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JP5057516B2 - 文書間距離計算装置およびプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、文書データについて、検索や分析を行うためのデータ間の距離を算出する方式に関する。
文書間の距離を算出する方法として、文書を名詞や動詞等の単語に分解し、予め登録した概念ベクトルを単語に対応させ、文書を概念ベクトルの集合として表し、その概念ベクトルの平均ベクトルを文書の概念ベクトルとし、他の文書の概念ベクトルとのユークリッド距離(またはコサイン)によって、文書間の距離を算出することが知られている(たとえば、非特許文献1参照)。
また、画像等のベクトル集合間の距離を算出する方法として、ベクトル集合Aとベクトル集合Bとの距離は、以下のように算出することが知られている(たとえば、特許文献1参照)。まず、各ベクトル集合について、その集合を代表するベクトルである代表ベクトル集合を決める。次に、ベクトル集合Aの代表ベクトル集合で、ベクトル集合Bをベクトル量子化し、その量子化誤差を誤差Aとする。ベクトル集合Bの代表ベクトル集合でベクトルAをベクトル量子化し、その量子化誤差を誤差Bとする。ここで、誤差Aと誤差Bの大きい方の値を、ベクトル集合Aとベクトル集合Bとの間の距離とする。
上記文献の記載内容を組み合わせると、非特許文献1によって、文書を概念ベクトルの集合で表し、引き続いて特許文献1のベクトル集合間の距離算出方法によって、文書間の距離を算出することができる。
別所克人、内山俊郎、片岡良治著「単語・意味属性間共起に基づく概念ベースの拡張方式」情報処理学会研究会報告、Vol.SIG-ICS 144、pp.29-34、2006 特開2002−366956号公報
上記従来技術では、予め登録しておいた単語について、それをベクトル表現し、文書間の距離算出に反映させることができる。しかし、人名、組織名等が新たに登場し、また、新語が日々登場し、これらの単語等を、登場と同時に概念ベクトルを算出して登録することは困難である。そのために、文書の特徴として重要であるはずの単語等を、文書間の距離算出に反映させることができないという問題がある。
本発明は、人名、組織名等が新たに登場し、また、新語が日々登場し、これらの単語等を、登場と同時に概念ベクトルを算出して登録することが容易であり、文書の特徴として重要である単語等を、文書間の距離算出に反映させることができる文書間距離計算装置を提供することを目的とする。
本発明は、文書の構成要素である単語、合成語、またはフレーズについて、ベクトルが予め登録されているときに、2つの文書間の距離を計算する装置において、入力された文書における構成要素頻度を算出する構成要素頻度算出手段と、ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素について、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出するベクトル集合算出手段と、原表現が同じである上記未知のベクトル同士の内積を予め決めた値とし、原表現が互いに異なる上記未知ベクトル同士の内積を0とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算するベクトル内積計算手段と、上記文書が、第1文書と第2文書とであり、上記第2文書の各構成要素に、上記第1文書の構成要素で最も近い距離にある構成要素を割り当て、上記ベクトル内積を用いて構成要素のベクトル間の距離を計算し、この計算されたベクトル間距離を全ての構成要素について足し合わせ、この足し合わせた距離を構成要素数で割って平均化したものを、第1量子化誤差として算出し、上記第1文書の各構成要素に、上記第2文書の構成要素で最も近い距離にある構成要素を割り当て、上記ベクトル内積を用いて構成要素のベクトル間の距離を計算し、この計算されたベクトル間距離を全ての構成要素について足し合わせ、この足し合わせた距離を構成要素数で割って平均化したものを、第2量子化誤差として算出する量子化誤差算出手段と、上記第1量子化誤差と上記第2量子化誤差とのうちで、大きい量子化誤差を、上記第1文書と上記第2文書との距離であると決定する文書間距離決定手段とを有することを特徴とする文書間距離計算装置である
本発明によれば、文書間の距離を計算する際に、予め登録した単語について、ベクトル表現し、文書間の距離を算出する装置において、日々登場する新しい単語、合成語、フレーズ等であって、登録されていない単語、合成語、フレーズ等を、未知のベクトルで表現し、文書間の距離算出に反映させることができ、結果として、より適切な文書間距離を算出することができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である文書間距離計算装置100を示すブロック図である。
文書間距離計算装置100は、文書入力手段10と、単語頻度算出手段20と、ベクトル集合算出手段30と、量子化誤差算出手段40と、文書間距離決定手段50と、単語概念ベース格納手段70とを有する。
文書入力手段10は、第1文書の例である文書Aと第2文書の例である文書Bとを入力する。
単語頻度算出手段20は、入力された文書における単語頻度を算出する手段である。
ベクトル集合算出手段30は、ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素について、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出する手段である。
ベクトル内積計算手段は、原表現が同じ、未知のベクトル同士の内積を予め決められた値とし、原表現が互いに異なる未知のベクトル同士の内積を0とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算する。
量子化誤差算出手段40は、単語Bの各単語に、単語Aの単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、上位単語Aによる上記単語Bの量子化誤差とする手段である。
