基板アセンブリを封印する封印シールに対する不正なアクセスを効果的に防止することができる。これにより、遊技制御基板アセンブリごと奪取しまたはすり替える等の不正行為の実行を極めて困難にする。
また、封止キャップを破壊しなければ封印カバー部材を取り外して封印シールを剥離、切断することができないため、遊技制御基板アセンブリに対する不正行為の事実をその破壊痕跡により迅速に発見することができる。
また、封印カバー部材に拡大表示手段(レンズ)を設けることで、封印シールの表面状態を拡大して目視させ、不正を防止することができる。また、封印シールに記載された管理情報等の文字を視認しやすくする。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態としてスロットマシン1を例に図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一つの実施形態によるスロットマシン1の外観構造を表した正面図、図2は、前扉3を開いた状態でスロットマシン1の内部構造を表した図である。
まず、図1を参照し、スロットマシン1は、遊技者に面するいわゆるフロントマスクが形成された前扉3が、略矩形状の箱体である筐体2の開口に対し図示しない蝶番機構により開閉可能に取り付けられている。フロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿4aを備える受皿ユニット4が設けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオードを内蔵した上部ランプ5等の効果ランプ(フィーバーランプ)が配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置には、それぞれスピーカを内蔵した放音部6a、6bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部6a、6bに挟まれる中央位置には、液晶表示ユニット7が配設されている。
なお、液晶表示ユニット7は、ゲームの進行に応じて適宜選択される動画像を表示して当該ゲームにストーリー性を与えたり、また、ボーナスゲーム等の大当たりの際には、よりダイナミックな画像が表示されて、遊技者に高配当の期待感を引き起こしたりする等の演出を行っている。
中段の中パネル部には、その左右の位置に、上述した発光ダイオードを内蔵する効果ランプのひとつであるサイドランプ9a、9bが配置されている。
また、中パネル部の前面中央には、略長方形の透明な表示窓8aが形成された中パネル板8が取り付けられている。そして、この表示窓8aを通して、筐体内に設けられている円筒状の3個のリール10a、10b、10cを遊技者が目視できるように構成されている。
なお、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄(図示略)がほぼ等間隔で配列され、表示窓8aに臨む縦3個、横3列の図柄が当該表示窓を通して遊技者に視認されるようになっている。また、図示はしていないが中パネル板8の前面適宜の位置には、内部当選した役を告知する告知表示部や、クレジット残数等を表示する数値表示部等の遊技情報表示部が形成されている。
中パネル板8の下方には、前方に若干突出した操作卓と呼ばれる卓状部が形成され、ここには、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口を有するメダル投入部11、ゲームの操作を指示するためのベットボタン12、スタートレバー13、及び3個のストップボタン14a、14b、14c等が配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチである。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。
ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
フロントマスクの下パネル部を構成する下パネル15には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示されている。
前扉3の最下部に設けられた受皿ユニット4には、入賞配当等によりメダルを払い出すメダル払出口16と、スピーカを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる放音部17がそれぞれ配設されている。
次に、図2を参照して、スロットマシン1の内部構造を説明する。まず、筐体2側内部の上部位置には、スロットマシン1の全体動作を統括制御するメインの遊技制御基板である主制御基板100を、透明な基板ケースに収容した主制御基板アセンブリ200が取り付けられている。
