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JP5033779B2 - 防火扉の係支装置 - Google Patents
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JP5033779B2 - 防火扉の係支装置 - Google Patents

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本発明は、ビル等の建造物に設置される防火扉を平常は壁面に係支しておき、火災発生時に遠隔操作等によってその係支を解除して防火扉を閉じるための係支装置において、少ない消費電力で、大きな解除規制力と再ロック防止機能を実現するための技術に関する。
上記防火扉の係支装置として、本願出願人は次の特許文献1に示された構造の係支装置を提案している。
特公平3−19350号公報
この特許文献1の係支装置は、ケース内に立設された軸に、略L字形の回動レバー(係支片、捕捉片)を回動自在に取り付けるとともに、その回動レバーの一方の腕部が防火扉の突起の案内路に交差する状態に回動付勢し、案内路に進入してきた突起で回動レバーの一方の腕部を押して回動させ、他方の腕部が案内路に交差する位置に達したときに、回動レバーの外周部に制止片の係合させて回動レバーの戻りを規制して、突起を係支状態にする。
一方、回動レバーと同心に取り付けられ、回動レバーと反対方向に付勢されているトリガ板の回動を、回動自在なアームの一方の腕部で規制しておき、係支解除時には、アームを回動させて、その一方の腕部によるトリガ板の回動規制を解除して、トリガ板を回動させて、その回転力を制止片に与えて、制止片による回動レバーの回動規制を解除し、防火扉の突起が案内路から抜けようにしている。
なお、上記特許文献1には示されていないが、上記従来装置では、図16の(a)に示すように、コイルバネ20aによって突出方向に付勢されている軸20bを通電により引き込むソレノイド20と、ソレノイド20の軸20bに一端側が連結され他端側が、アーム10の他方の腕部10bに係合するスライドレバー21とによって解除機構が形成されており、図16の(b)のように、ソレノイド20に通電してその軸20bを引き込み、スライドレバー21をスライドさせることでアーム10を回動させ、アーム10の一方の腕部10aをトリガ板11から離間させて、その回動規制を解除している。
ところで、近年の建築基準法改正により、防火扉の設置対象としてエレベータの周囲が追加指定された。
エレベータの周囲は建物の各階毎にあるため、その防火扉の数も多くなり、これを係支する装置の数も必然的に多くなり、係支装置の消費電力の低減、即ち、上記ソレノイド20の消費電力の低減が望まれている。
ソレノイド20の電力消費を低減する方法として、コイルバネ20aを弱いものにして、少ない電流で軸20bを引き込む方法があるが、コイルバネ20aを弱くした場合、地震等による軸20bの長さ方向への外力の印加で、軸20bが引込方向に移動し、防火扉の突起に対する係支状態が解除される恐れがある。
これを防ぐために、例えば図17に示すように、ソレノイド20の軸20bと同等のバランス軸23をソレノイド20の軸20bに対して平行に配置するとともに、中央部を支点として回動自在なバランスアーム24の一端側とソレノイド20の軸20bの先端との間を連結し、バランスアーム24の他端側とバランス軸23の先端との間を連結する機構も実現されている。
この機構のようにバランス軸23を、バランスアーム24を介してソレノイド20の軸20bに連結したことで、ソレノイド20の軸20bをその長さ方向に移動させるような外力Fが印加されたとき、バランス軸23も同時にその外力を同一方向に受けるので、両軸の長さ方向の動きは互いに規制される。
しかし、このようなバランス構造のものでは、通電時にバランスアーム24を移動させる分の力が必要となり、コイルバネ20aを弱くしたことによる電力の低減分が十分に生かされない。
そこでこの問題を解決する技術として、本願出願人は、次の特許文献2において、図18の(a)、(b)のように、案内路に進入する防火扉の突起に押されて回動する回動レバーの回動力を受けてスライドレバー185が移動することにより、スライドレバー185、190との間に掛けられているコイルバネ196を伸ばして、スライドレバー190を解除方向、即ち、アーム175が第2の角度位置(解除位置)へ回動する方向に付勢する。そして、電磁石201に対する通電で駆動レバー202を回動駆動して、ロックレバー207の回動規制およびスライドレバー190の移動規制を解除し、コイルバネ196の付勢力でスライドレバー190を移動させて、アーム175を第1の角度位置(ロック位置)から第2の角度位置(解除位置)へ回動させ、防火扉の突起に対する係支状態を解除する機構を提案している。
特開2005−220691号公報
このように、防火扉の突起が進入したときに蓄えたバネの力を利用して、スライドレバー190をスライドさせており、電磁石201は、このスライドレバー190の移動を規制しているロックレバー207の規制を解除するためだけに使用されるので、従来のように、ソレノイドによって直接スライドレバーをスライド駆動する機構に比べ、格段にその消費電力を低減することができる。
