JP5000672B2 - 電磁場解析方法、電磁場解析装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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特許文献1に記載されているように、FDTD法では、電界Eが、時刻(n−1)Δtで算出されたとき、磁界Hは、時刻(n−1/2)Δtで算出される。ここで、Δtは、時間刻み幅(刻み時間)である。続いて、電界Eは、時刻(n)Δtで算出され、更に、磁界Hは、時刻(n+1/2)Δtで算出される。このようなFDTD法は、解析対象領域が小さい場合に(例えば、一辺が数μm〜数十μmのオーダの解析対象領域に対して)よく用いられる手法である。
本発明の電磁場解析装置は、導電体を内部に含み、一辺の長さが、入力される電磁波の波長の100分の1である解析対象領域に、周波数が106[Hz]以上の電磁波を入力した場合の当該解析対象領域における電磁場を解析する電磁場解析装置であって、前記解析対象領域に含まれる物質の位置、形状、大きさ、及び物性値の情報を入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段により入力された情報に基づいて設定される解析対象領域の境界条件として、当該解析対象領域が空間的に繰り返し存在すると見なせるようにする電界及び磁界の条件を入力する第2の入力手段と、前記第1の入力手段により入力された情報に基づいて設定される解析対象領域に前記電磁波が入力されたときの当該解析対象領域における電磁場を、前記第2の入力手段により入力された電界及び磁界の条件を境界条件として、マックスウェルの方程式における時間微分を表す∂/∂tをjω(jは虚数単位、ωは前記電磁波の各周波数[rad/sec])に置き換えて準定常解を求めるjω法と、有限要素法、有限差分法、空間要素法又は境界要素法とを用いて解析する電磁場解析手段とを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、前記電磁場解析方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本実施形態では、後述するように、一辺が100[μm]以下である立方体状又は直方体状の解析対象領域に、周波数が106[Hz]以上の電磁波を入力した場合の、当該解析対象領域における電磁場を解析するようにしている。このような解析が必要になった経緯をまず説明する。
図1は、電子機器用筐体の一例を示す図である。具体的に図1(a)は、電子機器用筐体の縦断面の一例を示す図である。また、図1(b)は、従来の電子機器用筐体における電磁波シールド用金属板の接合部分の様子を概念的に示す図である。また、図1(c)は、本実施形態の電子機器用筐体における電磁波シールド用金属板の接合部分の様子の一例を示す図である。
また、図1(b)に示すように、従来の電磁波シールド用金属板11は、表面に亜鉛(Zn)等のめっき処理が施された鋼板14と、鋼板14のめっき処理が施された面上に形成された絶縁性の樹脂15とを有しており、電磁波シールド用金属板11の接合部分13では、上下の電磁波シールド用金属板11の樹脂15が相互に対向している。
具体的に電磁波シールド用金属板11は、図1(c)に示すように、表面に亜鉛(Zn)等のめっき処理が施された鋼板18と、鋼板18のめっき処理が施された面上に形成された絶縁性の樹脂19とに加え、樹脂19の中に少なくとも一部が含まれる導電体20a〜20lを有している。そして、導電体20a〜20lの一部の領域が樹脂19の表面よりも上方に突出するようにしている。尚、導電体20は、例えば、粒状や角柱状等、種々の形状を有し、更に樹脂19の厚みよりも大きいものやそうでないもの等、種々の大きさを有している。
このように、電磁波シールド用金属板11の接合部分13において、相互に対向する電磁波シールド用金属板11を、導電体20を介して相互に電気的に接続する必要があるが、導電体20をどのように樹脂19の中に含めるようにすればよいのかを検証する必要がある。そのためには、電磁波シールド用金属板11の接合部分13における電磁場を解析する必要がある。
