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JP5045274B2 - 切削インサート - Google Patents
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JP5045274B2 - 切削インサート - Google Patents

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Description

本発明は、旋削加工において被削材の溝入れや特に突っ切りに使用される切削インサートに係わり、より詳しくは正面切刃に左右の勝手が付けられたいわゆる勝手付きの切削インサートに関するものである。
このような、特に被削材の突っ切りに使用される切削インサートにおいては、被削材に切り込まれるその正面切刃を、すくい面に対向する方向から見て左右いずれかの一端部から反対側の他端部に向かうに従い、インサート本体の長手方向に対して後退するように傾斜させて形成した勝手付きの切削インサートが、例えば特許文献1〜3などに開示されている。かかる切削インサートによれば、突っ切り加工で被削材が分断される直前に残される芯の部分が、正面切刃の上記他端部側に位置する被削材の切断面から一端部側の切断面に向けて先細りとなる円錐状になるため、この一端部側の一方の切断面側に芯が残り難く、その後の仕上げ加工を簡略化することができる。
特開平8−229705号公報 特表2003−509224号公報 特開2007−69291号公報
ところで、こうして正面切刃が一端部から他端部に向かうに従い長手方向に後退するように傾斜した勝手付きの切削インサートでは、例えば特許文献1〜3にも記載されているように、軸状のインサート本体の両端部にそのような正面切刃を備えた切刃部を形成して2回の切刃の使い回しを可能とする場合、インサート本体の両端部に、このような切刃部とともに長手方向に垂直な平坦面を形成し、インサート本体の一方の端部の切刃部を使用するときには、他方の端部の平坦面をインサート取付座に形成された当接面に当接させることにより、インサート本体を長手方向に支持して位置決めするようにしている。
ところが、そのような切削インサートでは、特許文献1〜3に記載のように正面切刃がその全長に亙って傾斜していると、この正面切刃の逃げ角が一定のままでは、両切刃部でインサート本体の長手方向に突出することになる正面切刃の一端部側で逃げ面が平坦面に大きく覆い被さることになり、この平坦面に当接面への十分な当接面積を確保することができなくなってインサート取付座へのインサート本体の着座安定性が損なわれるおそれがある。しかるに、この点、特許文献2、3に記載の切削インサートでは、逃げ面を捩れ面状として正面切刃の逃げ角を他端部側に向けて小さくすることにより、正面切刃の一端部側で逃げ面が平坦面に大きく覆い被さるのを防いで平坦面の面積を確保するようにしているが、この場合には、正面切刃の他端部側で被削材との逃げ量が小さくなって逃げ面や平坦面の摩耗が促進されたり切削抵抗の増大を生じるおそれがある。
これに対して、特許文献1記載の切削インサートでは、逃げ面と平坦面との間に中間面を形成することにより、正面切刃の逃げ角が一定であっても、インサート取付座の当接面に当接する平坦面の面積を確保するようにしている。しかしながら、この特許文献1に記載の切削インサートでは、中間面が正面切刃の全長に亙って形成されているため、この中間面によって正面切刃の直下の部分が切り欠かれてオーバーハング状となることにより、正面切刃全体で切刃強度が低下して損傷を生じ易くなったり、切刃剛性が損なわれて加工精度の劣化を招いたりするという問題が生じる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、特に上述のような被削材の突っ切り加工に用いて好適な勝手付きの切削インサートにおいて、インサート本体の端面に平坦面を確保するのに切刃強度や剛性が損なわれたり摩耗や切削抵抗の増大を招いたりすることのない切削インサートを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、長手方向に延びるインサート本体の端部に、上記長手方向に対して斜交する方向に延びる傾斜部を備えて一端部が他端部よりも該長手方向に突出させられた正面切刃を有する切刃部が形成されており、この正面切刃に連なる逃げ面は該正面切刃から離間するに従い上記長手方向に後退するポジ逃げ面とされるとともに、この逃げ面の上記正面切刃とは反対側に連なる上記インサート本体の端面は、少なくとも上記正面切刃の一端部側が上記長手方向に垂直な平坦面部とされており、この正面切刃の一端部側には、上記平坦面部と上記ポジ逃げ面との間に、該ポジ逃げ面の延長面に対して上記長手方向にさらに後退するオーバーハング部が形成される一方、上記正面切刃の他端部側では、上記ポジ逃げ面が上記端面に直接交差させられていることを特徴とする。
