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JP5019268B2 - 端子付き板金、および基板と端子付き板金との接続構造 - Google Patents
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端子付き板金、および基板と端子付き板金との接続構造 Download PDF

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本発明は、基板の端子受け部に半田付け実装される端子付き板金、および基板と端子付き板金との接続構造に関する。
従来、放熱を目的とした熱容量の大きな板金や、大電流を流すための板金や、電子部品を支持するための板金を、プリント配線基板などの各種基板に直接半田付けする技術が知られている。例えば特許文献1では、プリント配線基板に固定される電子部品に取付け可能な端子付き板金としての固定部材が設けられ、当該固定部材は、電子部品の取付部に相当する本体と、この本体からアーム状に延びるリード端子としての雄コネクタ部とにより構成される。そして、雄コネクタ部の先端をプリント配線基板の表側から端子受け部である開口に挿入し、プリント配線基板の裏側から半田付けを行なうことで、固定部材ひいては電子部品とプリント配線基板との固定が図られる。
図4は、従来から知られている基板と端子付き板金との接続構造を示しており、また図5は、図4における要部の拡大図である。これらの各図において、1は放熱を目的として熱伝導性の高い金属材料で形成される平板状の板金、2は板金1と熱的および機構的に接続する電子部品である。電子部品2は周知のように、例えば電源装置のスイッチング素子(トランジスタ,MOS型FET,IGBTなど)や整流用ダイオードなどの、電力供給路に接続する半導体素子が、これに相当する。また3は、板金1や電子部品2を起立状態で実装する基板としての配線基板である。この配線基板3は、基材である絶縁層4の片面または両面に銅箔などの導電パターン(図示せず)が形成され、導電パターンの適所に貫通穴(図示せず)が設けられると共に、貫通穴の内面には、近傍の導電パターンと電気的に接続するメッキスルーホール5が形成される。
前記板金1は、電子部品2の取付部と放熱部とを兼用する板金本体11と、この板金本体11の一側からアーム状に延びる複数のリード端子12とを一体的に形成して構成される。複数の電子部品2に跨って幅広に形成される板金本体11には、各電子部品2の取付け位置に対応して挿通孔13が形成され、この挿通孔13を通して止着部材であるねじ14により、当該板金本体11と各電子部品2とを密着固定させるようになっている。
各々のリード端子12は、板金本体11より延設する脚部15と、脚部13の先端に設けられる接続部16とにより構成されるが、接続部16は、前記配線基板3の端子受け部に相当するメッキスルーホール5に挿入し、その後で半田17による接続が可能な形状に形成される。なお、配線基板3には、板金1の各リード端子12のみならず、電子部品2の図示しないリード端子に対応した別な形状のスルーホール6も設けられる。
そして、板金1の各リード端子12と各電子部品2のリード端子とを、配線基板3の一側面である部品面から対応する位置に設けられたメッキスルーホール5,6にそれぞれ挿通し、配線基板3の他側面である半田面を半田液面に浸漬させるディップ半田付けを行なう。これにより、板金1の各リード端子12とメッキスルーホール5との間、および各電子部品2のリード端子とメッキスルーホール6との間に半田17が充填付着し、板金1と配線基板3,および電子部品2と配線基板3との接続固定が図られるようになっている。
特開2007−200916号公報
上記図4や図5に示す半田付け接続構造において、板金1のリード端子12に着目すると、このリード端子12はいわゆるストレート形状であって、脚部15と接続部16が同じ断面形状を有している。そのため、リード端子12の先端から受けた半田17の熱が、脚部15から板金本体11に速やかに伝わって拡散してしまうので、半田付け作業時において半田17のなじみ(付着性)や、毛細管現象による配線基板3の部品面への半田上がりが悪くなり、板金1のリード端子12を配線基板3に確実に半田付け接続することが困難であった。
そこで本発明は、こうした問題に鑑み、簡単な設計変更によって、端子付き板金のリード端子を基板に対し確実に半田付け接続することが可能な端子付き板金、および基板と端子付き板金との接続構造を提供することをその目的とする。
本発明における端子付き板金は、上記目的を達成するために、板状をなす板金本体に複数のリード端子を形成し、各々の前記リード端子は、前記板金本体より延設する脚部,および前記脚部の先端に設けられ、基板の端子受け部に半田付け接続が可能な接続部を備えた端子付き板金において、前記リード端子の接続部どうしを連結し、前記基板の端子受け部に半田付け接続が可能な連結部を備えている。
