JP5041871B2 - ホスト計算機および無線ネットワーク・システム - Google Patents
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Description
このようなシステムのセンサー端末は、ZigBee規格では、End Deviceと呼ばれており、異常発生時などに通信要求があった場合だけ、通信機能を有効にし、それ以外の場合は通信機能を停止することでバッテリ駆動による長時間動作を実現している。
しかしながら、無線センサーネットワークは、屋外等、インフラ設備の整っていない場所に設置されることがある。このような場合、中継端末や通信を受け付ける側の端末についても省電力を実現して電力供給をバッテリで行うことができれば、中継端末や通信を受け付ける側の端末についても設置場所に制限がなくなり、しかも低コストでシステムの構築を行うことが可能となる。
また従来のシステムでは、中継端末を含めて、通信が必要になった時から通信終了時までのみ電源が投入されるという木目細かな制御ができず、省電力が十分でないという課題がある。
ウェークアップ手段を備える受信側の無線端末は、常態ではデータ通信機能を停止した低消費電力なSLEEP(スリープ)モードに設定されていて、ウェークアップ信号を検出した場合、すなわち、データ通信要求を検知した場合にだけ、ウェークアップしてデータ通信機能を有効にする。これにより、無線端末を非常に低消費電力にすることが可能となる。
さらに、前記データ通信に関係の無い端末がウェークアップしたことにより消費される電力はシステムが予定する動作とは無関係に消費される電力であるため、個々の端末についてのバッテリ寿命の予測を困難にさせることにつながる。
そこで、多元接続手法を用いる場合は、データ送信端末が受信端末に割り付けられた多重化情報(周波数チャネル、タイムスロット)をデータ送信する前に知るための仕組みとして、多重化情報を少ない消費電力、少ないリソースで、割り付け共有できる仕組みが重要となる。
そこで、ウェークアップ信号の干渉を少なくする割り付け、および、時々刻々変化するウェークアップ信号の干渉状況に応じた多重化情報の再割り付けを行える仕組みを持つことが重要となる。
さらに、本発明は、位置情報や通信環境に応じて、前記多重化情報を再割り付け共有できる手段を提供できるようにすることを目的とする。
また例えば、無線通信装置間で多重化情報を通知するために通信をする必要を無くすことができる。
また例えば、他装置についてネットワーク・アドレスとは別に多重化情報を記憶管理する必要を無くすことができる。
図1は、実施の形態1におけるネットワーク・アドレス構成を有する通信システム900の一例を示した図である。
図1の通信システム900(無線ネットワーク・システムや通信ネットワークなどの一例)は、ネットワーク・コーディネータと呼ぶノード1(ネットワーク・アドレス:0x0000)を頂点したツリー構造を持つネットワーク・アドレス構成(以下、アドレスツリーとする)を示している。以下、ノードとは、無線によりデータを送信・受信するセンサー端末、中継端末またはサーバ端末を示すものとする。
親ノードは、ネットワーク・アドレスを割り付けることができる子ノード数をCmまでに制限する。Cmはネットワークの共通パラメータとして定義されているものとする。
例えば、図1において、ネットワーク・コーディネータ(ノード1)の子ノードであり「深さ(Depth)」が“1”であるノード4の「オフセット・アドレス」が“0x002”である場合、ノード4のネットワーク・アドレスは“0x1002”となる。
≦ Ac(offset) < (Ap(offset)+1)×Cm (式1)
上記式における記号は以下を意味する。
Ap(offset):親ノードのオフセット・アドレス
Ac(offset):子ノードのオフセット・アドレス
Cm:親ノードが持てる最大子ノードの数
また、ネットワーク・コーディネータの子ノードの深さ(Depth)は“1”であるため、図1において、ネットワーク・コーディネータ(ノード1)の子ノードであるノード2、ノード3およびノード4のネットワーク・アドレスはそれぞれ“0x1000”、“0x1001”、“0x1002”となる。
例えば、任意のノードAが所属するサブネットワーク番号とサブネットワーク内ノード番号とは、ノードAのネットワーク・アドレスを元に以下の式2、式3、式4および式5で計算することが可能である。
また例えば、図1において、ノード2は、「深さD(ノード2)」が“1”のため、式4により「サブネットワーク番号Sid(ノード2)」が“0(=0+0)”となり、式5により「ノード番号Nsid(ノード2)」が“1(=0+1)”となる。
また例えば、図1において、ノード9は、「深さD(ノード9)」が“2”のため、式4により「サブネットワーク番号Sid(ノード9)」が“2(=30+1)”となり、式5により「ノード番号Nsid(ノード9)」が“2(=1+1)”となる。
また例えば、図1において、ノード14は、「深さD(ノード14)」が“3”のため、式4により「サブネットワーク番号Sid(ノード14)」が“4(=(31+30)+0”となり、式5により「ノード番号Nsid(ノード14)」が“1(=0+1)”となる。
上記説明によって図1に示す各ノードに割り付けられるネットワーク・アドレス、サブネットワーク番号およびノード番号を図2に示す。
図3において、データ受信ノード100(無線通信装置の一例)は、モード制御ブロック110、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120、ウェークアップ信号検出ブロック130、データ受信ブロック140および受信ノード記憶ブロック190を備える。
モード制御ブロック110(モード制御部の一例)は、データ受信ノード100の動作モードをCPU(Central Processing Unit)を用いて制御しており、常態では、データ受信ブロック140を停止し、ウェークアップ信号検出ブロック130をイネーブル(有効、動作可能状態)にした低電力なSLEEP(スリープ)モードにする。また、モード制御ブロック110は、ウェークアップ信号検出ブロック130がウェークアップ信号を検出した際、動作モードをデータ通信が行えるACTIVE(アクティブ)モードに切り替える。ACTIVEモードでは、データ受信ブロック140がイネーブルで、ウェークアップ信号検出ブロック130がディスエーブル(無効、動作不可状態)になる。また、モード制御ブロック110は、データ受信ブロック140がデータ受信を終了した際やACTIVEモードに切り替えてから所定時間経過した際、動作モードをSLEEPモードに切り替える。
