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JP5042782B2 - 光ピックアップ装置及びこれを備えた光ディスク装置 - Google Patents
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JP5042782B2 - 光ピックアップ装置及びこれを備えた光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、BD(Blue-ray Disc)、HD DVD(High Definition Digital Versatile Disc)、DVD、CD等の光学的情報記録媒体(以下、「光ディスク」という)に情報の記録を行う及び/または光ディスクに記録された情報の再生を行う光ピックアップ装置及びこれを備えた光ディスク装置に関する。
従来から、BD、DVD及びCDの3種類の光ディスクに対して情報の記録を行う及び/または記録された情報の再生を行う光ディスク装置が紹介されている。このような光ディスク装置は、これが搭載される様々な装置、例えば、パーソナルコンピュータ、特にノートブック型コンピュータ等の小型化、薄型化、軽量化等に伴い、光ディスク装置自身の小型化、薄型化、軽量化等が要求されている。さらに、この要求を達成するためには、光ディスク装置に搭載される光ピックアップ装置についても小型化、薄型化、軽量化等が要求されている。
このような小型化、薄型化、軽量化等を達成する光ピックアップ装置として、例えば、光ディスクを載置して回転させるスピンドルモータと、前記光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと、前記光ピックアップを前記光ディスクの内周と外周の間で移動させるフィードモータを備えたフィード機構と、前記光ピックアップと対向する側の前記スピンドルモータに隣接して設けられた検知センサと前記検知センサに対向し前記光ピックアップに設けられた被検知部とを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの最内周に到達したことを検知する内周検知センサと、を備えた光ピックアップ装置がある。(例えば、特許文献1参照)。
また、1つの光ピックアップ装置により、BD、DVD及びCDの3種類の光ディスクに対して情報の記録を行う及び/または記録された情報の再生を行うことで、光ディスク装置の小型化、薄型化、軽量化等を達成する技術も紹介されている。(例えば、特許文献2及び3参照)。
特開2006−294134号公報 特開2006−120306号公報 特開2005−327388号公報
近年では、BD、HD DVD、DVD及びCDの4種類の光ディスクに対して情報の記録を行う及び/または記録された情報の再生を行うことができる光ピックアップ装置も紹介されている。このような光ピックアップ装置では、4種類の光ディスクに対して情報の記録/再生を行うため、光学系がより複雑になり、光学部品の配置数も増加する。したがって、光ピックアップ装置の小型化や薄型化を達成するために、各種光学系や部品等のレイアウトを考慮する等、様々な工夫がなされている。
しかしながら、従来のピックアップ装置は、各種光学系や部品等のレイアウトを工夫してピックアップ装置自身のサイズを小型化、薄型化することはなされていたが、ピックアップ装置が搭載される光ディスク装置のサイズを大型化、厚型化することがないという条件下で、ピックアップ装置の筐体(ハウジング)の形状を工夫して、当該筐体の内部スペースを広くすることについては、検討されていないのが実状である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、光ディスク装置のデッドスペースを有効に活用することができ、内部スペースを広くとることができる光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、光ディスクに対し情報を記録または再生する光ピックアップ装置であって、少なくとも1つの光学系ユニットと、前記光学系ユニットの制御及び信号の授受を行う回路基板と、前記光学系ユニット及び回路基板を収納する筐体と、前記回路基板に電気的に接続され且つ前記筐体から外部に延出され、当該延出された部分が折返されて延出方向が変更されるフレキシブルプリント基板と、を有し、前記フレキシブルプリント基板は、延出基端に位置する筐体の側面と対向するように折返されてなり、前記筐体の側面は、外面が前記フレキシブルプリント基板の折返し部分に向けて近接可能に、当該折返し形状に沿って凸状に湾曲してなり、且つ、当該筐体が前記光ディスクの中心から外周方向に向けて移動する際の移動方向先端に配設されてなる光ピックアップ装置を提供するものである。
