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JP5005734B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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JP5005734B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、たとえば、入力した画像の種類を識別し、識別した画像の種類に応じた画像処理を行うコピー機あるいはプリンタなどの画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、コピー機あるいはプリンタとしての機能するデジタル複合機には、入力画像の種類に応じた画像処理を行う機能を有するものがある。たとえば、コピー画質を向上させるために、デジタル複合機は、スキャナにより読み取った画像が文字画像又は線画か写真画像かを識別(像域識別)し、その識別結果に応じてフィルタ処理、階調処理あるいは墨入れ処理などの画像処理内容を切り替える。たとえば、文字画像(文字領域)に対しては、文字を強調する画像処理を行い、写真画像(写真領域)に対しては平滑化する画像処理を行う。また、文字画像(文字領域)に対しては、黒文字部分にブラック(黒の単色)がプリントされるような墨入れ処理を行うこともある。
しかしながら、従来の像域識別処理では、実際には常に完璧な識別結果が得られるとは限らない。たとえば、像域識別処理では、無彩色文字だけでなく有彩色文字、さらには色下地上の文字なども識別対象としている。これらの文字は、単色の信号値(各色の信号成分)からでは検出しづらい。このため、従来の像域識別処理では、入力系または出力系の各色成分(各色チャンネル)に合わせて各成分(チャンネル)ごとに行うことが多い。
このような有彩色文字あるいは色下地上の文字にも対応するための像域識別処理は、入力系もしくは出力系の全チャンネルで画像を識別するための特徴量を抽出する必要がある。特に、粗い網点と文字とを高精度で区別するには、1チャネルの1画素に対して大きなサイズ(画像領域)の部分画像(オペレータ)を用いて識別処理を行う必要がある。このような識別処理を複数チャンネル分実行すると、識別処理の負荷が大きくなり、画像処理全体に占める負荷の大きくなる。
このような問題点を解決するべく、特開2001−245142号公報では、入力信号のうちG信号のチャンネルのみを利用する方法が提案されている。また、特開2007−243330号公報には、輝度および色差の差分を利用する方法が提案されている。しかしながら、特開2001−245142号公報に記載の技術では、例えば、G信号の変動の少ない白地上の赤又は黄色の色文字を検出できないという問題点がある。また、特開2007−243330号公報に記載の技術では、例えばB信号のみが変動する白地上の黄色文字等が検出しづらいという問題点がある。
この発明の一形態は、画像の種類を効率的かつ高精度に識別でき、適切な画像処理を確実に行うことができる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
この発明の一形態としての画像処理装置は、複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する入力手段と、この入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する混合比算出手段と、前記入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記混合比算出手段により算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する演算手段と、前記演算手段により算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する文字判定手段と、この文字判定手段による判定結果に応じて文字画像あるいは線画に属する画素と属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う画像処理手段とを有する。
この発明の一形態としての画像処理装置は、複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する入力手段と、この入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する混合比算出手段と、前記入力手段により入力した画像データにおける各画素が有彩色あるか無彩色であるかを判定する色判定手段と、前記入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記混合比算出手段により算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する演算手段と、前記演算手段により算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する文字判定手段と、この文字判定手段による判定結果と前記色判定手段による判定結果とに応じて、有彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、無彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、文字画像あるいは線画に属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う画像処理手段とを有する。
この発明の一形態としての画像処理方法は、複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力し、この入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出し、前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出し、この算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定し、この判定結果に応じて文字画像あるいは線画に属する画素と文字画像あるいは線画に属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う。
この発明の一形態としての画像処理方法は、複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力し、この入力した画像データにおける各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出し、前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出し、前記算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定し、この判定結果と前記有彩色か無彩色かの判定結果とに応じて、有彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、無彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、文字画像あるいは線画に属さない画素とに対して、それぞれ異なる画像処理を行う。
この発明の一形態としての画像処理プログラムは、コンピュータに、複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する機能と、この入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する機能と、前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する機能と、この算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する機能と、この判定結果に応じて文字画像あるいは線画に属する画素と文字画像あるいは線画に属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う機能とを実現させる。
