JP4997939B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
通常、絶縁膜は、水分含有量と面内膜厚分布率とがトレードオフの関係にあり、水分含有量の低いものはその反面で面内膜厚分布率に劣り(大きく)、面内膜厚分布率に優れた(小さい)ものはその反面で水分含有量が高いという性質を有している。
本発明者は、絶縁膜の持つ上記の相反する性質を利用し、キャパシタ構造、特に水分・水素によるダメージを受け易い強誘電体キャパシタ構造を覆う層間絶縁膜として、水分・水素の遮断機能を十分に保持しつつも、優れた表面平坦性を実現すべく鋭意検討した結果、水分含有量の相異なる少なくとも2層の絶縁膜を積層してなる層間絶縁膜に想到した。
表面が平坦なシリコン基板上に、シリコン酸化膜を2層(第1及び第2の絶縁膜)に形成し、サンプル層間絶縁膜とする。下層の第1の絶縁膜は、従前より強誘電体キャパシタ構造の層間絶縁膜として用いられている、いわゆる極低水分含有量のシリコン酸化膜である。これに対して上層の第2の絶縁膜は、第1の絶縁膜よりも水分含有量の多い、従って面内膜厚分布率の小さいシリコン酸化膜である。ここで、第1及び第2の絶縁膜を形成するには、例えばTEOSを原料ガスとするプラズマCVD法を用いて、第1の絶縁膜の場合には圧力を比較的高値に、第2の絶縁膜の場合には第1の絶縁膜の形成時よりも圧力を低値に設定して、それぞれ成膜する。このとき、上記の圧力条件を採用する代わりに、または上記の圧力条件と併用して、第1の絶縁膜の場合には原料ガスの酸素量(O2流量)を比較的高値に、第2の絶縁膜の場合には第1の絶縁膜の形成時よりもO2流量を低値に設定して、それぞれ成膜するようにしても良い。
Uf={(Tmax−Tmin)/(Tmax+Tmin)}×100
ここで、Tmaxが膜厚の最大値、Tminが膜厚の最小値である。
測定・算出結果を表1及び図1(a)に示す。
本実験では、実験(1)において条件1〜4で各サンプル層間絶縁膜を形成した後、各々をCMPにより膜厚1400nmから500nmとなるまで研磨し、表面平坦化する。そして、表面平坦化された条件1〜4で各サンプル層間絶縁膜について、昇温脱離分光法(TDS)によりH2Oの脱ガス量を測定した。ここで、条件1でCMPを施さないものについても、同様にH2Oの脱ガス量を測定した。
図1(b)に示すように、サンプル層間絶縁膜において、水分含有量の高い第2の絶縁膜の比率が大きいほど、H2Oの脱ガス量も多く、条件1,4,3,2の順でほぼ線形に増大することが確認された。ここで、条件2で確認された程度の脱ガス量を示す層間絶縁膜でも、水分含有量が極低である第2の絶縁膜の存在により強誘電体キャパシタ構造に対する水分・水素の遮断機能は十分に果たされる。また、条件1でCMPを施した場合、研磨剤や研磨条件との兼ね合いから、H2Oの脱ガス量が若干増大することが判る。この結果を踏まえ、強誘電体キャパシタ構造への更なる水分・水素の遮断機能を得るべく、CMP後に層間絶縁膜に例えばN2Oガスを用いたプラズマ処理を施し、脱水及び表面改質することが有効である。
即ち本発明では、先ず第1及び第2の絶縁膜の積層構造を形成し、これをCMPで研磨して第1の絶縁膜のみを層間絶縁膜として残した場合でも、強誘電体キャパシタ構造に対する水分・水素の遮断機能を十分に保持しつつも、優れた表面平坦性が得られることが判明した。
図2は、第1及び第2の絶縁膜を積層形成した様子を示す概略断面図である。図3は、積層膜をCMPにより表面平坦化して層間絶縁膜を形成した様子を示す概略断面図であり、(a)が発明態様1の層間絶縁膜を、(b)が発明態様2の層間絶縁膜をそれぞれ示す。図4は、発明態様3の層間絶縁膜を形成する様子を示す概略断面図である。なおここでは、図2〜図4において、基体上に強誘電体キャパシタ構造が形成された、単純化された状態を例示して説明する。
先ず、図2に示すように、基体1上に形成された強誘電体キャパシタ構造2を覆うように、実験(1)で説明した手法で第1の絶縁膜3及び第2の絶縁膜4を積層形成する。ここで、第1及び第2の絶縁膜3,4は、強誘電体キャパシタ構造2が存することから、強誘電体キャパシタ構造2の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高く形成される。
先ず、発明態様1と同様、図2に示すように、基体1上に形成された強誘電体キャパシタ構造2を覆うように、実験(1)で説明した手法で第1の絶縁膜3及び第2の絶縁膜4を積層形成する。