従って、長手方向に突出することになる正面切刃の一端部側において、切刃部のポジ逃げ面とされた逃げ面とインサート本体端面の平坦面部との間に、このようにポジ逃げ面の延長面に対して後退するオーバーハング部が形成されることにより、この一端部側では逃げ面が平坦面部に大きく覆い被さるのを避けることができて、この平坦面部に十分な面積を確保することができる。このため、インサート本体の長手方向の両端部に切刃部が設けられていて、1つのインサート本体で2回の切刃の使い回しを行う場合でも、合わせてインサート本体のこれら両端部に上記平坦面部と、そして上記オーバーハング部とを設けることにより、一方の端部の切刃部を使用するときに他方の端部の平坦面部を確実にインサート取付座の当接面に当接させて支持することができる。
その一方で、正面切刃の他端部側においては、このようなオーバーハング部が形成されることなく、ポジ逃げ面とされた正面切刃の逃げ面がそのままインサート本体の端面に直接に交差させられているので、例えば特許文献1に記載された切削インサートのように正面切刃の全長に亙ってその直下がオーバーハング状に切り欠かれている場合と比べて切刃強度や剛性を確保することができ、正面切刃に損傷が生じたり加工精度が劣化したりするのを防ぐことができる。さらに、上述のように正面切刃の一端側においてのみオーバーハング部が形成されることにより、正面切刃の逃げ角を一定としても平坦面部の面積を確保でき、このため特許文献2、3に記載の切削インサートのように逃げ面が捩れ面状とされているのに比べて、正面切刃の他端部側で逃げ量が小さくなるのを抑えることも可能となる。
ここで、上記オーバーハング部は、例えば正面切刃の一端部側における逃げ面を断面L字状に切り欠いたような形状とされていてもよいが、この一端部側においても正面切刃の強度や剛性を確保するには、このオーバーハング部を、上記ポジ逃げ面に鈍角に交差して上記正面切刃側から離間するに従い上記長手方向にさらに後退する傾斜面として、正面切刃の直下の切刃部の肉厚を厚くするのが望ましい。なお、この場合には、このオーバーハング部がなす傾斜面が上記延長面に対してなす角度が2°〜45°の範囲とされているのがより望ましく、この角度が上記範囲よりも大きいと上述のように切刃部の肉厚を確保することが困難となる一方、この角度が上記範囲よりも小さいとオーバーハング部がインサート本体端面の平坦面部に大きく覆い被さることになって、この平坦面部の面積を確保することができなくなるおそれが生じる。
以上説明したように、本発明によれば、特に被削材の突っ切り加工を行う勝手付きの切削インサートにおいて、長手方向に突出する正面切刃の一端部側ではその強度や剛性を確保して損傷や加工精度の劣化を防ぐとともに、該正面切刃の他端部側では被削材に対する逃げ量を確保して摩耗や切削抵抗の増大を抑えつつ、インサート本体の端面に大きな面積の平坦面部を形成することができる。従って、インサート本体の両端部に切刃部を設けた場合でも、この平坦面部にインサート取付座の当接面を当接させて確実にインサート本体を支持することができ、安定した加工を図ることが可能となる。
図1ないし図6は、本発明の第1の実施形態を示すものである。本実施形態においてインサート本体1は、超硬合金等の硬質材料により形成されて軸線Lに沿って延びる概略方形軸状(方形柱状)をなし、この軸線Lに直交してインサート本体1の長手方向(軸線L方向。図2〜図5における左右方向)の中央に位置する平面Mと、この平面Mに直交してインサート本体1の幅方向(図2および図5における上下方向。図6においては左右方向)中央に位置し、軸線Lを含んでインサート本体1の厚さ方向(図3、図4、および図6における上下方向)に延びる平面Nとの交線Oに関して、180°回転対称な形状に形成されている。従って、軸線Lはこの交線Oに直交することになる。
このインサート本体1の長手方向の端部(両端部)には切刃部2が形成されており、この切刃部2には、上記長手方向に延びる一対の横切刃3と、これらの横切刃3の先端同士の間に、上記長手方向に交差して幅方向に延びる正面切刃4とを辺稜部に備えたすくい面5が、上記厚さ方向を向くように形成されている。ここで、このすくい面5は、上記軸線Lに直交して厚さ方向にすくい面5に対向する方向から見た平面視において、図2に示すようにこの長手方向に延びる概略長方形状とされている。また、正面切刃4の両端部において横切刃3と交差する一対のコーナ部には、同平面視において概略1/4円弧状をなすコーナ刃6がそれぞれ形成されている。
