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JP5040992B2 - 画像変換装置、および変換方法 - Google Patents
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JP5040992B2 - 画像変換装置、および変換方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像変換方式、例えばインタレース方式のトップフィールド、またはボトムフィールドの画像から、プログレッシブ方式のフレーム画像を生成する画像変換装置、および変換方法に関する。
インタレース走査方式を用いる画像表示装置では、例えば1枚のフレームの画像内の奇数番目の走査ラインによって構成されるトップフィールド画像と、偶数番目の走査ラインによって構成されるボトムフィールド画像とが連続して表示され、それを見る人間には1枚の画像として認識される。
このようにインタレース方式の2枚のフィールド画像を単純に合成してフレーム画像を生成する場合には、画像が静止画像であれば問題はないが、動画像の場合には2枚のフィールド間の時間上のずれのために、合成された1枚のフレーム画像内に残像やぼけなどの、画像上のずれが生じるという問題点がある。
そこで動画像の場合にはトップフィールド、またはボトムフィールドの画像の内で、一方のフィールド画像だけを用いてフレーム画像を生成する方法が一般的に用いられている。この場合には、フィールド画像の中で1本の走査ラインおきに存在するライン上の画素のデータを補間によって求めることが必要となる。
図1、および図2は、このようにフィールド画像内で、1ラインおきのライン上の画素データの補間方法の従来例の説明図である。図1において1番目と3番目のラインは実際に画素が存在するラインであり、これらのラインの画素の画素値を用いて、2番目のラインの画素の画素値を補間することになる。この補間においては、例えば上のラインの0から8の番号の画素の輝度、下のラインの0から8の番号の画素の輝度を用いて、補間ラインの中央の画素、すなわち上のラインの番号4と下のラインの番号4の画素の間の補間対象画素の補間値を求める方法が用いられる。
図2は、上のライン、および下のラインにおける実際の画素の輝度値の例を示す。この輝度の値を用いて、図1の0から8のそれぞれの番号に対応して、上のラインと下のラインで同一番号の画素の輝度値の差分の絶対値が求められ、その差分絶対値が最小となる番号に対応する上のラインの画素と下のラインの画素の輝度値の平均値を、補間対象画素の輝度値とする方法が用いられる。図2においては、上のラインの画素と下のラインの画素の輝度値の差分絶対値が最小となる番号は0である。0から8の番号は補間対象画素と各番号の上のラインの画素、および下のラインの画素を結ぶ方向の傾きを表わす。そこで傾き0番の方向を用いて、その番号の2つの画素の画素値の平均値、すなわち16が補間対象画素の輝度値として求められる。
図3は、図1、図2で説明した従来技術の問題点の説明図である。同図の上側に示すように、1枚のフレーム画像の中に斜めの細い線が存在する場合、例えば奇数番目のラインの画素のデータから偶数番目のラインの画素のデータを補間する必要がある。
下側に示すように、例えば3番目のラインと5番目のラインでそれぞれ番号2の画素の間の画素を補間対象とする場合には、0から4の各傾き番号に対応する画素値の差分絶対値はすべて同じとなり、補間すべき画素に対する傾き番号を決定することができないという問題点がある。
このようにフィールド画像からフレーム画像を生成する画像変換方式の従来技術として特許文献1の技術がある。この特許文献1では、偶数フィールド、および奇数フィールドにおける尖鋭度を算出し、2つの尖鋭度の間の差分絶対値と閾値との大小関係によって、尖鋭度の高いフィールドを基準とした補間処理と、偶数フィールドを基準とした補間処理、および奇数フィールドを基準とした補間処理を行い、補間画素の輝度値をそれぞれ求め、それらの輝度値を合成してフレーム画像を生成することによって、高品質のフレーム画像を生成することができる技術が開示されている。
特開2004−274361号 「補間処理方法、補間処理プログラムおよびこれを記録した記録媒体ならびに画像処理装置およびこれを備えた画像形成装置」
しかしながら、特許文献1の技術は補間方式として通常の線形補間方式を用いているために、図3で説明したような問題点は発生せず、代わりに斜め線が滑らかでなく、がたがたしたジャギーという問題点が発生する技術であり、図3で説明した斜めの細い線に対する補間を適切に行うことができないという問題点を解決することはできなかった。
本発明の目的は、細い斜め線の誤検出という問題点を解決し、その誤検出によってフレーム画像にノイズが発生することを防止することである。
