以下に本発明の第一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施形態による情報処理システム1000の構成例を示す図である。
情報処理システム1000は、ポイント・ブレード型の情報処理システムであり、センタと拠点1、拠点2‥拠点nの各拠点から構成される。拠点は、社内であっても、社外であっても構わない。拠点1は、拠点LAN9001に接続された通信装置(ルータ装置等)8001、複数の端末1、及び端末1に接続可能な複数の認証デバイス(認証媒体)2から構成される。その他の拠点も拠点1と同様の構成を有する。一方、センタは、センタLAN9011に接続された通信装置(ルータ等)8011、管理装置5、及び複数の情報処理装置6から構成される。各拠点とセンタは、インターネット等のネットワーク7に接続されている。
各拠点の拠点LAN9001〜拠点LAN900nとセンタのセンタLAN9011は、イントラネットと呼ばれる論理的に統一したIPアドレス体系(またはアドレス空間)を有する企業内ネットワークである。イントラネットにおいては、各拠点単位に連続したアドレス体系が管理者により割り当てられる。本実施形態では、センタのアドレス体系は10.10.*.*、各拠点のアドレス体系は、10.20.n.*が割り当てられている。
端末1はHDDを搭載しない、いわゆるシンクライアント端末であり、モバイル型、デスクトップ型等の形状がある。
認証デバイス2は、端末1に脱着可能である。この認証デバイス2には、ユーザ認証を認証デバイス2自体で実施するための認証情報が記憶されている。また、認証デバイス2には、管理装置5でユーザ認証を行うための認証情報が記憶されている。また、認証デバイス2には、端末1の接続先装置となる管理装置5のIP(Internet Protocol)アドレス等の情報が記憶されている。
管理装置5は、端末1と情報処理装置6とのターミナルサービス開始に先立ち、端末1から送信される認証情報と管理装置5内に記憶されている認証情報とを照合してユーザ認証を行い、情報処理装置6に対して端末1との接続開始を指示する機能を有する。また、管理装置5は、各拠点(場所)毎のIPアドレス体系情報を管理する。管理装置5は、端末1のIPアドレスと各拠点毎のIPアドレス体系情報から、アクセスしてきた端末1の設置場所を把握する機能を有する。また、管理装置5は、労働者がいつどこで作業を行ったかという各労働者の労働実態情報を各情報処理装置6から収集し、また、収集した労働実態情報を各労働者毎に整理して労働実態に関する報告書を作成する機能を有する。
各情報処理装置6は、例えば、端末1にターミナルサービスを提供するためのプログラムが記憶されたHDDを有するブレードコンピュータである。各情報処理装置6は、端末1との接続開始日時及び接続終了日時等の情報をユーザ識別情報(例えば、ユーザID)と対応付けてHDDに記録し、また、この記録情報を管理装置5に送信する機能を有する。
尚、本実施形態では、各労働者には、認証デバイス2が1個と情報処理装置6が1台づつ割り当てられているものとする。また、端末1は、労働者各人への割り当ては行わず、共用する。また、拠点1と拠点2とセンタは、それぞれネットワーク7を介してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ベースの通信が行えれば、遠隔地にあっても良い。また、ネットワーク7は、端末1と情報処理装置6とが相互にTCP/IPベースの通信が行えれば、複数のネットワークが混在した形態であっても良い。このような情報処理システム1000において、各労働者はそれぞれ認証デバイス2を持ち歩き、この認証デバイス2と各拠点に設置された端末1を用いて、各労働者に割当てられた情報処理装置6にアクセスすることができる。
図2は、情報処理システム1000の処理概要を説明するための図である。
先ず、労働者は、端末1に備える所定の通信ポート(例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート)に認証デバイス2を挿入した後、端末1に表示される所定の入力フォームに、キーボードやマウス等の入力手段を用いて認証情報(例えば、ユーザID、パスワード)を入力する。端末1は、この認証情報を認証デバイス2に出力する(1)。
認証デバイス2は、端末1から受け取った認証情報と、認証デバイス2に記憶されている認証情報(ユーザID、パスワード)とを照合してユーザ認証を行い(2)、その認証結果(認証成立)とともに、ネットワーク情報(端末1のIPアドレス等)の設定方法に関する情報(例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol))、端末1の接続先装置となる管理装置5のIPアドレス、及び管理装置5でユーザを認証するための認証情報(例えば、ユーザID、パスワード)を端末1に送信する(3)。
端末1は、認証デバイス2から受け取った端末1のネットワーク情報設定方法に関する情報に基づいて、例えば、通信装置8001からDHCP等の方法により、イントラネットのIPアドレス体系を持ったユニークなIPアドレスを取得する(4)。次に、端末1は、認証デバイス2から受け取った認証情報と通信装置8001から取得したIPアドレスをネットワーク7を介して管理装置5に送信する(5)。
管理装置5は、端末1から認証情報と端末1のIPアドレスをネットワーク7を介して受信すると、受信した認証情報と管理装置5に記憶されている認証情報(例えば、ユーザID、パスワード)とを照合してユーザ認証を行う(6)。認証成立後、管理装置5は、受信した認証情報に含まるユーザIDと管理装置5に記憶されているユーザIDと情報処理装置6のIPアドレスとの対応付け情報に基づいてユーザに割り当てる情報処理装置6のIPアドレスを取得し、さらに、端末1のIPアドレスと管理装置5に記憶されている拠点毎のIPアドレス体系情報に基づいてアクセスしてきた端末1の設置場所情報を取得し、取得した端末1のIPアドレス及び端末1の設置場所情報をユーザIDに対応付けて格納し、さらに、情報処理装置6に対して端末1のIPアドレス、端末1の設置場所情報及びユーザIDを送信するとともに、端末1との接続開始を指示する(7)。
