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JP5037293B2 - ワーク加工システム - Google Patents
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JP5037293B2 - ワーク加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、1つのワークを複数の主軸に連続的に受け渡しながら加工を行うワーク加工システムに関する。
従来ワーク加工用の主軸が2つ並設され、両主軸間にワークの中継装置を設け、上記中継装置が、ワーク供給搬出装置からワークを受け取る受取り手段と、該受取り手段から受け取ったワークをワーク供給装置に引き渡す引渡し手段とを備え、1つのワークを2つの主軸に連続的に供給して加工を行うワーク加工システムが公知となっている(例えば特許文献1参照)。
また、隣合う2つの主軸の一方の主軸に未加工のワークを供給するとともに、当該主軸から加工後のワークを搬出するワーク供給搬出装置と、他方の主軸に対して加工用のワークを供給するワーク供給装置とを各別に移動可能に設けたワーク加工システムも公知となっている(例えば特許文献2参照)。
さらに、複数台の旋盤を並設し、反転装置でワークを反転しながら前記複数台の旋盤間で順次ワークを受け渡して加工を行う加工システムも公知である(例えば特許文献3参照)。
特公平7−98281号公報 特許第2993383号公報 特開2003−175442号公報
特許文献1のシステムは、1つのローディング装置で一方の主軸(第1主軸)の主軸チャックへのワーク(素材)の供給,当該主軸チャックからのワークの搬出,半加工材反転装置との間のワークの授受,半加工材反転装置から他方の主軸(第2主軸)の主軸チャックへのワークの供給,当該主軸チャックからのワークの搬出を行う。
このため上記ローディング装置は、第1主軸側での加工が終了した素材を半加工材として、半加工材反転装置に供給し、半加工材反転装置によって反転された半加工材を半加工材反転装置から受け継ぎ、受け継いだ半加工材を第2主軸に供給する。
この際ローディング装置は、半加工材を半加工材反転装置に供給した後、半加工材の第2主軸への供給終了まで第1主軸に供給する新たなワークを取りに行くことができない。これにより1つのワークを2つの主軸に連続的に供給して加工を行う場合、第1主軸へのワークの供給が遅れ、ワークの加工効率が低下するという欠点があった。
一方、特許文献2には、並設された2つの主軸に対して各々ローディング装置を配置したワーク加工システムが示されているが、1つのワークを2つの主軸に連続的に供給して加工を行うことが前提となっていない。このため第1主軸へのワークの供給遅れを減少させて、ワークの加工効率を向上させる課題の記載又は示唆は一切なく、特許文献2に記載のシーケンスを適用して1つのワークを2つの主軸に連続的に供給する場合にワークの加工効率を向上させることはできない。
また、特許文献3に記載の加工システムでは、ワークを常に主軸と平行な水平姿勢で保持しているため、ワークが落下しないように常に保持している必要があり、ワークの授受の際のチャック開閉のタイミングを厳密に行う必要があるなど、反転装置の動作制御及び構成が複雑になるという欠点がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、複数の主軸間でワークを受け渡しながら連続して加工を行うワーク加工システムにおいて、各主軸へのワーク供給が無駄時間なく行うことができ、かつ、ワークを反転させる際にも、その構成が複雑にならず、加工効率とコスト性に優れたワーク加工システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するための本発明のワーク加工システムは、加工するワークを横向きの姿勢で把持するチャックを備えた主軸を隣接して設け、この主軸に対してワークの供給と搬出を行うワーク搬送装置を、各主軸に対応させて設け、両主軸の間に、一方の主軸で加工の終了したワークを一方の前記ワーク搬送装置から受け取り、他方の前記ワーク搬送装置に受け渡す中継装置を設けたワーク加工システムにおいて、前記中継装置は、両前記ワーク搬送装置との間で前記ワークを縦向きの姿勢で授受するワーク保持部を備え、前記ワーク搬送装置は、前記ワークを縦向きの姿勢及び横向きの姿勢で把持する二つの把持部と、両把持部に把持されるワークの姿勢が互いに入れ替わるように、両ワークを同時に姿勢変更する姿勢変更手段とを備え、一方の把持部により未加工のワークを縦向きの姿勢で受け取って前記主軸まで搬送し、他方の把持部により前記主軸から加工済みワークを横向きの姿勢で受け取った後に、姿勢変更して未加工ワークを前記主軸に受け渡し、前記姿勢変更によって縦向きとなった加工済みワークを、縦向き姿勢のまま搬送して授受するように構成されている
この構成によれば、ワークの加工と主軸への供給、搬出は、個別に設けられたワーク搬送装置が行うので、各主軸へのワーク供給が無駄時間なく行うことができる。また、本発明の中継装置は、ワーク搬送装置との間でワークを縦向き姿勢で授受するため、ワーク保持部のチャックは少なくともワーク搬送装置との間でワークの授受を行う際に開放されていればよく、開閉のタイミングを厳密に設定する必要はなくなる。そのため、中継装置の構成及び制御が簡単になる。
前記中継装置が、隣合う2つの主軸のうちの一方の主軸側と前記他方の主軸側の両側に一対の前記ワーク保持部を備え、この一対のワーク保持部間で、前記ワークを反転させるワーク反転手段と、反転したワークを前記一対のワーク保持部間で授受可能にするワーク授受手段とを備える構成としてもよい。
前記ワーク反転手段が、前記一対のワーク保持部を互いに接近する方向及び互い離間する方向に回動させる保持部回動手段を備え、前記ワーク授受手段が前記一対のワーク保持部を相対的に接近する方向及び離間する方向に進退移動させる保持部進退移動手段を備え、
前記保持部回動手段によって前記ワーク保持部を回動させることで前記ワークを縦向き姿勢と横向き姿勢との間で姿勢変更を行い、前記保持部進退移動手段によって前記ワーク保持部を互いに接近する方向に相対移動させ、横向き姿勢の前記ワークを前記一対のワーク保持部間で授受するように構成してもよい。
前記ワーク保持部、前記ワーク反転手段、前記ワーク授受手段、前記中継装置の構成部材がワーク加工システムに対して着脱可能な基板上に設けられて構成されていてもよい。
本発明は、一台の工作機械に複数の主軸が並設されている場合の他、複数の工作機械を並設する場合にも適用が可能である。
そして、隣合う二つの主軸で順次ワークの加工を行う場合において、隣合う二つの主軸で順次ワークの加工を行う場合において、
(1) 前記一方の主軸に加工すべきワークを受け渡した後、前記一方の主軸に対して次に加工すべきワークを準備する一方のワーク搬送装置の動作,
前記一方の主軸から取り出した加工済みのワークを前記中継装置のワーク保持部に受け渡した後、前記一方の主軸に対して次に加工すべきワークを準備する一方のワーク搬送装置の動作
又は、前記一方の主軸から取り出した加工済みのワークを前記中継装置のワーク保持部に受け渡す一方のワーク搬送装置の動作
(2) 一方のワーク搬送装置によって加工すべきワークが供給された後に、前記ワークの加工を行う前記一方の主軸の動作
(3) 前記中継装置から前記一方の主軸で加工されたワークを受け取り、このワークを他方の主軸に受け渡す他方のワーク搬送装置の動作
又は、前記他方の主軸で加工されたワークを、前記他方の主軸から取り出し所定位置まで搬送する前記他方のワーク搬送装置の動作
(4) 前記他方のワーク搬送装置によって供給されたワークを加工する前記他方の主軸の動作
(5) 一方のワーク搬送装置から受け取ったワークを他方のワーク搬送装置に受け渡すための準備をする中継装置の動作
