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JP4989613B2 - 遊技機 - Google Patents
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JP4989613B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、不正な遊技を防止することが可能な遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機には、遊技者による操作入力を受け付ける操作ハンドルが設置されており、操作ハンドルへの遊技者の操作入力に応じて遊技球が発射し、発射した遊技球は遊技盤の下方から上昇して上部位置に達した後、遊技領域内を落下する。遊技者は、このように落下する遊技球が遊技盤上の所望する入賞口に入球するよう、常に操作ハンドルに設けられた発射指示部材としての操作レバーを調整することとなる。また、操作ハンドルにはタッチセンサが設けられており、遊技者が手で操作ハンドルに接触している場合にのみ、遊技球が発射することが可能となっている。
さらに操作ハンドルには、遊技者の操作が終了した際に操作レバーが基準位置(発射が行われない位置)に自動的に復帰するようにコイルバネなどの付勢手段が設けられている。このため、遊技者の中には、操作レバーとキャップ部等との間に形成される隙間に遊技球、コイン、紙等の異物を嵌入させ、操作レバーを略同一の位置に固定し、操作ハンドルを握持することなく操作ハンドルに接触するだけで、自身が所望する遊技領域内の任意の位置に連続して遊技球を発射させる所謂「固定打ち」を行う者がいる。上述した操作ハンドルに形成された隙間に異物を嵌入させる行為は、操作ハンドルにおける構成部材の劣化を促進し、操作ハンドルの故障の原因となっている。
そこで、異物の挿入を抑制し、損傷や故障の発生を減少させ得る遊技機の操作ハンドルとして、操作ハンドルの隙間の深さを変位させる溝深さ変位手段を備える技術が開示されている(例えば、特許文献1)。かかる溝深さ変位手段は、操作レバーの回動軸方向に複動する押圧部材を備えた軸方向複動装置と、押圧部材の押圧力を受けて溝の深さを浅くする方向へ放射状に拡張移動する拡張部とから構成されており、操作レバーが介挿物(異物)によって固定された場合、軸方向複動装置と連動する拡張部によって介挿物を押し出し、操作レバーを介挿物による固定の状態から解除することができるとしている。
特開2008−245967号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、可動部(操作レバー)と固定部の間に形成される溝に介挿される異物がコインや遊技球といった形状が容易に変化しないものであれば、可動部の固定を防止できるが、ガムや粘土等の形状が容易に変化し、粘着力を伴うものが介挿された場合には、拡張部が異物を押し出すことができず、可動部が固定され「固定打ち」が可能となる。
本発明は、このような課題に鑑み、遊技者が操作ハンドルを実際に握持しているか否かを確実に検出し、握持している場合にのみ遊技球を発射させることで操作ハンドルの固定を防止することが可能な遊技機を提案することである。
上記課題を解決するために、本発明による遊技機は、回動操作可能に設けられた発射指示部材を備える操作ハンドルと、発射指示部材の回動角度に応じた打球力で遊技球を遊技領域上に発射する発射部と、操作ハンドルに設けられ、遊技者が当該操作ハンドルに接触しているか否かを検出するタッチセンサと、操作ハンドルに設けられ、当該操作ハンドルの任意の部位に加えられた圧力の変化を電圧信号に変換して出力する検出手段と、検出手段から出力された電圧信号から、操作ハンドルの任意の部位に対して継続的な歪みが加えられたことを表す第1周波数帯域成分を抽出する第1フィルタ手段と、タッチセンサによる検出結果と、第1フィルタ手段から出力される第1周波数帯域成分の電圧信号とに基づいて、発射部による遊技球の発射を制御する遊技球発射制御手段と、を備えることを特徴とする。
圧電素子等の検出手段に遊技者による外力が加わった場合、その外力の種類(加わり方)によって検出手段の振動が異なり、それに伴って発生する電圧信号の周波数特性も異なることとなる。ここでは、検出手段の電圧信号から所定の周波数帯域成分として第1周波数帯域成分を抽出することでその外力の種類を特定することができ、その電圧信号に基づいて遊技球の発射処理が可能となる。すなわち、第1フィルタ手段が、第1周波数帯域成分として、継続的な「歪み」が加えられたことを表す周波数帯域成分を抽出することにより、遊技者の操作ハンドルへの握持に起因する継続的な歪みを確実に検出することができる。
上記遊技球発射制御手段は、タッチセンサにより操作ハンドルに対する遊技者の接触を検出し、かつ、第1フィルタ手段から出力される第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たす場合に、発射部による遊技球の発射を許可してもよい。
これにより、タッチセンサが遊技者による操作ハンドルへの接触を検出し、かつ、第1フィルタ手段から出力される電圧信号が所定の第1条件を満たす場合、すなわち遊技者が実際に操作ハンドルを握持している場合にのみ、操作ハンドルへの遊技者の操作入力に応じて発射部による遊技球の発射を許可することができ、操作ハンドルの固定を防止することが可能となる。
上記タッチセンサが操作ハンドルに対する遊技者の接触を検出すること、または、第1フィルタ手段から出力される第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たすこと、のいずれか一方のみ満足する場合、当該操作ハンドルによる遊技球の発射異常に対応するための異常対応処理を遂行する異常対応遂行手段をさらに備えてもよい。
かかる構成により、タッチセンサが遊技者の操作ハンドルへの接触は検出しているが、第1フィルタ手段から出力される電圧信号が所定の第1条件を満たさない場合、すなわち操作ハンドルに形成される隙間に異物を介挿することによって当該操作ハンドルを固定し、操作ハンドルに指等を接触させることによって遊技球を発射させている場合にも、異常対応処理を遂行することが可能となる。
上記検出手段から出力された電圧信号から、遊技機の任意の部位に対して瞬間的な衝撃が加えられたことを表す第1周波数帯域成分より周波数帯域が高い第2周波数帯域成分を抽出する第2フィルタ手段と、第2フィルタ手段から出力される電圧信号が所定の第2条件を満たすと第2検出信号を出力する第2検出信号出力手段と、第2検出信号出力手段から出力された第2検出信号に応じて遊技機に対する不正行為に対応するための不正対応処理を遂行する不正対応遂行手段と、をさらに備えてもよい。
ここで、例えば、「歪み」のように徐々に外力を加えた場合には比較的低い周波数をもった電圧信号が発生し、「衝撃」のように外力を瞬間的に加えた場合には比較的高い周波数をもった電圧信号が発生する。
そこで、検出手段から出力された電圧信号の複数の周波数帯域成分をそれぞれ抽出することで、電圧信号がどの周波数帯域に偏っているかを確認でき、その偏った周波数帯域に対応した外力の種類を特定することが可能となる。例えば、低い第1周波数帯域成分に偏っていれば「歪み」が与えられたと判別でき、高い第2周波数帯域成分に偏っていれば「衝撃」が与えられたと判別できる。したがって、上記「衝撃」を検出した場合に遊技機に対する不正行為に対応するための不正対応処理を遂行する不正対応遂行手段を備える構成により、「ドツキ」等、遊技機に不当に「衝撃」が与えられた場合に、不正対応処理を遂行することができる。
所定の第1条件および第2条件は、第1周波数帯域成分および第2周波数帯域成分それぞれの電圧信号の最大値または積算値が所定閾値以上となることであってもよく、所定の第1条件は、第1周波数帯域成分の電圧信号が所定時間以上継続することであってもよい。
