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JP5035572B2 - 漏洩検知装置 - Google Patents
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Description

本発明は、漏洩検知装置に関し、特に、給油所において地下に埋設した貯油タンク(以下、「地下タンク」という)からの燃料油の漏洩を検知する装置に関する。
一般に、給油所においては、円筒状の密閉容器として形成された複数の地下タンクを埋設し、これらの地下タンク内にタンクローリからガソリン、軽油、灯油等の燃料油を受け入れて個別に貯留している。そして、給油所員によって、油面計により計測される地下タンク内の在庫量(液量)と、計量機により計測される給油量(販売量)と、タンクローリからの荷卸量(受入量)とを漏洩検査点検表に記載し、当日の在庫量−(前日の在庫量+荷卸量−販売量)により燃料油の在庫増減量を算出し、この在庫増減量に基づいて地下タンクにおいて漏洩が発生しているか否かを判断していた。
また、上記帳票管理による漏洩検知よりも精度よく漏洩検知を行うため、燃料油の受入終了時から5時間以上経過し、かつ給油終了時から30分以上経過した状態(以下、「テスト開始条件」という)において、地下タンク内の燃料油の増減を3時間継続して監視する漏洩テストが行われている。
しかし、上記漏洩テストの開始は、給油所員が開始ボタンを押下することにより行われるため、給油所員は、テスト開始条件を考慮しながら作業する必要があり、給油所における作業性が悪化するという問題があった。また、テスト開始条件が整った場合に、給油所員が開始ボタンを押下し忘れると、漏洩テストを行うことができなかった。さらに、漏洩テスト時間が予め3時間と定められているため、漏洩量に応じた早期検知が困難であった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、給油所員の給油所における作業性の悪化を招くことなく、給油所員が開始ボタンを押下する必要もなく、漏洩検知を迅速に行うことが可能な漏洩検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、漏洩検知装置であって、地下タンクへの燃料油の受入の終了を検知する液位上昇検知手段と、該液位上昇検知手段によって検知された燃料油の受入の終了時からの経過時間を計時する計時手段とを備え、該計時手段によって計時された時間が所定時間となった時に、前記地下タンクの漏洩検知動作を開始することを特徴とする。
そして、本発明によれば、地下タンクへの燃料油の受入の終了時から所定時間経過後に漏洩検知動作を開始するため、地下タンク内に貯留される燃料油の液位と温度を安定させた後、自動で高精度の漏洩検知を行うことができ、給油所員の給油所における作業性の悪化を招くことなく、給油所員が開始ボタンを押下する必要もないため、確実に漏洩テストを行うことができる。
上記漏洩検知装置において、予め設定された時刻に所定の要件を満たす場合にのみ前記地下タンクの漏洩検知動作を開始することができ、例えば、24時間営業ではない給油所における休止時間中に漏洩検知を行うことができる。
上記漏洩検知装置において、前記地下タンクに接続された計量機からの給油の終了後所定時間経過後に前記地下タンクの漏洩検知動作を開始することができる。これにより、計量機からの給油の影響を受けずに精度よく漏洩検知を行うことができる。
上記漏洩検知装置の漏洩検知動作において、前記地下タンク内の燃料油の増減量が、所定の値を超える場合が、連続する複数の所定期間の各々の期間に生じた場合には、該地下タンクに漏洩が生じていると判断することができる。
また、上記漏洩検知動作において、前記地下タンク内の燃料油の増減量が、前記所定期間に前記所定の値よりも大きい第2の所定の値を超えた場合には、該地下タンクに漏洩が生じていると判断することができる。これにより、漏洩検知を迅速に行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、給油所員の給油所における作業性の悪化を招くことなく、給油所員が開始ボタンを押下する必要もなく、漏洩検知を迅速に行うことが可能となる。
