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JP5036626B2 - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents
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JP5036626B2 - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents

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Description

この発明は、撮像素子から出力される画像データが示す各画素の階調レベルを量子化して符号化データを作成する画像符号化装置と、画像符号化装置から出力された符号化データを復号化して画像データを作成する画像復号化装置とに関するものである。
FBTC符号化方式の画像符号化装置では、画像をM×N(M、Nは自然数)のブロックに分割し、それぞれのブロックに関して、ブロック内の画素値が平均された画素基準レベルLAと、画素値の最大値と最小値の差違を示す画素値変動幅LDを求めるようにしている。
そして、画素基準レベルLAと画素値変動幅LDから各画素の画素値を量子化する際の量子化閾値を算出し、各画素の画素値を量子化閾値と比較して、各画素の画素値を量子化値に変換することで画像の圧縮を行うようにしている。
例えば、以下の特許文献1には、ブロック毎に量子化閾値を求める際の内分比率を可変化し、外部から内分比率を指定できるようにしている構成が開示されている。
また、ブロック毎に内分比率を選択し、その内分比率を示す情報を付加情報として符号化する場合の構成についても開示されている。
さらに、ブロック毎に、画像データの分布にしたがって内分比率を選択する構成についても開示されている。
ただし、以下の特許文献1に開示されている画像符号化装置では、各ブロックの符号化サイズが固定されている。
これはFBTC符号化方式の特徴の一つであるが、一般的な画像の特性では、画素値の変動が少ない情報量が小さい領域と、画素値の変動が大きい情報量が多い領域とが混在している。
このため、画像全体が同一の符号化サイズで固定されていると、情報量が多い領域と少ない領域で画質の差違が大きくなることがある。
また、伸張後の画像において、カメラ画像等の自然画領域と、地図や図面等の領域とが混在している場合にも、自然画領域は、含まれる情報量が大きいため画質の劣化が大きくなる一方、図面領域は、画質の劣化が小さくなる。
このため、表示画像全体として、画質の一貫性が保てなくなることがある。
特開平6−292027号公報(段落番号[0015]から[0016]、図1)
従来の画像符号化装置は以上のように構成されているので、画像全体が同一の符号化サイズで固定されており、画素値の変動が少ない情報量が小さい領域と、画素値の変動が大きい情報量が多い領域とが混在している画像の場合、情報量が多い領域と少ない領域で画質の差違が大きくなることがある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、符号化効率の向上と画像全体の画質の向上を図ることができる画像符号化装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、画像全体で画質の差違が少ない均質な画像を生成することができる画像復号化装置を得ることを目的とする。
この発明に係る画像符号化装置は、予め用意されている複数のデータ量子化方法に対応するものとして、信号レベル範囲検出手段により検出された最大値及び最小値から各ブロックにおける階調レベルの基準レベル及び変動幅を算出する複数の符号化準備手段と、符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅から各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値を算出するとともに、その基準レベル及び変動幅から、量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルを算出する複数の量子化閾値算出手段と、各ブロックにおける各画素の階調レベルと量子化閾値算出手段により算出された量子化閾値を比較して、各画素の階調レベルに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データとして各画素に割り当てる複数の量子化手段と、量子化閾値算出手段により算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルと量子化手段により量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルとの誤差の絶対値をブロック毎に積算する複数の量子化誤差積算手段とを備えているとともに、ブロック毎に、複数の量子化手段により割り当てられた量子化データのうち、量子化誤差積算手段により積算された誤差の絶対値が許容閾値を超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データを選択し、その量子化データ、その量子化データに係る量子化方法を示す方法識別情報、及び符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅からなる符号化データを作成する符号化データ作成手段を備え、符号化データ作成手段は、画像1フレーム当りの目標符号量と、処理済のブロックの積算符号量と、未処理のブロックの数とから、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量を算出し、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量から許容閾値を決定することを特徴とするものである。
この発明によれば、予め用意されている複数のデータ量子化方法に対応するものとして、信号レベル範囲検出手段により検出された最大値及び最小値から各ブロックにおける階調レベルの基準レベル及び変動幅を算出する複数の符号化準備手段と、符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅から各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値を算出するとともに、その基準レベル及び変動幅から、量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルを算出する複数の量子化閾値算出手段と、各ブロックにおける各画素の階調レベルと量子化閾値算出手段により算出された量子化閾値を比較して、各画素の階調レベルに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データとして各画素に割り当てる複数の量子化手段と、量子化閾値算出手段により算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルと量子化手段により量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルとの誤差の絶対値をブロック毎に積算する複数の量子化誤差積算手段とを備えているとともに、ブロック毎に、複数の量子化手段により割り当てられた量子化データのうち、量子化誤差積算手段により積算された誤差の絶対値が許容閾値を超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データを選択し、量子化データ、量子化データに係る量子化方法を示す方法識別情報、及び符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅からなる符号化データを作成する符号化データ作成手段を備え、符号化データ作成手段は、画像1フレーム当りの目標符号量と、処理済のブロックの積算符号量と、未処理のブロックの数とから、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量を算出し、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量から許容閾値を決定することを特徴とするように構成したので、符号化効率の向上と画像全体の画質の向上を図ることができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による画像符号化装置を示す構成図であり、図において、画像データ分割部1は撮像素子から出力される画像データをM×N(M、Nは自然数)のブロックに分割する処理を実施する。なお、画像データ分割部1は画像データ分割手段を構成している。
