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JP5023181B2 - 無線通信装置、無線通信装置の制御方法 - Google Patents
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JP5023181B2 - 無線通信装置、無線通信装置の制御方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信装置の制御方法

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Description

本発明は、無線LANにより無線通信を行う技術に関し、特に、互いに異なる複数の周波数で無線LANによる無線通信を行う技術に関する。
無線LANのインフラストラクチャーモードでは、無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置(以下、単に「無線LANアクセスポイント」または「アクセスポイント」とも呼ぶ)と無線LANクライアントとして機能する無線通信装置(以下、単に「無線LANクライアント」または「クライアント」とも呼ぶ)との間で無線通信が行われる。一般に、無線LANによる無線通信では、1つの無線LANアクセスポイントに同じ周波数帯の同じチャンネルを利用して接続される無線LANクライアントの数が増加すると、スループットが低下する。また、2.4GHz帯を利用した無線LANによる無線通信は、電子レンジやコードレス電話といった無線LAN以外の機器によるノイズの影響を受ける場合がある。
2つの無線LANインタフェースを用いて2.4GHz帯と5GHz帯との2つの周波数帯での無線通信を並行して実行可能なデュアルバンド対応の無線LANアクセスポイントが知られている(例えば特許文献1,2参照)。このような無線LANアクセスポイントでは、例えば、ある無線LANクライアントとは2.4GHz帯で無線通信を行い、別の無線LANクライアントとは5GHz帯で無線通信を行うことにより、ネットワーク全体でのスループットの低下を抑制することができる。また、このような無線LANアクセスポイントでは、2.4GHz帯での無線通信では無線LAN以外の機器によるノイズの影響を受ける場合に、5GHz帯での無線通信に切り換えることが可能である。
特開2006−295282号公報 特開2006−93813号公報
しかし、元々1つの無線LANインタフェースしか有さず、1つの周波数帯での無線通信しかサポートしていないか、2つの周波数帯のいずれか一方を選択して利用する無線LANアクセスポイントを使用しているユーザは、上述のようにスループットの低下を抑制したり無線LAN以外の機器によるノイズの影響を避けたりするためには、無線LANアクセスポイント自体を複数の無線LANインタフェースを有する無線LANアクセスポイントに取り替える必要があった。
なお、このような課題は、1つの無線LANインタフェースのみを有する無線LANアクセスポイントによる無線通信において使用可能な周波数帯の種類を2つに増加させることを希望する場合に限らず、無線LANアクセスポイントによる無線通信において使用可能な周波数の種類を既存の種類より増加させることを希望する場合に共通の課題であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、無線LANアクセスポイントを取り替えることなく、無線LANアクセスポイントによる無線通信において使用可能な周波数の種類を増加させることを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。本発明の一形態は、無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置であって、第1の無線LANインタフェースと、前記第1の無線LANインタフェースを用いて第1の周波数で無線LANクライアントと無線通信を行う通信制御部と、外部機器との接続のための外部機器インタフェースと、前記外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、前記第2の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせる通信更新部と、前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを介して無線通信を行っている無線LANクライアントの内の前記第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えさせる通信切り換え部と、を備える。その他、本発明は、以下のような形態として実現することも可能である。
[適用例1]無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置であって、
第1の無線LANインタフェースと、
前記第1の無線LANインタフェースを用いて第1の周波数で無線LANクライアントと無線通信を行う通信制御部と、
外部機器との接続のための外部機器インタフェースと、
前記外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、前記第2の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせる通信更新部と、を備える、無線通信装置。
この無線通信装置では、外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、通信更新部が、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、第2の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせる。そのため、この無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置では、無線LANアクセスポイントを取り替えることなく、無線LANアクセスポイントによる無線通信において使用可能な周波数の種類を増加させることができる。
[適用例2]適用例1に記載の無線通信装置であって、さらに、
前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを介して無線通信を行っている無線LANクライアントの内の前記第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えさせる通信切り換え部を備える、無線通信装置。
