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JP5030201B2 - パネル押え - Google Patents
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JP5030201B2 - パネル押え - Google Patents

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本発明は、基礎床面上に支持脚で支持される床パネルを支持脚に固定するパネル押えに関するものである。
近年、オフィスビル等では、配線空間を確保するために、床パネルを基礎床面上に浮かして敷設する二重床が多く採用されている。床パネルを二重床方式で敷くには、基礎床面上に支持脚を立て、この支持脚で床パネルを支持して床パネルの上方からパネル押えを支持脚にネジ込んで固定している。この場合、パネル押えの上面には工具を係合できる工具係合形状が形成されており、メンテナンスやレイアウト変更のときには、この係合形状に工具を係合してパネル押えを操作して床パネルを外したり、取り付けたりしている。
ところが、最近では、セキュリティーが叫ばれており、入口に鍵がかかる居室等の専用部分では、マイナス(プラス)ドライバーや六角レンチといった汎用工具での操作で問題はないが、誰もが侵入できる廊下等の共通部分では、これら汎用工具では操作できないような工夫がなされている。具体的には、パネル押えの工具係合形状を特殊形状(構造)としてこの特殊形状に係合できる専用工具を用いて操作している。すなわち、パネル押えをセキュリティー仕様と通常仕様とに分け、場所によって使い分ける方法をとっていた。
パネル押えの工具係合形状に特殊形状を施したものとして下記特許文献1及び2に示されるものがある。このうち、特許文献1のものは、パネル押えをピンを有する上部構造体とピンに係合して支持脚に螺合する下部構成体とで構成し、専用工具でピンを押し下げて下部構成体に係合させないと下部構成体を回せないようにしたものである。これに対して、特許文献2のものは、パネル押えの上面に複数の穴を形成し、裏面にこの穴に係合する突起を設けた工具によって操作するようにしている。
いずれも、専用工具がなければ操作できないことは共通しており、この専用工具では、共通部分等に敷設してある通常仕様のパネル押えは操作できない。したがって、これら両仕様のパネル押えを操作する必要があるときには、両方の工具を所持していなければならず、面倒で負担のかかる作業を強いられていた。また、セキュリティー仕様と通常仕様のパネル押えが混ざって使用されていた場合も同様である。
特開平01−275852号公報 特開2005−344398号公報
本発明が解決しようとする課題は、通常仕様とセキュリティー仕様のパネル押えが専用部分と共通部分で分けて使用されていても、これを一本の専用工具で操作できるようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、床パネルを支持脚に固定するパネル押えであり、専用工具に形成される専用係合部のみに係合する専用係合形状と、汎用工具及び専用工具に形成される汎用係合部には非係合とする汎用非係合形状とが形成されていることを特徴とするパネル押えを提供するとともに、これにおいて、請求項2の、パネル押えが、床パネルを上から押える頭部と、頭部の下方に突出し、支持脚を構成するネジ支柱に螺合するネジ穴が形成された胴部を有するものであり、この頭部及び/又は胴部に専用係合形状と汎用非係合形状が形成される手段を提供する。
また、以上のパネル押えとして、請求項3の、専用係合形状が、頭部の上面に形成された多角形穴であり、汎用非係合形状が多角形穴の底部からネジ穴に貫通する逃がし孔である手段、請求項4の、多角形穴と逃がし孔が同一形状に形成されて兼用される手段を提供する。
請求項1〜4のパネル押えによると、汎用工具では操作できず、専用工具のみでしか操作できないことから、セキュリティーが確保できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すパネル押えと専用工具の使用状態を示す説明図、図2はパネル押えを取り付けた状態の平面図,図3は図2のAーA断面図であるが、この床パネルの敷設構造は、床パネル1のコーナーの位置で基礎床面2上に置かれる支持脚3と、支持脚3で支持された床パネル1を支持脚2に固定するパネル押え4とからなる。
