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JP5034416B2 - 浴室サウナ装置 - Google Patents
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JP5034416B2 - 浴室サウナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室内を加熱及び加湿することにより、浴室内をサウナ空間とする浴室サウナ装置に関する。
従来、この種の浴室サウナ装置は、浴室内に設けた吹出口と吸込口を送風路で連通連結し、送風路内に加湿手段を臨ませ温水を噴出させることで浴室内に加温加湿空気を供給する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その浴室サウナ装置について図8を参照しながら説明する。 図8に示すように、この装置は吹出口101および吸込口102を設け、吸込口102を送風路103で吹出口101に連通連結した本体104と、前記本体104の上部に装着されるとともに、前記送風路103内の気液接触部105に上方から熱水を分散させる吹出ノズル106と、前記本体104の上端部に装着されるとともに、前記本体104内に前記吸込口102から前記送風路103を介して前記吹出口101に至る空気の流れを形成するクロスフローファン108と、前記吹出口101前方に前記送風路103内を流通する空気を加熱するためのコイル107を備えた構成とされている。
このように構成された浴室サウナ装置では、吹出ノズル106によって、本体104内部の気液接触部105に熱水を供給するとともに、クロスフローファン108によって本体104の吸込口102から送風路103を介して吹出口101に至る空気の流れを形成すると、気液接触部105に供給される熱水にそこを通過する空気が接触し、昇温、増湿した空気が本体104の吹出口101から本体外に吹出されることとなる。
特許第3532646号公報(第1−7頁、第4図)
このような従来の浴室サウナ装置において送風路内の気液接触部に噴霧することで加湿を行う場合、風路内流通空気と噴霧水滴を効率良く接触させることが良好な加湿のためには望ましいが、風路内流通空気と噴霧水滴との接触面積が大きくなるように噴霧手段の位置を設定した場合、風路内の気液接触部には噴霧水滴が充分に広がることのできる空間を必要とするため装置が大掛かりなものとなってしまうという課題が生じてしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、送風路内の気液接触部に噴霧することで加湿を行う場合において、風路内流通空気と噴霧水滴との接触による効果のみでなく、送風路内を流通する空気の流速に応じて噴霧水滴が風路壁面に推進力を持って到達する位置に噴霧手段を設置することにより、噴霧水滴と風路壁面との衝突による微細効果も考慮することで、比較的簡便な構成で浴室サウナ装置を得ることを目的としている。
上記目的を達成するために本発明が講じた第一の解決手段は、浴室の空気を吸引するための吸込口と、吸引した空気を搬送するための送風路と、浴室内の空気を吸引、送風するための送風手段と、前記送風路内を通過する空気を加熱するための加熱手段と、前記送風路内を通過する空気を加湿するための加湿手段と、加熱加湿された空気を浴室に噴出するための吹出口を設けた浴室サウナ装置において、前記加湿手段は、送風路内を通過する空気に噴霧手段から加湿水を噴霧することで空気を加湿する方式であり、送風路内を流通する空気の流速に応じて噴霧後の噴霧水滴が破砕面に到達するように前記噴霧手段を設置し、前記噴霧手段と破砕面の距離を前記噴霧手段から噴霧された噴霧水滴が風路内を通過する空気の流れに阻害されること無く破砕面に到達する距離に設定し、前記送風路内を流通する空気の流速の変動にともなって、前記破砕面と前記噴霧手段間の距離を変動するようにしたものである。
この手段により、風路内流通空気と噴霧水との接触による微細化のみでなく噴霧水と風路壁面との衝突による微細化も行われるため、高温高湿のサウナ雰囲気に短時間で到達することのできる、比較的簡便な構成の浴室サウナ装置を構成することが可能となる。また、この手段により、風路内流通空気と噴霧水との接触による噴霧水滴の微細化に加え、噴霧水滴と破砕面との衝突による微細化が生じるため効率的な加湿が可能となる。また、この手段によると、噴霧手段と破砕面間を通過する風路内流通空気の流速が速い場合においても、噴霧手段を設置する位置を考慮することで噴霧水滴を破砕面に衝突させて水滴を微細化することが可能となる。また、この手段によると、風路内流通空気の流速が変化する場合においても、噴霧手段の設置位置を変動させることで、噴霧水滴と破砕面における衝突による微細化を常に良好な状態に保持することが可能となる。