なお、長手方向両端の切刃部2の間において、上記厚さ方向にすくい面5と同じ側を向くインサート本体1の上面部7は、図3および図4に示すようにこれら切刃部2のすくい面5よりも厚さ方向に一段突出するようにされている。さらに、この上面部7と、該上面部7とは反対のインサート本体1の下面部8とには、その長手方向全長に亙って断面凹V字状をなす取付溝部7A,8Aが形成されている。
また、上面部7の上記長手方向を向く両端面7Bは、それぞれ切刃部2側に向かうに従い下面部8側に向かって傾斜する傾斜面とされる一方、下面部8の両側部には、長手方向において上面部7の上記両端面7Bが切れ上がった位置の内側辺りに、各一対の切欠部8Bが形成されている。なお、このインサート本体1の両切刃部2の間の部分は、上記平面Mと平面Nとに関してそれぞれ対称な形状とされている。
さらに、切刃部2は、そのすくい面5が図1、図3、および図4に示すように、先端側の正面切刃4、コーナ刃6、および横切刃3の先端部を辺稜部に有する部分では、この先端側に向かうに従い下面部8側に向けて上記厚さ方向に漸次後退するネガすくい面部5Aとされている。一方、このネガすくい面部5Aから後端側の部分は、この後端側に向かうに従い下面部8側に向けて上記厚さ方向に漸次後退した後に切れ上がるポジすくい面部5Bとされ、さらにこのポジすくい面部5Bの後端側は厚さ方向に垂直な平坦面部5Cとされて、上面部7の上記端面7Bに連なっている。
また、このすくい面5には、上記長手方向においてネガすくい面部5Aの正面切刃4と間隔をあけた位置から平坦面部5Cの中程までにかけての範囲で、また上記幅方向においては両横切刃3と互いに等間隔をあけた位置の間の範囲で、凹状のチップブレーカ5Dが形成されている。このチップブレーカ5Dは、その底面が上記平面Nに沿った断面では凹曲線状を呈し、また上記平面Mに平行な断面では、幅方向の両側から中央部に向けてそれぞれすくい面5から下面部8側に傾斜した後、この中央部では厚さ方向に垂直に延びる台形溝状をなしている。また、このチップブレーカ5Dと正面切刃4との上記間隔はチップブレーカ5Dと横切刃3との間隔よりも小さく、正面切刃4とチップブレーカ5Dとの間にはすくい面5のネガすくい面部5Aが極小さな一定幅で残るようにされている。
さらに、本実施形態では上記正面切刃4は、すくい面5に対向する方向から見て図2に示すように、その一端部(図2における上側の端部)から他端部(図2における下側の端部)側に向かうに従い上記長手方向に漸次後退するように傾斜する傾斜部9と、この他端部から一端部側に向けて上記長手方向に対し垂直に延びる垂直部10とから構成されていて上記一端部が他端部よりもこの長手方向に突出するように形成されている。さらに、本実施形態では上記傾斜部9は、上記平面視において正面切刃4の一端部側の上記コーナ刃6がなす円弧に滑らかに接し、他端部側に向かうに従い直線状に傾斜して長手方向に後退する直線状部9Aと、同平面視においてこの直線状部9Aと上記垂直部10とに滑らかに接する凹曲線状をなす曲線状部9Bとにより構成されている。
このうち、傾斜部9は垂直部10よりもその切刃長が長くされていて、さらにそのうちでも直線状部9Aは曲線状部9Bに対して略同等の長さもしくは僅かに長く形成されている。また、曲線状部9Bは上記平面視に凹円弧状をなしており、その半径は例えばコーナ刃6がなす円弧の半径よりも十分大きく、本実施形態では両横切刃3とコーナ刃6との接点間の幅、すなわち切削幅よりも大きくされている。さらに、垂直部10は同平面視において正面切刃4の他端部側のコーナ刃6がなす円弧に滑らかに接するように形成されており、この垂直部10の一端部側への延長線に対して、傾斜部9は、その一端部におけるコーナ刃6との接線(本実施形態では直線部9A)が5°の角度θをもって交差する方向に延びている。
また、一対の横切刃3は、正面切刃4の両端部のコーナ刃6にやはり滑らかに接し、各コーナ刃6からそれぞれ切刃部2の後端側に向かうに従い幅方向に後退するように僅かに傾斜して延びていて、上記平面N側に互いに接近するように等しいバックテーパが与えられている。なお、すくい面5が上述のようにネガすくい面部5A、ポジすくい面部5B、および平坦面部5Cによって構成されて凹凸していることから、この横切刃3も同様に厚さ方向に凹凸するように形成されることになる。
一方、各切刃部2の上記長手方向を向く先端面は正面切刃4の逃げ面11とされるとともに、幅方向を向く両側面は一対の横切刃3の逃げ面12とされる。ここで、本実施形態の切削インサートは、これらの逃げ面11,12が、上記コーナ刃6に連なる逃げ面9,10の交差稜線部も含めて、すくい面5から離間して上記厚さ方向に下面部8側に向かうに従い上記長手方向と幅方向とにそれぞれ漸次後退するように傾斜させられたポジ逃げ面とされていて、これら正面切刃4と横切刃3とに逃げ角が付されたポジティブタイプのインサートとされている。