先ず、図4(a)に示すように、基体1上に形成された強誘電体キャパシタ構造2を覆うように、実験(1)で説明した手法で第1の絶縁膜3と、第1の絶縁膜3を覆うアルミナ(Al2O3)等の薄い水素拡散防止膜5と、第2の絶縁膜4とを順次に積層形成する。ここで、強誘電体キャパシタ構造2は、第1の絶縁膜3と相俟って水素拡散防止膜5により水分・水素の浸入が十分に遮断されることから、第2の絶縁膜4を第1の絶縁膜3よりも相当程度厚く(例えば3倍程度に)形成しても良い。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。これらの実施形態では、本発明をキャパシタ膜に強誘電体膜を適用してなる強誘電体キャパシタを備えたFeRAMに適用する場合について例示する。各実施形態では、説明の便宜上、FeRAMの構成をその製造方法と共に説明する。なお本発明は、キャパシタ膜に通常の誘電体膜を適用してなる半導体メモリにも適用可能である。
本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造の下部電極上及び上部電極上にそれぞれ導電プラグが形成されて電気的導通がとられる構成の、いわゆるプレーナ型のFeRAMを例示する。
ここでは、プレーナ型のFeRAMの構成をその製造方法と共に説明する。図5〜図10は、本実施形態によるプレーナ型のFeRAMの製造方法を工程順に示す概略断面図である。
次に、素子活性領域に不純物、ここではホウ素(B+)を例えばドーズ量3.0×1013/cm2、加速エネルギー300keVの条件でイオン注入し、ウェル112を形成する。
詳細には、先ず、各ソース/ドレイン領域118をエッチングストッパーとして、当該各ソース/ドレイン領域118の表面の一部が露出するまで層間絶縁膜122a及び保護膜121をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、例えば約0.3μm径のビア孔119aをそれぞれ形成する。
詳細には、先ず、水素拡散防止膜123上にスパッタ法により例えば膜厚が150nm〜200nm程度にPt膜を堆積し、下部電極層124を形成する。
上部電極層126としては、先ず反応性スパッタ法により、例えば導電性酸化物であるIrO2膜26aを膜厚30nm〜70nm程度に形成する。その後、IrO2膜126aをアニール処理する。このアニール処理の条件としては、Ar/O2ガスをArが2.0リットル/分、O2が0.02リットル/分の流量で供給しながら、例えば650℃〜850℃で10秒間〜60秒間実行する。次に、IrO2膜126a上に、反応性スパッタ法によりIrO2膜126bを膜厚150nm〜300nm程度に形成する。そして、IrO2膜126b上に、当該IrO2膜126bのキャップ膜として機能する貴金属膜、ここではPt膜126cをスパッタ法により膜厚100nm程度に形成する。IrO2膜126a,126b及びPt膜126cから上部電極層126が構成される。なお、上部電極層126において、IrO2膜126a,126bの代わりにIr、Ru、RuO2、SrRuO3、その他の導電性酸化物やこれらの積層構造としても良い。また、Pt膜126cの形成を省略することも可能である。
詳細には、上部電極層126をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより複数の電極形状に加工して、上部電極131をパターン形成する。
詳細には、強誘電体膜125を上部電極131に整合させて、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工する。この強誘電体膜125のパターニングの後に、強誘電体膜125をアニール処理して当該強誘電体膜125の機能回復を図る。
詳細には、Al2O3(アルミナ)、Al窒素酸化物、Ta酸化物、及びTi酸化物よりなる群から選ばれた少なくとも一種の材料、ここではアルミナを材料として、スパッタ法又はCVD法(例えばMOCVD法)により、強誘電体膜125及び上部電極131を覆うように下部電極層124上に膜厚50nm程度に堆積し、水素拡散防止膜127を形成する。ここで、MOCVD法を採用することにより、より緻密なアルミナ膜を形成することができ、高い水素拡散防止効果を奏することが可能となる。その後、水素拡散防止膜127をアニール処理する。
詳細には、強誘電体キャパシタ130の全面を覆うように、強誘電体キャパシタ130のキャパシタ特性の劣化を防止する(外部或いは上層の絶縁膜から発生する水分に起因して発生した水素の強誘電体膜125への浸入を防止する)ための水素拡散防止膜128を形成する。ここで、強誘電体キャパシタ130は、それぞれ水素拡散防止膜123,127,128により完全に囲まれた形とされる。水素拡散防止膜128としては、Al2O3(アルミナ)、Al窒素酸化物、Ta酸化物、及びTi酸化物よりなる群から選ばれた少なくとも一種の材料、ここではアルミナを材料として、スパッタ法又はCVD法(例えばMOCVD法)により膜厚20nm〜50nm程度に堆積する。ここで、MOCVD法を採用することにより、より緻密なアルミナ膜を形成することができ、高い水素拡散防止効果を奏することが可能となる。その後、水素拡散防止膜128をアニール処理する。
