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JP5010446B2 - 使用済み薬品の自動認識システム - Google Patents
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本発明は使用済み注射薬の自動認識システムに関する。詳しくは手術室、救命救急病棟、集中治療室などの緊急時に使用・廃棄された薬品をカメラで認識する自動認識システムに係るものである。
従来、薬品在庫管理システムでは、施用日前日に医師が一般病棟の患者の処方オーダーを行い、それを基に薬剤師が薬品倉庫から払い出した注射薬品の払出量を消費数量としてキーボード入力したり、医療機関のホストコンピューター上で稼働する医療事務システムから抽出した薬剤使用量を伝送して消費数量としている。
また、薬品在庫管理システムとして例えば、図5に示すような薬品在庫管理システムが提案されている。この薬品在庫管理システムは、記憶装置101には、薬剤使用量と注射薬品の払出数量との間の変換処理に使用するマスターデータからなる注射データ変換マスタを記憶させる。制御装置102は、注射処方データに基づいて注射薬調剤機器103、104の動作を制御する注射薬調剤制御システム105から注射払出データに含まれる薬剤使用量を取り込み、該薬剤使用量を、前記記憶装置101から読み込んだ注射データ変換マスタに基づいて注射薬品の払出数量に変換し、払出部署別の薬品の予定払出数量を決定する(特許文献1参照。)。
特開2001−350842号公報(要約書、第1図)
しかしながら手術時、救命救急病院における治療時およびICUにおける治療時には配置薬を使用している病院が多い、この場合、手術室やICU治療室で使用・廃棄された注射薬の空き瓶を看護師が薬品・容量別に検品し、これらの消費数量等を医師が事後入力(もしくは、記載)を行わなければならず、医師・看護師の無駄な作業が増えるという問題がある。
したがって、事後入力を行う場合には、検品もれや、医師の入力(記載)忘れなどの入力(記載)ミスが多く、これらによる請求もれが年間を通して多額となり経営が圧迫されるという問題がある。
また、一般病棟では施用日前日に医師が患者の処方オーダーを行い、それを基に薬剤師が薬剤部で注射薬を施用日、患者ごとに取り揃えて病棟へ供給することが多く、殆んど施用日前日に注射薬を取り揃えるので、検査結果や容態が急変した場合には、配置薬を使用する。この場合も使用された注射薬の空き瓶を看護師が薬品・容量別に検品し、これらの消費数量等を医師が事後入力(もしくは、記載)を行わなければならず、検品もれや、医師の入力(記載)忘れなどの入力(記載)ミスが多い。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、使用済みの薬品を自動ピッキングしてカメラで種類を特定して検品・消費入力することにより入力ミスを防止することを可能とする自動認識システムを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る使用済み薬品の自動認識システムは、使用済み注射薬の収納容器を回収する回収手段と、該回収手段によって回収された使用済み注射薬の収納容器の形状とピッキング位置を自動認識してピッキングするピッキング手段と、薬品情報を記録する薬品情報記録手段と、前記ピッキング手段によってピッキングされた収納容器に記載された薬品情報をカメラで読み取る薬品情報読み取り手段と、前記薬品情報記録手段によって記録されている薬品情報と前記薬品情報読み取り手段によって読み取られた薬品情報を照合することにより薬品の種類を特定する薬品認識手段とを備える。
ここで、手術室、救命救急室、あるいはICU治療室などのように緊急時に使用された注射薬が収納された収納容器を回収し、ピッキング装置によって収納容器の形状とピッキング位置をカメラで自動認識して一本づつピッキングして、収納容器に記載された文字、ラベル、バーコードをカメラで読み取り、事前に記憶装置に登録されているデータと照合することにより薬品の種類を特定することにより確実に使用された薬品の種類および払い出し数量を把握することが可能となる。
また、前記回収手段によって回収された使用済み注射薬の収納容器を患者情報が表示された回収ボックスに収納する収納手段と、患者情報を記録する患者情報記録手段と、前記収納手段によって回収ボックスに表示された患者情報を読み取る患者情報読み取り手段と、前記患者情報記録手段によって記録されている患者情報と前記患者情報読み取り手段によって読み取られた患者情報を照合することにより患者を特定する患者認識手段とを備えることにより、施用後に回収ボックスを手術室、救命救急室、あるいはICU治療室以外の場所に搬送しても患者の特定と同時に使用された薬品の種類および数量を特定することが可能となる。