また、本発明が講じた第二の解決手段は、噴霧手段から噴霧する加湿水を温水としたものである。
この手段により、浴室内に吹出する加湿空気がより高温高湿になるため、効率的な加湿が可能となる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、風路内において流通空気の流速が速い箇所に噴霧手段を設置するようにしたものである。
この手段により、風路内流通空気と噴霧水との接触の際に接触力は大きくなり、同時に噴霧水と破砕面との衝突による微細化も行われるため、良好な加湿を行うことが可能となる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、風路内において流通空気の流速が遅い箇所に噴霧手段を設置するようにしたものである。
この手段によると、噴霧水滴が風路内流通空気に流されにくくなるため、破砕面に衝突する前の比較的大きな噴霧水が直接吹出口から吹出さないような構成とすることが可能となる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、風路内において空気の流通がない箇所に噴霧手段を設置するようにしたものである。
この手段により、風路内を流通する空気に流されること無く噴霧水滴が破砕面へと向かうため、破砕面への推進力が失われないまま噴霧水滴と破砕面が衝突することができ、良好な加湿が可能となる。
本発明によれば送風路内に噴霧することで加湿を行う場合において、風路内流通空気と噴霧水滴との接触による効果のみでなく、送風路内を流通する空気の流速に応じて噴霧水滴が風路壁面に推進力を持って到達する位置に噴霧手段を設置することにより、噴霧水滴と風路壁面との衝突による微細効果も考慮することで、比較的簡便な構成で浴室サウナ装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、浴室の空気を吸引するための吸込口と、吸引した空気を搬送するための送風路と、浴室内の空気を吸引、送風するための送風手段と、前記送風路内を通過する空気を加熱するための加熱手段と、前記送風路内を通過する空気を加湿するための加湿手段と、加熱加湿された空気を浴室に噴出するための吹出口を設けた浴室サウナ装置において、前記加湿手段は、送風路内を通過する空気に噴霧手段から加湿水を噴霧することで空気を加湿する方式であり、送風路内を流通する空気の流速に応じて噴霧後の噴霧水滴が破砕面に到達するように前記噴霧手段を設置し、前記噴霧手段と破砕面の距離を前記噴霧手段から噴霧された噴霧水滴が風路内を通過する空気の流れに阻害されること無く破砕面に到達する距離に設定し、前記送風路内を流通する空気の流速の変動にともなって、前記破砕面と前記噴霧手段間の距離を変動するようにしたものであり、この手段により、風路内流通空気と噴霧水との接触による微細化のみでなく噴霧水と風路壁面との衝突による微細化も行われるため、高温高湿のサウナ雰囲気に短時間で到達することのできる、比較的間敏な構成の浴室サウナ装置を構成することができる。また、この手段により、風路内流通空気と噴霧水との接触による噴霧水滴の微細化に加え、噴霧水滴と破砕面との衝突による微細化が生じるため効率的な加湿をすることができる。また、この手段によると、噴霧手段と破砕面間を通過する風路内流通空気の流速が速い場合においても、噴霧手段を設置する位置を考慮することで噴霧水滴を破砕面に衝突させて水滴を微細化することができる。また、この手段によると、風路内流通空気の流速が変化する場合においても、噴霧手段の設置位置を変動させることで、噴霧水滴と破砕面における衝突による微細化を常に良好な状態に保持することができる。
また、本発明の請求項2記載の発明は、噴霧手段から噴霧する加湿水を温水としたものであり、この手段により、浴室内に吹出する加湿空気がより高温高湿になるため、効率的な加湿をすることができる。
また、本発明の請求項記載の発明は、風路内において流通空気の流速が速い箇所に噴霧手段を設置するようにしたものであり、この手段により、風路内流通空気と噴霧水との接触の際に接触力は大きくなり、同時に噴霧水と破砕面との衝突による微細化も行われるため、良好な加湿を行うことができる。