このうち、正面切刃4の逃げ面11は、該正面切刃4が上述のように傾斜部9と垂直部10とからなり、さらに傾斜部9の直線状部9Aと曲線状部9Bとから構成されているのに伴い、傾斜部9の直線状部9Aに連なり正面切刃4の上記一端部から他端部側に向かうに従い上記長手方向に漸次後退するように傾斜した傾斜平面部11Aと、曲線状部9Bに連なるとともに上記傾斜平面部11Aに接してやはり上記他端部側に向かうに従い漸次後退する凹曲面部11Bと、垂直部10に連なるとともにこの凹曲面部11Bに接して上記平面Nに垂直に延びる垂直平面部11Cとから構成されている。なお、本実施形態では、これら傾斜平面部11A、凹曲面部11B、および垂直平面部11Cが直線状部9A、曲線状部9B、および垂直部10に対してなす正面切刃4の逃げ角は、その上記一端部から他端部に亙って略一定とされている。
また、切刃部2のこれらの逃げ面11,12と上記下面部8との間には、インサート本体1の端面13と側面14とが上記厚さ方向に平行に延びるように形成されており、従って端面13は上記長手方向において正面切刃4よりも内側に、両側面14は幅方向において一対の横切刃3の内側に、それぞれ位置させられている。このうち、側面14は、両切刃部2の逃げ面12と下面部8との間の部分から、これらの切刃部2の間のインサート本体1の側面に亙って、全体的に面一で上記平面Nに平行な平面状とされている。
一方、上記端面13は、本実施形態では、上記正面切刃4の一端部側が上記軸線Lに垂直すなわち上記長手方向に垂直な平坦面部13Aとされるとともに、該正面切刃4の他端部側には上記平坦面部13Aに対して長手方向に後退した逃げ部13Bとされている。ここで、この逃げ部13Bは、平坦面部13Aに鈍角に交差して正面切刃4の他端部側に向かうに従い漸次後退する傾斜面とされており、特に本実施形態では傾斜平面状とされていて、インサート本体1の下面部8に対向する底面視において図5に示すように、平坦面部13Aに対して角度βで傾斜するように形成されている。
なお、この端面13と上記側面14との交差稜線部は、上記コーナ刃6に連なる逃げ面9,10の交差稜線部に連なり、上記平坦面部13Aおよび逃げ部13Bとそれぞれの側の側面14とに滑らかに接する円筒面状とされている。さらに、これらの円筒面と端面13との両接線の間においては、上記長手方向に沿って該端面13に対向する方向から見て図6に示すように、上記平坦面部13Aの面積が上記逃げ部13Bの投影面積よりも大きくされており、より具体的にはこれら平坦面部13Aと逃げ部13Bとの交差稜線Pが上記平面Nよりも正面切刃4の他端部側に位置して、平坦面部13Aが平面Nよりも他端部側まで延びるように形成されている。なお、この交差稜線Pは、本実施形態では平面Nに平行に延びて、逃げ面11のうち上記凹曲面部11Bに交差するようにされている。
そして、この端面13のうち、こうして上記長手方向に垂直とされた正面切刃4の一端部側の平坦面部13Aと、ポジ逃げ面とされた上記逃げ面11との間には、図3に示すように該ポジ逃げ面の延長面Qに対して上記長手方向にさらに後退するように凹んだオーバーハング部15が形成されている。ここで、このオーバーハング部15は、本実施形態では逃げ面11のうちでも正面切刃4の一端部側の上記傾斜平面部11Aと平坦面部13Aとが交差する部分を、ポジ逃げ面とされたこの傾斜平面部11Aに鈍角に交差して正面切刃4側から離間するに従い上記延長面Qに対して角度αで漸次後退する傾斜面によって切り欠くようにして形成されている。
従って、このオーバーハング部15と平坦面部13Aとの交差稜線Rは、上記延長面Qと平坦面部13Aとの仮想交差稜線よりも正面切刃4側に位置することになり、本実施形態では図6に示すように上記平面Nに垂直に延びるようにされている。また、オーバーハング部15と平坦面部13Aとの交差角はこの交差稜線Rに沿って略一定とされており、従ってこのオーバーハング部15は、その上記厚さ方向の長さおよび平坦面部13Aからの長手方向への突出量は正面切刃4の一端部側に向けて漸次大きくなるようにして、長手方向から端面13に対向する方向から見て図6に示すように三角形状を呈することになる。なお、このオーバーハング部15は、正面切刃4の一端部側のコーナ刃6に連なる傾斜平面部11Aと逃げ面12との交差稜線部も切り欠くようにして該逃げ面12に連なるようにされている。
その一方で、このオーバーハング部15が形成された側とは反対の正面切刃4の上記他端部側では、ポジ逃げ面とされた傾斜平面部11A、凹曲面部11B、および垂直平面部11Cが、そのまま端面13の平坦面部13Aおよび逃げ部13Bに直接鈍角をなすようにして交差させられている。このため、本実施形態では、オーバーハング部15よりも正面切刃4の他端部側における逃げ面11と端面13との交差稜線Sは、図6に示すように上記交差稜線Rとの交点からこの他端部側に向かうに従い正面切刃4側に向けて延び、上記交差稜線Pとの交点で最も正面切刃4に近づいた後、正面切刃4から離間する方向に延びることになる。