ウェークアップ信号検出ブロック130(ウェークアップ信号検出部の一例)は、SLEEPモードにおいて、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120が算出する多重化情報(周波数チャネル、タイムスロット)に基づいて、ウェークアップ信号の検出処理を通信機およびCPUを用いて行う。
ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120(多重化情報算出部の一例)は、自ノードのネットワーク・アドレスに基づいて自ノードに対して送信されるウェークアップ信号の無線通信における多重化情報をCPUを用いて算出する。
データ受信ブロック140(データ受信部の一例)は、ACTIVEモードにおいて、データ送信ノード200が送信したデータを受信する。
受信ノード記憶ブロック190は、データ受信ブロック140が受信したデータ、自ノードのネットワーク・アドレス、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120が算出した多重化情報、多重化情報として用いる各周波数チャネルに対応する周波数の情報、多重化情報として用いるタイムスロットに対応する受信タイミングの情報などを記憶する。
図4において、データ送信ノード200(無線通信装置の一例)は、ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210、ウェークアップ信号出力ブロック220、データ送信ブロック230および送信ノード記憶ブロック290を備える。
ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210(多重化情報算出部の一例)はデータの送信先とする宛先ノード(データ受信ノード100)の多重化情報を宛先ノードのネットワーク・アドレスに基づいてCPUを用いて算出する。
ウェークアップ信号出力ブロック220(ウェークアップ信号送信部の一例)は、ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210が算出した多重化情報に基づいてウェークアップ信号を通信機を用いて送信する。これにより、ウェークアップ信号を検出したデータ受信ノード100が受信機能をイネーブルにしたACTIVEモードとなり、データ送信ノード200からデータ受信ノード100へのデータ送信が可能となる。
データ送信ブロック230(データ送信部の一例)は、ウェークアップ信号出力ブロック220がウェークアップ信号を送信してデータ受信ノード100をACTIVEモードにした後、通信機を用いて当該データ受信ノード100宛てのデータを送信する。
送信ノード記憶ブロック290は、データ送信ブロック230が送信するデータ、自ノードのネットワーク・アドレス、データの送信先とするデータ受信ノード100(例えば、親ノード)のネットワーク・アドレス、ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210が算出した多重化情報、多重化情報として用いる各周波数チャネルに対応する周波数の情報、多重化情報として用いるタイムスロットに対応する送信タイミングの情報などを記憶する。
実施の形態1におけるデータ送信ノード200とデータ受信ノード100との無線通信方法について、図5に基づいて以下に説明する。
データ送信ノード200およびデータ受信ノード100の各ブロックは以下の処理をCPUや通信機などのハードウェアを用いて実行する。
まず、データ受信ノード100において、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120は自ノードのネットワーク・アドレスに基づいて自ノードの多重化情報を算出する。
このとき、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120は自ノードのネットワーク・アドレスを受信ノード記憶ブロック190から取得する。そして、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120は取得したネットワーク・アドレスから前述のように特定される自ノードのサブネットワーク番号や自ノードのノード番号に基づいて自ノードの多重化情報を算出する。自ノードの多重化情報は自ノードに対するウェークアップ信号の送信に使用される周波数チャネルやタイムスロットを示す。
多重化情報の詳細については後述する。
また、データ受信ノード100において、モード制御ブロック110はデータ受信ノード100の動作モードをSLEEPモードにする。
このとき、モード制御ブロック110はウェークアップ信号検出ブロック130をイネーブルにし、データ受信ブロック140をディスエーブルにする。
また、データ送信ノード200において、送信データが発生した際、ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210はデータ送信先ノードのネットワーク・アドレスに基づいてデータ送信先ノードの多重化情報を算出する。
ここで、データ送信ノード200に備わるセンサー(図示省略)の計測値が異常値を示し、サーバ端末に異常の検出を通知する必要が生じた場合など、送信データが発生したものとする。
このとき、ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210は送信ノード記憶ブロック290からデータ送信先ノード(データ受信ノード100)のネットワーク・アドレスを取得する。例えば、図1において、ノード5がデータ送信ノード200であり、ノード1がサーバ端末である場合、ノード5のウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210は親ノードであるノード2のネットワーク・アドレスを取得する。
そして、ウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210は取得したネットワーク・アドレスから前述のように特定されるデータ送信先ノードのサブネットワーク番号やデータ送信先ノードのノード番号に基づいてデータ送信先ノードの多重化情報を算出する。データ送信先ノードの多重化情報はデータ送信先ノードに対するウェークアップ信号の送信に使用する周波数チャネルやタイムスロットを示す。