また、本発明は、光ピックアップ装置により、光ディスクの情報記録面に対し情報を記録する、当該情報記録面に記録された情報を再生する、の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、本発明にかかる光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置を前記光ディスクの径方向に移動させる光ピックアップ装置移動部と、前記光ディスクを装着して回転駆動するディスクモータと、前記光ピックアップ装置、光ピックアップ装置移動部及びディスクモータが取付けられるシャーシと、前記フレキシブルプリント基板が接続されると共に、信号処理系及び制御系を有する回路基板と、を備えた光ディスク装置を提供するものである。
本発明によれば、ピックアップ装置が搭載される光ディスク装置のサイズを大型化、厚型化することなく、デッドスペースを有効に活用することで、ピックアップ装置の内部スペースを広くとることができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかるピックアップ装置及びこのピックアップ装置を備えた光ディスク装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる光ピックアップ装置が搭載された光ディスク装置の概略を示す斜視図、図2は、図1に示す光ディスク装置に搭載された光ピックアップ装置付近を、光ディスク載置面(光ピックアップ装置の光照射及び受光面)とは反対側から見た状態を示す斜視図、図3は、図1に示す光ピックアップ装置を移動方向に沿った側面から見た図であって、光ピックアップ装置が光ディスクの外周部に対応する位置まで移動した状態を示す図、図4は、図3に示す光ピックアップ装置が光ディスクの内周方向に対応する位置まで移動した状態を示す図、図5は、図2に示す光ピックアップ装置の内部構成を簡略化して示す平面図、図6は、図3に示すBD光学系の構成を簡略化して示す側面図、図7は、図3に示すHD DVD、DVD及びCD光学系の構成を簡略化して示す側面図である。
なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、図5〜図7に示すX方向は、光ディスクの接線方向を示し、矢印方向を+X方向とし、これと反対の方向を−X方向とする。また、図5〜図7に示すY方向は、光ディスクの径方向(光ピックアップの移動方向)を示しており、矢印方向が光ディスクの内周側に相当し、この矢印方向を+Y方向とし、これと反対の方向が光ディスクの外周側に相当し、この方向を−Y方向とする。
図1に示すように、本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置500は、筐体502と、筐体502に挿抜可能に配設されたトレイ503とを有している。筐体502は、ボトムケース521と、ボトムケース521に配設されるトップケース522から構成された箱形を有し、筐体502の開口から筐体502内にトレイ503が挿入され、且つ筐体502内からトレイ503が引出される構成となっている。
ボトムケース521には、光ディスク装置500を駆動するための信号処理系および制御系を有する電気回路が搭載された回路基板523が配設されている。この回路基板523には、FPC540、図示しない中継基板を介して、後に詳述するFPC105が接続されている。
トレイ503には、光ピックアップ装置100と、光ピックアップ装置100の移動をガイドする2本のガイドレール106A及び106Bと、光ディスク1005を装着して回転駆動するスピンドルモータ550が取付けられるシャーシ533が配設されている。このシャーシ533は、平面視で略四角形を有しており、図1でいう上面に、光ディスク1005を装着する(以下、光ディスク1005が装着される側を「上」と記す)と共に、開口536が設けられており、この開口536から光ピックアップ装置100の一部が表出している。2本のガイドレール106A及び106Bは、トレイ503の挿抜方向の角部537に向けて平行に配設されており、光ピックアップ装置100は、これらのガイドレール106A及び106Bに沿って光ディスク1005の径方向に移動可能となっている。スピンドルモータ550は、シャーシ533のほぼ中心に対応する位置に設けられている。なお、符号535は、筐体502の開口を塞ぐベセルである。
