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JP5033546B2 - 電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置 - Google Patents
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JP5033546B2 - 電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置に関するものである。
鋼板の電気メッキラインでは、メッキタンクにおいてメッキ液中で上下に設置された電極の間を通板しながら、メッキを施している。このメッキタンク中にメッキ液を供給するためにノズルが設置されており、タンク中の液面レベルを保つために、常にメッキ液が供給されている。
特開平06−002196号公報
しかしながら、ノズルから供給されるメッキ液により、鋼板にバタツキが生じ、上電極と鋼板が接触してスパーク疵が発生して品質上の問題となっていたる。このスパーク疵の発生を抑えるためには、鋼板のバタツキを抑えることが有効であり、そのためには昇降式のピンチロールの設置が望ましい。しかし、昇降式のピンチロールを設置するためには、メッキタンクに孔あけが必要があり、この孔によりメッキ液がタンクより流出し、液レベルの低下による不メッキが懸念される。
本発明の目的は、メッキ液中において、昇降式のピンチロールを設置しても、メッキタンクから液が漏れない構造にすることにより、スパーク疵の発生を抑えことができる電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置を提供することである。
本発明の第1解決手段は、金属帯板の送り方向に長いメッキトレイ内に上電極、下電極が配置され、帯板がサポートロールに支持されながら送られるようにした電気メッキ装置において、前記トレイの両側壁で、前記サポートロールの軸が貫通する孔の直上に長孔が設けられ、該長孔を貫通し、前記サポートロールの上側で帯板を挟む状態で設けられたピンチロールと、該ピンチロール軸の両端に設けられた軸受けハウジングが動力源により、昇降されるようにした昇降手段と、前記ピンチロールの軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、回転自在に嵌められた上チョックと、該上チョックと前記トレイの内壁との間で、前記長孔を覆うように取り付けられた可変形性筒体とを含むことである。
本発明の第2解決手段は第1解決手段に加え、前記トレイの内壁で、前記長孔の上側および下側に突設されたブラケットと、該上下ブラケット間に取り付けられて、前記ピンチロールの軸を水平方向に挟んだ位置で、上下に長い案内棒とを含み、該案内棒に前記上チョックが上下摺動自在に嵌挿されたことである。
本発明の第3課題解決手段は第2解決手段に加え、前記ピンチロールの軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、回転自在に嵌められた上チョックと、該上チョックと前記トレイの内壁との間で前記長孔を覆うように取り付けられた可変形性筒体と、前記サポートロールの軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、回転自在に嵌められた下チョックと、該下チョックと前記トレイの内壁との間で軸貫通孔を覆うように取り付けられた可変形性筒体とを含むことである。
本発明により、ノズルから供給されるメッキ液により、金属板にバタツキ力が働いても、金属板はピンチロールとサポートロールで挟まれてバタツキを生じない。このため、スパーク疵の発生を抑え品質の向上に貢献することとなった。しかも、トレイ中のメッキ液は可変形性筒体によりトレイの長孔からタンクへ漏れることがない。
可変形性筒体をロールに対して取り付けたので、ピンチロールの昇降に伴う変形にも容易に対応できる。また、チョックを設けたので、可変形性筒体がロールに対して確実に取り付けられ、ロールの回転を円滑に行える。さらに、案内棒に前記チョックが上下摺動自在に嵌挿された場合、ロールの回転による可変形性筒体のねじれや、液の圧力による可変形性筒体の変形を抑えることができる。
以下に、本発明の実施態様を図面に示す一実施例にもとづき説明する。
図1に示す電気メッキ装置において、帯鋼板Aの送り方向に長いメッキタンク1の内側に間隔を存してメッキトレイ2が設けられ、前記メッキトレイ内に上電極B1、下電極B2が配置され、帯鋼板がサポートロール3に支持されながら送られる。
図2,3において、前記タンク1とトレイ2の両側壁で、前記サポートロール3の軸が貫通する丸孔の直上には、上下に長い長孔1a,2aが設けられ、該長孔を貫通し、前記サポートロール3の上側で鋼板Aを挟む状態で、ピンチロール4設けられる。該ピンチロール軸の両端に設けられた軸受けハウジング5aが流体ピストンシリンダ5cからなる動力源により、昇降手段5で昇降される。