信号レベル範囲検出部2は画像データ分割部1により分割された画像データが示す各画素の階調レベルXij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)を参照して、各ブロックにおける階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを検出する処理を実施する。なお、信号レベル範囲検出部2は信号レベル範囲検出手段を構成している。
符号化部3は信号レベル範囲検出部2により検出された各ブロックにおける階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを用いて、各ブロックにおける各画素の階調レベルを量子化して符号化データを作成する処理を実施する。なお、符号化部3は符号化手段を構成している。
量子化部4aは予め用意されているデータ量子化方法aで、各ブロックにおける各画素の階調レベルを量子化する処理を実施する。
量子化部4bは予め用意されているデータ量子化方法bで、各ブロックにおける各画素の階調レベルを量子化する処理を実施する。
量子化部4cは予め用意されているデータ量子化方法cで、各ブロックにおける各画素の階調レベルを量子化する処理を実施する。
この実施の形態1では、3つの量子化部4a〜4cが実装されているものを示しているが、これは一例に過ぎず、4つ以上の量子化部が実装されていてもよい。
量子化部4aの符号化準備部5aは信号レベル範囲検出部2により検出された最大値Lmax及び最小値Lminから各ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaを算出する処理を実施する。
量子化閾値算出部6aは符号化準備部5aにより算出された画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaから各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値La1を算出するとともに、画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaから、量子化処理部7aにより量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQa1〜Qa2を算出する処理を実施する。
量子化処理部7aは各ブロックにおける各画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6aにより算出された量子化閾値La1を比較して、各画素の階調レベルXijに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφaij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)として各画素に割り当てる処理を実施する。
量子化誤差積算部8aは量子化閾値算出部6aにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQa1〜Qa2と量子化処理部7aにより量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δaij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)の絶対値をブロック毎に積算する処理を実施する。
量子化部4bの符号化準備部5bは信号レベル範囲検出部2により検出された最大値Lmax及び最小値Lminから各ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbを算出する処理を実施する。
量子化閾値算出部6bは符号化準備部5bにより算出された画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbから各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値Lb1〜Lb3を算出するとともに、画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbから、量子化処理部7bにより量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQb1〜Qb4を算出する処理を実施する。
量子化処理部7bは各ブロックにおける各画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6bにより算出された量子化閾値Lb1〜Lb3を比較して、各画素の階調レベルXijに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφbij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)として各画素に割り当てる処理を実施する。
量子化誤差積算部8bは量子化閾値算出部6bにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQb1〜Qb4と量子化処理部7bにより量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δbij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)の絶対値をブロック毎に積算する処理を実施する。
量子化部4cの符号化準備部5cは信号レベル範囲検出部2により検出された最大値Lmax及び最小値Lminから各ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcを算出する処理を実施する。
量子化閾値算出部6cは符号化準備部5cにより算出された画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcから各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値Lc1〜Lc7を算出するとともに、画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcから、量子化処理部7cにより量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQc1〜Qc8を算出する処理を実施する。
量子化処理部7cは各ブロックにおける各画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6cにより算出された量子化閾値LC1〜Lc7を比較して、各画素の階調レベルXijに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφcij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)として各画素に割り当てる処理を実施する。
量子化誤差積算部8cは量子化閾値算出部6cにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQc1〜Qc8と量子化処理部7cにより量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δcij(例えば、1≦i≦4,1≦j≦4)の絶対値をブロック毎に積算する処理を実施する。
なお、符号化準備部5a,5b,5cは符号化準備手段を構成し、量子化閾値算出部6a,6b,6cは量子化閾値算出手段を構成している。
また、量子化処理部7a,7b,7cは量子化手段を構成し、量子化誤差積算部8a,8b,8cは量子化誤差積算手段を構成している。
符号化データ作成部9はブロック毎に、量子化処理部7a,7b,7cにより割り当てられた量子化データφaij,φbij,φcijのうち、量子化誤差積算部8a,8b,8cにより積算された誤差δaij,δbij,δcijの絶対値が許容閾値ΔTを超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データφnij(n=“a”or“b”or“c”)を選択し、その量子化データφnij、その量子化データφnijに係るデータ量子化方法nを示すフラグ(方法識別情報)、及び符号化準備部5nにより算出された画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnからなる符号化データを作成する処理を実施する。なお、符号化データ作成部9は符号化データ作成手段を構成している。
図2はこの発明の実施の形態1による画像符号化装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
画像データ分割部1は、撮像素子から画像データを受けると、その画像データをM×N(M、Nは自然数)のブロックに分割する(ステップST1)。