の各動作を独立して行う制御装置を設けることで、それぞれの動作を独立して同時並行的に行うことができる。
なお、上記の(5)の動作には、ワークを反転させる動作が含まれていてもよい。
この構成によれば、ワーク搬送装置や主軸において待機時間が短くなり、ワークの加工効率を高めることができる。
以上のように構成される本発明のワーク加工システムによると、少なくとも隣合う2つの主軸に1つのワークを連続的に供給して加工を行う際に、ワークの供給を行うワーク搬送装置は、一方の主軸から搬出したワークを中継装置のワーク保持部に受け渡した後、中継装置とワーク搬送装置による他方の主軸へのワークの供給作業と平行して、一方の主軸へのワークの供給作業を開始することができるため、ワーク搬送装置の待ち時間を短縮することができる。
また、主軸によるワークの加工終了時、あるいはワークの加工終了前に、ワーク搬送装置を上記別のワークの主軸近傍への搬送作業により主軸の近傍に待機させ、加工を終了したワークの主軸からの取り出しと新たに搬送したワークの供給とを短時間に且つ円滑に行わせることができ、加工効率を向上させることができるという効果がある。
特にワーク搬送装置に、主軸に装着されたワークを外部に取り出すための加工済みワーク把持手段を設け、ワーク搬送装置を、中継装置側から受け取ったワークを対応する主軸に供給した後、当該主軸によるワークの加工作業と平行して、別のワークの主軸への供給作業を開始する構造とすることによって、ワーク搬送装置の待ち時間を減少させることができるとともに、主軸によるワークの加工終了時、あるいはワークの加工終了前に、ワーク搬送装置を上記別のワークの主軸近傍への搬送作業により主軸の近傍に位置させ、加工を終了したワークの主軸からの取り出しと新たに搬送したワークの供給とを短時間に且つ円滑に行わせることができ、加工効率を向上させることができる。
加えてワーク供給搬送装置とワーク供給装置とを同一のものとすることができ、コストダウンを図ることができる他、同一のワークの供給搬送装置を備えた同一の工作機械、例えば旋盤を複数台並設使用して本システムを簡単に且つ低コストで構成することができるという利点がある。
この場合中継装置を、隣合う旋盤の少なくとも一方のフレームに着脱可能に取り付けられるようにユニット化することによって、中継装置の脱着が容易となり、システムの構築は更に容易に行うことができる。ただしワーク供給搬送装置とワーク供給装置とが異なる装置であった場合でも、並設された複数台の旋盤と隣合う旋盤の少なくとも一方のフレームに着脱可能に取り付けられるようにユニット化された中継装置によって本システムを比較的容易に且つ低コストで構築することはできる。
なお、ワーク供給搬出装置及びワーク供給装置の各々に、ワークの供給用の供給チャックとワークの搬出用の搬出チャックとを設けることによって、両チャックによりワークの供給と搬出を効率よく行うことができる他、主軸への供給時のワーク径と加工後のワーク径が異なる場合も、両チャックによりワークの把持を円滑に行うことができる。
一方隣合う主軸を、各々ワークの端部を加工するようにワークを把持するものとし、中継装置における受取り手段と引渡し手段とを、ワークを受け取る側の主軸により加工されるワークの端部側と、ワークを引渡す側の主軸により加工される側のワークの端部が互いに異なるようにワークの反転授受を行う構成とすることによって、ワークの異なる端部側の加工を連続的且つ円滑に行うことができるという利点もある。
そして中継装置の受取り手段と引渡し手段とを、別々のチャックから構成し、両チャックを、ワーク供給搬出装置又はワーク供給装置との間でワークの授受を行うワーク授受姿勢と、両チャックの間でワークの授受を行うワーク中継姿勢とに姿勢変更可能に設けことによって、上記ワークの持ち替えの機構を簡単に構成することができる。
またワークの持ち替えの機構を、ワーク供給搬出装置とワーク供給装置とによって直接構築する必要がないため、ワーク供給搬出装置とワーク供給装置は、共に工作機械との間のワークの授受及び中継装置との間のワークの授受を行うように構成すればよく、ワーク供給搬出装置やワーク供給装置の構造を簡単にすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図に示すように、主軸の軸線と同方向をZ方向、主軸の軸線と同一の平面内で直交する方向をX方向、Z方向及びX方向の双方に直交する方向をY方向とするが、これとともにZ方向と同方向を「前」又は「後」、X方向と同方向を「左」又は「右」、Y方向と同方向を「上」又は「下」と記載することがある。
図1は、本発明のワーク加工システムの一実施形態にかかり、その正面図である。また、図2は、本発明のワーク加工システムの一実施形態にかかり、その平面図である。
図1,図2に示されるように、この実施形態のワーク加工システムは、並べて配置された2台のNC旋盤1,2と、両NC旋盤1,2の間に配置される中継装置である反転中継装置3と、各NC旋盤1,2のそれぞれに対応して設けられた2つのワーク搬送装置であるワークローダ4,6とを備えている。
正面視して左側の第1NC旋盤1及び正面視して右側の第2NC旋盤2は、ともにZ方向(図1において紙面に直交する方向)に進退移動自在な主軸1A,2Aを1つ備えた同一構成(但し、後述の供給パレット7及び回収パレット8は対称配置)の公知のNC旋盤である。2台のNC旋盤1,2は、従来と同様に主軸1A,2Aの先端に設けられたコレットチャックにワークを把持し、このワークを主軸1A,2Aとともに回転させつつ、ワークと刃物等の加工工具とをX,Zの二軸方向に相対移動させながらワークを自動加工する。
本実施形態において、第1NC旋盤1と第2NC旋盤2とは、第1NC旋盤1の主軸1Aと第2NC旋盤の主軸2Aとが同一の水平面内に平行配置され、かつ、ワークを把持するチャックが設けられた主軸1Aの先端と主軸2Aの先端とを同一線状に位置させて、一定の間隔で並行に配置されている。
第1NC旋盤1には、未加工のワークが収容される供給パレット7が設けられている。上記供給パレット7には、複数の未加工ワークが、第1NC旋盤1の主軸1Aのコレットチャックに把持される側の端部を下にして、倒立姿勢で並べて収容される。なお、この供給パレット7は、従来公知のものであるため、詳細な説明は省略する。
第2NC旋盤2には、第1NC旋盤1及び第2NC旋盤2で加工の完了したワークを載置・収納する収容パレット8が設けられる。この収納パレット8には、加工完了後のワークが、第2NC旋盤2の主軸2Aのコレットチャックに把持された端部を下にして、倒立姿勢で並べて収納される。この収容パレット8も従来公知のものであるため、詳細な説明は省略する。
供給パレット7から第1NC旋盤1の主軸1Aへの未加工ワークの供給は、第1NC旋盤1の上方に設けられた第1ワークローダ4が行い、第2NC旋盤2の主軸2Aから加工の完了したワークを取り出し、収容パレット8への搬送は、第2NC旋盤2の上方に設けられた第2ワークローダ6が行う。
さらに、第1ワークローダ4は、第1NC旋盤1によって加工されたワーク(半加工ワークという)を主軸1Aから取り出し、反転中継装置3に受け渡す。反転装置3は、受け取った半加工ワークを反転させる。また、第2ワークローダ6は、反転中継装置3によって反転された半加工ワークを反転中継装置3から受け取り、第2NC旋盤2の主軸2Aのコレットチャックに受け渡す。
このようにして、一つのワークの両端部分が、二台のNC旋盤1,2によって順次加工されるわけである。
第1ワークローダ4は、第1NC旋盤1の主軸1Aの軸線方向(Z方向)と直交するX方向と平行な横ガイドレール9と、X方向及びZ方向の両方に直交するY方向と平行な縦ガイドレール11と、第1NC旋盤1の主軸1Aよりも常に前方に位置するように配置され、ワークを把持するチャックを備えたチャックユニット12とを備えている。
