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JP4990848B2 - 監視システム - Google Patents
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JP4990848B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

この発明は、監視対象の変化を監視する監視システムおよび監視方法に関する。
監視対象の変化の監視には、クリーンルームでの塵埃の監視や、医療現場等での放射線の監視などのように、各種のものがある。火力発電所では、例えば復水器に送られる冷却水の温度差の監視がある。火力発電所の各発電ユニットでは、タービンの回転駆動に使用した蒸気を回収して水に戻し、再利用している。このために、復水器が用いられている。復水器は、タービンの回転駆動の仕事をした蒸気を、取水口で吸い取られた海水(冷却水)で冷却している。そして、蒸気と熱交換をされた海水は、放水口から海に戻される。
このとき、放水された海水(冷却水)が沿岸の環境に影響を与えないようにするために、取水口での海水の温度と、放水口での海水の温度との差が7℃以下に規定されている。火力発電所では、温度差が7℃の規定値を超えないように、海水を吸い取るための循環ポンプの動翼の開度を制御している。
こうした動翼の制御とは別に、復水器の排出側に、取放水の温度差を7℃以下に保持する熱回収装置を設けたシステムなどがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−21205号公報
ところで、取放水の温度差が規定値を超えないようにするために、先に述べたシステムでは、復水器の排出側に熱を回収するための専用の装置が必要である。専用の装置を用いないためには、循環ポンプの動翼の開度を制御するが、このとき、温度差が上昇傾向にあるか、また下降傾向にあるかなどを、取得した温度差のデータを解析して、担当者が判断する必要がある。このために、解析作業を行う担当者の負担が増大する。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、温度等の監視対象の変化を自動で監視することを可能にする監視システムおよび監視方法を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、発電所の取水温度と放水温度との温度差の平均値が、あらかじめ設定された監視時間において規定値を超過しないように前記放水温度を監視する監視システムであって、前記温度差を一定時間間隔で記録している記憶装置と、現在時刻から任意時間さかのぼった時間帯であり、最大で前記監視時間までさかのぼった複数の任意時間帯において、前記温度差の平均値を、前記記憶装置を参照して算出し、算出した各平均値の中から最大の平均値を選択し、前記最大の平均値が選択された任意時間帯の始めの時刻から、前記監視時間が経過する時刻である未経過時刻までにおける温度差の平均値が、前記規定値を超えないように、現在時刻から前記未経過時刻までにおける温度差の平均値を、前記最大の平均値を基にして算出する処理装置と、を備えることを特徴とする監視システムである。
請求項1の発明では、記憶装置は発電所の取水温度と放水温度との温度差を一定時間間隔で記録している。処理装置は、現在時刻から任意時間さかのぼった時間帯であり、最大で監視時間までさかのぼった複数の任意時間帯において、温度差の平均値を、記憶装置を参照して算出し、算出した各平均値の中から最大の平均値を選択する。そして、最大の平均値が選択された任意時間帯の始めの時刻から、監視時間が経過する時刻である未経過時刻までにおける温度差の平均値が、規定値を超えないように、現在時刻から未経過時刻までにおける温度差の平均値を、最大の平均値を基にして算出する。
請求項1の発明によれば、複数の任意時間帯において、温度差の平均値をそれぞれ算出し、各平均値の中から最大の平均値を選択する。各任意時間帯は、例えば現在時刻を「13:00」とすれば、
「12:50」〜「13:00」
「12:40」〜「13:00」
のようになり、各任意時間帯での最大の平均値を自動で選択するので、担当者による解析を不要にして、最大の平均値により監視対象の変化を監視することを可能にする。
さらに、最大の平均値が選択された任意時間帯の始めの時刻から、監視時間が経過する時刻である未経過時刻までにおける温度差の平均値が、規定値を超えないようにするために必要とする、現在時刻から未経過時刻までにおける温度差の平均値を出力する。これにより、規定値より低く平均値を抑えるための対応策を、担当者による解析を不要にして、自動で提供することができる。特に、これから必要とする対応策を自動で出力するので、迅速な対応を可能にする。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。以下の実施の形態では、火力発電所の取水口で取り込まれる海水の温度と、放水口から放出される海水の温度との差が監視対象である。