多重化情報の詳細については後述する。
次に、データ送信ノード200において、ウェークアップ信号出力ブロック220はウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210が算出したデータ送信先ノードの多重化情報に基づいてデータ送信先ノードに対するウェークアップ信号を送信する。
このとき、ウェークアップ信号出力ブロック220はウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210の算出したデータ送信先ノードの多重化情報が示す周波数チャネルやタイムスロットに基づいてウェークアップ信号を送信する。例えば、ウェークアップ信号出力ブロック220は多重化情報の示す周波数チャネルに対応する周波数を持つウェークアップ信号を送信する。また例えば、ウェークアップ信号出力ブロック220は多重化情報の示すタイムスロットに対応する時間帯にウェークアップ信号を送信する。
次に、データ受信ノード100において、ウェークアップ信号検出ブロック130は、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120がS110において算出した自ノードの多重化情報に基づいて、データ送信ノード200が送信したウェークアップ信号を検出する。
例えば、ウェークアップ信号検出ブロック130は、多重化情報の示す周波数チャネルに対応する周波数を持つ信号のみ受信するようにし、受信した信号をウェークアップ信号とする。また例えば、ウェークアップ信号検出ブロック130は、多重化情報の示すタイムスロットに対応する時間帯のみ信号を受信するようにし、受信した信号をウェークアップ信号とする。
次に、データ受信ノード100において、モード制御ブロック110はデータ受信ノード100の動作モードをACTIVEモードにする。
このとき、モード制御ブロック110はウェークアップ信号検出ブロック130をディスエーブルにし、データ受信ブロック140をイネーブルにする。
次に、データ送信ノード200において、データ送信ブロック230は発生したデータを送信する。
そして、データ受信ノード100において、データ受信ブロック140はデータ送信ノード200から送信されたデータを受信する。
また、データを受信したデータ受信ノード100は、中継ノードとして上記データ送信ノード200と同様に別ノードにデータを送信してもよい。例えば、図1において、ノード5(センサー端末)からデータを受信したノード2(中継端末)は受信したデータをノード1(サーバ端末)に送信する。
ここで、多重化情報の詳細について説明する。
実施の形態1における通信システム900の多重化情報は、個々のノードが所属するサブネットワークとサブネットワーク内のノード番号とにより一意に決定されることを特徴とする。また、前述の通り、実施の形態1における通信システム900のサブネットワーク番号とノード番号とはネットワーク・アドレスにより一意に決定されることを特徴とする。すなわち、実施の形態1における通信システム900はウェークアップ信号に適用する多重化情報をネットワーク・アドレスより一意に決定することを特徴とする。
Ts(A) = Ts(Ap)+Nsid(A) (式7)
Ts(C) = 0 (式8)
上記式における記号は以下を意味する。
Ch(A):ノードAのウェークアップ・チャネル番号
Ts(A):ノードAのウェークアップ・タイムスロット番号
Ts(Ap):ノードAの親ノードのタイムスロット番号
Ts(C):コーディネータノードのタイムスロット番号
そして、ノード5のウェークアップ信号出力ブロック220はチャネル番号“0”に対応する周波数を持つウェークアップ信号をタイムスロット番号“1”に対応する時間帯(タイミング)で送信し、ノード2のウェークアップ信号検出ブロック130はチャネル番号“0”に対応する周波数を持ちタイムスロット番号“1”に対応する時間帯に受信した信号をウェークアップ信号として検出する。
上記説明によって図1に示す各ノードに割り付けられる多重化情報(周波数チャネル、タイムスロット)を図6に示す。
ネットワーク・アドレスの割り付けに際して、例えば、図1に示すようにネットワーク・ツリーを用いて割り付けを行うことによりツリー上の位置とネットワーク・アドレスとの対応が取れている無線ネットワークではサブネットワーク番号とサブネットワーク内のノード番号がネットワーク・アドレスから一意に決まる。このようなネットワークを用いた通信システムであれば本実施の形態における多重化情報の割り付け方法を適用することが可能である。言い換えると、本実施の形態の多重化情報の割り付け方法は、一つの親装置のネットワーク・アドレスに対して一以上の子装置のネットワーク・アドレスが対応する関係となるクラスタツリー型のネットワーク・ツリーを用いた無線ネットワーク・システムに適用することができる。例えば、ZigBee規格(バージョン1.0)によりネットワーク・アドレスを割り付けた通信システムにおいて、本実施の形態における多重化情報割り付け方法は適用できる。
また、前記ネットワーク・ツリーは、アドレス割り付けのためのツリーであり、データ通信経路は必ずしもこのアドレス割り付けのためのツリー構造を利用する必要はない。例えば、アドレス割り付け用のネットワーク・ツリーとは別にメッシュ・ネットワークをデータ通信経路用に設けたネットワーク・システムにおいても本実施の形態における多重化情報割り付け方法は適用可能である。
無線端末は、自身の構成要素の一部のみが動作するスリープ・モードを持ち、上記スリープ・モードにおいては、自身のネットワーク・アドレスより多重化情報を算出する手段(ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120)を有し、無線回路部(ウェークアップ信号検出ブロック130)が上記多重化情報に基づいて受信電波の検波処理(ウェークアップ信号の検出処理)を行い、該検波処理で所定のウェークアップ信号を検出する。そして、無線端末は、上記無線回路部が上記ウェークアップ信号を検出したことで上記スリープ・モードからデータ通信が出来るアクティブ・モードになる。
また例えば、データ受信ノード100とデータ送信ノード200との間で多重化情報を通知するために通信をする必要を無くすことができる。