本発明では、判別対象の行為の種類に応じて、電圧信号それぞれの周波数帯域成分の最大値が一度でも所定閾値を超過したときに「歪み」または「衝撃」と判断できる場合には最大値を用い、電圧信号の周波数帯域成分の振動量で判断するのが妥当な場合には積算値を用い、「歪み」を電圧信号の継続性で判断するのが妥当な場合には継続時間を用いる。かかる構成により、それぞれ外力の種類に応じた条件により、その行為を確実に把握し、適切な処理を施すことが可能となる。
検出手段はユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子によって構成されてもよい。
ユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子は、いずれも小型で周波数帯域も広く、低ノイズである。かかる圧電素子を用いることで、様々な周波数帯域の振動を検知することが可能となる。
以上説明したように本発明では、タッチセンサで操作ハンドルへの遊技者の接触を検出し、検出手段によって操作ハンドルに加えられた外力を電圧に変換し、電圧信号が所定の周波数帯域成分の信号として出力されるので、かかる周波数帯域に対応した外力(例えば「歪み」)を確実に把握することで、行為に応じた適切な処理(遊技球発射処理や異常対応処理)を遂行することが可能となる。したがって、遊技者が操作ハンドルを握持している場合にのみ遊技球を発射させることで、異常な操作ハンドルの固定を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。便宜上、特に断りがない限り実質的に同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。また、実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
遊技機、例えば、パチンコ機には、遊技球を打球して遊技領域(遊技盤)上に発射する発射部の打球力を調整するための操作ハンドルが設けられている。かかる操作ハンドルには、遊技者による操作が終了した際に操作レバーが基準位置(発射が行われない位置)に自動的に復帰するようにコイルバネなどの付勢手段が設けられている。したがって、遊技者は、遊技球を発射させようと試みた場合、上記付勢手段による付勢力に逆らって操作レバーを支持しながら遊技を行なうことになる。しかし、遊技者の中には、操作レバーの支持を面倒に思い、所謂「固定打ち」を行う者がいる。かかる「固定打ち」における操作ハンドルに形成された隙間に異物を嵌入させる行為は、操作ハンドルの構成部材を破壊し、操作ハンドルの故障の原因となっている。
本発明の実施形態では、遊技者が操作ハンドルを握持しているか否かを検出し、握持している場合にのみ遊技球を発射させることで、遊技者による固定打ちを防止することが可能な遊技機を提案するものである。以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。ここでは、理解を容易にするため、まず、本実施形態にかかる操作ハンドルを備える遊技機としてのパチンコ機について説明し、操作ハンドルについては後ほど詳述する。
(パチンコ機100)
図1から図3は、遊技機の一例としてパチンコ機100の構成を示している。特に、図1はパチンコ機100の正面図を、図2はパチンコ機100の枠部材110を開放したときの斜視図を、図3はパチンコ機100の背面を表す斜視図を示している。
パチンコ機100の遊技盤101の外周部分には、遊技領域103の周囲を囲む態様で、遊技盤101から遊技者側に突出する形状の枠部材(ガラス枠)110が配置される。枠部材110は、遊技領域103の前方に位置するように中央部にガラス板126を支持し、上側と下側には複数のライト112を備えた演出ライト(ランプユニット)111が設置される。ここでは、演出ライト111内のモータ(図示省略)の駆動によって各ライト112の光の照射方向が上下方向に変更自在になっており、各ライト112はパチンコ機100の正面にいる遊技者を照射し、その照射位置が遊技者の頭上から腹部に沿って移動するようになっている。各ライト112は、演出ライト111内の別のモータにより光の照射方向が回転自在にもなっており、照射位置がパチンコ機100を基準に円をなしてパチンコ機100の周囲を照射することも可能である。
枠部材110の下方位置には、後述する発射部239の駆動を制御するための操作ハンドル113が配置され、発射部239の駆動によって発射された遊技球がレール102a、102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下する。遊技領域103には、遊技球を不特定の方向に向けて落下させるための図示しない複数の釘に加え、遊技球の落下方向を変化させる風車や入球口、役物が配置されている。
遊技領域103の中央部分には図柄表示手段としての例えば液晶表示器(LCD)104が配置される。液晶表示器104の下方には遊技球を受入れ可能な第1始動口105が配置され、第1始動口105の下方には一対の可動片を有する第2始動口120が配置される。第2始動口120は一対の可動片が閉状態のときに遊技球を受入れ不能であり、開状態のときに第1始動口105よりも多くの遊技球を受入れ可能である。
液晶表示器104の左側には、遊技球の通過を検出し、第2始動口120を一定時間だけ開放させる普通図柄の抽選を行うための入賞ゲート106が配置される。普通図柄の抽選結果は普通図柄表示器121を通じて報知される。入賞ゲート106の下方位置等には、遊技球が入球したときに所定数(例えば10個)の賞球払い出しの権利を獲得する普通入賞口107が配置される。遊技領域103の最下部にはどの入球口にも入球しなかった遊技球を回収する回収口108が配置される。
特別図柄表示器118は、第1始動口105または第2始動口120に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのものである。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この特別図柄表示器118に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。例えば、大当たりに当選した場合には「7」が表示され、ハズレであった場合には「−」が表示される。このようにして表示される「7」や「−」が特別図柄となるが、この特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示された後に、停止表示されるようにしている。
液晶表示器104は、第1始動口105または第2始動口120に遊技球が入球したときに複数の装飾図柄の変動表示を開始し、所定時間経過後に当該装飾図柄の変動を停止させる。液晶表示器104は、大当たりに当選した場合、特別図柄表示器118に連動して特定図柄(例えば「777」)を揃える。大当たり遊技(例えば長当たり遊技)が開始されると、遊技領域103の下方に位置する大入賞口ユニット109における開閉扉109aが一定時間、開放する動作を所定回数(例えば15回)繰り返し、入球した遊技球に対応する賞球が払い出される。
枠部材110の下側には、上述した操作ハンドル113の他、図示しない貸し玉装置から貸し出される遊技球が供給される受け皿ユニット119が設置される。操作ハンドル113は、遊技盤101から遊技者側へ突出し、遊技者が操作ハンドル113を手で握れるようになっている。
図4は、本実施形態にかかる操作ハンドルを説明するための外観斜視図である。図4に示すように操作ハンドル113は、枠部材110に取着される基端側の固定部142と、先端側のキャップ部144と、固定部142とキャップ部144との間に介装される発射指示部材(操作レバー)114とを含んで構成される。
発射指示部材114は、操作ハンドル113の外周部に、遊技者から見て右回りに回転操作可能に設けられている。発射指示部材114の中央には基端側へ突出する主軸が取着され、かかる主軸は固定部142内に設けられた軸孔に挿通されると共にその端部にプーリ(図示せず)が取着されている。プーリには、上記発射部239(図2参照)と繋がるワイヤが掛止されており、発射指示部材114を一方へ回動することにより主軸が回動し、これに伴いワイヤを介して発射部239を作動させる。したがって、発射部239は発射指示部材114の回動角度に応じた打球力で遊技球を発射することが可能となっている。換言すれば、遊技者が発射指示部材114の回動角度を調整することにより、発射部239から発射される遊技球の打球力を調整することができることになる。