(実施の形態1)
この実施の形態による監視システムを図1に示す。この監視システム1は、データ収集サーバ10と監視端末20と機器制御装置30とを備えている。データ収集サーバ10と監視端末20と機器制御装置30とは、火力発電所内に形成されている所内ネットワークNWでデータの送受信が可能な状態にある。
この実施の形態が監視対象とするのは、火力発電所の復水器に使用される冷却水の温度差である。ここで、復水器が設置されている火力発電所の取放水系統について説明する。例えば図2に示す取放水系統100では、取水口110と放水口120との間が管路130によって連結されている。管路130には、循環ポンプ140と復水器150とが設置されている。復水器150は、タービン160を駆動した蒸気と冷却水である海水との熱交換をし、蒸気を水に戻して回収する。この後、復水器150は、戻した水をボイラ(図示を省略)に送る。これにより、蒸気を戻した水が再利用される。
循環ポンプ140は、復水器150に必要とする海水を、取水口110から吸い取り、管路130を経て復水器150に流す。そして、循環ポンプ140による熱交換で温度上昇した海水を、管路130を経て放水口120に向けて流す。このとき、取水時と放水時の海水の温度差が、沿岸の環境に影響を与えないような値に規定されている。つまり、任意の監視時間での温度差の平均値が規定値を超過しないように、火力発電所では温度差を管理している。具体的には、任意の60分(監視時間)の温度差の平均値が7℃(規定値)を超過しないように、火力発電所では放水時の海水の温度を監視する必要がある。そして、温度差が規定値を超えるようであると、循環ポンプ140の動翼(図示を省略)の開度を制御して、海水の流量を多くする。
このために、取放水系統100では、取水口110と放水口120とに温度センサ170、180を設置して、取水口110と放水口120との温度を計測している。温度センサ170、180は温度の測定結果を表す測定信号a、bを出力する。
監視システム1のデータ収集サーバ10は、温度センサ170、180からの測定信号a、bを収集して記憶する。データ収集サーバ10は、例えば1分毎に測定信号a、bが表す測定結果を取り込み、温度蓄積データとして記憶する。これにより、データ収集サーバ10は、取水口110から取り込まれる海水温度と、放水口120から放水される海水温度とを記憶する。さらに、データ収集サーバ10は、2つの温度の差を演算して記憶する。データ収集サーバ10が記憶する温度蓄積データを図3に示す。この温度蓄積データには、毎日、分毎に連続で温度が記録されている。監視システム1は、こうした温度蓄積データを所定期間、発電ユニット毎に保存している。なお、図3は2つのユニットの中の、1号ユニットの温度蓄積データを表している。
監視システム1は、取水口110と放水口120とでの海水の温度差を監視するものであり、処理部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25および出力部26を備えている。記憶部22〜出力部26は、バス27を経て処理部21に接続されている。通信部23は、処理部21の制御によって、所内ネットワークNWとのデータ通信を可能にする。これにより、処理部21はデータ収集サーバ10や機器制御装置30と通信することができる。入力部24は、キーボードやマウスのような、担当者によって操作される入力装置である。表示部25は、データを表示するLCD(液晶ディスプレイ)等の表示装置である。表示部25は、処理部21の制御によって、後述する監視結果などを表示する。出力部26は、処理部21の制御によって、監視結果などをプリントアウトする出力装置である。
記憶部22は、入力部24に入力された各種のデータや、通信部23がデータ収集サーバ10から受信したデータなどを記憶する記憶装置である。また、記憶部22は、監視端末20の一般的な動作に必要とする各種のプログラムをあらかじめ記憶している。さらに、記憶部22は、海水の温度差の監視に必要とするプログラムをあらかじめ記憶している。
処理部21は、記憶部22に記憶されているプログラムを実行する。処理部21が実行するプログラムには、海水の温度差を監視する監視処理プログラムがある。処理部21は、監視処理プログラムを実行すると、図4に示す監視処理を行う。処理部21は、監視処理を開始すると、表示部25を制御して、監視処理のための入力画面を表示し(ステップS1)、基準時刻の入力を待つ(ステップS2)。ステップS2で、処理部21は、出力部26に基準時刻が入力されたと判断すると(ステップS3)、基準時刻を中心にした前後60分以内の温度差を表すデータ(以下、「2時間温度差データ」という)を、通信部23を制御して、データ収集サーバ10が記憶している温度蓄積データから読み出す(ステップS4)。