この実施の形態1では、説明の便宜上、各ブロックが水平4画素、垂直4画素の16画素からなるものとして説明する。
信号レベル範囲検出部2は、画像データ分割部1が画像データをM×Nのブロックに分割すると、M×Nのブロックの中から、未だ符号化処理を実施していない未処理のブロックを一つ選択する(ステップST2)。
信号レベル範囲検出部2は、未処理のブロックを選択すると、そのブロックにおける各画素の階調レベルを参照して、そのブロックにおける階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを検出する(ステップST3)。
量子化部4aの符号化準備部5aは、信号レベル範囲検出部2が階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを検出すると、データ量子化方法aが係る算出方法で、その階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminから当該ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaを算出する(ステップST4a)。
また、量子化部4bの符号化準備部5bは、信号レベル範囲検出部2が階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを検出すると、データ量子化方法bが係る算出方法で、その階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminから当該ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbを算出する(ステップST4b)。
また、量子化部4cの符号化準備部5cは、信号レベル範囲検出部2が階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを検出すると、データ量子化方法cが係る算出方法で、その階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminから当該ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcを算出する(ステップST4c)。
以下、符号化準備部5n(n=“a”or“b”or“c”)における画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnの算出方法を具体的に説明する。
まず、符号化準備部5nは、下記の式(1)(2)に示すように、画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnを算出する際の参照画素を決めるための閾値P1n,P2nを算出する。
P1n=(K1n×Lmax+K2n×Lmin)/(K1n+K2n) (1)
P2n=(K2n×Lmax+K1n×Lmin)/(K1n+K2n) (2)
ここでは、閾値P1n,P2nを、階調レベルの最大値Lmax及び最小値Lminを加重平均した値として算出しているが、この際、加重平均に適用する係数K1n,K2nは、画像の階調レベル分布状態や、各画素の階調レベル変換の際に割り当てられるビット数や、本技術を適用するシステムの画像の特性に応じて、量子化誤差がなるべく小さくなる値を選択することが可能である。
この実施の形態1では、例えば、データ量子化方法aは符号に割り当てる階調数を1bit2階調、データ量子化方法bは符号に割り当てる階調数を2bit4階調、データ量子化方法cは符号に割り当てる階調数を3bit8階調として、係数K1n,K2nの値を図3の通りとする。
また、当該ブロックの各画素の階調レベルXij(1≦i≦4,1≦j≦4)について、Xij≦P1nを満たす画素の階調レベル平均値をQmin_nとする。
また、Xij>P2nを満たす画素の階調レベル平均値をQmax_nとする。
符号化準備部5nは、階調レベル平均値Qmin_n,Qmax_nを下記の式(3)(4)に代入して、画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnを算出する。
LAn=(Qmin_n+Qmax_n)/2 (3)
LDn=(Qmax_n−Qmin_n) (4)
量子化部4aの量子化閾値算出部6aは、符号化準備部5aが画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaを算出すると、その画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaから当該ブロックにおける階調レベルの量子化閾値La1を算出するとともに、その画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaから、量子化処理部7aにより量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベル(復号レベル)Qa1〜Qa2を算出する(ステップST5a)。
また、量子化部4bの量子化閾値算出部6bは、符号化準備部5bが画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbを算出すると、その画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbから当該ブロックにおける階調レベルの量子化閾値Lb1〜Lb3を算出するとともに、その画素基準レベルLAb及び画素値変動幅LDbから、量子化処理部7bにより量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベル(復号レベル)Qb1〜Qb4を算出する(ステップST5b)。
また、量子化部4cの量子化閾値算出部6cは、符号化準備部5cが画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcを算出すると、その画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcから当該ブロックにおける階調レベルの量子化閾値Lc1〜Lc7を算出するとともに、画素基準レベルLAc及び画素値変動幅LDcから、量子化処理部7cにより量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベル(復号レベル)Qc1〜Qc8を算出する(ステップST5c)。
量子化閾値算出部6a,6b,6cにより算出される量子化閾値の数は、階調レベルを変換する符号に割り当てられるビット数に対応させる必要がある。
データ量子化方法aは符号に割り当てる階調数を1bit2階調、データ量子化方法bは符号に割り当てる階調数を2bit4階調、データ量子化方法cは符号に割り当てる階調数を3bit8階調としているので、データ量子化方法aに対応する量子化閾値算出部6aでは量子化閾値を1個、データ量子化方法bに対応する量子化閾値算出部6bでは量子化閾値を3個、データ量子化方法cに対応する量子化閾値算出部6cでは量子化閾値を7個算出するようにしている。
量子化閾値算出部6a,6b,6cによる量子化閾値の算出式は、下記の式(5)〜(15)の通りである。
ただし、式(5)〜(15)による量子化閾値の算出方法は一例であり、画像の階調レベル分布状態や本技術を適用するシステムの画像の特性に応じて、量子化誤差がなるべく小さくなる算出方法とすればよく、必ずしも、ここで挙げた式(5)〜(15)に限定されるものではない。
[データ量子化方法aの場合]
La1=LAa (5)
[データ量子化方法bの場合]
Lb1=LAb−LDb/4 (6)
Lb2=LAb (7)
Lb3=LAb+LDb/4 (8)
[データ量子化方法cの場合]
Lc1=LAc−LDc×3/8 (9)
Lc2=LAc−LDc×1/4 (10)
Lc3=LAc−LDc×1/8 (11)
Lc4=LAc (12)
Lc5=LAc+LDc×1/8 (13)
Lc6=LAc+LDc×1/4 (14)
Lc7=LAc+LDc×3/8 (15)
また、固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルとして、データ量子化方法aでは2個、データ量子化方法bでは4個、データ量子化方法cでは8個求める必要がある。
量子化閾値算出部6a,6b,6cによる各画素の階調レベルの算出式は、下記の式(16)〜(29)の通りである。
ただし、式(16)〜(29)による階調レベルの算出式は一例である。量子化閾値の算出式である式(5)〜(15)が変更された場合には、その変更に対応するように、式(16)〜(29)も変更される。
[データ量子化方法aの場合]
Qa1=LAa−LDa/2 (16)
Qa2=LAa+LDa/2 (17)
[データ量子化方法bの場合]