詳細には、強誘電体キャパシタ130を、それぞれ水素拡散防止膜127,128を介して覆うように、第1の絶縁膜133a及び第2の絶縁膜133bを順次成膜する。第1の絶縁膜133aは、強誘電体キャパシタ130を水分・水素の浸入から防止すべく、極低水分含有量の状態に形成される。他方、第2の絶縁膜133bは表面平坦性に優れた状態、従って第1の絶縁膜133aよりも低水分含有量の低い状態に形成される。具体的に、第1の絶縁膜133aは面内膜厚分布率が5%以下程度の絶縁材料から、第2の絶縁膜133bは面内膜厚分布率が2%以下程度の絶縁材料からそれぞれ形成する。
詳細には、例えば図8(a)の破線Lで示す位置まで、CMPにより例えば膜厚が700nm程度となるまで研磨して形成する。ここでは、強誘電体キャパシタ構造130の直上には第2の絶縁膜133bが残らず除去され、第1の絶縁膜133aの表面がある程度露出するまで研磨する。第2の絶縁膜133bは、第1の絶縁膜133aの第2の部分上に残存する。このとき、第1の絶縁膜133aにおける第1の部分の上面から第2の絶縁膜133bの上面にかけて表面平坦化されてなり、第1の絶縁膜133aと、第1の絶縁膜133aの第2の部分上に残る第2の絶縁膜133bとからなる層間絶縁膜133が形成される。
CMPの後に、層間絶縁膜133の脱水及び表面改善化を目的として、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
詳細には、先ず、各導電プラグ119をエッチングストッパーとして、当該導電プラグ119の表面の一部が露出するまで層間絶縁膜133及び水素拡散防止膜123をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工し、例えば約0.3μm径のビア孔各136aを形成する。
詳細には、先ず、残存したレジストマスク138を灰化処理等により除去する。その後、強誘電体キャパシタ130の形成後の諸工程により強誘電体キャパシタ130の受けたダメージを回復するためのアニール処理を行う。そして、全面異方性エッチング、いわゆるエッチバックにより、ハードマスク137を除去する。
詳細には、ビア孔134a,135aの壁面を覆うように、スパッタ法により例えばTi膜及びTiN膜を膜厚20nm程度及びに膜厚50nm程度に順次堆積して、下地膜(グルー膜)134b,135bを形成する。そして、CVD法によりグルー膜134b,135bを介してビア孔134a,135aを埋め込むように例えばW膜を形成する。その後、CMPにより層間絶縁膜133をストッパーとしてW膜及びグルー膜134b,135bを研磨し、ビア孔134a,135a内をグルー膜134b,135bを介してWで埋め込む導電プラグ134,135を形成する。ここで、導電プラグ134が上部電極131と、導電プラグ135が上部電極132とそれぞれ接続される。CMPの後に、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
バリアメタル膜142aとしては、スパッタ法により例えばTi膜を膜厚60nm程度に成膜する。バリアメタル膜142bとしては、TiN膜を膜厚12.5nm程度に成膜する。配線膜143としては、例えばAl合金膜(ここではAl−Cu膜)を膜厚400nm程度に成膜する。バリアメタル膜144としては、スパッタ法により例えばTiN膜を膜厚70nm程度に成膜する。
詳細には、反射防止膜として例えばSiON膜または反射防止膜(不図示)を成膜した後、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより反射防止膜及び配線膜を配線形状に加工し、導電プラグ134,135,136とそれぞれ接続される各第1の配線145をパターン形成する。
以下、第1の実施形態の諸変形例について説明する。
これらの変形例では、第1の実施形態と同様にプレーナ型のFeRAMを例示するが、強誘電体キャパシタ構造130を覆う層間絶縁膜133の構造が異なる点で第1の実施形態と相違する。
図11〜図13は、第1の実施形態の変形例1によるプレーナ型のFeRAMの製造方法において、主要工程のみを示す概略断面図である。
先ず、第1の実施形態と同様に、図5(a)〜図7(c)の各工程を経る。
詳細には、例えば図11の破線Lで示す位置まで、CMPにより例えば膜厚が600nm程度となるまで研磨して形成する。ここでは、第2の絶縁膜133bが残らず除去され、第1の絶縁膜133aのみが残存するように研磨する。このとき、表面平坦化されてなり、第1の絶縁膜133aのみからなる層間絶縁膜133が形成される。
CMPの後に、層間絶縁膜133の脱水及び表面改善化を目的として、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
図14〜図16は、第1の実施形態の変形例2によるプレーナ型のFeRAMの製造方法において、主要工程のみを示す概略断面図である。
先ず、第1の実施形態と同様に、図5(a)〜図7(c)の各工程を経る。