本発明の画像変換装置は、フィールド画像内の第1ラインの画素値と第2ラインの画素値とを用いて、前記第1ラインと前記第2ラインとの間の第3ラインの補間対象画素の画素値を求めることにより、フィールド画像をフレーム画像に変換する画像変換装置であって、前記第1ラインの複数の画素値から、前記第3ラインにおける複数の第1予測画素値を求め、前記第2ラインの複数の画素値から、前記第3ラインにおける複数の第2予測画素値を求める画素値予測手段と、前記第2予測画素値と前記第1ラインの所定の画素値との第1差分値と、前記第1予測画素値と前記第2ラインの所定の画素値との第2差分値とに基づいて算出される第1算出値が最小となる、前記第1予測画素値と前記第2予測画素値との組合せを探索する組合せ探索手段と、前記第1算出値が最小となる前記第1予測値と前記第2予測値との前記組合せに対応する前記第1ラインの画素値と前記第2ラインの画素値とから、前記補間対象画素の画素値を算出する画素補間手段とを備えることを特徴とする。
また本発明の画像変換方法は上述の画像変換装置の動作に相当する方法であり、プログラムはこの方法に対応するプログラムであり、記憶媒体はそのプログラムを格納するものである。
以上のように本発明においては、補間対象ライン上の連続する複数の画素、例えば4個の画素をブロックとして予測画素値を求め、実際の画像の画素値と予測画素値との差の絶対値の和が最小となる予測画素値の組合せに対応して画素値の補間が行われる。これによって細い斜めの線の誤検出を防ぎ、フレーム画像に発生するノイズを抑制することが可能となる。
画素補間方式の従来例の説明図(その1)である。 画素補間方式の従来例の説明図(その2)である。 画素補間方式の従来例の問題点を説明する図である。 本発明の画像変換装置の原理構成ブロック図である。 予測画素値の計算における傾き番号の説明図である。 傾き番号0に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号1に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号2に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号3に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号4に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号5に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号6に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号7に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号8に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号9に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号10に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号11に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号12に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号13に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号14に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号15に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号16に対する予測画素値の求め方の説明図である。 傾き番号0に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号1に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号2に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号3に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号4に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号5に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号6に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号7に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号8に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号9に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号10に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号11に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号12に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号13に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号14に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号15に対する画素補間方法の説明図である。 傾き番号16に対する画素補間方法の説明図である。 画像変換方法の処理フローチャートである。 画像変換装置の構成ブロック図である。 本発明を実現するためのプログラムのコンピュータへのローディングを説明する図である。 本発明の効果を説明する図である。
