JP5017002B2 - 多層ブロー成形品及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、ガラスのフロスト感に近づける試みとして、表層と内層の樹脂の組合わせを改良する方法等が提案されている(例えば、特許文献7〜14参照。)。
即ち、本発明の目的は、溶融状態にあるプラスチックが金型表面と接触して冷却される際、金型表面の凹凸模様が忠実に容器表面に再現されないという問題や、金型表面の凹凸模様が忠実に容器表面に再現されたとしても、更に満足できるフロスト状の外観が再現されないという問題を解決することにある。
また、本発明の第3の発明によれば、第1又は第2の発明において、表層(A)と内層(B)の厚みの合計に対する表層(A)の厚みの割合が1〜60%であることを特徴とする多層ブロー成形品が提供される。
さらに、本発明の第5の発明によれば、第1〜4のいずれかの発明において、成形品胴部の表層と内層を合わせた全厚み部分は、JIS K7105:1981に準拠して測定されるヘイズが70%以上、全光線透過率が90%以下であることを特徴とする多層ブロー成形品が提供される。
また、本発明によれば、高耐衝撃性、軽量性、低コスト性等のプラスチック成形品が有する基本的な性能、特にブロー成形品としての基本的な品質性能を損なうことなく、単なる低光沢だけではなく、ガラス製瓶と同様のフロスト感に優れたプラスチック製成形品を得ることができ、産業上の有用性は、非常に高い。
さらに、本発明によれば、ブロー成形時の押出し量やパリソンのカット性が良好で、ブロー金型冷却工程での冷却スピードも早く成形サイクルが短い等の良好な加工特性という効果を奏する。また、ピンチオフの融着強度、ウエルド強度が高く、容器を落下した場合の耐衝撃性も良好であり、容器に外力が加わり変形した場合の白化等が起こりにくいという効果を奏する。
本発明の多層ブロー成形品は、少なくとも表層(A)と内層(B)とを含む積層体により形成される多層ブロー成形品であって、表層(A)は、JIS K6922−2:1997に準拠した温度190℃、荷重21.6kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が3.0〜15g/10分であり、JIS K6922−2:1997に準拠した温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.02〜0.1g/10分であり、及びJIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935〜0.964g/cm3であるポリエチレンからなり、内層(B)は、温度190℃、荷重21.6kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が15超〜680g/10分であり、温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜7.0g/10分であり、及び密度が0.935〜0.964g/cm3であるポリエチレンからなることを特徴とするものである。
本発明に係る表層(A)を形成するポリエチレンのJIS K6922−2:1997に準拠して、温度190℃、荷重21.6kgで測定されるメルトフローレート(HLMFR)は、3.0〜15g/10分であり、好ましくは4.0〜10g/10分であり、更に好ましくは4.5〜6.0g/10分である。
また、表層(A)を形成するポリエチレンのJIS K6922−2:1997に準拠して、温度190℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)は、0.02〜0.1g/10分であり、好ましくは0.03〜0.07g/10分であり、更に好ましくは0.03〜0.04g/10分である。
さらに、表層(A)を形成するポリエチレンは、JIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935〜0.964g/cm3であり、好ましくは0.940〜0.955g/cm3であり、更に好ましくは0.945〜0.950g/cm3である。
また、表層(A)を形成するポリエチレンの温度190℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)が0.02g/10分未満では、成形時の樹脂圧力が高くなり、成形装置のダイヘッドの耐圧強度の限界を超えるおそれがあり、樹脂の発熱が大きくなってしまい、パリソン温度の上昇につながり、成形品の表面の粗面化が難しくなり、艶消しの多層容器を得ることができない。一方、表層(A)を形成するポリエチレンの温度190℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレートが0.1g/10分を超えると、押出されたパリソンの表面の荒れが減少し、この場合も、艶消しの多層容器を得ることが難しくなる。
さらに、表層(A)を形成するポリエチレンのJIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935g/cm3未満では、多層成形容器の剛性が劣り、座屈強度が低下したり、成形された容器表面の硬度が低下して、傷付きやすくなり、一方、密度が0.964g/cm3を超えると、透明性(ヘイズ)が悪くなり、曇りガラスの様な高級感が損なわれる傾向がある。
本発明に係る内層(B)を形成するポリエチレンのJIS K6922−2:1997に準拠して温度190℃、荷重21.6kgで測定されるメルトフローレート(HLMFR)は15〜680g/10分であり、好ましくは20〜60g/10分であり、更に好ましくは30〜40g/10分である。
また、内層(B)を形成するポリエチレンのJIS K6922−2:1997に準拠して温度190℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)は0.1〜7.0g/10分であり、好ましくは0.15〜0.6g/10分であり、更に好ましくは0.2〜0.4g/10分である。
さらに、内層(B)を形成するポリエチレンのJIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935〜0.964g/cm3であり、好ましくは0.940〜0.958g/cm3であり、更に好ましくは0.945〜0.955g/cm3である。