また、本発明の請求項記載の発明は、風路内において流通空気の流速が遅い箇所に噴霧手段を設置するようにしたものであり、この手段によると、噴霧水滴が風路内流通空気に流されにくくなるため、破砕面に衝突する前の比較的大きな噴霧水が直接吹出口から吹出さないような構成とすることができる。
また、本発明の請求項記載の発明は、風路内において空気の流通がない箇所に噴霧手段を設置するようにしたものであり、この手段により、風路内を流通する空気に流されること無く噴霧水滴が破砕面へと向かうため、破砕面への推進力が失われないまま噴霧水滴と破砕面が衝突することができ、良好な加湿ができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。なお、従来の例と同一部分については同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
まず本発明における浴室サウナ装置の概略構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態における浴室サウナ装置の概略構成を示す概略図である。図1に示すように、この浴室サウナ装置1は外郭を形成する外装体2及びフロントパネル3、浴室内の空気を吸込み加熱加湿した後に再び浴室内に吹出すサウナモジュール4、プレート熱交換器5を含む熱供給部6、外装体2の一面に設けられ、送風路103と連通する開口部7に接続された換気ユニット8、またこれらを制御する制御装置9から構成されている。以下にそれぞれの具体的な構成について記す。
図2に示すように外装体2の浴室側一面を形成するフロントパネル3は、浴室内の空気を吸込むための吸込口102、加熱及び加湿した空気を浴室サウナ装置1の外部に吹出すための吹出口101を備えている。また、吸込口102のサウナモジュール4側にはフィルタ10を備えており、浴室内空気を循環させる際に微細な塵や埃の侵入を防止する構造となっている。また、吹出口101部には加熱加湿された空気の吹出方向を可変させるためのルーバ11が設けられており、ルーバ11は制御装置9(図2中には図示せず)に接続されたルーバ駆動用モータ12により自在に稼動することで任意の方向に吹出方向を可変させることができる。
図3に示すようにサウナモジュール4内には、フロントパネル3の吸込口102および吹出口101を連結する送風路103が設けられており、送風路103の吸込口102側に備えられた、制御装置9(図3中には図示せず)により回転数を自在に変更可能なモータ13に接続された送風手段としてのクロスフローファン108が回転することでサウナモジュール4内に空気を送風する。クロスフローファン108の上流側には加熱手段としての空気加熱用の熱交換器であるコイル107を備えており、このコイル107に熱供給部6(図3中には図示せず)より温水を供給することでコイル107を通って浴室から流入する空気が加温され、高温の空気を送風することが可能となる。
送風路103内のクロスフローファン108の下流側には加湿部14が設けられている。加湿部14に設けられた噴霧手段としての噴出ノズル106に熱供給部6より温水(例えば40〜80℃)を供給し、供給された温水を噴出ノズル106から微細な水滴として噴霧する。この時、噴霧方向前方に噴霧水滴破砕部15を設け、噴霧された水滴を噴霧水滴破砕部15を用いてさらに微細な形状へと変化させる。
噴出ノズル106から噴霧された微細な水滴をさらに微細化するためには、噴出ノズル106から噴霧された噴霧水滴が送風路103内を通過する空気の流れに阻害されることなく噴霧水滴破砕部15に到達する必要がある。そのためには噴出ノズル106の設置位置が重要であり、送風路103内を通過する空気の流速を考慮して、噴出ノズル106と噴霧水滴破砕部15間の距離や噴霧水滴破砕部15に向かう噴出ノズル106の噴霧方向を決定しなければならない。噴出ノズル106から噴霧された噴霧水滴が噴霧水滴破砕部15に到達する位置関係であっても、送風路103内を通過する空気の噴出ノズル106設置位置付近および噴霧水滴破砕部15付近の流速によって、以下に示す特徴が確認できる。なお、ここで送風路103内を流通する空気の流速における速さの定義であるが、本実施の形態においては、噴出ノズル106より水道圧(0.1〜0.5MPa程度)で噴霧される噴霧水滴が噴霧水滴破砕部15へと向かう際の推進力を送風路103内流通空気が大きく阻害してしまうか否かを基準にして、送風路103内流通空気の流速を速いか遅いか定義付けている。例えば0.2MPaの水圧で0.4L/min噴出する噴出ノズル106より噴出した噴霧水滴は、噴出ノズル106と噴霧水滴破砕部15間の距離が80mmであった場合、送風路103内風速が5m/sec以下では噴霧水滴が噴霧水滴破砕部15へと向かう際の推進力を送風路103内流通空気に大きく阻害されることなく噴霧水滴破砕部15へと到達するが、それよりも速い流速となると送風路103内流通空気に大きく阻害されて、噴霧水滴破砕部15での微細化は望めない。