図4は、本発明の画像変換装置の原理構成ブロック図である。同図において画像変換装置1は、フィールド画像、例えばトップフィールド、またはボトムフィールドの画像をフレーム画像に変換する装置であり、画素値予測手段2、組合せ探索手段3、画素補間手段4、およびセレクタ5を備える。
画素値予測手段2は、フィールド画像内で隣接する上下のラインの間のライン内で連続する複数の補間対象画素に対応して、上のラインの画素値を用いた下のラインとの比較用の予測画素値の計算と、下のラインの画素値を用いた上のラインとの比較用の予測画素値の計算とを行うものである。後述するように、画素値予測手段2は、各補間対象画素の画素値を求めるために用いるべき上のライン、または下のラインの1つ以上の画素と補間対象画素とを結ぶ複数の方向の傾きの番号に対応して、下のラインとの比較用の予測画素値と上のラインとの比較用の予測画素値を求めるものである。
組合せ探索手段3は、複数の補間対象画素に対応して、実際の上のラインの画素値と画素値予測手段2によって求められた上のラインとの比較用予測画素値の差と、実際の下のラインの画素の画素値と下のラインとの比較用予測画素値の差との絶対値の和が最小となる方向の傾きの番号を前述の組合せに対応させて探索するものである。画素補間手段4は、その最小となる傾きの番号に対応して複数の補間対象画素に対する補間値を求めるものである。そしてセレクタ5はフィールド画像内で実際に画素データが存在するラインに対しては入力されるフィールド画像のデータを選択し、補間対象ラインに対しては画素補間手段4による補間結果を選択して出力するものである。
図5は、本実施形態における画素値予測のための傾き番号の説明図である。同図においてu0からu19までの画素値を持つ画素のラインは、フィールド画像における上のラインを示し、d0からd19の画素値を持つ画素のラインはフィールド画像における下のラインを示す。すなわちフレーム画像におけるラインの番号を1番上の行に対してはy=0、1番下の行についてはy=2とすると、y=1のライン番号の画素の画素値を補間によって求める必要がある。
本実施形態においては、この補間対象ライン上の連続する4つの画素を1つのブロックとして、その1つのブロック単位に画素の補間を行うものとする。例えば、フィールド画像の最も左側から連続する4個の画素毎に1つのブロックとして、その4個の画素に対する画素値を補間によって求めることにする。
図5において中央の白い部分が補間対象ラインに対応し、2行目の画素値p0からp3、4行目の画素値q0からq3の間にはさまれる4個の画素が補間対象画素であるものとする。
2行目のp0からp3の画素値は、ライン番号y=0のライン上の実際の画素、すなわち画素値としてu0からu19を持つ画素から、傾き番号のそれぞれに対応して求められる予測画素値であり、4行目のq0からq3は逆にライン番号y=2のラインの画素の画素値d0からd19のうちで傾き番号に対応する画素の画素値から求められる予測画素値である。なお図5における予測画素は実際の画素ではなく、仮想的な画素であることは当然である。
本実施形態においては画素値の予測、および補間に用いられる傾き番号としては0から32までの33個が用意され、各傾き番号に対応して予測画素値がまず求められる。
図6から図22は、傾き番号0から傾き番号16のそれぞれに対応する予測画素値の求め方の説明図である。まず図6は、傾き番号0に対応する予測画素値の求め方であり、下のライン用の予測画素値p0からp3としては、上のライン(y=0)の実際の画素値のうちでu16からu19がそのまま用いられる。また上のライン用の予測画素値q0からq3としては、実際の下のライン(y=2)の画素の画素値d0からd3がそのまま用いられる。
図7は、傾き番号1に対応する予測画素値の求め方の説明図である。同図において、下のライン用の予測画素値のうち、p0は上のラインの実際の画素の画素値u15とu16の平均値として、p1はu16とu17の平均値として、p2はu17とu18の平均値として、またp3はu18とu19の平均値として求められる。上のライン用の予測画素値も、同様に下のラインの実際の画素値のうちで、それぞれ2つの画素の画素値の平均として求められる。
図8は、傾き番号2に対する予測画素値の求め方の説明図である。各予測画素値は、傾き番号0に対する図6と比較して上のラインと下のラインの実際の画素を1つだけ移動させた画素の画素値として求められている。
図9は、傾き番号3に対応する予測画素値の求め方の説明図である。同図を傾き番号1に対する図7と比較すると、平均値を取るべき2つの画素が同様に1つだけ移動され、移動結果の2つの画素の画素値の平均を取ることによって、予測画素値が求められている。