情報処理装置6は、管理装置5から端末1との接続開始指示を受けると、端末1と接続し通信を行う(8)。次に、情報処理装置6は、管理装置5から受信したユーザID、端末1の設置場所情報と、端末1との接続開始日時をそれぞれ対応付けて記録する(9)。次に、情報処理装置6は、端末1からの入力情報をチェックし、一定時間、入力情報を受信しなければ、その時間を無入力時間として上記ユーザIDに対応付けて記録する。また、入力再開時には、労働者各人に所定の入力画面から労働者により入力された無入力理由を示す情報をユーザIDと対応付けて記録する(10)。情報処理装置6は、端末1との接続が終了すると、接続終了日時を上記ユーザIDと対応付けて記録する(11)。次に、情報処理装置6は、この記録情報(労働実態情報)を管理装置6に送信する(12)。
管理装置5は、各情報処理装置6から各労働者の労働実態情報を収集し、また、収集した労働実態情報を各労働者毎に整理して労働実態に関する報告書を作成する(13)。
続いて、図1に示した各装置の詳細な説明を行う。
図3は、端末1の構成例を示す図である。
端末1は、CPU(Central Processing Unit)11と、CPU11のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)12と、拠点LAN9001と情報の送受信を行う通信ポート13と、フラッシュROM(Read Only Memory)14と、認証デバイス2を接続するためのUSBポート15と、キーボード及びマウス30を接続するためのI/Oコネクタ16と、ディスプレイ31を接続するためのビデオカード17と、各部11〜17を接続するBUS等の内部接続線を中継するブリッジ18と、電源19と、を有する。
フラッシュROM14には、BIOS(Basic Input/Output System)140、OS141、リモートクライアントプログラム142、通信プログラム143、ネットワーク情報144、ネットワーク情報設定プログラム145が、少なくとも記憶されている。
CPU11は、電源19の投入後、先ずフラッシュROM14にアクセスしてBIOS140を実行することにより、端末1のシステム構成を認識する。
OS141は、CPU11が端末1の各部12〜19を統括的に制御して、後述するリモートクライアントプログラム142、通信プログラム143、及びネットワーク情報設定プログラム145を実行するプログラムである。CPU11は、BIOS140に従い、フラッシュROM14からOS141をRAM12にロードして実行する。これにより、CPU11は、端末1の各部12〜19を統括的に制御する。なお、OS141には、組み込み型OS等のフラッシュROM14に格納可能な比較的小さいものが利用される。
リモートクライアントプログラム142は、ターミナルサービスを受けるため、すなわち端末1が遠隔から情報処理装置6のデスクトップにアクセスするプログラムである。CPU11は、OS141に従い、フラッシュROM14からリモートクライアントプログラム142をRAM12にロードして実行する。これにより、CPU11は、I/Oコネクタ16を介して受信した、キーボード及びマウス30の入力情報をネットワーク7を介して情報処理装置6に送信するとともに、情報処理装置6からネットワーク7を介して受信した画面差分情報に基づいて画面イメージを作成し、ビデオカード17に接続されたディスプレイ31に出力する。
通信プログラム143は、情報処理装置6との間に通信路を確立するプログラムである。CPU11は、OS141に従い、フラッシュROM14から通信プログラム143をRAM12にロードして実行する。
ネットワーク情報144には、ネットワーク内で端末1と他装置とが相互に通信を行うために設定が必要な、端末1のIPアドレス等が記憶されている。ネットワーク情報設定プログラム145は、認証デバイス2から、ネットワーク情報設定方法に関する情報を取得し、その情報に基づいて端末1のIPアドレス等のネットワーク情報を取得し、フラッシュROM14に格納(ネットワーク情報144)するプログラムである。
図4は、ネットワーク情報144の例を示す図である。ネットワーク情報144は、端末1のIPアドレス4011の他、サブネットマスク4012、デフォルトゲートウェイ4013を含む。端末1のIPアドレス4011はイントラネット内でユニークな値である。サブネットマスク4012は拠点LAN9001内で統一した値である。デフォルトゲートウェイ4013は、拠点LAN9001の外(例えば、ネットワーク7)に対して通信を行うときのゲートを示し、通常は通信装置8001のIPアドレスを示す。
続いて、認証デバイス2を説明する。認証デバイス2は、端末1から受け取った認証情報と認証デバイス2に記憶されている認証情報とを照合してユーザの認証を行い、その認証結果を端末1に送信する機能を有する。また、認証デバイス2は、認証結果が認証成立を示す場合に、その認証結果とともに、認証デバイス2に記憶されているプロファイル情報(管理装置5のIPアドレス、ネットワーク情報設定方法等)、管理装置5でユーザ認証を行うための認証情報を端末1に送信する機能を有する。
図5は、認証デバイス2の構成例を示す図である。認証デバイス2は、端末1のUSBポート15に接続するためのUSBアダプタ500と、ICチップ501と、を有する。
ICチップ501には、認証情報5011と、リモート用認証情報5012と、プロファイル情報5013と、認証プログラム5014と、認証プログラム5014を実行するCPU5015と、が記憶されている。なお、認証デバイス2に、フラッシュメモリを外付けできるように構成し、ICチップ501内の一部のデータをこのフラッシュメモリに記憶するようにしても構わない。
認証情報5011は、図14に示すように、認証デバイス2にて、端末1から受信したユーザID、パスワードと照合してユーザの認証を行うために必要な情報(ユーザID、パスワード)である。認証プログラム5014は、端末1から受信した認証情報と認証デバイス2に記憶されている認証情報5011とを照合してユーザ認証を行うプログラムである。リモート用認証情報5012は、図14に示すように、管理装置5にて、管理装置5に記憶されているユーザID、パスワードと照合してユーザ認証を行うために必要な情報(ユーザID、パスワード)である。
図6は、プロファイル情報5013の例を示す図である。プロファイル情報5013は、プロファイル名601と、管理装置5のIPアドレス602と、ネットワーク情報設定方法603と、を示す情報がそれぞれ対応付けられた情報である。
