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JP5042779B2 - 緑化植栽保護パネル - Google Patents
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Description

本発明は緑化植栽保護パネルに関し、パネルの植栽空間に植えた植栽物を踏み圧や乾燥から保護して良好な育成を果たせるようにするためのものである。
植栽物が直接的な平面荷重を受けないようにすると共に、植栽空間に植栽するようにした保護材は種々開発されている。そして、乾燥対策としてパネルの底を塞いで水分を貯留するようにしたものが、例えば特開2003−47346号公報に記載されている。
特開2003−47346号公報
特開2003−47346号公報に示されたものは、緑化用植栽容器を連結することで建物屋上や駐車場でも連続して敷設でき、保水性と断熱効果を有する緑化に最適で安価な緑化用植栽容器に関しており、連結部を穿設した底部周面に複数個の貯留壁を立設して貯留槽を凹設形成し、接続リブで横架支承した植物保護用支持柱とを一体的に形成した栽培容器の各貯留槽内に水質調整材、人工軽量骨材から成る栽培土及びマルチング材を積層し、芝生等を植栽した緑化用植栽容器である。
この緑化用植栽容器の場合、輪荷重等の垂直荷重を設置面に伝えるのは支持柱4や中間支持柱10で、例示されている1800mm規格寸法とした場合、支持柱や突起部の数を増やすという説明がないので、支持柱4と突起部21の間隔は約300mmとなり、靴底の縦横寸法やタイヤ幅より大きくなってしまう。この間隔で人が歩行すると靴底が支持柱から外れて貯留槽内に入り込み、車が走行するとタイヤがこの貯留槽内に入り込んでしまう。何れの場合も、貯留槽内に入れた培土は押し固められることになり、芝生等の良好な植栽は期待できない。
人や車両が植栽容器上を通行しても植栽空間に入れた培土を押し固めることがないようにするためには、支持柱が荷重に耐えて挫屈しないこと、支持柱相互間を靴底や車輪が入り込まない間隔にすることが必要である。また、植栽植物の良好な生育を保証するためには植栽空間に対する補水を継続させることが必要となる。
明は、側壁にスリットを設け、かつ中空部に内部培土を収容しておくことにより、外部培土に植栽された植物の生育根を側壁のスリットを通して中空部内に導き、根張りに支障なくして成長を促進させ、更に側壁のスリットを通って侵入して来た根を内部培土に侵入させてそれに含まれる養分や水分を吸収させ、もって植物の生育を促進させることのできる緑化植栽保護パネルを提供することを目的とする
(請求項1)本発明に係る緑化植栽保護パネルの単位体は基盤部と起立部を備えている。該起立部は、側壁及び天板で囲まれ下面が開放面となった中空部を有している。該側壁にはスリットが穿たれている。該中空部にはブロック体に成形された内部培土が、該起立部の内壁面に添着して、収容されている。そして、該単位体の複数個が該基盤部の外端面で一体となって各起立部間に外部培土を入れる植栽空間を現出している。
このパネルは単位体の複数個が連接した状態に構成されている。予め形成した単位体相互を接着するというより、複数の単位体を一体に成形して構成するのが一般的である。基盤部と起立部の構成材料は自由で、プラスチックが成形性、防錆、価格等の点で好ましいが、金属とすれば強度の面で有利となる。
パネルは各単位体を、それぞれの起立部が同一面に位置するようにして連設して、構成され、起立部相互間には植栽空間となる窪みが現出している。
このパネルを駐車場、屋上、路面等に敷設する。駐車場に敷設する場合は、敷設面のアスファルト等を撤去し、床掘りとその転圧を行う。土壌改良材及び砕石の攪拌物を敷き均して転圧する。本発明の緑化植栽保護パネルを、敷設面積に応じ、順次連結して敷設する。
敷設されたパネルの上から外部培土を敷設する。外部培土は隣り合った起立部同士間の植栽空間に充填される。この外部培土に緑化用の植物を植え付ける。芝の場合は芝付土となる。潅水して日が経てば、植物は着床し、生育できる状態となる。
該側壁にスリットが穿たれ、該中空部に内部培土が該起立部の内壁面に添着して収容されている。内部培土の取扱が容易になり、殊に粉体や粒体の場合の効果が高い。外部培土に植栽された植栽物が生育してその根が張り出したとき、その一部が側壁のスリットを通って中空部に侵入するので根張りに支障がなく、侵入した根は中空部に収まっている内部培土に侵入し、この内部培土から栄養分や水分を吸収して成長を促進する。