したがって、電磁波シールド用金属板11の接合部分13に対応する"一辺が100[μm]以下である立方体状又は直方体状の解析対象領域"に、CPUの動作周波数に対応する"106[Hz]以上の周波数"の電磁波を入力した場合の、当該解析対象領域における電磁場を解析する必要が生じた。以下に、このような解析を行う手法の一例を説明する。
電磁場解析装置100は、解析モデル入力部101と、接合条件入力部102と、境界条件入力部103と、電磁場入力部104と、電磁場解析部105と、電力減衰率演算部106と、電力減衰率表示部107とを有する。
解析対象領域入力部101は、ユーザによるユーザインターフェースの操作等に基づいて、電磁場の解析対象領域の情報を入力する。解析対象領域入力部101は、例えば、CPUが、ユーザインターフェースの操作の内容を認識することにより実現される。
図3は、電磁波シールド用金属板11の接合部分13の解析対象領域の一例を示す図である。具体的に図3(a)は、解析対象領域を俯瞰した図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A´を横から見た断面図である。
このような解析対象領域21は、図3に示すx方向の長さが40[μm]であり、y方向の長さが6[μm]であり、z方向の長さが50[μm]である。また、解析対象領域21に含まれる樹脂23と角柱状の鉄26のY軸方向の長さ(厚み)は2[μm]である。また、解析対象領域21に含まれる板状の鉄22a、22bのY軸方向の長さ(厚み)も2[μm]である。
図4に示すように、本実施形態では、板状の鉄22a、22bのY軸方向の長さ(厚み)dが以下の(1)式で示される浸透深さδ[m]よりも大きくなるように(d>δ)、板状の鉄22a、22bが解析対象領域21に含まれるようにする。
以上のような条件の下、解析対象領域入力部101は、ユーザによるユーザインターフェースの操作の内容等に基づいて、解析対象領域21の情報を入力する。具体的に説明すると、解析対象領域入力部101は、例えば、板状の鉄22a、22b、樹脂23、及び角柱状の鉄26の位置、形状、大きさ、及び物性値を入力する。また、解析対象領域入力部101は、空気領域27a、27bの位置、形状、大きさ、及び物性値を入力する。物性値としては、例えば、導電率σ[S/m]、比透磁率、及び比誘電率等が挙げられる。板状の鉄22a、22b、樹脂23、及び角柱状の鉄26の物性値は、例えば、以下の表1に示す通りである。
尚、本実施形態では、ユーザによるユーザインターフェースの操作によって入力された解析対象領域21の情報から、板状の鉄22a、22bのY軸方向の長さ(厚み)dが浸透深さδ[m]よりも大きくないと判定した場合、解析対象領域入力部101は、解析対象領域21の情報の再入力をユーザに促すようにする。
また、本実施形態では、空気領域27aの先端面を、解析対象領域21における電界設定面24としている。そして、後述するように、この電界設定面24にy方向の電界Eyを入力し、この電界設定面24における電力を入力電力Winとして求めるようにしている。また、空気領域27bの先端面を電界放射面25としている。そして、後述するように、この電界放射面25における電力を出力電力Woutとして求めるようにしている。
境界条件入力部102は、ユーザによるユーザインターフェースの操作等に基づいて、解析対象領域入力部101により設定された解析対象領域21の境界条件の情報を入力する。境界条件入力部102は、例えば、CPUが、ユーザインターフェースの操作の内容を認識することにより実現される。
図5は、解析対象領域21の境界条件の一例を示す図である。本実施形態では、境界条件入力部102は、解析対象領域21が空間的に繰り返し存在すると見なせるようにする電界E[V/m]と磁界H[A/m]の条件を境界条件として入力するようにしている(電界Eと磁界Hは、x方向の成分、y方向の成分、z方向の成分を有するベクトルである)。
また、境界条件入力部102は、解析対象領域21におけるy方向及びz方向を面方向として有する面(Y-Z plane)の境界条件(Magnetic Field Wall boundary condition)として、Hx=H1、Hy=0、Hz=0を入力する。ここで、Hx、Hy、Hzは、磁界Hのx成分、y成分、z成分の値であり、X1は、任意の実数である。
また、境界条件入力部102は、解析対象領域21におけるx方向及びy方向を面方向として有する面(X-Y plane)の境界条件(transparent boundary condition)として、Ez=0、Hz=0を入力する。