プロファイル名601は、拠点名等の端末1の設置(使用)場所を示す情報である。管理装置5のIPアドレス602は、管理装置5の宛先を示すネットワークアドレスである。ネットワーク情報設定方法603は、DHCP等のネットワーク情報設定方法に関する情報である。
図7は、管理装置5の構成例を示す図である。管理装置5は、CPU701と、CPU701のワークエリアとして機能するRAM702と、センタLAN9011と情報の送受信を行う通信ポート703と、HDD704と、フラッシュROM705と、これらの各部701〜705を接続するバスBUS等の内部接続線を中継するブリッジ706と、電源707と、を有する。
フラッシュROM705には、BIOS7051が記憶されている。CPU701は、電源707の投入後、先ずフラッシュROM705にアクセスしてBIOS7051を実行することにより、管理装置5のシステム構成を認識する。
HDD704には、OS7041、認証プログラム7042、割当てプログラム7043、認証情報管理テーブル7044、割当てテーブル7045、イントラネット情報テーブル7046、端末設置場所設定プログラム7047、労働実態情報収集プログラム7048、労働実態情報収集データベース7049、接続開始指示プログラム7050が、少なくとも記憶されている。
OS7041は、CPU701が管理装置5の各部702〜707を統括的に制御して、認証プログラム7042、割当てプログラム7043、端末設置場所設定プログラム7047、及び労働実態情報収集プログラム7048及び接続開始指示プログラム7050を実行するプログラムである。CPU701は、BIOS7051に従い、HDD704からOS7041をRAM702にロードして実行する。これにより、CPU701は、管理装置5の各部702〜707を統括的に制御する。
認証プログラム7042は、端末1からネットワーク7を介して受信したリモート用認証情報5012と、認証情報管理テーブル7044に記憶されている認証情報とを照合して、ユーザ認証を行うプログラムである。CPU701は、OS7041に従い、HDD704から認証プログラム7042をロードして実行する。
割当てプログラム7043は、認証プログラム7042による認証処理(認証成立)後に、割当てテーブル7045を参照して、リモート用認証情報5012に含まれるユーザIDに関連する情報処理装置6のIPアドレスを検索して読み出し、当該情報処理装置6に対して端末1との接続開始を指示する機能を有する。また、割当てプログラム7043は、情報処理装置6に対して端末1との接続開始を指示する際、後述する割当てテーブル7045の端末1に関する情報802(端末1のIPアドレス、端末設置場所)も情報処理装置6へ送信する。CPU701は、OS7041に従い、HDD704から割当てプログラム7043をロードして実行する。
認証情報管理テーブル7044には、複数のユーザの認証情報(ユーザID、パスワード)が記憶されている。
割当てテーブル7045は、図8に示すように、情報処理装置6に関する情報801と端末1に関する情報802が記憶されている。情報処理装置6に関する情報801には、ユーザID8011と、情報処理装置名8012と、情報処理装置6のIPアドレス8013と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記憶されている。また、端末1に関する情報802には、端末1のIPアドレス8021と、端末設置場所8022と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記憶されている。この端末1のIPアドレス8021及び端末設置場所8022は、端末1が管理装置5に接続する度に書き換えられる。これにより、割当てテーブル7045には、各労働者がどこで作業を行っているのか最新の情報が記録される。
イントラネット情報テーブル7046には、図9に示すように、端末設置場所901と、ネットワーク体系902と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記憶されている。本実施形態では、イントラネット情報テーブル7046にて、センタのセンタLAN9011に割り当てられたネットワーク体系(例えば、10.10.*.*)及び各拠点の拠点LAN9001に割り当てられたネットワーク体系(例えば、10.20.n.*)が管理される。なお、拠点等が追加された際は、ネットワーク管理者がイントラネット情報テーブル7046に随時情報の追加、修正を行うことで、最新の拠点毎のネットワーク体系がイントラネット情報テーブル7046に反映される。
端末設置場所設定プログラム7047は、端末1から当該端末1のIPアドレス及びリモート用認証情報を含む情報処理装置6への接続要求を受信すると、受信した端末1のIPアドレスとイントラネット情報テーブル7046に基づいて、端末1の設置場所を特定し、割当てテーブル7045に記憶されている該当端末1に関する情報802を更新するプログラムである。
労働実態情報収集プログラム7048は、各情報処理装置6から各労働者の労働実態情報を収集し、労働実態情報収集データベース7049に格納するプログラムである。
接続開始指示プログラム7050は、情報処理装置6に対して、端末1のIPアドレス、端末1の設置場所、及びユーザIDを送信するとともに、端末1との接続開始を指示するプログラムである。
図10は、情報処理装置6の構成例を示す図である。情報処理装置6は、CPU101と、CPU101のワークエリアとして機能するRAM102と、センタLAN9011と情報の送受信を行う通信ポート103と、HDD104と、フラッシュROM105と、ディスプレイ1061を接続するためのビデオカード106と、キーボード及びマウス10を接続するためのI/Oコネクタ107と、各部101〜107を接続するBUS等の内部接続線を中継するブリッジ108と、電源109と、を有する。フラッシュROM105には、BIOS1050が記憶されている。CPU101は、電源109の投入後、先ずフラッシュROM105にアクセスしてBIOS1050を実行することにより、情報処理装置6のシステム構成を認識する。