この無線通信装置では、外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、通信切り換え部が、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを介して無線通信を行っている無線LANクライアントの内の第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えさせる。そのため、この無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置との間で同じ周波数で通信を行う無線LANクライアントの数を減らすことができ、ネットワーク全体における賞味のスループットを向上させることができる。また、この無線通信装置では、少なくとも1つの無線LANクライアントとの無線通信における電子レンジやコードレス電話といった無線LAN以外の機器によるノイズの影響を回避することができる。
[適用例3]適用例2に記載の無線通信装置であって、
前記通信更新部は、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子を用いて行わせ、
前記通信切り換え部は、前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、無線LANクライアントに対する前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させ、所定時間経過後に、無線LANクライアントに対する前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を再開させる、無線通信装置。
この無線通信装置では、外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、通信切り換え部が、通信制御部に、無線LANクライアントに対する第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させる。これにより、通信制御部による第1の無線LANインタフェースを用いた無線LANクライアントとの無線通信は成立しなくなる。ここで、通信更新部は、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子を用いて行わせるため、第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信は、第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えられる。また、所定時間経過後に、通信切り換え部が、通信制御部に、無線LANクライアントに対する第1の無線LANインタフェースを用いた応答を再開させると、通信制御部による第1の無線LANインタフェースを用いた無線LANクライアントとの無線通信は再開される。従って、この無線通信装置では、外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えることができる。
[適用例4]適用例2に記載の無線通信装置であって、
前記通信更新部は、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子を用いて行わせ、
前記通信切り換え部は、無線通信中の無線LANクライアントについて前記第2の周波数での無線通信の可否を示す対応周波数情報を収集し、前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記対応周波数情報を参照して、前記通信制御部に、前記第2の周波数で無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つに対する前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させる、無線通信装置。
この無線通信装置では、無線通信中の無線LANクライアントについて第2の周波数での無線通信の可否を示す対応周波数情報が収集され、外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、通信切り換え部が、対応周波数情報を参照して、通信制御部に、第2の周波数で無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つに対する第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させる。これにより、通信制御部による第1の無線LANインタフェースを用いた当該無線LANクライアントとの無線通信は成立しなくなる。ここで、通信更新部は、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子を用いて行わせるため、第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信は、第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えられる。従って、この無線通信装置では、外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えることができる。
[適用例5]適用例4に記載の無線通信装置であって、
前記通信切り換え部は、前記対応周波数情報を参照して、前記通信制御部による前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信との負荷が均等に近づくように、前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させる対象の無線LANクライアントを選択する、無線通信装置。
この無線通信装置では、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とのスループットをバランス良く向上させるように、第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えることができる。
[適用例6]適用例3または適用例4に記載の無線通信装置であって、
前記通信更新部は、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子と同一の認証暗号化設定とを用いて行わせる、無線通信装置。
この無線通信装置では、通信更新部が、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子と同一の認証暗号化設定とを用いて行わせるため、通信制御部による第1の無線LANインタフェースを用いた無線LANクライアントとの無線通信が成立しなくなった後に、第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えることができる。
[適用例7]適用例1に記載の無線通信装置であって、
前記通信更新部は、前記通信制御部の機能を更新するための更新用ファイルを取得し、前記更新用ファイルを実行することにより、前記通信制御部の機能を、前記第1の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数での無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた前記第2の周波数での無線通信とを並行して実行可能なように更新する、無線通信装置。