なお、本実施形態ではインサート本体1が上述のように交線Oに対して180°回転対称に形成されていることから、その長手方向の両端部にこのような逃げ面11,12が形成された切刃部2と、平坦面部13Aおよび逃げ部13Bが形成された端面13と、オーバーハング部15とがそれぞれ設けられている。
このように構成された本実施形態の切削インサートは、インサート本体1の上記上下面部7,8に形成された取付溝部7A,8Aが、インサート着脱式旋削工具のホルダに形成されたインサート取付座の互いに対向して断面凸V字状をなす一対の顎部に当接して挟み込まれることにより、一方の切刃部2を突き出した状態でこのホルダに保持される。また、このとき他方の切刃部2の逃げ面11に連なる端面13においては、その平坦面部13Aが、上記インサート取付座の一対の顎部の間に軸線Lに垂直となるように形成された当接面に当接させられ、これによりインサート本体1がその長手方向においてこの他方の切刃部2側に支持されて位置決めされる。
さらに、こうしてホルダに保持された当該切削インサートは、ホルダごと上記軸線Lに沿って長手方向に上記一方の切刃部2の先端側に送り出され、この一方の切刃部2の正面切刃4により被削材の溝入れ加工や突っ切り加工に使用されるが、特にこのうち被削材を切断する突っ切り加工の際には、正面切刃4の一端部側が他端部側に向けて長手方向に後退する傾斜部9とされているので、被削材が切断される直前にはこの一端部側に向かうに従い先細りとなる芯が被削材の回転軸線を中心として形成されることになり、この芯の先が削り落とされたところで、被削材が切断される。従って、この時点で正面切刃4の他端部側の他方の切断面には芯が残される反面、切断の途中で芯が折れて一端部側の一方の切断面に残るようなことがないため、突っ切り加工と同時にこの一方の切断面を平滑に仕上げることができる。
そして、上記構成の切削インサートでは、このような傾斜部9とされた正面切刃4の一端部側において、その逃げ面11であるポジ逃げ面とされた傾斜平面部11Aと上記平坦面部13Aとの間に、このポジ逃げ面の延長面Qに対して上記長手方向にさらに後退するオーバーハング部15が形成されており、これにより上記傾斜平面部11Aがそのまま延長面Qに沿って平坦面部13Aに覆い被さるのを避けることができて、この平坦面部13Aに大きな面積を確保することができる。その一方で、正面切刃4の他端部側では、このようなオーバーハング部15が形成されることがなく、傾斜平面部11Aの一部と、同じくポジ逃げ面となる逃げ面11の凹曲面部11Bおよび垂直平面部11Cとが端面13に直接に交差させられているので、この他端部側における正面切刃4の切刃強度や剛性を確保することができる。
このため、上記切削インサートによれば、ホルダから突き出されて切削に使用される一方の切刃部2においては、その正面切刃4に損傷を生じたり、あるいは正面切刃4の剛性不足によって加工精度に劣化を招いたりすることがない一方で、これとは反対の他方の切刃部2側ではインサート本体1の下面部8との間の端面13において平坦面部13Aに大きな面積を確保することが可能となる。従って、この平坦面部13Aにインサート取付座の当接面を当接させることにより、インサート本体1を確実に支持して位置決めすることができ、高精度の被削材の突っ切り加工を円滑かつ安定して行うことができる。
また、こうして正面切刃4の一端部側にオーバーハング部15が形成されることにより、本実施形態のように正面切刃4の逃げ角を一定としても平坦面部13Aの面積を確保することができる。従って、逃げ面を捩れ面とした場合のように正面切刃の他端部側で逃げ角が小さくなるのに伴い被削材との逃げ量も小さくなって逃げ面摩耗が促進されたり切削抵抗の増大を招いたりすることもなく、これにより効率的な加工を促すとともにインサート寿命の延長を図ることができる。
しかも、本実施形態ではこのオーバーハング部15が、逃げ面11のポジ逃げ面とされた傾斜平面部11Aに鈍角に交差して、正面切刃4側から離間するに従い上記延長面Qに対して上記長手方向に漸次後退する傾斜面によって形成されている。このため、オーバーハング部15が形成された正面切刃4の一端部側においても、その切刃強度や剛性が必要以上に損なわれることがなく、他端部側においてかかるオーバーハング部15が形成されずに逃げ面11が端面13に直接交差していることとも相俟って、正面切刃4の全長に亙って損傷や加工精度の劣化を防ぐことが可能となる。
さらに、本実施形態ではこのオーバーハング部15がなす傾斜面が上記延長面Qに対して2°〜45°の角度αで傾斜しており、より確実に平坦面部13Aの面積を確保しつつ上述の正面切刃4の損傷や加工精度の劣化を防止することが可能となる。すなわち、この角度αが上記範囲よりも小さいとオーバーハング部15が平坦面部13Aに覆い被さることになって当接面に当接する面積が十分に確保できず、逆にこの角度αが上記範囲よりも大きいと、オーバーハング部15が段差状となって切刃強度や剛性を損なうおそれが生じる。