以後、図10における傾き番号4に対応する予測画素値の求め方から図21における傾き番号15に対応する予測画素値の求め方までにおいては、画素値の予測に用いるべき上のラインと下のラインの実際の画素を2分の1ずつ中央方向に移動させていくことによって、偶数番号の傾き番号に対しては1個だけの画素の画素値、奇数番号の傾き番号に対しては連続する2個の画素の画素値の平均を用いることによって同様に予測が行われる。
図22は、傾きがラインの方向と垂直になる傾き番号16に対応する画素値予測方法の説明図である。下のライン用の予測画素値p0からp3としては、そのすぐ上の画素の画素値u8からu11がそのまま用いられ、同様に上のライン用の予測画素値q0からq3としては、下のラインの実際の画素値d8からd11がそのまま用いられる。
傾き番号17から傾き番号32に対応する予測画素値の求め方においては、図21から図6における傾きの方向が反対となり、左上から右下への方向を用いて、図21から図6におけると同様に予測画素値が求められる。
以上において求められた各傾き番号に対応する予測画素値を用いて、上のライン用予測画素値と実際の上のラインの画素値との差、および下のライン用予測画素値と実際の下のラインの画素値との差の絶対値の和が次式によって求められる。
絶対値の和=|p0−d8|+|p1−d9|+|p2−d10|+|p3−d11|+|q0−u8|+|q0−u8|+|q1−u9|+|q2−u10|+|q3−u11|・・・(1)
本実施形態においては、この差分絶対値の和が、最小となる傾き番号が、傾き番号0から32の中で決定されるものとするが、フレーム画像に発生するノイズを防ぐために垂直方向、すなわち傾き番号16が予測方向として選ばれやすいように、傾き番号16以外の結果に一定値α、例えば32を加算するものとする。あるいは垂直方向に近い傾き番号、例えば15と17に対して加算値を32より小さくして加算を行うことも有効と考えられる。
加算値αを含めて差分絶対値の和が最小となる傾き番号が決定されると、その傾き番号に対応して補間ライン上の1ブロック、すなわち4個の画素の補間が行われる。
図23から図39は、各傾き番号0から16に対応する画素補間方法の説明図である。これらの図においては、補間ライン上の1ブロック内の画素値(1)から(4)の4個の画素に対する補間が行われるが、その補間によって求められる画素の画素値は次の一般式によって表わされる。
{A*p(a,y)+B*p(b,y)+A*p(c,y+2)+B*p(d,y+2)}/C・・・(2)
すなわち画素の補間値は、上のライン上で連続する2つの画素の画素値p(a,y)、およびp(b,y)の2個、またはいずれか1個を用いて、また下のライン上で連続する2つの画素の画素値p(c,y+2)、p(d,y+2)の2個、または1個を用いて計算されるが、その計算に用いられる係数A,B,Cとしては傾き番号0、4、8、12、16に対してはA=1、B=0、C=2が用いられ、傾き番号1、5、9、13に対してはA=3、B=1、C=8が用いられ、傾き番号2、6、10、および14に対してはA=B=1、C=4が用いられ、傾き番号3、7、11、15に対してはA=1、B=3、C=8が用いられて補間値の計算が行われる。
図40は、本実施形態における画像変換方法の処理フローチャートである。同図において処理が開始されると、まずステップS1で現在注目している画素が補間対象の画素か否かが判定される。その画素がフィールド画像内で実際に存在するラインの画素である場合には、その画素は補間対象でなく、ステップS2でラインメモリの画素値が出力されて処理を終了する。
補間対象の画素である場合には、ステップS3で予測画素値計算のための傾き番号0から32に対するコストの値がそれぞれ0に初期化され、ステップS4で傾き番号0から32にそれぞれ対応するコストの中で最小となる最小コスト値MinCostの値が無限大に設定され、その後ステップS5からS10までのループの処理が行われる。
ステップS5からS10までのループでは、傾き番号0から32にそれぞれ対応するコストの中で最小となるMinCostに対応する傾き番号kの検出が行われる。すなわち、まずステップS5でkの値がまず“0”とされ、ステップS6で傾き番号0に対するコストが算出され、ステップS7でkの値が“16”に一致するか否かが判定され、ここでは一致しないためステップS8で、ステップS6で算出されたコストの値に“32”が加算され、ステップS9でk=0に対するコストの値が最小コスト値MinCost未満であるか否かが判定され、ここでは未満であるため、傾き番号0に対するコストの値がMinCostに代入されて、ステップS5の処理に戻る。
ステップS5で傾き番号kの値がインクリメントされ、ステップS6からS10までの処理が繰り返される。この処理は、kの値が33未満、すなわち32に達するまで繰り返される。これらの処理の中で、傾き番号k=16の場合のみについてステップS6で算出されたコストに対する“32”の加算が行われず、ステップS7の処理からステップS9の処理に移行する。そしてMinCostに対しては傾き番号0から32のうちで最もコストの小さい値が代入され、これによって最小コスト値に対応する傾き番号kが求められる。そしてステップS11でその最小コストの傾き番号に対応して補間処理が実行されて、処理を終了する。