また、本発明における基板と端子付き板金との接続構造は、上記目的を達成するために、端子受け部を備えた基板と、板状をなす板金本体に複数のリード端子を形成し、各々の前記リード端子は、前記板金本体より延設する脚部,および前記脚部の先端に設けられ、前記基板の端子受け部に半田付け接続が可能なる接続部とを備えた端子付き板金と、からなる基板と端子付き板金との接続構造において、前記リード端子の接続部どうしを連結し、前記基板の端子受け部に半田付け接続が可能な連結部を備えている。
請求項1および請求項2の発明によれば、ストレート状に延びた複数のリード端子の先端部分において、基板の端子受け部に半田付け接続される各接続部間を連結部で連結し、この連結部も基板の端子受け部に半田付け接続されるように形成することで、半田付け作業時において、リード端子は半田に接して熱を吸収する面積が増加し、より多くの熱量を半田から受けることができる。その結果、リード端子の形状を設計変更するだけで、接続部や連結部における半田がなじみやすく、また接続部や連結部からの半田上がりが良好になって、端子付き板金のリード端子を基板に対し確実に半田付け接続することが可能になる。
以下、本発明における端子付き板金、および基板と端子付き板金との接続構造の好ましい一実施形態について、添付図面である図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。なお、従来例で示した図4や図5と共通部分は共通符号を付し、共通する箇所の説明は重複を避けるため極力省略する。
図1は、リード端子12付き板金1単体の構成をあらわしており、この板金1はどの部位においても共通の板厚を有している。また、板金本体1からアーム状に延びる各リード端子12は、従来例と同じくストレート形状を有している。当該板金1として従来例と異なる点は、隣り合うリード端子12の接続部16どうしを連結するために、この接続部16間に連結部19を設けていることにある。当該連結部19は板金1と一体に形成され、脚部15や接続部16と同じ板厚を有しているが、異なる板厚に形成してもよい。それ以外の板金1の構成は、従来例で示したものと共通している。
板金1の変形例として、各電子部品2の取付けおよび放熱以外の目的で板金本体11を形成してもよい。例えば板金1そのものが大電流を流すバスバーとして機能する場合、板金1に流れる電流容量を満たす形状に板金本体11が形成される。したがって、この場合は電子部品2の取付け用ではなく、他の板金1との導通を図るために、挿通孔13が設けられる。勿論、導電性および放熱性に優れた部材で板金1を形成することで、大電流を流すバスバーとしての機能と、電子部品2を放熱する放熱器としての機能を、板金本体11に兼用させてもよい。
それ以外に、ここで使用するリード端子12付き板金1は、大電流が流れるトランス(図示せず)の二次巻線にも利用できる。この場合の板金本体11は、筒状をなすトランスの磁芯(図示せず)を囲むように形成され、当該板金本体11の両端に形成した複数のリード端子12の接続部16どうしを、連結部19で連結する構造になっている。
また、図1に示す板金1は全体が横方向に拡がる平板状に形成されているが、例えば板金本体11の適所に縦方向の折曲げ部を設け、板金1全体をL字状やコ字状などの各種形状に形成してもよい。こうすることで、限られた配線基板3上のスペースに、板金1を効率良く実装できる。
一方、従来の接続部16のみならず、当該接続部16間に連結部19を設けたことに伴い、配線基板3には、従来のメッキスルーホール5とは形状の異なるメッキスルーホール35が、接続部16および連結部19に対応した位置に設けられる。このメッキスルーホール35は、従来例と同じく配線基板3に形成された導電パターンと電気的に接続するが、前記リード端子12の先端部分である接続部16と、この接続部から横方向に延びる連結部19が何れも挿通し、その後で当該接続部16および連結部19とメッキスルーホール35の内面との間に半田17が付着し得る形状に形成される。その他の構成は、従来の配線基板3と共通している。
他の変形例として、配線基板3の端子受け部に相当するメッキスルーホール35は、例えば表面実装用の導電パッドであっても構わない。また、単独の配線基板3にではなく、複数の配線基板3に板金1が接続される構成であってもよい。
次に、上記構成についてその作用を説明する。電子部品2を板金1に固定した状態で、板金1の各リード端子12の接続部16およびそれに連結する連結部19と、各電子部品2のリード端子とを、配線基板3の部品面から対応する位置に設けられたメッキスルーホール35,6にそれぞれ挿通し、配線基板3の半田面を半田液面に浸漬させるディップ半田付けを行なう。ここで、電子部品2と板金1との固定は、板金1の挿通孔13と電子部品2の挿通孔(図示せず)に共通のねじ14を挿通し、電子部品2の挿通孔から突出するねじ14のねじ部にナット(図示せず)を螺合することで実現するが、例えばねじ14とナットに代わり、別な止着部材にて電子部品2と板金1とを固定する構造であっても構わない。また、半田付けの方法としては、上述のディップ方式に代わり、例えば融けた半田の噴流上に配線基板3を搬送して半田付けするフロー方式を採用してもよい。