このうち、支持脚3は、基礎床面2上に適宜固着されて置かれる接地板5から倒れに対して十分な剛性を有するネジ支柱6が上起しているものであり、ネジ支柱6に螺合したナット7に受け盤8を止め付け、受け盤8で床パネル1を載せる載せ盤9を支持したものである。この場合において、載せ盤9は、その外周端が下方に屈曲して受け盤8の外周を包み込んで位置ずれを規制している。
床パネル1は、底面部15と側面部11と側面部11の上端外側に折り曲げ形成した水平フランジとを有する縁付容器状をした下面板に、平板状の上面板を被せて外周を巻き込んで接合した構造の鋼板製のもので、全周に上面板と下面板との重合フランジを有している。コーナー先端の重合フランジには四半径円状の切欠部を有する低段部10が四半径円状に段押し形成されており、対角線方向には低段部10の起立壁から所定間隔隔てて側面部11が降りている。したがって、起立壁と側面部11との間は逆U字形の突出部を形成することになるが、これを首部12とする。側面部11は、辺に沿って延びて床パネル1の底面を周回しているが、コーナーは対角線方向に対する直交面を形成するよう45°に面取りされている。
低段部10に続く辺方向には、辺部に沿って下方へ突出する厚肉縁部13が側面部11近くまで延びて形成されている。厚肉縁部13は、上面板の外周による下面板の水平フランジの巻き込みによって得られるので、特別な加工の必要がなく、下面側へ巻き込んだ上面板の板厚分だけ重合フランジから下方へ突出した厚肉状となっている。この他、低段部10の起立壁の上端からは平坦な上面部14に形成され、側面部11の下端からは底面部15に形成されている。
パネル押え4は、円板状の頭部16と、頭部16よりも径の小さな胴部17とからなるものである。この頭部16は、四枚の床パネル1のコーナーが集合状態で円状となる低段部10の中に入り込む径を有しており、胴部17は、上記した載せ盤9の中央部に形成された案内筒9aの中に入り込む径を有しており、その上部と下部において外周が案内筒9aの内周に摺接させられるものであり、その中心には、ネジ支柱6に螺合できるネジ穴17aが形成されている。なお、パネル押え4のこの他の構造については後述する。
以上の床パネル1は、支持脚3で支持される載せ盤9の上に載せられるが、この場合の載せ盤9は、最内周に低段部10を受ける受面部18が中央にパネル押え4の胴部17が入り込む貫通孔を有して案内筒9aがドーナツ円状に形成されている。そして、受面部18に続く対角線方向には受面部18より高い床パネル1の首部12に入り込む高堰部19と、これよりもかなり低い載せ部20とが連続して形成され、辺方向には高堰部19よりは低い低堰部21と、低堰部21よりは更に低い仕切り部22とが連続して形成されている。
この場合、受面部18の載せ部20上面からの高さを、床パネル1の底面部15から低段部10の下面までの高さよりも若干低く設定している他、高堰部19の高さも、同様に首部12の下面までの高さよりも若干低く設定している。また、高堰部19の低段部10側の面は起立壁に沿う形状にし、側面部12側の面は側面部12に沿う形状にしている。そして、低堰部21の幅は、隣接する床パネル1の両方の厚肉縁部13を収容して位置規制を行うために、厚肉縁部13の幅の倍を有しており、仕切り部22の幅は、隣接する床パネル1の側面部11間に入り込んで位置規制を行うために、床パネル1の辺部と側面部11までの長さの倍を有している。
次に、床パネル1の支持脚3への載せ方であるが、ナット7を上下して載せ盤9を所定の高さに調整したなら、低段部10が載せ盤9の受面部18に載り、コーナー両辺の側面部11が隣接する二つの仕切り部22の間に嵌まり込む状態にしてその底面部15を載せ部20上に置く。すると、対角線方向には首部12が高堰部19を内外から挟み込み、辺方向には厚肉縁部13が低堰部21に嵌まり込む状態になる。このとき、高堰部19の厚みを首部12の幅に合わせておくと、首部12が高堰部19を挟圧することになり、位置ずれは一層抑制される。このような操作を四枚の床パネル1について行う。
このとき、基礎床面2の不陸によって支持脚3が傾斜していたり、床パネル1の製造誤差によって低段部10の高さが揃わない場合があるが、受面部18の高さを低段部10の高さに対し、及び高堰部19の高さを首部12の高さに対しそれぞれ若干低く設定することで、それらを吸収した状態でのパネル押え4の締め付けを可能にしている。また、低段部10を弾性変形させた状態で挟圧すれば、パネル押え4の緩み止め効果も発揮する。