また、本実施形態の切削インサートでは、インサート本体1の端面13における正面切刃4の一端部側が、こうして逃げ面11からオーバーハング部15を介して長手方向に垂直な平坦面部13Aとされる一方で、正面切刃4の他端部側における端面13には、この平坦面部13Aに対して長手方向に後退した逃げ部13Bが形成されている。このため、上述のように被削材との間の逃げ量が不足しがちなこの端面13における正面切刃4の他端部側に十分なクリアランスを確保することができて、被削材との干渉を防ぐことが可能となる。
さらに、この逃げ部13Bに対して平坦面部13Aは、長手方向に沿って端面13に対向する方向から見た面積が逃げ部13Bの投影面積よりも大きくされているので、こうして逃げ部13Bを形成してもインサート本体1の着座安定性が損なわれることはない。しかも、本実施形態では、逃げ部13Bが平坦面部13Aに鈍角に交差して正面切刃4の他端部側に向かうに従い漸次後退する傾斜面とされているので、例えば平坦面部13Aから一段後退するように段差状の逃げ部を形成したりするのに比べ、必要以上に大きくインサート本体1が切り欠かれることがなく、切刃強度の低下も防ぐことができる。
なお、こうして傾斜面とされた逃げ部13Bが平坦面部13Aに対してなす上記角度βは、これが小さすぎると逃げ部13Bを設けることによるクリアランスの確保が不十分となる一方、逆に大きすぎると正面切刃4の他端部側が上述のようなオーバーハング状となって切刃強度が損なわれるおそれがある。このため、この逃げ部13Bが平坦面部13Aに対してなす角度βは上述したように2°〜20°の範囲に設定されるのが望ましい。
一方、本実施形態の切削インサートでは、正面切刃4の一端部側が傾斜部9とされるとともに、他端部側はインサート本体1の上記長手方向に垂直な垂直部10とされているので、上述のように傾斜部9によって被削材が切断された後に他方の切断面に残った芯を除去する場合でも、正面切刃4の当該切削インサートをそのまま使用してこの垂直部10によって芯を削り取るとともに他方の切断面を仕上げ加工することができる。すなわち、この芯を削り取る垂直部10は送り方向に垂直であるため、正面切刃全体が傾斜した特許文献1〜3に記載の切削インサートのように切削時に作用する抵抗によってインサート本体1に幅方向の振れが生じることがなく、従って一方の切断面を形成した切削インサートをそのまま長手方向に沿って先端側に送り出すだけで、芯を切削するとともに他方の切断面をも平滑に仕上げることができ、これにより仕上げ加工の簡略化を図ることが可能となるのである。
また、このような突っ切り加工や、被削材を突っ切るまでには至らずに被削材外周に環状溝を形成する溝入れ加工においても、本実施形態の切削インサートでは、こうして正面切刃4の他端部側がインサート本体1の上記長手方向に垂直な垂直部10とされているので、正面切刃全体が傾斜した特許文献1〜3に記載の切削インサートなどに比べて、正面切刃4の切刃長を短く抑えることができる。従って、加工時に正面切刃4の全体に作用する切削抵抗の低減を図ることができるので、負荷の少ない効率的な突っ切り加工や溝入れ加工を行うことができる。
さらに、こうして切削抵抗が低減することと、正面切刃4の他端部側が垂直部10とされて横切刃3とのコーナ角が確保されるため、この他端部における正面切刃4の欠け等も防ぐことができて、インサート寿命の延長を図ることが可能となる。また、このようにインサート本体1の長手方向に垂直な部分が切刃部2に形成されることにより、当該切刃部2を形成するときには、この垂直部10を基準として各部の寸法精度や形状精度を正確かつ容易に確保することができ、またこれらの寸法・形状精度の管理も該垂直部10を基準として行うことができる。
さらに、こうして正面切刃4の他端部側が垂直部10とされていることにより、本実施形態では、突っ切り加工中にこの垂直部10により生成される切屑はインサート本体1の長手方向に沿って流出し、これに伴なわれて引っ張られるように上記傾斜部9により生成される切屑も、同じく長手方向に沿って被削材の切断面の間を通るように流れ出ることになる。従って、この切屑が被削材のいずれか一方あるいは双方の切断面に衝突して該切断面を傷つけるようなことがなく、より平滑で仕上げ面精度や品位の高い切断面を得ることができる。
特に、本実施形態では、この傾斜部9の垂直部10側に、傾斜部9の直線状部9Aと該垂直部10とに滑らかに接する凹曲線状をなす曲線状部9Bが形成されており、これにより切屑は正面切刃4の全長に亙って幅方向に分断されることなく一体に生成されることになる。このため、傾斜部9による切屑を確実にインサート本体1の長手方向に案内して流出させることができて、切屑が切断面に干渉して傷をつけるのをより効果的に防止することが可能となる。