光ピックアップ装置100は、図1〜図7に示すように、後に詳述するBD光学系ユニットと、HD DVD、DVD及びCD光学系ユニットと、BD光学系ユニット及びHD DVD、DVD及びCD光学系ユニットを駆動する機構部品と、これらのユニット及び部品の制御及び信号の授受を行う回路基板を収納する筐体101を備えている。
筐体101の移動方向と平行な各々の側面には、ガイドレール106A及び106Bに移動可能に係合する係合部102A及び102Bが各々形成されている。また、筐体101は、光ディスク1005の中心から外周方向に向けて移動する際の移動方向先端に位置する側面104(すなわち、トレイ503に配設されたシャーシ533に光ピックアップ装置100が取付けられた際に、トレイ503の角部537と対向する側面)が、所定の曲率半径(R)で凸状に湾曲した形状を備えている。具体的には、側面104は、その外面が、角部537が形成されている方向に向けて凸状に湾曲し、内面が、角部537が形成されている方向に向けて、前記凸状の湾曲に相補した凹状に湾曲している。したがって、筐体101は、側面104が凹状に湾曲した分、内部スペースが増加している。
また、光ピックアップ装置100は、側面104の上端からFPC105が延出されている。このFPC105の一端は、筐体101内に配設された図示しない回路基板に接続されており、筐体101から外部に延出した部分は、特に図3及び図4に示すように、筐体101の側面104に沿って、湾曲した状態で折り返され、筐体101の下方を経て、図示しない中継基板、およびFPC540を介して、回路基板523に電気的に接続されている。このように、FPC105は、筐体101から延出した部分を折り返して使用するため、筐体101の側面104と、シャーシ533の側面104が対向する部分(本実施の形態では、角部537付近)との間には、FPC105を折り返すためのスペースを確保する必要がある。
ここで、FPC105は、その性質上、図3及び図4に示すように、外側に湾曲した状態で折り返されるため、FPC105の折り返される部分と、筐体101の側面104との間に、側面104から離れる方向に向けて凹状に(外側から見れば凸状に)湾曲した空間(デッドスペース)が存在することになるが、本願では、側面104の外面がFPC105の折返し部分に向けて凸状に湾曲しているため、筐体101の側面104とFPC105の折返し部分との間に形成される空間(デッドスペース)に、この部分を位置させることができる。したがって、筐体101の側面104が外部に向けて凸状に湾曲した形状を有していても、シャーシ533の形状やサイズ等を変更する必要がない。このため、小型化、薄型化に悪影響を及ぼすことなく、筐体101の内部空間を拡張することができる。
なお、光ピックアップ装置100が移動し、角部537に最接近した際には、図3に示すように、側面104とFPC105の折り返される部分とが接近するが、この時、側面104とFPC105が接触したとしても、側面104がFPC105の折返し形状に沿って湾曲しているため、FPC105を疲労させたり、傷つけたりすることを防止することができる。
この筐体101内には、図5〜図7に示すように、後述するBD光学系部品、HD DVD、DVD及びCD光学系部品、機構部品が収容されている。なお、BD光学系部品は、BDの情報記録面に情報を記録する及び/またはBDの情報記録面に記録された情報を再生するための部品であるが、以下に説明する青紫色レーザ光源5、偏光方向変換素子1、偏光方向分離素子2、ミラー3及びフロントモニタ4は、HD DVDの情報記録面に情報を記録する及び/またはBDの情報記録面に記録された情報を再生する際にも使用される。
BD光学系は、青紫色レーザ光源5(第1の光源)を有し、この青紫色レーザ光源5から出射された光ビームは、BD及びHD DVDに情報を記録する及び/またはBDに記録された情報を再生するために用いられる。また、BD光学系は、青紫色レーザ光源5を基準として+X方向に向けて所定の間隔をおいて順に、偏光方向変換素子1と、偏光方向分離素子2と、ミラー3と、第1のコリメートレンズ9と、多分割偏光性格子21と、凹レンズ17と、凸レンズ18と、光路変更光学素子19が配設されており、光路変更光学素子19によって光路が反対方向に変更された光を円偏光に変換する1/4波長板22を有している。
偏光方向変換素子1は、例えば、液晶を板ガラスで挟み込み透明電極を設けた液晶素子で構成され、所定の制御電圧が印加された際に、前記光ビームの直線偏光の方向を第2の方向に変換して透過させる図示しない変換部と、所定の制御電圧が印加された際であっても前記光ビームの直線偏光の方向を変換せずに第1の方向のまま透過させる非変換部を有している。偏光方向分離素子2は、±Y方向の直線偏光(P偏光)の光ビームをほぼ全透過させ、±Y方向と直交する±Z方向(S偏光)の光ビームをほぼ全反射させる機能を有している。