また、発射指示部材114は、遊技者が発射指示部材114の外表面に接触している(アースに落ちている)か否かを検出するタッチセンサ140(図5参照)としても機能する。
本実施形態において特徴的な、遊技者による「歪み」または「衝撃」を検出する振動検出装置150は、例えば、ケースに封入された状態で、操作ハンドル113の内部に固定される。これにより、操作ハンドル113に生ずる振動が振動検出装置150に伝わりやすくなる。かかる振動検出装置150の詳細な構成は後ほど説明する。
液晶表示器104の上側および側方には、演出用の役物(以下、「演出役物」という)115、116が配置される。演出役物115は例えばソレノイドによって駆動され、演出役物116はモータによって駆動される。同様の演出役物115、116を異なる種類の駆動源によって駆動することにより、演出役物115、116それぞれに独自の動きを生じさせることができ、演出効果が高められている。
図2に示すように、枠部材110は、その一端側(正面からみて左端側)が連結部材122によって回動可能に外枠123と連結され、外枠123に対して開閉可能となっており、他端側には枠部材110と外枠123とを固定するためのロック機構124が設けられる。かかるロック機構124による固定は専用のカギによって解除可能となっている。枠部材110の裏側は、ガラス板固定フック125が設けられており、ガラス板126が着脱可能となっている。枠部材110の裏側上部には左右にわたって板状に形成された鉄板127が設けられており、枠部材110の強度を補強している。
パチンコ機100の外枠123の内周面には遊技盤保持枠128が当接して設けられ、その遊技盤保持枠128には遊技盤101を保持するための遊技盤固定フック128aおよび遊技盤保持爪128bが設けられる。枠部材110が閉じた状態において、外枠123および枠部材110は、遊技盤101を囲繞し当接しているため、ドライバ、針金等が不正に外枠123と枠部材110との間に挿入されることが防止される。外枠123は例えばアルミニウム等の金属材料によって形成され、遊技盤保持枠128は木材等によって形成される。なお、外枠123および遊技盤保持枠128の材料は、上記に限られず、金属、木材、プラスチック等を単一または組み合わせて用いることができる。
外枠123には、演出効果音、または不正を知らしめる音声を出力するスピーカ237が組み込まれている。スピーカ237は、高音・中音・低音の領域を出力できる機能を有し、通常演出時は高音・中音・低音をバランス良く出力するが、特別演出時、または不正等があった場合には周りに良く聞こえるように高音領域を高く出力するように制御される。さらに、外枠123には外部端子接続用の基板、払出制御基板、電源基板が取り付けられており、これらは外部からの不正な操作を防止するために、図3のように、それぞれ、外端ケース(図示省略)、払出制御基板ケース131、電源基板カバー132によって覆われる。
遊技盤101の裏面には、当該パチンコ機100を制御する基板ユニット200が設けられる(図示省略)。かかる基板ユニット200は基板ケース(図示省略)によって被われることで、外部からの不正な操作を防止している。さらに基板ケースは保護ケース135に覆われており、セキュリティを高めている。
図5はパチンコ機100の機能構成を示した機能ブロック図である。上述した基板ユニット200は、主制御基板201、副制御基板202、賞球制御基板203、ランプ制御基板206を含んで構成される。
主制御基板201は、パチンコ機100の遊技に関する基本動作を制御し、ROM201bに記憶されたプログラムに基づき、遊技内容の進行に伴う基本処理を実行するCPU201aと、CPU201aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM201c等を備える。主制御基板201は、第1始動口105、もしくは第2始動口120への遊技球の入球を契機として、大当たり抽選を行うと共に、その抽選結果に基づいてROM201bに記憶されている演出に係わるコマンドの選択を行う。
主制御基板201の入力側には、第1始動口105に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出部221と、第2始動口120に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出部225と、入賞ゲート106を遊技球が通過したことを検出するゲート検出部222と、普通入賞口107に入球した遊技球を検出する普通入賞口検出部223と、大入賞口ユニット109に入球した遊技球を検出する大入賞口検出部224とが接続されている。
主制御基板201の出力側には大入賞口開閉部231が接続されている。ここでは上記大入賞口開閉部231を、開閉扉109aを開閉させる大入賞口開閉ソレノイド(駆動装置)と、第2始動口120を開閉させる第2始動口開閉ソレノイドとによって構成している。
大入賞口開閉部231は、主制御基板201によって制御され、大当たり遊技(長当たり遊技、短当たり遊技)時に大入賞口開閉ソレノイドに通電して開閉扉109aを開放させ、また上記普通図柄の当選によって第2始動口開閉ソレノイドに通電して第2始動口120を開閉する。
副制御基板202の入力側には主制御基板201が接続されている。この副制御基板202は、主に遊技中における演出を制御し、主制御基板201より送信されるコマンドに基づいて演出の抽選および演出処理を実行するCPU202aと、プログラムおよび演出パターンを記憶するROM202bと、CPU202aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM202c等を備えている。
副制御基板202は、主制御基板201より送信される演出に係るコマンドを受信すると、このコマンドに基づいて抽選を行い、演出背景パターン、リーチ演出パターン、登場キャラクター等の演出を確定すると共に、当該確定した演出の制御を行う。副制御基板202の出力側には、液晶表示器104、スピーカ237等の演出実行手段が接続され、抽選によって決定された内容の通りに演出実行手段を制御し、例えば、液晶表示器104において装飾図柄の演出表示を展開する。副制御基板202には液晶表示器104に表示させる画像データを書き込むVRAM202dも備えられている。
通常時には、CPU202aがROM202bに記憶されたプログラムを読み込んで、背景画像表示処理、図柄画像表示および変動処理、キャラクター画像表示処理など各種画像処理を実行し、必要な画像データをROM202bから読み出してVRAM202dに書き込む。背景画像、図柄画像、キャラクター画像は表示画面上において液晶表示器104に重畳表示される。すなわち、図柄画像やキャラクター画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。このとき、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法等、周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAM202dに記憶させる。
副制御基板202の出力側には、スピーカ237が接続され、副制御基板202において確定した通りに音声を出力する。副制御基板202の出力側にはまた、ランプ236、演出ライト111、および演出役物作動装置235を制御するランプ制御基板206が接続されている。演出役物作動装置235は、演出役物115、116等の、演出用の役物を作動させるモータやソレノイド等によって構成されている。ランプ制御基板206は、副制御基板202より送信されたコマンドに基づき、プログラムを作動させて演出処理を実行するCPU206aと、各種演出パターンデータを記憶するROM206bと、CPU206aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM206c等を備えている。