図41は、本実施形態における画像変換装置の構成ブロック図である。同図において画像変換装置は、フィールド画像のうちの、例えば2ライン分の画素データを格納するラインメモリ10、ラインメモリ10からの読み出し画素を指定する画素カウンタ11、画素カウンタ11の指定に従ってラインメモリ10から読み出された画素の画素値を用いて、予測画素値を算出するための予測処理部12、予測処理部12の出力する予測画素値や、上、下のラインの実際の画素値u8〜u11、d8〜d11を格納する予測画素バッファ13、予測画素バッファ13からの読み出し画素値を指定する予測画素カウンタ14、予測画素カウンタ14によって指定され、予測画素バッファ13から読み出された画素値を用いて、各傾き番号に対応して、(1)式で与えられる差分絶対値の和をそれぞれ計算する33個の計算回路からなる差分絶対値計算回路15、差分絶対値計算回路15の内部の33個の計算回路の計算結果を格納する33個のレジスタによって構成される差分絶対値保持レジスタ16、例えば傾き番号16以外の番号に対して加算される加算値(ユーザ設定値)αを保持し、差分絶対値保持レジスタ16にその加算値を与える、各番号に対する加算値保持レジスタ17、差分絶対値保持レジスタ16内の各傾き番号に対応する差分絶対値和の値に加算値が加算された結果を用いて、各傾き番号の中で最小となる差分絶対値和に対応する傾き番号を求める最小値判定部18、最小値判定部18によって判定された傾き番号に対応して1つのブロック、すなわち4個の画素に対する補間を行うために、予測画素バッファ13から必要な画素の画素値を読み出すための読み出しアドレスを生成する読み出しアドレス生成部19、その読み出しアドレスに対応して読み出された画素の画素値を用いて1つのブロック内の4個の画素の画素値を補間によって求める補間処理部20、フィールド画像のうちでラインメモリ10に入力されるラインがフィールド画像内に存在する実際の画素のラインである場合にはラインメモリ10からの画像データを直接に選択し、補間対象ラインである場合には補間処理部20からの出力を選択してフレーム画像として出力するセレクタ21を備えている。
図41において、傾き番号に対応して、例えば図5で説明した上のライン用の予測画素値q0からq3、下のライン用の予測画素値p0からp3までを求めるために必要なライン内の実際の画素の画素値が、画素カウンタ11の指定に対応してラインメモリ10から予測処理部12に与えられる。前述のように必要な画素値は1個、または2個であり、2個の場合は横方向に連続する2個の画素値が予測処理部12に与えられ、予測処理部12はその2個の画素の平均値、または1個の画素の画素値などを予測画素バッファ13に出力することになる。
予測画素バッファ13には、予測画素値、u8〜u11、およびq8〜q11だけでなく、補間処理部20によって補間のために必要となる画素の画素値も、例えば補間処理部20がアクセスしやすいようなアドレスに格納されるものとする。
予測画素カウンタ14は、差分絶対値計算回路15内の、傾き番号0から32に対するそれぞれの計算回路における差分絶対値和の計算に必要な予測画素値などを指定し、その予測画素値などが予測画素バッファ13から各計算回路に与えられる。そしてそれぞれの傾き番号に対する差分絶対値和の計算が行われ、その結果は差分絶対値保持レジスタ16内の33個のレジスタに格納される。必要な場合にはそのレジスタの値に加算値αが加算され、最小値判定部18によって加算結果に対応して差分絶対値和が最小となる傾き番号の判定が行われる。
読み出しアドレス生成部19は、前述のように傾き番号によって決定される係数A、B、およびCの値を補間処理部20に与えるとともに、補間処理の計算に必要となる画素の位置を読み出しアドレスとして生成し、必要な画素の画素値が予測画素バッファ13から補間処理部20に与えられて、前述の(2)式を用いて補間画素に対する画素値が計算される。
なお本発明の特許請求の範囲の請求項1における画素値予測手段は図41の予測処理部12に相当し、組合せ探索手段は狭義には最小値判定部18に相当するが、広義には差分絶対値計算回路15と差分絶対値保持レジスタ16を含むものであり、さらに画素補間手段は補間処理部20に相当する。
また請求項1内の補間対象画素は、例えば図23の画素値(1)〜(4)の画素に、予測画素値は、例えば図5の画素値p0〜p3、q0〜q3に相当する。
以上において本発明の画像変換装置、および変換方法についてその詳細を説明したが、この画像変換装置は当然一般的なコンピュータシステムを基本として構成することが可能である。図42はそのようなコンピュータシステム、すなわちハードウェア環境の構成ブロック図である。
図42においてコンピュータシステムは中央処理装置(CPU)30、リード・オンリ・メモリ(ROM)31、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)32、通信インターフェース33、記憶装置34、入出力装置35、可搬型記憶媒体の読取り装置36、およびこれらの全てが接続されたバス37によって構成されている。