また例えば、データ送信ノード200がデータ受信ノード100についてネットワーク・アドレスとは別に多重化情報を記憶管理する必要を無くすことができる。
多重化情報(周波数チャネル、タイムスロット)は一般に有限であるため、全てのノードにユニークな多重化情報を割り付けることができないケースがある。例えば、上記実施の形態1において、以下の式9や式10の関係がある場合は全てのノードにユニークな周波数チャネルChおよびタイムスロットTsを割り付けることができない。
Ts(Ap)+Nsid(A) > Tsmax (式10)
上記式における記号は以下を意味する。
Chmax:通信システム900において使用可能な周波数チャネルChの最大値
Tsmax:通信システム900において分割可能なタイムスロットTsの最大値
Ts(A) = (Ts(Ap)+Nid(A))%Tsmax (式12)
図7に示すように、実施の形態2における通信システム900(無線ネットワーク・システムや通信ネットワークなどの一例)はネットワーク・コーディネータとなるノード1に接続するホスト計算機300を有する。
実施の形態2におけるホスト計算機300は各ノードに対して多重化情報の再割り付けを行う。
図8において、上記実施の形態1で示したデータ受信ノード100の各機能構成およびデータ送信ノード200の各機能構成をまとめてデータ送受信制御ブロック401として示す。データ送受信制御ブロック401には上記実施の形態1で説明したモード制御ブロック110、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120、ウェークアップ信号検出ブロック130、データ受信ブロック140および受信ノード記憶ブロック190が含まれる。また、データ送受信制御ブロック401には上記実施の形態1で説明したウェークアップ信号出力多重化情報計算ブロック210、ウェークアップ信号出力ブロック220、データ送信ブロック230および送信ノード記憶ブロック290が含まれる。
また、データ送受信ノード400(無線通信装置の一例)は、データ送受信制御ブロック401の他に、新規参入処理ブロック451、RSSI値取得ブロック452、位置情報取得ブロック453、多重化情報再割り付け要求ブロック454およびアドレス変更処理ブロック455を備える。
RSSI値取得ブロック452は、自ノードの周辺にある、親となり得るノードとのRSSI(Receive Signal Strength Indication)値をCPUおよび通信機を用いて取得する。RSSI値取得ブロック452は、RSSI値が新規参入処理ブロック451による参入手順において取得されている場合には、その値を用いることができる。
位置情報取得ブロック453はCPUを用いて任意の方法により自ノードの位置情報を取得する。例えば、位置情報取得ブロック453は、GPS(Global Positionin System)や位置情報の基準となるノードとのRSSI値を用いた三辺測量等の手法により、自ノードの位置情報を取得する。位置情報取得ブロック453がGPS測位により自ノードの位置情報を取得する場合、データ送受信ノード400はGPS受信機を備える。また、位置情報取得ブロック453の代わりにホスト計算機300がRSSI値取得ブロック452の取得したRSSI値を用いて当該ノードの位置情報を取得してもよい。つまり、データ送受信ノード400は位置情報取得ブロック453を備えない構成であってもよい。
多重化情報再割り付け要求ブロック454(再割り付け要求部の一例)は送信機を用いてホスト計算機300に対して多重化情報の再割り付け要求の送信を行う。上記実施の形態1で述べたように本無線通信方法では多重化情報をネットワーク・アドレスにより特定しているため、本実施の形態において、多重化情報の再割り付けはネットワーク・アドレスの再割り付けと同義である。
アドレス変更処理ブロック455は自ノードの新しいネットワーク・アドレスを示すアドレス変更通知を通信機を用いてホスト計算機300から受信し、CPUを用いて、その時点での親ノードと親子関係を解消し、新しいネットワーク・アドレスに対応した親ノードと親子関係を構築する。また、アドレス変更処理ブロック455はデータ送受信制御ブロック401に含まれるウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120に自ノードのネットワーク・アドレスが更新されたことを通知する。そして、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120は自ノードの新しいネットワーク・アドレスに基づいてウェークアップ信号検出用の新しい多重化情報を算出する。
各ノードに対して多重化情報の再割り付けを行うホスト計算機300について、図9に基づいて以下に説明する。
多重化情報計算ブロック320(親選択部の一例)は、ホスト記憶ブロック390に記憶されている各ノードの位置情報を示す位置情報テーブル391を用いて、位置の近いノード同士がサブネットワークを構成するようにアドレスツリーをCPUを用いて再計算する。
アドレス変更指示ブロック330(アドレス通知部の一例)は、多重化情報計算ブロック320の計算結果が示すアドレスツリーに計算前のアドレスツリーとの差異が生じた場合は、ネットワーク・アドレスに変更が生じたノードに対して変更後のネットワーク・アドレスを送信機を用いて通知する。
ホスト記憶ブロック390(位置情報記憶部)は各ノードの位置情報を示す位置情報テーブル391や多重化情報計算ブロック320の多重化情報計算結果などを記憶する。
実施の形態2におけるホスト計算機300とデータ送受信ノード400との多重化情報再割り付け方法について、図10に基づいて以下に説明する。
ホスト計算機300およびデータ送受信ノード400の各ブロックは以下の処理をCPUや通信機などのハードウェアを用いて実行する。
まず、データ送受信ノード400において、新規参入処理ブロック451は任意の参入手順により自ノードをネットワークに参入させ、親ノードから自ノードのネットワーク・アドレスを取得する。
例えば、新規参入処理ブロック451は以下の参入手順により自ノードをネットワークに参入させ、自ノードのネットワーク・アドレスを取得する。
(2)新規参入処理ブロック451は、(1)に際して、周辺のノードがSLEEPモードに設定されている場合は、例えば、段落[0008]に示したような多重化されていないウェークアップ信号を用いて周辺のノードをウェークアップさせる。