また、BD光学系は、後に詳述する対物レンズ駆動ユニット50内に配設され、1/4波長板22で円偏光に変換された光ビームを、BD(図6及び図7に示す光ディスク1005)上に集光させる第1の対物レンズ7と、第1の対物レンズ7に入射する光ビームの光路を変更する立上げミラー35(図7参照)をさらに有している。
また、BD光学系は、偏光方向分離素子2を基準として+Y方向に向けて所定の間隔をおいて順に、偏光方向分離素子2で反射された光ビームが入射されるHD補助プリズム23と、HD補助プリズム23を通過した光ビームが入射されるHD回折格子24が配設され、偏光方向分離素子2を基準として−Y方向に、BD上で反射した光ビームの検出を行うBD用光検出器8が配設されている。そしてまた、ミラー3を基準として+Y方向には、ミラー3で反射された光ビームを受光し、この光ビームの光量を検出するフロントモニタ4が配設されている。フロントモニタ4で検出された検出光量は、青紫色レーザ光源5の図示しない制御回路にフィードバックされ、光ビームの光量が所望の値になるように制御される。また、BD光学系は、凹レンズ17を基準位置から±X方向に移動させ、凸レンズ18からの出射光ビームを平行光から弱発散光あるいは弱収束光に変更するエキスパンダ駆動機構20を備えている。なお、凹レンズ17と、凸レンズ18とによりビームエキスパンダ素子31が構成される。
このBD光学系では、図5に一点鎖線で示すように、青紫色レーザ光源5から波長λ1=405nm帯で、偏光方向が大部分±Y方向である直線偏光(P偏光)の発散光ビームが出射され、偏光方向変換素子1に入射される。本実施の形態では、BDに情報の記録/再生を行う際には、偏光方向分離素子2をほぼ全透過した±Y方向の直線偏光(P偏光)の発散光ビームの大部分は、第1のコリメートレンズ9に入射する。一方、発散光ビームのうち、BDに情報の記録を行う及び/または記録された情報を再生するために使用されない光ビームは、ミラー3によって+Y方向に反射されてフロントモニタ4に入射する。
なお、本実施の形態では、BDに情報の記録/再生を行う際には、偏光方向変換素子1に制御電圧を印加しないため、±Y方向の直線偏光(P偏光)のまま偏光方向変換素子1から発散光ビームが出射し、偏光方向分離素子2に入射される。一方、HD DVDに情報の記録/再生を行う際には、偏光方向変換素子1に制御電圧を印加するため、偏光方向変換素子1の変換部に入射された光ビームの直線偏光の方向が±Y方向(p偏光)から±Y方向と直交する±Z方向(S偏光)に変換され、非変換部に入射された光ビームは、±Y方向の直線偏光(P偏光)のまま偏光方向変換素子1を透過する。
第1のコリメートレンズ9に入射した光ビームは、ここで平行光ビームに変換され、多分割偏光性格子21に入射する。多分割偏光性格子21は、±Y方向の直線偏光(P偏光)の光ビームを回折することなく透過させ、±Z方向(S偏光)の光ビームを回折させ複数の光ビームに分岐する機能を持つ。平行光ビームは、±Y方向の直線偏光(P偏光)であるため、回折することなく多分割偏光性格子21を透過する。
次に、多分割偏光性格子21を透過した光ビームは、凹レンズ17と凸レンズ18から構成されたビームエキスパンダ素子31により光束径が1.1〜1.5倍程度に拡大された平行光ビームに変換され、凸レンズ18から出射する。このビームエキスパンダ素子31は、エキスパンダ駆動機構20により凹レンズ17を基準位置から±X方向に並進駆動させ、凸レンズ18からの出射光ビームを平行光から弱発散光あるいは弱収束光に変更する機能を持つ。このエキスパンダ駆動機構20は、FPC105と電気的に接続され、FPC105は、図示しないエキスパンダ駆動回路と電気的に接続されている。このエキスパンダ駆動機構20は、筐体101の側面104近傍に配置されており、凸レンズ18から出射した平行光ビームは、光路変更光学素子19に入射する。
ここで、前述したように、筐体101の側面104は、外側に凸状に湾曲した形状を有しているため、筐体101の内部空間は、側面104近傍において拡張されている。したがって、エキスパンダ駆動機構20を側面104近傍に配置することができる。
光路変更光学素子19は、台形状の一体プリズムで形成され、2つの内部反射面32及び33を有し、それらが略直交するように形成されている。凸レンズ18から出射した平行光ビームは、内部反射面32により光路が90度曲げられ、さらに内部反射面33により光路が90度曲げられる。内部反射面33で反射された平行光ビームは、1/4波長板22により円偏光に変換され、+X方向から−X方向へと進行し、後に詳述する対物レンズ駆動ユニット50に進入する。
