JP5036633B2 - 図面作成装置および図面作成プログラム - Google Patents
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複数のコンピュータで各部品の詳細設計を行う場合、各コンピュータが扱うことのできるCADデータの仕様が異なっても確実にデータを受け渡しするために、DXF(Drawing eXchange Format)形式が用いられていた(例えば、特許文献2参照)。
図1は、この発明の実施の形態1に係る図面作成装置の図面作成方法を説明する説明図である。また、図2はこの発明の実施の形態1に係る図面作成装置が用いる3次元モデルである。図1(a)は詳細部品1の個別部品図面であり、図2(a)に示す3次元形状の詳細モデルを構成する詳細部品41をもとに作成された図面である。図1(b)は概要設計モデル(スケルトン)10の概要設計モデル図面であり、図2(b)に示す3次元形状の概要設計モデルをもとに作成されたアセンブリ図面である。概要設計モデル10は、細部の外形形状が設計されていない部品11,12を組み立ててなる。この部品11の細部の外形形状を設計した一例が、図1(a)の詳細部品1である。
なお、概要設計モデルを構成する各部品43,44には、詳細モデルを構成する各詳細部品41,42と同一のパラメータが設定されていることとする。そのため、概要設計モデルを形状変更するとその変更は詳細モデルの形状に反映される。例えば、概要設計モデルの部品の長さを変更すれば詳細モデルの同一詳細部品の長さも同様に変更される。
また、個別部品図面の詳細部品には、概要設計モデル図面の相当する部品へのリンク情報、および詳細モデル図面の相当する部品へのリンク情報が付与されていることとする。
また、図1(d)は概要設計モデル図面、個別部品図面および詳細モデル図面を合成してなる合成図面である。
本実施の形態では、AutoCAD(登録商標)等のCADによって作成された寸法の設定されていない概要設計モデル図面、個別部品図面および詳細モデル図面が用意され、これら図面を用いて、寸法の設定されたアセンブリ図面である合成図面を作成する図面作成装置について説明する。
ここで、図4(a)の詳細部品1の他に、図4(b)の詳細部品3および図4(c)の詳細部品5を、それぞれ図1(c)の詳細部品22に組み付けて、3種類の類似形状の詳細モデル図面を作成する場合を考える。その場合、類似形状の詳細モデル毎のアセンブリ図面を作成するために、各詳細部品1,3,5に対応した個別部品図面を用意しておく。また、詳細部品1,3,5と詳細部品22を組み立てた詳細モデル図面をそれぞれ用意しておく(不図示)。さらに、類似形状の詳細モデルの基となった、類似形状の詳細モデルに共通する概要設計モデル図面として、図1(b)に示す図面を用意しておく。
以下では、用意されたこれらの図面を用いて合成図面を作成する場合を例にとり、図面作成装置50の各部を説明する。
ここで、概要設計モデル図面に設定する寸法は、類似形状の詳細モデル間に共通する寸法とする。例えば、図4の個別部品図面において、詳細部品1,3,5は、概要設計段階から詳細設計段階に至って長辺の形状に変更はなく、また長辺の寸法は詳細部品1,3,5に共通である。従って、図1(b)の概要設計モデル図面には類似形状の詳細モデル間に共通する長辺の寸法「152」が設定される。一方、短辺は、詳細設計において複数パターンの設計がされ、細部の形状が異なるため、寸法が共通ではない。そのため、短辺の寸法は設定されない。
また、部品12は類似形状の詳細モデル間に共通するため、部品12に短辺の寸法「30.2」が設定される。さらに、部品11の外形形状が異なっても、部品11の部品12に対する配置位置は類似形状の詳細モデル間に共通するため、寸法「104.05」が設定される。
その他、図4(b)および図4(c)の個別部品図面も同様に、基準点設定部52により同一位置に基準点4,6が設定される。
概要設計モデル図面に日本語の注記が含まれる場合には、形式変換部53は注記のフォントを統一して、文字化けを防ぐようにする。
また、同様に、図面合成部54は個別部品図面から寸法を抽出し、詳細部品の外形形状を破棄する。
また、図面合成部54は、概要設計モデル図面から各寸法および基準点13を抽出し、基準点13が詳細モデル図面の基準点23と重なるように位置合わせをして、抽出した各寸法を配置する。さらに、概要設計モデル図面に注釈が含まれていれば、図面合成部54はその注釈も抽出して、基準点13,23を用いて詳細モデル図面に付加する。
個別部品図面の詳細部品1と概要設計モデル図面の相当する部品11および詳細モデル図面の相当する詳細部品21とはリンク情報により関連が規定されているため、図面合成部54は基準点を用いた位置合わせに加えて、リンク情報を用いた位置合わせを行う構成であってもよい。リンク情報を用いた位置合わせにより、部品に対する寸法の表示位置がずれることがない。
図面合成部54は、上記図1(d)の合成図面と同様に、図4(b)の個別部品図面と、図1(c)の詳細部品21を図4(b)の詳細部品3に置き換えた詳細モデル図面と、図1(b)の概要設計モデル図面とを合成して、図5(b)に示す合成図面を作成する。