詳細は後述するが、主制御基板アセンブリ200は、筐体2の背板2aに固設された取付ブラケット(取付部)300を介して容易には離脱できないように取り付けられるとともに、封印シール320を介して封印されている。すなわち、主制御基板アセンブリ200が取付ブラケット300から不正に取り外された場合には、封印シール320が切断若しくは剥離され、これによりその外された痕跡を残すようにしている。
また、本スロットマシン1によれば、封印シール320を覆うように封印カバー部材400が離脱不能に装着され、主制御基板アセンブリ(基板ケース)200ごと奪取される等の不正行為の実行をより困難にしている。
筐体2内のほぼ中央には、3個のリール10a、10b、10cを軸方向に並設してユニット化したリールユニット10が、前扉3側に形成された上述の表示窓8aに対向して所定のフレーム22に固定されている。
なお、リールユニット10の上部には図示しない回動装置基板が取り付けられている。回動装置基板は、主制御基板100からの回転駆動パルスデータを中継し電流増幅した回転駆動パルスを各リール10a、10b、10cのステッピングモータに出力することで、それぞれのリールの回転及び停止の駆動制御を行っている。
リールユニット10の下方のスペースには、メダル投入部11から投入されたメダルを貯留し入賞配当の際にメダルを払い出すホッパーユニット23と、ホッパーユニット23から溢れたメダルを収容するためのオーバーフロータンク24と、スロットマシン1に内蔵される各機器へ所要の電力を配電する電源ユニット25等が設置されている。
次に、前扉3の裏面側においてその上部には、上述した上部ランプ5等の光源である発光ダイオードを実装するLED基板31と、放音部6a、6bに対向するスピーカ32a、32bと、液晶表示ユニット7(図1参照)と、視聴覚的効果により主にゲームの演出制御を行うサブ制御基板500等とを組み付けた上部パネルアセンブリ33が取り付けられている。なお、サブ制御基板500も上述した主制御基板100と同様に遊技制御基板のひとつであり、透明なプラスチックケースである基板ケース600内に収容され、前扉3の裏面から容易には離脱できないように設けられている。
上部パネルアセンブリ33の下方には、リール10a、10b、10cを前方の遊技者に透視させる表示窓8aが形成された中パネル板8を前面側に設け、リールを照射するための冷陰極蛍光管34と、告知表示部や数値表示部等の発光素子を実装するランプ基板35、36と、スタートレバー13やストップボタン14a、14b、14c等のスイッチ類の出力を主制御基板100へ中継する中央表示基板37等を、それぞれ組み付けてユニット化したランプハウスユニット38が取り付けられている。
ランプハウスユニット38の下方には、メダルセレクタ39が取り付けられている。メダルセレクタ39は、フロントマスクのメダル投入部11に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。
メダルセレクタ39には、メダルセンサが設けられ、メダルセレクタ39により適正と判定されたメダルをメダルセンサが検出して、主制御基板100へメダル受付信号を送信する。主制御基板100は、メダル受付信号を受信する毎にクレジットを加算することで内部的にメダルを貯留する。
メダルセレクタ39の下方には、フロントマスクに設けた下パネル15と、下パネル15を裏面から照明する蛍光管等を内蔵してユニット化した下パネルユニット40が取り付けられている。
そして、下パネルユニット40の背面側には、メダルセレクタ39によって適正として選別されたメダルを筐体2側のホッパーユニット23へ案内するメダルガイド部41と、メダルセレクタ39により不適として排除されたメダル(異物)をメダル排出口16へ案内するフローシュート42と、ホッパーユニット23から払い出されたメダルをメダル排出口16へ案内するメダル払出通路43等が設けられている。
更に、下パネルユニット40の背面下方部には、放音部17に対向するスピーカ44が取り付けられている。
かかる構成のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しが完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、ベットボタン12が押圧操作されると、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。
ゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100はリール10a、10b、10cを一斉に回転させ始める。同時に入賞役を内部的な処理で抽選し、その結果をフラグ(メモリ)に記憶する。