この発明の一形態としての画像処理プログラムは、コンピュータに、複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する機能と、この入力した画像データにおける各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定する機能と、前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する機能と、前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する機能と、前記算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する機能と、この判定結果と前記有彩色か無彩色かの判定結果とに応じて、有彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、無彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、文字画像あるいは線画に属さない画素とに対して、それぞれ異なる画像処理を行う機能とを実現させる。
この発明の一形態によれば、画像の種類を効率的かつ高精度に識別でき、適切な画像処理を確実に行うことができる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供できる。
図1は、デジタル複合機の全体構成例を概略的に示す模式図である。 図2は、デジタル複合機および主制御部の構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施例としての画像処理部の構成例を示すブロック図である。 図4(a)は、縦方向における画素間の差分算出方法を説明するための図である。図4(b)は、横方向における画素間の差分算出方法を説明するための図である。 図5(a)および図5(b)は、斜め方向における画素間の差分算出方法を説明するための図である。 図6は、第2の実施例としての画像処理部の構成例を示すブロック図である。 図7は、第3の実施例としての画像処理部の構成例を示すブロック図である。 図8は、第4の実施例としての画像処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図9は、第5の実施例としての画像処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、デジタル複合機1の全体構成例を概略的に示す模式図である。
図1に示すデジタル複合機1は、画像処理装置あるいは画像形成装置として機能する。図1に示すデジタル複合機1は、コピー機、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、あるいは、ネットワーク通信機としての機能を有する。図1に示す構成例では、デジタル複合機1は、主制御部10、スキャナ11、プリンタ12、ファクシミリ通信部(FAX部)13、ネットワーク通信部(NW部)14、および、操作部15を有する。
上記主制御部10は、デジタル複合機1全体を制御する。すなわち、上記主制御部10は、操作部(コントロールパネル)15においてユーザから操作指示を受け付け、スキャナ11、プリンタ12、ファクシミリ通信部13、ネットワーク通信部14および操作部15を制御する。また、上記主制御部10は、画像データを処理する画像処理部などを有する。
上記スキャナ11は、記録媒体(原稿)上の画像を読み取る。上記スキャナ11は、原稿の画像を光学的に走査して画像データに変換する読取ユニット(図示しない)を有する。読取ユニットは、読取った画像データを主制御部10へ供給する。たとえば、上記読取ユニットは、駆動機構、CCDラインセンサおよび信号処理部(何れも図示しない)を有している。読取ユニットは、駆動機構により原稿に対して副走査方向に移動しつつ、CCDラインセンサにより原稿の画像を読取る。CCDラインセンサは、原稿に対して主走査方向に並べられた複数のCCDセンサにより構成される。CCDラインセンサは、原稿からの反射光をアナログの画像信号に変換する。信号処理部は、CCDラインセンサが読取ったアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
なお、本実施の形態では、上記スキャナ11は、原稿の画像を赤(R)、緑(G)、および、青(B)の各色成分の信号値(原色系の画素値)からなるカラー画像データとして読取るものとする。また、本実施の形態では、上記スキャナ11が読取った画像データの各画素(各画素の色)は、R成分の信号値としての濃度値(以下、単にRと記述する)、G成分の信号値としての濃度値(以下、単にGと記述する)、および、B成分の信号値としての濃度値(以下、単にBと記述する)で表現されるものとする。
上記プリンタ12は、プリント用の画像を被画像形成媒体に形成する。たとえば、コピー処理を行う場合、主制御部10は、上記スキャナ11が読み取った原稿の画像をプリント用の画像データに変換する。プリンタ12は、主制御部10によりプリント用に処理された原稿の画像データをコピー用紙にプリントする。なお、上記プリンタ12としては、任意の画像形成方式のプリンタが適用できる。たとえば、上記プリンタ12は、レーザプリンタであっても良いし、インクジェットプリンタであっても良い。上記プリンタ12では、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の各色成分の信号値(補色系の画素値)とブラック(K)成分の信号値とからなる画像データをプリント用の画像データとする。
上記ファクシミリ通信部(FAX部)13は、ファクシミリデータとしての画像データの送受信を行うインタフェースである。上記FAX部13は、電話回線に接続される。上記FAX部13は、ファクシミリ電送方式により電話回線を介して画像データを送受信する。上記ネットワーク通信部(NW部)14は、LANなどのネットワーク通信を行うためのインターフェースである。たとえば、当該デジタル複合機1がネットワークスキャナとして利用される場合、上記NW部14は、主制御部10により処理された画像データを操作部15などで指定されるネットワーク上の宛先の機器(たとえば、ユーザ端末)へ送信する。
上記操作部(コントロールパネル)15は、ユーザが操作指示を入力したり、ユーザに対して案内を表示したりするものである。上記操作部15は、表示装置および操作キーなどにより構成される。たとえば、上記操作部15は、タッチパネル内蔵の液晶表示装置とテンキーなどのハードキーとを有する。
次に、主制御部10の構成について説明する。
図2は、デジタル複合機1および主制御部10の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、上記主制御部10は、CPU21、メインメモリ22、HDD23、入力画像処理部24、ページメモリ25、および、出力画像処理部26などを有する。
上記CPU21は、当該デジタル複合機1全体の制御を司るものである。上記CPU21は、たとえば、図示しないプログラムメモリに記憶されているプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。上記メインメモリ22は、作業用のデータなどが格納されるメモリである。上記CPU21は、メインメモリ22を使用して種々のプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
たとえば、上記CPU21は、コピー制御用のプログラムに従って上記スキャナ11および上記プリンタ12を制御することにより、コピー制御を実現する。すなわち、デジタル複合機1は、上記CPU21がコピー制御用のプログラムを実行することによりコピー機として機能する。
また、上記CPU21は、ファクシミリ制御用のプログラムを従って上記スキャナ11および上記ファクシミリ通信部13を制御することにより、ファクシミリ機能を実現する。また、上記CPU21は、ネットワークスキャン制御用のプログラムを従って上記スキャナ11および上記ネットワーク通信部14を制御することにより、ネットワークスキャン処理を実現する。
上記HDD(ハードディスクドライブ)23は、不揮発性の大容量のメモリである。たとえば、上記HDD23は、画像データを保存する。また、上記HDD23は、各種の処理における設定値(デフォルト設定値)を記憶する。さらに、上記HDD23には、上記CPU21が実行するプログラムを記憶するようにしても良い。