Qb1=LAb−LDb/2 (18)
Qb2=LAb−LDb/8 (19)
Qb3=LAb+LDb/8 (20)
Qb4=LAb+LDb/2 (21)
[データ量子化方法cの場合]
Qc1=LAc−LDc/2 (22)
Qc2=LAc−LDc×5/16 (23)
Qc3=LAc−LDc×3/16 (24)
Qc4=LAc−LDc/16 (25)
Qc5=LAc+LDc/16 (26)
Qc6=LAc+LDc×3/16 (27)
Qc7=LAc+LDc×5/16 (28)
Qc8=LAc+LDc/2 (29)
量子化部4a,4b,4cの量子化処理部7a,7b,7cは、量子化閾値算出部6a,6b,6cが当該ブロックにおける階調レベルの量子化閾値La1,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc7を算出すると、当該ブロック内の未処理の画素を選択する(ステップST6)。
量子化部4aの量子化処理部7aは、未処理の画素を選択すると、その画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6aにより算出された量子化閾値La1を比較して、その画素の階調レベルXijに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφaijとして当該画素に割り当てる処理を行う(ステップST7a)。
即ち、量子化処理部7aは、量子化閾値La1により分けられる2つの領域のうち、その画素の階調レベルXijがどちらの領域に属するかを判定し、属する領域に対応する固有の符号を量子化データφaijとして当該画素に割り当てる処理を行う。
量子化部4bの量子化処理部7bは、未処理の画素を選択すると、その画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6bにより算出された量子化閾値Lb1〜Lb3を比較して、その画素の階調レベルXijに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφbijとして当該画素に割り当てる処理を行う(ステップST7b)。
即ち、量子化処理部7bは、量子化閾値Lb1〜Lb3により分けられる4つの領域のうち、その画素の階調レベルXijがどの領域に属するかを判定し、属する領域に対応する固有の符号を量子化データφbijとして当該画素に割り当てる処理を行う。
量子化部4cの量子化処理部7cは、未処理の画素を選択すると、その画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6cにより算出された量子化閾値Lc1〜Lc7を比較して、その画素の階調レベルXijに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφcijとして当該画素に割り当てる処理を行う(ステップST7c)。
即ち、量子化処理部7cは、量子化閾値Lc1〜Lc7により分けられる8つの領域のうち、その画素の階調レベルXijがどの領域に属するかを判定し、属する領域に対応する固有の符号を量子化データφcijとして当該画素に割り当てる処理を行う。
量子化処理部7a,7b,7cによる固有の符号の割当方法を下記の式(30)〜(43)で例示する。
[データ量子化方法aの場合]
Xij≦La1 → φaij=0(2進数) (30)
La1<Xij → φaij=1(2進数) (31)
[データ量子化方法bの場合]
Xij≦Lb1 → φbij=00(2進数) (32)
Lb1<Xij≦Lb2 → φbij=01(2進数) (33)
Lb2<Xij≦Lb3 → φbij=10(2進数) (34)
Lb3<Xij → φbij=11(2進数) (35)
[データ量子化方法cの場合]
Xij≦Lc1 → φcij=000(2進数) (36)
Lc1<Xij≦Lc2 → φcij=001(2進数) (37)
Lc2<Xij≦Lc3 → φcij=010(2進数) (38)
Lc3<Xij≦Lc4 → φcij=011(2進数) (39)
Lc4<Xij≦Lc5 → φcij=100(2進数) (40)
Lc5<Xij≦Lc6 → φcij=101(2進数) (41)
Lc6<Xij≦Lc7 → φcij=110(2進数) (42)
Lc7<Xij → φcij=111(2進数) (43)
量子化部4aの量子化誤差積算部8aは、量子化閾値算出部6aにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQa1〜Qa2と、量子化処理部7aにより量子化データφaijが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δaijを算出し、当該ブロックにおいて、その誤差δaijの絶対値を積算する(ステップST8a)。
また、量子化部4bの量子化誤差積算部8bは、量子化閾値算出部6bにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQb1〜Qb4と、量子化処理部7bにより量子化データφbijが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δbijを算出し、当該ブロックにおいて、その誤差δbijの絶対値を積算する(ステップST8b)。
また、量子化部4cの量子化誤差積算部8cは、量子化閾値算出部6cにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQc1〜Qc8と、量子化処理部7cにより量子化データφcijが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δcijを算出し、当該ブロックにおいて、その誤差δcijの絶対値を積算する(ステップST8c)。
量子化誤差積算部8a,8b,8cによる誤差δnijの算出式と積算値Δn(n=“a”or“b”or“c”)の算出式は、下記の式(44)〜(60)の通りである。
ただし、積算値Δnの値は、新たなブロックの処理の開始時に初期化され、ブロック処理中は、個々の画素の誤差δnijを累積する。
[データ量子化方法aの場合]
φaij=0(2進数) → δaij=|Xij−Qa1| (44)
φaij=1(2進数) → δaij=|Xij−Qa2| (45)
Δa=Σδaij(1≦i≦4,1≦j≦4) (46)
[データ量子化方法bの場合]
φbij=00(2進数) → δbij=|Xij−Qb1| (47)
φbij=01(2進数) → δbij=|Xij−Qb2| (48)
φbij=10(2進数) → δbij=|Xij−Qb3| (49)
φbij=11(2進数) → δbij=|Xij−Qb4| (50)
Δb=Σδbij(1≦i≦4,1≦j≦4) (51)
[データ量子化方法cの場合]
φcij=000(2進数) → δcij=|Xij−Qc1| (52)
φcij=001(2進数) → δcij=|Xij−Qc2| (53)
φcij=010(2進数) → δcij=|Xij−Qc3| (54)
φcij=011(2進数) → δcij=|Xij−Qc4| (55)
φcij=100(2進数) → δcij=|Xij−Qc5| (56)
φcij=101(2進数) → δcij=|Xij−Qc6| (57)
φcij=110(2進数) → δcij=|Xij−Qc7| (58)
φcij=111(2進数) → δcij=|Xij−Qc8| (59)
Δc=Σδcij(1≦i≦4,1≦j≦4) (60)
量子化部4a,4b,4cは、当該ブロック内の全ての画素について処理が終了しているかを確認し(ステップST9)、処理が終了していなければ、ステップST6の処理に戻り、処理が終了していれば、ステップST10の処理に移行する。
符号化データ作成部9は、量子化処理部7a,7b,7cが当該ブロック内の全ての画素に量子化データφaij,φbij,φcijを割り当てると、その量子化データφaij,φbij,φcijのうち、誤差δaij,δbij,δcijの絶対値の積算値Δa,Δb,Δcが許容閾値ΔTを超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データを選択する(ステップST10)。
量子化データの具体的な選択例は下記の通りである。
Δa≦ΔT → 量子化データφaij
Δa>ΔT、Δb≦ΔT → 量子化データφbij
Δa>ΔT、Δb>ΔT → 量子化データφcij
上記の通り、誤差の絶対値の積算値Δnが許容閾値ΔT以下になる量子化データφnijの中で、データ量が最も少ない量子化データが選択されるが、いずれの積算値Δnも許容閾値ΔTを超過する場合には、極力画質の保存を図るため、データ量が最も多い量子化データφnijを選択する。