以上のように境界条件を設定することによって、解析対象領域21が、x方向、y方向に周期的に繰り返し存在しているとして電磁場解析を行うことができる。したがって、周波数が106[Hz]以上の電磁波を取り扱う場合でも、解析対象領域21を、一辺が100[μm]以下の領域にすることができる。
電磁場入力部103は、ユーザによるユーザインターフェースの操作等に基づいて、解析対象領域21に入力する電磁場の情報を入力する。解析対象領域入力部101は、例えば、CPUが、ユーザインターフェースの操作の内容を認識することにより実現される。
前述したように本実施形態では、電界設定面24にy方向の電界Eyを入力する。したがって、電磁場入力部103は、電界Eyの値(実数部の値)を入力する。また、前述したように本実施形態では、周波数が106[Hz]以上の電磁波を入力する。したがって、電磁場入力部103は、106[Hz]以上の周波数の値を入力する。
電磁場入力部103は、以上のようにして入力された情報に基づいて、解析対象領域21における電界設定面24に入力する電磁波を設定する。また、電磁場入力部103は、前述した情報の他に、解析時間の情報や変位電流の情報も入力する。
電磁場解析部104は、解析対象領域入力部101により設定された解析対象領域21の電界設定面24に、電磁場入力部103により設定された電磁波(電界Ey又は磁界Hx、一般的には電界を用いるので、ここでは電界としている)が入力されたときの解析対象領域21における電磁場を、境界条件入力部102により入力された境界条件を使用して解析する。電磁場解析部104は、CPUが、ROMやHDDに記憶されたプログラムを実行すること等により実現される。
本実施形態では、マックスウェルの方程式における時間微分を表す∂/∂tをjω(jは虚数単位、ωは前記電磁波の各周波数[rad/sec])に置き換えて準定常解を求めるjω法を用いる。これにより、実部と虚部とを計算する変数は2倍になり、メモリーも増えそれに伴う計算時間の増大はあるが、与えられた境界条件での電磁波の定常場が計算できるだけでなく、ステップ毎に計算しなければいけない過渡解析と違って、一回の計算で定常状態を計算することができ、計算時間の大幅な短縮が図られる。∂/∂tを時間差分する過渡解析の手法(FDTD法は過渡解析)もあるが、本モデルでは電磁波の移動に時間がかかり、従って解析時間がかかり過ぎるので、過渡解析を用いることができない。
また、空間の分割手法については有限要素法(FEM(Finite Element Method))とを用いて解析対象領域21における電磁場を解析する。これらの方法(jω法、有限要素法)としては公知の種々の方法を用いることができる。ここでは、辺要素有限要素法とjω法とを用いた場合の電磁場解析の一例について簡単に説明する。
ここで、辺要素近似関数は、電磁場が満たすゲージ変換が成立する関数空間に属しているので、(4)式のスカラーポテンシャルφを0(ゼロ)とするゲージを採ることができる。したがって、以下の説明では、φ=0とする。
電力減衰率演算部105は、電磁場解析部104により算出された"解析対象領域21に生じる電界Eと磁界H"を用いて電界設定面24における電力Pin[W]と、電界放射面25における電力Pout[W]を算出し、それらの電力Pin、Poutの比を用いて解析対象領域21における電力減衰率a[dB]を算出する。電力減衰率演算部105は、CPUが、ROMやHDDに記憶されたプログラムを実行すること等により実現される。
電力減衰率表示部106は、電力減衰率演算部105で算出された電力減衰率aと、当該電力減衰率aの算出対象となった解析対象領域21の情報を、LCD(液晶ディスプレイ)に表示する。電力減衰率演算部105は、CPUが、ROMやHDDに記憶されたプログラムを実行して表示用データを生成し、生成した表示用データをLCD(液晶ディスプレイ)に出力すること等により実現される。
このようにすることにより、ユーザは、電力減衰率aの絶対値が大きくなるような角柱状の鉄26の位置、大きさ、数等を容易に把握することができ、電磁場の漏れが少なくなるような電子機器の筐体を容易に設計することができる。
次に、解析対象領域21における電磁場の解析結果を示す。図6は、解析対象領域21の第1〜第3の具体例を示す図である。この図6は、図3(a)のB方向(真上)から解析対象領域21を見た図である。