(3)新規参入要求コマンドを受信した周辺の親となり得るノードは、新規参入ノードに子ノードとして受け入れることが可能である旨の応答を無線パケットにより新規参入ノードに送信する。親となり得るノードとはネットワーク・アドレスを割り付けた子ノードの数が最大子ノード数Cmに満たないノードのことである。
(4)新規参入処理ブロック451は、親となり得る各ノードから応答パケットを受信し、応答パケットのRSSI値等の通信品質を考慮して1つの親ノードを選択する。そして、新規参入処理ブロック451は選択した親ノードに参入コマンドを発行する。
(5)参入コマンドを受信した親ノードは、新規参入ノードに対して自身の管理する子ノード用のネットワーク・アドレスの中から未割り付けのネットワーク・アドレスを1つ選択し、選択したネットワーク・アドレスを新規参入ノードに通知する。
例えば、このようにして新規参入処理ブロック451はネットワークに新規参入し、ネットワーク・アドレスを取得する。
次に、データ送受信ノード400において、RSSI値取得ブロック452は、S310においてネットワークに新規参入した際の親ノードとのRSSI値を取得する。そして、RSSI値取得ブロック452は取得したRSSI値をホスト計算機300に送信する。ホスト計算機300は各ノードから受信したRSSI値をホスト記憶ブロック390に記憶する。
例えば、RSSI値取得ブロック452は上記(4)で親ノードから受信した応答パケットや上記(5)で親ノードから送信されたネットワーク・アドレスを通知するパケットを受信時の受信電波の強度をRSSI値として検出する。RSSI値(=受信電波強度)と距離とには相関性があり、親ノードとのRSSI値は親ノードとの距離が長くなるほど小さくなる。そのため、RSSI値に基づいて位置が既知である3点以上の基準ノード(例えば、親となり得る各ノード)との距離を算出し、多辺測量により当該ノードの位置を算出することができる。
次に、データ送受信ノード400において、位置情報取得ブロック453は、GPSを用いた測位手法やRSSI値を用いた多辺測量等の手法により自ノードの位置を算出する。そして、位置情報取得ブロック453は算出した自ノードの位置をホスト計算機300に送信する。ホスト計算機300は各ノードから受信した位置情報をホスト記憶ブロック390に記憶する。
但し、ホスト計算機300が各ノードから受信したRSSI値を用いて各ノードの位置情報を算出する場合、位置情報取得ブロック453による位置情報算出処理(S330)は実行しなくてもよい。
次に、データ送受信ノード400において、多重化情報再割り付け要求ブロック454は新規参入したネットワークのホスト計算機300に対して多重化情報再割り付け要求を送信する。前述の通り、本実施の形態において、多重化情報の再割り付けはネットワーク・アドレスの再割り付けと同義である。
次に、ホスト計算機300において、多重化情報再割り付け要求受信ブロック310はデータ送受信ノード400から送信された多重化情報再割り付け要求を受信する。
次に、ホスト計算機300において、多重化情報計算ブロック320は、ホスト記憶ブロック390に記憶されている各ノードの位置情報を示す位置情報テーブル391を用いて、位置の近い(距離の近い)ノード同士がサブネットワークを構成するようにアドレスツリーを再計算する。このとき、多重化情報計算ブロック320は親子関係にあるノード間のRSSI値が所定値以上の電波レベルを示すようにアドレスツリーを計算し、計算後のアドレスツリーにおいて親ノードと子ノードとが互いに通信できるようにする。
図12は、実施の形態2における各データ送受信ノード400の配置例を示す図である。
ホスト計算機300は、位置情報送信処理(S330)において図12に示す各データ送受信ノード400から受信した位置情報を図11に示すような位置情報テーブル391として記憶する。そして、アドレスツリー再計算処理(S420)において、多重化情報計算ブロック320はこの位置情報テーブル391を用いてアドレスツリーを再計算する。また、ホスト計算機300はRSSI値送信処理(S320)において図12に示す各データ送受信ノード400から受信したRSSI値に基づいて各データ送受信ノード400の位置を算出し、算出した位置情報を図11に示すような位置情報テーブル391として記憶してもよい。
アドレスツリー再計算処理(S420)において、多重化情報計算ブロック320は、例えば、図13に示すようなアドレスツリーに対して以下のような処理によりアドレスツリーの再計算を行う。
(a)図13においては、Ndn(n=0〜3)は、基準ノードであり、これら基準ノード同士の接続は固定された接続(すなわち、アドレス再計算の対象としない接続)とする。
(b)図13において、Ntn(n=0〜7)は、接続が固定されない(すなわち、アドレス再計算の対象とする)ノードとする。
(c)また、本例のネットワークでは、基準ノードだけが、親ノードになり得るノードと定義する。
(d)また、図13のネットワークは、Cm=3が設定されていて、1つのノードは最大3ノードまでしか子ノードを持てない制約が課されている。
(2)次に、ノードNt7は自身の位置情報を取得する。取得手段は問わず、GPS測位でもRSSI値に基づく測位でも構わない。この結果として、ノードNt7は自身の位置情報として座標(80、120)を得て、本位置情報をホスト計算機300に送付する(S330)。また、ノードNt7はホスト計算機300に対して多重化情報再割り当て要求を行う(S340)。
(3)これを受けたホスト計算機300では、ノードNt0〜ノードNt7に対して位置の近い順に優先度を付けて親ノードとなり得るノードをリストアップする。ここで、RSSI値が所定のレベルにないものは位置が近くても除外する。リストアップした結果の例を図14に示す。
図14は、実施の形態2における親ノード候補リスト392の一例を示す表である。親ノード候補リスト392はホスト記憶ブロック390に記憶される。
(4)ここで、ノードNt0〜ノードNt7について最も優先順位の高い親ノード候補に接続した場合に子ノード数≦Cmの条件が満たされていれば、アドレスツリー作成完了である。
(5)(4)において、アドレスツリーの作成が完了しない場合(子ノード数>Cm)は、候補が1つしかない子ノードについては、優先的に接続を確定する。図14に示す親ノード候補リスト392に対しては、ノードNt6は接続候補がノードNd3しかないのでノードNd3を親ノードとする接続が確定する。なお、親ノードが再計算前の親ノードと変わらない場合は当該子ノードに再計算前と同じネットワーク・アドレスを割り付ける。