次に、遊技者がストップボタン14a、14b、14cを任意の順番で押圧操作すると、主制御基板100はそれに従い順次、対応するリールを停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したことを検知すると、各リールに表示された図柄の組合せが上述のフラグに記憶された入賞役に係る図柄の組合せと一致しているか否か判定する。これらが一致したときには当該入賞が確定し、その入賞役の種類に応じた配当数のメダルをクレジットに加算する。入賞の配当によりクレジットが上限を超える場合には、ホッパーユニット23から超過分のメダルを受皿ユニット4へ払い出す。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓8aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、予め定められた組合せで図柄が揃い入賞が成立すると賭けた枚数以上のメダルを獲得し得るので、技量と運とによりメダルを増やすという興趣を伴った勝敗ゲームを楽しむことができる。
次に、主制御基板100を基板ケースに収容する主制御基板アセンブリ200の構造及びその取付構造について説明する。ここで、図3は、主制御基板アセンブリ200の分解斜視図、図4は、主制御基板アセンブリ200が取付ブラケット300に取り付けられた状態を表す斜視図である。なお、主制御基板アセンブリ200は、ケース本体210及びケース蓋体260とからなる基板ケースと、基板ケースに収容される主制御基板100とを主に有して構成される。
はじめに、基板ケースの一方を構成するケース本体210は、主制御基板100を保持し収容する側が開口する略長方形の箱体として、透明なプラスチックにより一体的に形成されている。主制御基板100は、CPUやROM等の電子部品が一方の実装面に実装され、その反対面がこれら電子部品をハンダ付けするリフロー面となっており、当該リフロー面がケース本体210の底面に対向して、図示しない小ネジ等を介して取り付けられている。
ケース本体210の上端部には、ケース蓋体260とヒンジ結合するためのヒンジ軸部211が所定の3箇所に形成されている。また、ケース本体210の下端部の2箇所には、それぞれ係止孔212aを有し前方に延びる係止アーム212が形成されている。また、下端部の所定の4箇所には、ケース蓋体260を再離脱不能に係合させる円筒容器状のカシメ開口部213が形成されている。
次に、ケース蓋体260は、ケース本体210に対向する側が開口する同じく略長方形の箱体として、透明なプラスチックにより一体的に形成されている。そして、ケース蓋体260の上端部には、上述のケース本体210のヒンジ軸部211と位置整合してヒンジ軸受部261が形成され、その下端部には、ケース本体210の係止アーム212に位置整合する係止突起262が形成されている。
また、ケース蓋体260の下端部には、ケース本体210のカシメ開口部213に対向する同様形状のカシメ開口部263がそれぞれ整合する位置に形成されている。また、ケース蓋体260の一方の側部にも、上述のものと同様形状のカシメ開口部264が4箇所に形成されている。
それぞれのカシメ開口部263、264は、ケース蓋体260の本体部分265(ケース本体210と対向して主制御基板100を収容する部分)から比較的断面積の小さい片持ちの連結部を介して若干離間して一体的に形成されている。更に、カシメ開口部264を全て囲むようにケース蓋体260の本体部分265から突出する、正面視略矩形状の突出枠部266が一体形成されている。
ケース本体210とケース蓋体260とは、ヒンジ軸部211とヒンジ軸受部261とが嵌め合わされ、互いに開閉揺動が可能に連結される。そして、主制御基板100を収容しケース蓋体260をケース本体210側に閉じると、係止アーム212の係止孔212aがケース蓋体260の係止突起262に係止して仮閉塞する。
この状態では、ケース本体210とケース蓋体260とは容易に開放可能なため、実機へ搭載する際には、互いに対向する少なくとも1箇所の何れかのカシメ開口部213、263の対に、図3に示される係合媒体700を挿入して内部で係合させる。こうして、これらケース部材同士を「かしめ」て再離脱不能な状態に結合し、片持ちの連結部を切断して当該カシメ開口部263を本体部分265から分離しない限り基板ケースを開放できないようにしている。これにより、基板ケースの開放が困難となり、仮に不正に開放されたとしてもその痕跡が残るようになっている。
主制御基板100を収容して組み立てられた主制御基板アセンブリ200は、取付ブラケット300を介して、筐体2の背板2aに取り付けられる。この取付ブラケット300は、図3に示されるように、基板ケースを設置する平坦な前面を有する基板部301と、基板部301の左縁ないし下縁にかけて部分的に立設するリブ302と、基板部301の右縁に立設する支持台部303と、支持台部303の前面から更に前方へ突出する封印部304とを主に有して一体的に形成されている。