量子化部4a,4b,4cは、全てのブロックについて処理が終了しているかを確認し(ステップST11)、処理が終了していなければ、ステップST2の処理に戻り、処理が終了していれば、ステップST12の処理に移行する。
符号化データ作成部9は、ブロック毎に、選択した量子化データφnijと、その量子化データφnijに係るデータ量子化方法nを示すフラグと、符号化準備部5nにより算出された画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnとを組み合わせて、符号化データを作成する(ステップST12)。
例えば、量子化部4aにより算出された量子化データφaijが選択された場合には、その量子化データφaijと、量子化部4aが使用するデータ量子化方法aを示すフラグと、符号化準備部5aにより算出された画素基準レベルLAa及び画素値変動幅LDaとを組み合わせて、符号化データを作成する。
ここで、図4は符号化データ作成部9により作成されるブロック毎の符号化データの構成例を示す説明図である。
符号化データの先頭には、使用されたデータ量子化方法を示す2bitのフラグが付加される。
例えば、データ量子化方法aの場合には“00”、データ量子化方法bの場合には“01”、データ量子化方法cの場合には“10”が付加される。
次に、符号化準備部5nにより算出された8bitの画素基準レベルLAnと、8bitの画素値変動幅LDnが付加される。
次に、量子化部4aにより割り当てられた量子化データφaijが選択された場合には、1bit×16の量子化データφaijが付加されて、符号化データが作成される。
量子化部4bにより割り当てられた量子化データφbijが選択された場合には、2bit×16の量子化データφbijが付加されて、符号化データが作成される。
量子化部4cにより割り当てられた量子化データφcijが選択された場合には、3bit×16の量子化データφcijが付加されて、符号化データが作成される。
図4では、データ量子化方法を示すフラグが2bitの情報である例を示したが、予め用意されているデータ量子化方法の数に応じてbit数を決定するようにしてもよい。
例えば、予め用意されているデータ量子化方法の数が2つであれば1bit、8つであれば、3bitのように決定する。
また、画素基準レベルLAnと画素値変動幅LDnについては、符号量を削減する目的で、下位bitを削除することにより、精度を落として、7bit又は6bit以下にしてもよい。
また、この実施の形態1では、各画素の画素値レベルの階調数を2、4、8階調(2のべき乗の値)としているものについて示したが、これはデータ圧縮時に、データ毎にビットが割り当てられ、処理が簡易化できるようにするためである。
したがって、処理の簡易化を考慮せず、符号化効率の向上を目的とする場合には、各画素に割り当てる階調数を3階調や5階調としてもよい。この場合は、例えば、3階調のデータであれば、3の16乗を表現することができるビット幅を画素値データ用に準備し、一旦、3進数16桁の形でデータを表現した後、値を2進数に変換して記録することになる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、予め用意されている複数のデータ量子化方法nに対応するものとして、信号レベル範囲検出部2により検出された最大値Lmax及び最小値Lminから各ブロックにおける階調レベルの画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnを算出する符号化準備部5a,5b,5cと、符号化準備部5a,5b,5cにより算出された画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnから各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値La1,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc7を算出するとともに、その画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnから固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQa1〜Qa2,Qb1〜Qb4,Qc1〜Qc8を算出する量子化閾値算出部6a,6b,6cと、各ブロックにおける各画素の階調レベルXijと量子化閾値算出部6a,6b,6cにより算出された量子化閾値La1,Lb1〜Lb3,Lc1〜Lc7を比較して、各画素の階調レベルに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データφaij,φbij,φcijとして各画素に割り当てる量子化処理部7a,7b,7cと、量子化閾値算出部6a,6b,6cにより算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルQa1〜Qa2,Qb1〜Qb4,Qc1〜Qc8と量子化処理部7a,7b,7cにより量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルXijとの誤差δaij,δbij,δcijの絶対値をブロック毎に積算する量子化誤差積算部8a,8b,8cとを備え、符号化データ作成部9が、ブロック毎に、量子化処理部7a,7b,7cにより割り当てられた量子化データφaij,φbij,φcijのうち、量子化誤差積算部8a,8b,8cにより積算された誤差の絶対値が許容閾値ΔTを超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データφnijを選択し、その量子化データφnij、その量子化データφnijに係る量子化方法nを示すフラグ、画素基準レベルLAn及び画素値変動幅LDnからなる符号化データを作成するように構成したので、符号化効率の向上と画像全体の画質の向上を図ることができる効果を奏する。
即ち、画像の特性に応じた効率的な符号化処理を行うことができるとともに、符号量の誤差がブロック間で均一化されて、画像全体で画質の差違が少ない均質な画像を得ることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、符号化データ作成部9が固定の許容閾値ΔTを使用しているものについて示したが、符号化データ作成部9が画像1フレーム当りの目標符号量と、処理済のブロックの積算符号量と、未処理のブロックの数とから、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量を算出し、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量から許容閾値ΔTを決定するようにしてもよい。
この実施の形態2では、許容閾値ΔTを動的に変更することにより、ブロック毎のデータ量を画像の特性に応じて切り替えながら、画像1フレーム当りの符号化データ量を一定に保つものについて説明する。
まず、符号化データ作成部9は、画像1フレーム当りの目標符号量をS、処理済のブロックの積算符号量をD、未処理のブロックの数をBとすると、下記の式(61)に示すように、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量Gを算出する。
G=(S−D)/B (61)
符号化データ作成部9は、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量Gを算出すると、例えば、その目標符号量Gと許容閾値ΔTの対応関係が記録されているルックアップテーブルT(n)を参照することにより、その目標符号量Gから許容閾値ΔTを決定する。
ΔT=T(G) (62)
ただし、ルックアップテーブルT(n)の値を定める際には、下記の条件を満たすようにする。
(1)nの値の増加に対して、T(n)の値を単調現象させる。
即ち、1ブロック当りの目標符号量Gが大きければ、ブロックに割り当てられる符号量を大きくすることが可能であるため、許容閾値ΔTの値を低くし、画質を向上させて1ブロック当りのデータ量を増やす制御を行う。
逆に、1ブロック当りの目標符号量Gが小さければ、許容閾値ΔTの値を大きくすることによって画質を低下させる代わりに、1ブロック当りのデータ量を抑える制御を行う。
(2)nの値が選択可能なデータ量子化方法の中で、1ブロック当りの符号化データ量が最低値以下の範囲では、許容閾値ΔTの無効を示す値(例えば、“−1”)を設定する。
これにより、画像1フレームの符号量が目標符号量Sをオーバーすることを防止して、常に符号量を一定化することができる。
図5は処理済のブロック毎の積算符号量と符号化誤差許容閾値の関係を示す説明図である。
符号化データ作成部9は、図2のステップST12において、最終的な符号化データを作成する際に、もし、積算符号量が画像1フレーム当りの目標符号量Sを下回っている場合には、ダミーデータを付加して、画像1フレームの符号量を一定にする処理を行う。