(6)次に、親ノードとなるノードNd0〜ノードNd4について、接続候補数が最も多いものについて、位置の近いノード順に接続関係を決定する。本例では4つの子ノードの第一候補となり、2つの子ノードの第二候補となっているノードNd3がこれに該当する。ノードNd3は(5)によりノードNt6を子ノードとして接続することが既に確定していて、残り2つの子ノードを「最も優先順位の高い親ノード候補」(図14では第一候補)にしているノードNt4、ノードNt5、ノードNt7の中から選択する。「最も優先順位の高い親ノード候補」としている子ノードの数が当該親ノードに接続可能な子ノードの数より多い場合、当該親ノードからの距離の近い順(RSSI値の大きい順)に子ノードを選択する。図14においては、ノードNd3に対して距離の近い順にノードNt4とノードNt7とを子ノードとして選択する。
(7)(6)で第一候補に接続できなかったノードは、最も優先順位の高い親ノード候補を繰り上げて、(4)に戻って処理を継続する。図14では、ノードNt5の最も優先順位の高い親ノード候補としてノードNd2(第二候補)を繰り上げて処理(4)に戻る。
本例では、2回目の(4)の処理によりアドレスツリーの作成が完了する。
図13に示すアドレスツリーに対する再計算後のアドレスツリーを図15に示す。
図15は、実施の形態2における再計算後のアドレスツリーの一例を示す図である。
S420において多重化情報計算ブロック320が再計算したアドレスツリーに計算前のアドレスツリーとの差異が生じた場合、アドレス変更指示ブロック330は接続するノードに変更が生じた各ノードに対してネットワーク・アドレスの変更および新たに割り付けたネットワーク・アドレスを通知する。上記例ではノードNt5とノードNt7とに親ノードの変更が生じ、親ノードの変更に伴うネットワーク・アドレスの変更が生じている。
次に、データ送受信ノード400において、アドレス変更処理ブロック455は、ホスト計算機300からアドレス変更通知を受信し、その時点での親ノードと親子関係を解消し、新しいネットワーク・アドレスに対応した親ノードと親子関係を構築する。
アドレス変更処理ブロック455は、アドレス変更通知を受信した際、自ノードのネットワーク・アドレスをデータ送受信制御ブロック401に含まれる受信ノード記憶ブロック190から削除して親ノードとの親子関係を解消し、アドレス変更通知が示す新たなネットワーク・アドレスを受信ノード記憶ブロック190に記憶して新たな親ノードとの親子関係を構築する。
そして、アドレス変更処理ブロック455はデータ送受信制御ブロック401に含まれるウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120に、自ノードのネットワーク・アドレスが更新されたことを通知し、ウェークアップ信号検出多重化情報計算ブロック120は新たなネットワーク・アドレスに基づいてウェークアップ信号検出用の新たな多重化情報を算出する。
例えば、図16において、各子ノードが親ノードNd1に対してウェークアップ信号を送信するものとする。また、親ノードNd1と他のサブネットワークに属するノードNt9とで多重化情報が重複しているものとする。ここで、左図のように、親ノードNd1から離れた地点に位置するノードNt0、Nt1、Nt2が親ノードNd1の子ノードとしてサブネットワークを構成する場合(左図)、各子ノードが形成するウェークアップ信号を送信するための電波到達エリア(干渉エリア)が広くなり、データ通信対象でないノードNt9まで親ノードNd1に対するウェークアップ信号を受信してしまいアクティブ・モードに切り替わってしまう。しかし、右図のように、親ノードNd1の近くに位置するノードNt3、Nt4、Nt5にサブネットワークを構成させることにより、電波到達エリアを狭めることができ、親ノードNd1に対するウェークアップ信号はノードNt9には届かず、データ通信対象でないノードNt9が無駄にアクティブ・モードに切り替わることはない。
これにより、本実施の形態の通信システム900は無駄なウェークアップによるノードの電力消費を防ぐことができる。
例えば、図17に示すように、親ノードNd1の近くに位置するノードNt3、Nt4、Nt5がサブネットワークを構成する場合、ノードNt3、Nt4、Nt5それぞれの電波到達エリアは親ノードNd1を含む程度まで小さくすることができる。つまり、ウェークアップ信号の出力電波強度をウェークアップ信号が親ノードNd1に届く程度まで小さくすることができる。また、親ノードNd1の近くに位置するノードNt3、Nt4、Nt5がサブネットワークを構成する場合、親ノードNd1にウェークアップ信号が到達するまでの距離が短いためウェークアップ信号の減衰は少ない。このため、ウェークアップ信号の出力電波強度を小さくしない場合、親ノードNd1に到達した際のウェークアップ信号の検出電波レベルが高くなり、親ノードNd1によるウェークアップ信号の検出精度が高くなる。
これにより、本実施の形態の通信システム900は、さらに、ウェークアップ信号が干渉し難くなり、無駄なウェークアップによる電力消費を防ぐことになる。
実施の形態3では、通信環境の変化やノードの故障などの要因により、ノード間に通信エラーが発生した場合に対応する形態について説明する。
以下、上記実施の形態1および上記実施の形態2と異なる事項について説明し、説明を省略する事項については上記実施の形態1または上記実施の形態2と同様であるものとする。
実施の形態3におけるデータ送受信ノード400は、上記実施の形態2におけるデータ送受信ノード400に対して、通信エラー検出ブロック456を備えることを特徴とする。
実施の形態3におけるホスト計算機300とデータ送受信ノード400との多重化情報再割り付け方法について、図19に基づいて以下に説明する。
通信エラー検出ブロック456はデータ送信時の通信エラーを検出する。
例えば、TCP/IPによりデータ通信を通信システム900において、通信エラー検出ブロック456はTCP/IP通信におけるエラー検出処理を実行する。
ここで、アドレスツリーの再計算時には、現在の親ノードを親ノード候補から除外して新たな親ノードを当該データ送受信ノード400に割り付けるようにする。
以上により、実施の形態3における通信システム900は通信エラーが発生した場合でも省電力に適した通信ネットワークを構築することができる。