横ガイドレール9は、図示しない支柱やブラケット等を介して、第1NC旋盤1のフレームに固定されている。縦ガイドレール11は、横ガイドレール9案内されながらX方向に移動自在なスライダに取り付けられている。チャックユニット12は、縦ガイドレール11に案内されながらY方向に移動(昇降)自在なスライダに取り付けられている。
これによりチャックユニット12は、縦ガイドレール11に沿ってY方向に、横ガイドレール9に沿ってX方向に各々第1NC旋盤1の主軸1Aの軸線と直交する方向に移動することができる。
図3に上記チャックユニット12の概略構成をその側面図で示す。
なお、以下の説明において、Z方向におけるNC旋盤1,2の機械正面側を「前」とし、その反対側を「後」とする。
チャックユニット12は、縦ガイドレール11(図1参照)側に取り付けられるフレーム13と、該フレーム13側に取り付けられるロータリシリンダ14と、主軸1A,2Aの軸線と同方向であるZ方向及びこれに直交する上下方向であるY方向を向くワークチャックとしての2つのチャック16,17と、該チャック16,17を支持するとともにロータリシリンダ14の駆動によって回転し、回転することでチャック16,17の位置を入れ替える支持体18とを備えている。
上記フレーム13は、縦ガイドレール11の昇降自在なスライダに取り付けられるベースフレーム13aと、該ベースフレーム13a側に上下スライド可能に取り付けられる縦移動フレーム13bと、該縦移動フレーム13bに前後(Z方向)スライド可能に取り付けられる前後移動フレーム13cとからなる。
前述のロータリシリンダ14は、前後移動フレーム13cに装着されている。ベースフレーム13aと縦移動フレーム13bとの間には、弾性部材としてスプリング19が上下方向に介設されている。該スプリング19は、ベースフレーム13aに対して上方に移動する縦移動フレーム13bを初期位置に復帰させるように下方に付勢している。ベースフレーム13aと縦移動フレーム13bとの間には、縦移動フレーム13bの移動量を検出することができる近接スイッチ等の縦移動検出手段21が設けられている。
縦移動フレーム13bが、予め設定された値を超えてベースフレーム13aに対して相対的に上昇すると、この縦移動検出手段21が、その移動を検出し、チャックユニット12の下降動作を停止させるための信号を出力する。
縦移動フレーム13bと前後移動フレーム13cとの間には、弾性部材としてスプリング22が前後方向に介設されている。該スプリング22は、縦移動フレーム13bに対して前方に移動する前後移動フレーム13cを初期位置に復帰させるように後方に付勢している。前後移動フレーム13cと縦移動フレーム13bとの間には、前後移動フレーム13cの移動量を検出することができる近接スイッチ等の前後移動検出手段23が設けられている。
そして、前後移動フレーム13cが、予め設定された値を超えて縦移動フレーム13bに対して相対的に後退すると、この前後移動検出手段23が、その移動を検出し、主軸1A,2Aの前進動作を停止させるための信号を出力する。
前述の支持体18には支軸24が突設されている。該支軸24は水平面に対して45度傾斜し、前後移動フレーム13c側に回転自在に支持されている。前述のロータリシリンダ14の回転軸14aと支軸24には各々スプロケット25,26が取り付けられている。
両スプロケット25,26の間にはタイミングベルト27が介設されている。支持体18は、ロータリシリンダ14の駆動による回転軸14aの回転によって支軸24をその軸線の回りに回転させる。支持体18はロータリシリンダ14の駆動によって180度揺動する。
前述の両チャック16,17は、開閉自在な複数の爪28からなる把持部29が一端面側に形成されている。両チャック16,17の把持部29は、チャック16,17の軸線とワークの軸線とが一致した状態で開状態の爪28の間にワークが挿入され、この状態から爪28を閉じることによって、爪28の間に挿入されたワークを把持する。
両チャック16、17は、上記把持部29によるワークの把持によってワークのチャックを行う。両チャック16,17は、把持部29の爪28を開くことによってワークの把持(チャック)を解除する。
上記両チャック16,17は、各々の把持部29が外側を向き、互いに90度向きが異なるように支持体18に装着されている。これにより一方のチャック(例えばチャック17)の把持部29が下方(Y方向)を向いているときには、他方のチャック(同チャック16)の把持部29が後方向を向いている。そして、支軸24を軸線とする支持体18の180度揺動によって両チャック16,17は、互いにその位置が入れ替わる。
なお、ロータリシリンダ14側には、回転軸14aの回転角度を検出し、両チャック16,17が下方向き及び後方向きのどちらを向いているかチェックする角度検出手段31が構成されている。また両チャック16,17側には、各チャック16,17のオーバーストロークを検出するオーバーストローク検出手段32が設けられていて、ワークの有無やワークが正常に把持されたか否かを検出するようにしている。
第1ワークローダ4は以上のように構成されており、供給パレット7に載置されている次に加工する未加工ワークの略真上に、下向きのチャック16が位置するように、チャックユニット12を供給パレット7上にスライド移動させることができる。
なお、上記チャックユニット12は、前述のようにX方向及びY方向の二軸方向のみに移動可能である。そのため、供給パレット7はZ方向に移動可能なテーブル上に載置されていて、並べて収容された未加工ワークのX方向列を一列ずつ順にチャックユニット12のX方向の移動経路上に位置させることができるようになっている。このようにすることで、次に供給パレット7から取り出すべき未加工ワークを、下向きのチャック16の真下に位置させることができる。
第1ワークローダ4の作用を、図4〜図6を参照しつつ説明する。図4は、供給パレットからの未加工ワークの取り出し過程を示す側面概略図、図5は、第1NC旋盤の主軸への未加工ワークの供給過程を示す側面概略図、図6は、 第1NC旋盤の主軸からの半加工ワークの取り出し過程を示す側面概略図である。
第1ワークローダ4は、図4(A)に示されるように、未加工ワークNWの真上に下方向きのチャック16を位置させた状態から、図4(B)に示されるように、チャックユニット12を下方に移動させて下向きのチャック16の把持部29に上記のように未加工ワークNWを挿入させ、開状態の爪28を閉じることによって、上記未加工ワークNWの上端部分をチャック16によって把持することができる。
さらに第1ワークローダ4は、図4(C)に示されるように、下向きのチャック16で未加工ワークNWを把持した後、チャックユニット12をいったん上方にスライド移動させることによって、供給パレット7から未加工ワークNWを取り出すことができる。
第1ワークローダ4は、上記のように供給パレット7から未加工ワークNWを取り出した後、支持体18を180度揺動させて、図4(D)に示されるように、両チャック16,17の位置の入れ替えを行うことによって、チャック16に下向きに把持された未加工ワークNWの姿勢を、横向きの姿勢に変更することができる。
前述のように第1ワークローダ4の後方に第1NC旋盤1の主軸1Aが位置するため、上記両チャック16,17の位置の入れ替えによって、未加工ワークNWの軸線を、第1NC旋盤1の主軸1Aの軸線と同方向に差し向けることができる。
第1ワークローダ4は、チャックユニット12をX方向とY方向に移動させて、横向きの姿勢の未加工ワークNWの軸線と上記主軸1Aの軸線とを一致させる。
これにより第1NC旋盤1は、図5(A)に示されるように、未加工ワークNWの軸線と主軸1Aの軸線とが一致した状態から、図5(B)に示されるように、上記主軸1Aを前方に移動させ、未加工ワークNWの自由端側を主軸1A(コレットチャック1B)のワーク挿入孔Hに挿入し、主軸1Aのコレットチャック1Bを閉じることによって、未加工ワークNWの自由端を把持することができる。