噴出ノズル106付近において送風路103内流通空気の流速が速い箇所では、送風路103内流通空気と噴霧水滴との接触の際の接触力が大きくなるため良好な加湿が行えるという利点があるが、その一方で送風路103内を吹出口101側へと向かう流通空気の流れに阻害され易くなるため、推進力をあまり失わずに噴霧水滴破砕部15で噴霧水滴を微細化するためには噴出ノズル106と噴霧水滴破砕部15間の距離を狭く設定する必要がある。噴出ノズル106付近において送風路103内流通空気の流速が遅い箇所では、送風路103内を吹出口101側へと向かう流通空気の流れに阻害されにくいため、推進力をあまり損なわずに噴霧水滴破砕部15において噴霧水滴を微細化することができるのだが、その一方で送風路103内流通空気と噴霧水滴との接触力は乏しいため、流通空気と噴霧水滴との接触で良好な加湿を行うためには噴出ノズル106と噴霧水滴破砕部15間の距離を広く設定する必要がある。噴出ノズル106付近において送風路103内空気の流通がない箇所においては、噴霧水滴破砕部15に向かう推進力が阻害されないまま噴霧水滴が衝突するため、良好な加湿を行うことができる。
また、噴霧水滴破砕部15付近における送風路103内流通空気の流速に関しては、流速が速い場合には噴霧水滴破砕部15近傍で衝突により微細化された微細水滴を多く吹出口101方向へと運ぶことができるが、その一方で、衝突部近傍で流速が速い場合には噴霧水滴と噴霧水滴破砕部15間での相対速度が減少してしまうため良好な微細化は望めない。これらの特徴を踏まえた上で、送風路103内を通過する空気の流速を考慮して、噴出ノズル106と噴霧水滴破砕部15間の距離や噴霧水滴破砕部15に向かう噴出ノズル106の噴霧方向を決定する必要がある。こうした噴出ノズル106の設置位置は送風路103内を通過する空気の流速によって決定するのものであるため、浴室サウナ装置運転中に送風路103内を流通する空気の流速が変動する場合には、噴出ノズル106と噴霧水滴破砕部15間の距離や噴霧水滴破砕部15に向かう噴出ノズル106の噴霧方向もそれに伴って変動する構成とすることで常に良好な加湿を行うことができる。噴霧水滴破砕部15が設けられた風路が複数構成された場合、また一つの風路の中に噴出ノズル106が複数構成されている場合等にもこれらの特徴を踏まえて噴出ノズル106を設置し各噴出ノズル106を個別に制御することで加湿量を調節することができるようになる。
噴霧水滴破砕部15は風路内に設置した際に水平面に対して勾配を持った形状とする。この形状によると排水性が良好となり、噴出ノズル106から噴霧する温水と噴霧水滴破砕部15が衝突する箇所に余剰水が滞留することがなくなるため固体壁面が露出し、余剰水に邪魔されることなく水滴を破砕することが可能となる。この際、設置勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、噴霧温水と噴霧水滴破砕部15の衝突部における余剰水を確実に排水することが可能となる。
送風空気とともに運ばれる微細な水滴の中でも、比較的水滴径が大なる水滴(例えば水滴径10〜100μm)に関しては加湿部14の吹出口101側に設けられた水滴回収手段としてのエリミネーター16で回収され、排水部17へと向かう。エリミネーター16を通過した微細な水滴(水滴径10μm以下)はコイル107により加熱された空気とともに吹出口101より浴室に供給され、浴室内を加熱加湿する。排水部17に向かった水分は排水部17に連結されている排水管18を通り装置外部に排水される。排水部17は加湿部14の最下部に設けられるとともに、底面に排水管接続部が最下端となるように勾配を持たせており、加湿部内に余剰水を滞留させないようにしてある。この際、底面の排水勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、加湿部内の余剰水を確実に排水することが可能となる。これと同様に、装置外部に接続される排水管18も同等の5°以上の勾配を確保して設置することで装置内への余剰水の滞留を防止することができる。また、排水部17にはフロートスイッチ19を備えており、排水部17の水位上昇を検知し、所定の水位を超えた場合には制御装置9が噴出ノズル106への給水を停止することで加湿部14からの漏水を防止する。