記憶装置34としてはハードディスク、磁気ディスクなど様々な形式の記憶装置を使用することができ、このような記憶装置34、またはRO31に図40のフローチャートに示されたプログラムや、各傾き番号に対応する予測画素値算出や補間画素値計算のためのプログラム、および本発明の特許請求の範囲の請求項7のプログラムなどが格納され、そのようなプログラムがCPU30によって実行されることにより、本実施形態における予測画素値算出、補間画素値の計算などが可能となる。
このようなプログラムは、プログラム提供者38からネットワーク39、および通信インターフェース33を介して、例えば記憶装置34に格納されることも、また市販され、流通している可搬型記憶媒体40に格納され、読取り装置36にセットされて、CPU30によって実行されることも可能である。可搬型記憶媒体30としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVDなど様々な形式の記憶媒体を使用することができ、このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取り装置36によって読取られることにより、本実施形態におけるフィールド画像からフレーム画像への変換が可能となる。
図43は、本発明の効果の説明図である。同図は図3の従来例の問題点に対応して本発明の効果を説明するものであり、フレーム画像内に細い斜め線が存在する場合にも、補間対象画素を1つとして傾きの検出を行う代わりに、本発明においては複数個、例えば4個の連続する画素を対象画素として傾きの検出を行うために、斜め線の検出を誤ることなく、補間ライン内の画素に対する補間を適切に行うことが可能となる。
なお以上の説明における予測画素値の算出方法と画素値の補間方法は1つの例であり、本発明の画像変換方式がこのような方法だけに限定されるものでないことは当然である。

Claims (8)

  1. フィールド画像内の第1ラインの画素値と第2ラインの画素値とを用いて、前記第1ラインと前記第2ラインとの間の第3ラインの補間対象画素の画素値を求めることにより、
    フィールド画像をフレーム画像に変換する画像変換装置であって、
    前記第1ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第1予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ求め、及び、前記第2ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第2予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ求める画素値予測手段と、
    前記第1ラインを上のラインとし、前記第2のラインを下のラインとした場合に、前記第2予測画素値と前記第1ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の上に位置する画素の画素値との第1差分値と、前記第1予測画素値と前記第2ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の下に位置する画素の画素値との第2差分値とに基づいて算出される第1算出値を、前記複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、前記複数の補間方向毎に算出された複数の第1算出値のなかで値が最小となる補間方向を探索する組合せ探索手段と、
    前記最小となる補間方向に対応する前記第1ラインの画素値と前記第2ラインの画素値とから、前記補間対象画素の画素値を算出する画素補間手段とを備えることを特徴とする画像変換装置。
  2. 前記組合せ探索手段が、前記複数の補間方向のうちで、前記補間対象画素とフィールド内のラインに垂直となる方向の前記第1ラインの画素の画素値から前記第1の予測画素値が算出され、該垂直となる方向の前記第2ラインの画素の画素値から前記第2の予測画素値が算出される補間方向を除くすべての補間方向に対して、予め定められた正の定数を前記第1算出値に加算して、該加算の結果が最小となる補間方向を探索することを特徴とする請求項1記載の画像変換装置。
  3. 前記画素値予測手段が、前記第1予測画素値を、前記第1ラインの複数の画素値のうちの1つの画素値、または2つの画素値の平均値とし、前記第2予測画素値を、前記第2ラインの複数の画素値のうちの1つの画素値、または2つの画素値の平均値とすることを特徴とする請求項1記載の画像変換装置。
  4. フィールド画像からフレーム画像への変換において、前記フィールド画像内の第1ラインの画素値と第2ラインの画素値との補間から、前記第1ラインと前記第2ラインとの間の第3ラインの補間対象画素の補間画素値を算出する画像変換方法であって、