上記のように主軸1Aが未加工ワークNWの自由端を把持した状態から、図5(C)に示されるように、第1ワークローダ4のチャック16の爪28を開き、主軸1Aを後方に移動させることによって、第1ワークローダ4から第1NC旋盤1の主軸1Aに未加工ワークNWを供給することができる。
第1ワークローダ4は、主軸1Aに未加工ワークNWを受け渡した後は、上記と同様の動作を繰り返すことによってチャック16の爪28に未加工ワークNWを把持し、主軸1Aの上方位置で、先に主軸1Aに受け渡した未加工ワークNWの加工が終了するまで待機する。このとき、第1ワークローダ4は、未加工ワークNWを下向き把持した状態であり、従って、未加工ワークNWを把持しない空のチャック17が、図4のときと同様に前後方向(Z方向)を差し向いている。
このため例えば第1NC旋盤1が主軸1Aに装着された未加工ワークNWを加工した後(半加工ワークHWとして表す)に、図6(A)に示されるように、上記チャック17の軸線と第1NC旋盤1の主軸1Aの軸線とが一致するように、第1ワークローダ4のチャックユニット12がスライド移動すると、図6(B)に示されるように、上記主軸1Aの前方への移動によって、上記チャック17の把持部29に第1NC旋盤1による加工後の半加工ワークHWを挿入することができる。
上記のようにチャック17の把持部29に半加工ワークHWが挿入された状態からチャック17の爪28を閉じることによって、第1ワークローダ4はチャック17により上記半加工ワークHWを把持することができる。上記のようにチャック17に半加工ワークHWが把持された後、図6(C)に示されるように、第1NC旋盤1の主軸1Aのコレットチャック1Bを開き、且つ主軸1Aを後方に移動させることによって、第1ワークローダ4は、チャック17によって第1NC旋盤1の主軸1Aから半加工ワークHWを取り出すことができる。
上記チャック17は、半加工ワークHWにおける第1旋盤1の主軸1Aに把持されていた側の反対側の端部を把持する。第1ワークローダ4のチャック17に半加工ワークHWが把持されている状態から、前述のように両チャック16,17の位置の入れ替えを行うと、図6(D)に示されるように、チャック17が下方を向く。これにより第1ワークローダ4は、第1NC旋盤1の主軸1Aから取り出した半加工ワークHWを、チャックユニット12のスライド移動によって、左右方向の所定の場所に搬出することができる。
以上のように第1ワークローダ4は、予め定められた一方のチャック16によって未加工ワークNWを第1NC旋盤1の主軸1Aに供給し、他方のチャック17によって第1NC旋盤1の主軸1Aから半加工ワークHWを搬出する。以下ワークの供給側のチャック16を供給チャック、ワークの搬出側のチャック17を搬出チャックと称する。
これにより未加工ワークNWのチャック部分の径と半加工ワークHWのチャック部分の径が加工等によって異なった場合であっても供給チャック16の把持径と搬出チャック17の把持径を別々に設定しておくことによって、未加工ワークNW及び半加工ワークHWの両方を確実に把持することができる。
なお第2ワークローダ6は、第2NC旋盤2の上方に配置される点と、チャックユニットが第2NC旋盤2の主軸2Aの前方に配置されている点、横ガイドレールが第2NC旋盤2のフレーム側に一体的に固定されている点以外は、上記第1ワークローダ4と同一構造であるため詳細な説明は省略する。
また、第2ワークローダ6が反転中継装置3から受け取った半加工ワークNWを第2NC旋盤2の主軸2Aに受け渡す手順については後述するものとし、まず、第2NC旋盤2の主軸2Aで加工が終了した加工完了のワークFWを第2ワークローダ6が搬出する手順について、図7及び図8を参照しつつ説明する。
図7は、第2NC旋盤の主軸からの加工完了ワークの取り出し過程を示す側面概略図、図8は、収納パレットへの加工完了ワークの収容過程を示す側面概略図である。
第2ワークローダ6は、図7(A)に示されるように、第2ワークローダ6の後方を向く空のチャック37により、第1ワークローダ4が半加工ワークを取り出す場合の動作と同様の動作によって、第2NC旋盤2の主軸2Aから第2NC旋盤2による加工が終了した加工完了ワークFWを取り出す。
そして図7(B)に示されるように、支持体38の180度揺動による、上記チャック37と他方のチャック39の位置の入れ替えによって、チャック37とともに加工完了ワークFWを下向きにし、チャックユニット36のスライド移動により、上記加工完了ワークFWを左右方向の所定の場所に搬出する。
これにより図8に示されるように、第2NC旋盤2の主軸2Aから取り出した加工完了ワークFWの真下に収納パレット8における当該加工完了ワークFWの収納部分が位置するようにチャックユニット36をスライド移動させると、前記第1ワークローダ4が供給パレット7から未加工ワークNWを取り出す場合の反対の作動によって、第2ワークローダ6は加工完了ワークFWを収納パレット8の所定位置に収容し、第2NC旋盤2の主軸2Aから収納パレット8に加工完了ワークFWを搬出することができる。
なお、第2ワークローダ6のチャックユニット36は、第1ワークローダ4と同様にX方向及びY方向のみに移動可能であるため、収納パレット8は、収納パレット7と同様に、Z方向に移動可能なテーブル上に載置されていて、加工済みのワークを収容すべきX方向の位置を、一列ずつ順にチャックユニット36のX方向の移動経路上に位置させることができるようになっている。このようにすることで、収納パレット8の空の収納部分を下向きのチャック37の真下に位置させ、加工済みのワークを収納パレット8の所定位置に収納することができる。
また、第2ワークローダ6は、上記のようにチャック37,39の位置の入れ替えを行う直前には、図7(A)に示されるように他方のチャック39が下方を向いているため、第1ワークローダ4による供給パレット7からの未加工ワークNWの取り出し時の作動と同様の作動によって、当該チャック39により上下方向に配置されたワークを反転中継装置3から取り出すことができる。
また、第1ワークローダ4と第1NC旋盤1(主軸1A)とによる未加工ワークNWを第1NC旋盤1の主軸1Aに供給する作動と同様の作動によって、第2ワークローダ6は、チャック39により反転中継装置3から取り出したワークを第2NC旋盤2の主軸2Aに供給することができる。
以上のように第2ワークローダ6も第1ワークローダ4と同様に、予め定められた手順で一方のチャック39によってワークを第2NC旋盤2の主軸2Aに供給し、他方のチャック37によって第2NC旋盤2の主軸2Aから加工完了ワークFWを搬出する。以下第2ワークローダ6において、ワークの供給側のチャック39を供給チャック、ワークの搬出側のチャック37を搬出チャック37と称する。これにより第1ワークローダの場合と同様に半加工ワークHW及び加工完了ワークFWの把持を確実に行うことができる。
なお、第2ワークローダ6及び第2NC旋盤2は、第2ワークローダ6のチャックユニット36が第1ワークローダのチャックユニット12に、第2ワークローダ6の搬出チャック37が、第1ワークローダ6の搬出チャック17に、第2ワークローダ6の供給チャック39が、第1ワークローダ6の供給チャック16に、第2ワークローダ6の支持体38が、第1ワークローダ6の支持体18に、第2NC旋盤2の主軸2Aが第1NC旋盤1の主軸1Aに、第2NC旋盤2(主軸2A)のコレットチャック2Bが第1NC旋盤1(主軸1A)のコレットチャック1Bに、加工完了ワークFWが半加工ワークHWに各々対応して、各第1ワークローダ4及び第1NC旋盤1と同様の動作を行う。
[反転中継装置]
この実施形態の反転中継装置3の詳細を図9〜図11に示す。