その一方で、本実施形態の切削インサートでは、正面切刃4の一端部側は直線状に傾斜した直線状部9Aとされているので、例えば本実施形態における垂直部10に連なる凹円弧状の曲線状部9Bをそのままの半径で正面切刃4の一端部側に延長するのに比べて、この一端部における正面切刃4と横切刃3との交差角を大きく確保することができる。従って、本実施形態によれば、この一端部側でも欠けが生じたりするのを防ぐことができるので、上述のように他端部側の垂直部10で欠けを防止できるのと相俟って一層のインサート寿命の延長を図ることができる。
なお、本実施形態では軸線Lに垂直にすくい面5に対向する方向、すなわち交線O方向からの平面視において、正面切刃4の傾斜部9のうち一端部側のこの直線状部9Aが上記垂直部10に対してなす角度θが5°とされているが、この角度θが大きすぎると、このように傾斜部9の一端部側を直線状部9Aとしても欠けの発生を十分に防ぐことができなくなるおそれが生じる。また、これとは逆に角度θが小さすぎると正面切刃4が一直線状に近くなって突っ切り加工の際に途中で芯が折れやすくなってしまうので、この角度θは3°〜50°の範囲に設定されるのが望ましい。なお、例えば上記角度θがこのような範囲内に設定されるのであれば、傾斜部9はその全体が垂直部10に滑らかに接する凹曲線状の曲線状部9Bであってもよい。
さらに、正面切刃4の他端部側に垂直部10を形成した本実施形態の切削インサートでは、正面切刃4の傾斜部9の一端部側における上記角度θが上記特許文献1〜3の切削インサートの正面切刃の傾斜角と同じであったとしても、他端部側の垂直部10から切刃部2の先端側に突き出した正面切刃4の一端部までの長手方向の突き出し量は、これら特許文献1〜3の切削インサートの正面切刃の突き出し量よりは小さくすることができるので、逃げ角を上記実施形態のように正面切刃4の全長で略一定としても、一端部側において逃げ面11が端面13側に大きく覆い被さるのをさらに確実に防ぐことができ、長手方向に垂直な平坦面部13Aの面積をより十分に確保することができる。
その一方で、正面切刃4の他端部側は垂直部10とされていて、切刃が後退し続けたまま延びてはいないので、長手方向に垂直とされた平坦面部13Aから正面切刃4の一端部までの突き出し量が同じであっても、他端部側における正面切刃4の突き出し量をより大きくして逃げ量を確保することができ、被削材との干渉をも一層確実に避けることができる。
ただし、本実施形態ではこのように正面切刃4が傾斜部9と垂直部10とから構成されるとともに、インサート本体1の端面13には正面切刃4の他端部側に逃げ部13Bを形成するようにしているが、例えば図7ないし図12に示す本発明の第2の実施形態のように、正面切刃4をその全体が一定の角度で一端部側から他端部側に向かうに従い長手方向に漸次後退する直線状の傾斜部9とするとともに、インサート本体1の端面13もその全体が長手方向に垂直とされた平坦面部13Aとなるように形成し、正面切刃4の一端部側ではこの端面13と逃げ面11との間にオーバーハング部15を形成する一方、他端部側では端面13と逃げ面11とが交差稜線Sを介して直接鈍角をなして交差するようにしてもよい。なお、この第2の実施形態において、第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を配して説明を省略する。
ここで、この第2の実施形態の切削インサートでは、正面切刃4が上述のように直線状の傾斜部9とされるとともにその逃げ角も一定とされているので、逃げ面11も正面切刃4から離間するに従い長手方向に漸次後退する傾斜平面状とされて、正面切刃4の他端部側では全体が平坦面部13Aとされた端面13と上記交差稜線Sで鈍角に交差させられている。また、本実施形態では、オーバーハング部15は正面切刃4の一端部側から上記平面Nを越えて他端部側にはみ出すように形成されており、ただし端面13との交差稜線Rは第1の実施形態と同様に平面Nに垂直に延びるようにされている。
従って、このような第2の実施形態の切削インサートでも、こうして正面切刃4の一端部側で逃げ面11と端面13との間にオーバーハング部15が形成される一方、他端部側では逃げ面11が端面13に直接交差させられているので、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、この第2の実施形態では、正面切刃4の他端部側において端面13に逃げ部13Bが形成されていないので、インサート取付座の当接面に当接する面積をさらに大きく確保することができ、一層安定した切削を促すことが可能となる。