HDD104には、OS1041、アプリケーションプログラム群1042、リモートサーバプログラム1043、通信プログラム1044、労働実態情報記録ファイル1045、労働実態情報記録プログラム1046、労働実態情報送信プログラム1047が、少なくとも記憶されている。OS1041は、CPU101が情報処理装置6の各部102〜109を統括的に制御して、各プログラム1042〜1044、1046及び1047を実行するプログラムである。CPU101は、BIOS1050に従い、HDD104からOS1041をRAM102にロードして実行する。これにより、CPU101は、情報処理装置6の各部102〜109を統括的に制御する。
アプリケーションプログラム群1042には、汎用のWebブラウザ、ワープロ、表計算等のプログラムがある。CPU101は、OS1041に従い、リモートサーバプログラム1043を介して受信した端末1の指示に応答して、HDD104から所望のアプリケーションプログラムをRAM102にロードして実行する。その実行結果はリモートサーバプログラム1043により、ネットワーク7を介して端末1に送信される。
リモートサーバプログラム1043は、ターミナルサービスを提供するため、すなわち情報処理装置6のデスクトップを端末1からリモート操作するためのプログラムである。CPU101は、OS1041に従い、HDD104からリモートサーバプログラム1043をRAM102にロードして実行する。これにより、CPU101は、端末1からネットワーク7を介して受信した入力情報に基づいて、ビデオカード106にて画面情報を生成し、リモートサーバプログラム1043にて前回画面との差分情報を抽出し、これをネットワーク7を介して端末1に送信する。
通信プログラム1044は、端末1との間に通信路を確立するプログラムである。CPU101は、OS1041に従い、HDD104から通信プログラム1044をRAM102にロードして実行する。
労働実態情報記録ファイル1045は、各労働者の労働実態情報が記録されたファイルである。図11に示すように、労働実態情報記録ファイル1045には、年月日1101と、時間1102と、ユーザID1103と、端末1の設置場所1104と、事象(イベント)1105と、無入力理由1106と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記録されている。年月日1101及び時間1102には、事象1105に示すように、端末1の情報処理装置6への接続の開始時と接続の終了時、無入力開始時と無入力終了時のそれぞれの年月日及び時間が労働実態情報記録プログラム1046により記録される。上記無入力開始は、一定時間(30分等)、端末1からマウス及びキーボードの入力情報を受信しない場合に、労働実態情報記録プログラム1046により、この一定時間を無入力時間と判断し、その開始時を無入力開始として記録される情報を示す。これにより、席外し等の短時間の無入力状態は上記無入力時間から除外できる。無入力終了は、労働実態情報記録プログラム1046により、無入力時間の終了時点、すなわち、上記一定時間、無入力状態が続いた後、端末1から入力情報を受信した場合に、その時点を無入力終了と判断して労働実態情報記録ファイル1045に記録される情報を示す。従って、労働者が自宅や出張先等で、端末1を情報処理装置6に接続したままで何も情報を入力しない状態(無入力状態)が上記一定時間続くと、労働実態情報記録プログラム1046により無入力開始及び無入力終了を示す情報が労働実態情報記録ファイル1045に記録される。また、無入力時間があった場合には、所定の入力画面から、例えば会議に出席していた等、労働者に無入力理由を入力させることにより、その無入力理由を示す情報が労働実態情報格納プログラム1046により労働実態情報記録ファイル1045に記録される(無入力理由1106)。
ユーザID1103及び端末設置場所1104には、管理装置5から受信したユーザID及び端末1の設置場所を示す情報が、労働実態情報記録プログラム1046により記録される。図11に示す例では、ユーザIDが「12345678」の労働者は、2007年9月1日の8時11分10秒に拠点1から接続を開始し、9時20分19秒に接続を終了したことが記録されている。また、ユーザIDが「12345678」の労働者は、同日の10時50分32秒に拠点2から接続を開始し、12時10分8秒から13時23分45秒までの食事による無入力時間をはさんで、17時40分9秒に拠点2での接続を終了後、さらに同日の20時50分1秒から22時13分50秒まで、拠点nから接続を行ったことが記録されている。このように、労働実態情報記録ファイル1045には、各労働者がいつどこで作業を行ったか、また、一定時間、情報を入力しなかった理由等、各労働者の労働実態情報が記録される。
また、労働実態情報送信プログラム1047は、端末1との接続終了後に、労働実態情報記録ファイル1045から労働者の労働実態情報を読み出して管理装置5に送信するプログラムである。
図12と図13は、情報処理システム1000の動作を示す図である。
先ず、認証デバイス2を端末1のUSBポート15に挿入すると、端末1のCPU11は、所定のプログラムにより、ビデオカード17に接続されたディスプレイ31に認証情報(ユーザID、パスワード)の入力フォームを表示する。CPU11は、入力された認証情報をI/Oコネクタ16を介して受信し、これをUSBポート15に接続されている認証デバイス2に送信して、ユーザ認証を依頼する(ステップ1201)。
認証デバイス2のCPU5015は、認証プログラム5014により、端末1から受信した認証情報(ユーザID、パスワード)と、認証デバイス2に記憶されている認証情報(ユーザID、パスワード)5011とを照合して、ユーザ認証を行う(ステップ1202)。
認証成立後、認証デバイス2のCPU5015は、認証デバイス2に記憶されているプロファイル情報5013(図6)及びリモート用認証情報5012(図14)を端末1に送信する(ステップ1203、ステップ1204)。