図9は、反転中継装置3の平面図、図10は主軸1A,1B及び反転中継装置3の正面図、図11は反転中継装置におけるワークの反転受け渡しの手順を説明する図で、(A)は、反転中継装置における反転受けチャック及び反転渡しチャックの横向き姿勢を示す正面図、(B)は、反転受けチャックが反転渡しチャック側に近接した状態を示す要部正面図である。
反転中継装置3は、図9,図10に示されるように、第1NC旋盤1と第2NC旋盤2との間に架設されたベース板41上に構成されている。該ベース板41はブラケット40A,40Bを介して、ボルト等で両NC旋盤1,2のフレーム1F,2Fに着脱可能に取り付けられている。これにより、反転中継装置3は、主軸1A,2Aの軸線よりも高い位置であって、且つ主軸1A,2Aの前端より前方に、一体のユニットとして固定的に配置されることになる。
上記ベース板41上には左右方向(X方向)にロッドレスシリンダ42が取り付けられている。該ロッドレスシリンダ42の前方には、ガイドレール43が設けられている。該ガイドレール43はロッドレスシリンダ42に対して平行に配置されている。ガイドレール43にはブロック状のスライド体44がスライド自在に設けられている。
ロッドレスシリンダ42のピストン46は、ブロック47が取り付けられている。該ブロック47の左右両側からはロッドレスシリンダ42と平行なX方向に軸48L,48Rが突設されている。左右の両軸48L,48Rには、X方向にスライド自在にアーム49L,49Rの後端側が挿入されている。
一方(左側)のアーム49Lとブロック47との間には軸49Lに外嵌された圧縮バネ51が介設されている。上記アーム49Lは軸48Lの端部に設けられたストッパ52に弾力的に押接されている。両アーム49L,49Rの前端部分は連結体53によって連結されている。
該連結体53は上記スライド体44に取り付けられている。これによりスライド体44とブロック47とは、圧縮バネ51の伸縮の範囲内において、X方向に相対的に移動可能である。連結体53の上面側には、左右に所定距離離間して近接センサ55L,55Rが取り付けられている。
一方ブロック47には、上記近接センサ55L,55Rの作動用のセンシング板60L,60Rが取り付けられている。センシング板60は、左側の近接センサ55L用の検知突起60Lと右側の近接センサ55R用の検知突起60Rとを備えている。
左側の近接センサ55Lによる検知突起60Lの検出及び非検出と右側の近接センサ55Rによる検知突起60Rの検出及び非検出との組み合わせによって、ブロック47に対するスライド体44のスライド位置を検出することができる。両近接センサ55L,55Rとセンシング板60とによってスライド体44の上記スライド位置を検出する位置検出手段が構成されている。すなわち、ロッドレスシリンダ42の駆動によってピストン46とともにブロック47及びスライド体44が図9中の左方に移動し、スライド体44が左端限界に達してその移動が規制されると、ブロック47がスライド体44に対して相対的に移動し、近接センサ55L用の検知突起60L及び検知突起60Rとそれぞれに対応する近接センサ55L,55Rとの位置関係が変わって、近接センサ55L,55Rの信号出力が変化する。この信号を受けて、後述するワーク保持手段としての反転受けチャック58と反転渡しチャック66との間でのワークの授受が正常に行われたか否かが判断できる。
例えば、反転受けチャック58と反転渡しチャック66との間でのワークの授受が正常に行われたときの近接センサ55L,55Rの信号出力パターンはON−OFF、ワーク無しのときの同信号出力パターンがOFF−OFF、ワークが途中で引っ掛かる等の挿入ミスが生じたときの同信号出力パターンがON−ONとなるように、予め検知突起60L,60Rと近接センサ55L,55Rとの位置関係を設定しておくことで、反転受けチャック58と反転渡しチャック66との間でのワークの授受が正常に行われたか否かを判断することができる。
上記スライド体44には、ブラケット54が取り付けられている。該ブラケット54には、Z方向の軸65aを軸として回動自在なプレート65が設けられている。該プレート65には、エアシリンダ57のピストンロッド57aとプレート65とを連結するアーム56が設けられている。従って、エアシリンダ57駆動によってピストンロッド57aがX方向に伸縮すると、これにともなって、プレート65が軸65aを軸として回動する。プレート65の回動範囲は、例えばプレート65が当接するストッパを回動範囲の両端に設けることで決定することができる。前記ストッパは、後述するアジャストボルト69のように調整可能なものであってもよいし、ブロック状の固定的なものであってもよい。
上記プレート65の右端部には反転受けチャック58が取り付けられている。該反転受けチャック58は前述のチャック16,17,37,39と同様に径方向に開閉自在な複数の爪59からなる把持部61を備えている。このため反転受けチャック58は爪59の開閉によって前述のように把持部61内に挿入されるワークの把持(チャック)とチャックの解除を行うことができる。ピストンロッド57aが伸長した初期状態においては、反転受けチャック58の軸線は上方を差し向いている。なお、反転受けチャック58は第2ワークローダ6に設けられたチャックユニット36との間でワークの授受が可能な位置にあり、かつ、前記初期状態のときの反転受けチャック58に把持されたワークの軸線は、チャックユニット36の軸線と一致するようになっている。
ベース板41のプレート65とは反対側の端部には、プレート62がZ方向の軸62aを軸として回動自在に設けられている。プレート62の回動範囲は、例えばプレート62が当接するストッパを回動範囲の両端に設けることで決定することができる。前記ストッパは、後述するアジャストボルト69のように調整可能なものであってもよいし、ブロック状の固定的なものであってもよい。
該プレート62側にはアーム63が取り付けられている。該アーム63には、ベース板41に基部が上下揺動自在に取り付けられたエアシリンダ64のX方向に伸縮自在なピストンロッド64aが連結されている。上記プレート62には、反転渡しチャック66が取り付けられている。
該反転渡しチャック66は上記反転受けチャック58と同様に径方向に開閉自在な爪67からなる把持部68を備えている。このため反転渡しチャック66は爪67の開閉によって前述のように把持部68内に挿入されるワークの把持(チャック)とチャックの解除を行うことができる。ピストンロッド64aが伸長した初期状態においては、反転渡しチャック66の軸線は上方を差し向いている。なお、反転渡しチャック66は第1ワークローダ4に設けられたチャックユニット12との間でワークの授受が可能な位置にあり、かつ、前記初期状態のときの反転渡しチャック66の軸線は、チャックユニット12に把持されたワークの軸線と一致するようになっている。
前述のエアシリンダ64の駆動によってプレート62がZ方向の軸62aを中心に回動する。またエアシリンダ57の駆動によってプレート65がZ方向の軸65aを中心に回動する。そして、反転渡しチャック66から反転受けチャック58に半加工ワークHWの向きが変更される。
両エアシリンダ57,64は、図10に示されるように、反転渡しチャック66又は反転受けチャック58が、把持部68,61が上方を向く上向き姿勢Yと、図11(A),(B)に示されるように、把持部68,61が横方向を差し向く横向き姿勢Xとに90度姿勢変更されるように、ブラケット54やベース板41に設けた図示しないストッパ等によって、伸縮ロッド64a,57aの伸縮が制限される。両チャック66,58は、共にX方向を差し向く横向き姿勢Xとなると、同一の軸線上で把持部68,61が対向する。
一方、図11(B)に示されるように、反転受けチャック58は、ロッドレスシリンダ42の駆動によってピストン46とともにスライド体44が、反転渡しチャック66側に移動することによって、反転渡しチャック66に対峙した位置で近接する。