ところが、近年の建物では防火扉も大型してその重量が大きくなっており、防火扉を係支状態に保持する力(解除規制力)をより大きくする必要がある。しかし、この解除規制力を大きくすると、正規の解除動作に大きなエネルギーが必要となり、そのために消費電力が増える。
また、上記のような防火扉では、係支状態が一旦解除された後に防火扉が再び係支装置側に移動して係支状態に戻ってしまう現象(所謂再ロック)を防止する必要があり、そのためには、電磁石等に対する通電を継続して解除状態を維持しなければならず、さらに消費電力が増大するという問題もあった。
本発明は、これらの問題を解決して、少ない消費電力で、大きな解除規制力と再ロック防止機能を実現した防火扉の係支装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の防火扉の係支装置は、
防火扉の突起を受け入れるための開口部と、該開口部から受け入れた突起を内部に直線的に案内する案内路とを有するケース(31、32)と、
前記ケース内の前記案内路から離間した位置に立設された第1の軸(34)と、
前記第1の軸に回動自在に取り付けられ、前記案内路と交差する方向に延びた第1腕部と、前記防火扉の突起が前記第1腕部を押して所定位置まで進入したとき、前記開口部寄りの前記案内路と交差する位置まで移動して、前記防火扉の突起の戻りを規制する第2腕部とを有し、該第2腕部が前記案内路から離間する方向に回動付勢された第1の回動レバー(41、46)と、
前記ケース内の前記案内路から離間した位置に前記第1の軸と平行に立設された第2の軸(35)と、
前記第2の軸に回動自在に取り付けられ且つ前記第1の回動レバーの外周部に接する方向に回動付勢され、前記第1の回動レバーの第2腕部が前記案内路に交差する位置まで回動したときに、該第1の回動レバーの外周部に係合して該第1の回動レバーの戻りを規制する第2の回動レバー(70)と、
前記第1の軸に回動自在に取り付けられ、且つ前記第1の回動レバーと反対方向に回動付勢され、該付勢方向に回動したとき前記第2の回動レバーに当接して、第1の回動レバーの外周部に対する係合を解除させる第3の回動レバー(60)と、
前記第1の軸の近傍で該第1の軸と直交する方向に設けられた第3の軸(36)と、
前記第3の軸に回動自在に取り付けられ、前記第3の回動レバーに当接可能な腕部を有し、第1の角度位置にあるときには、前記腕部を前記第3の回動レバーに当接させその回動を規制し、前記第1の角度位置から所定角度回動した第2の角度位置で前記腕部を前記第3の回動レバーから離間させ、その回動規制を解除する第4の回動レバー(75)と、
非通電時には前記第4の回動レバーを前記第1の角度位置に保持し、通電時には、前記第4の回動レバーを前記第1の角度位置から第2の角度位置まで回動させて、該第4の回動レバーの前記第3の回動レバーに対する回動規制を解除する解除機構とを有する防火扉の係支装置において、
前記解除機構を、
前記第4の回動レバーに一端側が連結され、該第4の回動レバーの角度を変化させる方向にスライド自在に設けられた第1のスライドレバー(90)と、
前記第1のスライドレバーの近傍に平行に配置され、前記防火扉の突起が進入する際の前記第1の回動レバーの回動力を一端側で受けて、前記第1のスライドレバーに沿ってスライド移動する第2のスライドレバー(85)と、
前記第1のスライドレバーと第2のスライドレバーの間に掛け渡され、前記第1のスライドレバーを前記第4の回動レバーの前記解除方向に付勢するバネ(96)と、
前記第1のスライドレバーの他端側と交差状態で係合し、該第1のスライドレバーの移動にともなって回動する第5の回動レバー(101)と、
非通電時に前記第5の回動レバーの他端側に駆動軸を当接する状態で突出させて前記第5の回動レバーの回動を規制し、通電されたとき前記駆動軸の突出する力を弱めて前記第5の回動レバーの回動規制を解除するプランジャ(110)と、
前記第1のスライドレバーに一端側が係合し、該第1のスライドレバーの移動に伴い該移動方向と直交する軸を中心に回動する第6の回動レバー(120)と、
前記第6の回動レバーの近傍でスライド自在に設けられ、第1の位置で前記第6の回動レバーに係合してその移動が規制された状態となり、前記第6の回動レバーの回動により該第6の回動レバーに対する係合が解除されて第2の位置へ移動するように付勢され、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する際に前記第2の回動レバーに対して解除方向の回転力を付与して前記第1の回動レバーの回動規制の解除を補助し、さらに前記第2の位置にある状態で前記第2の回動レバーの回動を規制する第3のスライドレバー(130)と、
前記第2の位置にある前記第3のスライドレバーを前記第1の位置に戻して、前記第6の回動レバーに係合させるとともに、前記第2の回動レバーに対する回動規制を解除して、防火扉の突起の挿入に対してロック可能な状態に戻す操作レバー(150)とによって構成したことを特徴としている。