前記ピンチロール4の軸で前記メッキトレイ2の内側に位置する個所に、上チョック6aが回転自在に嵌められている。該上チョックと前記トレイの内壁との間で、前記長孔を覆うように楕円錐台状のゴム製蛇腹からなる上可変形性筒体7aが取り付けられる。
図4において前記トレイ2の内壁で、前記長孔2aの上側および下側にブラケット8,8が突設される。該上下間ブラケットに上下に長い案内棒9が取り付けられ、前記ロールの軸を水平方向に挟んだ状態に位置する。該案内棒9に前記上チョック6aが上下摺動自在に嵌挿されている。
図2,4において、前記サポートロール3の軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、下チョック6bが回転自在に嵌めらる。該下チョックと前記トレイの内壁との間で軸貫通丸孔を覆うように、円筒状の蛇腹からなる下可変形性筒体7b取り付けられる。下チョックは前記案内棒9に嵌挿される。
以上において作動状態を説明する。帯鋼板Aが送られている状態で、サポートロール3は鋼板を支持しつつ、それとの摩擦力により、自由状態で回転する。ピンチロール4は長孔内を上下できる状態で、昇降手段5により鋼板上面と接触保持されており、通常は鋼板上面との摩擦力により自由状態で回転する。
このとき、ノズルから供給されるメッキ液により、鋼板にバタツキ力が働いても、鋼板はピンチロール4とサポートロール3で挟まれてバタツキを生じない。そして、トレイ中のメッキ液は蛇腹6a,6bによりトレイ2の長孔2aからタンク1へ漏れることがない。
このように、メッキ液中で完全シール(漏れ防止)が行われる。ゴム製蛇腹7aをロールに対して取り付けたので、ピンチロール4の昇降に伴う変形にも容易に対応できる。また、チョック6a,6bを設けたので、蛇腹がロールに対して確実に取り付けられ、ロールの回転を円滑に行える。さらに、案内棒9に前記チョック6aが上下摺動自在に嵌挿されているので、ロールの回転による蛇腹のねじれや、液の圧力による蛇腹の変形を抑えることができる。
本発明は前記した実施例や実施態様に限定されず、特許請求の範囲および範囲を逸脱せずに種々の変形を含む。
本発明は、電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置に利用される。
本発明の一実施例の概略正面図である。 本発明の一実施例の拡大鉛直断面図である。 図2の左側面図である。 図2のY4−Y4断面要部図である。
符号の説明
A 帯鋼板
1 メッキタンク
1a 長孔
2 メッキトレイ
2a 長孔
3 サポートロール
4 ピンチロール
5 昇降手段
5a 軸受
5b 昇降ガイド
5c 流体ピストンシリンダ
6 チョック
7 蛇腹
8 ブラケット
9 案内棒

Claims (3)

  1. 金属帯板の送り方向に長いメッキトレイ内に上電極、下電極が配置され、帯板がサポートロールに支持されながら送られるようにした電気メッキ装置において、
    前記トレイの両側壁で、前記サポートロールの軸が貫通する孔の直上に長孔が設けられ、
    該長孔を貫通し、前記サポートロールの上側で帯板を挟む状態で設けられたピンチロールと、
    該ピンチロール軸の両端に設けられた軸受けハウジングが動力源により、昇降されるようにした昇降手段と、
    前記ピンチロールの軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、回転自在に嵌められた上チョックと、
    該上チョックと前記トレイの内壁との間で、前記長孔を覆うように取り付けられた可変形性筒体とを含むことを特徴とする電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置。
  2. 前記トレイの内壁で、前記長孔の上側および下側に突設されたブラケットと、
    該上下ブラケット間に取り付けられて、前記ピンチロールの軸を水平方向に挟んだ位置で、上下に長い案内棒とを含み、
    該案内棒に前記上チョックが上下摺動自在に嵌挿されたことを特徴とする請求項1記載の電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置。
  3. 前記ピンチロールの軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、回転自在に嵌められた上チョックと、
    該上チョックと前記トレイの内壁との間で前記長孔を覆うように取り付けられた可変形性筒体と、
    前記サポートロールの軸で前記メッキトレイの内側に位置する個所に、回転自在に嵌められた下チョックと、
    該下チョックと前記トレイの内壁との間で軸貫通孔を覆うように取り付けられた可変形性筒体とを含むことを特徴とする請求項2記載の電気メッキ装置のロール貫通部液漏れ防止装置。
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