なお、図10において符号69は、プレート65にY方向に取り付けられたアジャストボルトで、プレート65から突出するアジャストボルト69の先端がベース板41の表面に当接することで、エアシリンダ57のピストンロッド57aが伸長したときにおけるチャック58の回転角度位置を決定するものである。
反転中継装置3を利用したワークの反転受け渡しの手順を、図12〜図14を参照しつつ説明する。
図12(A)に示されるように、半加工ワークHWをチャックした第1ワークローダ4の下向きの搬出チャック17の軸線と、倒立姿勢Yの反転渡しチャック66の軸線とを一致させる。この状態から、図12(B)に示されるように、第1ワークローダ4がチャックユニット12を下降させ、半加工ワークHWの自由端側を反転渡しチャック66の把持部68に前述のように挿入し、反転渡しチャック66の爪67を閉じることによって、反転渡しチャック66が半加工ワークHWの自由端側を把持する。
上記のように反転渡しチャック66が半加工ワークHWの自由端側を把持した状態から、図12(C)に示されるように、第1ワークローダ4の搬出チャック17の爪28を開き、チャックユニット12を上方にスライド移動させることによって、第1ワークローダ4が前述のように第1NC旋盤1の主軸1Aから取り出した半加工ワークHWを反転中継装置3に搬出して供給し、反転渡しチャック66に引き渡すことができる。
この時点で反転中継装置3の反転渡しチャック66は上記半加工ワークHWを受け取る。上記半加工ワークHWは第1ワークローダ4から反転中継装置3への引き渡し(供給)によって、搬出チャック17により把持されていた端部の反対側の端部が反転渡しチャック66に把持される。
一方、反転中継装置3は、図13(A)に示されるように、半加工ワークHWの一端側が反転渡しチャック66の把持部68に把持されている状態から、図13(B)に示されるように、両チャック66,58を横向き姿勢Xに姿勢変更して対向させ、図13(C)に示されるように、反転受けチャック58を反転渡しチャック66に近接するようにスライド移動させることによって、半加工ワークHWの自由端を反転受けチャック58の把持部61に挿入することができ、この状態で反転受けチャック58の爪59を閉じることによって反転受けチャック58が半加工ワークHWの自由端側を把持することができる。
上記のように半加工ワークHWの自由端側が反転受けチャック58にチャックされた状態から、図13(D)に示されるように、反転渡しチャック66の爪67を開き、反転受けチャック58を反転渡しチャック66から離反するようにスライド移動させることによって、半加工ワークHWは反転渡しチャック66から反転受けチャック58に引き渡され、反転渡しチャック66と反転受けチャック58との間での半加工ワークHWの授受が完了する。
反転受けチャック58は上記半加工ワークHWの授受完了時には、スライド方向の位置は初期位置に復帰する。半加工ワークHWは反転渡しチャック66から反転受けチャック58への引き渡しによって、反転渡しチャック66に把持されていた端部の反対側の端部(第1ワークローダ4の搬出チャック17に把持されていた側の端部)が反転受けチャック58に把持される。
その後図13(E)に示されるように、両チャック66,58は、上向き姿勢Yに姿勢変更され、第1ワークローダ4又は第2ワークローダ6との間のワークの授受の準備状態となる。
一方、図14に示されるように、半加工ワークHWの授受が完了して初期位置に復帰した上向き姿勢Yの反転受けチャック58の軸線と、第2ワークローダ6の下方向きの供給チャック39の軸線とが一致した状態から、第2ワークローダ6がチャックユニット36を下降させることで、第1ワークローダ4から反転渡しチャック66に半加工ワークHWを供給する場合と反対の作動によって、反転受けチャック58から供給チャック39が半加工ワークHWを取り出すことができ、反転中継装置3から第2ワークローダ6に半加工ワークHWを引渡すことができる。
半加工ワークHWは反転中継装置3から第2ワークローダ6への引渡し(供給)によって、反転受けチャック58に把持されていた端部(第1ワークローダ4の搬出チャック17に把持されていた側の端部)の反対側の端部が供給チャック39に把持される。上記のように反転中継装置3は、第1ワークローダ4から第2ワークローダ6に半加工ワークHWを反転して受け継がせる。
なお本ワーク加工システムは、第1ワークローダ4,第2ワークローダ6,供給パレット7,収納パレット8、反転中継装置3,第1NC旋盤1,第2NC旋盤2が、図示しないコントローラによって各々関連して作動制御され、これにより上記のようなワークの授受等を行うことができる。複数のコントローラの連係作動や、1つのコントローラ(制御装置)により上記制御を実行することができる。
本ワーク加工システムは以上のように構成されている。そして本ワーク加工システムによるワークの加工は、上記コントローラの作動によって、図15〜図17に示される各ステップに基づいて実行される。
第1ワークローダ4においては、図15に示されるように、ステップS1として前述のようにチャックユニット12を供給パレット7上にスライド移動させ、ステップS2として供給チャック16によって供給パレット7から未加工ワークNWを取り出す。次にステップS3として前述のように上記チャックユニット12を第1NC旋盤1の主軸1Aの前方に移動させ、ステップS4として支持体18(図3参照)を180度揺動させ、供給チャック16と搬出チャック17の位置を入れ替える。
次にステップS5として後向きに姿勢が入れ替えられた供給チャック16から第1NC旋盤1の主軸1Aに未加工ワークNWを供給し、供給終了後にステップS6として支持体18を180度揺動させ、供給チャック16と搬出チャック17の位置を入れ替える。次にステップS7として再度前述のようにチャックユニット12を供給パレット7上にスライド移動させ、ステップS8として供給チャック16によって供給パレット7から次加工用の未加工ワークNWを取り出す。
次にステップS9として前述のようにチャックユニット12を第1NC旋盤1の主軸1Aの前方に移動させ、ステップS10として前述のように搬出チャック17による第1NC旋盤1の主軸1Aからの半加工ワークHWの取り出しを行う。一方第1NC旋盤1は、上記ステップS6の開始時点(ステップS5の終了時点)では、主軸1Aへの未加工ワークNWの供給が完了しているため、加工を開始することができる。
ただしステップS10において主軸1Aからの半加工ワークHWの取り出しが行われるため、加工はステップS6の開始時点からステップS9の終了時点までの間で行う。次に、第1ワークローダ4側においては、ステップS11として支持体18を180度揺動させ、供給チャック16と搬出チャック17の位置を入れ替え、ステップS12として前述のように後方向きに姿勢が入れ替えられた供給チャック16から第1NC旋盤1の主軸1Aに未加工ワークNWを供給する。
次にステップS13として、前述のようにチャックユニット12を反転中継装置3上に移動させ、ステップS14として下方向きに姿勢が入れ替えられた搬出チャック17によって反転中継装置3の反転渡しチャック66に半加工ワークHWを引渡す。次にステップS15として支持体18を180度揺動させ、供給チャック16と搬出チャック17の位置を入れ替え、ステップS16として前述のようにチャックユニット12を供給パレット7上にスライド移動させる。
次にステップS17として供給チャック16によって供給パレット7から次加工用の未加工ワークNWを取り出し、ステップS18として前述のようにチャックユニット12を第1NC旋盤1の主軸1Aの前方に移動させる。その後ステップS10に戻り、ステップS12によって上記次加工用の未加工ワークNWを主軸1Aに供給しながら、以降供給パレット7の未加工ワークNWが終了するまでステップS10〜ステップS18を繰り返す。