このように、本発明の防火扉の係支装置では、案内路に進入する防火扉の突起に押されて回動する第1の回動レバーの回動力を受けて第2のスライドレバーが移動することにより、第1のスライドレバーと第2のスライドレバーとの間に掛けられているバネを伸ばして、第1のスライドレバーを解除方向、即ち、第4の回動レバーが第2の角度位置へ回動する方向に付勢する。また、第3のスライドレバーには、第2の回動レバーを解除方向に回動かせる方向の力が付与される。そして、プランジャに対する通電で第5の回動レバーの回動規制を解除すると、第1のスライドレバーがバネの付勢力でスライド移動して、第4の回動レバーが第1の角度位置から第2の角度位置へ回動して第3の回動レバーが解除方向に付勢されるとともに、第3のスライドレバーが第1の位置から第2の位置へ移動し第2の回動レバーが解除方向へ付勢されて、第1の回動レバーの回動規制が解除されて、防火扉の突起に対する係支状態が解除される。
また、一度、防火扉の突起に対する係支状態が解除された後に、防火扉の突起が案内路に進入しても、第3のスライドレバーが第2の位置にあって第2の回動レバーの回動が規制された状態にあるため、防火扉が係支状態に戻ってしまう再ロック現象は発生しない。
そして、第3のスライドレバーが第2の位置にあるときに、操作レバーを操作して第3のスライドレバーを第2の位置から第1の位置に戻すことにより、第2の回動レバーの回動規制が解除されて、防火扉を係支状態にすることができる。
このように、防火扉の突起が進入したときに蓄えたバネの力と再ロック防止解除のために操作レバーの操作で蓄えたばねの力とを利用して、第2の回動レバーの解除方向の回動を助長して、第1の回動レバーの回動規制を解除しており、プランジャは、そのトリガとなる第1のスライドレバーの移動を規制している第5の回動レバーを動作させるためだけに使用される。
したがって、防火扉の係支を解除させる外力に耐え得る大きな規制力を与えたとしても、従来より少ない消費電力で解除が可能となる。
また、係支装置に対する係支状態が解除されて防火扉が再び係支装置側に戻ったときに係支状態に戻ってしまう現象(所謂再ロック現象)を防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図7は、本発明を適用した係支装置30の構造を示している。
この係支装置30は、図1に示しているように、上下に重ねられた矩形箱型の下シャーシ31と上シャーシ32、および前面板103、背面板104とにより一体的に構成したケースを有している。
下シャーシ31は、図2、図3に示しているように、底板31a、前板31b、後板31c、左側板31d、右側板31eとにより形成され、前板31bの中央は、防火扉の突起Pを受け入れるための開口を形成するように切欠かれており、底板31aの中央には、この開口と連続し防火扉の突起Pを内部に直線的に案内する案内路を形成する案内溝33が形成されている。
この案内溝33の奥端の近傍で左側板31d寄りの位置には第1の軸34が立設され、案内溝33の入り口近傍の左側方には第2の軸35が立設されている。
また、第1の軸34の近傍で且つ後板31cの内壁には、第1の軸34と直交する第3の軸36が設けられ、この第3の軸36には、後述するアーム75が回動自在に取り付けられている。
第1の軸34には、この実施形態の第1の回動レバーを構成する係支片41と捕捉片46とが重ね合わされて一体化されて回動自在に取り付けられている。
係支片41は、第1の軸34を挿通させる穴42が設けられている基部41aと、基部41aからほぼ一定幅で案内溝33と交差し下シャーシ31の右側板31e側に延びた第1腕部41bと、基部41aから第1腕部41bと直交する方向に延びた第2腕部41cとによって略L字状に形成されている。
第1腕部41bの先端の後板31c寄りの側縁には立上げ片43が形成され、その立上げ片43の中央にはネジ溝を有する穴44が設けられている。また、第2腕部41cの先端面には段部45が形成されている。
一方、捕捉片46は、第1の軸34を挿通させる穴47が設けられている略半円状の基部46aと、基部46aからほぼ一定幅で案内溝33と交差して右側板31e側に延びた第1腕部46bと、基部46aから第1腕部46bと直交する方向に延び、さらに第1腕部46bと平行に対向する方向に延びた第2腕部46cとを有している。
捕捉片46の第1腕部46aの中央部および先端部には、立上げ片48、49、50がそれぞれ形成され、立上げ片50の中央にはネジを挿通させるための穴51が設けられている。また、基部46aの所定位置には立上げ片52が立設されている。
係支片41と捕捉片46は、互いの第1腕部同士、第2腕部同士が重なりあう状態で第1の軸34に取り付けられ、係支片41の立上げ片43の穴44には、捕捉片46の立上げ片50の穴51を通過するネジ53が螺着され、そのネジ53の頭部と捕捉片46の立上げ片50との間には、コイルスプリング54が挟まれている。
係支片41と捕捉片46は、このコイルスプリング54の反発力によって互いに重なりあった状態で一体的に回動できるようになっており、非常時等で防火扉が開く方向に強い力が付与され、コイルスプリング54の反発力より強い力が捕捉片46に時計回りに与えたときに、捕捉片46が時計回りに回動して強制解除できるようになっている。
トリガ板60は、この実施形態の第3の回動レバーを構成するものであり、略円板状で中央に第1の軸34を挿通させる穴61が設けられた基部61aと、基部61aの外縁から後方に扇状に突出する突出部61bを有し、突出部61bの右縁には、捕捉片46の基部46aの端面に当接可能な立下げ片62が設けられている。
