JP5025564B2 - アレーアンテナ、アレーアンテナの配置方法、アダプティブアンテナ、電波方向探知装置 - Google Patents
アレーアンテナ、アレーアンテナの配置方法、アダプティブアンテナ、電波方向探知装置 Download PDFInfo
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Description
図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの正面図である。
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ1は、図1に示すように、アンテナ径が異なる複数の広帯域アンテナから構成される。広帯域アンテナには、低域の周波数に対応できる最もアンテナ径の大きい低域広帯域アンテナ2、中域の周波数に対応できるアンテナ径が中間の中域広帯域アンテナ3、高域の周波数に対応できるアンテナ開口の小さい高域広帯域アンテナ4が含まれる。ここでは、広帯域アンテナの代表としてスパイラルアンテナをモデルとして広帯域アンテナの外形を円で示している。
ここで、低域周波数をFL、中域周波数をFM、高域周波数をFHで表す。
スパイラルアンテナは、図2に示すように、低域周波数FLよりも高い周波数においてほぼ一定なゲインを有することができる広帯域アンテナである。逆に、低域周波数FLより低い周波数においては十分なゲインが得られないので、低域周波数FLが必要な帯域の下端周波数よりも低くなるようにアンテナを設計しなければならない。スパイラルアンテナの場合、低域周波数FLはアンテナの半径をrとすると式(1)で与えられる。ここで、c=3×108(m/s)は光速度である。
また、アダプティブアンテナに適用した場合には、グレーティングローブ方向から干渉波が到来する場合メインローブも抑圧してしまう結果となり、S/N比を大きく低下してしまうという問題がある。
また、電波到来方向探知装置に適用すると、受信位相状態が同じであるグレーティングローブが存在すると、真の方向と対応するグレーティングローブ方向を識別できないという課題を生じてしまう。
ビームフォーマ11は、3種類のアンテナ径の複数の広帯域アンテナ10から構成されるアレーアンテナ1、各広帯域アンテナ10からの信号に位相および振幅を制御する複素荷重を乗じる乗算器5、各乗算器5の出力を合成する合成器6を備える。
そして、ビームフォーマ11が3種類のアンテナ径の複数の広帯域アンテナ10を不等間隔に配置したアレーアンテナ1を用いることにより、受信時にはグレーティングローブを抑圧することができるので不要信号の受信量を減少させることができる。また、このビームフォーマ11を送信に用いるときにはグレーティングローブによる不要放射量を減少させることができる。
アダプティブアンテナ12は、3種類のアンテナ径の複数の広帯域アンテナ10から構成されるアレーアンテナ1、広帯域アンテナ10からの受信信号の振幅および位相を制御し、その合成信号において干渉波を抑圧するように自動的に制御する適応信号処理手段7を備える。
干渉波を抑圧する場合にはそのアンテナパターンにおいて干渉波の入射方向にナルが形成されることになる。そして、アレーアンテナがグレーティングローブを持つ場合には、メインローブと受信位相特性の等しい方位が存在していることとなり、たとえばグレーティングローブの方向から干渉波が入射する場合にはメインローブ方向にもナルを形成することと等価であるので、所望波も抑圧して結果的にS/N比を低下させる課題がある。
しかし、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ1のように3種類のアンテナ径の複数の広帯域アンテナ10を不等間隔に配置したものをアダプティブアンテナ12に適用すると、グレーティングローブを抑圧することができるので、性能劣化を生じる干渉波の入射方向をなくすことができる。
また、開口効率を高めてゲインを向上することが出来るので、より高いS/N比で受信することができる。
電波方向探知装置13は、3種類のアンテナ径の複数の広帯域アンテナ10から構成されるアレーアンテナ1、広帯域アンテナ10からの受信信号を用いて電波到来方向を探知する電波方向探知手段8を備える。
電波方向探知手段8として様々な方式が提案されているが、Multiple Signal Classification(MUSIC)アルゴリズムに代表されるように原理的には到来方向のアレーアンテナの受信位相特性を検出することで到来方向を求めている。このため、グレーティングローブを生じると真の方向以外に偽像を生じるため誤検出を引き起こし性能低下の要因となる。