この2時間温度差データの一例を図5に示す。図5では、基準時刻として「18:20」を基準とした、1号ユニットの2時間分の温度差が記録されている。ステップS4が終了すると、処理部21は、読み出した2時間温度差データと、この2時間温度差データをグラフ化したデータ(以下、「グラフ化データ」という)とを記憶部22に記憶する(ステップS5)。このグラフ化データの例を図6に示す。このグラフ化データには、取水時と放水時の海水の温度差の規定値として、「公害防止協定値」が記録されている。なお、図6のグラフ化データには、2号ユニットについてのデータも記録されている。ステップS5が終了すると、処理部21は、後述する第1の処理〜第5の処理の中から最初の処理を選択し(ステップS6)、選択した処理を実行する(ステップS7)。最初の処理が終了して、ステップS7が終了すると、処理部21は、第1の処理〜第5の処理の中の、最後の処理が終了したかどうかを判断する(ステップS8)。
ステップS8で最後の処理が終了していなければ、処理部21は、次の処理を選択して(ステップS9)、ステップS7の処理を行う。こうして、処理部21は第1の処理〜第5の処理を行う。処理部21が行う第1の処理〜第5の処理は次ぎのとおりである。
処理部21が行う第1の処理は、基準時刻の前の60分での温度差の平均値を算出するためのものである。この第1の処理を図7に示す。処理部21は、第1の処理を開始すると、記憶部22に記憶されている2時間温度差データを読み出す(ステップS21)。ステップS21が終了すると、処理部21は、基準時刻から60分前の時刻までの時間帯にある温度差を、2時間温度差データの中から抽出する(ステップS22)。図5に示す2時間温度差データの場合、図8に示すように、基準時刻を基準にして60分前の時刻までの時間帯がT1である。ステップS22が終了すると、処理部21は、時間帯T1での各温度差を平均して平均値を算出する(ステップS23)。この後、処理部21は、算出した平均値を記憶部22に記憶して(ステップS24)、第1の処理を終了する。
処理部21が行う第2の処理は、2時間温度差データの中で、任意の60分での温度差の平均値を算出して、各平均値の中から最大値(以下、「1時間最大値」という)を選択する。この第2の処理を図9に示す。処理部21は、第2の処理を開始すると、記憶部22に記憶されている2時間温度差データを読み出す(ステップS41)。ステップS41が終了すると、処理部21は、2時間温度差データの時間範囲である2時間の中から、最初の60分を決めて(ステップS42)、この60分に含まれる温度差を、2時間温度差データの中から抽出する(ステップS43)。処理部21は、ステップS43で抽出した各温度差を平均して平均値を算出し(ステップS44)、算出した平均値を記憶部22に記憶する(ステップS45)。
ステップS45が終了すると、処理部21は、任意の60分が最後の60分であるかどうかを判断する(ステップS46)。任意の60分が最後の60分でなければ、処理部21は、次の60分を決めて(ステップS47)、処理をステップS43に戻す。図5に示す2時間温度差データの場合、図10に示すように、最初の任意の60分の時間帯T2が「17:20」〜「18:20」であると、処理部21は、次の任意の60分の時間帯T2を「17:21」〜「18:21」にずらす。このように60分をずらせることにより、最後の任意の60分の時間帯が「18:20」〜「19:20」となる。
一方、ステップS46で、任意の60分が最後の60分であると判断すると、処理部21は、ステップS45で記憶した、任意の60分の平均値の中で、最大の平均値を選択する(ステップS48)。この後、処理部21は、この平均値を算出した時間帯と共に最大の平均値を記憶部22に記憶して(ステップS49)、第2の処理を終了する。
処理部21が行う第3の処理は、指定された時刻から最大60分前までの、任意の長さの範囲、つまり任意の時間帯での温度差の平均値を算出し、各平均値の中の最大値(以下、「1時間範囲内最大値」という)を選択する。この第3の処理を図11に示す。処理部21は、第3の処理を開始すると、記憶部22に記憶されている2時間温度差データを読み出す(ステップS61)。ステップS61が終了すると、処理部21は、算出の基準として指定された時刻(以下、「指定時刻」という)を設定する(ステップS62)。処理部21は、指定時刻として、2時間温度差データの時間帯の最後の時刻、つまり、現在の時刻(以下、「現在時刻」という)を指定時刻とする。また、指定時刻として、入力部24に入力された任意の時刻であってもよく、入力画面に入力された基準時刻であってもよい。図5に示す2時間温度差データの場合、図12に示すように、処理部21は、基準時刻「18:20」に対して、指定時刻を現在時刻の「19:20」とする。