また、基部61aの外縁で突出部61bのほぼ反対側の位置には、立上げ片63が設けられている。
第1の軸34の上部には、第1スプリング65および第2スプリング66が取り付けられている。
第1スプリング65の一端は、捕捉片46の立上げ片49に掛けられ、他端側は下シャーシ31の後板31cに掛けられており、係支片41および捕捉片46は、この第1スプリング65によって時計回り(図2において)、即ち、捕捉片46の第2腕部が案内溝33から退避する方向に回動付勢される。
第2スプリング66の一端側は、捕捉片46の立上げ片49に掛けられ、他端側はトリガ板60の立下げ片62に掛けられており、捕捉片46に対してトリガ板60を反時計回り(図2において)に回動付勢する。
一方、第2の軸35には、この実施形態の第2の回動レバーを構成する制止片70が回動自在に取り付けられている。
制止片70は、第2の軸35を挿通させる穴71が設けられている基部70aと、基部70aから係支片41の第2腕部41cの外周に接する方向に延びた第1腕部70bと、基部70aからトリガ板60の立上げ片63に当接可能な高さをもって第1の軸35方向に延びた第2腕部70cと、後述する第3のスライドレバー130に当接するために上方に延びた第3腕部70dを有し、第3スプリング72によって反時計回りに回動付勢されている。
第1腕部70bの先端は、係支片41の外周に接しており、防火扉の突起Pが進入してきて係支片41と捕捉片46が反時計回りに回動して、捕捉片46の第2腕部46cが案内溝33と交差する位置まで達したときに、係支片41の外周の段部45に係合して、係支片41および捕捉片46の時計回り(図2において)の回動を規制する。
前記した第3の軸36に回動自在に取り付けられたアーム75は、この実施形態の第4の回動レバーを構成するものであり、下シャーシ31の後板31cに接している基部75aと、基部35aの側縁から捕捉板46の基部46aの上面に延び、トリガ板60の突出部60bの端面に当接可能な第1腕部75bと、基部75aから上方にU字状に延びた第2腕部75cとを有しており、第2腕部75cが直立した第1の角度位置で、第1腕部75bはトリガ板60の突出部60bの端面に当接する高さとなり、第2腕部75cが第1の角度位置から反時計回りに所定角度回動した第2の角度位置で、第1腕部75bはトリガ板60の突出部60bより高い位置に移動し、トリガ板60の回動規制を解除する。
なお、下シャーシ31の底板31aの右側前端および後端には、係支片41および捕捉片46の第2腕部側に当接して、その回動範囲を規定するためのストッパ77、78が設けられている。また、前板31bの右側には、コイルスプリング54の弾性復帰力を調整するネジ53を回すドライバー(図示せず)を通すためのU字の切欠79が設けられている。また、図1のように、前面板103にはこの切欠79と重なる位置に穴103aが設けられている。
このように係支片41、捕捉片46および制止片70が収容されている下シャーシ31の上に重なり合うように固定された上シャーシ32は、図4、図5に示しているように、下シャーシ31と同様に、底板32a、前板32b、後板32c、左側板32d、右側板32eによって浅い矩形箱状に形成されており、前板32bの中央は、下シャーシ31の前板31bの開口とともに防火扉の突起を受け入れる開口部を形成するために切欠かれており、底板32aの中央には、下シャーシ31の案内溝33とともに防火扉の突起を内部に案内するための案内溝80が下面側から形成されている。
上シャーシ32の底板32aの後部左端には、アーム75の第2腕部75cを通過させ、且つ後述するスライドレバー85の立下げ片86を下シャーシ31内へ通過させるための切欠81が設けられている。
また、底板32aの後部には、一定幅のレバーガイド溝82が右端から切欠81まで連続するように形成されている。また、底板32aの左部には、制止片70の第3腕部70cを通過させ且つその動きを規制しないように円弧状に形成された穴83が設けられている。
レバーガイド溝82の右端の手前には、後述するロックレバー101の一端側を回動自在に支持するための軸84が立設されている。
レバーガイド溝82には、2つのスライドレバー85、90が上下に重なり合った状態で互いに平行な方向に摺動自在に収容されている。
下側のスライドレバー85(この実施形態の第2のスライドレバー)は、レバーガイド溝82の幅よりわずかに狭い幅を有する横長板状に形成され、その一端側(左端側)には、切欠81を通過して捕捉片42の立上げ片52の左側方まで進入する立下げ片86と、第1立上げ片87が設けられている。また、スライドレバー85の他端側(右端側)には第2立上げ片88が設けられている。
上側のスライドレバー90(この実施形態の第1のスライドレバー)は、スライドレバー85と同様に、レバーガイド溝82の幅よりわずかに狭い幅を有する横長板状に形成され、その一端側には、スライドレバー85の第1立上げ片87を通過させるスリット91が長手方向に形成され、その側部にはアーム75のU字状の第2腕部75cに係合する係合片92が形成され、その反対側の側部には後述する解除補助アーム(第6の回動レバー)120と係合する係合片98が形成されている。