対物レンズ駆動ユニット50は、第1の対物レンズ7と、後に詳述するHD DVD、DVD及びCD光学系部品である第2の対物レンズ6を光ディスクの接線方向(±X方向)に並べて配置する共通のホルダ301を備えている。ホルダ301には、図示しないフォーカス駆動コイル、トラッキング駆動コイル、チルト駆動コイルが設けられており、複数のサスペンションを介して基板、サスペンションホルダと結合されている。基板は、例えば、光ディスク装置500に取付けられているFPC105と電気的に接続され、このFPC105は図示しない対物レンズ駆動ユニット駆動回路と電気的に接続されている。第1の対物レンズ7及び第2の対物レンズ6は、図示しないフォーカス駆動コイルに通電することにより±Z方向に並進駆動(フォーカス動作)し、図示しないトラッキング駆動コイルに通電することにより±Y方向に並進駆動(トラッキング動作)し、図示しないチルト駆動コイル通電することにより図のX軸回りに回転駆動(チルト動作)する。
1/4波長板22により円偏光に変換され、+X方向から−X方向へと進行し、対物レンズ駆動ユニット50に入射した光ビームは、立上げミラー35により、+Z方向に光路を曲げられ、第1の対物レンズ7に入射して集光され、BDの情報記録面のトラックに光スポットが照射される。情報記録面のトラックで反射した光ビームは、第1の対物レンズ7を透過して平行光ビームとなり、立上げミラー35で反射され、1/4波長板22により±Z方向の直線偏光(S偏光)に変換され、光路変更光学素子19に入射する。
光路変更光学素子19に入射した光ビームは、内部反射面33及び32により光路が180度曲げられ、−X方向に進行する。その後、凸レンズ18、凹レンズ17を透過し、多分割偏光性格子21に入射する。多分割偏光性格子21を透過した光ビームは、さらに第1のコリメートレンズ9を透過して収束光となり、偏光方向分離素子2でほぼ全反射され、BD用光検出器8に入射する。
一方、HD DVD、DVD及びCD光学系は、2波長マルチレーザ光源25(第2の光源)を有し、2波長マルチレーザ光源25から出射された光ビームは、DVD及びCDの情報記録面に情報を記録する及び/またはDVD及びCDの情報記録面に記録された情報を再生するために用いられる。また、HD DVD、DVD及びCD光学系は、2波長マルチレーザ光源25を基準として−Y方向に向けて所定の間隔をおいて順に、ミラー12と、DVD/CD回折格子36と、第1の3波長プリズム13が配設されている。さらにまた、第1の3波長プリズム13を基準として+X方向に向けて所定の間隔をおいて順に、第2の3波長プリズム10と、第2のコリメートレンズ11と、3波長液晶収差補正素子37と、3波長1/4波長板16と、HD DVD、DVD及びCD上に光りビームを集光させる第2の対物レンズ6を有している。第2の対物レンズ6の−Z方向には、図3に示すように、第2の対物レンズ6に入射する光ビームの光路を変更する立上げミラー38をさらに有している。
そしてまた、HD DVD、DVD及びCD光学系は、第1の3波長プリズム13を基準として−X方向に向けて所定の間隔をおいて順に、検出レンズ39と、HD DVD、DVD及びCD上で反射した光ビームの検出を行うHD DVD/DVD/CD光検出器14が配設されている。また、ミラー12を基準として−X方向には、ミラー12で反射された光ビームを受光し、この光ビームの光量を検出するフロントモニタ15を備えている。フロントモニタ15で検出された検出光量は、2波長マルチレーザ光源25の図示しない制御回路にフィードバックされ、光ビームの光量が所望の値になるように制御される。
HD DVDの情報記録面に対し情報の記録/再生を行う場合は、青紫色レーザ光源5から出射された光のうち、偏光方向変換素子1の変換部に入射した光ビームが、その直線偏光の方向が±Z方向(S偏光)に変換されて偏光方向分離素子2に入射され、偏光方向分離素子2において光ビームが+Y方向にほぼ全反射され、図5に一点鎖線で示すようにHD補助プリズム23に入射される。一方、偏光方向変換素子1の非変換部に入射された光ビームは、±Y方向の直線偏光(P偏光)のままであるため、偏光方向分離素子2をほぼ全透過してミラー3に入射し、ここで+Y方向に反射され、フロントモニタ4に入射される。
HD補助プリズム23に入射された光ビームは、HD回折格子24に入射して1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビームとに分岐され、第2の3波長プリズム10でほぼ全反射され、第2のコリメートレンズ11を透過して平行光ビームに変換される。第2のコリメートレンズ11から出射した平行光ビームは、3波長液晶収差補正素子37に入射し、3波長1/4波長板16によって円偏光に変換され、+X方向に進行して対物レンズ駆動ユニット50内に入射する。なお、この3波長1/4波長板16は、HD DVDに照射される光ビーム、DVDに照射される光ビーム、CDに照射される光ビームのいずれに対しても1/4波長板として機能する。