ステップS62が終了すると、処理部21は、指定時刻からさかのぼって、任意の時間帯として最初の時間帯を決めて(ステップS63)、この最初の時間帯に含まれる温度差を、2時間温度差データの中から抽出する(ステップS64)。処理部21は、ステップS64で抽出した各温度差の平均値を算出し(ステップS65)、算出した平均値を記憶部22に記憶する(ステップS66)。
ステップS66が終了すると、処理部21は、任意の時間帯の長さが60分であるかどうかを判断する(ステップS67)。時間帯の長さが60分でなければ、処理部21は、第1の時間帯の長さに所定時間だけ加えることで、次の時間帯を決めて(ステップS68)、処理をステップS64に戻す。図5に示す2時間温度差データの場合、図13に示すように、最初の時間帯T3の長さは、指定時刻である「19:20」から10分だけさかのぼった、「19:10」までの範囲である。次に、処理部21は、最初の時間帯T3の長さである10分に、所定時間である5分を加えることで、次の時間帯T3を決める。この時間帯T3の長さが「19:05」〜「19:20」の範囲である。こうして、処理部21は、温度差を抽出する範囲である、任意の時間帯の長さを、指定時刻から最初に10分さかのぼった時刻までの範囲とし、この後、時刻を5分づつさかのぼり、最大で60分までさかのぼった範囲とする。
一方、ステップS67で、時間帯の長さが60分さかのぼった時刻までの範囲であると判断すると、処理部21は、ステップS66で記憶した、各時間帯の平均値の中で、最大の平均値を選択する(ステップS69)。この後、処理部21は、この平均値を算出した時間帯と共に最大の平均値を記憶部22に記憶して(ステップS70)、第3の処理を終了する。なお、図13の場合には、最後の任意の時間帯は、T311の「19:20」〜「18:20」である。
処理部21が行う第4の処理は、第3の処理で記憶された最大の平均値を基にして、温度差の60分の平均値が7℃を超過しないようにするための対応策を決める。この第4の処理を図14に示す。処理部21は、第4の処理を開始すると、第3の処理のステップS70で記憶部22に記憶した最大の平均値を読み出す(ステップS81)。この後、処理部21は、読み出した平均値が規定値を超過しているかどうかを判断する(ステップS82)。
最大の平均値が規定値を超えていると、処理部21は、この平均値を算出したときの時間帯から、経過時間を算出する(ステップS83)。ステップS83で、処理部21は、最大の平均値を算出したときの時間帯で、最初の時刻と最後の時刻との差を算出し、この差の時間を経過時間とする。ステップS83が終了すると、処理部21は、経過時間から未経過時間を算出する(ステップS84)。ステップS84で、処理部21は、監視時間と経過時間との差を算出して、未経過時間を算出する。
ステップS84が終了すると、処理部21は、規定値を超える平均値が、未経過時間で規定値に収まるようにするための、未経過時間での温度差の平均値(以下、「対応操作用の平均値」という)を算出する(ステップS85)。例えば、図15に示すように、60分の監視時間に対して、規定値を超える平均値を算出した時間帯が「19:10」〜「19:20」であると、経過時間が10分となる。したがって、未経過時間が50分となる。処理部21は、例えば、
規定値>(経過時間内の測定数×平均値+
未経過時間内の測定数×対応操作用の平均値)/監視時間内の測定数
の関係を用いて、規定値を超えないための、未経過時間での対応操作用の平均値を算出する。ステップS85が終了すると、処理部21は、対応操作用の平均値と未経過時間とを記憶部22に記憶する(ステップS86)。そして、処理部21は、ステップS86が終わるか、または、ステップS82で温度差の平均値が規定値を超えていないとき、第4の処理を終了する。
処理部21が行う第5の処理は、グラフ化データに対して第1の処理〜第4の処理による処理結果を付加する。この第5の処理を図16に示す。処理部21は、第5の処理を開始すると、ステップS5で記憶部22に記憶したグラフ化データを読み出す(ステップS101)。この後、処理部21は、第1の処理で記憶部22に記憶した、基準時刻から60分前の時刻までの平均値を読み出し(ステップS102)、第2の処理で記憶部22に記憶した、任意の60分での最大の平均値とその時間帯とを読み出す(ステップS103)。この後、処理部21は、第3の処理で記憶部22に記憶した、任意時間帯での温度差の最大の平均値とその時間帯とを読み出し(ステップS104)、第4の処理で記憶部22に記憶した対応操作用の平均値とその時間帯を読み出す(ステップS105)。