また、スライドレバー90の中央部には第1立上げ片93が設けられ、その第1立上げ片93から他端までの間には、スライドレバー85の第2立上げ片88を通過させる長穴94が長手方向に形成されている。さらに、スライドレバー90の他端側には第2立上げ片95が形成されている。
スライドレバー85の第1立上げ片87とスライドレバー90の第1立上げ片93の間には、解除用のコイルバネ96が掛け渡され、スライドレバー85の第2立上げ片88とガイド溝82の右端に立設されたフック140との間には、復帰用のコイルバネ97が掛け渡されている。
したがって、スライドレバー85はコイルバネ97により右方に付勢され、スライドレバー90は、コイルバネ96によって左方(スライドレバー85の第1立上げ片87側)に付勢されている。
レバーガイド溝82の上部には、スライドレバー85、90の浮きを抑えるためのレバー抑え99が取り付けられている。
また、軸84に一端側を回動自在に支持されたロックレバー101は、この実施例の第5の回動レバーを構成するものであり、スライドレバー90の他端側と交差するように延びており、その中間部外縁に、スライドレバー90の他端側の第2立上げ片95の先端に係合する切欠部101aが形成されている。
一方、レバー抑え99の上方にはプランジャ110が配置されている。プランジャ110は、下シャーシ31と上シャーシ32の背面側を連結する背面板104に対して横向きに且つその駆動軸110aの先端がロックレバー101の先端に当接する位置に固定されている。
プランジャ110は、非通電時に駆動軸110aを突出させた状態に保持し、通電されると駆動軸110aを突出させる力を弱め、弱い力で内部に引っ込むように移動する。
したがって、プランジャ110が非通電状態のときには、ロックレバー101の回動が規制された状態となり、通電状態となって駆動軸110aを突出させる力が弱くなると、駆動軸110a内部に移動して、ロックレバー101の回動規制が解除される。
なお、このプランジャ110は、図6に示すように、奥端に設けられた永久磁石110bの磁力を外周の鉄枠110cを介して前端の軸受110dに与え、この軸受110dに内部の可動鉄心110eの前端を強力に吸着し、可動鉄心110dに圧入されている駆動軸110aを突出状態に保持する。そして、コイル110fへの通電により永久磁石110bの磁力を打ち消し、軸受110dと可動鉄心110eとの吸着を解除し、駆動軸110aの先端側に加えられた弱い力で可動鉄心110eを奥側へ移動させて駆動軸110aを内部に押し込むことができるようになっており、コイル110fに対して少ない供給電流で駆動軸110aの内部への移動を可能にしている。なお、バネ110gは、コイル110fの通電を停止したあとに可動鉄心110eを軸受110d側に移動させて吸着させるためのものである。
また、この駆動軸110dに先端側を接して押しているロックレバー101は、その先端と回動支点との間でスライドレバー90を付勢しているコイルバネ96の力を受けているので、先端部から駆動軸110dにかかる力を弱めることができる。したがって、永久磁石110bによる吸着力は小さくて済み、この吸着を解除するために必要な電流も少なくすることが可能である。実際に用いたプランジャ110では、30mA程度の電流により吸着を解除でき、従来のソレノイドを用いた機構で要求される電流の1/10程度でロック解除が可能となる。
このプランジャ110の側部には、解除補助と再ロック防止の機能を与える解除補助アーム120とスライドレバー130が取り付けられている。
解除補助アーム120は、この実施形態の第6の回動レバーを構成するものであり、基部120aがネジ125によりプランジャ110の側部の一端側に回動自在に支持され、基部120aから下方に延びた第1腕部120bに形成された切欠121に、スライドレバー90の一端側の係合片98を受け入れ、スライドレバー90の移動に伴い、その移動方向と直交する軸を中心に回動する。
また、基部120aの左方には、スライドレバー130と係合し、スライドレバー130の移動を規制するロック片122が屈曲形成されている。
スライドレバー130は、この実施形態の第3のスライドレバーを構成するものであり、一端側が解除補助アーム120の基部120aと重なり合う状態で、プランジャ110の側部にスライド自在に支持されている。
即ち、スライドレバー130の一端側には、ネジ125の軸部を受け入れる横長の切欠131が形成され、他端側にはプランジャ110の側部に立設されたガイドピン126を受け入れる横長の切欠132が形成されており、ネジ125およびガイドピン126をガイドとしてスライド移動自在に支持されている。
スライドレバー130の中央にはバネ掛け用のフック133が形成され、このフック133とガイドピン126との間にはコイルバネ135が掛け渡されている。
また、切欠131の左端下縁には、解除補助アーム120のロック片122に係合する段部137が形成されている。また、スライドレバー130の一端側にはスライド方向に直交し、且つ制止片70の第3腕部70dに当接するように延びた係合片138が設けられている。
さらに、スライドレバー130の中央部の下縁には、一度防火扉の突起に対するロックが解除されて再ロックが防止された状態からロック可能な状態に復帰させるために外部から押し込み操作する操作レバー150と係合する係合片139が延びている。