ランプ制御基板206は、遊技盤101や台枠等に設けられている各種ランプ236に対する点灯制御等を行う他、演出ライト111における複数のライト112に対する点灯制御等を行い、各ライト112からの光の照射方向を変更するためにモータに対する駆動制御等を行う。ランプ制御基板206はまた、副制御基板202より送信されたコマンドに基づき、演出役物115を動作させるソレノイドに対する駆動制御等を行い、演出役物116を動作させるモータに対する駆動制御等を行う。
主制御基板201には、さらに賞球制御基板203が双方向送信可能に接続されている。賞球制御基板203は、ROM203bに記憶されたプログラムを作動させて賞球制御の処理を実行するCPU203aと、CPU203aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM203c等を備え、ROM203bに記憶されたプログラムに基づき、賞球制御を行う。
賞球制御基板203は接続される払出部238に対して入球時の賞球数を払い出す制御を行う。また発射部239に対する遊技球の発射の操作を検出し、遊技球の発射を制御する。払出部238は遊技球の貯留部から所定数を払い出すためのモータ等からなる。
賞球制御基板203は、この払出部238に対して、各入球口(第1始動口105、第2始動口120、普通入賞口107、大入賞口ユニット109)に入球した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御を行う。発射部239は、遊技球を発射させる図示しないソレノイド等を備え、遊技のための遊技球を発射する。
また本実施形態において、賞球制御基板203の入力側には、操作ハンドル113に設けられたタッチセンサ140および振動検出装置150が接続される。賞球制御基板203は、主として、タッチセンサ140による検出結果と振動検出装置150から出力される電圧信号(特に第1検出信号)とに基づく発射部239による遊技球の発射を制御する遊技球発射制御手段、および操作ハンドル113による遊技球の発射異常に対応するための異常対応処理を遂行する異常対応遂行手段として機能する。また、賞球制御基板203は、振動検出装置150からの第2検出信号に応じて不正対応処理を遂行する不正対応遂行手段としても機能する。
図6は、賞球制御基板203による遊技球発射制御手段の制御を示すフローチャートである。
(ステップS101)
まず賞球制御基板203のROM203bに記憶されたプログラムは、所定時間ごとにかかる遊技球発射制御手段の制御を行うため、所定時間が経過したか否かを判断する。
(ステップS102)
上記ステップS101において所定時間が経過したと判断した場合には、タッチセンサ140からの入力信号があるか否かを判断する。当該遊技球発射制御処理を終了し、次のサブルーチンが実行されることとなる。
(ステップS103)
上記ステップS102においてタッチセンサ140からの入力信号があると判断した場合には、さらに振動検出装置150からの第1検出信号の入力があるか否かを判断する。
(ステップS104)
上記ステップS103において第1検出信号の入力がないと判断した場合には、異常対応処理が遂行される。かかる異常対応処理によれば、賞球制御基板203が発射異常を検知すると、主制御基板201に異常報知コマンドが送信される。さらに異常報知コマンドは主制御基板201から副制御基板202へ送られ警報音の出力とともに「操作ハンドルに異常をきたしている」という趣旨の表示および音声報知を行ったり、ランプ制御基板206による演出ライト111の点滅等による報知を行ったりすることができる。
これにより、遊技場係員に操作ハンドル113を用いた固定打ち等の遊技操作を試みたことを報知し、遊技場係員がその操作ハンドル113を備えたパチンコ機100に赴いて必要な処置を行うようにすることができる。
(ステップS105)
上記ステップS103において第1検出信号の入力があると判断した場合には、発射指示部材114が基準位置から回動し、回動角度が検出されるか否かを判断する。
(ステップS106)
上記ステップS105において発射指示部材114の回動角度を検出した場合には、遊技球発射制御を遂行する。かかる遊技球発射遂行制御は、検出された発射指示部材114の回動角度に応じてソレノイド等を駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤101の遊技領域103に遊技球を送り出すことである。
(振動検出装置150)
ここで、本実施形態に係る当該パチンコ機100において特徴的な振動検出装置150の構成およびその動作を説明し、かかる振動検出装置150が当該パチンコ機100においてどのように機能するかを解説する。
図7に振動検出装置150における検出手段としての振動センサ170の構成を示す。振動検出装置150に用いられる圧電素子160は、ユニモルフ圧電素子であり、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミック160aの両面に電極160b、160cが形成された構造を有し、本実施形態においては、圧電セラミック160aは直径が約9mm、厚さが約0.1mmの円板状であり、電極160b、160cは直径が約8mmの円形に形成される。上記圧電素子160は一方の面(電極160c側)が黄銅、ステンレス等の金属板162に接着されており、圧電素子160と金属板162によって振動を検出する振動センサ170が構成される。なお、本実施形態において、金属板162は直径が約12mmの円形に形成され厚さが約0.1mmである。
図8を用いて振動センサ170の機能を説明する。振動センサ170は、金属板162が図8(a)に示す方向に屈曲し圧電素子160が径方向に伸びたときと、金属板162が図8(b)に示す方向に屈曲し圧電素子160が径方向に縮んだときとで発生する電圧の印加方向が逆になるため、振動センサ170が外力の振動を受けることによって金属板162の屈曲が図8(a)の状態と図8(b)の状態とを交互に繰り返し、その振動に応じた周波数の交流電圧を発生する。そのため、振動センサ170で発生する電圧を計測することで、振動センサ170がどのように振動しているかが判別できる。かかる振動センサ170は、その屈曲の変化量を電圧信号とするため、変化がなくなるとそのときの歪みに拘わらず出力は0に収束する。
図9は、振動検出装置150の機能ブロックを、図10は、振動検出装置150の組み立て図を示している。振動センサ170は、図10に示すように、金属板162側がガラスエポキシ基板等の回路基板164に接着される。かかる回路基板164には、図9に示すように、振動センサ170において発生した電圧信号からノイズ成分をカットするためのフィルタ回路172、このフィルタ回路172を通過した電圧信号を増幅させる増幅回路174、増幅回路174によって増幅された電圧信号の電圧を計測する計測部180および計測部180からの計測結果を出力する出力コネクタ178が設けられる。
このように同一の回路基板164に振動センサ170、フィルタ回路172、増幅回路174および計測部180を一体的に設けることによって、振動検出装置150をコンパクトに形成することが可能となる。なお、振動センサ170の表面側の電極160bと金属板162とにそれぞれリード線(図示省略)が付けられ、このリード線はフィルタ回路172に入力されるように連結される。振動センサ170の接着にはエポキシ系の接着剤のように接着後の硬度が高いものを使用することにより、接着剤の弾力によって振動が吸収されてしまうことを抑えることができる。
フィルタ回路172は、例えばコンデンサおよび抵抗によって構成され、計測に必要のない周波数成分(ノイズ)をカットし、計測に必要な周波数成分のみを濾波するためのものである。本実施形態においてはハイパスフィルタとローパスフィルタとの組合せ、またはバンドパスフィルタからなり、これによって振動センサ170で発生した電圧信号から計測に必要ない成分をカットすることができる。