撒水や降雨があると植栽空間内の外部培土が水を吸収して保水する。吸収しきれなくなった余分な水は中空部下面の開放面から排出される。従って、植栽植物が乾燥により枯死したり、水沒により根腐れを起こすことはない。
歩行者や車両がパネルに載ると、天板部に荷重が掛かる。荷重は起立部から基盤部を通って設置面に伝えられ、起立部は挫屈を起こすことなく、その形状を維持する。従って、植栽空間に充填された外部培土や、この外部培土に植栽された植物に直接荷重が掛かることはなく、植生に何ら支障を生じない。
(請求項2)該基盤部に排水孔が穿たれていてもよい。
こうすると、植栽空間内に収容し切れなくなった余分な水はこの排水孔を通って直に地面に流出することができる。
(請求項3)該天板に通気孔が穿たれていてもよい。
こうすると、外部培土内部がスリットを通して中空部内と連通し、この中空部内が通気孔を通して大気と連通するので、外部培土内の換気が行われ、植生の活性化に役立つ。また、撒水や降雨等による水はこの通気孔を通って中空部に入り込み、内部培土に吸収されるので、折角供給された水を無駄に流下させずに補水目的に供することができる。
(請求項4)該内部培土は高分子保水材入りウレタンマット、ロックウールのブロック、粉体、粒体、パーライトの内の一つであってもよい。
こうすると、保水効果が大きいので、長期にわたる補水が可能となる。
(請求項5)該内部培土は粉体又は粒体で、透水性の密閉容器に収容された状態で該起立部の内壁面に添着されてい。ここでいう透水性の密閉容器には、薄い不織布やガーゼのような薄い布で出来た袋、紙袋が包含されるものとする。粉体や粒体をそのまま容器に収容して中空部に収納でき、成型したりする手間を省け、水分は容器の内外へその壁面を通して浸透できる。
(請求項6)該内部培土は該起立部の該内壁面から該中空部に突き出た爪により、該中空部内に抑止されていてもよい。
こうすると、内部培土を中空部内に押し込むだけでその外周面の一部が爪と係合し、その脱出が阻止される。
(請求項7)該内部培土は該中空部の開放面を覆って該基盤部に張設した被覆材により、該中空部内に定置されてもよい。
こうすると、内部培土を中空部に安定して定置でき、運搬の際に脱落したりしない。
(請求項8)該被覆材は透根、透水性の不織布や生分解性の布又は紙のうちの一つであってもよい。
こうすると、緑化パネルの設置時に、その都度被覆材を剥がす必要がなく、作業が効率よく行え、コスト低減にも役立つ。
本発明によれば、単位体は基盤部と起立部を備え、該起立部は、側壁及び天板で囲まれ下面が開放面となった中空部を有し、該側壁にはスリットが穿たれ、該中空部にはブロック体に成型された内部培土が、該起立部の内壁面に添着して収容されており、該単位体の複数個が該基盤部の外端面で一体となって各起立部間に外部培土を入れる植栽空間を現出しているので、撒水や降雨があると植栽空間内の外部培土が水を吸収して保水し、吸収しきれなくなった余分な水は開放面から排出され、従って、植栽植物が乾燥により枯死したり、水没により根腐れを起こすことはない。
また、内部培土の取扱が容易で、貯水機能を持たせることができ、殊に粉体や粒体の場合の効果が顕著である。そして、外部培土中で成長した根系がスリットを通ってこの内部培土に侵入し、そこに蓄えられた水分や養分を吸収でき、植物の成長促進を果せる。
更に、歩行者や車両がパネルに載ると、天板部に荷重が掛かる。荷重は起立部から基盤部を通って設置面に伝えられ、起立部は挫屈を起こすことなく、その形状を維持する。従って、植栽空間に充填された外部培土や、この外部培土に植栽された植物に直接荷重が掛かることはなく、植生に何ら支障を生じない。
請求項2によれば、該基盤部に排水孔が穿たれているので、植栽空間内に収容し切れなくなった余分な水はこの排水孔を通って直に地面に流出することができる。
請求項によれば、該天板に通気孔が穿たれているので、外部培土内部がスリットを通して中空部内と連通し、この中空部内が通気孔を通して大気と連通し、外部培土内の換気が行われ、植生の活性化に役立つ。また、撒水や降雨等による水はこの通気孔を通って中空部に入り込み、植物育成助材に吸収されるので、折角供給された水を無駄に流下させずに補水目的に供することができる。
請求項によれば、該内部培土は高分子保水材入りウレタンマット、ロックウールのブロック、粉体、粒体、パーライトの内の一つであるので、保水効果が大きく、長期にわたる補水が可能となる。
請求項によれば、請求項1の発明の効果に加え、該内部培土は粉体又は粒体で、透水性の密閉容器に収容された状態で該起立部の内壁面に添着されているので、粉体や粒体をそのまま容器に収容して中空部に収納でき、成形したりする手間を省け、水分は容器の内外へその壁面を通して浸透できる。