端末1のCPU11は、プロファイル情報及びリモート用認証情報を認証デバイス2からUSBポート15を介して受信すると、所定のプログラムにより、図15に示すプロファイル情報一覧画面1500をディスプレイ31に表示する。ディスプレイ31に表示されたプロファイル情報一覧画面1500から、労働者が、例えば、マウス及びキーボード30を用いてプロファイル名1501(例えば、拠点1)及び管理装置5のIPアドレス1502(例えば、10.10.10.10)を選択し、接続1503をクリックする操作を行うと、CPU11は、ネットワーク情報設定プログラム145により、ネットワーク情報設定方法に関する情報603等に基づいて、通信装置8001等から端末1のIPアドレス等を取得し、フラッシュROM14に格納(ネットワーク情報144)する(ステップ1205)。次に、CPU11は、ネットワーク情報設定プログラム145により、管理装置5のIPアドレス1502に基づいて、端末1のIPアドレス4011とともにリモート用認証情報(ユーザID、パスワード)5012を、ネットワーク7を介して管理装置5に送信する(ステップ1206)。
管理装置5のCPU701は、認証プログラム7043により、受信したリモート用認証情報(ユーザID、パスワード)5012と認証情報管理テーブル7044に記憶されているリモート用認証情報(ユーザID、パスワード)とを照合して、ユーザ認証を行う(ステップ1207)。ユーザ認証成立後、CPU701は、割当てプログラム7043により、割当てテーブル7045からステップ1206で受信したユーザIDと対応付いた情報処理装置6のIPアドレス80を取得し、さらに、端末設置場所設定プログラム7047により、端末1のIPアドレスとイントラネット情報テーブル7046に基づいて端末1の設置場所を示す情報901を取得し、割当てテーブル7045の当該ユーザIDに対応付いた端末1のIPアドレス8021と端末設置場所8022の情報を、それぞれステップ1206で受信した端末1のIPアドレス4011と上記取得した端末1の設置場所を示す情報901に書き換える(ステップ1208)。
図16は、割当てプログラム7043及び端末設置場所設定プログラム7047の詳細な処理を示すフローチャートである。図16の説明において、単にCPUを実行主体として各処理を説明する。CPU701は、ステップ1206で受信したユーザIDに基づいて割当てテーブル7045を検索し、該当レコードから当該ユーザIDに対応付いた情報処理装置6のIPアドレス8013を読み出す(ステップ1601)。次に、CPU701は、イントラネット情報テーブル7046のネットワーク体系902を参照し、端末1のIPアドレスが含まれるネットワーク体系902を検索し、該当レコードから端末設置場所情報901を読み出す(ステップ1602)。次に、CPU701は、割当てテーブル7045の当該ユーザIDに対応付いた端末1のIPアドレス8021と端末設置場所8022の情報を、それぞれステップ1206で受信した端末1のIPアドレス4011とステップ1602で取得した端末1の設置場所情報901に書き換える(ステップ1603)。
図13に戻り説明する。
次に、管理装置5のCPU701は、接続開始指示プログラム7050により、ステップ1208で取得した情報処理装置6のIPアドレスに基づいて、ステップ1206で受信した端末1のIPアドレス、ユーザIDと、ステップ1208で取得した端末1の設置場所情報を情報処理装置6に送信するとともに、端末1との接続開始を情報処理装置6に指示する(ステップ1209)。
情報処理装置6のCPU101は、管理装置5からの接続開始の指示に従い、通信プログラム1044により、端末1との間に通信路を確立する。これにより、情報処理装置6と端末1とが相互に通信可能となる。端末1のCPU11は、リモートクライアントプログラム142により、キーボード及びマウス30の入力情報をネットワーク7を介して情報処理装置6に送信する。情報処理装置6のCPU101は、端末1からの入力情報をネットワーク7を介して受信すると、その入力情報からビデオカード106で画面情報を生成し、リモートサーバプログラム1043により、画面情報の差分を作成し、これをネットワーク7を介して端末1に送信する。
端末1のCPU11は、情報処理装置6からネットワーク7を介して画面差分情報を受信すると、リモートクライアントプログラム142により、画面イメージを再構築し、これを端末1に接続されたディスプレイ31に表示する(ステップ1210)。
また、情報処理装置6のCPU101は、労働実態情報記録プログラム1046により、端末1との接続開始日時及び接続終了日時等、情報処理装置6で発生した事象についてユーザID、端末1の設置場所情報と対応付けて労働実態情報記録ファイル1045に記録する(ステップ1211、ステップ1212)。
図17は、労働実態情報記録プログラム1046の詳細な処理を示すフローチャートである。図17において、単にCPUを実行主体として各処理を説明する。先ず、CPU101は、端末1の設置場所、ユーザIDを取得する(ステップ1701)。次に、CPU101は、特定の事象の発生をチェックする(ステップ1702)。特定の事象として、上述した接続開始、接続終了、無入力開始、無入力終了がある。特定の事象が発生すると、CPU101は、労働実態情報記録ファイル1045に、事象が発生した年月日、事象が発生した時間、ユーザID、端末設置場所及び事象をそれぞれ対応付けて書き込む(ステップ1703)。次に、CPU101は、ステップ1702で発生した事象が無入力終了かを判定する(ステップ1704)。判定の結果、無入力終了の場合、CPU101は、無入力時間終了画面を表示する。図18に無入力時間終了画面の例を示す。無入力時間終了画面は、無入力開始時間と無入力終了時間1801により、労働者に無入力時間を通知する。労働者は、無入力時間を確認後、プルダウンの形式で表示された会議、来客対応、食事、労働外時間等の無入力理由選択メニューから、端末1のキーボード及びマウス30を用いて該当する理由を選択し、決定1803をクリックする操作を行う。これによりCPU101は、労働者により選択された無入力時間理由を示す情報を、労働実態情報記録ファイル1045の当該ユーザIDのあるレコードの無入力理由1106に書き込み(ステップ1705)、ステップ1702へ戻る。
ステップ1704において、判定の結果、無入力時間終了でなければ、CPU101は、ステップ1702で発生した事象が接続終了かどうかを判定する(ステップ1706)。判定の結果、接続終了であれば、CPU101は、労働実態記録プログラム1046の実行を終了し、接続終了でなければ、ステップ1702へ戻る。
図13に戻り説明する。
情報処理装置6のCPU101は、端末1との接続が終了した後、労働実態情報送信プログラム1047により、労働実態情報記録ファイル1045の情報(労働実態情報)を管理装置5へ送信する(ステップ1213)。送信成功後、CPU101は、その送信した労働実態情報記録ファイル1045の情報を消去する(ステップ1214)。