また、前記特定された薬品に基づいて処方箋データが作成され、該処方箋データは医事請求データとして処理されことにより、請求もれが無く、合理的な経営システムを構築することが可能となる。
なお、前記使用済み薬品の収納容器とはアンプル、バイアルあるいはシリンジなど注射薬の種類、容量あるいは使用の状況に応じて容器の形状や材質が決定される容器を言う。
本発明の使用済み薬品の自動認識システムによれば、手術室、救命救急室、あるいはICU治療室などのように緊急時に使用された注射薬の入ったアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器を一本づつピッキング装置によってピッキングし、収納容器に記載された文字、ラベル、バーコードをカメラで読み取り、事前に記憶装置に登録されているデータと照合することにより薬品の種類を特定することにより薬品の種類および払い出し数量を確実に把握することが可能となる。
また、特定された薬品に基づいて処方箋データを作成し、医師に確認後電子ファイリングを行うことにより請求もれを防ぐことが可能となると共に、医師や看護師による使用済み薬品の検品が不要となり、医師や看護師への業務負担を軽減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
実施例1
図1に、手術室における本発明の使用済み薬品の自動認識システムの一例をフロー図に示す。
まず、病棟から患者を手術室へ搬送させる(ステップS1)。そして使用済みの注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器を廃棄するための回収ボックスに、患者情報として施用日、患者IDのバーコードが印字されたラベルを貼付して手術室に配置する(ステップ2)。
次に、手術中に使用した注射薬の収納容器は回収ボックスに捨てられる(ステップS3)。この場合にはシリンジの針は取外して別途に設けられる針廃棄容器等へ廃棄する。
そして手術終了後、看護師もしくは搬送スタッフがステップS2おいて注射薬の収納容器が廃棄された回収ボックスを事後管理センターに搬送し、回収ボックスに貼付されているラベルに印字された患者情報(バーコード)を読み取り装置によって読み取り、事前にパーソナルコンピューターに入力記録された患者情報を照合することによって患者を特定することができる。(ステップS4)。
次に、回収ボックス内に収納された使用済みの注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器は、図2に示すように、自動ピッキング装置1によって回収ボックス2内に収納される複数種類の収納容器をその形状とピッキング位置をカメラで自動認識してピッキングする(ステップS5)。
ステップS5においてピッキングしたアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器を認識台上に1本づつセットする。そして認識台には、収納容器に記載された注射薬の種類を識別するためのカメラが設置され、認識台にセットされた収納容器の上下をアームで固定した後に360度回転させ、収納容器に記載された文字、ラベル、あるいはバーコードなどの薬品情報を読み取り、事前にパーソナルコンピューターに入力記録されている各種の注射薬の情報としての画像データと照合を行うことにより注射薬の特定・認識が可能となる(ステップS6)。
ステップS6において注射薬の種類が認識された後、事後データが作成されると同時に手術室用処方箋が出力されて医師による処方箋の確認が行われる共に、事後データは院内通信により医事課へ送信し、医事請求データとして処理する(ステップS7)。
また、ステップS6において注射薬の種類が特定されて後に、ピッキング装置によってアンプル・バイアルとシリンジを分別し、それぞれに分別された注射薬およびシリンジを廃棄処理する(ステップS8)。
実施例2
図3に、救命救急センターにおける本発明の使用済み薬品の自動認識システムの一例をフロー図に示す。
救急車によって緊急の患者が救命救急センターに搬送され、直ちに救命救急室内に運び入れられる(ステップS11)。
そして患者の救急処置が行われ、その際に使用された使用済み注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器を回収ボックスに廃棄する。この時、シリンジの針は外し、別途設けた針廃棄容器などに廃棄する(ステップS12)。
ステップS11において治療処置終了後、施用日、患者IDなどの患者情報(バーコード)が印字されたラベルを出力して回収ボックスに貼付する(ステップS13)。