多重化情報に対して、ノードの密度(使用可能な通信帯域[周波数、タイムスロット]に対するノードの数)が高いシステムにおいては、ウェークアップ信号が干渉することにより、ノードの無駄なウェークアップは避けられない。そこで、上記実施の形態2における通信システム900では、位置情報を用いて、ウェークアップ信号の干渉エリアを小さくした。これは、言い換えると互いに干渉するノードの数を抑制したことに相当する。
一方で、個々のノードの通信量はシステムディペンドの問題であり、ウェークアップ信号が干渉する関係にあるノードの通信頻度が非常に高いケースでは、上記実施の形態2によりウェークアップ信号が干渉するノードの数を減らしても、無駄なウェークアップの回数が多くなる。
そこで、本実施の形態では、干渉エリアの縮小化では対応できない無駄なウェークアップに対応する形態について説明する。
さらに本実施の形態では、ノードの消費電力を把握する手法について説明する。
実施の形態4におけるデータ送受信ノード400は、上記実施の形態3におけるデータ送受信ノード400に対して、ウェークアップ信号干渉検出ブロック457を備えることを特徴とする。
実施の形態4におけるホスト計算機300とデータ送受信ノード400との多重化情報再割り付け方法について、図21に基づいて以下に説明する。
ウェークアップ信号干渉検出ブロック457は自ノードが通信に関係しないのにウェークアップさせられた回数をカウントし、カウントした回数が予めシステムにより定められた一定時間当りに許容される回数を越える場合にウェークアップ信号の干渉が発生していると判定する。
例えば、ウェークアップ信号干渉検出ブロック457は、データ送受信制御ブロック401において、ウェークアップ信号検出ブロック130がウェークアップ信号を検出した際にモード制御ブロック110が自ノードの動作モードをアクティブ・モードに移行した後、所定の時間が経過してもデータ受信ブロック140がデータを受信しなかった場合に、自ノードが通信に関係しないのにウェークアップさせられたと判定してカウントを行う。そして、所定の時間間隔でカウント数と所定の許容回数とを比較し、カウント数が許容回数を超えている場合には多重化情報再割り付け要求ブロック454にウェークアップ信号の干渉が発生していることを通知する。
ここで、アドレスツリーの再計算時には、例えば、同一親ノードが管理する別のネットワーク・アドレスを当該データ送受信ノード400に割り付けるようにしたり、現在の親ノードを親ノード候補から除外して新たな親ノードを当該データ送受信ノード400に割り付けるようにしたりする。
以上により、実施の形態4における通信システム900はウェークアップ信号の干渉の発生に応じてより省電力に適した通信ネットワークを構築することができる。
実施の形態4におけるホスト計算機300は、上記実施の形態2におけるホスト計算機300に対して、保守インタフェースブロック340を備えることを特徴とする。
そこで、データ送受信ノード400のウェークアップ信号干渉検出ブロック457はカウントしたウェークアップ信号の干渉回数(バッテリ充電後の通算カウント数、信号干渉検出回数)をホスト計算機300に通知するようにする。
また、ホスト計算機300では、保守インタフェースブロック340が、通知されたウェークアップ信号の干渉回数に予め定められた干渉1回当りの消費電力を乗じてウェークアップ信号の干渉による消費電力値(干渉消費電力)を算出する。
そして、ホスト計算機300は、予め設計されたシステム動作に伴う消費電力値(例えば、単位時間当たりに生じる推定データ送受信回数に基づく消費電力値)や実際のデータ送受信回数により定まる消費電力値とウェークアップ信号の干渉による消費電力値とを合算する。この合算値はデータ送受信ノード400の電力消費量、すなわち、バッテリの消耗度を意味する。
これにより、システム管理者は、この合算値に基づいてバッテリの交換時期を正確に判断することが可能となり、通信システム900の信頼性向上や保守費用の上昇を抑えることが可能となる。
この無線端末は、上記スリープ・モードにおいては、自身に割り当てられた多重化情報に基づいて、タイムスロットおよび、周波数チャネルについてウェークアップ信号の検波処理(ウェークアップ信号の検出処理)を行い、上記ウェークアップ信号を検出したことで上記一部以外の構成要素を起動して上記スリープ・モードからデータ通信が出来るアクティブ・モードに切り替わる。
また、無線端末は、自律的に自身が割り付けられたウェークアップ信号の多重化情報を得るために、自身の無線環境に応じて能動的に多重化情報の最適化を要求する手段(多重化情報再割り付け要求ブロック454)と、ホスト計算機300が指定する多重化情報に応じて自身の多重化情報を変更できる手段(アドレス変更処理ブロック455)を備える。
また、上記ホスト計算機300は、多重化情報の最適化の要求を受けて、システムを構成する上記低消費電力無線端末の位置情報と通信環境とを元に、上記ウェークアップ信号の多重化情報を決定する手段(多重化情報計算ブロック320)と、決定した多重化情報を無線端末に通知する手段(アドレス変更指示ブロック330)を備える。
図23において、データ受信ノード100、データ送信ノード200、ホスト計算機300、データ送受信ノード400は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりにその他の記憶装置(例えば、RAMやフラッシュメモリなどの半導体メモリ)を用いてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶機器、記憶装置あるいは記憶部の一例である。また、入力データが記憶されている記憶機器は入力機器、入力装置あるいは入力部の一例であり、出力データが記憶される記憶機器は出力機器、出力装置あるいは出力部の一例である。
通信ボード915は、入出力機器、入出力装置あるいは入出力部の一例である。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、実施の形態において説明したフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他の記録媒体に記録される。また、データや信号値は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
Claims (7)