請求項によれば、該内部培土は該起立部の該内壁面から該中空部に突き出た爪により、該中空部内に抑止されているので、内部培土を中空部内に押し込むだけでその外周面の一部が爪と係合し、その脱出が阻止される。
請求項によれば、該内部培土は、該中空部の開放面を覆って該基盤部に張設した被覆材により該中空部内に定置されるので、内部培土を中空部に安定して定置でき、運搬の際に脱落したりしない。
請求項によれば、該被覆材は透根、透水性の不織布や生分解性の布又は紙のうちの一つであるので、緑化パネルの設置時に、その都度被覆材を剥がす必要がなく、作業が効率よく行え、コスト低減にも役立つ。
図1は本発明に係る緑化植栽保護パネルの具体例を示す正面図で、植栽空間を右から左へ順に、通常の培土による植栽、伸縮性かつ保水性の培土による植栽、伸縮性かつ保水性の培土による植栽で自転車の車輪が植栽空間に入り込んで培土が圧縮されている各状態を示してある。図2は平面図、図3は単位体の断面図、図4はブロック状に成形した内部培土の一例の正面図、図5は容器に収容した内部培土の一例を、容器を切断して示す正面図である。
21は単位体で、基盤部1と起立部2を備えている。この起立部2は側壁3及び天板4で囲まれた中空部5を有している。このような構成の単位体21の複数個が基盤部1の外端面で一体となって各起立部2間に植栽空間Sを現出している。
側壁3にスリット6が穿たれ、中空部5に保水性及び吸水性のある内部培土7が該起立部2の内壁面10に添着して収容されている。植物育成助材7の取扱が容易となり、殊に粉体や粒体の場合の効果が顕著である。外部培土14に植栽された植栽物Pが生育してその根が張り出したとき、その一部が側壁3のスリット6を通って中空部5に侵入するので根張りに支障がなく、侵入した根は中空部5に収まっている内部培土7に侵入し、この内部培土7から栄養分や水分を吸収して成長を促進する。
内部培土7としては発泡体が好ましい。保水性が高まり、夏期の乾燥時でも無潅水で枯れないように維持できるからである。発泡体が高分子保水材入りウレタンマット、ロックウールのブロックや粒体、パーライトのようなものの場合、保水性が極めて高く、植栽植物は外気の長期の乾燥にも十分耐えられる。
このパネルは単位体21の複数個が連接した状態に構成されている。基盤部1と起立部2の構成材料は自由で、プラスチックが成形性、防錆、価格等の点で好ましいが、金属とすれば強度の面で有利となる。
各起立部2の中空部5には内部培土7が収まっており、各単位体21の起立部2相互間には植栽空間Sとなる窪みが現出している。
1例として、このパネルを駐車場に敷設する場合、敷設面のアスファルト等を撤去し、床掘りとその転圧を行う。土壌改良材及び砕石の攪拌物を敷き均して転圧する。本発明の緑化植栽保護パネルを、敷設面積に応じ、順次連結して敷設する。
パネルの植栽空間Sに外部培土14を入れ込み、この外部培土に緑化用の植栽物Pを植え付ける。芝の場合は芝付土となる。潅水して日が経てば、植物は着床し、生育できる状態となる。
撒水や降雨があって植栽空間S内の外部培土14が水を吸収しきれなくなると、余分な水は中空部5の下面の開放面5’から地面に流出する。
歩行者や車両がパネルに載ると、天板4に荷重が掛かる。荷重は起立部2から基盤部1を通って設置面に伝えられ、起立部2は挫屈を起こすことなく、その形状を維持する。従って、植栽空間Sに充填された外部培土14や、この外部培土14に植栽された植栽物Pに直接荷重が掛かることはなく、植生に何ら支障を生じない。
各単位体21の起立部2相互間の横方向や斜め方向の間隔は、例えば、各単位体21の縦横の等間隔配置の場合、対角112mm以下が好ましい。
単位体21の数は、製造上や取扱上の問題も考慮して適当な数に決める。また、このパネルは側面に連結用の舌片31と舌片受け32を備え、舌片受け32の突起33を舌片31の係合孔34を係合させることにより、通常のパネルと同様に、平面上で連結展開できる。このようなパネルの外周縁に起立壁を形成すると、パネル自体の補強にもなり、パネル相互の接続もし易くなる。
(請求項2)基盤部1に排水孔35が穿たれている。
この場合、植栽空間S内で収容し切れなくなった余分な水はこの排水孔35を通って直に地面に流出することができる。
(請求項3)天板4に通気孔8が穿たれている。