対物レンズ駆動ユニット50内に入射した光ビームは、3波長立上げミラー38により+Z方向に光路を曲げられ、第2の対物レンズ6に入射して集光され、HD DVDの情報記録面のトラックに光スポットが照射される。なお、3波長立上げミラー38は、HD DVDに照射される光ビームの他、後に詳述するDVDに照射される光ビーム及びCDに照射される光ビームに対してもほぼ全反射する機能を持つ。また、第2の対物レンズ6は、HD DVD、DVD及びCDのいずれに対しても光ビームを集光可能な互換対物レンズである。
HD DVDの情報記録面のトラックで反射した光ビームは、第2の対物レンズ6を透過して平行光ビームとなり、3波長立上げミラー38で反射されて光ビーム通過空間308内を−X方向に通過する。この平行光ビームは、3波長1/4波長板16により±Y方向の直線偏光(P偏光)に変換され、3波長液晶収差補正素子37を透過し、第2のコリメートレンズ11を透過して収束光ビームとなり、第2の3波長プリズム10に入射し、第2の3波長プリズム10、第1の3波長プリズム13、検出レンズ39を透過してHD DVD/DVD/CD光検出器14に集光されて入射する。
なお、HD DVD/DVD/CD光検出器14には、前記3本の光ビームを受光するため、田状の光検出面が±Z方向(上下方向)に3つ並べて配置されている。本実施の形態にかかるHD DVD光学系では、サーボ信号の検出方式としてフォーカス誤差信号の検出に非点収差法あるいは差動非点収差法を、トラッキング誤差信号の検出にDPP法、DPD法を用いることが可能である。
DVD及びCDの情報記録面に情報の記録/再生を行う際は、2波長マルチレーザ光源25から光ビームを出射する。この2波長マルチレーザ光源25には、波長λ2=660nm帯の光ビームを出射する図示しないDVDレーザチップと、波長λ3=780nm帯の光ビームを出射する図示しないCDレーザチップが搭載されている。
先ず、DVDの情報記録面に情報の記録/再生を行う際は、図5に一点鎖線で示すように、2波長マルチレーザ光源25のDVDレーザチップから波長λ2=660nm帯の発散光ビームが出射される。この発散光ビームのうち、DVDに情報の記録/再生を行うために使用されない光ビームの一部が、ミラー12によって−Z方向に反射され、フロントモニタ15に入射する。フロントモニタ15では、受光した光ビームに基づいて、2波長マルチレーザ光源25のDVDレーザチップから出射された光ビームの光量を検出する。その検出光量は、2波長マルチレーザ光源25の図示しない制御回路にフィードバックされ、DVDに照射される光ビームの光量が、所望の値に制御される。
一方、ミラー12によって反射されなかった発散光ビームは、2枚構成でそれぞれに波長選択性を持たせた素子であるDVD/CD回折格子36に入射する。DVD/CD回折格子36に波長λ2=660nm帯のDVD光ビームが入射すると、回折角度θ1で、1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビームに分岐される。DVD/CD回折格子36から出射した発散光ビームは、第1の3波長プリズム13でほぼ全反射され、第2の3波長プリズム10を透過した後、第2のコリメートレンズ11により平行光ビームに変換され、HD DVDに情報の記録/再生を行う場合と同様の光路で対物レンズ駆動ユニット50内に入射し、3波長立上げミラー38により+Z方向に光路を曲げられ、第2の対物レンズ6に入射して集光され、DVDの情報記録面のトラックに光スポットが照射される。
DVDの情報記録面のトラックで反射した光ビームは、前述したHD DVDのトラックで反射した光ビームと同様の光路で、HD DVD/DVD/CD光検出器14に集光されて入射する。なお、本実施の形態では、DVD光学系は、DVD用光検出面を、前述したHD DVD用光検出面と共用化している。そのため、サーボ信号の検出にはHD DVD光学系と同じ方式を使用できる。