この無線通信装置では、通信更新部が、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、第2の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせることができる。
[適用例8]適用例7に記載の無線通信装置であって、さらに、
外部ネットワークとの接続のための外部ネットワークインタフェースを備え、
前記通信更新部は、前記外部ネットワークインタフェースを介して、前記外部ネットワーク上の所定の記憶領域に格納された前記更新用ファイルを取得する、無線通信装置。
この無線通信装置では、通信更新部が、外部ネットワーク上の所定の記憶領域に格納された更新用ファイルを取得して実行することにより、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、第2の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせることができる。
[適用例9]適用例7に記載の無線通信装置であって、
前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器は、前記更新用ファイルを格納する記憶領域を含み、
前記通信更新部は、前記外部機器インタフェースを介して、前記外部機器の前記記憶領域に格納された前記更新用ファイルを取得する、無線通信装置。
この無線通信装置では、通信更新部が、外部機器の記憶領域に格納された更新用ファイルを取得して実行することにより、通信制御部に、第1の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、第2の無線LANインタフェースを用いた第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、無線通信装置、無線通信装置を含む無線通信システム、これらの装置またはシステムの制御方法、これらの方法、装置またはシステムの機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施例における無線通信システム10の構成を概略的に示す説明図である。 第1実施例におけるアクセスポイント20の構成を示す説明図である。 第1実施例における通信更新処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施例における通信切り換え処理の流れを示すフローチャートである。 通信切り換え処理前後における各クライアントCLによる無線通信の使用周波数帯を示す説明図である。 第2実施例における通信切り換え処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施例における通信切り換え処理の流れを示すフローチャートである。 対応周波数情報FIの一例を示す説明図である。 本発明を適用可能な通信更新処理のパターンの一例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.無線通信システムの構成:
A−2.通信更新処理:
A−3.通信切り換え処理:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A−1.無線通信システムの構成:
図1は、本発明の第1実施例における無線通信システム10の構成を概略的に示す説明図である。第1実施例の無線通信システム10は、無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置20(アクセスポイント20)と、無線LANクライアントとして機能する4つの無線通信装置CL(クライアントCL1〜CL4)と、を備えている。アクセスポイント20および4つのクライアントCLは、無線LANのIEEE802.11規格に準拠した無線通信装置である。アクセスポイント20と各クライアントCLとは、無線LANのインフラストラクチャーモードで無線通信を行う。
なお、図1に示すように、クライアントCL1およびクライアントCL3は、2.4GHz帯を使用した無線通信(例えば、IEEE802.11b/g規格に準拠した無線通信)には対応しているが、5GHz帯を使用した無線通信(例えば、IEEE802.11a規格に準拠した無線通信)には対応していない。一方、クライアントCL2およびクライアントCL4は、2.4GHz帯を使用した無線通信と5GHz帯を使用した無線通信との両方に対応している。
アクセスポイント20は、アクセスポイント20とクライアントCLとで構成する無線LANを無線通信システム10の外部ネットワークであるインターネットINTに接続するルーティング機能を備え、クライアントCLとインターネットINT上の機器(例えばファイルサーバFS)との間の通信を中継する。
図2は、第1実施例におけるアクセスポイント20の構成を示す説明図である。本実施例のアクセスポイント20は、制御部210と、WANインタフェース220と、有線LANインタフェース232と、無線LANインタフェース234と、USBホストインタフェース236と、を含んでいる。
WANインタフェース220は、インターネットINTといった外部ネットワークとの間で通信を行うためのインタフェースである。アクセスポイント20は、ルーター機能を有しており、WANインタフェース220を介してLANと外部ネットワークとの間の通信を中継する。有線LANインタフェース232は、IEEE802.3規格に準拠した有線LANにより通信を行うためのインタフェースである。無線LANインタフェース234は、2.4GHz帯を使用した無線LAN(例えば、IEEE802.11b/g規格に準拠した無線LAN)によりクライアントCL(図1)と通信を行うためのインタフェースである。USBホストインタフェース236は、USBデバイスとしてのUSB外部機器30との接続のためのインタフェースである。図2には、アクセスポイント20のUSBホストインタフェース236に、USB外部機器30のUSBデバイスインタフェース336が接続されている状態を示している。
本実施例のUSB外部機器30は、無線LANインタフェース334を含んでいる。USB外部機器30の無線LANインタフェース334は、5GHz帯を使用した無線LAN(例えば、IEEE802.11a規格に準拠した無線LAN)による通信を実行可能なインタフェースである。本実施例のUSB外部機器30は、パーソナルコンピュータ等の機器のUSBホストインタフェースに接続されて、当該機器を無線LANクライアントとして機能させることができる外部機器(いわゆる無線LAN子機)である。また、本実施例のUSB外部機器30は、後述する更新用ファイルを格納したフラッシュメモリ314を含んでいてもよい。