この状態で、パネル押え4を適宜な工具を用いてネジ支柱6に螺合して行くと、その胴部17の外周が載せ盤9の案内筒9aの内周に摺接しながら下降して互いに位置ずれ及び変形を規制し合い、頭部16は、低段部10の中に入り込んで受面部18とで低段部10を直接上下から挟圧する。このとき、頭部16の外形を低段部10の内径に合わせておくと、低段部10の起立壁を高堰部19とで挟圧することになり、首部12による高堰部19の挟圧とで二重の位置ずれ規制構造となる。また、胴部17の外周を低段部10の内周に摺接するようにしておくことで、低段部10を高堰部19とで挟圧することになり、更なる位置ずれ規制構造となる。
以上により、床パネル1が対角線方向にずれようとすると、床パネル1の首部12による高堰部19の挟み付けを始めとする上述した位置ずれ規制構造が協働的に働き、その位置ずれを確実に規制する。また、辺方向にずれようとしても、上述した位置ずれ規制構造が対角線方向に広がりを有して放射状に形成されているため、その位置ずれを規制するが、床パネル1の厚肉縁部13の低堰部20への嵌まり込み及び側面部12の仕切り部22間への嵌まり込みにより、その位置ずれを一層確実に規制する。このようにして、床パネル1は、対角線方向にも辺方向にも、位置ずれが二重、三重に規制される。
ところで、以上のようにして支持脚2に固定した床パネル1は、メンテナンスやレイアウト変更に際して取り外さなければならないのは上述したとおりである。この取外しや取付けには工具を使うが、本発明では、パネル押え4を次のような構成にし、これを操作するに好ましい工具として次のような専用工具を提案する。まず、パネル押え4であるが、図4の説明図で示されるように、本発明では、ドライバーや六角レンチといった汎用工具に形成される汎用係合部には非係合であって、後述する専用工具23に形成される専用係合部23cには係合する専用係合形状4aが形成されるとともに、その間に汎用係合部を非係合とする汎用非係合形状4bが形成されたものである。
専用係合形状4aとしては、頭部16の上面に汎用係合部よりも大形の多角形穴が形成されるのが一般的であるが、本例では、正三角形の各頂点を中心に他の二点を結ぶ外膨した円弧状の辺部で囲まれた平面視おむすび形の三角穴4aaとしている(この形状は一例であり、これに限定されるものではない)。一方、汎用非係合形状4bとしては、孔のようなものが一般的であるが、本例では、三角穴4aaの底部からネジ穴17aに貫通する円筒形の逃がし孔4baとしている。この場合の汎用係合部は、以下に述べる専用工具23の汎用係合部23dに限らず、一般的な汎用工具に形成された汎用係合部をも含むものである。
以上のパネル押え4は、その専用係合形状4aには汎用係合部が非係合ではあるものの、専用係合部23cが係合できるのであるが、これに加えてその汎用非係合形状4bにも汎用係合部23dが非係合であるから、前者が後者より上方にあって、かつ汎用係合部23dが係合できない大形のものが一般的である。このように、本発明におけるパネル押え4には、汎用非係合部4bが汎用係合部23dが係合できない意図をもって、しかも積極的に形成されているのが特徴である。
次に専用工具23であるが、この専用工具23は、上記した専用係合形状4aが形成されたセキュリティー仕様のものと、汎用係合形状のみが形成された通常仕様のものの両方が操作できるものになっている。図1等にそれが示されるが、この専用工具23には、上部から握り部23a、本体部23b、専用係合部23c、汎用係合部23dが形成されている。このうち、握り部23aは操作するときに握ったり、レンチを嵌合する部分で、本体部23bは主体をなす部分である。
また、専用係合部23cは、上記したセキュリティー仕様のパネル押え4に形成された三角穴(専用係合形状)4aaに係合する部分であり、これと同じ形状をしているものである。これに対して、汎用係合部23dは、マイナス(プラス)溝や六角穴といった汎用係合形状に係合する部分で、本例では、マイナスドライバー23dとなっている。図5は通常仕様のパネル押え4に対する専用工具23の作用を示す説明図であるが、このマイナスドライバー(汎用係合部)23dは、パネル押え4に形成されたマイナス溝(汎用係合形状)にも係合できてこれを操作できる。
したがって、これ一本で、セキュリティー仕様と通常仕様のパネル押え4の両方を操作できるものとなる。もちろん、一般的な汎用工具としても利用できる。このようにセキュリティー仕様と通常仕様のパネル押え4に対して支持脚3は共通のものが使用できるため、将来、レイアウト変更等により専用部分と共通部分の区画に変更があった場合でも、パネル押え4を別の仕様のものに取り換えるだけでセキュリティーを付加したり、解除したりできる。