なお、基板部301は、その上端側が大きく開口して正面視略U字状に形成されており、これは取付ブラケット300としての所要の剛性(機械的強度)を確保しつつ軽量化等を図るためである。
基板部301には、筐体2の背板2aに固定するためのネジ孔305が所定の複数箇所に形成されている。また、左縁のリブ302の内側壁には、係合凹部306が上下2箇所に形成され、基板部301の右方の上下端部には、前方に延びる一対の係止アーム307が形成されている。また、基板部301の右方部には、上述したケース蓋体260のカシメ開口部264と対向して再離脱不能に係合させる、同じく円筒容器状のカシメ開口部310が形成されている。
主制御基板アセンブリ200は、ケース蓋体260の左端部に形成した係合凸部267を、取付ブラケット300の係合凹部306に係合させつつ突出枠部266の角部に、係止アーム307の先端の係止突起307aを係止させる。これにより、主制御基板アセンブリ200は、取付ブラケット300に安定して保持される。
このとき、取付ブラケット300のカシメ開口部310とケース蓋体260のカシメ開口部264の何れかの対に、上述した係合媒体700を挿入して内部係合させる。これにより、当該カシメ開口部264の連結部を切断し本体部分265から分離しない限り、主制御基板アセンブリ(基板ケース)200を取付ブラケット300から取り外すことができず、不正な奪取等の実行を困難にしている。また、仮に主制御基板アセンブリ200が改造品等にすり替え等されたとしても、カシメ開口部264の連結部の破壊痕跡により、その事実を迅速に発見することもできる。
図5に示されるように、主制御基板アセンブリ200が取付ブラケット300に取り付けられると、ケース蓋体260の突出枠部266が支持台部303に載置されるとともに、当該突出枠部266の前面と封止部304の封止面304aとがほぼ同一面上に位置して隣接する。そして、正規の手順で取り付けられた主制御基板アセンブリ200は、その突出枠部266と封止部304(封止面304a)との間に跨って、紙または樹脂のフィルムシートからなる封印シール320が貼着され、これにより封印される。
封印シール320は、主制御基板アセンブリ200の脱着の痕跡を残すために、粘着力に比して破れやすい素材で作製されるが、一旦剥離すると再貼着できない粘着材(接着材)を使用するものでもよい。
本発明による封印部分には、封印シール320に対する不正なアクセスを効果的に防止するため、封印カバー部材400が離脱不能に装着されている。以下、この封印カバー部材400を用いた封印構造を更に説明する。なお、図6は、封印カバー部材400が装着された封印部分(封印部304)の断面図である。
図3、図5及び図6に示されるように、取付ブラケット300の封印部304には、封印カバー部材400を装着するための係合孔321が封印面304aの上方部に形成されるとともに、封印部304の下端に近い支持台部303に雌ネジ部322が螺刻されている。
一方、封印カバー部材400は、封印シール320を覆う矩形板状のカバー部401と、カバー部401の一端側に設けられ上記係合孔321に挿入され係合する係合部402と、カバー部401の他端側に開口しその底部に固定ネジ490を挿通させるネジ孔411を有して筒状に凹設された封止孔410とを備えて一体形成されている。
封印カバー部材400は、封印シール320がケース蓋体260の突出枠部266及び取付ブラケット300の封止部304に正規に貼着された後に次のように装着される。すなわち、カバー部401で封印シール320を覆いながら一端側の係合部402を係合孔321に挿入して係合させ、他端側の封止孔410の底部のネジ孔411に固定ネジ490を挿入して支持台部303の雌ネジ部322に螺合して締結する。
固定ネジ490により封印カバー部材400を固定した後、封止孔410には内部で係合する封止キャップ450が嵌め込まれ、これにより再び固定ネジ490を緩めて封印カバー部材400を取り外すことができないようにしている。
この封止キャップ450は、例えば図7に示される外観形状を有してプラスチック等により一体形成されている。すなわち、封止キャップ450は、中空で筒状の本体451と、本体451を上部で塞ぐ頭部452とを有しており、下辺部のみ本体451と接続して逆U字状の溝453を介して切り離された係止突起454が、当該本体451の相互に反対側となる2箇所に形成されている。
係止突起454は、本体451から外方へ若干突出する通常位置から、下辺部を基端に本体451の内方へ弾性変形可能に形成されている。また、係止突起454の上面は、平坦な係止面454aが形成されている。