増幅回路174は、例えばオペアンプおよび抵抗を用いて構成される。また、増幅回路174の電圧増幅率は、適宜変更可能であり、振動センサ170の取付対象や取付位置により振動センサ170で発生する電圧が高い場合には電圧増幅率がそれほど大きくない倍率、例えば3〜5倍程度とし、振動センサ170で発生する電圧が低い場合には電圧増幅率を例えば20倍程度と大きくすることができる。
計測部180は、入力されるアナログの電圧信号をデジタルの電圧信号に変換するA/D変換器182、A/D変換器182によって変換された電圧信号から計測対象となる周波数帯域の電圧信号を濾波する複数のフィルタ手段184であるデジタルフィルタ、およびデジタルフィルタを濾波した電圧信号の最大値を所定閾値と比較し比較結果を出力する複数の検出信号出力手段186とからなる。検出信号出力手段186は、入力された電圧信号から複数種類の周波数帯域成分を抽出し、それぞれ抽出された周波数帯域成分の電圧信号が所定閾値を超えているか否かを判定する。この計測部180は、例えば複数のフィルタ手段184および検出信号出力手段186の機能を実現するプログラムを記憶するROM、ROMに記憶されたプログラムに基づいて演算処理を実行するCPU、CPUの演算処理におけるデータのワークエリアとして機能するRAMおよびA/D変換機能を備えたワンチップマイコン等によって構成される。
例えば、複数想定される周波数帯域のうち2種類の周波数帯域について計測を行う場合、計測部180に入力されA/D変換された電圧信号に対して、本発明の第1フィルタ手段としての第1のデジタルフィルタ184aによって濾波される第1周波数帯域成分の電圧信号を、検出信号出力手段186の1つである第1検出信号出力手段186aによって監視し、第1のデジタルフィルタ184aより通過周波数帯域が高い本発明の第2フィルタ手段としての第2のデジタルフィルタ184bによって濾波される第2周波数帯域成分の電圧信号を、他の検出信号出力手段186である第2検出信号出力手段186bによって監視する。なお、上述したワンチップマイコン等によって行われる処理が、本実施形態の第1のデジタルフィルタ184a、第2のデジタルフィルタ184b、第1検出信号出力手段186a、および第2検出信号出力手段186bに相当する。
そして、第1検出信号出力手段186aは、第1のデジタルフィルタ184aから出力される電圧信号が所定の第1条件を満たすと、即ち、電圧信号の最大値が所定閾値を超過すると、操作ハンドル113に対して継続的な歪みが加えられたことを表す第1検出信号を出力する。また、第2検出信号出力手段186bは、第2のデジタルフィルタ184bから出力される電圧信号が所定の第2条件を満たすと、即ち、電圧信号の最大値が所定閾値を超過すると、操作ハンドル113を含む当該パチンコ機100の任意の部位に衝撃が加えられたことを表す第2検出信号を出力する。こうして、電圧信号の周波数帯域成分の最大値が一度でも所定閾値を超過した場合に「歪み」または「衝撃」と判断することができる。
このように、圧電素子等を用いた振動センサ170に外力が加わった場合、その外力の種類(加わり方)によって振動センサ170の振動が異なり、それに伴って発生する電圧信号の周波数特性も異なることとなる。例えば、上述した「歪み」のように継続的な外力を徐々に加えた場合には比較的低い周波数をもった電圧信号が発生し、「衝撃」のように外力を瞬間的に加えた場合には比較的高い周波数をもった電圧信号が発生する。このように、本実施形態では、「歪み」と「衝撃」といった異なる事象を1つの検出手段で検出することができるので、コストおよび負荷の軽減を図ることができ、振動センサ170の設置による他の部材の配置制限も最小限で済む。
そこで、振動センサ170から出力された電圧信号の複数の周波数帯域成分をそれぞれ抽出することで、電圧信号がどの周波数帯域に偏っているかを確認でき、その偏った周波数帯域に対応した外力の種類を特定することが可能となる。例えば、低い第1周波数帯域成分に偏っていれば「歪み」が与えられたと判別でき、高い第2周波数帯域成分に偏っていれば「衝撃」が与えられたと判別できる。
ここで、第1検出信号出力手段186aおよび第2検出信号出力手段186bで用いられる所定の第1条件および第2条件は、それぞれの周波数帯域成分の電圧信号の最大値が所定閾値を超過することとしたが、それぞれの周波数帯域成分の電圧信号の積算値が所定閾値を超過することとしてもよい。所定の第1条件に関しては、第1周波数帯域成分の電圧信号の継続時間が所定閾値を超過することとしてもよい。ここで積算値は、各周波数帯域成分の所定時間中の積分値、2乗積分値、2乗平均等、電圧信号の総量を示す。
本実施形態では、電圧信号の周波数帯域成分の最大値が一度でも所定閾値を超過したときに「歪み」または「衝撃」と判断できる場合には、最大値を用い、電圧信号の周波数帯域成分の振動量で判断するのが妥当な場合には積算値を用い、「歪み」を電圧信号の継続性で判断するのが妥当な場合には継続時間を用いる。かかる構成により、それぞれ外力の種類に応じた条件により、その行為を確実に把握し、適切な処理を施すことが可能となる。
また、第1検出信号出力手段186aや第2検出信号出力手段186bは、第1検出信号や第2検出信号をディスクリート信号で送信し、その値を所定フォーマットの2進数またはPWM(Pulse Width Modulation)で表す。また、第1検出信号や第2検出信号のレベルを複数段階で示すこともできる。第1検出信号や第2検出信号のレベルを複数段階で示す場合、第1検出信号や第2検出信号をその複数段階毎に設けられた出力線を通じて賞球制御基板203に出力してもよいし、1つの出力線に重畳して出力してもよい。
また、本実施形態において、第1のデジタルフィルタ184a、第2のデジタルフィルタ184b、第1検出信号出力手段186a、および第2検出信号出力手段186bは、振動検出装置150として一体的に設置され、賞球制御基板203は、振動検出装置150から出力された第1または第2検出信号を利用するように構成されているが、本実施形態は、かかる場合に限られず、例えば、賞球制御基板203にそれぞれフィルタ手段および検出信号出力手段を設置するよう構成することもできる。
なお、閾値以上の電圧信号が観測されない場合においても、計測部180からは常に所定の信号を出力することとしているため、振動検出装置150からの出力線を断線する等の不正が行われた場合には、振動検出装置150の出力先において、一切の信号が受信できないことをもって断線等を検知することができる。
図11および図12は、それぞれ振動検出装置150に外力を加えたときに振動センサ170において発生する電圧の時間変化を示すものである。図11は、じわじわと歪ませるように低周波数で外力を加えた場合の所謂「歪み」の波形を示し、図12は、瞬間的に高周波数で外力を加えた場合の所謂「衝撃」の波形を示している。ここで、歪みの場合には比較的低い周波数である0.1Hz〜10Hzの周波数帯域をもった電圧信号、特に1Hz〜5Hzの周波数帯域をもった電圧信号が発生する。また、衝撃の場合には比較的高い周波数である10Hz〜所定周波数(例えば1kHz)の周波数帯域をもった電圧信号、特に20Hz〜40Hzの周波数帯域をもった電圧信号が発生する。
そこで、例えば、歪みと衝撃といった外力が加えられたことを把握する場合には、第1のデジタルフィルタ184aが濾波する周波数帯域を0.1Hz〜10Hzとし、第2のデジタルフィルタ184bが濾波する周波数帯域を10Hz〜所定周波数と設定するとよい。また、さらに高精度で歪みと衝撃とを判別したい場合には、第1のデジタルフィルタ184aが濾波する周波数帯域を1Hz〜5Hzとし、第2のデジタルフィルタ184bが濾波する周波数帯域を20Hz〜40Hzと設定すればよい。
なお、上述したように検出信号出力手段186を別体に設ける場合、第1のデジタルフィルタ184aおよび第2のデジタルフィルタ184bを濾波した電圧信号をそのまま(またはD/A変換して)別々に出力し、出力先である例えば賞球制御基板203に設けられた検出信号出力手段(第1検出信号出力手段186a、第2検出信号出力手段186b)によって閾値を超えたか判定してもよい。この場合、ノイズ等の何らかの電圧が常に出力されているため、上記のように断線等の検知のため常に一定の信号を出力することは必ずしも必要ではない。