この実施の形態2では、画像1フレーム当りの符号量を一定化する処理を導入しているため、ブロック毎のデータサイズを可変化することによる画像符号化効率の向上と、元来FBTC圧縮方式のメリットである符号化データ量が固定であるといる性質を両立させることが可能である。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、符号化データ作成部9がブロック毎に、量子化処理部7a,7b,7cにより割り当てられた量子化データφaij,φbij,φcijのうち、量子化誤差積算部8a,8b,8cにより積算された誤差の絶対値が許容閾値ΔTを超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データφnijを選択するものについて示したが、外部から指定された特定のブロックについては、量子化誤差積算部8a,8b,8cにより積算された誤差の絶対値に関わらず、所定のデータ量子化方法に対応する量子化処理部7nにより割り当てられた量子化データφnijを選択するようにしてもよい。
具体的には、符号化データ作成部9は、予め、データ量子化方法を固定する特定のブロックの座標番号と、そのデータ量子化方法との対応関係を記録している参照テーブルを作成する。
符号化データ作成部9は、該当する座標番号のブロックについて量子化データφnijを取得する場合、上記実施の形態1のように、許容閾値ΔTに基づく量子化データφnijの選択処理を実施せずに、参照テーブルに記録されているデータ量子化方法を確認し、そのデータ量子化方法を使用している量子化処理部7nにより割り当てられた量子化データφnijを選択するようにする。
なお、上記実施の形態2のように、画像1フレーム当りの符号量を一定化する場合には、未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量Gを算出する際、未処理のブロックの数Bから、未処理のブロックの中に含まれているデータ量子化方法を固定するブロックの数を減算するとともに、処理済のブロックの積算符号量Dに対して、未処理のブロックの中に含まれているデータ量子化方法を固定するブロックの符号化データ量を加算するようにする。
これにより、データ量子化方法が固定されたブロックの影響を取り除いて、許容閾値ΔTの値を動的に変更することが可能となる。
この実施の形態3では、外部から指定された特定のブロックについては、固定されたデータ量子化方法で割り当てられた量子化データφnijが得られる。このため、予め画像の性質が分かっている領域を指定することにより、データ量子化方法を固定し、周囲のブロックの画像の特性や1フレーム当りの符号量に左右されない安定した処理を実現することが可能である。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4による画像復号化装置を示す構成図であり、図において、符号化データ分割部21は図1の画像符号化装置から出力された符号化データ(データ量子化方法nを示すフラグ、画素基準レベルLAn、画素値変動幅LDn、量子化データφnij)をM×N(M、Nは自然数)のブロックに分割する処理を実施する。なお、符号化データ分割部21は符号化データ分割手段を構成している。
復号化部22は符号化データ分割部21により分割された符号化データを復号化して画像データを作成する処理を実施する。なお、復号化部22は復号化手段を構成している。
逆量子化部23aは予め用意されているデータ復号化方法a(データ量子化方法aに対応する復号化方法)で、量子化データφaijに対応する階調レベルXijを各画素に割り当てる処理を実施する。
逆量子化部23bは予め用意されているデータ復号化方法b(データ量子化方法bに対応する復号化方法)で、量子化データφbijに対応する階調レベルXijを各画素に割り当てる処理を実施する。
逆量子化部23cは予め用意されているデータ復号化方法c(データ量子化方法cに対応する復号化方法)で、量子化データφcijに対応する階調レベルXijを各画素に割り当てる処理を実施する。
逆量子化部23aの階調レベル算出部24aは符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法aに対応するデータ量子化方法aを示している場合、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAaと画素値変動幅LDaから、その符号化データに含まれている量子化データφaij(固有の符号)に対応する階調レベルQa1〜Qa2を算出する処理を実施する。
階調レベル割当部25aは階調レベル算出部24aにより算出された階調レベルQa1〜Qa2のうち、符号化データに含まれている量子化データφaijの値に対応する階調レベルをXijとして各画素に割り当てる処理を実施する。
逆量子化部23bの階調レベル算出部24bは符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法bに対応するデータ量子化方法bを示している場合、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAbと画素値変動幅LDbから、その符号化データに含まれている量子化データφbij(固有の符号)に対応する階調レベルQb1〜Qb4を算出する処理を実施する。
階調レベル割当部25bは階調レベル算出部24bにより算出された階調レベルQb1〜Qb4のうち、符号化データに含まれている量子化データφbijの値に対応する階調レベルをXijとして各画素に割り当てる処理を実施する。
逆量子化部23cの階調レベル算出部24cは符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法cに対応するデータ量子化方法cを示している場合、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAcと画素値変動幅LDcから、その符号化データに含まれている量子化データφcij(固有の符号)に対応する階調レベルQc1〜Qc8を算出する処理を実施する。
階調レベル割当部25cは階調レベル算出部24cにより算出された階調レベルQc1〜Qc8のうち、符号化データに含まれている量子化データφcijの値に対応する階調レベルをXijとして各画素に割り当てる処理を実施する。
なお、階調レベル算出部24a,24b,24cは階調レベル算出手段を構成し、階調レベル割当部25a,25b,25cは階調レベル割当手段を構成している。
画像データ作成部26は逆量子化部23a,23b,23cのうち、符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグに対応する逆量子化部23nを選択し、その逆量子化部23nの階調レベル割当部25nにより割り当てられた各画素の階調レベルXijから画像データを作成する処理を実施する。なお、画像データ作成部26は画像データ作成手段を構成している。
図7はこの発明の実施の形態4による画像復号化装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
符号化データ分割部21は、図1の画像符号化装置から符号化データ(データ量子化方法nを示すフラグ、画素基準レベルLAn、画素値変動幅LDn、量子化データφnij)を受けると、その符号化データをM×N(M、Nは自然数)のブロックに分割する(ステップST21)。
即ち、符号化データ分割部21は、図1の画像符号化装置により符号化される前の画像データが分割された各ブロックの対応部分に分割する。
この際、従来のFBTC符号化方式と異なり、画像データにおける各ブロックの符号化サイズは、ブロック毎に選択されたデータ量子化方法によって異なり、固定長ではない。
ただし、選択されたデータ量子化方法が分かれば、そのデータ量子化方法に対応するブロックの符号化データサイズは一意に定められる。そのため、符号化データ分割部21では、ブロック毎のデータ量子化方法を示すフラグを読み出し、対応するデータサイズの符号化データを読み出して1ブロック分の符号化データとして分割し、その次のデータを次のブロックの符号化データの先頭とみなして、ブロック毎のデータ量子化方法を示すフラグを読み出す動作を繰り返し実施することにより、符号化データの分割処理を行う。
復号化部22の逆量子化部23a,23b,23cは、符号化データ分割部21が符号化データをM×Nのブロックに分割すると、未だ復号化処理を実施していない未処理のブロックを一つ選択する(ステップST22)。
逆量子化部23aの階調レベル算出部24aは、その選択したブロックの符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法aに対応するデータ量子化方法aを示していれば(ステップST23)、その符号化データを入力する。