CDの情報記録面に情報の記録/再生を行う際は、2波長マルチレーザ光源25のCDレーザチップから波長λ3=780nm帯の発散光ビームが出射される。この発散光ビームのうち、CDに情報の記録/再生を行うために使用されない光ビームの一部が、ミラー12によって−Z方向に反射され、フロントモニタ15に入射し、ミラー12によって反射されなかった発散光ビームは、DVD/CD回折格子36に入射する。DVD/CD回折格子36に波長λ3=780nm帯のCD光ビームが入射すると回折角度θ1とは異なる回折角度θ2で1本のメイン光ビームと2本のサブ光ビームに分岐される。その後、DVD/CD回折格子36から出射した発散光ビームは、DVDに情報の記録/再生を行う際と同様の光路を進行し、第2の対物レンズ6に入射して集光され、CDの情報記録面のトラックに光スポットが照射される。
本発明にかかる光ピックアップ装置100は、偏光方向変換素子1と、一体型で2面の内部反射面を持つ光路変更光学素子19を設け、BD光学系とHD DVD光学系でほとんど共通光路がなく、平行、直角な光路とした。さらに、対物レンズ駆動ユニット50の性能に影響を及ぼさない構造部品にBD光、HD DVD光の両方の平行光ビームが通過可能な空間を設け、BD光を−X方向から、HD DVD光を+X方向から、すなわち、互いに反対方向から両方の光ビームを別個の対物レンズに入射させるようにした。本発明にかかる光ピックアップ装置100は、筐体101の側面104付近の内部空間が拡張された構成を備えているため、このような光路を採用したレイアウトを簡単に実現することができる。
また、このような光路を採用したレイアウトを実現することにより、以下に示す(1)〜(4)の効果が得られる。(1)BD光学系とHD DVD光学系で光学設計、実装設計等が比較的容易であり、さらに、それぞれの光学系で最適な光学設計が可能となる。(2)BD光学系とHD DVD光学系の組立調整を独立に行うことができるので、生産性の良い光ピックアップ装置を実現できる。(3)最もコストが高い青紫色レーザ光源を1個にしてBDとHD DVDの両方に対応できるため、光ピックアップ装置のコスト上昇を抑えることが可能となる。(4)対物レンズ駆動ユニットと光学系を厚み方向に寸法を増加させずに平面的に配置可能であるため、スリム型ドライブに搭載可能な薄型光ピックアップ装置を実現できる。
なお、本実施の形態では、BD、HD DVD、DVD、CDに対し、情報の記録/再生を行う光ピックアップ装置100について説明したが、これに限らず、本発明にかかる光ピックアップ装置は、任意の光ディスクに情報の記録/再生を行うことが可能な構成を備えていればよい。
えば、上記実施の形態では、BD、HD DVD、DVD及びCDの4種類の光ディスク1005に対して情報の記録を行う及び/または記録された情報の再生を行う光ピックアップ装置100について説明したが、これに限らず、本発明にかかる光ピックアップ装置は、例えば、図8及び図9に示すように、BD、DVD及びCDの3種類の光ディスク1005に対して情報の記録を行う及び/または記録された情報の再生を行う装置であってもよい。
図8及び図9に示す光ピックアップ装置200は、上記実施の形態で説明した光ピックアップ装置100の筐体101内に配設されている偏光方向変換素子1と、HD補助プリズム23と、HD回折格子24と、第2の3波長プリズム10を取除いた構成を備えている。また、光ピックアップ装置200は、第1の3波長プリズム13に替えて2波長プリズム43を用いて構成している。なお、BD、DVD及びCDの3メディア対応の光ピックアップの更に別の例として、前述した光路でBDに入射し、このBDの情報記録面のトラックで反射した光ビームが、第1の対物レンズ7、立上げミラー35、1/4波長板22、光路変更光学素子19、凸レンズ18、凹レンズ17、多分割偏光性格子21、第1のコリメートレンズ9を経てBD用光検出器8に入射するように、光ビームの光路を変更させるハーフミラー等を、偏光方向分離素子2の代わりに配設することもできる。
また、光ピックアップ装置200のDVD及びCD光学系では、2波長マルチレーザ光源25から出射され、2波長プリズム43でほぼ全反射された光ビームは、第2のコリメートレンズ11により平行光ビームに変換された後、光ピックアップ装置100と同様に第2の対物レンズ6に入射して集光され、DVDまたはCDの情報記録面のトラックに光スポットが照射される。
また、本実施の形態では、筐体101が光ディスク1005の内周側から外周側に移動する際の移動方向先端に位置する側面104を湾曲させた場合について説明したが、これに限らず、筐体101は、FPC105の延出基端に位置する側面を湾曲させた構成を備えていればよい。なお、FPC105は、光ピックアップ装置100が搭載される光ディスク装置500の構成、光ピックアップ装置100の取付け位置や移動方向等に応じて、筐体101の任意の位置から延出させることができる。
そしてまた、側面104の湾曲形状は、光ピックアップ装置100が搭載される光ディスク装置500の筐体の形状や、FPC105の折り返し形状、光ピックアップ装置100の取付け位置や移動方向等に応じて、種々選択することができる。