上記入力画像処理部24は、入力画像を処理する。上記入力画像処理部24は、当該デジタル複合機の動作モードに応じてスキャナ11などから入力する入力画像データを処理する。上記CPU21は、上記入力画像処理部24に対して動作モードに応じた処理内容を指示する。図2に示す構成例において、上記入力画像処理部24は、スキャナ11が読み取った画像を入力画像として処理するスキャナ系の画像処理部として機能する。この場合、上記入力画像処理部24は、スキャナ11により読取った画像データに対して、シェーディング補正処理、ライン間補正処理、フィルタ処理、階調変換処理、圧縮処理などを実行する。
シェーディング補正処理は、CCDにおける各光電変換素子の感度ばらつき、あるいは、原稿を照明するためのランプ(図示しない)の配光特性に応じて、画像データを補正する処理である。ライン間補正処理は、スキャナ11のCCDラインセンサにおけるRGBの各センサの物理的な位置ずれを補正する処理である。階調変換処理は、たとえば、画像データを構成する各画素の値を図示しないルックアップテーブルに従って変換する。圧縮処理は、画像データを圧縮する処理である。ページメモリ25は、圧縮処理された画像データとしての符号データを格納する。
なお、上記入力画像処理部24における種々の画像処理は、上記CPU21が画像処理用のプログラムを実行することにより実現するようにしても良い。また、入力画像処理部24により処理される画像は、スキャナ11から入力される画像データに限定されない。たとえば、入力画像処理部24は、NW部14によりネットワーク経由で受信する画像データ、あるいは、FAX部13によりファクシミリ通信で受信する画像データを入力画像として処理するようにしても良い。
上記ページメモリ25は、処理対象とする画像データを記憶するメモリである。たとえば、上記ページメモリ25は、1ページ分のカラー画像データを格納する。上記ページメモリ25は、図示しないページメモリ制御部により制御される。図2に示す構成例では、上記ページメモリ25は、上記入力画像処理部24により処理された処理結果としての画像データを格納する。
上記出力画像処理部26は、出力画像を処理する。図2に示す構成例では、上記出力画像処理部26は、出力画像処理部26は、プリンタ12が用紙にプリントする画像データを生成するプリンタ系の画像処理部として機能する。たとえば、上記出力画像処理部26は、上記ページメモリ25に格納されている画像データをプリンタ用の画像データに変換する。なお、上記出力画像処理部26としての種々の画像処理は、上記CPU21が画像処理用のプログラムを実行することにより実現するようにしても良い。
次に、上記入力画像処理部24における画像処理について説明する。
上記入力画像処理部24では、上述したように、スキャナ11などの入力系から入力した画像データに対して種々の画像処理を行う。たとえば、上記入力画像処理部24は、スキャナ11が入力した画像データに対して、シェーディング補正処理、ライン間補正処理、色変換処理、変倍処理、フィルタ処理、墨入れ処理、ガンマ補正、階調処理、および、圧縮処理などの各種の画像処理を行う。
シェーディング補正処理は、CCDにおける各光電変換素子の感度ばらつき、あるいは、原稿を照明するためのランプ(図示しない)の配光特性に応じて、画像データを補正する処理である。ライン間補正処理は、スキャナ11のCCDラインセンサにおけるRGBの各センサの物理的な位置ずれを補正する処理である。
色変換処理は、入力した画像データの画素変換処理を行う。たとえば、スキャナ11は、原稿の画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)信号からなるカラー画像データとして読取るものが多く、プリンタ12はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)信号からなるカラー画像データを印刷するものが多い。このような場合、画素変換処理は、スキャナ11から入力したR、G、B信号からなるカラー画像をC、M、Y、K信号からなるプリント用の画像データに変換する。
フィルタ処理は、画像の種類に応じて画像データを補正する処理である。フィルタ処理は、たとえば、MTF補正処理である。墨入れ処理は、画像データにおいて黒単色でプリントすべき黒文字などの画素領域を検出する処理である。墨入れ処理は、黒文字などの黒単色部分の再現性を向上させるための処理である。ガンマ補正処理は、プリンタ12のガンマ特性に応じて画像データを補正する処理である。階調処理は、画像データをスクリーン処理する。階調処理は、たとえば、画像データを構成する各画素の値を図示しないルックアップテーブルに従って変換する。圧縮処理は、画像データを圧縮する処理である。
なお、上記のような各種の画像処理は、上記出力画像処理部26が上記ページメモリ25に記憶した画像データをプリント用の画像として最適化な画像データに変換するための画像処理として実行するようにしても良い。
以下、入力画像処理部24として適用される画像処理部としての第1〜第5の実施例について説明する。
まず、第1の実施例について説明する。
図3は、第1の実施例としての画像処理部100の構成例を示すブロック図である。
図3に示す構成例では、画像処理部100は、入力インターフェース(I/F)101、色変換部102、混合比算出部103、演算部104、特徴量算出部105、文字判定部106、変倍処理部107、フィルタ処理部108、階調処理部109、および、出力インターフェース(I/F)110などにより構成されている。
入力I/F101は、スキャナ11あるいは各種の外部インターフェースなどの入力系から画像データを取得するためのインターフェースである。ここでは、入力I/F101は、スキャナ11が読み取った赤(レッド、R)、緑(グリーン、G)、青(ブルー、B)信号からなるカラーの画像データを取得することを想定して説明する。入力I/F101は、入力したカラーの画像データを色変換部102、混合比算出部103および演算部104へ供給する。ここでは、入力I/F101は、R、G、B成分の各信号値(R、G、Bの3つのチャネルの信号)を有する画素データからなるカラー画像データを各部へ供給するものとする。
色変換部102は、R、G、B成分の各信号値からなるカラー画像データをシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各信号値を有する画素データからなるカラー画像データに変換する。言い換えると、色変換部102は、R、G、B成分の各信号値からなるカラー画像データを、C、M、Y成分の各信号値からなるカラー画像データとブラック(K)の信号値からなるモノクロ画像データに変換する。
混合比算出部103は、R,G、B成分の各信号(色分解信号)を対象とする画素の色度に対応させて変換する。混合比算出部103は、たとえば、画素ごとに入力された信号をSi(i=r,g,b)として、Siに対する混合比Piを次の数式(1)により算出する。
Figure 0005005734
なお、上記数式(1)において、jは、上述のiと同様にr,g,bとする。また、上記数式(1)における係数αは、0割例外処理を防止するために加算する必要最小限の値を表す。上記係数αは、混合比を算出する成分を除く全成分の和と混合比を産出する成分を含む全成分の和で除した値(混合比)に影響を与えない程度の微小な値である。
上記数式(1)によれば、たとえば、以下のように、(R、G、B)の各値に対して、各成分の混合比が算出される。
R=0、G=0、B=255である場合、R成分の混合比Prは「0.5」、G成分の混合比は「0.5」、B成分の混合比は「0」となる。
R=51、G=51、B=204である場合、R成分の混合比Prは「0.417」、G成分の混合比は「0.417」、B成分の混合比は「0.167」となる。
R=128、G=128、B=128である場合、R成分の混合比Prは「0.333」、G成分の混合比は「0.333」、B成分の混合比は「0.333」となる。
上記混合比Piが算出される対象画素では、特定の信号のみが変動していない場合でも、補色の信号の変動を反映させて文字識別の特徴量の調整が可能となる。上記混合比算出部103は、上記のように算出した各成分の混合比Piと前記各成分の信号値Siとを演算部104へ供給する。
演算部104は、信号値Siと混合比Piにより特徴量を算出するために用いる値Vを次の数式(2)で算出する。
Figure 0005005734
上記値Vは、各成分の信号値と各成分の混合比とを掛け合わせた値の総和である。この値Vは、当該画素における輝度に相当する輝度相当値である。したがって、演算部104は、各画素についてそれぞれ1つの輝度相当値Vを算出するようになっている。