即ち、その符号化データの先頭の2bitを参照し、2bitの値が“00”であれば、その符号化データを入力する。
逆量子化部23bの階調レベル算出部24bは、その選択したブロックの符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法bに対応するデータ量子化方法bを示していれば(ステップST23)、その符号化データを入力する。
即ち、その符号化データの先頭の2bitを参照し、2bitの値が“01”であれば、その符号化データを入力する。
逆量子化部23cの階調レベル算出部24cは、その選択したブロックの符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法cに対応するデータ量子化方法cを示していれば(ステップST23)、その符号化データを入力する。
即ち、その符号化データの先頭の2bitを参照し、2bitの値が“10”であれば、その符号化データを入力する。
この実施の形態4では、選択可能なデータ復号化方法が3種類であるため、もし、2bitの値が“11”であれば、復号エラーとする。
逆量子化部23aの階調レベル算出部24aは、当該ブロックの符号化データを入力すると、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAaと画素値変動幅LDaから、その符号化データに含まれている量子化データφaij(固有の符号)に対応する階調レベルQa1〜Qa2を算出する(ステップST24a)。
逆量子化部23bの階調レベル算出部24bは、当該ブロックの符号化データを入力すると、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAbと画素値変動幅LDbから、その符号化データに含まれている量子化データφbij(固有の符号)に対応する階調レベルQb1〜Qb4を算出する(ステップST24b)。
逆量子化部23cの階調レベル算出部24cは、当該ブロックの符号化データを入力すると、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAcと画素値変動幅LDcから、その符号化データに含まれている量子化データφcij(固有の符号)に対応する階調レベルQc1〜Qc8を算出する(ステップST24c)。
階調レベル算出部24a,24b,24cによる階調レベルの算出式は、例えば、下記の式(63)〜(76)である。
[データ復号化方法aの場合]
Qa1=LAa−LDa/2 (63)
Qa2=LAa+LDa/2 (64)
[データ復号化方法bの場合]
Qb1=LAb−LDb/2 (65)
Qb2=LAb−LDb/8 (66)
Qb3=LAb+LDb/8 (67)
Qb4=LAb+LDb/2 (68)
[データ復号化方法cの場合]
Qc1=LAc−LDc/2 (69)
Qc2=LAc−LDc×5/16 (70)
Qc3=LAc−LDc×3/16 (71)
Qc4=LAc−LDc/16 (72)
Qc5=LAc+LDc/16 (73)
Qc6=LAc+LDc×3/16 (74)
Qc7=LAc+LDc×5/16 (75)
Qc8=LAc+LDc/2 (76)
式(63)〜(76)は、上記実施の形態1において、量子化閾値が式(5)〜(15)で算出された場合に対応している。
したがって、量子化閾値が式(5)〜(15)以外の算出式で算出された場合には、その算出式に対応するように、階調レベルの算出式も変更する必要がある。
逆量子化部23aの階調レベル割当部25aは、階調レベル算出部24aが階調レベルQa1〜Qa2を算出すると、当該ブロック内で未処理の画素を一つ選択する(ステップST25)。
そして、階調レベル割当部25aは、階調レベル算出部24aにより算出された階調レベルQa1〜Qa2のうち、符号化データに含まれている量子化データφaijの値に対応する階調レベルをXijとして、当該画素に割り当てる処理を行う(ステップST26)。
逆量子化部23bの階調レベル割当部25bは、階調レベル算出部24bが階調レベルQb1〜Qb4を算出すると、当該ブロック内で未処理の画素を一つ選択する(ステップST25)。
そして、階調レベル割当部25bは、階調レベル算出部24bにより算出された階調レベルQb1〜Qb4のうち、符号化データに含まれている量子化データφbijの値に対応する階調レベルをXijとして、当該画素に割り当てる処理を行う(ステップST26)。
逆量子化部23cの階調レベル割当部25cは、階調レベル算出部24cが階調レベルQc1〜Qc8を算出すると、当該ブロック内で未処理の画素を一つ選択する(ステップST25)。
そして、階調レベル割当部25cは、階調レベル算出部24cにより算出された階調レベルQc1〜Qc8のうち、符号化データに含まれている量子化データφcijの値に対応する階調レベルをXijとして、当該画素に割り当てる処理を行う(ステップST26)。
階調レベル割当部25a,25b,25cによる具体的な階調レベルの割当方法の一例は下記の通りである。
[データ復号化方法aの場合]
φaij=0(2進数) → Xij=Qa1 (77)
φaij=1(2進数) → Xij=Qa2 (78)
[データ復号化方法bの場合]
φbij=00(2進数) → Xij=Qb1 (79)
φbij=01(2進数) → Xij=Qb2 (80)
φbij=10(2進数) → Xij=Qb3 (81)
φbij=11(2進数) → Xij=Qb4 (82)
[データ復号化方法cの場合]
φcij=000(2進数) → Xij=Qc1 (83)
φcij=001(2進数) → Xij=Qc2 (84)
φcij=010(2進数) → Xij=Qc3 (85)
φcij=011(2進数) → Xij=Qc4 (86)
φcij=100(2進数) → Xij=Qc5 (87)
φcij=101(2進数) → Xij=Qc6 (88)
φcij=110(2進数) → Xij=Qc7 (89)
φcij=111(2進数) → Xij=Qc8 (90)
逆量子化部23a,23b,23cは、当該ブロック内の全ての画素について処理が終了しているかを確認し(ステップST27)、処理が終了していなければ、ステップST25の処理に戻り、処理が終了していれば、ステップST28の処理に移行する。
逆量子化部23a,23b,23cは、全てのブロックについて処理が終了しているかを確認し(ステップST28)、処理が終了していなければ、ステップST22の処理に戻り、処理が終了していれば、ステップST29の処理に移行する。
画像データ作成部26は、符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法aに対応するデータ量子化方法aを示していれば、逆量子化部23aの階調レベル割当部25aにより割り当てられた各画素の階調レベルXijをまとめて画像データを作成する(ステップST29)。
画像データ作成部26は、符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法bに対応するデータ量子化方法bを示していれば、逆量子化部23bの階調レベル割当部25bにより割り当てられた各画素の階調レベルXijをまとめて画像データを作成する(ステップST29)。
画像データ作成部26は、符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグがデータ復号化方法cに対応するデータ量子化方法cを示していれば、逆量子化部23cの階調レベル割当部25cにより割り当てられた各画素の階調レベルXijをまとめて画像データを作成する(ステップST29)。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグを参照して、階調レベル割当部25a,25b,25cのいずれかに割り当てられた各画素の階調レベルXijをまとめて画像データを作成するように構成したので、ブロック毎にデータ量子化方法が異なる符号化データが作成されている場合でも、正しく復号化処理を行うことができるようになり、画像全体で画質の差違が少ない均質な画像を生成することができる効果を奏する。
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5による画像復号化装置を示す構成図であり、図において、図6と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
逆量子化部31は予め用意されているデータ復号化方法a,b,cのいずれかで、量子化データφnijに対応する階調レベルXijを各画素に割り当てる処理を実施する。