同様に、図面合成部54は、図4(c)の個別部品図面と、図1(c)の詳細部品21を図4(c)の詳細部品5に置き換えた詳細モデル図面と、図1(b)の概要設計モデル図面とを合成して、図5(c)に示す合成図面を作成する。
また、置き換える詳細部品が新たに作成された場合でも、図面作成装置50は、その詳細部品に寸法および基準点を設定した個別部品図面を作成して、その詳細部品が反映された詳細モデル図面と、既に寸法および基準点が設定されている概要設計モデル図面とを合成するだけでよく、新たな合成図面の作成についての対応が容易になる。
さらに、大まかな外形形状の寸法を設定した概要設計モデル図面を、細部の設計が異なる類似形状の詳細モデル図面の図面合成に用いることにより、類似形状の詳細モデル図面毎に寸法を設定する作業を容易かつ自動にし、作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、例えば選択条件が長辺の長さ100mmに設定されている場合、部品選択部は、長辺の長さが100mmの概要設計モデル図面を選択し、その概要設計モデル図面にリンクした個別部品図面とその詳細モデル図面を選択する。なお、部品選択部による部品選択処理は、図面合成部54による図面合成処理より前段に行う構成であればよい。
図面作成装置50が部品選択部を備える構成の場合、部品選択部が図面合成する各図面を、選択条件に従って自動的に選択することで、一部の部品が異なるような類似形状のモデル毎のアセンブリ図面作成を自動化することが可能となる。
Claims (5)
- 複数の部品を組み立てた関係を示す概要設計モデル図面に概要設計モデル寸法情報が付与された概要設計モデル図面データ、前記複数の部品の細部が設計された詳細部品を組み立てた関係を示す詳細モデル図面の詳細モデル図面データ、および前記詳細モデル図面に示された任意の詳細部品のみを示す個別部品図面に個別部品寸法情報が付与された個別部品図面データを用いて図面作成を行う図面作成装置であって、
前記概要設計モデル図面データの前記概要設計モデル寸法情報および前記個別部品図面データの前記個別部品寸法情報を抽出して、前記詳細モデル図面に付与した合成図面データを作成する図面合成部を備えたことを特徴とする図面作成装置。 - 詳細モデルを構成する任意の詳細部品について、当該詳細部品と細部の設計が異なる類似詳細部品を示す個別部品図面に個別部品寸法情報が付与された個別部品図面データ、および前記類似詳細部品を含む詳細モデル図面の詳細モデル図面データを用いて、
図面合成部は、概要設計モデル図面データの概要設計モデル寸法情報および前記類似個別部品図面を示す前記個別部品図面データの前記個別部品寸法情報を抽出して、前記類似詳細部品を含む前記詳細モデル図面データに付与した合成図面データを作成することを特徴とする請求項1記載の図面作成装置。 - 個別部品図面データに対して、詳細部品の各部の寸法を指定した個別部品寸法情報が与えられた場合、当該個別部品寸法情報を個別部品図面に付与すると共に、概要設計モデル図面データに対して、概要設計モデルの各部の寸法を指定した概要設計モデル寸法情報が与えられた場合、当該概要設計モデル寸法情報を概要設計モデル図面に付与する寸法設定部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の図面作成装置。
- 概要設計モデル図面データ、詳細モデル図面データ、および個別部品図面データに対して、基準点の位置を指定した位置情報が与えられた場合、当該位置情報に従って、前記概要設計モデル図面データの概要設計モデル図面、前記詳細モデル図面データの詳細モデル図面、および前記個別部品図面データの個別部品図面の所定の位置に基準点をそれぞれ設定する基準点設定部を備え、
図面合成部は、前記基準点設定部で設定された前記基準点に基づいて、前記概要設計モデル図面データ、前記詳細モデル図面データ、および前記個別部品図面データを位置合わせして、合成図面データを作成することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の図面作成装置。 - コンピュータを、複数の部品を組み立てた関係を示す概要設計モデル図面に概要設計モデル寸法情報が付与された概要設計モデル図面データ、前記複数の部品の細部が設計された詳細部品を組み立てた関係を示す詳細モデル図面の詳細モデル図面データ、および前記詳細モデル図面に示された任意の詳細部品のみを示す個別部品図面に個別部品寸法情報が付与された個別部品図面データを用いて図面作成を行う図面作成装置として機能させるためのプログラムであって、
前記概要設計モデル図面データの前記概要設計モデル寸法情報および前記個別部品図面データの前記個別部品寸法情報を抽出して、前記詳細モデル図面に付与した合成図面データを作成する図面合成部として機能させるための図面作成プログラム。
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