操作レバー150は、図7に示しているように、略長方形の基板151と、基板151の前端左部から上方に延びた立上げ片152と、立上げ片152の先端から前方へ延びた突出片153と、基板151の右側から下方に延びた側板154とを有している。また、基板151の後端右部にはバネ掛け用のフック155が立設されている。
基板151の後端左部は、前後方向に対して45度の角度をなす傾斜縁部151aが形成されており、基板151の前端右部には、U字状の切欠151bが設けられている。
操作レバー150の突出片153は前面板103を通過して、外部へ突出したその先端には押し操作が楽に行えるように幅広の押し板159がネジ止めされている。
この操作レバー150は、基板151の左縁部を上シャーシ32に前後方向に形成されたガイドリブ161に接し、基板151の右側の側板154を上シャーシ32に隙間を持って平行に形成されたガイドリブ162、163の間に挟まれ、さらにガイドリブ162の上にネジ止めされた押さえ板164により浮きが防止された状態で、前後方向(案内溝80の方向)にスライドできるように支持されている。
操作レバー150は、フック155と上シャーシ32の前板部分に立設されたピン165との間に掛けられたコイルバネ167により前方(外部側)へ突出する方向に付勢されている。操作レバー150の傾斜縁部151aは、スライドレバー130が左端側にロックされているときには係合片139と十分離間しており、スライドレバー130が右端側に移動したときには係合片139と接する状態となり、操作レバー150の押し込み操作により、スライドレバー130を左端側へ戻すことができるようになっている。
したがって、スライドレバー130の段部137と解除補助アーム120のロック片122が係合して、スライドレバー130の移動が規制された状態(これを第1の位置とする)から、プランジャ110への通電による防火扉の突起に対するロック解除がなされ、スライドレバー90の戻りにより解除補助アーム120が回動し、解除補助アーム120とスライドレバー130との係合が解除されると、スライドレバー130がコイルバネ135に付勢されてロックレバー101方向へスライド移動し、その力を係合片138から第3腕部70dを介して制止片70に与え、制止片70の解除方向への戻りを助長し、係止片41および補足片46に対する回動規制の解除を補助する。
また、スライドレバー130がロックレバー101側(右端側)に完全に移動した状態(これを第2の位置とする)では、スライドレバー130の係合片138により制止片70の回動が規制された状態となり、防火扉の突起を再度挿入してもロック状態にならない。つまり、再ロック防止状態となる。
そして、この状態から、操作レバー150を奥に押し込むと、スライドレバー130が一端側即ち、解除補助アーム120側にスライドし、その段部137に解除補助アーム120のロック片122が係合して前記第1の位置に戻り、他端側への戻りが規制された状態となり、さらに、制止片70に対する回動規制が解除され、防火扉の突起を挿入したときにロック可能な状態に復帰する。
以上のように構成された係支装置30では、係支解除状態においては、図2に示したように、捕捉片46の第2腕部46cは、案内溝33、80の左方に退避し、第1腕部46aが案内溝33、80と斜めに交差している。
また、この状態でアーム75は直立した第1の角度位置にあり、その第1腕部75bは、トリガ板60の突出部60bに当接してその回動を規制する状態になっている。なお、以下の動作説明では、係支片41は捕捉片46と一体的に動くものとして説明する。
この係支解除状態の係支装置30に、防火扉の突起Pが進入すると、図8に示すように、突起Pによって捕捉片46の第1腕部46bが後方に押され、第1スプリング65の付勢力に抗して反時計回りに回動する。
このとき、トリガ板60の突出部60bにはアーム75の第1腕部75bに当接しているため、トリガ板60は回動しない。
そして、図9のように、防火扉の突起Pに押された捕捉片46の第1腕部46bが案内溝33、80とほぼ直交する位置まで回動すると、係支片41の段部45に制止片70の第1腕部70bが係合して、捕捉片46の戻りが規制された状態となる。このとき、捕捉片46の第2腕部46cが案内溝33、80とほぼ直交するように交差するので、防火扉の突起Pは、案内溝33、80から抜けない状態に係支され、防火扉が開いた状態(平常時)となる。
一方、上記のように捕捉片46が突起Pに押されて反時計回りに回動するとき、捕捉片46の立上げ片52が左方に回動移動して、図10の(a)に示すように、スライドレバー85を左方にスライドさせる。
このスライドレバー85の左方への移動に伴い、コイルバネ96で連結されているスライドレバー90も左方に移動しようとするが、その立上げ片95に係合しているロックレバー101の先端がプランジャ110の駆動軸110aの先端に当接していてその回動が規制されているので、スライドレバー90は移動できない。
したがって、スライドレバー85は、コイルバネ96、97を引き延ばしながら、捕捉片46によって防火扉の突起Pが係支された状態となるまでスライド移動する。
また、一方、係支前の状態において制止レバー70の第3腕部70dは、図11の(a)のようにスライドレバー130の係合片138と離間しているが、係止状態になって制止レバー70が反時計回りに回動し、図11の(b)のように、その第3腕部70dがスライドレバー130の係合片138にほぼ接した状態となる。
