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JP5036627B2 - 手すり - Google Patents
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Description

本発明は、例えば水平な床面、階段又はスロープに取り付けられる手すりに関するものである。
水平な床面、階段又はスロープ等に取り付けられる手すりは、公知である(例えば、特許文献1参照。)。例えば、階段に取り付けられた手すりを例に説明すると、該手すりは、階段の傾斜に沿って配設された傾斜手すり部材と、該傾斜手すり部材の上端(又は下端)に接続され、該階段等の最上位置(又は最下位置)にある床面に沿ってほぼ水平に差し出された端末手すり部材とを備え、該傾斜手すり部材と該端末手すり部材とは、床面から立ち上がる支柱によって支持されていることが一般的である。なお、前記の端末手すり部材は、階段等を利用する人の昇降動作を前記した最上位置(又は最下位置)で安定させるという点で非常に重要な役割を果たしている。
特開2003−119988号公報
しかしながら、特許文献1で示される構成は、端末手すり部材の先端を支持する支柱を備えているため、該支柱が階段利用者にとって邪魔になることがあるという問題、あるいは美観を損なうという問題がある。このため、該支柱を設けない構成も提案されうるが、仮に該支柱が設けられないと、該端末手すり部材は片持ち状で支持されることとなって強度が著しく低下してしまう。
かかる問題は、階段以外に取り付けられた手すりについても同様である。
そこで本発明は、端末手すり部材の先端を支持する支柱を要しないものであり、強度的に優れ、しかも施工の際にコスト高とならない手すりを提供することを目的とする。
本発明は、主手すり部材と、前記主手すり部材の一端に手すり部材連結具を介して連結された端末手すり部材と、前記手すり部材連結具を支持する支柱とを具備した手すりにおいて、前記支柱には連結補助部材が装着され、該連結補助部材は、該支柱に接続される支柱接続部と、該支柱接続部から、前記端末手すり部材の差し出し方向に突出した腕部と、該腕部の先端に形成された端末手すり部材接続部とを具備すると共に、前記端末手すり部材は、長尺部材が屈曲及び/又は湾曲されてなる曲げ部材で構成され、該端末手すり部材の一端が前記手すり部材連結具に接続され、該端末手すり部材の他端が、前記連結補助部材の前記端末手すり部材接続部に接続されていることを特徴とする手すりである。
本発明の端末手すり部材は、差し出されたその先端に支柱が設けられていないため、通行の邪魔にならないし、美観上も好ましい。また、該端末手すり部材は、曲げ部材で構成され、該曲げ部材の一端及び他端がともに前記支柱に接続されて固定されているため、利用者が該端末手すり部材に上から力を加えたとしても、安定かつ強固に該利用者を支持することができる。ここで、前記の端末手すり部材の他端は、別部材としての連結補助部材を介して支柱に固定されるため、該他端を該支柱に溶接等で直接固定する必要がない。したがって、組み立てに要する時間や手間が省け、施工にかかるコストを低減できる。なお、本発明の手すりの端末は、端末手すり部材の屈曲及び/又は湾曲部分によって構成されるため、利用者の袖が引っ掛かりにくい。
また、前記連結補助部材の前記支柱接続部は、前記支柱の立設方向に開口した貫通孔を備え、該貫通孔に前記支柱が挿通されることにより該支柱と接続され、前記端末手すり部材接続部は、前記端末手すり部材の差し出し方向に沿って開口した挿入孔を備え、該挿入孔に前記端末手すり部材の他端が挿入されることにより該端末手すり部材と接続されている構成が提案される。
かかる構成にあっては、差し出された端末手すり部材に対して上から力が作用しても、端末手すり部材接続部の挿入孔内周面が該端末手すり部材の他端を支持するため、上からの力に対して十分な強度が確保される。
本発明は、差し出された端末手すり部材の先端に支柱が設けられていないため、利用者の邪魔になりにくい利点がある。また、美観上好ましいという利点もある。また、端末手すり部材が、支柱に対してその一端と他端とで固定されているため、強度が高い利点もある。
本発明に係る手すり1を、添付図面に従って、説明する。
図1に示すように、該手すり1は、階段Sの側部に設けられている。なお、図1は、該階段Sの最下位置に配された手すり1の下端側の端末の外観を示している。