上記演算部104は、上記数式(2)で算出した特徴量を算出するための値Vを特徴量算出部105に供給する。特徴量算出部105は、識別対象とする画素周辺の状態を示す特徴量を算出する。特徴量算出部105は、識別対象とする画素とその周辺画素を含む所定のサイズの部分画像(オペレータ)を用いて、対象とする画素に対する特徴量を算出する。ここでは、ある画素に対する特徴量は、当該画素周辺の差分値の状態を示す値であるものとする。
上記特徴量算出部105による特徴量の算出方法の例について説明する。
図4(a)および図4(b)は、それぞれオペレータのサイズを5×5画素とした場合の特徴量の算出方法を説明するための図である。図4(a)及び図4(b)にいおいて、特徴量を求める画素は、これらのオペレータの中央に位置するハッチングを施した画素である。図4(a)および図4(b)では、オペレータにおいて差分を求める画素の方向を示している。
図4(a)では、オペレータの各列ごと(縦方向)に画素間の差分を算出することを示している。すなわち、上記特徴量算出部105は、図4(a)に示すように、各列ごとに主走査方向における画素間の差分の絶対値を求める。これらの各列ごとの画素間の差分の絶対値を算出すると、特徴量算出部105は、各列内における差分の絶対値の最大値を求める。特徴量算出部105は、上記の処理をオペレータの全ての列に対して行う。全列について上記処理を実行すると、特徴量算出部105は、各列の最大値により全列の平均値を求める。この全列の平均値は、当該オペレータの縦方向における画素値の変化を示す値、つまり、主走査方向における画素値の変化を示す値Φmainである。上記のようなオペレータの縦方向における画素間の差分から得られる主走査方向の変化値Φmainは、次の数式(3)で表せる。
Figure 0005005734
また、図4(b)では、オペレータの各行ごと(横方向)に画素間の差分を算出することを示している。すなわち、上記特徴量算出部105は、図4(b)に示すように、各行ごとに主走査方向における画素間の差分の絶対値を求める。これらの各行ごとの画素間の差分の絶対値を算出すると、特徴量算出部105は、各行内における差分の絶対値の最大値を求める。特徴量算出部105は、上記処理をオペレータの全ての行に対して行う。全行について上記処理を実行すると、特徴量算出部105は、各行の最大値により全行の平均値を求める。この全行の平均値は、当該オペレータの横方向における画素値の変化を示す値、つまり、副走査方向における画素値の変化を示す値Φsubである。上記のようなオペレータの横方向における画素間の差分から得られる副走査方向の変化値Φsubは、次の数式(4)で表せる。
Figure 0005005734
上記ΦmainとΦsubとを算出すると、特徴量算出部105は、さらに、主走査方向と副走査方向とのどちらか一方に差分値の偏りがある個所を検出する。このため、特徴量算出部105は、ΦmainとΦsubとの差の絶対値を対象画素の特徴量Φ1として求める。
文字判定部106は、上記特徴量算出部105により算出された特徴量Φ1と予め設定されている第1の文字閾値Th1とを比較する。すなわち、上記特徴量算出部105から特徴量Φ1が供給された場合、文字判定部106は、特徴量Φ1が第1の文字閾値Th1以上であれば、当該画素が文字画像あるいは線画(以下、文字画像あるいは線画を単に文字とも称する)の画素である判定し、特徴量Φ1が第1の文字閾値Th1未満であれば当該画素が文字でないと判定する。
さらに、特徴量算出部105は、入力画像における文字と判定すべき斜め線の画像を検出するための特徴量を算出する処理も行う。
これは、識別対象の画素を中心とした部分画像(オペレータ)における縦方向および横方向の差分だけでは、斜め線の画像を検出することが困難であるためである。
すなわち、特徴量算出部105は、補助的に45度(上述した縦方向、横方向に対して45度)前後の線成分を構成する画素を別途検出するための特徴量Φ2を算出する。この45度前後の線成分を構成する画素の検出に用いる特徴量Φ2は、上述した特徴量Φ1の算出方法と類似の方式で算出可能である。ただし、特徴量Φ2は、差分を取る際の画素同士の相対位置が特徴量Φ1の算出処理とは異なる。
図5(a)および図5(b)は、それぞれオペレータのサイズを5×5画素とした場合の斜め方向における特徴量Φ2の算出方法を説明するための図である。図5(a)及び図5(b)において、特徴量を求める画素は、図4(a)、(b)と同様に、オペレータの中央に位置するハッチングを施した画素である。
図5(a)では、紙面に向かって斜め左下45度方向(以下、dir1方向とも称する)における画素間の差分を算出することを示している。また、図5(b)では、紙面に向かって斜め右下45度方向(以下、dir2方向とも称する)における画素間の差分を算出することを示している。すなわち、特徴量算出部105は、図5(a)及び(b)に示すように、dir1方向およびdir2方向における画素間の差分を求める。
図5(a)に示すdir1方向における各並びごとに画素間の差分を算出すると、特徴量算出部105は、dir1方向の各並びごとに差分の絶対値の最大値を求める。特徴量算出部105は、dir1方向の各並びの最大値から平均値Φdir1を求める。この平均値Φdir1は、当該オペレータの斜め45度方向における画素値の変化を示す値Φdir1である。
また、図5(b)に示すdir2方向における各並びごとに画素間の差分を算出すると、特徴量算出部105は、dir2方向の各並びごとに差分の絶対値の最大値を求める。特徴量算出部105は、dir2方向の各並びの最大値から平均値Φdir2を求める。この平均値Φdir2は、当該オペレータの斜め45度方向における画素値の変化を示す値Φdir2である。
上記平均値Φdir1および上記平均値Φdir2を算出すると、特徴量算出部105は、Φdir1とΦdir2との差の絶対値を対象とする画素の特徴量Φ2として算出する。
文字判定部106は、上記特徴量算出部105により算出された特徴量Φ2についても予め設定されている第2の文字閾値Th2と比較する。すなわち、上記特徴量算出部105から特徴量Φ2が供給された場合、文字判定部106は、特徴量Φ2が第2の文字閾値Th2以上であれば、当該画素が文字の画素である判定し、特徴量Φ2が第2の文字閾値Th2未満であれば当該画素が文字でないと判定する。なお、文字判定部106に予め設定される斜め方向の特徴量に適用する第2の文字閾値Th2と縦横方向の特徴量に適用する第1の文字閾値Th1とは、それぞれ設定される。。
すなわち、文字判定部106では、特徴量算出部105により算出される特徴量Φ1が第1の文字閾値Th1以上である場合、あるいは、特徴量算出部105により算出される特徴量Φ2が第2の文字閾値Th2以上である場合、対象とする画素が文字または線画に属する画素であるものと判定する。また、文字判定部106では、特徴量Φ1が第1の文字閾値Th1未満であり、かつ、特徴量Φ2が第2の文字閾値Th2未満である場合、対象とする画素が文字または線画に属する画素でないと判定する。
なお、上記特徴量算出部105は、上述した方式以外にラプラシアンを求める方法を用いて特徴量を算出するようにしても良い。
上記文字判定部106では、上記のような判定結果を、変倍処理部107、フィルタ処理部108および階調処理部109へ供給する。上記文字判定部106は、対象とする画素が文字あるいは線画である場合には文字部を示す信号(たとえば、「1」)を出力し、対象とする画素が非文字である場合には非文字部を示す信号(たとえば、「0」)を出力する。
このような文字判定部106からの判定結果を示す信号を受けた変倍処理部107、フィルタ処理部108および階調処理部109は、画素ごとに画像処理を切り替えて、それぞれ画素の属性(文字か非文字か)に応じた好ましい画像を得るように調整する。
例えば、変倍処理部107は、文字と判定された画素に対しては文字の鮮鋭度を落とさないような線形補間(例えば拡大するときは画素ごとに重み付けを変えた線形補間)を適用し、非文字と判定された画素には単純な線形補間を適用する。
フィルタ処理部108は、文字と判定された画素には高域を強調させるフィルタを適用し、非文字と判定された画素には低域を通過させるフィルタを適用する。
階調処理部109は、文字に属する画素には単純2値化などの鮮鋭度を重視した硬調となる階調処理を適用し、非文字に属する画素にはデイザあるいは誤差拡散などの階調数の多い軟調な階調処理を適用する。
上述のように、第1実施例の画像処理では、上記のような構成をとることにより、回路規模が大きく処理への負荷が大きい特徴量算出部を1チャンネル分だけで処理を行うことができる。また、第1実施例の画像処理では、チャンネル数を減らすことで、粗い網点を検出可能にするべく従来よりもサイズの大きいオペレータを用いることも可能となる。