しかし、これに対し、本発明の複数のアンテナ径の異なる広帯域アンテナ不等間隔に配置したアレーアンテナ1を電波方向探知装置13に適用した場合には、グレーティングローブを抑圧することができるので、真の到来方向以外に生じる偽像のため引き起こされる誤検出を回避することができ、有効に真の方位を探知することができる。
また、開口効率を高めてゲインを向上することが出来るので、より高い精度で電波方向を探知できる。
図8は、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナの正面図である。
この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ1Bは、2種類のアンテナ径の広帯域アンテナから構成されるものであり、広帯域アンテナは、低域の周波数に対応できるアンテナ径の大きい方の低域広帯域アンテナ2、中域の周波数に対応できるアンテナ径の小さい方の中域広帯域アンテナ3を含んでいる。そして、グレーティングローブを有効に抑圧できる不等間隔配置方法として、参考文献1(平田和史、他4名、「グレーティングローブを抑圧する分散アレーアンテナの配置方法」、信学技報A・P2005−15、電子情報通信学会、2005年5月、p.35−40)に示された定量シフト配置法を縦方向および横方向に適用している。
定量シフト配置は、有効にグレーティングローブを抑圧できるとともに、最適なシフト量をアンテナ数や視野角(グレーティングローブを生じない角度)の条件から容易に設計することができる。
また、開口効率を上げるために、図9の隙間にアンテナ径の小さい広帯域アンテナを不等間隔に充填するように配置してもよい。
Claims (5)
- 異なるアンテナ径を有する複数の広帯域アンテナの位相中心が一次元軸上に配置されるアレーアンテナであって、
上記複数の広帯域アンテナは、上記軸上において隣接する2つの上記位相中心間の間隔が上記軸のいずれか一方の端から他方の端に向かうに従い順に一定の増加量で増加するように配置され、
上記位相中心間の間隔に応じたアンテナ径の上記広帯域アンテナを配置し、
上記増加量と上記軸上の位相中心間の間隔の平均値との比からなるシフト率が1つの上記軸に配置された上記広帯域アンテナの数から1を減算した値の逆数となるように設定する
ことを特徴とするアレーアンテナ。 - 並行する複数の第1の軸と上記第1の軸に直交するとともに並行する複数の第2の軸との交点に、異なるアンテナ径を有する複数の広帯域アンテナの位相中心が配置されるアレーアンテナであって、
上記複数の広帯域アンテナは、上記第1の軸上において隣接する2つの上記位相中心間の間隔が上記第1の軸のいずれか一方の端から他方の端に向かうに従い順に一定の第1の増加量で増加するとともに上記第2の軸上において隣接する2つの上記位相中心間の間隔が上記第2の軸のいずれか一方の端から他方の端に向かうに従い順に一定の第2の増加量で増加するように配置され、
上記位相中心間の間隔に応じたアンテナ径の上記広帯域アンテナを配置し、
上記第1の増加量と上記第1の軸上の位相中心間の間隔の平均値との比からなる第1のシフト率が1つの上記第1の軸に配置された上記広帯域アンテナの数から1を減算した値の逆数となるように設定するとともに、上記第2の増加量と上記第2の軸上の位相中心間の間隔の平均値との比からなる第2のシフト率が1つの上記第2の軸に配置された上記広帯域アンテナの数から1を減算した値の逆数となるように設定する
ことを特徴とするアレーアンテナ。 - 並行するとともに小さい間隔から大きい間隔に順に一定の第1の増加量で大きくなる間隔により離間する複数の第1の軸と、上記第1の軸に直交し且つ並行するとともに小さい間隔から大きい間隔に順に一定の第2の増加量で大きくなる間隔により離間する複数の第2の軸との交点に、異なるアンテナ径を有する複数の広帯域アンテナの位相中心を配置するアレーアンテナの配置方法であって、
上記第1の増加量と上記第1の軸が離間する間隔の平均値との比が1つの上記第2の軸上に配置された上記広帯域アンテナの数から1を減算した値の逆数となるように上記第1の増加量または上記第1の軸が離間する間隔を設定し、
上記第2の増加量と上記第2の軸が離間する間隔の平均値との比が1つの上記第1の軸上に配置された上記広帯域アンテナの数から1を減算した値の逆数となるように上記第2の増加量または上記第2の軸が離間する間隔を設定し、
最初に上記交点上に最も大きなアンテナ径を有する上記広帯域アンテナを配置し、次に上記支点の間隔に応じて小さいアンテナ径の広帯域アンテナを配置することを特徴とするアレーアンテナの配置方法。 - 上記請求項1または2に記載されたアレーアンテナを備えたことを特徴とするアダプティブアンテナ。
- 上記請求項1または2に記載されたアレーアンテナを備えたことを特徴とする電波方向探知装置。
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