図7において、グラフ401〜403は、夫々、図6(a)〜図6(c)に示した解析対象領域21a〜21cの電磁場解析から得られたグラフである。図7に示すように、解析モデル21cにおける電力減衰率aの絶対値が最も大きい(グラフ403を参照)。したがって、解析対象領域21cのように導電体20を配置すれば、電子機器用筐体10の内部で発生した電磁波が電子機器用筐体10の外部に漏洩することを効果的に防止することができるということが分かる。
ここで、図6に示すように、角柱状の鉄の上面及び底面の総面積は3つの解析モデルで同じである。したがって、図6及び図7の結果から、角柱状の鉄を接合部分13全体で出来るだけ分散させて配置することが望ましいということが分かる。また、上面及び底面の総面積が同じである場合には、角柱状の鉄の上面及び底面の面積を出来るだけ小さくして、配置する角柱状の鉄の数を出来るだけ多くすることが望ましいということも分かる。
このように、渦電流を介して電磁波が電子機器用筐体10の外部に漏洩する現象を前述した電磁場解析によって今回始めて解明したことにより、接合部分13の上面及び底面の接触面積というよりもむしろ、接合部分13において相互に接触する導電性の接触点の個数が重要であることが判明した。つまり、本実施形態で説明した方法で電磁場解析を行うことによって、接合部分13の上面及び底面の接触部を、接触点の個数で評価することが今回始めて見出された。
また、このようにして電磁場を解析するに際し、解析対象領域21が空間的に繰り返し存在すると見なせるようにするための電界E[V/m]と磁界H[A/m]の条件を解析対象域21の境界条件として入力するようにした。したがって、解析対象領域21を従来に比べ大幅に小さくすることができ、微小な空間であっても電磁場解析を行うことができる。
したがって、従来の技術では時間的にも空間的にも解析することができなかった電磁場を現実的な計算時間で解析することができる。
また、電界設定面24の一辺の長さを、電界設定面24に入力される電磁波の波長に比べて十分に小さくすることができるので、電界設定面24に均一な電界Eyが入力されるとして電磁場解析を行うことができる。
また、本実施形態では、解析対象領域の一辺の長さが、100[μm]以下である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、解析対象領域の一辺の長さは、当該解析対象領域に入力される電磁波の波長の100分の1以下であれば、必ずしも100[μm]以下である必要はない。
また、本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
12 電磁波発生源
13 接合部分
18 鋼板
19 樹脂
20 導電体
21 解析対象領域
22 板状の鉄
23 樹脂
24 電界設定面
25 電界放射面
26 角柱状の鉄
27 空気領域
100 電磁場解析装置
101 解析対象領域入力部
102 境界条件入力部
103 電磁場入力部
104 電磁場解析部
105 電力減衰率演算部
106 電力減衰率表示部
Claims (7)
- 導電体を内部に含み、一辺の長さが、入力される電磁波の波長の100分の1である解析対象領域に、周波数が106[Hz]以上の電磁波を入力した場合の当該解析対象領域における電磁場を解析する電磁場解析方法であって、
前記解析対象領域に含まれる物質の位置、形状、大きさ、及び物性値の情報を入力手段により入力する第1の入力ステップと、
前記第1の入力ステップにより入力された情報に基づいて設定される解析対象領域の境界条件として、当該解析対象領域が空間的に繰り返し存在すると見なせるようにする電界及び磁界の条件を入力手段により入力する第2の入力ステップと、
前記第1の入力ステップにより入力された情報に基づいて設定される解析対象領域に前記電磁波が入力されたときの当該解析対象領域における電磁場を、前記第2の入力ステップにより入力された電界及び磁界の条件を境界条件として、マックスウェルの方程式における時間微分を表す∂/∂tをjω(jは虚数単位、ωは前記電磁波の各周波数[rad/sec])に置き換えて準定常解を求めるjω法と、有限要素法、有限差分法、空間要素法又は境界要素法とを用いて、電磁場解析手段により解析する電磁場解析ステップとを有することを特徴とする電磁場解析方法。 - 前記解析対象領域は、2枚の金属板と、当該2枚の金属板の間に当該2枚の金属板と電気的に接続するように配置された導電体と、当該2枚の金属板の間の、当該導電体の存在していない領域に配置された絶縁体とを含み、