一方第1NC旋盤1は、上記ステップS13の開始時点(ステップS12の終了時点)では、主軸1Aへの未加工ワークNWの供給が完了しているため、加工を開始することができる。ただしステップS18から戻るステップS10において主軸1Aからの半加工ワークHWの取り出しが行われるため、加工はステップS13の開始時点からステップS18の終了時点までの間で行う。
上記のように第1ワークローダ4は、ステップS14において反転中継装置3に半加工ワークHWを引渡した後は、フリーとなる。このため反転中継装置3に半加工ワークHWを引渡した後の反転中継装置3による第2ワークローダ6への半加工ワークの引渡し作業や、第1NC旋盤1による未加工ワークNWの加工作業、あるいは第2NC旋盤2による半加工ワークHWの加工作業と平行して次加工用の未加工ワークNWの取り出し等の第1NC旋盤1の主軸1Aへの半加工ワークHWの供給作業を開始することができる。
なおステップS6,S15のチャック16,17の入れ替え作業は、ステップS8又はS17の未加工ワークNWの取り出しを開始するまでに終了していればよいため、ステップS6とステップS7とが入れ替わる場合や、ステップS15とステップS16とが入れ替わる場合、あるいはチャックユニット12が供給パレット7上に移動しながらチャック16,17の入れ替え作業を行う場合等も考えられる。
一方反転中継装置3側においては、図16に示されるように、前述のステップS14の終了時点で、ステップS21として反転渡しチャック66が半加工ワークHWの受取りを完了して作動が開始され、ステップS22として反転渡しチャック66及び反転受けチャック58を共に横向き姿勢Xに姿勢変更する。
次にステップS23として前述のように反転受けチャック58をスライド移動させ、反転渡しチャック66から反転受けチャック58に半加工ワークHWを引渡して反転渡しチャック66と反転受けチャック58との間のワークの授受を行う。
次にステップS24として第2ワークローダ6の供給チャック39に半加工ワークHWを引渡すために、反転受けチャック58を上向き姿勢Yに姿勢変更するとともに、第1ワークローダ4からの半加工ワークHWの受取りのために、反転渡しチャック66を上向き姿勢Yに姿勢変更する。
以降第1ワークローダ4からの半加工ワークHWの引渡しが全て終了するまでステップS21〜ステップS24を繰り返す。なお反転中継装置3は、第1ワークローダ4の作動におけるステップS14の開始時点から、ステップS13の終了時点までの間に、ステップS21〜S24を実行するように設定される。
第2ワークローダにおいては、前述のステップS24の特に反転受けチャック58の上向き姿勢Yへの姿勢変更終了時点で作動を開始し、図17に示されるように、ステップS31として前述のようにチャックユニット36を反転中継装置3上にスライド移動させ、ステップS32として反転中継装置3の反転受けチャック58から供給チャック39が半加工ワークHWを受け取る。
次にステップS33として前述のようにチャックユニット36を第2NC旋盤2の主軸2Aの前方に移動させ、ステップS34として支持体38を180度揺動させ、供給チャック39と搬出チャック37の位置を入れ替える。
次にステップS35として後方向きに姿勢が入れ替えられた供給チャック39から第2NC旋盤2の主軸2Aに半加工ワークHWを供給し、供給終了後にステップS36として支持体38を180度揺動させ、供給チャック39と搬出チャック37の位置を入れ替える。
次にステップS37として再度前述のようにチャックユニット36を反転中継装置3上にスライド移動させ、ステップS38として供給チャック39によって反転中継装置3の反転受けチャック58から半加工ワークHWを受け取る。
次にステップS39として前述のようにチャックユニット36を第2NC旋盤2の主軸2Aの前方に移動させ、ステップS40として前述のように排出チャック37による第2NC旋盤2の主軸2Aからの加工完了ワークFWの取り出しを行う。
一方第2NC旋盤2は、上記ステップS36の開始時点(ステップS35の終了時点)では、主軸2Aへの半加工ワークHWの供給が完了しているため、加工を開始することができる。ただしステップS40において主軸2Aからの加工完了ワークFWの取り出しが行われるため、加工はステップS36の開始時点からステップS39の終了時点までの間で行う。
次に第2ワークローダ6側においては、ステップS41として支持体36を180度回転させ、供給チャック39と搬出チャック37の位置を入れ替え、ステップS42として前述のように後方向きに姿勢が入れ替えられた供給チャック39から第2NC旋盤2の主軸2Aに半加工ワークHWを供給する。
次にステップS43として、前述のようにチャックユニット36を収納パレット8上に移動させ、ステップS44として下方向きに姿勢が入れ替えられた搬出チャック37によって収納パレット8に加工完了ワークFWを収納する。次にステップS45として支持体36を180度揺動させ、供給チャック39と搬出チャック37の位置を入れ替え、ステップS46として前述のようにチャックユニット36を反転中継装置3上にスライド移動させる。
次にステップS47として供給チャック39によって反転中継装置3の反転受けチャック58から次加工用の半加工ワークHWを取り出し、ステップS48として前述のようにチャックユニット36を第2NC旋盤2の主軸2Aの前方に移動させる。その後ステップS40に戻り、ステップS42によって上記次加工用の半加工ワークHWを主軸2Aに供給しながら、以降反転中継装置3からの半加工ワークHWの供給が全て終了するまでステップS40〜ステップS48を繰り返す。
一方第2NC旋盤2は、上記ステップS43の開始時点(ステップS42の終了時点)では、主軸2Aへの半加工ワークHWの供給が完了しているため、加工を開始することができる。ただしステップS48から戻るステップS40において主軸2Aからの加工完了ワークFWの取り出しが行われるため、加工はステップS43の開始時点からステップS48の終了時点までの間で行われる。
上記のように第2ワークローダ6は、ステップS42において主軸2Aに半加工ワークHWを引渡した後は、フリーとなる。このため半加工ワークHWを主軸2Aに供給した後の第2NC旋盤2による半加工ワークHWの加工作業に平行して、加工完了ワークFWの収納パレット8への収納作業や、次加工用の半加工ワークHWの取り出し等の第2NC旋盤2の主軸2Aへの半加工ワークHWの供給作業を開始することができる。
なおステップS36,S45のチャック39,37の入れ替え作業は、ステップS38又はS47の半加工ワークHWの取り出しを開始するまでに終了していればよいため、ステップS36とステップS37とが入れ替わる場合や、ステップS45とステップS46とが入れ替わる場合、あるいはチャックユニット36が反転中継装置3上に移動しながらチャック39,37の入れ替え作業を行う場合等も考えられる。
以上のように第1ワークローダ4及び第2ワークローダ6は、反転中継装置3への半加工ワークHWの供給後、又は第2NC旋盤2の主軸2Aへの半加工ワークHWの供給後に、次加工用の未加工ワークNW又は半加工ワークHWの主軸1A又は2Aへの供給作業を、他の作業に平行して行う。
このため主軸1Aによる未加工ワークNWの加工終了時、及び主軸2Aによる半加工ワークHWの加工終了時に、次加工用のワークを主軸1A及び主軸2Aの前方に把持して待機することができる。これにより加工が終了したワークを主軸1A,2Aの前方で待機したチャックユニット12,36によって短時間に且つ円滑に搬出することができるとともに、次加工用のワークを短時間に且つ円滑に主軸1A,2Aに供給することができ、これにより加工効率が向上する。
なお第1ワークローダ4と主軸1A又は反転渡しチャック66との間のワークの授受、及び第2ワークローダ6と主軸2A又は反転受けチャック58との間のワークの授受は、縦移動検出手段21及び前後移動検出手段23による縦移動フレーム13bと前後移動フレーム13cの位置検出によってチェックされ、上記ワークの授受ミスを検出することができる。