図4に示す熱供給部6において、熱源より供給された循環温水は、分岐部20により加熱用温水循環回路21と加湿用温水循環回路22の二つの経路に分岐される。加熱用温水循環回路21はコイル107に接続されコイル107を加温する。コイル107は図5に示すように、加熱用温水循環回路21から供給された加熱用循環温水を流通させる通水管27と、通水管27外壁部に設けられた伝熱用フィン28から構成され、通水管27内を流通する高温の加熱用循環温水により伝熱用フィン28を加熱し、伝熱用フィン28部に空気を流通させることで空気と熱交換を行い空気を加熱する。加湿用温水循環回路22はプレート熱交換器5に接続されプレート熱交換器5を加温する。プレート熱交換器5は図6に示すように、伝熱壁29によって遮られた高温側経路30と低温側経路31の2つの経路を交互に配置して構成され、加湿用循環温水を高温側経路30に流通させるとともに低温側経路31に加湿に使用する加湿水を対向する方向に流通させることで伝熱壁29を通じて熱交換を行い低温側の液体を加熱する。コイル107及びプレート熱交換器5を出た循環温水は再び加熱用温水循環回路21及び加湿用温水循環回路22を経て、合流部24へと流入し、一つの経路に合流した循環温水は熱源へと戻り、再び加熱されて供給を繰り返す。液体供給手段より供給された水道水は、給水経路23を通りプレート熱交換器5の低温側経路31に接続する。プレート熱交換器5を出た水道水は再び給水経路23を経て噴出ノズル106へと流入する。熱交換し高温となった給水経路23の水道水は噴出ノズル106から噴霧され微細な温水滴となり、加温された浴室内空気とともに浴室内に吹出する。加熱用温水循環回路21を経てコイル107に流入した温水は、コイル107内部においてクロスフローファン108により送風路103を通風する浴室内空気と熱交換を行う。熱交換し高温となった浴室内空気を浴室に再び吹出することで、浴室内を加温する。また、加熱用温水循環回路21および加湿用温水循環回路22の2つの流路には流通を遮断するための熱動弁25を設け、コイル107及びプレート熱交換器5に流入する循環温水の流量を調節することで、加熱及び加湿量を変更可能にする。熱動弁25とは電力を供給することで弁体に連結された弁支持体の温度を上昇させ、弁支持体を膨張変形させることで弁の開閉を行う方式の弁である。また、給水経路23上のプレート熱交換器5上流側には電磁弁26を設け、給水を開閉制御することで加湿水の供給量を変更可能にする。電磁弁26とは電気信号により電磁力を利用した弁が開閉する方式の弁である。
図7に示す換気ユニット8は、浴室内空気を換気ユニット8に吸込むための換気用ファン32と空気の排気経路である排気ダクト33から構成されており、外装体2の一面に設けられた開口部7と開口部7の開口面積を可変させるためのダンパ34を介して接続している。ダンパ34は通常サウナ運転時には閉じられているが、制御装置9(図7中には図示せず)に接続されたダンパ駆動用モータ35により開閉可能であり、換気用ファン32を回転させるとともにダンパ34を開くことで浴室内空気を吸込口102より換気ユニット8内に通風し、排気ダクト33より吹出することで浴室内の換気を行う。換気量の調整はダンパ34の開口面積の変更及び換気用ファン32の回転数制御により行い、これらの組み合わせにより必要とする換気量を実現する。
サウナ運転を開始すると、サウナモジュール4内のモータ13が作動することでクロスフローファン108が回転し、吸込口102より浴室内の空気を吸入し、送風路103を通り吹出口101から再び浴室内に流出することで浴室内空気を循環する。その時、加熱用温水循環回路21および加湿用温水循環回路22の開閉手段である熱動弁25、及び給水経路23の開閉手段である電磁弁26が開かれ、装置内において加熱及び加湿が開始する。この際、フロントパネル3に設けてあるルーバ11が開放し、加熱加湿された空気の吹出方向を制御する。ある程度時間経過し、浴室内の温湿度が所定の値に達したら、モータ13の回転数を変更し、加熱及び加湿量を変更する。