本実施の形態の光ピックアップ装置は、FPCの延出基端に位置する側面の外面が、前記FPCの折返し部分に向けて凸状に湾曲し、内面が当該折返し部分に向けて凹状に湾曲してなるため、前記凸状に湾曲した部分を、FPCを折り返すために確保されているスペース(デッドスペース)に位置させる(拡張する)ことができる。ここで、この側面の内面は、前記折返し部分に向けて凹状に湾曲しているため、筐体は、内面が凹状に湾曲した分、内部空間を広く取ることができる。この結果、ピックアップ装置が搭載される光ディスク装置のサイズを大型化、厚型化することなく、デッドスペースを有効に活用することで、ピックアップ装置の内部スペースを広くとることができる。
また、本実施の形態の光ディスク装置は、ピックアップ装置を配設した際に、FPCを折り返すために必要なスペースとして予め存在しているデッドスペースを有効に活用することができる。この結果、小型化、薄型化を達成することができる。
本発明の実施の形態にかかる光ピックアップ装置が搭載された光ディスク装置の概略を示す斜視図である。 図1に示す光ディスク装置に搭載された光ピックアップ装置付近を、光ディスク載置面(光ピックアップ装置の光照射及び受光面)とは反対側から見た状態を示す斜視図である。 図1に示す光ピックアップ装置を移動方向に沿った側面から見た図であって、光ピックアップ装置が光ディスクの外周部に対応する位置まで移動した状態を示す図である。 図3に示す光ピックアップ装置が光ディスクの内周方向に対応する位置まで移動した状態を示す図である。 図2に示す光ピックアップ装置の内部構成を簡略化して示す平面図である。 図3に示すBD光学系の構成を簡略化して示す側面図である。 図3に示すHD DVD、DVD及びCD光学系の構成を簡略化して示す側面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる光ピックアップ装置の内部構成を簡略化して示す平面図である。 図8に示す光ピックアップ装置のDVD及びCD光学系の構成を簡略化して示す側面図である。
符号の説明
5…青紫色レーザ光源、 6…第1の対物レンズ、 7…第2の対物レンズ、 25…2波長マルチレーザ光源、 50…対物レンズ駆動ユニット、 100…光ピックアップ装置、 101…筐体、 104…側面、 105…FPC、 500…光ディスク装置、 523…回路基板、 533…シャーシ、 1005…光ディスク

Claims (3)

  1. 光ディスクに対し情報を記録または再生する光ピックアップ装置であって、
    少なくとも1つの光学系ユニットと、
    前記光学系ユニットの制御及び信号の授受を行う回路基板と、
    前記光学系ユニット及び回路基板を収納する筐体と、
    前記回路基板に電気的に接続され且つ前記筐体から外部に延出され、当該延出された部分が折返されて延出方向が変更されるフレキシブルプリント基板と、
    を有し、
    前記フレキシブルプリント基板は、延出基端に位置する筐体の側面と対向するように折返されてなり、
    前記筐体の側面は、外面が前記フレキシブルプリント基板の折返し部分に向けて近接可能に、当該折返し形状に沿って凸状に湾曲してなり、且つ、
    当該筐体が前記光ディスクの中心から外周方向に向けて移動する際の移動方向先端に配設されてなる光ピックアップ装置。
  2. 光ピックアップ装置により、光ディスクの情報記録面に対し情報を記録する、当該情報記録面に記録された情報を再生する、の少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、
    請求項1に記載の光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置を前記光ディスクの径方向に移動させる光ピックアップ装置移動部と、
    前記光ディスクを装着して回転駆動するディスクモータと、
    前記光ピックアップ装置、光ピックアップ装置移動部及びディスクモータが取付けられるシャーシと、
    前記フレキシブルプリント基板が接続されると共に、信号処理系及び制御系を有する回路基板と、
    を備えた光ディスク装置。
  3. 前記シャーシは、平面視で略四角形を備え、
    光ピックアップ装置は、当該シャーシの対角線上を移動すると共に、前記フレキシブルプリント基板の延出基端に位置する筐体の側面が前記シャーシの角部に対向するよう当該シャーシに配設されてなる請求項2記載の光ディスク装置。
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