そして、この係支状態から、プランジャ110に通電がなされると、図10の(b)のように、その駆動軸110aを突出状態に保持する力がなくなって内側に押されて、突起Pを係支する際に引き延ばされたコイルバネ96の復帰力によりロックレバー101が反時計回りに回動し、スライドレバー90が左方に移動してアーム75を第1の角度位置から第2の角度位置へ回動させる。また係合片98の移動により解除補助アーム120を回動させる。
これにより、図12のように、トリガ板60の回動規制が解除され、そのトリガ板60の回動力を受けた制止片70が時計回りに回動して係支片41の回動規制を解除する。
また、このとき、解除補助アーム120が図11の(c)のように時計回りに回動し、スライドレバー130との係合を解除するので、スライドレバー130は右方へ移動する。
このため、スライドレバー130の係合片138により制止片70の第3腕部70dが右方に押され、これにより、制止片70の時計回り(解除方向)の回動が助長され、係支片41の解除方向の回動が補助される。
この係支片41の回動規制の解除により、図13のように、係支片41と捕捉片46とが一体的に時計回りに回動して、その第2腕部46cを案内溝33、80の側方へ退避させ、防火扉の突起Pを案内溝33、80から抜け出させ、係支解除状態に戻る。
また、捕捉片46の時計回りの回動により立上げ片52が右方へ戻り、スライドレバー85は、コイルバネ97の復帰力により立上げ片52に追従して右方に戻るので、スライドレバー90もこれに追従して右方に戻り、ロックレバー101が非通電状態に戻ったプランジャ110から突出する駆動軸110aに押されて時計回りに回動し、ロック前の状態に戻る。
ただし、このとき、図14に示しているように、スライドレバー130は右端(第2の位置)にあって、制止片70の反時計回りの回動を規制しているので、防火扉の突起Pが再挿入されても係支状態にはならない(再ロック防止状態)。
そして、この状態から、図15のように、操作レバー150を奥に押し込むと、スライドレバー130が左端側即ち、解除補助アーム120側にスライドし、その段部137に解除補助アーム120のロック片122が係合して前記第1の位置に戻り、他端側への戻りが規制された状態となり、さらに、制止片70に対する回動規制が解除され、防火扉の突起を挿入したときにロック可能な状態に復帰する。
以上説明したように、この係支装置30では、防火扉の突起Pが進入する際に押されて回動する捕捉片46の回動力を受けてスライドレバー85が移動することにより、スライドレバー85とスライドレバー90との間に掛けられているコイルバネ96を引き延ばして、スライドレバー90を解除方向、即ち、アーム75が第2の角度位置へ回動する方向に付勢する。そして、プランジャ110に対する通電によりロックレバー101の回動規制およびスライドレバー90の移動規制を解除し、コイルバネ96に蓄積した付勢力でスライドレバー90を移動させて、アーム75を第2の角度位置へ回動させるとともに、再ロック防止状態からの解除に用いるスライドレバー130の付勢力を制止片70に解除方向への力として直接付与してその回動を助長させて、係止片41および補足片46による防火扉の突起Pに対する係支状態を解除している。
したがって、解除に必要な力は小さくても、防火扉の突起に対する強い係支力を与えることができる。
また、この実施形態のように、永久磁石による吸着力で駆動軸を突出状態に保持し、コイルの通電により永久磁石による吸着力を打ち消すことで駆動軸を内側へ移動させる構造のプランジャ110を用いた場合、より少ない電流でロック解除が可能となり省電力化できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各レバーの形状、係合構造、配置等は種々変更することが可能であり、例えば、前記実施形態では、ロックレバー101の一端側にその回動支点を設けていたが、回動支点を中間部に設けてもよい。
本発明の実施形態の係支装置を正面上方から見た図 実施形態の下シャーシ内の構造を示す図 実施形態の下シャーシ内の構造を示す分解図 実施形態の上シャーシ内の構造を示す図 実施形態の上シャーシ内の構造を示す分解図 実施形態に用いたプランジャの内部構造図 実施形態に用いた操作レバーの構造図 実施形態の下シャーシ内の各部の係支状態までの動作を説明するための図 実施形態の下シャーシ内の各部の係支状態までの動作を説明するための図 実施形態の解除機構の動作を説明するための図 実施形態の解除機構の動作を説明するための図 実施形態の下シャーシ内の各部の解除状態までの動作を説明するための図 実施形態の下シャーシ内の各部の解除状態までの動作を説明するための図 実施形態の解除後の上シャーシ内の各部状態を示す図 実施形態の操作レバーによる復帰動作を説明するための図 従来の解除機構の動作説明図 バランス形の解除機構の構成図 特許文献の従来技術を説明するための概略構成図
符号の説明