ステップS105が終了すると、処理部21は、ステップS101で得たグラフ化データに対して、ステップS102〜S105で得た各データを付加して、システム画面データを生成する(ステップS106)。この後、処理部21は、生成したシステム画面データを記憶部22に記憶して(ステップS107)、第5の処理を終了する。
処理部21は、第1の処理〜第5の処理を行って、ステップS8で第5の処理が終了したと判断すると、第5の処理の処理結果であるシステム画面データを記憶部22から読み出す(ステップS10)。この後、処理部21は、表示部25を制御して、システム画面データを用いてシステム画面を表示し(ステップS11)、監視処理を終了する。
ステップS11で表示されるシステム画面の一例を図17に示す。図17のシステム画面Pは、各計算結果を表示するための画面部分P1と、グラフ化データを表示するための画面部分P2とから成っている。画面部分P1には、
基準時刻から60分前の時刻までの平均値
任意の60分での最大の平均値とその時間帯
任意時間帯での温度差の最大の平均値とその時間帯
対応操作用の平均値と未経過時間
が表示される。特に、対応操作用の平均値を算出した場合、処理部21は、温度差の監視結果として、画面部分P1の表示欄P11に監視結果に対応するための対応操作を表示する。
また、画面部分P2には、
グラフ化データ
基準時刻前後の60分の時間帯
任意の60分での最大の平均値が算出された時間帯
任意時間帯での温度差の最大の平均値が算出された時間帯
対応操作用の平均値が適用される時間帯(操作時間帯)
が表示される。なお、図17では、指定時刻が基準時刻である場合を例示している。
機器制御装置30は、システム画面Pの表示欄P11に表示されている対応操作のデータを、温度差の監視結果として監視端末20から受け取ると、循環ポンプ140の動翼を制御するための動翼開閉制御を行う。このために、機器制御装置30は、図18に示す動翼開閉処理を行う。機器制御装置30は、動翼開閉処理を開始すると、監視結果から対応操作が必要かどうかを判断する(ステップS201)。なお、図18では、「X℃以下をY分継続してください」というメッセージを表すデータが対応操作のデータ、つまり温度差の監視結果に該当する。
ステップS201で対応操作が不要であると判断すると、機器制御装置30は、循環ポンプ140の動翼を自動で開閉し(ステップS202)、この状態をt11分(例えば10分)だけ続ける(ステップS203)。動翼の開閉は、機器制御装置30が循環ポンプ140に制御信号を送ることで行われる。この後、機器制御装置30は、終了の指示を受けたかどうかを判断する(ステップS204)。終了の指示がなければ、機器制御装置30は、処理をステップS201に戻し、動翼の自動開閉を、必要な時間続ける。また、図204で終了の指示があると、処理を終了する。
一方、ステップS201で対応操作が必要と判断すると、機器制御装置30は、循環ポンプ140の動翼を全開にする(ステップS205)。この後、機器制御装置30は、対応操作のデータに含まれる時間であるY分がt11分以下かどうかを判断する(ステップS206)。ステップS206で、Y分がt11分以下であると判断すると、機器制御装置30は、循環ポンプ140の動翼を全開にした状態をt11分だけ続ける(ステップS207)。
ステップS206で、Y分がt11分以下ではないと判断すると、処理部21は、時間判定処理を行う(ステップS208)。この時間判定処理で、対応操作のデータに含まれる温度のX℃が、
X≧tmp21
の関係にあると、処理部21は、循環ポンプ140の動翼全開の状態をt11分だけ続ける(ステップS209)。また、X℃が、
tmp22≦X≦tmp23
の関係にあると、処理部21は、循環ポンプ140の動翼全開の状態をt12分(例えば20分)だけ続け(ステップS210)、温度のX℃が、
tmp24≦X≦tmp25
の関係にあると、循環ポンプ140の動翼全開の状態をt13分(例えば30分)だけ続ける(ステップS211)。さらに、温度のX℃が、
X≦tmp26
の関係にあると、処理部21は、循環ポンプ140の動翼全開の状態をY分だけ続ける(ステップS212)。tmp21〜tmp26は、
tmp21>tmp22>…>〜tmp26
の関係にあり、例えば、
tmp21=6.6℃
tmp22=6.5℃
tmp23=6.4℃
tmp24=6.3℃
tmp25=6.2℃
tmp26=6.1℃
のような値である。処理部21は、ステップS209〜S212のいずれかの処理が終了すると、ステップS204の処理を行う。
こうして、機器制御装置30は、動翼開閉処理により、対応操作に応じて、循環ポンプ140の動翼を必要時間だけ全開にする制御を行う。
次に、この実施の形態による監視システム1を用いた監視方法について説明する。担当者は、冷却水の温度差をチェックする場合、監視端末20の入力部24を操作して、監視処理プログラムを起動する。これにより、監視端末20は監視処理を行う。監視端末20は、監視処理を開始すると、表示部25に入力画面を表示する。これにより、担当者は入力部24を操作して、監視の基準となる基準時刻を入力する。