次に、使用済み注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器が廃棄された回収ボックスを事後管理センターに搬送し、回収ボックスに貼付されているラベルに記載された患者情報(バーコード)を読み取り装置によって読み取り、事前にパーソナルコンピューターに入力記録された患者情報を照合することによって患者を特定することができる。(ステップS14)。
ここで、回収ボックス内に収納された収納容器は、図2に示すように、自動ピッキング装置1によって回収ボックス2内に収納される複数種類のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器をその形状とピッキング位置をカメラで自動認識してピッキングする(ステップS15)。
ステップS15においてピッキングした収納容器を認識台上に1本づつセットする。そして認識台には、収納容器に記載された注射薬の種類を識別するためのカメラが設置され、認識台にセットされた収納容器の上下をアームで固定した後に360度回転させ、注射薬に記載された文字、ラベル、あるいはバーコードを読み取り、事前にパーソナルコンピューターに入力記録されている各種の注射薬の情報としての画像データと照合を行うことにより注射薬の特定・認識が可能となる(ステップS16)。
ステップS16において注射薬の種類が認識された後、事後データが作成されると同時に、看護師もしくは、搬送スタッフが院内事後管理センターで出力した処方箋を持参し、医師に確認後ファイリングを行う。なお、電子カルテの場合は、救命救急室内のパーソナルコンピューターへデータを転送することも可能である(ステップS17)。
また、ステップS16において注射薬の種類が特定されて後に、ピッキング装置によってアンプル・バイアルとシリンジを分別し、それぞれに分別された注射薬およびシリンジを廃棄処理する(ステップS18)。
実施例3
図4に、ICU・一般病棟における本発明の使用済み薬品の自動認識システムの一例をフロー図に示す。
患者の容態が急変した場合には病棟配置される注射薬を使用する(ステップS21)。そして治療により使用された使用済み注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器を回収ボックスに廃棄する。この時、シリンジの針は外し、別途設けた針廃棄容器などに廃棄する(ステップS22)。
ステップS21において治療後、施用日、患者IDのなどの患者情報(バーコード)が印字されたラベルを出力して回収ボックスに貼付する(ステップS13)。
次に、使用済み注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器が廃棄された回収ボックスを事後管理センターに搬送し、回収ボックスに貼付されているラベルに印字された患者情報(バーコード)を読み取り装置によって読み取り、事前にパーソナルコンピューターに入力記録された患者情報を照合することによって患者を特定することができる。(ステップS24)。
ここで、回収ボックス内に収納された収納容器は、図2に示すように、自動ピッキング装置1によって回収ボックス2内に収納される複数種類の使用済み注射薬のアンプル、バイアルあるいはシリンジなどの収納容器をその形状とピッキング位置をカメラで自動認識してピッキングする(ステップS25)。
ステップS25においてピッキングした収納容器を認識台上に1本づつセットする。そして認識台には、注射薬を識別するためのカメラが設置され、認識台にセットされた収納容器の上下をアームで固定した後に360度回転させ、収納容器に記載された文字、ラベル、あるいはバーコードを読み取り、事前にパーソナルコンピューターに入力記録されている各種の注射薬の情報としての画像データと照合を行うことにより注射薬の特定・認識が可能となる(ステップS26)。
ステップS26において注射薬の種類が認識された後、事後データが作成されると同時に処方箋が出力され、看護師もしくは搬送スタッフが処方箋を持参し、医師に確認後ファイリングを行う。なお、電子カルテの場合には、ICU・一般病棟内のパーソナルコンピューターへデータを転送することも可能である(ステップS27)。
また、ステップS26において注射薬の種類が特定されて後に、ピッキング装置によってアンプル・バイアルとシリンジを分別し、それぞれに分別された注射薬およびシリンジを廃棄処理する(ステップS28)。
なお、実施例1〜3において回収ボックスは、再利用できるように水洗いが可能な素材、例えばプラスチックなどの合成樹脂素材により形成し、更に、注射薬やシリンジのラベルが漏れ出した液で極力濡れないように、回収ボックス内の底部に傾斜のついた網目状の受け皿があり、漏れ出した残液が網目を通して下部に溜まる構造とすることが望ましい。