30……係支装置、31……下シャーシ、32……上シャーシ、33……案内溝、34……第1の軸、35……第2の軸、36……第3の軸、41……係支片、41a……基部、41b……第1腕部、41c……第2腕部、42……穴、43……立上げ片、45……段部、46……捕捉片、46a……基部、46b……第1腕部、46c……第2腕部、47……穴、48〜50……立上げ片、52……立上げ片、60……トリガ板、60a……基部、60b……突出部、61……穴、62……立下げ片、63……立上げ片、70……制止片、70a……基部、70b……第1腕部、70c……第2腕部、70d……第3腕部、75……アーム、75a……基部、75b……第1腕部、75c……第2腕部、80……案内溝、81……切欠、82……レバーガイド溝、85……スライドレバー、90……スライドレバー、96……コイルバネ、101……ロックレバー、103……前面板、104……背面板、110……プランジャ、120……解除補助アーム、130……スライドレバー、150……操作レバー

Claims (1)

  1. 防火扉の突起を受け入れるための開口部と、該開口部から受け入れた突起を内部に直線的に案内する案内路とを有するケース(31、32)と、
    前記ケース内の前記案内路から離間した位置に立設された第1の軸(34)と、
    前記第1の軸に回動自在に取り付けられ、前記案内路と交差する方向に延びた第1腕部と、前記防火扉の突起が前記第1腕部を押して所定位置まで進入したとき、前記開口部寄りの前記案内路と交差する位置まで移動して、前記防火扉の突起の戻りを規制する第2腕部とを有し、該第2腕部が前記案内路から離間する方向に回動付勢された第1の回動レバー(41、46)と、
    前記ケース内の前記案内路から離間した位置に前記第1の軸と平行に立設された第2の軸(35)と、
    前記第2の軸に回動自在に取り付けられ且つ前記第1の回動レバーの外周部に接する方向に回動付勢され、前記第1の回動レバーの第2腕部が前記案内路に交差する位置まで回動したときに、該第1の回動レバーの外周部に係合して該第1の回動レバーの戻りを規制する第2の回動レバー(70)と、
    前記第1の軸に回動自在に取り付けられ、且つ前記第1の回動レバーと反対方向に回動付勢され、該付勢方向に回動したとき前記第2の回動レバーに当接して、第1の回動レバーの外周部に対する係合を解除させる第3の回動レバー(60)と、
    前記第1の軸の近傍で該第1の軸と直交する方向に設けられた第3の軸(36)と、
    前記第3の軸に回動自在に取り付けられ、前記第3の回動レバーに当接可能な腕部を有し、第1の角度位置にあるときには、前記腕部を前記第3の回動レバーに当接させその回動を規制し、前記第1の角度位置から所定角度回動した第2の角度位置で前記腕部を前記第3の回動レバーから離間させ、その回動規制を解除する第4の回動レバー(75)と、
    非通電時には前記第4の回動レバーを前記第1の角度位置に保持し、通電時には、前記第4の回動レバーを前記第1の角度位置から第2の角度位置まで回動させて、該第4の回動レバーの前記第3の回動レバーに対する回動規制を解除する解除機構とを有する防火扉の係支装置において、
    前記解除機構を、
    前記第4の回動レバーに一端側が連結され、該第4の回動レバーの角度を変化させる方向にスライド自在に設けられた第1のスライドレバー(90)と、
    前記第1のスライドレバーの近傍に平行に配置され、前記防火扉の突起が進入する際の前記第1の回動レバーの回動力を一端側で受けて、前記第1のスライドレバーに沿ってスライド移動する第2のスライドレバー(85)と、
    前記第1のスライドレバーと第2のスライドレバーの間に掛け渡され、前記第1のスライドレバーを前記第4の回動レバーの前記解除方向に付勢するバネ(96)と、
    前記第1のスライドレバーの他端側と交差状態で係合し、該第1のスライドレバーの移動にともなって回動する第5の回動レバー(101)と、
    非通電時に前記第5の回動レバーの他端側に駆動軸を当接する状態で突出させて前記第5の回動レバーの回動を規制し、通電されたとき前記駆動軸の突出する力を弱めて前記第5の回動レバーの回動規制を解除するプランジャ(110)と、
    前記第1のスライドレバーに一端側が係合し、該第1のスライドレバーの移動に伴い該移動方向と直交する軸を中心に回動する第6の回動レバー(120)と、
    前記第6の回動レバーの近傍でスライド自在に設けられ、第1の位置で前記第6の回動レバーに係合してその移動が規制された状態となり、前記第6の回動レバーの回動により該第6の回動レバーに対する係合が解除されて第2の位置へ移動するように付勢され、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する際に前記第2の回動レバーに対して解除方向の回転力を付与して前記第1の回動レバーの回動規制の解除を補助し、さらに前記第2の位置にある状態で前記第2の回動レバーの回動を規制する第3のスライドレバー(130)と、
    前記第2の位置にある前記第3のスライドレバーを前記第1の位置に戻して、前記第6の回動レバーに係合させるとともに、前記第2の回動レバーに対する回動規制を解除して、防火扉の突起の挿入に対してロック可能な状態に戻す操作レバー(150)とによって構成したことを特徴とする防火扉の係支装置。
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