前記第1の入力ステップは、前記解析対象領域に含まれる金属板、絶縁体、及び導電体の位置、形状、大きさ、及び物性値の情報を入力することを特徴とする請求項1に記載の電磁場解析方法。 - 前記第1の入力ステップは、前記解析対象領域に含まれる前記金属板の厚みが、以下の(A)式で表される渦電流の浸透深さδ[m]よりも大きな厚みとなるように、前記金属板の位置、形状、及び大きさの情報を入力することを特徴とする請求項2に記載の電磁場解析方法。
δ=[2/(ωμσ)]1/2 ・・・(A)
ここで、ωは前記電磁波の角周波数[rad/sec]、σは前記金属板の導電率[S/m]、μは前記金属板の透磁率[H/m]である。 - 前記電磁場解析ステップにより解析された電磁場に基づいて、前記解析対象領域における電力減衰率を電力減衰率導出手段により導出する電力減衰率導出ステップと、
前記電力減衰率導出ステップにより導出された電力減衰率の情報を表示手段により表示装置に表示する表示ステップとを有し、
前記電磁場解析ステップは、前記解析対象領域を区画する面のうち、前記2枚の金属板の側方向の一面である入力面に電磁場が入力されたときの、当該解析対象領域における電磁場を解析し、
前記電力減衰率導出ステップは、前記入力面における電力と、前記解析対象領域を区画する面のうち、当該入力面と対向する面である出力面における電力とを、前記電磁場解析ステップにより解析された電磁場に基づいて導出し、当該導出した電力の比を用いて、当該解析対象領域における電力減衰率を導出することを特徴とする請求項2又は3に記載の電磁場解析方法。 - 前記電磁場は、前記解析対象領域を区画する面のうち、前記2枚の金属板の側方向の一面に入力され、
前記第2の入力ステップは、前記解析対象領域を区画する領域のうち、前記電磁波が入力される方向をz方向、前記2枚の金属板の厚み方向をy方向、z方向及びy方向と直交する方向をx方向、i方向における電界の値をEi、i方向における磁界の値をHi、X1、Y1を任意の実数とした場合に、
前記解析対象領域を区画する面のうち、x方向及びz方向を面方向として有する面の境界条件として、Ex=0、Ey=Y1、Ez=0を入力し、
前記解析対象領域を区画する面のうち、y方向及びz方向を面方向として有する面の境界条件として、Hx=X1、Hy=0、Hz=0を入力し、
前記解析対象領域を区画する面のうち、x方向及びy方向を面方向として有する面の境界条件として、Ez=0、Hz=0を入力することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の電磁場解析方法。 - 導電体を内部に含み、一辺の長さが、入力される電磁波の波長の100分の1である解析対象領域に、周波数が106[Hz]以上の電磁波を入力した場合の当該解析対象領域における電磁場を解析する電磁場解析装置であって、
前記解析対象領域に含まれる物質の位置、形状、大きさ、及び物性値の情報を入力する第1の入力手段と、
前記第1の入力手段により入力された情報に基づいて設定される解析対象領域の境界条件として、当該解析対象領域が空間的に繰り返し存在すると見なせるようにする電界及び磁界の条件を入力する第2の入力手段と、
前記第1の入力手段により入力された情報に基づいて設定される解析対象領域に前記電磁波が入力されたときの当該解析対象領域における電磁場を、前記第2の入力手段により入力された電界及び磁界の条件を境界条件として、マックスウェルの方程式における時間微分を表す∂/∂tをjω(jは虚数単位、ωは前記電磁波の各周波数[rad/sec])に置き換えて準定常解を求めるjω法と、有限要素法、有限差分法、空間要素法又は境界要素法とを用いて解析する電磁場解析手段とを有することを特徴とする電磁場解析装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の電磁場解析方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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