また、麻酔薬など届け出の必要な薬品では消費量のみが検品されることから容器内の残液の確認が必要となり、回収ボックス内に残液が漏れないような領域を設けることが望ましい。
また、実施例1〜3において注射薬の中に麻酔薬などの特殊な注射薬の残液がある場合には、認識台上に計量装置を設け、カメラによって麻酔薬と認識すると同時に計量装置によって計量することにより消費量を測定認識することが可能となる。
更に、実施例1〜3において事後管理センターは病院内に設置された場合を想定して詳述するものであるが、例えば複数の病院からなるグループ医療法人や病院との契約による場合には、病院外に事後管理センターを設置して回収ボックスを病院から搬送し、データのみを病院側に電送して回収されたアンプル・バイアルなどの収納容器を事後管理センターで処理することも可能である。
なお、回収ボックスにバーコード出力ができない場合には、手書きで患者ID・施用日を記載してもらい、事後管理センターでパーソナルコンピューターに、その情報を手入力することが望ましい。また、ピッキングできない使用済み注射薬の収納容器に関しては、事後管理センターへ回収ボックスを搬送後、患者ID・施用日を認識した後に、タッチパネルでその注射薬を選択するか、使用済み注射薬の収納容器に記載されているバーコードを読み取ることにより対応できるようにする。
また、使用済み注射薬の収納容器に記載されている使用期限、ロット番号をカメラにより注射薬の種類を認識する際に同時に読み取れるようにすることにより特定生物由来製品等誰にどのロット番号を使用したかがデータとして管理可能になり、ロット番号と使用期限を把握する事により期限切れが近い注射薬もしくは期限切れの注射薬に関してロット番号を基に回収を行う等、リスク軽減に繋がる。
以上の構成よりなる本発明では、手術室、救命救急センターおよび一般病棟・ICU室において配置薬を使用する場合、治療処置後に回収ボックスへ廃棄された注射薬およびシリンジをピッキング装置によって種類別ごとにピッキングして、カメラによって注射薬に記載された文字、ラベル、バーコードを認識することで確実に薬品の使用量を把握することが可能となる。
したがって、薬品の使用量を自動的に検品することによって医師、薬剤師および看護師の業務負担を大幅に軽減することができ、かつ確実に薬品の使用量を把握することができるために、請求もれ、あるいは在庫管理の無駄を省くことが可能となる。
手術室における本発明の使用済み薬品の自動認識システムの一例をフロー図に示す。 本発明の使用済み薬品の自動認識システムにおけるピッキング装置によるピッキングの一例を示す説明図である。 救命救急センターにおける本発明の使用済み薬品の自動認識システムの一例をフロー図に示す。 ICU・一般病棟における本発明の使用済み薬品の自動認識システムの一例をフロー図に示す。 従来の薬品在庫管理システムの一例を示す説明図である。
符号の説明
1 ピッキング装置
2 回収ボックス

Claims (3)

  1. 使用済み注射薬の収納容器を回収する回収手段と、
    該回収手段によって回収された使用済み注射薬の収納容器の形状とピッキング位置を自動認識してピッキングするピッキング手段と、
    薬品情報を記録する薬品情報記録手段と、
    前記ピッキング手段によってピッキングされた収納容器に記載された薬品情報をカメラで読み取る薬品情報読み取り手段と、
    前記薬品情報記録手段によって記録されている薬品情報と前記薬品情報読み取り手段によって読み取られた薬品情報を照合することにより薬品の種類を特定する薬品認識手段とを備える
    ことを特徴とする使用済み薬品の自動認識システム。
  2. 前記回収手段によって回収された使用済み注射薬の収納容器を患者情報が表示された回収ボックスに収納する収納手段と、
    患者情報を記録する患者情報記録手段と、
    前記収納手段によって回収ボックスに表示された患者情報を読み取る患者情報読み取り手段と、
    前記患者情報記録手段によって記録されている患者情報と前記患者情報読み取り手段によって読み取られた患者情報を照合することにより患者を特定する患者認識手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の使用済み薬品の自動認識システム。
  3. 前記認識された薬品情報に基づいて処方箋データが作成され、該処方箋データは医事請求データとして処理される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の使用済み薬品の自動認識システム。
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