管理装置5のCPU701は、労働実態情報収集プログラム7048により、受信した労働実態情報を労働実態情報収集データベース7049に格納する。
図19は、労働実態情報収集データベース7049の構成例を示す図である。労働実態情報収集データベース7049には、複数のユーザの労働実態情報が記憶されている。各ユーザの労働実態情報は、図11に示す労働実態情報記録ファイル1045の情報と同じであり、年月日1901と、時間1902と、ユーザID1903と、端末1の設置場所1904と、事象1905、無入力理由1906と、の対応付け情報である。管理装置5のCPU701は、労働実態情報収集プログラム7048により、労働実態情報収集データベース7049の情報を各労働者毎に整理し、例えば図20に示す各労働者毎の労働実態に関する報告書を作成する(ステップ1215)。尚、図20に示す報告書例では、ユーザIDが「11111111」の労働者が2007年9月2日に情報処理装置6を操作した記録がない。このことは、2007年9月2日にこの労働者が、年休をとっていたか、社内業務として例えば社外の研修等で不在だったかは判断できないが、情報処理装置6を操作しなかったことは、確かな事実として記録に残る。したがって、報告書の内容を閲覧しながら、例えば、労働者が勤務届や旅費清算といった労働にまつわる申請を行うことで、正確な申請を期待できる。
以上説明したように、本実施形態による情報処理システム1000によれば、各労働者がどこから情報処理処理装置にアクセスしたのかという情報と各労働者が情報処理装置を操作した実作業時間を把握することができる。
以上、本発明による第一実施形態を説明した。
以下に本発明の第二実施形態を説明する。
図21は、本発明の第二実施形態による情報処理システムの概略構成例(センタのみ)を示す図である。本実施形態では、管理装置5で管理している労働実態情報を活用して、フレックス、年休等、労働者が自己申告した勤務情報のチェック(監査)を行うものである。
本実施形態による情報処理システムは、センタにおいて、管理装置5、情報処理装置6、通信装置8011の他5、さらに、勤務表サーバ7と勤務表監査サーバ8がセンタLAN9011に接続されている。
管理装置5は、第一実施形態と同様に、各情報処理装置6から労働実態情報を収集し、管理する。勤務表サーバ7は、各労働者が入力(自己申告)した勤務情報(以下、勤務表情報)を収集し、管理する。勤務表監査サーバ8は、管理装置5と勤務表サーバ7から、それぞれ各労働者の労働実態情報と勤務表情報を収集し、収集した各労働者の労働実態情報と就業時間に関する社内規定情報に基づいて、各労働者が自己申告すべき勤務情報(フレックス、年休等)を判定し、さらに、その判定した勤務情報と上記収集した勤務表情報に基づいて、各労働者の自己申告内容のチェックを行う。
図22は、第二実施形態による情報処理システムの処理概要を説明するための図である。
勤務表監査サーバ8は、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、勤務表情報の要求を勤務表サーバ7に送信する(1)。勤務表サーバ7は、要求された勤務表情報を勤務表監査サーバ8に送信する(2)。また、勤務表監査サーバ8は、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、労働実態情報の要求を管理装置5に送信する(3)。管理装置5は、要求された労働実態情報を勤務表監査サーバ8に送信する(4)。勤務表監査サーバ8は、受信した労働実態情報と後述の勤務表監査テーブルとを照合し、フレックス、年休等の労働者の勤務形態(勤務情報)を判定する。さらに、勤務表監査サーバ8は、受信した勤務表情報と上記判定した勤務情報とを照合して、各労働者の自己申告内容をチェックし、その結果を記録する(5)。
以上の処理により、労働者が自己申告した勤務表情報を労働実態情報にて監査可能となる。
続いて、図21に示した各装置の詳細な説明を行う。
図23は、管理装置5の構成例を示す図である。
第一実施形態の管理装置5の構成との違いは、第二実施形態による管理装置5は図7に示す管理装置5に対して、さらに、HDD704に、労働実態情報送信プログラム2301を有することである。労働実態情報送信プログラム2301は、勤務表監査サーバ8から監査対象となる労働者のユーザIDと日付情報を受信し、この受信情報に基づいて労働実態情報収集データベース7049を検索し、その検索結果を勤務表監査サーバ8に送信するプログラムである。
図24は、勤務表サーバ7の構成例を示す図である。勤務表サーバ7は、HDD704に、勤務表データベース2401と勤務表情報送信プログラム2402を有する。尚、勤務表サーバ7の基本的なハードウェア構成は、図7に示す管理装置5のハードウェア構成と同様であり、管理装置5と同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図25は、勤務表データベース2401の構成例を示す図である。勤務表データベース2401は、上述の勤務表情報を管理する。図25に示す例では、ユーザIDが「12345678」及び「11111111」の労働者の9月1日から3日までの勤務情報が示されており、ユーザIDが「12345678」の労働者は自己申告なし、ユーザIDが「11111111」の労働者は9月1日がフレックス、9月2日に年休と自己申告している。
勤務表情報送信プログラム2402は、勤務表監査サーバ8から送信される監査対象となる労働者のユーザIDと日付情報を受信し、この受信情報に基づいて勤務表データベース2401を検索し、その検索結果を勤務表監査サーバ8に送信するプログラムである。
図26は、勤務表監査サーバ8の構成例を示す図である。勤務表監査サーバ8は、HDD704に、勤務表監査テーブル2601と勤務表監査プログラム2602と勤務表監査結果ファイル2603を有する。尚、勤務表監査サーバ8の基本的なハードウェア構成は、図7に示す管理装置5のハードウェア構成と同様であり、管理装置5と同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図27は、勤務表監査テーブル2601の構成例を示す図である。勤務表監査テーブル2601は、勤務表の監査を実施するにあたり、監査基準となる社内規定等を管理するテーブルである。勤務表監査テーブル2601には、各拠点の就業時間規定を示す情報、すなわち拠点名2701と、始業時間2702と、終業時間2703と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記憶されている。図27に示す例では、拠点1が始業時間8:00、終業時間17:00、拠点2が始業時間9:00、終業時間18:00となっている。