図8は、図6に示した封止孔410に封止キャップ450が挿入されて係合する封止状態を拡大して表した断面図である。図8に詳細に示されるように、封止孔410の内壁には、所定の高さ位置において拡径する段部412が形成されており、封止キャップ450の本体451が封止孔410に挿入されると、係止突起454が内方へ弾性変形し、段部412の位置で通常位置に戻って係合する。つまり、封止孔410に挿入された封止キャップ450は、係止突起454の係止面454aが封止孔410内の段部412に係止して抜け止めされ、固定ネジ490を外部から操作できないように完全に封止する。
こうして、封印カバー部材400は、封印シール320を覆い保護する状態で取付ブラケット300の支持台部303に離脱不能に装着される。これにより、封印シール320に対する不正なアクセスを効果的に防止することができ、主制御基板アセンブリ(基板ケース)200ごと取付ブラケット300から奪取する等の不正行為の実行を極めて困難にする。
また、封止キャップ450を破壊しなければ封印カバー部材400を取り外すことができないため、封印シール320に対する不正アクセスや、主制御基板アセンブリ200のすり替え等の事実をその破壊痕跡により迅速に且つ容易に発見することができる。
なお、本発明に関わる主制御基板アセンブリ200は、図9に示される例による実施形態であってもよい。同図は、封印カバー部材400'によって封印シール320が覆われている部分を主に表した主制御基板アセンブリ200の正面図である。
同図に示されるように、封印カバー部材400'には、単数または複数の拡大表示手段としての凸レンズ403が嵌着または透明な封印カバー部材400'の本体と一体をなして形成されている。凸レンズ403の焦点(光軸)は、封印カバー部材400'が取付ブラケット300に装着された状態において、封印シール320が跨って貼着されるケース蓋体260(突出枠部266)と取付ブラケット300の封印部304とのちょうど境界線上に位置している。更に、凸レンズ403の焦点が封印シール320の貼着位置に一致している。つまり、凸レンズ403の焦点距離が、封印シール320の貼着面(封止面304a)ないし封印カバー部材400'のカバー部本体との離間距離と一致して設けられている。
この実施形態によれば、凸レンズ403を介して封印シール320の表面状態を拡大して見ることができ、その目視検査を容易にすることができる。したがって、封印シール320が鋭利な刃物で巧妙に切断されたとしても、例えば図9に示される拡大視EXのように、封印シール320が切断された線Fが視認され易くなり、その不正行為の発見を迅速かつ確実にすることができる。また、封印シールの印刷文字(例えば識別番号等の管理情報)を目視確認を容易にすることもできる。
本発明は、スロットマシンの主制御基板のみならず、サブ制御基板その他の遊技制御基板、更にはパチンコ機等のマイコンにより動作制御される他の遊技機の遊技制御基板にも適用することができる。
本発明に係る遊技機の一つの実施形態であるスロットマシンの外観構造を表した正面図である。 図1に示したスロットマシンの内部構造を表した図である。 図1に示したスロットマシンを制御する主制御基板アセンブリ及び取付ブラケットの構造を表した分解斜視図である。 図1に示したスロットマシンを制御する主制御基板アセンブリ及び取付ブラケットの構造を表した外観斜視図である。 図3及び図4に示した取付ブラケットにケース蓋体を封印する部分を拡大して表した正面図である。 図3及び図4に示した取付ブラケットにケース蓋体を封印する部分の構造を表した断面図である。 封止キャップの一つの実施形態を表した外観斜視図である。 図6に示した封印カバー部材の封止孔に封止キャップを挿入して係合する封止構造を拡大して表した断面図である。 他の実施形態による主制御基板アセンブリの封印部分を主に表した正面図である。
符号の説明
1…スロットマシン 2…筐体
3…前扉 4…受皿ユニット
5…上部ランプ 6a、6b…放音部
7…液晶表示ユニット 8…中パネル板
8a…表示窓 9a、9b…サイドランプ
10…リールユニット 10a、10b、10c…リール
11…メダル投入部 12…ベットボタン
13…スタートレバー 14a、14b、14c…ストップボタン
15…下パネル 16…メダル払出口
17…放音部 22…フレーム
23…ホッパーユニット 24…オーバーフロータンク
25…電源ユニット 31…LED基板
32a、32b…スピーカ 33…上部パネルアセンブリ
34…冷陰極蛍光管 35、36…ランプ基板
37…中央表示基板 38…ランプハウスユニット
39…メダルセレクタ 40…下パネルユニット
41…メダルガイド部 42…フローシュート
43…メダル払出通路 44…スピーカ