- 親装置と子装置とのいずれかに区別される複数の無線通信装置と通信接続するホスト計算機であり、
各親装置のネットワーク・アドレスと、各親装置のネットワーク・アドレスそれぞれに対応付けられたネットワーク・アドレスと、前記複数の無線通信装置それぞれの位置情報とを記憶する位置情報記憶部と、
前記位置情報記憶部から前記複数の無線通信装置それぞれの位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて前記子装置からの距離が近い親装置をCPUを用いて選択する親選択部と、
各親装置のネットワーク・アドレスそれぞれに対応付けられたネットワーク・アドレスのうち前記親選択部が選択した親装置のネットワーク・アドレスに対応付けられたネットワーク・アドレスを通信機を用いて前記子装置に通知することによって通知したネットワーク・アドレスを前記子装置のネットワーク・アドレスとして前記子装置に使用させるアドレス通知部と
を備えた
ことを特徴とするホスト計算機。 - ホスト計算機と、親装置と子装置とのいずれかに区別される複数の無線通信装置とを有する無線ネットワーク・システムであり、
前記ホスト計算機は、
各親装置のネットワーク・アドレスと、各親装置のネットワーク・アドレスそれぞれに対応付けられたネットワーク・アドレスと、前記複数の無線通信装置それぞれの位置情報とを記憶する位置情報記憶部と、
前記位置情報記憶部から前記複数の無線通信装置それぞれの位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて前記子装置からの距離が近い親装置をCPUを用いて選択する親選択部と、
各親装置のネットワーク・アドレスそれぞれに対応付けられたネットワーク・アドレスのうち前記親選択部が選択した親装置のネットワーク・アドレスに対応付けられたネットワーク・アドレスを通信機を用いて前記子装置に通知することによって通知したネットワーク・アドレスを前記子装置のネットワーク・アドレスとして前記子装置に使用させるアドレス通知部とを備え、
前記複数の無線通信装置それぞれは、
自装置に対する他装置からのデータ通信の開始を示すウェークアップ信号の通信に使用される無線通信の多重化情報を自装置のネットワーク・アドレスに基づいてCPU(Central Proccessing Unit)を用いて求める多重化情報算出部と、
前記多重化情報算出部が求めた多重化情報に基づいて自装置に対するウェークアップ信号を通信機を用いて検出するウェークアップ信号検出部と、
前記ウェークアップ信号検出部がウェークアップ信号を検出した際に自装置の動作モードをデータ通信機能を休止させているスリープ・モードからデータ通信機能を稼働させるアクティブ・モードにCPUを用いて切り替えるモード制御部と、
前記モード制御部によりアクティブ・モードに切り替えられた後に他装置から送信された通信データを通信機を用いて受信するデータ受信部とを備えた
ことを特徴とする無線ネットワーク・システム。 - 前記複数の無線通信装置は、
一つの親装置に対して一以上の子装置がネットワーク・アドレスによって関係付けられたクラスタツリー型の無線ネットワークを構成する
ことを特徴とする請求項2記載の無線ネットワーク・システム。 - 前記無線通信装置は、さらに、
通信エラーをCPUを用いて検出する通信エラー検出部と、
前記通信エラー検出部が通信エラーを検出した際に新たな親装置の割り付け要求を前記ホスト計算機に通信機を用いて送信する再割り付け要求部とを備え、
前記ホスト計算機は、さらに、
前記無線通信装置が送信した割り付け要求を通信機を用いて受信する再割り付け要求受信部を備え、
前記親選択部は、前記再割り付け要求受信部が割り付け要求を受信した際に、当該無線通信装置に関係している親装置以外の親装置を当該無線通信装置の親装置として選択する
ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の無線ネットワーク・システム。 - 前記無線通信装置は、さらに、
前記ウェークアップ信号検出部が自装置と同じ多重化情報に基づいて他装置に対して送信されたウェークアップ信号を検出した際に新たな親装置の割り付け要求を前記ホスト計算機に通信機を用いて送信する再割り付け要求部を備え、
前記ホスト計算機は、さらに、
前記無線通信装置が送信した割り付け要求を通信機を用いて受信する再割り付け要求受信部を備え、
前記親選択部は、前記再割り付け要求受信部が割り付け要求を受信した際に、当該無線通信装置に関係している親装置以外の親装置を当該無線通信装置の親装置として選択する
ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の無線ネットワーク・システム。 - 前記無線通信装置は、さらに、
前記ウェークアップ信号検出部が自装置と同じ多重化情報に基づいて他装置に対して送信されたウェークアップ信号を検出した際に新たなネットワーク・アドレスの割り付け要求を前記ホスト計算機に通信機を用いて送信する再割り付け要求部を備え、
前記ホスト計算機は、さらに、
前記無線通信装置が送信した割り付け要求を通信機を用いて受信する再割り付け要求受信部を備え、
前記アドレス通知部は、当該無線通信装置の関係する親装置のネットワーク・アドレスに対応するネットワーク・アドレスであり、当該無線通信装置の使用しているネットワーク・アドレス以外のネットワーク・アドレスを当該無線通信装置に通知する
ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の無線ネットワーク・システム。 - 前記無線通信装置は、さらに、
前記ウェークアップ信号検出部が自装置と同じ多重化情報に基づいて他装置に対して送信されたウェークアップ信号を検出した回数を示す信号干渉検出回数をCPUを用いてカウントし、カウントした信号干渉検出回数を通信機を用いて前記ホスト計算機に送信する信号干渉検出回数カウント部を備え、
前記ホスト計算機は、さらに、
前記無線通信装置から送信された信号干渉検出回数に基づいて当該無線通信装置が他装置に対して送信されたウェークアップ信号の検出により消費した干渉消費電力をCPUを用いて算出する干渉消費電力算出部を備える
ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の無線ネットワーク・システム。
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