また、ここでは計測部180に複数のフィルタ手段184を設ける例を示したが、他の例として、振動センサ170によって発生した電圧信号を直接分岐させ、一方に対して第1のデジタルフィルタ(バンドパスフィルタ)184aを、他方に対して第2のデジタルフィルタ(バンドパスフィルタ)184bを通過させ2種類の周波数帯域成分の電圧信号を別々に得て、それぞれに対してその検出信号出力手段(第1検出信号出力手段186a、第2検出信号出力手段186b)を設け閾値を超えたか判定しても構わない。
図10に示すように、振動センサ170、フィルタ回路172、増幅回路174および計測部180が固定された回路基板164は、例えば、プラスチック等を凹状に形成した箱部191と、箱部191に嵌合する蓋部195とからなるケース190で覆われる。
回路基板164の対角線上の隅部にはそれぞれ貫通孔164a、164bが設けられており、箱部191および蓋部195にも回路基板164の貫通孔164a、164bに対応した部分に貫通孔191a、191b、195a、195bが設けられる。箱部191側の貫通孔191a、191bは箱部191の底面から上側に突設する柱状部192a、192bの中央に穿設され、蓋部195側の貫通孔195a、195bは蓋部195の裏側から下側に突設する柱状部196a、196bの中央に穿設される。
これにより回路基板164がケース190に覆われた場合には、回路基板164は箱部191の柱状部192a、192bと蓋部195の柱状部196a、196bとによって挟持される。また、貫通孔195a、164a、191aが貫通し、貫通孔195b、164b、191bが貫通するため、2本のネジによって対角線上で固定することができる。なお、箱部191には回路基板164に設けられた出力コネクタ178に相当する位置に貫通孔197が設けられる。
このように振動センサ170をケース190で覆うことにより、振動センサ170がケース190によって外部から遮断されるため、外部の空気が振動センサ170に対して影響を及ぼすことがない。なお、ケース190を用いない場合には、空気による影響を受けないようにするために、振動センサ170を覆うようにエポキシ樹脂等によってポッティングすることが好ましい。なお、ポッティングしたものをケース190で覆ってもよく、この場合空気による影響をさらに減少させることができる。
ケース190に覆われた振動検出装置150の対象物への取り付けは、ケース190と対象物、例えばパチンコ機100の操作ハンドル113の内部取付板とを接着することによって為されても構わないが、ケース190および回路基板164に設けられた貫通孔によって対象物(内部取付板)に直接ネジ留めすることが好ましい。回路基板164が箱部191および蓋部195に挟持されることで対象物の振動や歪みはケース190を介して回路基板164に伝導することとなるが、ネジ留めすることによって対象物の歪みや振動がネジから回路基板164に直接伝導し、接着剤等の弾性による検出精度の劣化を伴うこともないので、加えられた外力を正確に捉え高精度で外力の種類を区別することができる。
また、ここでは2種類の周波数帯域について計測を行う場合を示したが、これに限られず、3種類以上の周波数帯域について計測することもできる。この場合、例えばフィルタ手段184および検出信号出力手段186の数を増加させる。
また、圧電素子160としてユニモルフ圧電素子を例に挙げて説明したが、これに限られず、バイモルフ圧電素子を用いることも可能である。かかるバイモルフ圧電素子は、金属板の両面に圧電素子をそれぞれ接着した構造であり、ユニモルフ圧電素子と同様に振動等による外力の変化に応じて電圧を出力する。
ユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子は、いずれも小型で周波数帯域も広く、低ノイズである。かかる圧電素子を用いることで、様々な周波数帯域の振動を検知することが可能となる。
次に、上述した振動検出装置150をパチンコ機100の操作ハンドル113に適用した場合の機能、動作について説明する。
本実施形態において、振動検出装置150は、遊技者の操作ハンドル113への握持に起因する「歪み」と、「ドツキ」等のパチンコ機100与えられた不当圧力といった「衝撃」とを同時に検出することができる。ここで、遊技者による操作ハンドル113の握持による歪みである低周波数帯域の外力が加わった場合には振動センサ170において0.1Hz〜10Hzの周波数帯域をもった電圧信号、特に1Hz〜5Hzの電圧信号が特徴的に発生する。特に、遊技者が操作ハンドル113を正当に握持した場合には、ヒトである遊技者の呼吸(マイクロバイブレーション)によって「歪み」の大きさがわずかに変化する。この呼吸による歪みの大きさの変化が、特徴的な低周波数帯域の波を生じている。したがって、かかる呼吸による特有の波の変化を検出することで、遊技者による操作ハンドル113の正当な握持を判断することができる。
また、ドツキ等による衝撃の高周波帯域の外力が加わった場合には振動センサ170において10Hz〜所定周波数の周波数帯域をもった電圧信号、特に20Hz〜40Hzの電圧信号が特徴的に生じる。なお、遊技を行っている際に生じる遊技球の振動、発射部239の振動、可変入賞装置(開閉扉109a)の振動、演出役物115、116の振動によって振動センサ170から発生する電圧の周波数は、いずれも数kHzにおいて特徴的に現れるので、上記所定周波数としてかかる周波数以下の周波数、例えば1kHzを選択することで、第1検出信号や第2検出信号への影響を回避できる。以下、振動検出装置150の構成を詳細に述べる。
フィルタ回路172は、0.1Hz以上の周波数をもった電圧を濾波するハイパスフィルタと50Hz以下の周波数をもった電圧を濾波するローパスフィルタとによって構成される。これにより振動センサ170で出力された電圧から歪み等を検知するための周波数帯域(0.1Hz〜10Hz)および衝撃等を検知するための周波数帯域(10Hz〜所定周波数(本実施形態では例えば50Hzとする))を含んだ0.1Hzから50Hzの周波数帯域のみを濾波することができ、遊技球等の振動によって生ずる電圧を含むその他のノイズ成分をカットすることができる。また、増幅回路174は入力電圧を約3倍に増幅する回路となっている。これによりフィルタ回路172でノイズが除去された電圧が増幅され計測部180に入力される。
計測部180において、入力された0.1Hzから50Hzの周波数帯域の電圧は、A/D変換器182によって、まずアナログの電圧からデジタルの電圧信号にA/D変換される。次いで、10Hz以下の周波数をもった電圧信号のみを濾波する第1のデジタルフィルタ184aであるデジタルローパスフィルタを通過した第1検出信号(0.1Hz〜10Hzの周波数帯域)および10Hz〜50Hzの周波数をもった電圧信号のみを濾波する第2のデジタルフィルタ184bであるデジタルバンドパスフィルタを通過した第2検出信号(10Hz〜50Hzの周波数帯域)がそれぞれ第1検出信号出力手段186aおよび第2検出信号出力手段186bによって比較処理される。なお、第1のデジタルフィルタ184aとして1Hz〜5Hzの周波数帯域の電圧信号を濾波するデジタルバンドパスフィルタ、第2のデジタルフィルタ184bとして20Hz〜40Hzの周波数帯域の電圧信号を濾波するデジタルバンドパスフィルタを用いれば、より高精度に波形解析の処理が行える。
第1のデジタルフィルタ184aに濾波された電圧信号は第1検出信号出力手段186aによって予め設定されている歪み用閾値以上であるか比較され、歪み用閾値以上のときに、遊技球発射制御手段が発射部239による遊技球の発射を許可するべく、操作ハンドル113に対して歪みが与えられたことを表す第1検出信号が賞球制御基板203に出力される。また、第2のデジタルフィルタ184bに濾波された電圧信号は第2検出信号出力手段186bによって予め設定されている衝撃用閾値以上であるか比較され、衝撃閾値以上のときに、パチンコ機100の任意の部位に対して瞬間的な外力(衝撃)が加えられたことを表す第2検出信号が賞球制御基板203に出力される。