また、内層(B)を形成するポリエチレンのJIS K6922−2:1997に準拠して温度190℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)が0.1g/10分未満では、高速成形化した場合、樹脂圧力が高くなり、樹脂の発熱が大きくなり、押出されたパリソンの内面が酸化劣化し易くなり、ピンチオフの融着不良を起こし良好なピンチオフ肉厚を得ることが難しくなる。一方、内層(B)を形成するポリエチレンのJIS K6922−2:1997に準拠して温度190℃、荷重2.16kgで測定されるメルトフローレート(MFR)が7.0g/10分を超えると、ピンチオフが剥がれ易くなったり、ピンチオフの肉厚が薄くなる傾向にある。
さらに、内層(B)を形成するポリエチレンのJIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935g/cm3未満では、多層成形容器の剛性が劣り、座屈強度が低下したり、成形された容器表面の硬度が低下して傷付きやすくなり、一方、密度が0.964g/cm3を超えると、透明性(ヘイズ)が悪くなり、曇りガラスの様な高級感が損なわれる傾向がある。
本発明の多層ブロー成形品は、表層(A)の厚みが10μm以上であることが好ましく、更に好ましくは15〜300μmである。表層(A)の厚みが10μm未満では、押出されたパリソンの表面の荒れが減少し、艶消しの多層容器を得ることが難しくなる。
また、本発明の多層ブロー成形品は、表層(A)の厚みと内層(B)の厚みの合計に対する表層(A)の厚みの割合が3〜50%、好ましくは8〜35%である。表層(A)の厚みの割合が3%未満では、表粗の一部欠損が発生しやすくなり、一方、表層(A)の厚みの割合が50%を超えると、押出し圧力の増加につながる。
具体的には、固体触媒成分と有機金属化合物とからなり、水素がオレフィン重合の連鎖移動作用を示すようなスラリー法オレフィン重合に適する触媒であればいずれも使用することができる。好ましくは重合活性点が局在している不均一系触媒である。
上記固体触媒成分としては、遷移金属化合物を含有するオレフィン重合用の固体触媒として用いられるものであれば特に制限はない。遷移金属化合物としては、周期表第4族〜第10族、好ましくは第4族〜第6族の元素の化合物を使用することができ、具体例としては、Ti、Zr、Hf、V、Cr、Mo等の化合物が挙げられる。
また、本発明に係るエチレン系重合体においては、水素供給量を変化させることが重要であるが、その他の重合条件、例えば重合温度、触媒供給量、エチレンなどのオレフィンの供給量、1−ブテンなどのコモノマーの供給量、溶媒の供給量等を、適宜に水素の変化と同時に又は別個に変化させることも重要である。
成形条件は、求める成形品の大きさ、形状によって適宜設定可能であるが、層構成として、構成する積層体の厚みは必ずしも限定されないが、全体の厚みとして、好ましくは0.1〜2.5mm、より好ましくは0.3〜1.5mmである。
また、層構成としては、表層(A)は、積層体全体の厚みの1〜50%、好ましくは2〜30%、特に好ましく3〜20%を占める層厚みを有するのが望ましい。また、内層は積層体全体の厚みの50〜99%、好ましくは70〜98%、特に好ましくは80〜97%を占める層厚みを有するのが望ましい。
また、ガスバリヤ層を付加させた容器を作る場合は、さらに押出機の追加やヘッドの層構成を変更した多層ブロー成形機を使用してもよい。型締め装置は、通常のブロー成形機に備えつけられているもので対応可能である。
又、本発明の多層容器に、スクリーンによる印刷等や、多層ブロー成形時に金型内にラベルを挿入し成形するインモールドラベルや、シュリンクフイルム並ぶにストレッチフイルム等でのデコレーッションを施してもかまわない。
本発明に係るポリエチレンを使用すると、金型キャビティー面のブラスト仕上げの影響を受けず艶消し状の容器を得ることが可能である。また、金型キャビティー面の仕上げ状態(粗面度)に影響されることがほとんどないため、金型のメンテナンスの手間を少なくできるという効果もある。
(2)温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR):JIS K6922−2:1997に準拠して測定した。
(3)密度:JIS K6922−1及び2:1997に準じて測定した。
(4)層の厚み:成形容器胴部の全厚み部分の断面を実体顕微鏡にて、30倍に拡大し各層厚みを測定した。
(5)光沢度:JIS Z8741:1997に準拠して入射角が60°にて測定した。
(6)ヘイズ:JIS K7105:1981に準拠して測定した。
(7)全光線透過率:JIS K7105:1981に準拠して測定した。
(8)パリソン温度:押出された樹脂を棒状熱電対温度計にて測定した。
(9)表面粗さ:JIS B0601:1982に準拠して成形容器の外面を測定した。表面の連続した部分の合計の長さ2mmについて、0.2mm間隔ごとに存在する凸部分の数をカウントし、10区分毎のそれぞれの凸部分の数の平均値を求めた。
(10)外観艶消し性:ブロー成形品である容器の外観を目視判定により、その艶消し性を評価し、市販品化粧水ガラス瓶と同等又はそれに近いものを「良好」、若干異なるものを「やや劣る」、明らかに異なるものを「劣る」とした。
(11)ピンチオフ剥がれ:成形した容器底部のパリソン融着部(ピンチオフ)の剥がれを目視で判定し、剥がれが無いものを「無」、剥がれが有るものを「有」とした。
(12)パリソンカット性:押出されたパリソンを金型で挟み、金型外のパリソンをカッターで切断し、そのときに、パリソンが糸を引くか引かないかを目視で判断し、糸を引かないものを「無」、糸を引くものを「有」とした。
ポリエチレン(A−1):
フィリップス触媒を用いて得られた、HLMFRが3.0g/10分、MFRが0.02g/10分、密度が0.935g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−2):
フィリップス触媒を用いて得られた、HLMFRが5.0g/10分、MFRが0.03g/10分、密度が0.946g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−3):