    前記第1ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第1予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記第2ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第2予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記第1ラインを上のラインとし、前記第2のラインを下のラインとした場合に、前記第2予測画素値と前記第1ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の上に位置する画素の画素値との第1差分値と、前記第1予測画素値と前記第2ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の下に位置する画素の画素値との第2差分値とに基づいて第1算出値を、前記複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記複数の補間方向毎に算出された複数の第1算出値のなかで値が最小となる補間方向を探索し、
    前記最小となる補間方向に対応する前記第1ラインの画素値と前記第2ラインの画素値とから、前記補間画素値を算出することを含むことを特徴とする画像変換方法。
  5. 前記複数の補間方向のうちで、前記補間対象画素とフィールド内のラインに垂直となる方向の前記第1ラインの画素の画素値から前記第1の予測画素値が算出され、該垂直となる方向の前記第2ラインの画素の画素値から前記第2の予測画素値が算出される補間方向を除くすべての補間方向に対して、予め定められた正の定数を前記第1算出値に加算して、該加算の結果が最小となる補間方向を探索することを特徴とする請求項4記載の画像変換方法。
  6. 記第1予測画素値を、前記第1ラインの複数の画素値のうちの1つの画素値、または2つの画素値の平均値とし、前記第2予測画素値を、前記第2ラインの複数の画素値のうちの1つの画素値、または2つの画素値の平均値とすることを特徴とする請求項4記載の画像変換方法。
  7. フィールド画像からフレーム画像への変換において、前記フィールド画像内の第1ラインの画素値と第2ラインの画素値との補間から、前記第1ラインと前記第2ラインとの間の第3ラインの補間画素値を算出する計算機によって用いられるプログラムであって、
    前記第1ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第1予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記第2ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第2予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記第1ラインを上のラインとし、前記第2のラインを下のラインとした場合に、前記第2予測画素値と前記第1ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の上に位置する画素の画素値との第1差分値と、前記第1予測画素値と前記第2ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の下に位置する画素の画素値との第2差分値とに基づいて第1算出値を、前記複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記複数の補間方向毎に算出された複数の第1算出値のなかで値が最小となる、補間方向を探索し、
    前記最小となる補間方向に対応する前記第1ラインの画素値と前記第2ラインの画素値とから、前記補間画素値を算出することを計算機に実行させることを特徴とする画像変換プログラム。
  8. フィールド画像からフレーム画像への変換において、前記フィールド画像内の第1ラインの画素値と第2ラインの画素値との補間から、前記第1ラインと前記第2ラインとの間の第3ラインの補間画素値を算出する計算機によって使用される記憶媒体であって、
    前記第1ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第1予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記第2ラインの複数の画素値のうちで補間方向に対応する画素の画素値から、前記第3ラインにおける複数の画素に対する第2予測画素値を複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記第1ラインを上のラインとし、前記第2のラインを下のラインとした場合に、前記第2予測画素値と前記第1ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の上に位置する画素の画素値との第1差分値と、前記第1予測画素値と前記第2ラインにおいて該第2予測画素値を求めた予測画素の下に位置する画素の画素値との第2差分値とに基づいて第1算出値を、前記複数の補間方向毎にそれぞれ算出し、
    前記複数の補間方向毎に算出された複数の第1算出値のなかで値が最小となる補間方向を探索し、
    前記最小となる補間方向に対応する前記第1ラインの画素値と前記第2ラインの画素値とから、前記補間画素値を算出する処理を計算機に実行させるプログラムを格納した計算機読み出し可能可搬型記憶媒体。
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