さらに、上記構成の第1実施例に係る画像処理では、均一な配合率による輝度成分あるいは多チャンネルのうちの1つの信号を取り出して用いる画像処理よりも、信号の変動を相対的に拡大して抽出することができる。このため、白下地上の有彩色文字、或いは、色下地上の無彩色文字などのように、差分が大きくなるのが1チャンネル分の信号値のみである場合であっても、上記第1実施例の画像処理では、差分の値が3分の1と小さくなることなく、補色の割合で混合比を調整することで差分を拡大できる。このため、第1実施例の画像処理では、有彩色文字あるいは色下地上の無彩色文字などの検出も容易に行うことが可能となる。
次に、第2の実施例について説明する。
図6は、第2の実施例としての画像処理部200の構成例を示すブロック図である。
図6に示す構成例では、画像処理部200は、入力インターフェース(I/F)201、色変換部202、混合比算出部203、演算部204、特徴量算出部205、文字判定部206、墨加刷部207、フィルタ処理部208、階調処理部209、出力インターフェース(I/F)210および色判定部221などにより構成されている。
入力I/F201、色変換部202、混合比算出部203、演算部204、特徴量算出部205、文字判定部206、フィルタ処理部208、階調処理部209および出力I/F210は、それぞれ、第1の実施例で説明した入力I/F101、色変換部102、混合比算出部103、演算部104、特徴量算出部105、文字判定部106、フィルタ処理部108、階調処理部109および出力I/F110と同様な構成で実現できる。このため、これらについては、詳細な説明を省略するものとする。
色判定部221は、対象とする画素が有彩色か無彩色かを判別する。上記色判定部221は、対象とする画素の彩度に相当する値(彩度相当値)を算出する。上記色判定部221は、算出した彩度相当値に基づいて当該画素が有彩色か無彩色かを判別する。上記彩度相当値Cは、例えば次の数式(5)によって求める。
Figure 0005005734
色判定部221は、数式(5)で算出された彩度相当値Cと予め設定した色判定閾値ThCとを比較する。彩度相当値Cが色判定閾値ThC以上である場合、色判定部221は、当該画素を有彩色と判定する。また、彩度相当値Cが色判定閾値ThC未満である場合、色判定部221は、当該画素を無彩色と判定する。
上記文字判定部206は、特徴量算出部205から供給される特徴量Φ1及びΦ2によって、対象とする画素が文字であるか否かを判定する。文字判定部206は、上記第1の実施例で説明した文字判定部106と同様に、予め設定された固定値としての第1の文字閾値Th1および第2の文字閾値Th2を用いて判定処理を実現できる。
ただし、文字判定部206では、上記色判定部221による判別結果を反映させた閾値により判定処理を行うようにしても良い。たとえば、上記色判定部221により当該画素が無彩色と判定された画素については、第1の文字閾値として無彩色用の第1文字閾値Thm1を設定し、第2の文字閾値として無彩色用の第2文字閾値Thm2を設定する。また、上記色判定部221により当該画素が有彩色と判定された画素については、第1の文字閾値として有彩色用の第1の文字閾値Thc1を設定し、第2の文字閾値として有彩色用の第2の文字閾値Thc2を設定する。これにより、文字判定部206では、各画素が無彩色か有彩色かに応じた閾値で文字であるか否かを判定できる。
上記のような文字判定の結果としての文字か否かを示す情報に加えて、文字判定部206は、無彩色文字であるか有彩色文字であるかを示す情報を属性信号として出力する。すなわち、文字判定部206は、対象とする画素が非文字、無彩色文字あるいは有彩色文字のいずれに属するのかを示す属性信号を墨加刷部207、フィルタ処理部208、階調処理部209へ出力する。
上記墨加刷部207は、黒の再現性を向上させるために、単色の黒で印刷する画素を生成する。上記文字判定部206から無彩色文字である旨の属性情報を受けた場合、上記墨加刷部207は、当該画素を無彩色文字として再現性良く印刷させるため、当該画素の値を100%の黒画素(完全な黒単色)となる値に置き換える。上記文字判定部206から有彩色文字である旨の属性情報を受けた場合あるいは上記文字判定部206から非文字である旨の属性情報を受けた場合、上記墨加刷部207は、当該画素を有彩色文字あるいは非文字として再現性良く印刷するため、当該画素を完全な黒単色に変換する率を低くしたり、GCR方式を採ったりする。
また、フィルタ処理部208は、第1の実施例のフィルタ処理部108と同様に、有彩色文字あるいは無彩色文字とされた画素に対してはいずれも高域を強調させるフィルタを適用し、非文字と判定された画素に対しては低域を通過させるフィルタを適用するフィルタ処理を行う。また、階調処理部209は、有彩色あるいは無彩色ともに文字に属する画素に対しては単純2値化など鮮鋭度を重視した硬調となる階調処理を適用し、非文字に属する画素に対してはデイザあるいは誤差拡散などの階調数の多い軟調な階調処理を適用する。
なお、画質面での調整を図るために、フィルタ処理部208におけるフィルタ処理のフィルタ係数、あるいは、階調処理部209における階調処理のパラメータは、有彩色文字と判定された画素と無彩色文字と判定された画素とで異ならせてもよい。
上述のような構成の第2の実施例では、第1の実施例と同様に、回路規模が大きく処理への負荷が大きい特徴量算出部を1チャンネル分だけで処理を行うことができる。すなわち、第2の実施例では、チャンネル数が1チャンネルだけであるため、粗い網点あるいは文字の高精度な検出するためにサイズの大きいオペレータを用いた特徴量の検出処理を行っても、画像処理全体としては負荷を軽減できる。
また、均一な配合率による輝度成分或いは多チャンネルのうちの1つの信号を取り出して用いる画像処理よりも、第2実施例の画像処理では、信号の変動を相対的に拡大して抽出することができる。このため、第2実施例の画像処理では、白下地上の有彩色文字、あるいは、色下地上の無彩色文字も高精度に検出できる。また、第2の実施例の画像処理では、各画素の彩度に従って判別される有彩色文字と無彩色文字とに対して処理を異ならせることにより、有彩色文字あるいは無彩色文字のそれぞれに適した処理を行うことが可能となる。
次に、第3の実施例について説明する。
図7は、第3の実施例としての画像処理部300の構成例を示すブロック図である。
図7に示す構成例では、画像処理部300は、入力インターフェース(I/F)301、混合比算出部303、演算部304、特徴量算出部305、文字判定部306、フィルタ処理部308、階調処理部309、出力インターフェース(I/F)310および色判定部321などにより構成されている。
入力インターフェース(I/F)301、混合比算出部303、演算部304、特徴量算出部305、文字判定部306、フィルタ処理部308、階調処理部309、出力インターフェース(I/F)310は、それぞれ第1の実施例で説明した入力I/F101、色変換部102、混合比算出部103、演算部104、特徴量算出部105、文字判定部106、フィルタ処理部108、階調処理部109および出力I/F110と同様な構成で実現できる。また、色判定部321は、第2の実施例で説明した色判定部221と同様な構成で実現できる。このため、これら各部については、構成上の詳細な説明を省略するものとする。
第3の実施例は、画像処理部300に入力される画像データがCMYKの各成分からなるカラー画像データである事を想定してる点が第1、第2の実施例とは異なる。CMYK形式の画像データは、たとえば、プリント用のデータを用いられる。すなわち、第3の実施例の画像処理部300は、たとえば、プリント用のデータを入力し、入力したプリント用のデータを処理する画像処理部に適用される。
図7に示す構成例において、入力インターフェース301は、入力系から提供されるCMYK形式の画像データをフィルタ処理部308、混合比算出部303および色判定部321にそれぞれ供給する。
混合比算出部303では、C、M、Yの各成分を混合比Piの算出対象とし、Kの成分には固定値を適用する。混合比算出部303は、第1の実施例で説明した混合比の算出手法において変数「i」を「R、G、B」から「C、M、Y」に置き換えて適用することにより混合比Piを算出する。つまり、混合比算出部303は、第1の実施例で説明した数式(1)を用いて混合比Piを算出する。