階調レベル算出部32は符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグに対応する階調レベル算出方法で、その符号化データに含まれている画素基準レベルLAnと画素値変動幅LDnから、その符号化データに含まれている量子化データφnij(固有の符号)に対応する階調レベルQa1〜Qa2(または、Qb1〜Qb4,Qc1〜Qc8)を算出する処理を実施する。なお、階調レベル算出部32は階調レベル算出手段を構成している。
階調レベル割当部33は符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグに対応する階調レベル割当方法で、階調レベル算出部31により算出された階調レベルQa1〜Qa2(または、Qb1〜Qb4,Qc1〜Qc8)のうち、符号化データに含まれている量子化データφnijの値に対応する階調レベルをXijとして各画素に割り当てる処理を実施する。なお、階調レベル割当部33は階調レベル割当手段を構成している。
上記実施の形態4では、データ復号化方法aを使用する逆量子化部23aと、データ復号化方法bを使用する逆量子化部23bと、データ復号化方法cを使用する逆量子化部23cとを設けているものについて示したが、図8に示すように、データ復号化方法a,b,cのいずれも使用可能な逆量子化部31を設け、逆量子化部31が、符号化データ分割部21により分割された符号化データに含まれているフラグを参照して、使用するデータ復号化方法を選択するようにしてもよい。
この発明の実施の形態1による画像符号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による画像符号化装置の処理内容を示すフローチャートである。 係数K1n,K2nの値の一例を示す説明図である。 符号化データ作成部9により作成されるブロック毎の符号化データの構成例を示す説明図である。 処理済のブロック毎の積算符号量と符号化誤差許容閾値の関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態4による画像復号化装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による画像復号化装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による画像復号化装置を示す構成図である。
符号の説明
1 画像データ分割部(画像データ分割手段)、2 信号レベル範囲検出部(信号レベル範囲検出手段)、3 符号化部(符号化手段)、4a,4b,4c 量子化部、5a,5b,5c 符号化準備部(符号化準備手段)、6a,6b,6c 量子化閾値算出部(量子化閾値算出手段)、7a,7b,7c 量子化処理部(量子化手段)、8a,8b,8c 量子化誤差積算部(量子化誤差積算手段)、9 符号化データ作成部(符号化データ作成手段)、21 符号化データ分割部(符号化データ分割手段)、22 復号化部(復号化手段)、23a,23b,23c 逆量子化部、24a,24b,24c 階調レベル算出部(階調レベル算出手段)、25a,25b,25c 階調レベル割当部(階調レベル割当手段)、26 画像データ作成部(画像データ作成手段)、31 逆量子化部、32 階調レベル算出部(階調レベル算出手段)、33 階調レベル割当部(階調レベル割当手段)。

Claims (2)

  1. 撮像素子から出力される画像データをブロック単位に分割する画像データ分割手段と、上記画像データ分割手段により分割された画像データが示す各画素の階調レベルを参照して、各ブロックにおける階調レベルの最大値及び最小値を検出する信号レベル範囲検出手段と、上記信号レベル範囲検出手段により検出された最大値及び最小値を用いて、各ブロックにおける各画素の階調レベルを量子化して符号化データを作成する符号化手段とを備えた画像符号化装置において、上記符号化手段は、予め用意されている複数のデータ量子化方法に対応するものとして、上記信号レベル範囲検出手段により検出された最大値及び最小値から各ブロックにおける階調レベルの基準レベル及び変動幅を算出する複数の符号化準備手段と、上記符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅から各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値を算出するとともに、その基準レベル及び変動幅から、量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルを算出する複数の量子化閾値算出手段と、各ブロックにおける各画素の階調レベルと上記量子化閾値算出手段により算出された量子化閾値を比較して、各画素の階調レベルに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データとして各画素に割り当てる複数の量子化手段と、上記量子化閾値算出手段により算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルと上記量子化手段により量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルとの誤差の絶対値をブロック毎に積算する複数の量子化誤差積算手段とを備えているとともに、ブロック毎に、上記複数の量子化手段により割り当てられた量子化データのうち、上記量子化誤差積算手段により積算された誤差の絶対値が許容閾値を超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データを選択し、上記量子化データ、上記量子化データに係る量子化方法を示す方法識別情報、及び上記符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅からなる符号化データを作成する符号化データ作成手段を備え、上記符号化データ作成手段は、画像1フレーム当りの目標符号量と、処理済のブロックの積算符号量と、未処理のブロックの数とから、上記未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量を算出し、上記未処理のブロックの1ブロック当りの目標符号量から許容閾値を決定することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 撮像素子から出力される画像データをブロック単位に分割する画像データ分割手段と、上記画像データ分割手段により分割された画像データが示す各画素の階調レベルを参照して、各ブロックにおける階調レベルの最大値及び最小値を検出する信号レベル範囲検出手段と、上記信号レベル範囲検出手段により検出された最大値及び最小値を用いて、各ブロックにおける各画素の階調レベルを量子化して符号化データを作成する符号化手段とを備えた画像符号化装置において、上記符号化手段は、予め用意されている複数のデータ量子化方法に対応するものとして、上記信号レベル範囲検出手段により検出された最大値及び最小値から各ブロックにおける階調レベルの基準レベル及び変動幅を算出する複数の符号化準備手段と、上記符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅から各ブロックにおける階調レベルの量子化閾値を算出するとともに、その基準レベル及び変動幅から、量子化データとして割り当てられる固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルを算出する複数の量子化閾値算出手段と、各ブロックにおける各画素の階調レベルと上記量子化閾値算出手段により算出された量子化閾値を比較して、各画素の階調レベルに対応する固有の符号を特定し、その固有の符号を量子化データとして各画素に割り当てる複数の量子化手段と、上記量子化閾値算出手段により算出された固有の符号が復号化された場合の各画素の階調レベルと上記量子化手段により量子化データが割り当てられる前の各画素の階調レベルとの誤差の絶対値をブロック毎に積算する複数の量子化誤差積算手段とを備えているとともに、ブロック毎に、上記複数の量子化手段により割り当てられた量子化データのうち、上記量子化誤差積算手段により積算された誤差の絶対値が許容閾値を超えない条件の下で、データ量が最も少ない量子化データを選択し、上記量子化データ、上記量子化データに係る量子化方法を示す方法識別情報、及び上記符号化準備手段により算出された基準レベル及び変動幅からなる符号化データを作成する符号化データ作成手段を備え、上記符号化データ作成手段は、外部から指定された特定のブロックについては、上記量子化誤差積算手段により積算された誤差の絶対値に関わらず、所定のデータ量子化方法に対応する上記量子化手段により割り当てられた量子化データを選択することを特徴とする画像符号化装置。
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