監視端末20は、基準時刻を受け取ると、監視処理の第1の処理〜第5の処理を行う。そして、監視端末20は、監視処理で作成したシステム画面データを基にし、システム画面Pを表示部25に表示する。これにより、もし、温度差の平均値が規定値を超えると、担当者は、機器制御装置30を操作して、システム画面Pの表示欄P11に表示されている対応操作のデータを、温度差の監視結果として監視端末20から監視端末20に入力する。
機器制御装置30は、対応操作のデータを受け取ると、動翼開閉処理を行い、循環ポンプ140の動翼の開閉を制御する。これにより、温度差の平均値が規定値を超えた場合には、機器制御装置30が循環ポンプ140の動翼を必要時間だけ全開にするので、温度差の平均値を下げることができる。
こうして、この実施の形態によれば、取水口110と放水口120とでの海水の温度差の変化する様子であって、入力された基準時間を中心にした、温度差の変化する様子を、
基準時刻から60分前の時刻までの平均値
任意の60分での最大の平均値とその時間帯
として、自動で出力することができる。特に、指定時刻前に温度差の平均値が規定値を超える可能性があるかどうかを、
任意時間帯での温度差の最大の平均値とその時間帯
として、出力することができ、規定値を超える場合には、
対応操作用の平均値と未経過時間
として、対応操作を出力することができる。この場合、監視端末20が対応操作を出力するので、担当者による解析を不要にし、かつ、迅速な対応を可能にする。
さらに、この実施の形態によれば、機器制御装置30は温度差の監視結果を監視端末20から受け取った場合に、温度差の平均値が規定値を超えると、循環ポンプ140の動翼の開閉を制御して、平均値が規定値を超えることを自動で防ぐことができる。
なお、この実施の形態では、1号ユニットについて監視処理を行ったが、2号ユニットについても、同じように監視処理を行うことができる。さらに、1号ユニットと2号ユニットとを合わせた温度差に対しても、監視処理を行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、火力発電所の冷却水である海水の温度を監視対象とする監視システム1であった。しかし、監視システム1の監視対象としては、海水の温度以外にも、クリーンルームや食品製造現場などでの塵埃、温室での日射量や湿度、医療現場などでの放射線等があり、実施の形態1をそのまま流用することが可能である。
この発明の実施の形態1による監視システムを示す構成図である。 火力発電所の取放水系統を示す図である。 温度蓄積データの一例を示す図である。 監視処理の一例を示すフローチャートである。 2時間温度差データの一例を示す図である。 グラフ化データの一例を示す図である。 第1の処理を示すフローチャートである。 温度差の抽出の様子を説明する図である。 第2の処理を示すフローチャートである。 任意の60分を説明する図である。 第3の処理を示すフローチャートである。 指定時刻を説明する図である。 任意の時間帯での温度差の算出の様子を示す図である。 第4の処理を示すフローチャートである。 規定値の超過に対応する温度差の算出の様子を示す図である。 第5の処理を示すフローチャートである。 システム画面の一例を示す図である。 動翼開閉処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 監視システム
10 データ収集サーバ(記憶装置)
20 監視端末(処理装置)
21 処理部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
26 出力部
30 機器制御装置

Claims (1)

  1. 発電所の取水温度と放水温度との温度差の平均値が、あらかじめ設定された監視時間において規定値を超過しないように前記放水温度を監視する監視システムであって、
    前記温度差を一定時間間隔で記録している記憶装置と、
    現在時刻から任意時間さかのぼった時間帯であり、最大で前記監視時間までさかのぼった複数の任意時間帯において、前記温度差の平均値を、前記記憶装置を参照して算出し、算出した各平均値の中から最大の平均値を選択し、
    前記最大の平均値が選択された任意時間帯の始めの時刻から、前記監視時間が経過する時刻である未経過時刻までにおける温度差の平均値が、前記規定値を超えないように、現在時刻から前記未経過時刻までにおける温度差の平均値を、前記最大の平均値を基にして算出する処理装置と、
    を備えることを特徴とする監視システム。
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