アクセスポイント20は、図示しないCPUを含んでいる。アクセスポイント20のCPUは、所定の記憶領域に格納されたプログラム(ファームウェア)を実行することにより、アクセスポイント20の各部を制御する制御部210として機能する。制御部210は、通信制御部272と、通信更新部274と、通信切り換え部276とを含んでいる。通信制御部272は、各通信インタフェース(無線LANインタフェース234、有線LANインタフェース232、WANインタフェース220)を制御して、クライアントCL、有線LAN機器、外部ネットワークとの間で通信を行う。通信更新部274は、USBホストインタフェース236に無線LANインタフェース334を有するUSB外部機器30が接続されたときに、後述する通信更新処理を実行する。通信切り換え部276は、USBホストインタフェース236にUSB外部機器30が接続されたときに、後述する通信切り換え処理を実行する。
A−2.通信更新処理:
図3は、第1実施例における通信更新処理の流れを示すフローチャートである。通信更新処理は、アクセスポイント20(図2)のUSBホストインタフェース236に無線LANインタフェース334を有するUSB外部機器30が接続されたときに、通信制御部272に、無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯でのクライアントCLとの無線通信と並行して、USB外部機器30の有する無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯でのクライアントCLとの無線通信を行わせるための処理である。なお、本明細書では、アクセスポイント20の有する無線LANインタフェース234を既存無線LANインタフェース234とも呼び、USB外部機器30の有する無線LANインタフェース334を追加無線LANインタフェース334とも呼ぶものとする。
アクセスポイント20のUSBホストインタフェース236にUSB外部機器30が接続されると、制御部210は、USBホストインタフェース236にUSBデバイスが接続されたことを検出する(ステップS110)。制御部210は、例えばUSBデバイスから取得したベンダーIDやプロダクトIDに基づきUSBデバイスの種類を特定し、接続されたUSBデバイスが無線LANインタフェース334を有するUSB外部機器30であることを検知する(ステップS120)。
次に、通信更新部274は、更新用ファイルを取得する(ステップS130)。更新用ファイルは、通信制御部272の機能を更新するためのファイルである。より具体的には、更新用ファイルは、通信制御部272による既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信と追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信とを並行して実行可能とするために、アクセスポイント20のCPUを制御部210として機能させるファームウェアを更新するためのファイルである。
本実施例では、インターネットINT上のファイルサーバFS(図1)内の所定の記憶領域に、USB外部機器30の種類に応じた更新用ファイルが格納されている。通信更新部274は、アクセスポイント20のルーター機能を利用してインターネットINT上のファイルサーバFSにアクセスし、ファイルサーバFSに格納された更新用ファイルを取得する。なお、更新用ファイルを取得するためにアクセスすべきファイルサーバFS内の記憶領域のアドレスは、予め設定され、制御部210に記憶されている。あるいは、ファイルサーバFS内の記憶領域のアドレスは、ユーザにより指定されるとしてもよいし、USB外部機器30から取得される情報に基づき特定されるとしてもよい。
また、更新用ファイルが例えばファームウェアの一部としてアクセスポイント20内の所定の記憶領域に予め格納されている場合には、通信更新部274は、当該所定の記憶領域から更新用ファイルを取得するものとしてもよい。また、USB外部機器30が更新用ファイルを格納したフラッシュメモリ314を含んでいる場合には、通信更新部274は、例えばオートラン機能を利用して、USB外部機器30のフラッシュメモリ314から更新用ファイルを取得するものとしてもよい。また、アクセスポイント20内の所定の記憶領域に、USB外部機器30が接続されていない場合のファームウェアと、USB外部機器30が接続されている場合のファームウェア(USB外部機器30の有する無線LANインタフェース334の対応周波数に応じたファームウェア)とが予め格納されており、通信更新部274が、USB外部機器30の接続の有無や、接続されたUSB外部機器30の対応周波数に応じて、適切なファームウェアを選択し、選択されたファームウェアが有効になるように設定するものとしてもよい。
通信更新部274は、取得した更新用ファイルを用いて、通信制御部272の機能を更新する(ステップS140)。具体的には、通信更新部274は、更新用ファイルを実行することにより、通信制御部272の機能を、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信と追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信とを並行して実行可能なように更新する。
最後に、通信更新部274は、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線LANにおける各種設定・登録を行う(ステップS150)。具体的には、通信更新部274は、ネットワーク識別子としてのSSID(Service Set Identifier)や、暗号方式、暗号キー等を設定すると共に、追加無線LANインタフェース334を無線LANのインタフェースとして登録する。なお、通信更新部274は、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線LANのSSIDおよび認証暗号化設定(暗号方式および暗号キー)を、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線LANのSSIDおよび認証暗号化設定と同じ値に設定する。
以上説明した通信更新処理により、USB外部機器30の接続前には既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信を行うことはできるが5GHz帯での無線通信を行うことができなかったアクセスポイント20を、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信と追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信とを並行して実行可能なアクセスポイントとして機能させることができる。従って、本実施例の通信更新処理により、アクセスポイント20を取り替えることなく、アクセスポイント20による無線通信において使用可能な周波数の種類を増加させることができる。
A−3.通信切り換え処理:
図4は、第1実施例における通信切り換え処理の流れを示すフローチャートである。通信切り換え処理は、アクセスポイント20(図2)のUSBホストインタフェース236に無線LANインタフェース334を有するUSB外部機器30が接続され、上述の通信更新処理によってアクセスポイント20が既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信と追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信とを並行して実行可能となった後に、5GHz帯でも無線通信を実行可能なクライアントCLとの間の無線通信を、既存無線LANインタフェース234を用いた無線通信から追加無線LANインタフェース334を用いた無線通信に切り換えさせる処理である。
図5は、通信切り換え処理前後における各クライアントCLによる無線通信の使用周波数帯を示す説明図である。通信切り換え処理前は、すべてのクライアントCLはアクセスポイント20の既存無線LANインタフェース234を介して2.4GHz帯での無線通信を行っている。
通信切り換え部276(図2)は、通信制御部272に、既存無線LANインタフェース234および追加無線LANインタフェース334を用いた無線通信を一時的に停止させる(ステップS210)。これにより、アクセスポイント20によるビーコン(Beacon)の送信やクライアントCLから送信されたプローブリクエスト(Probe Request)の受信、プローブリクエストに対するプローブレスポンス(Probe Response)の応答等が実行されなくなる。アクセスポイント20による無線通信が停止されると、各クライアントCLは、アクセスポイント20との無線接続が解除されるため、IEEE802.11規格に従い、無線通信停止前に用いられていたSSIDを含むプローブリクエストをブロードキャストする。
次に、通信切り換え部276は、通信制御部272に、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信を開始させる(ステップS220)。このとき、まだ、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信は停止されている。また、上述したように、本実施例では、追加無線LANインタフェース334を用いた無線LANのSSIDおよび認証暗号化設定(暗号方式および暗号キー)は、既存無線LANインタフェース234を用いた無線LANのSSIDおよび認証暗号化設定(暗号方式および暗号キー)と同じ値に設定される。そのため、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信が開始されると、通信制御部272は、追加無線LANインタフェース334を介して、2.4GHz帯を使用する無線通信と5GHz帯を使用する無線通信との両方に対応したクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)からのプローブリクエストを受信する。通信制御部272は、受信したプローブリクエスト中に含まれるSSIDが追加無線LANインタフェース334を用いた無線通信のSSIDと同一であることを確認し、クライアントCL2およびCL4に対しプローブレスポンスを送信する。さらに、認証暗号化設定に基づき、クライアントCL2およびCL4と追加無線LANインタフェース334との間で認証処理が行われる。これにより、アクセスポイント20とクライアントCL2およびCL4との間で、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信が開始される。
一方、この段階では、2.4GHz帯を使用する無線通信には対応しているが5GHz帯を使用する無線通信には対応していないクライアントCL(クライアントCL1およびCL3)からのプローブリクエストはアクセスポイント20により受信されない。そのため、これらのクライアントCL1およびCL3では、アクセスポイント20との無線接続が解除されたままである。
追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信が開始され、所定の遅延時間が経過すると(ステップS230)、通信切り換え部276は、通信制御部272に、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信を再開させる(ステップS240)。これにより、通信制御部272は、既存無線LANインタフェース234を介して、2.4GHz帯を使用する無線通信には対応しているが5GHz帯を使用する無線通信には対応していないクライアントCL1およびCL3からのプローブリクエストを受信することとなる。通信制御部272は、受信したプローブリクエスト中に含まれるSSIDが既存無線LANインタフェース234を用いた無線通信のSSIDと同一であることを確認し、クライアントCL1およびCL3に対しプローブレスポンスを送信する。これにより、アクセスポイント20とクライアントCL1およびCL3との間で、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信が再開される。
以上説明した通信切り換え処理により、図5に示すように、アクセスポイント20と2.4GHz帯での無線通信を行っていた4つのクライアントCLの内、5GHz帯での無線通信も実行可能な2つのクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)とアクセスポイント20との間の無線通信を、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信から追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信に自動的に切り換えることができる。一般に、無線LANによる無線通信では、1つのアクセスポイントに同じ周波数帯の同じチャンネルを利用して接続されるクライアントの数が増加すると、ネットワーク全体における賞味のスループットが低下する傾向にある。本実施例の通信切り換え処理では、アクセスポイント20との間で既存無線LANインタフェース234を介して2.4GHz帯での無線通信を行うクライアントCLの数を減らすことができるため、ネットワーク全体における賞味のスループットを向上させることができる。また、5GHz帯での無線通信も実行可能なクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)については、電子レンジやコードレス電話といった無線LAN以外の機器によるノイズの影響を回避することができる。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例における通信切り換え処理の流れを示すフローチャートである。第2実施例における通信切り換え処理では、まず、通信切り換え部276(図2)が、通信制御部272に、既存無線LANインタフェース234を用いた無線LANの応答を一時的に停止させる(ステップS212)。これにより、アクセスポイント20は、クライアントCLから送信されたデータフレームを受信しても、クライアントCLに対して応答を送信しなくなる。そのため、各クライアントCLとアクセスポイント20との間の無線通信が成立しなくなる。