フィリップス触媒を用いて得られた、HLMFRが3.0g/10分、MFRが0.02g/10分、密度が0.947g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−4):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが15g/10分、MFRが0.1g/10分、密度が0.964g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−5):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが5.0g/10分、MFRが0.03g/10分、密度が0.946g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−6):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが20g/10分、MFRが0.1g/10分、密度が0.964g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−7):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが5.0g/10分、MFRが0.03g/10分、密度が0.947g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(A−8):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが2.0g/10分、MFRが0.01g/10分、密度が0.964g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリプロピレン(A−9):
温度230℃、荷重2.16kgのメルトフローレートが1.0g/10分、密度が0.900g/cm3のブロックタイプポリプロピレンを使用した。
ポリエチレン(B−1):
フィリップス触媒を用いて得られた、HLMFRが16g/10分、MFRが0.1g/10分、密度が0.935g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(B−2):
フィリップス触媒を用いて得られた、HLMFRが24g/10分、MFRが0.3g/10分、密度が0.947g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(B−3):
フィリップス触媒を用いて得られた、HLMFRが8.0g/10分、MFRが0.1g/10分、密度が0.947g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(B−4):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが680g/10分、MFRが7.0g/10分、密度が0.946g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(B−5):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが39g/10分、MFRが0.3g/10分、密度が0.947g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(B−6):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが36g/10分、MFRが0.3g/10分、密度が0.956g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリエチレン(B−7):
チーグラー触媒を用いて得られた、HLMFRが950g/10分、MFRが10g/10分、密度が0.946g/cm3の高密度ポリエチレンを使用した。
ポリプロピレン(B−8):
温度230℃、荷重2.16kgのメルトフローレートが0.7g/10分、密度が0.900g/cm3のエチレン含有量3wt%ランダムタイプポリプロピレンを使用した。
2層ヘッド構造で表層用樹脂のスクリュー径がφ40mm、内層用樹脂のスクリュー径がφ50mmのブロー成形機にて、定めた温度設定下でスクリュー回転数を調整し表層と内層の層比率を変化させたパリソンを押出し、550mlの偏平容器用のブロー金型(キャビティー面#60ブラスト仕上げ)、金型温度20℃、ブロー圧力6kg/cm2、ボトル重量35g(容器胴部の肉厚は0.8〜0.9mm)、成形サイクル12秒にて、ブロー成形を行なった。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−1)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−1)を使用し、パリソン温度が215℃にて多層ブロー成形を行ない、中空容器を得た。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
スクリュー回転数を変えて、表層の厚みの割合を50%にして、パリソン樹脂温度が245℃、とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−2)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−2)を使用し、スクリュー回転数を変えて、パリソン樹脂温度が211℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
スクリュー回転数を変えて、表層の厚みの割合を50%にして、パリソン樹脂温度が230℃とした以外は、実施例3と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−4)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−4)を使用し、パリソン樹脂温度が206℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