前記手すり1は、前記階段Sの傾斜に沿って配設された傾斜手すり部材(主手すり部材)2を備えている。該傾斜手すり部材2は、丸棒状の長尺部材で構成される。
また、前記傾斜手すり部材2の下端(一端)2aには、手すり部材連結具5を介して、端末手すり部材3の基端3aが接続されている。さらに詳述すると、図2に示すように、前記手すり部材連結具5は、回動部5cを中心にして上側ソケット5aと下側ソケット5bとを備えている。該上側ソケット5a又は下側ソケット5bは、回動部5cの機能により、相対的に回動させることできる。そして、該上側ソケット5aには、前記傾斜手すり部材2の下端2aが挿入されて、図示しないビス等の固定手段により固定されている。また、該下側ソケット5bには、前記端末手すり部材3の基端3aが挿入されて、図示しないビス等の固定手段により固定されている。かかる構成により、該手すり部材連結具5は、傾斜手すり部材2と端末手すり部材3とを連結する機能を備えると共に、該端末手すり部材3に対して該傾斜手すり部材2の傾斜角度を変更可能とする機能も備えている。
前記端末手すり部材3は、丸筒状の長尺部材がU字状に湾曲されてなる曲げ部材3Aで構成され、湾曲部分3cを先端11側として、該階段Sの最下位置にある水平な床面Fに沿って差し出されており、当該手すり1の端末を構成している。そして、上述のように、上側の基端3aは、手すり部材連結具5を介して傾斜手すり部材2の下端2aに接続され、下側の末端3bは、支柱4に固定されている。なお、下側の末端3bの固定態様については、後で詳述する。
また、前記手すり部材連結具5は、その下部に設けられた回動部材7を介して、支柱4で支持されている。該回動部材7は、該手すり部材連結具5を支柱4に対して傾動させる機能を備えている。
また、該支柱4は、前記床面Fに鉛直向きに立設され、該支柱4の上部は、鉛直方向に沿って伸縮可能とされた伸縮部4a(図2参照)を備えている。該伸縮部4aの伸縮機構は、公知技術が好適に採用されうる。さらに、該伸縮部4aには、連結補助部材10が装着されている。該連結補助部材10は、本発明の要部に係るため、後で詳述する。
なお、上述した手すり部材連結具5、及び回動部材7の回動機構、並びに、伸縮部4aの伸縮機構は、公知技術が好適に採用されるものであり、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の要部に係る連結補助部材10について説明する。
該連結補助部材10は、図3〜図5に示されるように、支柱接続部10Aと、端末手すり部材接続部10Bと、該支柱接続部10A及び該端末手すり部材接続部10Bを繋ぐ腕部10Cとを具備し、側面視略L字状の単体部材である。
前記支柱接続部10Aは、図3,5に示すように、鉛直方向に沿って貫通状に開口した貫通孔12を備え、円筒形状をしている。該貫通孔12は正面視略楕円形とされ、その寸法形状は、前記支柱4の伸縮部4aの寸法形状に対応して設定されている。
また、前記支柱接続部10Aの側部からは、腕部10Cが下方に突き出され、該腕部10Cの先端には、端末手すり部材接続部10Bが形成されている。
該端末手すり部材接続部10Bは、図3,4に示すように、外向きに開口した正面視円形の挿入孔13を備えている。該挿入孔13は、孔の深さ方向が水平向きとされ、該挿入孔13の内底面に設けられた環状の周壁14により、中央空部15と外周空部16とに区画されている。該挿入孔13の寸法、並びに、中央空部15及び外周空部16の寸法、さらに周壁14の壁高さは、前記端末手すり部材3の末端3bの外径・形状に対応してそれぞれ設定されている。
かかる構成にあって、図2,3に示すように、前記連結補助部材10は、前記貫通孔12が前記伸縮部4aに挿通されてビスkにより固定されている。さらに、前記挿入孔13に端末手すり部材3の末端3bが挿入されてビスkにより固定されている。なお、前記端末手すり部材接続部10Bにあっては、該端末手すり部材3の末端3bが前記周壁14に沿って挿入され、その端縁が外周空部16に収められて構成されている。
これにより、該端末手すり部材3は、上縁を水平としつつ、上側の基端3a(一端)及び下側の末端3b(他端)がともに前記支柱4に接続されて固定されることとなるため、階段利用者が該端末手すり部材3に上から剪断方向の力を加えたとしても、安定かつ強固に階段利用者を支持することができる。
次に、該手すり1の組み立て手順を説明する。