なお、不正行為に起因する衝撃等によって発生する電圧は、歪み等によって発生する電圧より大きいため、例えば衝撃用閾値は500mV、歪み用閾値は100mVのように衝撃用閾値のほうが大きく設定される。また、正常時には計測部180から一定のパルス信号である正常検知信号が出力されているため、振動検出装置150からの出力線を断線する等の不正が行われた場合には、賞球制御基板203において正常検知信号が受信できないことによって断線等を検知することができる。
ここで、振動検出装置150の動作例を示す。遊技者が操作ハンドル113を実際に握持すると、振動検出装置150が固設された操作ハンドル113に握持に起因する振動が伝導する。これによって、振動検出装置150内の振動センサ170から、歪みに対して特徴的に生ずる周波数である0.1Hz〜10Hzの周波数帯域を含んだ電圧信号が発生する。電圧信号はフィルタ回路172によって、0.1Hz〜50Hz以外の周波数がカットされた後、増幅回路174によって約3倍に増幅されて計測部180に入力される。ここでの電圧値は例えば、10Hz〜50Hzにおいて500mV以下であり、0.1Hz〜10Hzにおいて100mV以上であるとする。
計測部180に入力されたアナログの電圧信号は、A/D変換器182によってデジタルの電圧信号に変換され、デジタルローパスフィルタ(第1のデジタルフィルタ184a)によって10Hz以下の周波数帯域である0.1Hz〜10Hzの周波数帯域の電圧信号(第1検出信号)が抜き出される。また、デジタルバンドパスフィルタ(第2のデジタルフィルタ184b)によって10Hz〜50Hzの電圧信号(第2検出信号)が抜き出される。
第1検出信号は第1検出信号出力手段186aによって電圧値が100mV以上であるか判定される。また、第2検出信号は第2検出信号出力手段186bによって電圧値が500mV以上であるかが判定される。
ここでは、操作ハンドル113が遊技者によって握持されていることによる歪みの振動が生じているので、第2検出信号出力手段186bによって500mV以上の電圧値は計測されないが、第1検出信号出力手段186aによって100mV以上の電圧が計測されるため、賞球制御基板203に歪みによる第1検出信号が送信される。
本実施形態では、上述したように振動検出装置150に加わった外力から、その周波数帯域成分に応じて「歪み」による第1検出信号と、「衝撃」による第2検出信号とを並行して抽出、利用する。特に、本実施形態においては、遊技球発射制御手段が第1検出信号出力手段186aから出力された第1検出信号および操作ハンドル113に設けられたタッチセンサ140による検出に基づいて発射部239を制御し、異常対応遂行手段が第1検出信号出力手段186aから出力された第1検出信号および操作ハンドル113に設けられたタッチセンサ140による検出に基づいて当該操作ハンドル113による遊技球の発射異常に対応するための異常対応処理を遂行し、不正対応遂行手段が、第2検出信号出力手段186bから出力された第2検出信号に応じて不正対応処理を遂行する。
図13は、遊技者による操作ハンドルの正当な操作と、固定打ちを説明するための説明図である。
上記遊技球発射制御手段は、上記タッチセンサ140により操作ハンドル113に対する遊技者の手117の接触を検出し、かつ、振動検出装置150における第1フィルタ手段としての第1のデジタルフィルタ184aから出力される第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たす場合(第1検出信号が賞球制御基板203に出力される場合)に、発射部239による遊技球の発射を許可する。
タッチセンサ140が遊技者による操作ハンドル113への接触を検出し、かつ、第1検出信号が賞球制御基板203に出力される場合とは、遊技者が実際に操作ハンドル113を握持している場合すなわち遊技者が正当に操作ハンドル113を操作している場合である(図13(a)参照)。このように、遊技球発射制御手段がタッチセンサ140の遊技者による操作ハンドル113への接触を検出し、かつ、第1検出信号が賞球制御基板203に出力される場合にのみ、発射部239による遊技球の発射を許可する構成により、遊技者が正当に操作ハンドル113を握持して操作する場合にのみ遊技球が発射されることとなるので、異常な操作ハンドル113の固定を防止することが可能となる。
上記異常対応遂行手段は、タッチセンサ140が操作ハンドル113に対する遊技者の接触を検出すること、または、第1のデジタルフィルタ184aから出力される第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たすこと、のいずれか一方のみ満足する場合、操作ハンドル113による遊技球の発射異常に対応するための異常対応処理を遂行する。
タッチセンサ140が、遊技者の操作ハンドル113への接触等操作ハンドル113がアースに落ちていることを検出してはいるが、第1のデジタルフィルタ184aから出力される電圧信号が所定の第1条件を満たさない場合とは、操作ハンドル113に形成される隙間に異物を介挿することによって当該操作ハンドル113を固定し、操作ハンドル113に指等を接触させることによって遊技球の発射を試みている場合である(図13(b)参照)。
かかる異常対応遂行手段を備える構成により、操作ハンドル113を固定して遊技球を発射させている場合に、異常対応処理を遂行することができる。
ここで、異常対応処理とは、賞球制御基板203が発射異常を検知すると、主制御基板201に異常報知コマンドが送信され、送信された異常報知コマンドはさらに主制御基板201から副制御基板202へ送られ警報音副制御基板202から警報音を出力するとともに「操作ハンドルに異常をきたしている」という趣旨の表示および音声報知を行ったり、ランプ制御基板206による演出ライト111の点滅等による報知を行ったりすることである。これにより、遊技場係員に操作ハンドル113を用いた固定打ち等の遊技操作を試みたことを報知し、遊技場係員がその操作ハンドル113を備えたパチンコ機100に赴いて必要な処置を行うようにすることができる。
また、上記不正対応遂行手段は、第2検出信号出力手段186bから出力された第2検出信号に応じてパチンコ機100に対する不正行為に対応するための不正対応処理を遂行する。本実施形態では、パチンコ機100の任意の部位に対して瞬間的な外力(衝撃)が加えられたことを表す第2検出信号は、衝撃閾値(500mV)以上のときに、賞球制御基板203に出力される。
第2検出信号が出力される場合とは、パチンコ機100にドツキ等の衝撃を与えている場合である。例えば、遊技者が、パチンコ機100に対して不正に衝撃(ドツキ)を与えると、振動検出装置150が固設された操作ハンドル113に振動が生じる。これによって、振動検出装置150内の振動センサ170から、衝撃に対して特徴的に生ずる周波数である10Hz〜50Hzの周波数帯域を含んだ電圧信号が発生し、フィルタ回路172および増幅回路174を通じて計測部180に入力される。
ここでは、ドツキによる衝撃が生じているので、第1検出信号出力手段186aによって100mV以上の電圧は計測されないが、第2検出信号出力手段186bによって500mV以上の電圧値が計測されるため、賞球制御基板203に対して衝撃による第2検出信号が送信される。
かかる不正対応遂行手段を備える構成により、パチンコ機100に不正に衝撃を与えて遊技球を大量に得る行為等が発生した場合に、不正対応処理を遂行することができる。
ここで、不正対応処理とは、賞球制御基板203が第2検出信号を検知すると、主制御基板201に不正報知コマンドが送信され、主制御基板201からホールコンピュータのような管理装置に不正を検知した旨伝達したり、主制御基板201から賞球制御基板203へ不正対応コマンドを送ることで、発射停止処理が行われて遊技球の発射を禁止するとともに、払出停止処理が行われて遊技球の払出も禁止したりすることである。さらに、主制御基板201は、不正コマンドを送信した後は、基本動作を停止して振動検出装置150からの信号が入力されないようにしてもよい。この場合、遊技場係員による復旧処理によって復旧する構成にしておけば、不正がさらに予防される。