詳細には、例えば図11の破線Lで示す位置まで、CMPにより例えば膜厚が700nm程度となるまで研磨して形成する。ここでは、第2の絶縁膜133bのみを研磨する。このとき、第2の絶縁膜133bが表面平坦化されてなり、第1の絶縁膜133a、水素拡散防止膜150及び第2の絶縁膜133bが順次積層されてなる層間絶縁膜151が形成される。
CMPの後に、層間絶縁膜151の脱水及び表面改善化を目的として、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
本実施形態では、強誘電体キャパシタ構造の下部電極の導通を当該下部電極の下方で、上部電極の電気的導通を当該上部電極の上方でそれぞれとる、いわゆるスタック型のFRAMを例示する。
ここでは、スタック型のFeRAMの構成をその製造方法と共に説明する。図17〜図24は、本実施形態によるスタック型のFeRAMの製造方法を工程順に示す概略断面図である。
次に、素子活性領域に不純物、ここではホウ素(B+)を例えばドーズ量3.0×1013/cm2、加速エネルギー300keVの条件でイオン注入し、ウェル212を形成する。
詳細には、先ず、各ソース/ドレイン領域218をエッチングストッパーとして、当該各ソース/ドレイン領域218の表面の一部が露出するまで上部絶縁膜223a、層間絶縁膜222、及び保護膜221をリソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより加工する。これにより、例えば約0.3μm径のビア孔219aが形成される。
詳細には、先ず、第1層目のPZT膜をMOCVD法により膜厚5nm程度に成膜し、更にその上に、第2層目のPZT膜をMOCVD法により膜厚115nm程度に成膜して、全膜厚120nmのキャパシタ膜225を形成する。なお、図示の便宜上、キャパシタ膜225を1層構造として示す。各PZT膜の成膜条件としては、基板温度が例えば620℃、圧力が6.67×102Pa程度である。強誘電体膜225の材料としては、PZTの代わりに、Pb1-xLaxZr1-yTiyO3(0<x<1,0<y<1)、SrBi2(TaxNb1-x)2O9(0<x<1)、Bi4Ti2O12等を用いても良い。
詳細には、先ず、スパッタ法により、イリジウム酸化物を膜厚150nm程度に堆積してイリジウム酸化膜226aを形成する。
次に、イリジウム酸化膜226a上に、スパッタ法により、Irを膜厚100nm程度に堆積してIr膜226bを形成する。イリジウム酸化膜226a及びIr膜226bから上部電極膜226が構成される。なお、上部電極層226において、イリジウム酸化膜226aの代わりにIr、Ru、RuO2、SrRuO3、その他の導電性酸化物やこれらの積層構造としても良い。また、Pt膜226bの形成を省略することも可能である。
詳細には、TiN膜228については、上部電極膜226上にスパッタ法等により膜厚200nm程度に堆積形成する。シリコン酸化膜229については、TiN膜228上に、例えばTEOSを用いたCVD法により膜厚1000nm程度に堆積形成する。ここで、TEOS膜の代わりにHDP膜を形成しても良い。なお、シリコン酸化膜229上に更にシリコン窒化膜を形成しても好適である。
詳細には、シリコン酸化膜229上にレジストを塗布し、このレジストをリソグラフィーにより電極形状に加工して、各レジストマスク236を形成する。ここで、一方のレジストマスク236が下方の導電プラグ219Aに整合する位置に、他方のレジストマスク36が下方の導電プラグ219Bに整合する位置にそれぞれ形成される。
詳細には、レジストマスク236をマスクとしてシリコン酸化膜229をドライエッチングする。このとき、レジストマスク236の電極形状に倣ってシリコン酸化膜229がパターニングされ、ハードマスク229aが形成される。また、レジストマスク236のエッチングされて厚みが減少する。
詳細には、レジストマスク236及び各ハードマスク229aをマスクとして、TiN膜228をドライエッチングする。このとき、ハードマスク229aの電極形状に倣ってTiN膜228がパターニングされ、ハードマスク228aが形成される。また、レジストマスク236は、当該エッチング中に自身がエッチングされて薄くなる。その後、灰化処理等によりレジストマスク236を除去する。
次に、TiNからなるハードマスク228aをウェットエッチングにより除去する。このとき、下部電極231上にキャパシタ膜225、上部電極232が順次積層され、キャパシタ膜225を介して下部電極231と上部電極232とが容量結合する各強誘電体キャパシタ230を完成させる。
詳細には、先ず、強誘電体キャパシタ230の全面を覆うように、アルミナ(Al2O3)を材料として、原子層堆積法(ALD:Atomic Layer Deposition)により膜厚20nm〜50nm程度、例えば40nm程度に堆積し、水素拡散防止膜233を形成する。その後、保護膜233をアニール処理する。