まず、支柱4単体を床面Fに立設し、該支柱4の伸縮部4aに、連結補助部材10の支柱接続部10Aを挿入し、該伸縮部4aの上端開口部に、前記回動部材7の基端を挿入する。このとき、該連結補助部材10にあっては、腕部10Cが端末手すり部材3の差し出し方向に突出するように向きを定める。そして、該連結補助部材10と該伸縮部4aと該回動部材7を、ビスkで止める。さらに、該回動部材7の上端に手すり部材連結具5を配設する。
次に、該手すり部材連結具5の上側ソケット5aに、傾斜手すり部材2の下端2aを接続する。また、下側ソケット5bに、端末手すり部材3の上側の基端3aを固定すると共に、下側の末端3bを、該連結補助部材10の端末手すり部材接続部10Bに挿入してビスk止めし、接続する。なお、これまでに述べた手順にあっては、適宜、支柱4の高さ、傾斜手すり部材2の傾斜角度、端末手すり部材3の傾斜角度を微調整して行うことができる。
上記組み立て手順により組み立てられた手すり1は、差し出されたその先端11に支柱が設けられていないため、階段Sを利用する際に邪魔にならないし、美観上も好ましい。また、端末手すり部材3の末端3bは、別部材としての連結補助部材10を介して支柱4に固定されるため、該末端3bを該支柱4に溶接等で直接固定する必要がない。したがって、組み立てに要する時間や手間が省け、施工にかかるコストを低減できる。さらに、ほぼ水平に差し出された端末手すり部材3に対して上から力が作用しても、端末手すり部材接続部10Bの挿入孔13内周面が該端末手すり部材3の末端3bを支持するため、上からの力に対して十分な強度が確保される。また、前記先端11は、湾曲されているため、階段利用者の袖が引っ掛かりにくい。
ところで、別の形態が提案される。
図8aに示すように、ほぼ直角に折り曲げられた屈曲部を備えた端末手すり部材23としてもよい。また、図8bに示すように、湾曲部と、鋭角に折り曲げられた屈曲部とが組み合わされた端末手すり部材33であってもよい。
なお、前記端末手すり部材3,23,33における、支柱4の中心軸線αから先端11までの手すり差し出し長さLは、150mm〜300mmであることが望ましい。かかる範囲であると、強度の安定した手すり1とすることができる。
なお、これまでに述べた実施例は、階段Sの最下位置における手すり1の下端側の端末を示しているが、勿論、階段Sの最上位置における上端側の端末にも適用可能である。また、前記支柱4は、階段等の側部にある壁面から鉛直上向きに起立したものであってもよい。また、本発明の手すり1は、階段用に限定されず、水平な床用、スロープ用にも適用できる。
手すり1の外観斜視図である。 手すり1の部分側面図である。 手すり1の断面側面図である。 連結補助部材10の側面図である。 連結補助部材10の断面図である。 連結補助部材10の正面図である。 連結補助部材10の平面図である。 他の形態の端末手すり部材23,33である。
符号の説明
1 手すり
2 傾斜手すり部材(主手すり部材)
2a 傾斜手すり部材の下端
3,23,33 端末手すり部材
3A 曲げ部材
3a 端末手すり部材の基端(一端)
3b 端末手すり部材の末端(他端)
4 支柱
5 手すり部材連結具
10 連結補助部材
10A 支柱接続部
10B 端末手すり部材接続部
10C 腕部
11 手すりの先端
12 貫通孔
13 挿入孔

Claims (2)

  1. 主手すり部材と、
    前記主手すり部材の一端に手すり部材連結具を介して連結された端末手すり部材と、
    前記手すり部材連結具を支持する支柱と
    を具備した手すりにおいて、
    前記支柱には連結補助部材が装着され、
    該連結補助部材は、
    該支柱に接続される支柱接続部と、
    該支柱接続部から、前記端末手すり部材の差し出し方向に突出した腕部と、
    該腕部の先端に形成された端末手すり部材接続部と
    を具備すると共に、
    前記端末手すり部材は、長尺部材が屈曲及び/又は湾曲されてなる曲げ部材で構成され、該端末手すり部材の一端が前記手すり部材連結具に接続され、該端末手すり部材の他端が、前記連結補助部材の前記端末手すり部材接続部に接続されていることを特徴とする手すり。
  2. 前記連結補助部材の前記支柱接続部は、前記支柱の立設方向に開口した貫通孔を備え、該貫通孔に前記支柱が挿通されることにより該支柱と接続され、
    前記端末手すり部材接続部は、前記端末手すり部材の差し出し方向に沿って開口した挿入孔を備え、該挿入孔に前記端末手すり部材の他端が挿入されることにより該端末手すり部材と接続されている請求項1記載の手すり。
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