なお、不正対応処理によって遊技の一部または全部の機能を停止する処理を行う場合には、主制御基板201に第2検出信号に基づく不正報知コマンドが入力される直前の遊技状態が記憶される構成にすることが好ましい。これにより、遊技場係員の確認によって不正行為でないと判断され遊技が復旧される際には、遊技状態を元に戻すことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各実施の形態は、その目的および構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
パチンコ機の前面の構成例を示す正面図である。 パチンコ機の内部構造の構成例を示す斜視図である。 パチンコ機の背面の構成例を示す斜視図である。 本実施形態にかかる操作ハンドルを説明するための外観斜視図である。 パチンコ機の機能構成を示した機能ブロック図である。 賞球制御基板による遊技球発射制御手段の制御を示すフローチャートである。 振動検出装置における振動センサの構成を模式的に示す平面図および側面図である。 振動検出装置における振動センサの屈曲の向きと電圧の印加方向を示す模式図である。 振動検出装置の構成を示すブロック図である。 振動検出装置とケースとの関係を示す斜視図である。 振動検出装置の振動センサで生じる電圧の波形を示すグラフである。 振動検出装置の振動センサで生じる電圧の波形を示すグラフである。 遊技者による操作ハンドルの正当な操作と、固定打ちを説明するための説明図である。
符号の説明
100 …パチンコ機、101 …遊技盤、103 …遊技領域、104 …液晶表示器、105 …第1始動口、106 …入賞ゲート、107 …普通入賞口、108 …回収口、109 …大入賞口ユニット、110 …枠部材、111 …演出ライト、112 …ライト、113 …操作ハンドル、114 …発射指示部材、115、116 …演出役物、118 …特別図柄表示器、120 …第2始動口、121 …普通図柄表示器、140 …タッチセンサ、142 …固定部、144 …キャップ部、150 …振動検出装置、160 …圧電素子、184 …フィルタ手段、184a …第1のデジタルフィルタ、184b …第2のデジタルフィルタ、186 …検出信号出力手段、186a …第1検出信号出力手段、186b …第2検出信号出力手段、201 …主制御基板、202 …副制御基板、239 …発射部

Claims (7)

  1. 回動操作可能に設けられた発射指示部材を備える操作ハンドルと、
    前記発射指示部材の回動角度に応じた打球力で遊技球を遊技領域上に発射する発射部と、
    前記操作ハンドルに設けられ、前記遊技者が該操作ハンドルに接触しているか否かを検出するタッチセンサと、
    前記操作ハンドルに設けられ、該操作ハンドルの任意の部位に加えられた圧力の変化を電圧信号に変換して出力する検出手段と、
    前記検出手段から出力された電圧信号から、前記操作ハンドルの任意の部位に対して継続的な歪みが加えられたことを表す第1周波数帯域成分を抽出する第1フィルタ手段と、
    前記タッチセンサによる検出結果と、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号とに基づいて、前記発射部による前記遊技球の発射を制御する遊技球発射制御手段と、
    を備え
    前記遊技球発射制御手段は、
    前記タッチセンサにより前記操作ハンドルに対する前記遊技者の接触を検出し、かつ、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たす場合に、前記発射部による前記遊技球の発射を許可することを特徴とする遊技機。
  2. 回動操作可能に設けられた発射指示部材を備える操作ハンドルと、
    前記発射指示部材の回動角度に応じた打球力で遊技球を遊技領域上に発射する発射部と、
    前記操作ハンドルに設けられ、前記遊技者が該操作ハンドルに接触しているか否かを検出するタッチセンサと、
    前記操作ハンドルに設けられ、該操作ハンドルの任意の部位に加えられた圧力の変化を電圧信号に変換して出力する検出手段と、
    前記検出手段から出力された電圧信号から、前記操作ハンドルの任意の部位に対して継続的な歪みが加えられたことを表す第1周波数帯域成分を抽出する第1フィルタ手段と、
    前記タッチセンサによる検出結果と、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号とに基づいて、前記発射部による前記遊技球の発射を制御する遊技球発射制御手段と、
    前記タッチセンサが前記操作ハンドルに対する前記遊技者の接触を検出すること、または、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たすこと、のいずれか一方のみ満足する場合、当該操作ハンドルによる遊技球の発射異常に対応するための異常対応処理を遂行する異常対応遂行手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 回動操作可能に設けられた発射指示部材を備える操作ハンドルと、
    前記発射指示部材の回動角度に応じた打球力で遊技球を遊技領域上に発射する発射部と、
    前記操作ハンドルに設けられ、前記遊技者が該操作ハンドルに接触しているか否かを検出するタッチセンサと、
    前記操作ハンドルに設けられ、該操作ハンドルの任意の部位に加えられた圧力の変化を電圧信号に変換して出力する検出手段と、
    前記検出手段から出力された電圧信号から、前記操作ハンドルの任意の部位に対して継続的な歪みが加えられたことを表す第1周波数帯域成分を抽出する第1フィルタ手段と、
    前記タッチセンサによる検出結果と、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号とに基づいて、前記発射部による前記遊技球の発射を制御する遊技球発射制御手段と、
    記タッチセンサが前記操作ハンドルに対する前記遊技者の接触を検出すること、または、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号が前記所定の第1条件を満たすこと、のいずれか一方のみ満足する場合、当該操作ハンドルによる遊技球の発射異常に対応するための異常対応処理を遂行する異常対応遂行手段と、
    を備え、
    前記遊技球発射制御手段は、
    前記タッチセンサにより前記操作ハンドルに対する前記遊技者の接触を検出し、かつ、前記第1フィルタ手段から出力される前記第1周波数帯域成分の電圧信号が所定の第1条件を満たす場合に、前記発射部による前記遊技球の発射を許可することを特徴とする遊技機。
  4. 前記検出手段から出力された電圧信号から、前記遊技機の任意の部位に対して瞬間的な衝撃が加えられたことを表す前記第1周波数帯域成分より周波数帯域が高い第2周波数帯域成分を抽出する第2フィルタ手段と、
    前記第2フィルタ手段から出力される電圧信号が所定の第2条件を満たすと第2検出信号を出力する第2検出信号出力手段と、
    前記第2検出信号出力手段から出力された第2検出信号に応じて前記遊技機に対する不正行為に対応するための不正対応処理を遂行する不正対応遂行手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記所定の第1条件および第2条件は、前記第1周波数帯域成分および第2周波数帯域成分それぞれの電圧信号の最大値または積算値が所定閾値以上となることである請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記所定の第1条件は、前記第1周波数帯域成分の電圧信号が所定時間以上継続することである請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記検出手段はユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子によって構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の遊技機。
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