その後、更にある程度時間経過し浴室内の温湿度が所定の値を超えたら、浴室内の温湿度を調節するためにモータ13の回転数を変更し、加熱用温水循環回路21及び加湿用温水循環回路22に備えられた熱動弁25及び給水経路23に設けられた電磁弁26の開閉繰り返すことで浴室内の温湿度の制御を行う。サウナ運転停止時には、サウナモジュール4内モータ13の運転を停止し、加熱用温水循環回路21及び加湿用温水循環回路22に備えられた熱動弁25及び給水経路23に設けられた電磁弁26を閉じる。その後、浴室内の乾燥のために換気運転を行うため、外装体2と換気ユニット8の連結部に設けられたダンパ34を開き、換気ユニット8内の換気用ファン32を回転させることで浴室サウナ装置1の吸込口102より流入した浴室内空気を排気ダクト33より浴室外へと排出する。
前述したような動作を実施することでサウナ対象室(浴室)内は高温高湿(40℃/80%程度)の状態となり、入浴者に発汗を促す程度のミストサウナ状態とすることが可能となる。
なお、本実施の形態においてはサウナ対象室を浴室として説明をしたが、高湿度空間になった場合の結露等の問題を解決できるのであれば浴室に限定するものではなく、サウナ専用の空間を別途設ける構成としてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてのクロスフローファン108を駆動するモータ13は制御装置9により回転数を自在に変更可能なモータ13を用いることとしたが、少なくとも2種類以上の回転数に変更可能であればよく、その作用効果に差異を生じない。なお望ましくは、回転数を線形的に任意の回転数に変化させることが可能なモータであることが好ましい。また、各種設定を変更せずに一定の条件で動作を行う場合においては、一定回転数のみで駆動するモータであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風手段としてクロスフローファン108を用いて送風路103内に浴室内の空気を送風したが、風量や消費電力、騒音や振動等の条件を満足するのであればシロッコファン、ターボファン、プロペラファンなどの別方式のファンであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風空気を加温する加熱手段としてフィンチューブ式のコイル107を用いたが、送風空気を充分に加温できるのであれば他の加熱手段を用いても全く問題は無く、ヒータ、その他の熱源体を用いても、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿部14において温水を噴霧することにより加湿を行う構成としたが、浴室内を高温高湿度の雰囲気に保てるのであれば、通常温度の水道水などを使用してもその作用効果に差異を生じず、望ましくは浴室の広さや浴室外の温度雰囲気等に応じて浴室内が目的の温湿度となるように噴出ノズル106より噴出する加湿水の温度を適宜設定することが望ましい。
また、本実施の形態においては加湿部14に温水を噴霧する手段として噴出ノズル106を用いたが、加湿部に細かい水滴を供給できるのであれば他の噴霧手段を用いても全く問題はなく、シャワーヘッドや複数の微細な穴を設けた水管等を用いても、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態において噴霧水滴破砕部15は特に説明はしなかったが噴霧後の微細水滴をさらに細かく破砕するための手段であり、噴出ノズル106から噴霧された推進力を持った微細な水滴を回転体や形状を凸凹にした壁面、また材質を考慮した壁面に水滴を噴霧する方法により水滴を細かく破砕する手段であれば良く、その形状や材質等を限定するものではない。なお望ましくは、噴霧水破砕手段への水滴の衝突時に相対速度が極力大きくなり、なおかつ多方向に反射するような形状を取ることによってより細かい水滴に破砕することが可能になる。
また、本実施の形態においてはエリミネーター16を通過する水滴径を10μm以下としたが、水滴径100μm以下の水滴径であればよく、エリミネーター16を通過し、浴室内に供給される水滴径は入浴者が水滴感を感じることなく入浴できる程度の水滴径であることが望ましく、一般的には10μm以下程度の水滴径とすることでほとんどの人が水滴感を感じることなく入浴を行うことができる。