詳細には、例えば図21(b)の破線Lで示す位置まで、CMPにより例えば膜厚が700nm程度となるまで研磨して形成する。ここでは、強誘電体キャパシタ構造230の直上には第2の絶縁膜234bが残らず除去され、第1の絶縁膜234aの表面がある程度露出するまで研磨する。第2の絶縁膜234bは、第1の絶縁膜234aの第2の部分上に残存する。このとき、第1の絶縁膜234aにおける第1の部分の上面から第2の絶縁膜234bの上面にかけて表面平坦化されてなり、第1の絶縁膜234aと、第1の絶縁膜234aの第2の部分上に残る第2の絶縁膜234bとからなる層間絶縁膜234が形成される。
CMPの後に、層間絶縁膜234の脱水及び表面改善化を目的として、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
詳細には、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより層間絶縁膜234及び水素拡散防止膜233をパターニングし、各上部電極232の表面の一部を露出させるビア孔235aを形成する。
詳細には、メモリセル領域において、リソグラフィー及びそれに続くドライエッチングにより層間絶縁膜234及び保護膜233をパターニングし、導電プラグ219Cの表面の一部を露出させるビア孔235bを形成する。
詳細には、先ず、ビア孔235a,235bの壁面を覆うように下地膜(グルー膜)235cを形成した後、CVD法によりグルー膜235cを介してビア孔235a,235bを埋め込むようにW膜を形成する。そして、層間絶縁膜234をストッパーとして例えばW膜及びグルー膜235cをCMPにより研磨し、ビア孔235a,235b内をグルー膜235cを介してWで埋め込む導電プラグ235A,235B,235Cを形成する。CMPの後に、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
詳細には、先ず、層間絶縁膜234上の全面にスパッタ法等によりバリアメタル膜242、配線膜243及びバリアメタル膜244を堆積する。バリアメタル膜242としては、スパッタ法により例えばTi膜を膜厚5nm程度及びTiN膜を膜厚150nm程度に積層成膜する。配線膜243としては、例えばAl合金膜(ここではAl−Cu膜)を膜厚350nm程度に成膜する。バリアメタル膜244としては、スパッタ法により例えばTi膜を膜厚5nm程度及びTiN膜を膜厚150nm程度に積層成膜する。
以下、第2の実施形態の諸変形例について説明する。
これらの変形例では、第2の実施形態と同様にスタック型のFeRAMを例示するが、強誘電体キャパシタ構造230を覆う層間絶縁膜234の構造が異なる点で第2の実施形態と相違する。
図25〜図27は、第2の実施形態の変形例1によるスタック型のFeRAMの製造方法において、主要工程のみを示す概略断面図である。
先ず、第2の実施形態と同様に、図17(a)〜図21(a)の各工程を経る。
詳細には、例えば図25の破線Lで示す位置まで、CMPにより例えば膜厚が700nm程度となるまで研磨して形成する。ここでは、第2の絶縁膜234bが残らず除去され、第1の絶縁膜234aのみが残存するように研磨する。このとき、表面平坦化されてなり、第1の絶縁膜234aのみからなる層間絶縁膜234が形成される。
CMPの後に、層間絶縁膜234の脱水及び表面改善化を目的として、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
図28〜図30は、第2の実施形態の変形例2によるスタック型のFeRAMの製造方法において、主要工程のみを示す概略断面図である。
先ず、第2の実施形態と同様に、図17(a)〜図21(a)の各工程を経る。
詳細には、例えば図28の破線Lで示す位置まで、CMPにより例えば膜厚が700nm程度となるまで研磨して形成する。ここでは、第2の絶縁膜234bのみを研磨する。このとき、第2の絶縁膜234bが表面平坦化されてなり、第1の絶縁膜234a、水素拡散防止膜250及び第2の絶縁膜234bが順次積層されてなる層間絶縁膜251が形成される。
CMPの後に、層間絶縁膜251の脱水及び表面改善化を目的として、例えばN2Oのプラズマアニール処理を施す。
前記半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体材料からなるキャパシタ膜を挟持してなるキャパシタ構造と、
前記キャパシタ構造を覆うように形成されてなる層間絶縁膜と
を含み、
前記層間絶縁膜は、
前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高く形成されており、水分含有量の低い第1の絶縁材料からなる第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜の前記第2の部分上に形成されており、前記よりも水分含有量が高く面内膜厚分布率が小さい第2の絶縁材料からなる第2の絶縁膜と