各クライアントCLとアクセスポイント20との間の無線通信が成立しなくなると、各クライアントCLは、IEEE802.11規格に従いSSIDを含むプローブリクエストをブロードキャストする。このとき、通信制御部272による追加無線LANインタフェース334を用いた無線LANの応答は停止されていないため、通信制御部272は、追加無線LANインタフェース334を介して、2.4GHz帯を使用する無線通信と5GHz帯を使用する無線通信との両方に対応したクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)からのプローブリクエストを受信すると、プローブリクエスト中に含まれるSSIDが追加無線LANインタフェース334を用いた無線通信のSSIDと同一であることを確認し、クライアントCL2およびCL4に対しプローブレスポンスを送信する。これにより、アクセスポイント20とクライアントCL2およびCL4との間で、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信が開始される。
追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信が開始され、所定の遅延時間が経過すると(ステップS230)、通信切り換え部276は、通信制御部272に、既存無線LANインタフェース234を用いた無線LANの応答を再開させる(ステップS242)。この後、通信制御部272は、既存無線LANインタフェース234を介して、2.4GHz帯を使用する無線通信には対応しているが5GHz帯を使用する無線通信には対応していないクライアントCL1およびCL3からのプローブリクエストを受信すると、受信したプローブリクエスト中に含まれるSSIDが既存無線LANインタフェース234を用いた無線通信のSSIDと同一であることを確認し、クライアントCL1およびCL3に対しプローブレスポンスを送信する。これにより、アクセスポイント20とクライアントCL1およびCL3との間で、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信が再開される。
以上説明した第2実施例の通信切り換え処理によっても、第1実施例の通信切り換え処理と同様に、アクセスポイント20と2.4GHz帯での無線通信を行っていた4つのクライアントCLの内、5GHz帯での無線通信も実行可能な2つのクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)とアクセスポイント20との間の無線通信を、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信から追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信に自動的に切り換えることができる。
C.第3実施例:
図7は、第3実施例における通信切り換え処理の流れを示すフローチャートである。第3実施例における通信切り換え処理では、通信更新処理(ステップS204、図3参照)の前に、通信切り換え部276が、対応周波数情報FIを収集する。図8は、対応周波数情報FIの一例を示す説明図である。本実施例の対応周波数情報FIは、アクセスポイント20と2.4GHz帯で無線通信を行っている各クライアントCLについて、5GHz帯での無線通信の可否を示す情報である。図8に示す対応周波数情報FIは、2つのクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)が5GHz帯での無線通信を実行でき、2つのクライアントCL(クライアントCL1およびCL3)が5GHz帯での無線通信を実行できないことを示している。なお、通信切り換え部276による対応周波数情報FIの収集は、例えば、クライアントCLからのプローブリクエストの所定の位置に5GHz帯での無線通信の可否を示すビットを付加することにより実現することができる。あるいは、通信切り換え部276による対応周波数情報FIの収集は、各クライアントCLの無線通信の可否についてユーザからの指定を取得することによっても実現可能である。
第3実施例における通信切り換え処理では、通信更新処理(ステップS204、図3参照)の後に、通信切り換え部276(図2)が、対応周波数情報FIを参照して5GHz帯での無線通信を実行可能なクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)を特定し、通信制御部272に、特定されたクライアントCLに対する既存無線LANインタフェース234を用いた無線LANの応答を停止させる(ステップS244)。これにより、アクセスポイント20は、クライアントCL2およびCL4から送信されたデータフレームを受信しても応答を送信しなくなる。そのため、5GHz帯での無線通信を実行可能なクライアントCL2およびCL4とアクセスポイント20との間の無線通信が成立しなくなる。一方、クライアントCL2およびCL4以外のクライアントCL(すなわち、5GHz帯での無線通信を実行できないクライアントCL1およびCL3)に対する既存無線LANインタフェース234を用いた無線LANの応答は継続して実行されているため、クライアントCL1およびCL3とアクセスポイント20との間の無線通信は継続して実行される。
5GHz帯での無線通信を実行可能なクライアントCL2およびCL4とアクセスポイント20との間の無線通信が成立しなくなると、クライアントCL2およびCL4は、IEEE802.11規格に従いSSIDを含むプローブリクエストをブロードキャストする。このとき、通信制御部272による追加無線LANインタフェース334を用いた無線LANの応答は停止されていないため、通信制御部272は、追加無線LANインタフェース334を介してクライアントCL2およびCL4からのプローブリクエストを受信すると、プローブリクエスト中に含まれるSSIDが追加無線LANインタフェース334を用いた無線通信のSSIDと同一であることを確認し、クライアントCL2およびCL4に対しプローブレスポンスを送信する。これにより、アクセスポイント20とクライアントCL2およびCL4との間で、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信が開始される。
以上説明した第3実施例の通信切り換え処理によっても、第1実施例の通信切り換え処理と同様に、アクセスポイント20と2.4GHz帯での無線通信を行っていた4つのクライアントCLの内、5GHz帯での無線通信も実行可能な2つのクライアントCL(クライアントCL2およびCL4)とアクセスポイント20との間の無線通信を、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信から追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信に自動的に切り換えることができる。