また、本実施の形態において熱交換手段としてプレート熱交換器5を用いたが、効率良く双方の熱交換ができるのであれば他の手段を用いても問題は無く、二重管式やシェルチューブ式の熱交換器等を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては液体供給手段として、上水道をそのまま配管で連結して用いているが、水圧の増大を図りたい場合にはポンプ等により圧力を高めて供給しても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱用温水循環回路21及び加湿用温水循環回路22の開閉手段として熱動弁25を用いたが、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても問題は無く、電磁弁26等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置9による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
また、本実施の形態においては給水経路23の開閉手段として電磁弁26を用いたが、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても全く問題は無く、熱動弁25等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置9による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
以上のように本発明にかかる浴室サウナ装置は、簡便な構成で、水滴感を感じさせること無く充分な加湿を得られるものであり、浴室以外の居室を換気空調する装置と併用することで居室の加温加湿を行う用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の浴室サウナ装置概略図 同フロントパネル概略図 同浴室サウナ装置のサウナモジュール部を示す概略図 同熱供給部概略図 同コイル概略図 同プレート熱交換器概略図 同換気ユニット概略図 従来の浴室サウナ装置を示す概略図
符号の説明
1 浴室サウナ装置
2 外装体
3 フロントパネル
4 サウナモジュール
5 プレート熱交換器
6 熱供給部
7 開口部
8 換気ユニット
9 制御装置
10 フィルタ
11 ルーバ
12 ルーバ駆動用モータ
13 モータ
14 加湿部
15 噴霧水滴破砕部
16 エリミネーター
17 排水部
18 排水管
19 フロートスイッチ
20 分岐部
21 加熱用温水循環回路
22 加湿用温水循環回路
23 給水経路
24 合流部
25 熱動弁
26 電磁弁
27 通水管
28 伝熱用フィン
29 伝熱壁
30 高温側経路
31 低温側経路
32 換気用ファン
33 排気ダクト
34 ダンパ
35 ダンパ駆動用モータ
101 吹出口
102 吸込口
103 送風路
104 本体
105 気液接触部
106 噴出ノズル
107 コイル
108 クロスフローファン

Claims (5)

  1. 浴室の空気を吸引するための吸込口と、吸引した空気を搬送するための送風路と、浴室内の空気を吸引、送風するための送風手段と、前記送風路内を通過する空気を加湿するための加湿手段と、前記送風路内を通過する空気を加熱するための加熱手段と、加熱加湿された空気を浴室に噴出するための吹出口を設けた浴室サウナ装置において、前記加湿手段は、送風路内を通過する空気に噴霧手段から加湿水を噴霧することで空気を加湿する方式であり、送風路内を流通する空気の流速に応じて噴霧後の噴霧水滴が破砕面に到達するように前記噴霧手段を設置し、
    前記噴霧手段と破砕面の距離を前記噴霧手段から噴霧された噴霧水滴が風路内を通過する空気の流れに阻害されること無く破砕面に到達する距離に設定し、
    前記送風路内を流通する空気の流速の変動にともなって、前記破砕面と前記噴霧手段間の距離を変動する構成としたことを特徴とする浴室サウナ装置。
  2. 噴霧手段から噴霧する加湿水を温水とする請求項1記載の浴室サウナ装置。
  3. 風路内において流通空気の流速が速い箇所に噴霧手段を設置することを特徴とした請求項またはに記載の浴室サウナ装置。
  4. 風路内において流通空気の流速が遅い箇所に噴霧手段を設置することを特徴とする請求項またはに記載の浴室サウナ装置。
  5. 風路内において空気の流通がない箇所に噴霧手段を設置することを特徴とする請求項またはに記載の浴室サウナ装置。
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