スクリュー回転数を変えて、表層の厚みの割合を50%にして、パリソン樹脂温度が234℃とした以外は、実施例5と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−5)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−5)を使用し、パリソン樹脂温度が229℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−5)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−2)を使用し、パリソン樹脂温度が230℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−2)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−5)を使用し、パリソン樹脂温度が227℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−3)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−3)を使用し、パリソン樹脂温度が265℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−1)を使用し、内層の樹脂は使用せず、パリソン樹脂温度が270℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−6)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−6)を使用し、パリソン樹脂温度が203℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−7)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−7)を使用し、パリソン樹脂温度が228℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリエチレン(A−8)、内層の樹脂としてポリエチレン(B−6)を使用し、スクリュー回転数を変えて、表層の厚みの割合を50%にして、パリソン樹脂温度が258℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂は使用せず、内層の樹脂としてポリエチレン(B−6)を使用し、パリソン樹脂温度が209℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
表層の樹脂としてポリプロピレン(A−8)、内層の樹脂としてポリプロピレン(B−8)を使用し、スクリュー回転数を変えて、表層の厚みの割合を8%にして、パリソン樹脂温度が225℃とした以外は、実施例1と同様に行なった。この得られた容器の諸物性を表1、2に示した。
市販品化粧水ガラス瓶についての物性を表1、2に示した。
一方、比較例1〜7の容器は、外観艶消し性、適度な不透明性能、ピンチオフ剥がれ、又はパリソンのカット性のいずれかの一つ以上の性能評価が悪い結果となっていることがわかる。
Claims (6)
- 少なくとも表層(A)と内層(B)とを含む積層体により形成され、パリソンを押出してブロー成形してなる多層ブロー成形品であって、
表層(A)は、JIS K6922−2:1997に準拠した温度190℃、荷重21.6kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が3.0〜15g/10分であり、JIS K6922−2:1997に準拠した温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.02〜0.1g/10分であり、及びJIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935〜0.964g/cm3であるポリエチレンからなり、
内層(B)は、HLMFRが15超〜680g/10分であり、MFRが0.1〜7.0g/10分であり、及び密度が0.935〜0.964g/cm3であるポリエチレンからなることを特徴とする多層ブロー成形品。 - 表層(A)の厚みが10μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の多層ブロー成形品。
- 表層(A)と内層(B)の厚みの合計に対する表層(A)の厚みの割合が1〜60%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多層ブロー成形品。
- 成形品表面は、JIS Z8741:1997に準拠した入射角が60°にて測定される光沢値が10%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の多層ブロー成形品。
- 成形品胴部の表層と内層を合わせた全厚み部分は、JIS K7105:1981に準拠して測定されるヘイズが70%以上、全光線透過率が90%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の多層ブロー成形品。
- 少なくとも表層(A)と内層(B)とを含む積層体により形成される多層ブロー成形品の製造方法であって、
JIS K6922−2:1997に準拠した温度190℃、荷重21.6kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が3.0〜15g/10分であり、JIS K6922−2:1997に準拠した温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.02〜0.1g/10分であり、JIS K6922−1及び2:1997に準拠して測定される密度が0.935〜0.964g/cm3であるポリエチレンを表層(A)とし、
HLMFRが15超〜680g/10分であり、MFRが0.1〜7.0g/10分であり、密度が0.935〜0.964g/cm3であるポリエチレンを内層(B)として、
表層(A)と内層(B)を同時溶融してパリソンを押出し、該パリソンの表面温度が250℃以下となるように押出した後、吹込み成形することを特徴とする多層ブロー成形品の製造方法。
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