を有しており、
前記第1の絶縁膜における前記第1の部分の上面から、前記第2の絶縁膜の上面にかけて、表面平坦化されてなることを特徴とする半導体装置。
前記半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体材料からなるキャパシタ膜を挟持してなるキャパシタ構造と、
前記キャパシタ構造を覆うように形成されてなる層間絶縁膜と
を含み、
前記層間絶縁膜は、
前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高く形成されており、水分含有量の低い第1の絶縁材料からなる第1の絶縁膜と、
前記第1の層間絶縁膜を覆い、前記キャパシタ構造への水素拡散を防止する機能を有する水素拡散防止膜と、
前記水素拡散防止膜を覆い、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く面内膜厚分布率が小さい第2の絶縁材料からなる第2の層間絶縁膜と
を有しており、
前記第2の絶縁膜が表面平坦化されてなることを特徴とする半導体装置。
前記キャパシタ構造を覆う層間絶縁膜を形成する工程と
を含み、
前記層間絶縁膜を形成する工程は、
水分含有量の低い第1の絶縁材料を用いて、前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高くなるように第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く面内膜厚分布率が小さい第2の絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜の少なくとも一部が露出するように、前記第1及び第2の絶縁膜を研磨して表面平坦化する工程と
を有し、
少なくとも前記第1の絶縁膜を有する前記層間絶縁膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
前記キャパシタ構造を覆う層間絶縁膜を形成する工程と
を含み、
前記層間絶縁膜を形成する工程は、
水分含有量の低い第1の絶縁材料を用いて、前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高くなるように第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の層間絶縁膜を覆い、前記キャパシタ構造への水素拡散を防止する機能を有する水素拡散防止膜を形成する工程と、
前記水素拡散防止膜を覆い、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く面内膜厚分布率が小さい第2の絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜を研磨して表面平坦化する工程と
を有し、
前記第1及び第2の絶縁膜と前記水素拡散防止膜とを有する前記層間絶縁膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
2,130,230 強誘電体キャパシタ構造
3,133a,234a 第1の絶縁膜
4,133a,234a 第1の絶縁膜
10,11,12,133,234,151,251 層間絶縁膜
150,250 水素拡散防止膜
Claims (8)
- 半導体基板と、
前記半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体材料からなるキャパシタ膜を挟持してなるキャパシタ構造と、
前記キャパシタ構造を覆うように形成されてなる層間絶縁膜と
を含み、
前記層間絶縁膜は、
第1の絶縁材料からなり、前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高く形成された第1の絶縁膜と、
第2の絶縁材料からなり、前記第1の絶縁膜の前記第2の部分上に形成された第2の絶縁膜と
を有しており、
前記第1の絶縁材料は、前記第2の絶縁材料よりも水分含有量の低い絶縁材料であり、
前記第2の絶縁材料は、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く且つ前記第1の絶縁材料よりも面内膜厚分布率が小さい絶縁材料であり、
前記層間絶縁膜は、前記第1の絶縁膜における前記第1の部分の上面から、前記第2の絶縁膜の上面にかけて、表面平坦化されてなり、
前記層間絶縁膜は、表面平坦性の面内分布率が3%以下であることを特徴とする半導体装置。 - 前記キャパシタ膜が強誘電体材料からなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 半導体基板と、
前記半導体基板の上方に形成されており、下部電極と上部電極とにより誘電体材料からなるキャパシタ膜を挟持してなるキャパシタ構造と、