ところで、以上の専用係合形状4a、汎用係合形状、専用係合部23c及び汎用係合部23dとには次のような関係がある。まず、専用工具23には専用係合部23cと汎用係合部23dの両方が形成されていることから、セキュリティー仕様のパネル押え4に形成される専用係合形状4aに対しては汎用係合部23dでは係合できないことになる。この場合の汎用係合部23dはこの専用工具23に形成されたものに限らず、一般的な汎用工具に形成された汎用係合部をも含むものである。次に、この汎用係合部23dを非係合とする汎用非係合形状4bが形成されていることであり、この汎用非係合形状4bは、上記の例でいえば、三角穴4aaの底部に汎用係合部23dの働きをスポイルするネジ穴17aに貫通する逃がし孔4baということになる。
図6はセキュリティー仕様のパネル押え4に対する汎用工具の作用を示す説明図であるが、逃がし孔4baには挿入できないが、三角穴4aaには差し込める最大幅のマイナスドライバー形状の汎用係合部24を備えた汎用工具を使用してパネル押え4を図中矢印方向に回転させて取り外そうとすることが考えられる(図6(a)の状態)。しかし、汎用係合部24は図6(b)や(c)に示すように、三角穴4aaの辺に沿って滑るだけで、係合させることはできないから、三角穴4aaはセキュリティーを確保していることになる。
図7はパネル押え4の他の例を示す説明図であるが、本例のものは、三角穴(専用係合形状)4aaがそのままネジ穴17aに貫通しているもので、専用係合形状4aと汎用非係合形状4bとが兼用されたものである。成形が簡単になって製作コストが安くなるのが利点である。これによると、専用工具23の専用係合部23cは三角穴4aaには係合するが、汎用工具の汎用係合部は係合できない上に、ネジ穴(汎用非係合形状)17aによってその働きがスポイルされる。
図8はパネル押え4と専用工具23の更に他の例を示す説明図であるが、本例のパネル押え4の専用係合形状4aは、頭部16の上面に中心から等距離に複数(本例では二個)の係合穴4abが形成されたものであり、汎用非係合形状4bは、中心にネジ穴に貫通する逃がし穴4baが形成されたものである。したがって、専用工具23は、本体部23bが円板体であり、その下面に係合穴4abに嵌合するピン23caが突設されたものである。これによっても、汎用工具の汎用係合部はピン23caには係合できず、しかも逃がし穴4baに嵌まり込んで機能を果たせない。
セキュリティー仕様のパネル押えと専用工具の使用状態を示す説明図である。 セキュリティー仕様のパネル押えを取り付けた状態の平面図である。 図2のAーA断面図である。 セキュリティー仕様のパネル押えと専用工具との関係を示す説明図である。 通常仕様のパネル押えと専用工具の関係を示す説明図である。 セキュリティー仕様のパネル押えと汎用工具の関係を示す説明図である。 別のセキュリティー仕様のパネル押えと専用工具との関係を示す説明図である。 更に別のセキュリティー仕様のパネル押えと専用工具との関係を示す説明図である。
1 床パネル
2 基礎床面
3 支持脚
4 パネル押え
4a 専用係合形状
4aa三角穴
4ab係合穴
4b 汎用非係合形状
4ba逃がし孔
5 接地板
6 ネジ支柱
7 ナット
8 受け盤
9 載せ盤
9a 案内筒
10 低段部
11 側面部
12 首部
13 厚肉縁部
14 上面部
15 底面部
16 頭部
17 胴部
18 受面部
19 高堰部
20 載せ部
21 低堰部
22 仕切り部
23 専用工具
23a 〃 の握り部
23b 〃 の本体部
23c 〃 の専用係合部
23ca 〃 のピン
23d 〃 の汎用係合部
24 汎用工具の汎用係合部

Claims (4)

  1. 床パネルを支持脚に固定するパネル押えであり、専用工具に形成される専用係合部のみに係合する専用係合形状と、汎用工具及び専用工具に形成される汎用係合部には非係合とする汎用非係合形状とが形成されていることを特徴とするパネル押え。
  2. パネル押えが、床パネルを上から押える頭部と、頭部の下方に突出し、支持脚を構成するネジ支柱に螺合するネジ穴が形成された胴部を有するものであり、この頭部及び/又は胴部に専用係合形状と汎用非係合形状が形成される請求項1のパネル押え。
  3. 専用係合形状が、頭部の上面に形成された多角形穴であり、汎用非係合形状が多角形穴の底部からネジ穴に貫通する逃がし孔である請求項2のパネル押え。
  4. 多角形穴と逃がし孔が同一形状に形成されて兼用される請求項3のパネル押
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