上記半田付け作業により、板金1の各リード端子12における接続部16および連結部19とメッキスルーホール35との間、および各電子部品2のリード端子とメッキスルーホール6との間に半田17が充填付着し、板金1と配線基板3,および電子部品2と配線基板3との接続固定が図られる。特に各リード端子12においては、その先端部分に形成した接続部16のみならず、当該接続部16に連結する連結部19にも半田17が接触して、半田17との接触面積が従来よりも増加し、接続部16および連結部19から多くの熱を受けることが可能になる。そのため、接続部16や連結部19において半田17がなじみやすくなり、また接続部16からの半田上がりが良好になって、接続部16および連結部19とメッキスルーホール35とを強固に固定できる。そしてこれは、従来のストレート形状の各リード端子12において、当該リード端子12の先端部分にある接続部16どうしを、連結部19で一体的に連結するだけの簡単な設計変更で実現できる。
以上のように、本実施例における端子付き板金1は、板状をなす板金本体11に複数のリード端子12を形成し、各々のリード端子12は、板金本体11より延設する脚部15と、当該脚部15の先端に設けられ、基板たる配線基板3の端子受け部であるメッキスルーホール35に半田付け接続が可能な接続部16を備えたものにおいて、隣り合うリード端子12の接続部16どうしを連結し、接続部16と共に配線基板3のメッキスルーホール35に半田付け接続が可能な連結部19を備えている。
また本実施例では、メッキスルーホール35を備えた配線基板3と、板状をなす板金本体11に複数のリード端子12を形成し、各々のリード端子12は、板金本体11より延設する脚部15と、当該脚部15の先端に設けられ、配線基板3の端子受け部であるメッキスルーホール35に半田付け接続が可能な接続部16を備えた端子付き板金1と、からなる配線基板3と端子付き板金1との接続構造おいて、隣り合うリード端子12の接続部16どうしを連結し、接続部16と共に配線基板3のメッキスルーホール35に半田付け接続が可能な連結部19を備えている。
このようにすると、ストレート状に延びた複数のリード端子12の先端部分において、配線基板3のメッキスルーホール35に半田付け接続される各接続部16間を連結部19で連結し、この連結部19も配線基板3のメッキスルーホール35に半田付け接続されるように形成することで、半田付け作業時において、リード端子12は半田17に接して熱を吸収する面積が増加し、より多くの熱量を半田17から受けることができる。その結果、リード端子12の形状を設計変更するだけで、接続部16や連結部19における半田17がなじみやすく、また接続部16や連結部19からの半田上がりが良好になって、板金1のリード端子12および連結部19を配線基板3に対して、確実に半田付け接続を行なうことが可能になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。実施例に示す板金1や配線基板3の形状はあくまでも一例に過ぎず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
本発明の一実施形態における端子付き板金の斜視図である。 同上、図1に示す端子付き板金と基板との接続構造を示す全体斜視図である。 同上、図2における要部の拡大斜視図である。 従来例における基板と端子付き板金との接続構造を示す全体斜視図である。 同上、図4における要部の拡大斜視図である。
符号の説明
1 端子付き板金
3 配線基板(基板)
11 板金本体
12 リード端子
15 脚部
19 連結部
26 接続部
35 スルーホール(端子受け部)

Claims (2)

  1. 板状をなす板金本体に複数のリード端子を形成し、
    各々の前記リード端子は、前記板金本体より延設する脚部,および前記脚部の先端に設けられ、基板の端子受け部に半田付け接続が可能な接続部を備えた端子付き板金において、
    前記リード端子の接続部どうしを連結し、前記基板の端子受け部に半田付け接続が可能な連結部を備えたことを特徴とする端子付き板金。
  2. 端子受け部を備えた基板と、
    板状をなす板金本体に複数のリード端子を形成し、各々の前記リード端子は、前記板金本体より延設する脚部,および前記脚部の先端に設けられ、前記基板の端子受け部に半田付け接続が可能なる接続部とを備えた端子付き板金と、からなる基板と端子付き板金との接続構造において、
    前記リード端子の接続部どうしを連結し、前記基板の端子受け部に半田付け接続が可能な連結部を備えたことを特徴とする基板と端子付き板金との接続構造。
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