本発明にかかる漏洩検知装置の一実施の形態を説明するための概略図である。 本発明にかかる漏洩検知装置の一実施の形態を説明するためのブロック図である。 本発明にかかる漏洩検知装置の漏洩検知動作の第1実施例を説明するためのフローチャートである。 本発明にかかる漏洩検知装置の漏洩検知動作の第2実施例を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明にかかる漏洩検知装置の一実施の形態を示し、この漏洩検知装置1は、地下に埋設され油種毎に燃料油を貯留する地下タンク2(2A〜2C)からの漏洩を検知するために備えられ、地下タンク2に付設され、地下タンク2内の液量を計測する油面計3(3A〜3C)と、漏洩検知の対象となる地下タンク2の油面計3からの液位データを切り換える切換装置4と、給油ノズルを有し、地下タンク2内に貯留される燃料油の給油を行うための計量機5(5A〜5C)と、販売データ管理を行うために備えられ、計量機5の給油量(販売量)等を記憶するPOS端末6と、切換装置4とPOS端末6との間に配置される屋内液量管理装置(以下、「液量管理装置」という)7とで構成される。
油面計3は、図2に示すように、地下タンク2内に貯留される燃料油の液位を計測する液位計測手段3aと、液位計測手段3aにより計測された液位データを液量データに変換する液量変換手段3bと、液位計測手段3aにより計測された液位データに基づいて液位の上昇を検知する液位上昇検知手段3cとを備える。
液位上昇検知手段3cは、液位の上昇を検知した際に、燃料油の受入が開始されたと判断し、後述の液量管理装置7の受入状況判断手段7cに対して受入開始信号を送信するとともに、液位計測手段3a及び液量変換手段3bを用いて、液位が上昇してから液位の上昇が停止するまで受入量を計測し、液位の上昇が停止すると、受入状況判断手段7cに受入終了信号を送信する。
切換装置4は、油面計3及び液量管理装置7とデータの送受信を行うための入出力手段4aと、データの送受信を行う油面計3(3A〜3C)からの信号を切り換える信号切換手段4bとを備える。
計量機5は、燃料油を供給するための給油所機器の一つであり、給油ノズルの掛け外しを検出するノズルスイッチ(SW)5aと、給油量を計数するための流量計に設けられるパルス発振器5bと、パルス発振器5bからの流量パルスを計数することにより給油量を算出する計測手段5cとを備える。
POS端末6は、販売データ等を管理するために備えられ、標準情報通信網を構成するラインを介して計量機5及び液量管理装置7に接続される。このPOS端末6は、計量機5の計測手段5cによって計測された給油量(販売量)を記憶する給油量記憶手段6aと、給油所を利用する顧客の情報を記憶する顧客情報記憶手段6bとを備える。
液量管理装置7は、計時手段7aと、油面計3からの液量データを記憶する液量記憶手段7bと、油面計3の液位上昇検知手段3cにより受入状況を判断する受入状況判断手段7cと、後述の漏洩テストの実施予定時刻、実施時間及び終了時間を各々記憶するテスト時間記憶手段7dと、計量機5のノズルスイッチ5aからのデータにより給油状況を判断する給油状況判断手段7eと、後述の漏洩テストおいて、油面計3からの液量データを時間毎の増減量データに置き換えるなどの演算を行う演算手段7fと、演算手段7fによって得られた増減量データ等から地下タンク2から燃料油が漏洩しているか否かを判断する漏洩判断手段7gと、漏洩判断手段7gにより漏洩が発生していると判断された場合等に警報等を発する報知手段7hと、各種データを表示する表示手段7iと、各種データを印字する印字手段7jとを備える。
次に、上記構成を有する漏洩検知装置1による漏洩テストの第1実施例について、図3を中心に図1及び図2を参照しながら説明する。尚、本実施例における漏洩テスト時間は、3時間とする。
まず、漏洩テストを行うにあたって、タンクローリからの燃料油の受入(荷卸)終了から5時間以上経過し、かつ給油終了から30分以上経過した状態であるか否か、すなわち、テスト開始条件が成立しているか否かを判断する。これは、地下タンク2A〜2C内に貯留される燃料油の液位と温度を安定させるためである。