上記演算部304は、第1の実施例で説明した演算部104と原理的に同様な手法で値Vを算出する。上記演算部304は、第1の実施例で説明した算出手法における「R、G、B」の各成分に相当する「C、M、Y」の各成分に加えてK成分も考慮して特徴量を算出するための値Vを算出する。すなわち、上記演算部304は、特徴量を算出するための値Vを次の数式(6)により算出する。
Figure 0005005734
上記数式(6)において、S4は、信号値のK成分を表す。上記演算部304は、上記数式(6)を用いて算出した値(輝度相当値)Vを特徴量算出部305へ供給する。上記特徴量算出部305は、上記第1の実施例と同様な処理により上記値Vを用いて特徴量Φ1と特徴量Φ2とを算出する。
また、上記色判定部321では、上記第2の実施例で説明した色判定部221と同様に、対象となる画素の彩度に相当する彩度相当値Cを求めた上で、その画素が有彩色か無彩色かを判別する。上記色判定部321では、R、G、Bの各成分ではなく、C、M、Yの各成分を用いて次の数式(7)により彩度相当値Cを算出する。
Figure 0005005734
上記色判定部321は、上記彩度相当値Cと予め設定した色判定閾値とを比較することにより対象とする画素が無彩色か有彩色かを判定する。すなわち、上記色判定部321は、彩度相当値Cが色判定閾値以上である場合当該画素が有彩色であると判定し、彩度相当値Cが色判定閾値未満である場合には、当該画素が無彩色であると判定する。
文字判定部306は、上記特徴量算出部305で算出した特徴量Φ1及びΦ2と色判定部321で判定した有彩色か無彩色かを示す情報とに基づいて、対象とする画素が非文字、無彩色文字あるいは有彩色文字のいずれであるかを判定する。文字判定部306は、上記の判定結果として対象とする画素が非文字、無彩色文字あるいは有彩色文字のいずれであるかを示す属性信号をフィルタ処理部308および階調処理部309へ出力する。
例えば、フィルタ処理部308は、上記第1の実施例或いは上記第2の実施例と同様に有彩色文字或いは無彩色文字とされた画素に対してはいずれも高域を強調させるフィルタを適用し、非文字と判定された画素に対しては低域を通過させるフィルタを適用したフィルタ処理を施す。また、階調処理部309は、有彩色文字或いは無彩色文字とされた画素に対しては単純2値化など鮮鋭度を重視した硬調となる階調処理を適用し、非文字に属する画素に対してはデイザ或いは誤差拡散などの階調数が多い軟調な階調処理を適用する。
なお、画質面での調整を図るために、フィルタ処理部308のフィルタ係数、あるいは、階調処理部309の処理パラメータは、有彩色文字と判定された画素と無彩色文字と判定された文字とでは異ならせてもよい。
上述ような構成をとることにより、第3の実施例では、入力する画像データがCMYK形式のカラー画像であっても、上記第1、第2の実施例と同様に、回路規模が大きく処理への負荷が大きい特徴量算出部を1チャンネル分だけで処理を行うことができる。したがって、第3の実施例の画像処理部では、チャンネル数を減らすことで、粗い網点を検出可能にするべく従来よりもサイズの大きいオペレータを用いることも可能となる。また通常は均一な配合率による輝度成分や多チャンネルのうちの1つの信号を取り出して用いるよりも、信号の変動を相対的に拡大して抽出することができるので白下地上の有彩色文字、さらに色下地上の無彩色文字の検出も可能となる。また、彩度に従って有彩色文字と無彩色文字の処理を異ならせることでそれぞれに適した処理を行うことが可能となる。
上述のように、第3の実施例では、入力する画像データがCMYK形式のカラー画像であっても、上記第1、第2の実施例と同様に、回路規模が大きく処理への負荷が大きい特徴量算出部を1チャンネル分だけで処理を行うことができる。すなわち、第3の実施例では、チャンネル数が1チャンネルだけであるため、粗い網点あるいは文字の高精度な検出するためにサイズの大きいオペレータを用いた特徴量の検出処理を行っても、画像処理全体としては負荷を軽減できる。
また、均一な配合率による輝度成分或いは多チャンネルのうちの1つの信号を取り出して用いる画像処理よりも、第3実施例の画像処理では、信号の変動を相対的に拡大して抽出することができ、白下地上の有彩色文字あるいは色下地上の無彩色文字も高精度に検出できる。また、第3の実施例の画像処理では、各画素の彩度に従って判別される有彩色文字と無彩色文字とに対して処理を異ならせることにより、有彩色文字あるいは無彩色文字のそれぞれに適した処理を行うことが可能となる。
次に、第4の実施例について説明する。
第4の実施例は、上記第1の実施例で説明した画像処理部100による画像処理をコンピュータで実行可能なアプリケーションプログラムあるいはプリンタドライバの拡張機能として提供することを想定したものである。つまり、第4の実施例では、上記第1の実施例で説明した画像処理部100による画像処理と同様な画像処理をソフトウエアでも実現するための処理の流れを説明する。
図8は、本第4の実施例としての画像処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図8に示す各処理は、たとえば、コンピュータにおいて、CPUなどの演算処理部がメモリに記憶した画像処理プログラムを実行することにより実現されるものとする。したがって、以下の説明では、コンピュータの演算処理部がプログラムを実行することにより画像処理が実現されることを想定ものとする。
コンピュータの演算処理部は、図示しない入力インターフェースにより処理対象とする画像データSi(x,y)を入力する(ステップS400)。ここで、xは初期値(例えば「1」)から最大値(例えば「xw」)までの整数であり、yは初期値(例えば「1」)から最大値(例えば、「yw」)までの整数であるものとする。この場合、演算処理部は、まず、(x,y)の初期値として(1、1)とする(ステップS401)。(x、y)を初期化(1、1)すると、演算処理部は、(x、y)を(1、1)として、画素Si(x、y)に対する判別処理を行う(ステップS402〜S408)。
すなわち、コンピュータの演算処理部は、上記数式(1)を用いて、画素Si(x、y)における混合比Pi(x、y)を算出する(ステップS402)。混合比Pi(x、y)を算出すると、演算処理部は、算出した混合比Pi(x、y)を用いて上記数式(2)により特徴量を算出するための値(輝度相当値)V(x、y)を算出する(ステップS403)。
上記値V(x、y)を算出すると、演算処理部は、画素Si(x、y)を中心とする所定サイズの周辺領域の画像(オペレータ)における縦方向及び横方向の成分に対する特徴を表す特徴量Φ1(x、y)を算出する(ステップS404)。これと共に、演算処理部は、上記オペレータにおける斜め方向の成分に対する特徴を表す特徴量Φ2(x、y)を算出する(ステップS405)。これらの特徴量Φ1(x、y)及びΦ2(x、y)を算出すると、演算処理部は、これらの特徴量Φ1(x、y)及びΦ2(x、y)と閾値Th1及びTh2とを比較する(ステップS406)。
特徴量Φ1(x、y)が閾値Th1以上であると判断した場合、あるいは、特徴量Φ2(x、y)が閾値Th2以上であると判断した場合(ステップS406、YES)、演算処理部は、対象とする画素が文字であると判定する。この場合、演算処理部は、たとえば、当該画素の属性を示す信号としての判定信号値TI(x、y)を「1」とする(ステップS407)。
また、特徴量Φ1(x、y)が閾値Th1未満で、かつ、特徴量Φ2(x、y)が閾値Th2未満であると判断した場合(ステップS406、NO)、演算処理部は、当該画素が文字でないと判定する。この場合、演算処理部は、たとえば、当該画素の属性を示す信号としての判定信号値TI(x、y)を「0」とする(ステップS408)。
なお、ステップS407あるいはS408で得られる判定信号は、図示しないメモリに蓄積されるものとする。
上記ステップS407あるいはS408で判定信号値TI(x、y)の値をセットすると、演算処理部は、xがx座標の最大値(例えば「x=xw」)であるか否かを判断する(ステップS409)。xがx座標の最大値でないと判断した場合(ステップS409、NO)、演算処理部は、xの値をインクリメント(x=x+1)する(ステップS410)。この場合、xをx+1とすることにより、演算処理部は、画素Si(x+1、y)に対する判定処理として、上記ステップS402〜S408の処理を実行する。