前記キャパシタ構造を覆うように形成されてなる層間絶縁膜と
を含み、
前記層間絶縁膜は、
第1の絶縁材料からなり、前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高く形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の層間絶縁膜を覆い、前記キャパシタ構造への水素拡散を防止する機能を有する水素拡散防止膜と、
第2の絶縁材料からなり、前記水素拡散防止膜を覆う第2の絶縁膜と、
を有しており、
前記第1の絶縁材料は、前記第2の絶縁材料よりも水分含有量の低い絶縁材料であり、
前記第2の絶縁材料は、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く且つ前記第1の絶縁材料よりも面内膜厚分布率が小さい絶縁材料であり、
前記第2の絶縁膜が表面平坦化されてなり、
前記層間絶縁膜は、表面平坦性の面内分布率が3%以下であることを特徴とする半導体装置。 - 半導体基板の上方に、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなるキャパシタ構造を形成する工程と、
前記キャパシタ構造を覆う層間絶縁膜を形成する工程と
を含み、
前記層間絶縁膜を形成する工程は、
第1の絶縁材料を用いて、前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高くなるように第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に、第2の絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜の少なくとも一部が露出するように、前記第1及び第2の絶縁膜を研磨して表面平坦化する工程と
を有し、
前記第1の絶縁材料は、前記第2の絶縁材料よりも水分含有量の低い絶縁材料であり、
前記第2の絶縁材料は、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く且つ前記第1の絶縁材料よりも面内膜厚分布率が小さい絶縁材料であり、
少なくとも前記第1の絶縁膜を有する前記層間絶縁膜を形成し、
前記層間絶縁膜は、表面平坦性の面内分布率が3%以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1及び第2の絶縁膜を研磨して表面平坦化する工程において、前記第1の絶縁膜の前記第2の部分上に前記第2の絶縁膜が残存し、前記第1の絶縁膜における前記第1の部分の上面から、前記第2の絶縁膜の上面にかけて表面平坦化することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1及び第2の絶縁膜を研磨して表面平坦化する工程において、前記第2の絶縁膜を残存させることなく研磨除去し、前記第1の絶縁膜のみで表面平坦化することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1及び第2の絶縁膜を、共にTEOSを原料ガスとするプラズマCVD法によるシリコン酸化膜として形成し、成膜時の圧力を前記第1の絶縁膜の形成時よりも前記第2の絶縁膜の形成時の方が低くなるように調節することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 半導体基板の上方に、下部電極と上部電極とにより誘電体膜を挟持してなるキャパシタ構造を形成する工程と、
前記キャパシタ構造を覆う層間絶縁膜を形成する工程と
を含み、
前記層間絶縁膜を形成する工程は、
第1の絶縁材料を用いて、前記キャパシタ構造を覆い、当該キャパシタ構造の上方に位置する第1の部分がその他の第2の部分よりも高くなるように第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜を覆い、前記キャパシタ構造への水素拡散を防止する機能を有する水素拡散防止膜を形成する工程と、
前記水素拡散防止膜を覆う第2の絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜を研磨して表面平坦化する工程と
を有し、
前記第1の絶縁材料は、前記第2の絶縁材料よりも水分含有量の低い絶縁材料であり、
前記第2の絶縁材料は、前記第1の絶縁材料よりも水分含有量が高く且つ前記第1の絶縁材料よりも面内膜厚分布率が小さい絶縁材料であり、
前記第1及び第2の絶縁膜と前記水素拡散防止膜とを有する前記層間絶縁膜を形成し、
前記層間絶縁膜は、表面平坦性の面内分布率が3%以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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