また反転中継装置3における反転渡しチャック66と反転受けチャック58との間の半加工ワークHWの授受は、位置検出手段によってチェックされ、例えば半加工ワークHWの授受が正常に行われた場合は、右側の近接センサ55Rのみが検知突起60Rを検出するように構成することにより、容易に半加工ワークHWの授受ミスを検出することができる。
本発明においては、上記のように反転中継装置3が、ユニット化されているため、上記第1NC旋盤1と同一のNC旋盤に簡単に装着することができ、NC旋盤を2台以上並設し、各NC旋盤の間に反転中継装置3を配置することによって2台以上の複数台のNC旋盤を並設したワーク加工システムを簡単に構成することができる。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の説明により限定されるものではない。
例えば、複数の主軸が並設された複数主軸タイプの旋盤等の工作機械の隣合う主軸間に上記反転中継装置を配置して本システムを構築することもできる。これにより省スペース且つ低コスト化を図ることができる。
本発明は、複数の主軸間でワークを受け渡しながらワークの加工を行うワーク加工システムに広範に適用が可能で、複数の主軸を有する単一のワーク加工機からなるワーク加工システムの他、複数のワーク加工機からなるワークシステムにも適用が可能である。また、本発明は、ワークの切削,研磨,孔明け加工等の塑性加工を行うワーク加工システムに限らず、組立加工等の他の加工を行うワーク加工システムにも適用が可能である。
本発明のワーク加工システムの一実施形態にかかり、その正面図である。 本発明のワーク加工システムの一実施形態にかかり、その平面図である。 第1ワークローダのチャックユニットの側面概要図である。 供給パレットからの未加工ワークの取り出し過程を示す側面概略図である。 第1NC旋盤の主軸への未加工ワークの供給過程を示す側面概略図である。 第1NC旋盤の主軸からの半加工ワークの取り出し過程を示す側面概略図である。 第2NC旋盤の主軸からの加工完了ワークの取り出し過程を示す側面概略図である。 収納パレットへの加工完了ワークの収容過程を示す側面概略図である。 反転中継装置部分の正面図である。 反転中継装置の平面図である。 反転中継装置におけるワークの反転受け渡しの手順を説明する図で、(A)は、反転中継装置における反転受けチャック及び反転渡しチャックの横向き姿勢を示す正面図、(B)は、反転受けチャックが反転渡しチャック側に近接した状態を示す要部正面図である。 反転渡しチャックへの半加工ワークの供給過程を示す側面概略図である。 反転受けチャックと反転渡しチャックとの間のワークの授受過程を示す側面概略図である。 第2ワークローダへの半加工ワークの供給過程を示す側面概略図である。 第1ワークローダの作動フローを示す概要図である。 反転中継装置の作動フローを示す概要図である。 第2ワークローダの作動フローを示す概要図である。
符号の説明
1 第1NC旋盤(旋盤)
1A 主軸
2 第2NC旋盤(旋盤)
2A 主軸
3 反転中継装置(中継装置)
4 第1ワークローダ(ワーク供給搬出装置)
6 第2ワークローダ(ワーク供給装置)
16 供給チャック
17 搬出チャック
37 搬出チャック
39 供給チャック
58 反転受けチャック(ワーク保持手段)
66 反転渡しチャック(ワーク保持手段)
NW 未加工ワーク(ワーク)
HW 半加工ワーク(ワーク)
FW 加工完了ワーク(ワーク)
X 上向き姿勢(ワーク授受姿勢)
Y 横向き姿勢(中継姿勢)

Claims (6)

  1. 加工するワークを横向きの姿勢で把持するチャックを備えた主軸を隣接して設け、この主軸に対してワークの供給と搬出を行うワーク搬送装置を、各主軸に対応させて設け、両主軸の間に、一方の主軸で加工の終了したワークを一方の前記ワーク搬送装置から受け取り、他方の前記ワーク搬送装置に受け渡す中継装置を設けたワーク加工システムにおいて、
    前記中継装置は、両前記ワーク搬送装置との間で前記ワークを縦向きの姿勢で授受するワーク保持部を備え、
    前記ワーク搬送装置は、
    前記ワークを縦向きの姿勢及び横向きの姿勢で把持する二つの把持部と、両把持部に把持されるワークの姿勢が互いに入れ替わるように、両ワークを同時に姿勢変更する姿勢変更手段とを備え、
    一方の把持部により未加工のワークを縦向きの姿勢で受け取って前記主軸まで搬送し、他方の把持部により前記主軸から加工済みワークを横向きの姿勢で受け取った後に、姿勢変更して未加工ワークを前記主軸に受け渡し、前記姿勢変更によって縦向きとなった加工済みワークを、縦向き姿勢のまま搬送して授受するように構成されていること、
    を特徴とするワーク加工システム。
  2. 前記中継装置が、隣合う2つの主軸のうちの一方の主軸側と前記他方の主軸側の両側に一対の前記ワーク保持部を備え、この一対のワーク保持部間で、前記ワークを反転させるワーク反転手段と、反転したワークを前記一対のワーク保持部間で授受可能にするワーク授受手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のワーク加工システム。
  3. 前記ワーク反転手段が、前記一対のワーク保持部を互いに接近する方向及び互い離間する方向に回動させる保持部回動手段を備え、前記ワーク授受手段が前記一対のワーク保持部を相対的に接近する方向及び離間する方向に進退移動させる保持部進退移動手段を備え、
    前記保持部回動手段によって前記ワーク保持部を回動させることで前記ワークを縦向き姿勢と横向き姿勢との間で姿勢変更を行い、前記保持部進退移動手段によって前記ワーク保持部を互いに接近する方向に相対移動させ、横向き姿勢の前記ワークを前記一対のワーク保持部間で授受すること、
    を特徴とする請求項2に記載のワーク加工システム。
  4. 前記主軸が、併設された複数台の工作機械の主軸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワーク加工システム。
  5. 隣合う二つの主軸で順次ワークの加工を行う場合において、以下の各動作を独立して制御する制御装置を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワーク加工システム。
    (1) 前記一方の主軸に加工すべきワークを受け渡した後、前記一方の主軸に対して次に加工すべきワークを準備する一方のワーク搬送装置の動作,前記一方の主軸から取り出した加工済みのワークを前記中継装置のワーク保持部に受け渡した後、前記一方の主軸に対して次に加工すべきワークを準備する一方のワーク搬送装置の動作、又は、前記一方の主軸から取り出した加工済みのワークを前記中継装置のワーク保持部に受け渡す一方のワーク搬送装置の動作
    (2) 一方のワーク搬送装置によって加工すべきワークが供給された後に、前記ワークの加工を行う前記一方の主軸の動作
    (3) 前記中継装置から前記一方の主軸で加工されたワークを受け取り、このワークを他方の主軸に受け渡す他方のワーク搬送装置の動作、又は、前記他方の主軸で加工されたワークを、前記他方の主軸から取り出し所定位置まで搬送する前記他方のワーク搬送装置の動作
    (4) 前記他方のワーク搬送装置によって供給されたワークを加工する前記他方の主軸の動作
    (5) 一方のワーク搬送装置から受け取ったワークを他方のワーク搬送装置に受け渡すための準備をする中継装置の動作
  6. 請求項5に記載のワーク加工システムにおいて、(5)の中継装置の動作には、ワークを反転させる動作が含まれることを特徴とするワーク加工システム。
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