燃料油の受入から5時間以上経過したか否かを、液量管理装置7の計時手段7a及び受入状況判断手段7cによって判断し、5時間以上経過している場合には(ステップS1:Yes)、テスト時間記憶手段7dにおいてテスト時刻が設定されているか否かを判断する。テスト時刻が予め設定されている場合には(ステップS2:Yes)、その間の給油は予め中止されているため、テスト時刻に達し次第(ステップS3:Yes)、テストを開始する(ステップS4)。
一方、テスト時刻が予め設定されていない場合には(ステップS2:No)、給油後30分以上経過しているか否かを、液量管理装置7の計時手段7a及び給油状況判断手段7eによって判断する。給油後30分以上経過している場合には(ステップS5:Yes)、テストを開始する(ステップS4)。一方、給油後30分経過していない場合には、(ステップS5:No)、テストを開始せずに待機し、再度上記ステップS1、S2を行う。以上により、自動で漏洩テストを開始することができる。
漏洩テストは、地下タンク2(2A〜2C)内の燃料油の増減量を監視して行うものであって、液量管理装置7の液量記憶手段7bにおいて、油面計3の液位計測手段3a及び液量変換手段3bからの液量データを常時監視し、演算手段7fにおいて、テスト前の液量データに基づいて増減量データを算出し、さらにこの増減量データを1時間毎に記憶する。尚、以下ステップS8〜S10における漏洩判断は、液量管理装置7の漏洩判断手段7gによって行われる。
漏洩テストを行っている間に、上記テスト開始条件が維持できない場合には(ステップS6:No)、漏洩テストを中止して再度上記ステップS1〜S5を行う。漏洩テストを行っている間に上記テスト開始条件を維持し続け(ステップS6:Yes)、漏洩テスト終了時間に達した場合には(ステップS7:Yes)、漏洩テストにより得られた増減量が3時間で0.38L/時、すなわち3時間で0.38L×3=1.14L以上であるか否かを判断し、0.38L/時未満である場合には(ステップS8:No)、漏洩が発生していないものと判断して漏洩テストを終了する。
一方、増減量が3時間で0.38L/時以上である場合には(ステップS8:Yes)、さらに、1時間で0.38L以上であるか否かを判断する。増減量が1時間で0.38L未満である場合には(ステップS9:No)、漏洩が発生していないものと判断して漏洩テストを終了する。
一方、増減量が1時間で0.38L/時以上である場合には(ステップS9:Yes)、さらに、3時間連続で増減量が0.38L/時以上であるか否かを判断し、3時間連続でない場合には(ステップS10:No)、漏洩が発生していないものと判断して漏洩テストを終了する。
一方、増減量が3時間連続して0.38L/時以上である場合には(ステップS10:Yes)、漏洩が発生しているものと判断し、液量管理装置7の報知手段7hによって、給油所員にテスト結果が異常であることを報知するか、表示手段7i又は印字手段7jにより、漏洩発生を表示又は印字して給油所員に伝達する。
次に、上記構成を有する漏洩検知装置1の漏洩テストの第2実施例について、図4を中心に図1及び図2を参照しながら説明する。尚、テスト開始条件が成立して漏洩テストを開始するまでと、漏洩テスト中の上記テスト開始条件維持に関しては(ステップS1〜S6)、上記第1実施例と同様であるため同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
漏洩テストは、上述のように、地下タンク2A〜2C内の燃料油の増減量を監視することで行い、液量管理装置7の液量記憶手段7bにおいて、油面計3の液位計測手段3a及び液量変換手段3bからの液量データを常時監視し、演算手段7fにおいて、テスト前の液量データと、この液量データに基づいて増減量データを算出し、さらにこの増減量データを1時間毎に記憶する。尚、以下のステップS21〜S24における漏洩判断は、液量管理装置7の漏洩判断手段7gによって行われる。