なお、これら第1、第2の実施形態では、このように軸状に延びるインサート本体1の両端部に正面切刃4を備えた切刃部2や平坦面部13Aを備えた端面13が形成されて、一方の端部の正面切刃4により突っ切り加工を行うときに他方の端部の平坦面部13Aがインサート取付座の当接面に当接する構成とされているが、正面切刃4の強度や剛性を確保するという観点からは、例えばインサート本体1の長手方向の一端部だけに切刃部2が形成されていて、他端部には当接部のみが形成されたものであってもよい。また、上記の説明では、本発明に係る切削インサートを突っ切り加工に使用する場合について説明したが、被削材の溝入れ加工に使用することも可能である。
本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直にすくい面5に対向する方向から見た部分平面図である。 図1に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直に正面切刃4の他端部側から側面14に対向する方向に見た部分側面図である。 図1に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直に正面切刃4の一端部側から側面14に対向する方向に見た部分側面図である。 図1に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直に下面部8に対向する方向に見た部分底面図である。 図1に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に沿って端面13に対向する方向に見た正面図である。 本発明の第2の実施形態を示す斜視図である。 図7に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直にすくい面5に対向する方向から見た部分平面図である。 図7に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直に正面切刃4の他端部側から側面14に対向する方向に見た部分側面図である。 図7に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直に正面切刃4の一端部側から側面14に対向する方向に見た部分側面図である。 図7に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に垂直に下面部8に対向する方向に見た部分底面図である。 図7に示す実施形態をインサート本体1の長手方向に沿って端面13に対向する方向に見た正面図である。
符号の説明
1 インサート本体
2 切刃部
3 横切刃
4 正面切刃
5 すくい面
6 コーナ刃
9 正面切刃4の傾斜部
9A 傾斜部9の直線状部
9B 傾斜部9の曲線状部
10 垂直部
11,12 逃げ面
11A 逃げ面11の傾斜平面部
11B 逃げ面11の凹曲面部
11C 逃げ面11の垂直平面部
13 インサート本体1の端面
13A 端面13の平坦面部
13B 端面13の逃げ部
15 オーバーハング部
L インサート本体1の軸線
Q 逃げ面11の延長面
α オーバーハング部15を形成する傾斜面が逃げ面11の延長面Qに対してなす角度

Claims (4)

  1. 長手方向に延びるインサート本体の端部に、上記長手方向に対して斜交する方向に延びる傾斜部を備えて一端部が他端部よりも該長手方向に突出させられた正面切刃を有する切刃部が形成されており、この正面切刃に連なる逃げ面は該正面切刃から離間するに従い上記長手方向に後退するポジ逃げ面とされるとともに、この逃げ面の上記正面切刃とは反対側に連なる上記インサート本体の端面は、少なくとも上記正面切刃の一端部側が上記長手方向に垂直な平坦面部とされており、この正面切刃の一端部側には、上記平坦面部と上記ポジ逃げ面との間に、該ポジ逃げ面の延長面に対して上記長手方向にさらに後退するオーバーハング部が形成される一方、上記正面切刃の他端部側では、上記ポジ逃げ面が上記端面に直接交差させられていることを特徴とする切削インサート。
  2. 上記オーバーハング部は、上記ポジ逃げ面に鈍角に交差して上記正面切刃側から離間するに従い上記長手方向にさらに後退する傾斜面とされていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 上記オーバーハング部がなす傾斜面が上記延長面に対してなす角度が2°〜45°の範囲とされていることを特徴とする請求項2に記載の切削インサート。
  4. 上記インサート本体には、上記長手方向の両端部に、上記切刃部と上記平坦面部が形成された上記端面と上記オーバーハング部とが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の切削インサート。
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