この場合、外部培土14の内部がスリット6を通して中空部5内と連通し、この中空部5内が通気孔8を通して大気と連通するので、単位体21内外の温度変化に追随してこの通気孔8を通し内外の空気の流通を生じさせ、内部温度の過度の上昇や下降を防ぎ、外部培土14内への空気の進入をし易くして植栽物Pの成長の促進に寄与できる。また、撒水や降雨等による水はこの通気孔8を通って中空部5に入り込み、植物育成助材7に吸収されるので、折角供給された水を無駄に流下させずに補水目的に供することができる。
(請求項4)内部培土7は高分子保水材入りウレタンマット、ロックウールのブロック、粉体、粒体、パーライトの内の一つとなっている。
この場合、保水効果が大きいので、長期にわたる補水が可能となる。
(請求項5)内部培土7は粉体及び粒体11で、透水性の密封容器12に収容された状態で起立部2の内壁面10に添着されている。
この場合、粉体や粒体をそのまま密閉容器12に収容して中空部5に収納できるので、成型したりする手間を省け、水分は密閉容器12の内外へその壁面を通して浸透できる。
(請求項6)内部培土7は起立部2の内壁面10から中空部5に突き出た爪13により、中空部5内に抑止されている。
この場合、植物育成助材7を中空部5内に押し込むだけでその外周面の一部が爪13と係合し、その脱出が阻止される。
(請求項7)内部培土7は、中空部5の開放面5’を覆って基盤部1に張設した被覆材15により、該中空部5内に定置される。
この場合、内部培土を中空部に安定して定置でき、運搬の際に脱落したりしない。
(請求項8)被覆材15は透根、透水性の不織布や生分解性の布又は紙のうちの一つである。
この場合、緑化パネルの設置時に、その都度被覆材15を剥がす必要がなく、作業が効率よく行え、コスト低減にも役立つ。
本発明にかかる緑化保護パネルの具体例を、一部使用状態で示す正面図である。 平面図である。 単位体の断面図である。 ブロック状に成型した内部培土の一例の正面図である。 容器に収容した内部培土の一例を、容器を切断して示す正面図である。
1 基盤部
2 起立部
3 側壁
4 天板
5 中空部
5’ 開放面
6 スリット
7 内部培土
8 通気孔
9 ブロック
10 内壁面
11 粉体又は粒体
12 密閉容器
13 爪
14 外部培土
15 被覆材
S 植栽空間
C 車輪
31 舌片
32 舌片受け
33 突起
34 係合孔
35 排水孔

Claims (8)

  1. 単位体(21)は基盤部(1)と起立部(2)を備え、
    該起立部(2)は側壁(3)及び天板(4)で囲まれ下面が開放面(5’)となった中空部(5)を有し、
    該側壁(3)にはスリット(6)が穿たれ、
    該中空部(5)にはブロック体(9)に成形された内部培土(7)が、該起立部(2)の内壁面(10)に添着して、収容されており、
    該単位体(21)の複数個が該基盤部(1)の外端面で一体となって各起立部(2)間に外部培土(14)を入れる植栽空間(S)を現出している
    ことを特徴とする緑化植栽保護パネル。
  2. 該基盤部(1)に排水孔(35)が穿たれている請求項1に記載の緑化植栽保護パネル。
  3. 該天板(4)に通気孔(8)が穿たれている請求項1又は2に記載の緑化植栽保護パネル。
  4. 該内部培土(7)は高分子保水材入りウレタンマット、ロックウールのブロック、粉体、粒体、パーライトの内の一つである請求項1、2又は3に記載の緑化植栽保護パネル。
  5. 単位体(21)は基盤部(1)と起立部(2)を備え、
    該起立部(2)は側壁(3)及び天板(4)で囲まれ下面が開放面(5’)となった中空部(5)を有し、
    該側壁(3)にはスリット(6)が穿たれ、
    該中空部(5)には粉体又は粒体(11)を透水性の密閉容器(12)に収容した内部培土(7)が、該起立部(2)の内壁面(10)に添着して収容されており、
    該単位体(21)の複数個が該基盤部(1)の外端面で一体となって各起立部(2)間に外部培土(14)を入れる植栽空間(S)を現出している
    ことを特徴とする緑化植栽保護パネル。
  6. 該内部培土(7)は該起立部(2)の該内壁面(10)から該中空部(5)に突き出た爪(13)により、該中空部(5)内に抑止されている請求項1から5の一つの項に記載の緑化植栽保護パネル。
  7. 該内部培土(7)は、該中空部(5)の開放面(5’)を覆って該基盤部(1)に張設した被覆材(15)により、該中空部(5)内に定置される請求項1から6の一つの項に記載の緑化植栽保護パネル。
  8. 該被覆材(15)は透根、透水性の不織布や生分解性の布又は紙のうちの一つである請求項7に記載の緑化植栽保護パネル。
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