図28は、勤務表監査結果ファイル2603の構成例を示す図である。勤務表監査結果ファイル2603には、ユーザID2801と、年月日2802と、勤務情報2803と、監査結果2804と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記録されている。
図29は、勤務表監査プログラム2602の処理を示すフローチャートである。図29において、単にCPUを実行主体として各処理を説明する。CPU701は、先ず、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、勤務表情報の要求を勤務表サーバ7に送信する(ステップ2901)。CPU701は、勤務表サーバ7から勤務表情報を受信する(ステップ2902)。次に、CPU701は、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、労働実態情報の要求を管理装置5に送信する(ステップ2903)。CPU701は、管理装置5から労働実態情報を受信する(ステップ2904)。
次に、CPU701は、ステップ2904で受信した各労働者の労働実態情報と勤務表監査テーブル2601とを照合し、当該労働者が申告すべき勤務情報を判定する(ステップ2905)。例えば、図19に示す労働実態情報データベース7029の下2レコードの情報が、ユーザIDが「12345678」の9月2日の労働実態情報であり、9時30分4秒に拠点1で始業している。これに対し、図27に示す勤務表監査テーブル2601の拠点1の始業時間2702の情報は8時である。よって、CPU701は、ユーザIDが「12345678」の労働者が自己申告すべき勤務情報はフレックスであると判定する。次に、CPU701は、ステップ2902で受信した勤務表情報とステップ2905で判定した勤務情報とを照合し、勤務情報が自己申告されているかを判定する(ステップ2906)。例えば、図25に示す勤務表データベース2401のユーザIDが「12345678」の労働者の9月2日の勤務情報2503は空欄である。これに対し、ステップ2905で判定した勤務情報はフレックスであり、双方の情報が一致していない。したがって、この場合には、ステップ2905で判定した勤務情報が自己申告されていないことになる。
ステップ2906での判定の結果、ステップ2905で判定した勤務情報が自己申告されている場合、CPU701は、勤務表監査結果ファイル2603に、監査対象となるユーザID、日付情報、ステップ2902で受信した勤務情報2503及び問題なきことを示す情報をそれぞれ対応付けて書き込む(ステップ2907)。また、ステップ2906での判定の結果、ステップ2905で判定した勤務情報が自己申告されていなかった場合、勤務表監査結果ファイル2603に、ユーザID、日付情報、ステップ2902で受信した勤務情報2503及びステップ2905で判定した勤務情報をそれぞれ対応付けて書き込む(ステップ2908)。本実施形態において、ユーザIDが「12345678」の労働者、ユーザIDが「11111111」の労働者について、9月1日、9月2日分を監査すると、図28に示す勤務表監査結果ファイル2603が完成する。CPU701は、勤務表監査結果ファイル2603の情報を各労働者毎に整理することにより、例えば図30に示す勤務表監査報告書を作成できる。
このように、第二実施形態によれば、各労働者の自己申告内容が正しいかどうかのチェックを行うことができる。以上、本発明による第二実施形態を説明した。
以下に本発明の第三実施形態を説明する。
図31は、本発明の第三実施形態による情報処理システムの概略構成例(センタのみ)を示す図である。本実施形態では、労働実態情報を活用して、各労働者が申請した旅費清算情報のチェック(監査)を行うものである。
本実施形態による情報処理システムは、センタにおいて、管理装置5、情報処理装置6、通信装置8011の他、さらに、旅費清算監査サーバ3101と旅費清算サーバ3102がセンタのセンタLAN9011に接続されている。
管理装置5は、第一実施形態と同様に、各情報処理装置6から労働実態情報を収集し、管理する。
旅費清算監査サーバ3101は、管理装置5と旅費清算サーバ3102から、それぞれ各労働者の労働実態情報と旅費清算情報を収集し、収集した労働実態情報と労働者の在勤場所または自宅等の情報と、旅費清算に関する社内規定情報に基づいて、各労働者が自己申告すべき出張情報、日当種別情報をチェックする。
旅費清算サーバ3102は、各労働者が入力(自己申告)した旅費清算情報を収集し、管理する。
図32は、第二実施形態による情報処理システムの処理概要を説明するための図である。
勤務表監査サーバ8は、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、旅費清算情報の要求を旅費清算サーバサーバ3102に送信する(1)。旅費清算サーバ3102は、要求された旅費清算情報を旅費清算監査サーバ3101に送信する(2)。また、旅費清算監査サーバ3101は、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、労働実態情報の要求を管理装置5に送信する(3)。管理装置5は、要求された労働実態情報を勤務表監査サーバ8に送信する(4)。旅費清算監査サーバ3101は、受信した労働実態情報と後述の個人データテーブル及び旅費清算監査テーブルとを照合し、労働者が申告すべき、出張先情報と日当情報を判定して、労働者の勤務実態情報をチェックし、その結果を記録する(5)。
以上の処理により、労働者が自己申告した旅費清算情報を、労働実態情報にて監査可能となる。
続いて、図31に示した各装置の詳細な説明を行う。