また、xがx座標の最大値であると判断した場合(ステップS409、YES)、演算処理部は、さらに、yがy座標の最大値(例えば「y=yw」)であるか否かを判断する(ステップS411)。yが最大値でないと判断した場合(ステップS411、NO)、演算処理部は、xの値を初期化するとともに(ステップS412)、yの値をインクリメント(y=y+1)する(ステップS413)。この場合、xが初期値(「1」)となり、かつ、yがy+1となるため、演算処理部は、画素Si(1、y+1)に対する判定処理として、上記ステップS402〜S408の処理を実行する。
また、yがy座標の最大値であると判断した場合(ステップS411、YES)、つまり、画素Si(1、1)から画素Si(xw、yw)までの全画素に対する判別処理を終了したと判断した場合、演算処理部は、全画素Si(x、y)に対する判定結果として判定信号TI(x、y)を出力する。
上述のような処理手順による画像処理は、特徴量の算出処理に使用するメモリ領域を1チャンネル分だけ確保することにより実現できる。また、第4の実施例の画像処理では、チャンネル数を減らすことによりメモリ上の使用領域が削減できるため、粗い網点を高精度に検出するために、オペレータ(特徴量を算出するための注目画素周辺の画像領域)のサイズを大きくすることも可能となる。また、上記第4の実施例の画像処理では、均一な配合率による輝度成分あるいは多チャンネルのうちの1つの信号を取り出して用いる画像処理よりも、信号の変動を相対的に拡大して抽出することができ、白下地上の有彩色文字あるいは色下地上の無彩色文字の検出も可能となる。
次に、第5の実施例について説明する。
第5の実施例は、上記第2の実施例で説明した画像処理部200による画像処理をコンピュータで実行可能なアプリケーションプログラムあるいはプリンタドライバの拡張機能として提供することを想定したものである。つまり、第5の実施例では、上記第2の実施例で説明した画像処理部200による画像処理と同様な画像処理をソフトウエアで実現するための処理の流れを説明する。
図9は、本第5の実施例としての画像処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図9に示す各処理は、たとえば、コンピュータにおいて、CPUなどの演算処理部がメモリに記憶した画像処理プログラムを実行することにより実現されるものとする。したがって、以下の説明では、コンピュータの演算処理部がプログラムを実行することにより画像処理が実現されることを想定ものとする。
コンピュータの演算処理部は、図示しない入力インターフェースにより処理対象とする画像データSi(x,y)を入力する(ステップS500)。ここで、xは初期値(例えば「1」)から最大値(例えば「xw」)までの整数であり、yは初期値(例えば「1」)から最大値(例えば「yw」)までの整数であるものとする。演算処理部は、まず、(x,y)を初期値として(1、1)にセットとする(ステップS501)。(x、y)を初期化すると、演算処理部は、画素Si(x、y)に対する判別処理を行う(ステップS502〜S512)。
すなわち、コンピュータの演算処理部は、上記第2の実施例で説明した数式(5)を用いて画素Si(x、y)における彩度相当値C(x、y)を算出する(ステップS502)。彩度相当値Cを算出すると、演算処理部は、上記数式(1)を用いて、画素Si(x、y)における混合比Pi(x、y)を算出する(ステップS503)。混合比Pi(x、y)を算出すると、演算処理部は、算出した混合比Pi(x、y)を用いて上記数式(2)により特徴量を算出するための値(輝度相当値)V(x、y)を算出する(ステップS504)。
上記値V(x、y)を算出すると、演算処理部は、画素Si(x、y)を中心とする所定サイズの周辺領域の画像(オペレータ)における縦方向及び横方向の成分に対する特徴を表す特徴量Φ1(x、y)を算出する(ステップS505)。これと共に、演算処理部は、上記オペレータにおける斜め方向の成分に対する特徴を表す特徴量Φ2(x、y)を算出する(ステップS506)。
ここで、演算処理部は、上記彩度相当値Cが色判定閾値ThC以上であるか否かを判断する(ステップS507)。
上記判断により彩度相当値Cが色判定閾値ThC以上であると判断した場合(ステップS507、YES)、演算処理部は、当該画素が有彩色であると判断する。この場合、演算処理部は、当該画素の属性を示す信号として色判定結果CM(x、y)を有彩色であることを示す「0」とする。さらに、当該画素を有彩色と判断した場合、演算処理部は、第1の文字閾値Th1を有彩色用の第1の文字閾値Thc1に設定し、第2の文字閾値Th2を有彩色用の第2の文字閾値Thc2に設定する(ステップS508)。
また、上記判断により彩度相当値Cが色判定閾値ThC未満であると判断した場合(ステップS507、NO)、演算処理部は、当該画素が無彩色であると判断する。この場合、演算処理部は、当該画素の属性を示す信号として色判定結果CM(x、y)を無彩色であることを示す「1」とする。さらに、当該画素を無彩色と判断した場合、演算処理部は、第1の文字閾値Th1を無彩色用の第1の文字閾値Thm1に設定し、第2の文字閾値Th2を無彩色用の第2の文字閾値Thm2に設定する(ステップS509)。
なお、上記ステップS507〜S509の処理は、ステップS502の後に実行可能な処理である。たとえば、第1、第2の文字閾値を色判定結果に応じて設定する場合、上記ステップS507〜S509の処理は、ステップS502の後からステップS510までの任意のタイミングで実行可能である。また、上記ステップS507〜S509の処理は、ステップS503〜S506の処理と並行して実行するようにしても良い。
上記特徴量Φ1(x、y)及びΦ2(x、y)を算出すると、演算処理部は、これらの特徴量Φ1(x、y)及びΦ2(x、y)と第1の文字閾値Th1及び第2の文字閾値Th2とをそれぞれ比較する(ステップS510)。
特徴量Φ1(x、y)が第1の文字閾値Th1以上であると判断した場合、あるいは、特徴量Φ2(x、y)が第2の文字閾値Th2以上であると判断した場合(ステップS510、YES)、演算処理部は、対象とする画素が文字であると判定する。この場合、演算処理部は、たとえば、当該画素の属性を示す信号としての判定信号値TI(x、y)を「1」とする(ステップS511)。
また、特徴量Φ1(x、y)が第1の文字閾値Th1未満で、かつ、特徴量Φ2(x、y)が第2の文字閾値Th2未満であると判断した場合(ステップS510、NO)、演算処理部は、当該画素が文字でないと判定する。この場合、演算処理部は、たとえば、当該画素の属性を示す信号としての判定信号値TI(x、y)を「0」とする(ステップS512)。
なお、ステップS508、S509、S511あるいはS512で得られる当該画素の属性を示す各信号は、図示しないメモリに蓄積されるものとする。
当該画素に対する文字判定結果が得られると、演算処理部は、xがx座標の最大値(例えば「x=xw」)であるか否かを判断する(ステップS513)。xがx座標の最大値でないと判断した場合(ステップS513、NO)、演算処理部は、xの値をインクリメント(x=x+1)する(ステップS514)。この場合、xをx+1とすることにより、演算処理部は、画素Si(x+1、y)に対する判定処理として、上記ステップS502〜S513の処理を実行する。
また、xがx座標の最大値であると判断した場合(ステップS513、YES)、演算処理部は、さらに、yがy座標の最大値(例えば、「y=yw」)であるか否かを判断する(ステップS515)。yがy座標の最大値でないと判断した場合(ステップS515、NO)、演算処理部は、xの値を初期化するとともに(ステップS516)、yの値をインクリメント(y=y+1)する(ステップS517)。この場合、xが初期値(「1」)となり、かつ、yがy+1となるため、演算処理部は、画素Si(1、y+1)に対する判定処理として、上記ステップS502〜S512の処理を実行する。
また、yがy座標の最大値であると判断した場合(ステップS515、YES)、つまり、画素Si(1、1)から画素Si(xw、yw)までの全画素に対する判別処理を終了したと判断した場合、演算処理部は、全画素Si(x、y)に対する判定結果として判定信号TI(x、y)を出力する(ステップS518)。
上述のような処理手順による画像処理は、特徴量の算出処理に使用するメモリ領域を1チャンネル分だけ確保することにより実現できる。これは、上述した画像処理がソフトウエアで実行するのに適していることを意味している。また、第5の実施例の画像処理では、チャンネル数を減らすことによりメモリ上の使用領域が削減できるため、粗い網点を高精度に検出するために、オペレータ(特徴量を算出するための注目画素周辺の画像領域)のサイズを大きくすることも可能となる。また、上記第5の実施例の画像処理では、均一な配合率による輝度成分あるいは多チャンネルのうちの1つの信号を取り出して用いる画像処理よりも、信号の変動を相対的に拡大して抽出することができ、白下地上の有彩色文字あるいは色下地上の無彩色文字の検出も可能となる。