100…主制御基板 200…主制御基板アセンブリ
210…ケース本体 211…ヒンジ軸部
212…係止アーム 213…カシメ開口部
260…ケース蓋体 261…ヒンジ軸受部
262…係止突起 263、264…カシメ開口部
265…本体部分 266…突出枠部
300…取付ブラケット 301…基板部
302…リブ 303…支持台部
304…封印部 305…ネジ孔
306…係合凹部 307…係止アーム
310…カシメ開口部 320…封印シール
321…係合孔 322…雌ネジ部
400…封印カバー部材 401…カバー部
402…係合部 403…凸レンズ
410…封止孔 411…ネジ孔
450…封止キャップ 451…本体
452…頭部 453…溝
454…係止突起 454a…係止面
490…固定ネジ 500…サブ制御基板
600…基板ケース 700…係合媒体

Claims (6)

  1. 所要の電子回路を装備した遊技制御基板をケース本体と該ケース本体に対向閉塞されるケース蓋体とからなる基板ケースに収容する遊技制御基板アセンブリの封印構造であって、
    遊技機に固設される取付部と、
    前記遊技制御基板アセンブリが前記取付部に取り付けられた後に前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部とに跨って貼着される封印シール
    前記取付部に装着され、前記封印シールを覆う封印カバー部材とを備え、
    前記取付部の一部には、一端側に係合孔が形成され、他端側近傍に雌ネジ部が螺刻され、
    前記封印カバー部材は、前記封印シールを覆うカバー部と、前記カバー部の一端側に設けられ前記係合孔に挿入され係合する係合部と、前記カバー部の他端側に底部にネジ孔を有して筒状に凹設された封止孔とを備えて一体形成され、
    前記封印カバー部材は、前記カバー部で前記封印シールを覆いながら前記係合部を前記係合孔に係合させ、前記ネジ孔に挿通させた固定ネジを前記雌ネジ部に螺合して締結した後、前記封止孔に内部係合する封止キャップで当該封止孔を封止することで、前記封印カバー部材を前記取付部に離脱不能に装着することを特徴とする遊技制御基板アセンブリの封印構造。
  2. 前記封印カバー部材には、前記封印シールの表面状態を拡大表示させる拡大表示手段が少なくとも1箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技制御基板アセンブリの封印構造。
  3. 前記少なくとも1箇所の拡大表示手段の焦点は、前記封印シールが跨って貼着される前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部との境界線上に位置していることを特徴とする請求項に記載の遊技制御基板アセブリの封印構造。
  4. 所要の電子回路を装備した遊技制御基板をケース本体と該ケース本体に対向閉塞されるケース蓋体とからなる基板ケースに収容する遊技制御基板アセンブリを、遊技機に固設される取付部に取り付けて封印する遊技機であって
    前記遊技制御基板アセンブリが前記取付部に取り付けられた後に前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部とに跨って貼着される封印シール
    前記取付部に装着され、前記封印シールを覆う封印カバー部材とを備え、
    前記取付部の一部には、一端側に係合孔が形成され、他端側近傍に雌ネジ部が螺刻され、
    前記封印カバー部材は、前記封印シールを覆うカバー部と、前記カバー部の一端側に設けられ前記係合孔に挿入され係合する係合部と、前記カバー部の他端側に底部にネジ孔を有して筒状に凹設された封止孔とを備えて一体形成され、
    前記封印カバー部材は、前記カバー部で前記封印シールを覆いながら前記係合部を前記係合孔に係合させ、前記ネジ孔に挿通させた固定ネジを前記雌ネジ部に螺合して締結した後、前記封止孔に内部係合する封止キャップで当該封止孔を封止することで、前記封印カバー部材を前記取付部に離脱不能に装着してなる封印構造を備えていることを特徴とする遊技機。
  5. 前記封印カバー部材には、前記封印シールの表面状態を拡大表示させる拡大表示手段が少なくとも1箇所に設けられていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  6. 前記少なくとも1箇所の拡大表示手段の焦点は、前記封印シールが跨って貼着される前記ケース蓋体の一端部と前記取付部の一部との境界線上に位置していることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
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