なお、上記説明では、対応周波数情報FIを参照して5GHz帯での無線通信を実行可能なクライアントCLが特定され、特定されたすべてのクライアントCLとアクセスポイント20との間の無線通信を追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信に切り換えるものとしているが、特定されたクライアントCLの内の一部のみを対象として5GHz帯での無線通信への切り換えを行うとしてもよい。この場合に、アクセスポイント20の通信制御部272による既存無線LANインタフェース234を用いた無線通信と追加無線LANインタフェース334を用いた無線通信との負荷が均等に近づくように、5GHz帯での無線通信への切り換えを行う対象のクライアントCLを選択するものとしてもよい。このようにすれば、通信切り換え処理により、2.4GHz帯での無線通信と5GHz帯での無線通信とのスループットをバランス良く向上させることができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D−1.変形例1:
上記各実施例における無線通信システム10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記各実施例では、無線通信システム10は4つのクライアントCLを備えるとしているが、無線通信システム10の備えるクライアントCLの数はいくつでも構わない。また、上記各実施例では、アクセスポイント20は外部機器インタフェースとしてのUSBホストインタフェース236を有し、USBホストインタフェース236を介して無線LANインタフェース334を有するUSB外部機器30と接続されるとしているが、アクセスポイント20はUSBホストインタフェース236以外の所定の外部機器インタフェース(例えばIEEE1394インタフェース)を有し、当該外部機器インタフェースを介して無線LANインタフェースを有する外部機器と接続されるとしてもよい。また、上記各実施例では、アクセスポイント20は有線LANインタフェース232を備えているとしているが、アクセスポイント20は有線LANインタフェース232を備えている必要はない。
また、上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
D−2.変形例2:
上記各実施例では、既存無線LANインタフェース234を用いて2.4GHz帯でクライアントCLと無線通信を行っているアクセスポイント20に追加無線LANインタフェース334を有するUSB外部機器30が接続されたときに、通信制御部272に、2.4GHz帯での無線通信と並行して追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz帯での無線通信を行わせるため通信更新処理を説明した。しかし、本発明は、このような通信更新処理に限らず、通信制御部272に、既存無線LANインタフェース234を用いた第1の周波数でのクライアントCLとの無線通信と並行して追加無線LANインタフェース334を用いた第1の周波数とは異なる第2の周波数でのクライアントCLとの無線通信を行わせるための通信更新処理に適用可能である。図9は、本発明を適用可能な通信更新処理のパターンの一例を示す説明図である。図9に示すパターンPA1は、上記各実施例における通信更新処理のパターンである。図9のパターンPA2に示すように、通信更新処理は、既存無線LANインタフェース234を用いた5GHz帯での無線通信を行うアクセスポイント20に、追加無線LANインタフェース334を用いた2.4GHz帯での無線通信も並行して行わせる処理であるとしてもよい。あるいは、図9のパターンPA3に示すように、通信更新処理は、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯のチャンネルch1での無線通信を行うアクセスポイント20に、追加無線LANインタフェース334を用いた2.4GHz帯の異なるチャンネルch11での無線通信も並行して行わせる処理であるとしてもよい。あるいは、図9のパターンPA4に示すように、通信更新処理は、既存無線LANインタフェース234を用いた5GHz(W52)帯のチャンネル(例えばch36)での無線通信を行うアクセスポイント20に、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz(W56)帯のチャンネル(例えばch100)での無線通信も並行して行わせる処理であるとしてもよい。また、アクセスポイント20は外部機器インタフェースを複数備えるとしてもよく、追加無線LANインタフェース334は複数であるとしてもよい。この場合に例えば、図9のパターンPA5に示すように、通信更新処理は、既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信を行うアクセスポイント20に、1つ目の追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz(W52)帯のチャンネル(例えばch36)での無線通信も並行して行わせると共に、2つ目の追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz(W56)帯のチャンネル(例えばch100)での無線通信も並行して行わせる処理であるとしてもよい。また、アクセスポイント20は既存無線LANインタフェース234を複数備えるとしてもよい。この場合に例えば、図9のパターンPA6に示すように、通信更新処理は、1つ目の既存無線LANインタフェース234を用いた2.4GHz帯での無線通信と2つ目の既存無線LANインタフェース234を用いた5GHz(W52)帯のチャンネル(例えばch36)での無線通信とを行うアクセスポイント20に、追加無線LANインタフェース334を用いた5GHz(W56)帯のチャンネル(例えばch100)での無線通信も並行して行わせる処理であるとしてもよい。また、本発明は、2.4GHz帯や5GHz帯に限らず、無線LANにおいて将来的に利用可能となる周波数一般について適用可能である。
D−3.変形例3:
上記各実施例では、通信更新処理(図3)の後に通信切り換え処理(図4)が行われるとしているが、必ずしも通信更新処理の後に通信切り換え処理が行われる必要はない。なお、通信更新処理の後に、例えばユーザが各クライアントCLを操作してアクセスポイント20における接続無線インタフェースを切り換えることによっても、上記各実施例における通信切り換え処理と同様に、ネットワーク全体における賞味のスループットを向上させたり、電子レンジやコードレス電話といった無線LAN以外の機器によるノイズの影響を回避させたりすることができる。