1…デジタル複合機、10…主制御部、11…スキャナ、12…プリンタ、13…ファクシミリ通信部(FAX部)、14…ネットワーク通信部、15…操作部(コントロールパネル)、21…CPU、26…出力画像処理部、100、200、300…画像処理部、101、201、301…入力インターフェース、102、202…色変換部、103、203、303…混合比算出部、104、204、304…演算部、105、205、305…特徴量算出部、106、206、306…文字判定部、107、307…変倍処理部、108、208、308…フィルタ処理部、109、209、309…階調処理部、110、210、310…出力インターフェース、207…墨加刷部、221、321…色判定部。
特開2001−245142号公報 特開2007−243330号公報

Claims (8)

  1. 複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する入力手段と、
    この入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する混合比算出手段と、
    前記入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記混合比算出手段により算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する演算手段と、
    前記演算手段により算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する文字判定手段と、
    この文字判定手段による判定結果に応じて文字画像あるいは線画に属する画素と属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う画像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記混合比算出手段は、混合比を算出する成分を除く全成分の値の和を、前記混合比を算出する成分を含む全成分の値の和で除した値を各成分の混合比として算出する、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の画像処理装置。
  3. 複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する入力手段と、
    この入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する混合比算出手段と、
    前記入力手段により入力した画像データにおける各画素が有彩色あるか無彩色であるかを判定する色判定手段と、
    前記入力手段により入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記混合比算出手段により算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する演算手段と、
    前記演算手段により算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する文字判定手段と、
    この文字判定手段による判定結果と前記色判定手段による判定結果とに応じて、有彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、無彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、文字画像あるいは線画に属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う画像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記文字判定手段は、前記色判定手段により有彩色と判定された画像については前記演算手段により算出した輝度相当値と有彩色用の文字判定基準とに基づいて文字画像あるいは線画に属するか否かを判定し、前記色判定手段により無彩色と判定された画像については前記演算手段により算出した輝度相当値と無彩色用の文字判定基準とに基づいて文字画像あるいは線画に属するか否かを判定する、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の画像処理装置。
  5. 複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力し、
    この入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出し、
    前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出し、
    この算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定し、
    この判定結果に応じて文字画像あるいは線画に属する画素と文字画像あるいは線画に属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力し、
    この入力した画像データにおける各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、
    前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出し、
    前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出し、
    前記算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定し、
    この判定結果と前記有彩色か無彩色かの判定結果とに応じて、有彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、無彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、文字画像あるいは線画に属さない画素とに対して、それぞれ異なる画像処理を行う、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する機能と、
    この入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する機能と、
    前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する機能と、
    この算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する機能と、
    この判定結果に応じて文字画像あるいは線画に属する画素と文字画像あるいは線画に属さない画素とに対してそれぞれ異なる画像処理を行う機能と、
    を実現させるための画像処理プログラム。
  8. コンピュータに、
    複数成分の値からなる画素で構成される画像データを入力する機能と、
    この入力した画像データにおける各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定する機能と、
    前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値から各成分の混合比を算出する機能と、
    前記入力した画像データにおける各画素について各成分の値と前記算出された混合比とを掛け合わせた値の総和を各画素の輝度相当値として算出する機能と、
    前記算出した輝度相当値に基づいて各画素が文字画像あるいは線画に属する画素であるか否かを判定する機能と、
    この判定結果と前記有彩色か無彩色かの判定結果とに応じて、有彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、無彩色の文字画像あるいは線画に属する画素と、文字画像あるいは線画に属さない画素とに対して、それぞれ異なる画像処理を行う機能と、
    を実現させるための画像処理プログラム。
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