図33は、旅費清算サーバ3102の構成例を示す図である。旅費清算サーバ3102は、HDD704に、旅費清算データベース3301と旅費清算情報送信プログラム3302を有する。尚、旅費清算サーバ3102の基本的なハードウェア構成は、図7に示す管理装置5のハードウェア構成と同様であり、管理装置5と同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図34は、旅費清算データベース3301の構成例を示す図である。旅費清算データベース3301は、各労働者が自己申告した旅費清算情報を管理しており、ユーザID3401と、年月日3402と、出張先3403と、日当種別3404と、を示す情報をそれぞれ対応付けて記憶する。図34に示す例では、ユーザIDが「12345678」の労働者が9月1日に拠点3へ出張し、昼食日当を申告している。
旅費清算情報送信プログラム3302は、旅費清算監査サーバ3101から受信したユーザID、日付情報に基づいて旅費清算データベース3301を検索し、その検索結果を旅費清算監査サーバ3101に送信するプログラムである。
図35は、旅費清算監査サーバ3101の構成例を示す図である。旅費清算監査サーバ3101は、HDD704に、旅費清算監査テーブル3501と旅費清算監査プログラム3502と旅費清算監査結果ファイル3503と個人データテーブル3504を有する。尚、旅費清算監査サーバ3101の基本的なハードウェア構成は、図7に示す管理装置5のハードウェア構成と同様であり、管理装置5と同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図36は、旅費清算監査テーブル3501の構成例を示す図である。旅費清算監査テーブル3501は、旅費清算の監査を実施するにあたり、監査基準となる社内規定等を管理するためのテーブルである。旅費清算監査テーブル3501には、日当種別3601と、開始時間3602と、終了時間3603と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記憶されている。図36に示す例では、昼食日当の要件として、出張時間内に開始時間12:00、終了時間13:00であることが定められている。
図37は、旅費清算監査結果ファイル3503の構成例を示す図である。旅費清算監査結果ファイル3503には、ユーザID3701と、年月日3702と、自己申告3703と、監査結果3704と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記録されている。図37に示す例では、例えば、ユーザIDが「12345678」の労働者の9月1日の出張において、自己申告された出張先である拠点3は、監査結果では拠点2であること、及び昼食日当の申告に関しては問題なしであることが示されている。
図38は、個人データテーブル3504の構成例を示す図である。個人データテーブル3504は、労働者の在勤場所や自宅等の情報を管理するテーブルである。個人データテーブル3504には、ユーザID3801と、在勤場所3802と、自宅3803と、を示す情報がそれぞれ対応付けられて記憶されている。図38に示す例では、例えば、ユーザIDが「12345678」の労働者は、在勤場所が拠点1であり、自宅が拠点nであることが示されている。
図39は、旅費清算監査プログラム3502の処理を示すフローチャートである。図39において、単にCPUを実行主体として各処理を説明する。CPU701は、先ず、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに、旅費清算情報の要求を旅費清算サーバ3102に送信する(ステップ3901)。CPU701は、旅費清算サーバ3102から旅費清算情報を受信する(ステップ3902)。次に、CPU701は、監査対象となる労働者のユーザID、日付情報とともに労働実態情報の要求を管理装置5に送信する(ステップ3903)。CPU701は、管理装置5から労働実態情報を受信する(ステップ3904)。次に、CPU701は、ステップ3904で受信した労働実態情報と個人データテーブル3504とを照合し、当該労働者が申告すべき出張先を判定する(ステップ3905)。さらに、CPU701は、労働実態情報と旅費清算監査テーブル3501とを照合し、当該労働者が申告すべき日当種別を判定する(ステップ3906)。ステップ3905及びステップ3906での判定の結果、出張先及び日当種別が自己申告されている情報と一致しているかどうかを判定する(ステップ3907)。この判定の結果、出張先及び日当種別が自己申告されている情報と一致している場合、CPU701は、旅費清算監査結果ファイル3503に、ユーザID、日付情報、ステップ3902で受信した旅費清算データベース3301の出張先情報3403、日当種別情報3404及び問題なきことを示す情報をそれぞれ対応付けて書き込む(ステップ3908)。また、ステップ3907での判定の結果、出張先及び日当種別が自己申告されている情報と一致していなかった場合、旅費清算監査結果ファイル3503に、ユーザID、日付情報、ステップ3902で受信した旅費清算データベース3301の出張先情報3403、日当種別情報3404、ステップ3905で判定した出張先情報及びステップ3906で判定した日当種別情報を書き込む(ステップ3909)。
このようにして、旅費清算監査プログラム3502により、旅費清算監査結果ファイル3503には、図37に示す情報が書き込まれる。CPU701は、旅費清算監査結果ファイル3503に記録されている情報を各労働者毎に整理することにより、例えば図40に示す、旅費清算監査報告書を作成できる。
本実施形態を用いることで、労働者が自己申告をした旅費清算情報について、第三者が後日、機械的に申告内容に疑義がないか、正確な勤務実態情報をもとに確認することができる。以上、本発明による第三実施形態を説明した。
また、上記実施形態では、情報処理装置6は、端末1との接続終了後に労働実態情報を管理装置5に送信するようにしたが、一定時間間隔で労働実態情報を管理装置5に送信するようにして良い。
また、上記実施形態では、管理装置5が各情報処理装置6から労働実態情報を収集するようにしたが、管理装置5とは別に労働実態管理装置等を設置し、この装置で労働実態情報収集するようにしても良い。
1・・・端末、2・・・認証デバイス、5・・・管理装置、6・・・情報処理装置、7・・・ネットワーク、8001、8011・・・通信装置、9001・・・拠点LAN、9011・・・センタLAN。