上記テスト開始条件を維持している状態で(ステップS6:Yes)、漏洩テストにより得られた増減量が1時間に0.5L/時以上の場合には(ステップS21:Yes)、漏洩が発生しているものとして、報知手段7h、表示手段7i又h印字手段7jにより給油所員にテスト結果の異常を伝達する(ステップS22)。これにより、予め設定された漏洩テスト時間が経過する前に、本実施例では、例えば、1時間でテスト結果の異常を給油所員に伝達することができるため、漏洩に対して迅速に対応することが可能となる。
一方、増減量が1時間で0.5L/時未満である場合には(ステップS21:No)、さらに、増減量が1時間で0.38L/時以上であるか否かを判断する。増減量が1時間で0.38L/時未満である場合には(ステップS23:No)、漏洩判断手段7gにおいて漏洩が発生していないものと判断して漏洩テストを終了する。
一方、増減量が1時間で0.38L/時以上である場合には(ステップS23:Yes)、さらに、増減量が3時間連続で0.38L/時以上であるか否かを判断する。3時間連続で増減量が0.38L/時以上ではない場合には(ステップS24:No)、漏洩が発生していないものと判断してテストを終了する。
一方、増減量が3時間連続で0.38L/時以上である場合には(ステップS24:Yes)、漏洩が発生しているものと判断し、上述のように、報知手段7h、表示手段7i又は印字手段7jを用いて給油所員にテスト結果が異常であることを伝達することができる。
尚、上記実施の形態においては、液量管理装置7を独立して設けたが、油面計3そのものに液量管理装置7と同様の機能を備えるように構成し、各地下タンク2毎に漏洩テストを行うこともできる。また、液量管理装置7の報知手段7h、表示手段7i及び印字手段7jによって異常報知動作を行うが、油面計3に表示手段及び印字手段を設けることにより、漏洩を検知した際に油面計3から上記異常報知動作を行うこともできる。
1 漏洩検知装置
2(2A〜2C) 地下タンク
3(3A〜3C) 油面計
3a 液位計測手段
3b 液量変換手段
3c 液位上昇検知手段
4 切換装置
4a 入出力手段
4b 信号切換手段
5(5A〜5C) 計量機
5a ノズルスイッチ
5b パルス発振器
5c 計測手段
6 POS端末
6a 給油量記憶手段
6b 顧客情報記憶手段
7 液量管理装置
7a 計時手段
7b 液量記憶手段
7c 受入状況判断手段
7d テスト時間記憶手段
7e 給油状況判断手段
7f 演算手段
7g 漏洩判断手段
7h 報知手段
7i 表示手段
7j 印字手段

Claims (5)

  1. 地下タンクへの燃料油の受入の終了を検知する液位上昇検知手段と、
    該液位上昇検知手段によって検知された燃料油の受入の終了時からの経過時間を計時する計時手段とを備え、
    該計時手段によって計時された時間が所定時間となった時に、前記地下タンクの漏洩検知動作を開始することを特徴とする漏洩検知装置。
  2. 予め設定された時刻に所定の要件を満たす場合にのみ前記地下タンクの漏洩検知動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の漏洩検知装置。
  3. 前記地下タンクに接続された計量機からの給油の終了後所定時間経過後に前記地下タンクの漏洩検知動作を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の漏洩検知装置。
  4. 前記漏洩検知動作において、前記地下タンク内の燃料油の増減量が、所定の値を超える場合が、連続する複数の所定期間の各々の期間に生じた場合には、該地下タンクに漏洩が生じていると判断することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の漏洩検知装置。
  5. 前記漏洩検知動作において、前記地下タンク内の燃料油の増減量が、前記所定期間に前記所定の値よりも大きい第2の所定の値を超えた場合には、該地下タンクに漏洩が生じていると判断することを特徴とする請求項4に記載の漏洩検知装置。
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