10…無線通信システム
20…アクセスポイント
30…USB外部機器
210…制御部
220…WANインタフェース
232…有線LANインタフェース
234…無線LANインタフェース
236…USBホストインタフェース
272…通信制御部
274…通信更新部
276…通信切り換え部
314…フラッシュメモリ
334…無線LANインタフェース
336…USBデバイスインタフェース

Claims (9)

  1. 無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置であって、
    第1の無線LANインタフェースと、
    前記第1の無線LANインタフェースを用いて第1の周波数で無線LANクライアントと無線通信を行う通信制御部と、
    外部機器との接続のための外部機器インタフェースと、
    前記外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、前記第2の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせる通信更新部と、
    前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを介して無線通信を行っている無線LANクライアントの内の前記第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えさせる通信切り換え部と、を備える、無線通信装置。
  2. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記通信更新部は、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子を用いて行わせ、
    前記通信切り換え部は、前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記通信制御部に、無線LANクライアントに対する前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させ、所定時間経過後に、無線LANクライアントに対する前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を再開させる、無線通信装置。
  3. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記通信更新部は、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子を用いて行わせ、
    前記通信切り換え部は、無線通信中の無線LANクライアントについて前記第2の周波数での無線通信の可否を示す対応周波数情報を収集し、前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記対応周波数情報を参照して、前記通信制御部に、前記第2の周波数で無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つに対する前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させる、無線通信装置。
  4. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記通信切り換え部は、前記対応周波数情報を参照して、前記通信制御部による前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信との負荷が均等に近づくように、前記第1の無線LANインタフェースを用いた応答を停止させる対象の無線LANクライアントを選択する、無線通信装置。
  5. 請求項または請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記通信更新部は、前記通信制御部に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信とを同一のネットワーク識別子と同一の認証暗号化設定とを用いて行わせる、無線通信装置。
  6. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記通信更新部は、前記通信制御部の機能を更新するための更新用ファイルを取得し、前記更新用ファイルを実行することにより、前記通信制御部の機能を、前記第1の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数での無線通信と前記第2の無線LANインタフェースを用いた前記第2の周波数での無線通信とを並行して実行可能なように更新する、無線通信装置。
  7. 請求項に記載の無線通信装置であって、さらに、
    外部ネットワークとの接続のための外部ネットワークインタフェースを備え、
    前記通信更新部は、前記外部ネットワークインタフェースを介して、前記外部ネットワーク上の所定の記憶領域に格納された前記更新用ファイルを取得する、無線通信装置。
  8. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器は、前記更新用ファイルを格納する記憶領域を含み、
    前記通信更新部は、前記外部機器インタフェースを介して、前記外部機器の前記記憶領域に格納された前記更新用ファイルを取得する、無線通信装置。
  9. 第1の無線LANインタフェースと外部機器との接続のための外部機器インタフェースとを有すると共に無線LANアクセスポイントとして機能する無線通信装置の制御方法であって、
    (a)前記第1の無線LANインタフェースを用いて前記無線通信装置に第1の周波数で無線LANクライアントと無線通信を行わせる工程と、
    (b)前記外部機器インタフェースに第2の無線LANインタフェースを有する外部機器が接続されたとき、前記無線通信装置に、前記第1の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数での無線LANクライアントとの無線通信と並行して、前記第2の無線LANインタフェースを用いた前記第1の周波数とは異なる第2の周波数での無線LANクライアントとの無線通信を行わせる工程と、
    前記外部機器インタフェースに前記第2の無線LANインタフェースを有する前記外部機器が接続されたとき、前記無線通信装置に、前記第1の無線LANインタフェースを介して無線通信を行っている無線LANクライアントの内の前記第2の周波数でも無線通信可能な無線LANクライアントの少なくとも1つとの間の無線通信を、前記第1の無線LANインタフェースを用いた無線通信から前記第2の無線LANインタフェースを用いた無線通信に切り換えさせる工程と、を備える、制御方法。
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