文書間距離決定手段50は、第1量子化誤差と第2量子化誤差とに基づいて、単語Aと単語Bとの距離を求める手段である。つまり、単語Aによる第2文書の量子化誤差と、第2文書による単語Aの量子化誤差とのうちで、大きい方の量化化誤差を、上記単語Aと上記第2文書との距離として算出する手段である。
次に、文書間距離計算装置100において、文書Aと文書Bとの文書間距離を算出する動作について説明する。
図2は、実施例1の動作を示すフローチャートである。
まず、S1で、文書Aと文書Bとを入力する。文書コーパス等を利用し、非特許文献1に記載されている単語−意味属性間の共起情報を用い、特異値分解等の次元圧縮処理を経て、単語に対応する概念ベクトルを算出する。
上記実施例では、単語を使用しているが、単語の代わりに、合成語、またはフレーズ等の文書の構成要素を使用するようにしてもよい。
図3は、実施例1において単語概念ベース格納手段70に格納されている単語概念ベースを示す図である。
ここで、各単語の概念ベクトルである単語ベクトルを、長さ(L2ノルム)1に正規化する。これと同様にして、登録されていない単語の単語ベクトル(未知のベクトル)の長さは、正規化したので、「1」(上記説明では、α)であるとする。また、単語概念ベース格納手段70に登録されている単語を、以下、「登録されている単語」という。なお、単語−単語間の共起情報を使用して、概念ベースを算出するようにしてもよい。
次に、文書Aと文書Bとについて、形態素解析し、単語の頻度を求める。
図4、図5は、文書Aと文書Bとについて、形態素解析し、求めた単語の頻度の例を示す図である。
図4に示す文書Aについては、単語「朝ラー」が新規に登場したので、概念ベース格納手段70には、登録されていない。つまり、図4中では、単語「朝ラー」の登録番号欄には、「未登録」が表示されている。図5に示す文書Bに含まれている単語の頻度表では、単語「朝ラー」と「アムラー」とが、未登録語である。文書Aに属する単語集合S={ラーメン,朝ラー,朝,喜多方,目当て}に対応した単語ベクトルの集合Xを、
Figure 0005057516
と記載する。
「朝ラー」に対応する単語ベクトルの値は未知のベクトルを割り当てる。ここで、Nは、文書Aに含まれている単語数を示す。
図4に示す例では、単語数は9である。これと同様に、文書Bに属している単語集合S={ラーメン,朝食,福島,喜多方,アムラー}に対応する単語ベクトルの集合Xを、
Figure 0005057516
と記載する。
そして、実際の距離計算を行う。まず、文書Aに属している単語ベクトル集合によって、文書Bの単語ベクトルを量子化し、S2で、量子化誤差EA→Bと量子化誤差EB→Aとを求める。
具体的には、量子化誤差EA→Bを求める場合、文書Bの各単語に、文書Aの単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、文書Aによる文書Bの量子化誤差EA→Bとする。
すなわち、量子化誤差は、第2文書の各単語に、第1文書の単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものである。
量子化誤差EB→Aを求める場合、文書Aの各単語に、文書Bの単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、文書Bによる文書Aの量子化誤差EB→Aとする。
図6は、文書Aの単語ベクトル集合による文書Bの単語ベクトル集合の量子化の結果例を示す図である。
単語「朝ラー」は、文書Aにも、文書Bにも存在しているので、文書Aに存在している単語「朝ラー」の単語ベクトルと、文書Bに存在している単語「朝ラー」の単語ベクトルとの距離は、「0」である。
一方、単語「アムラー」は、文書Bには存在しているが、文書Aには存在していない。
この場合、定義によって、自分自身を除く任意の単語の単語ベクトルとの内積が0であるので、単語間距離は、それぞれの単語のL2ノルムを足したものである。つまり、2である。上記と同じようにして、文書Bに属する単語ベクトル集合によって、文書Aの単語ベクトルを量子化する。
図7は、文書Bに属する単語ベクトル集合によって、文書Aの単語ベクトルを量子化した結果の例を示す図である。
図7では、単語「目当て」に最も近い単語である「喜多方」までの距離が2.2である。このように、内積の値が負になる単語ベクトル間の距離は、未登録の単語との距離「2」よりも大きくなる。
そして、S2で、距離の合計を単語数で割ることによって、量子化誤差を求める。
上記のように、文書Aによる文書Bの量子化誤差EA→B=0.58と、文書Bによる文書Aの量子化誤差EB→A=0.39とを求める。
そして、S3で、距離を選択する。つまり、S4で、量子化誤差の大きい方である0.58を、文書Aと文書Bとの距離として出力する。
量子化誤差EA→B、EB→Aを式で表すと、
Figure 0005057516
である。
図8は、本発明の実施例2である文書間距離計算装置200を示すブロック図である。
実施例1は、全ての単語を用いて量子化を行う実施例である。実施例2は、量子化するための単語ベクトル集合について、各文書の単語ベクトル集合を、より小数の単語ベクトルで代表した代表ベクトルを用いる実施例である。これによって、計算コストを低減することができる。
文書間距離計算装置200は、文書間距離計算装置100において、代表ベクトル算出手段60とを付加した装置である。
代表ベクトル算出手段60は、ベクトル集合算出手段30で得たベクトル集合の分布を代表する所定の個数のベクトル(代表ベクトル)を選定(または計算)する。
図9は、文書間距離計装置200において、文書Bに含まれている単語を代表する5つの代表ベクトルを示す図である。
単語「福島」と「喜多方」との単語ベクトル同士が似ているので、これを1つのベクトルで代表している。代表ベクトルを算出する場合、代表される単語の出現頻度によって、それぞれの単語ベクトルの重み付け平均をとる。
図9に示す例は、模式的な例であるので、代表される単語の数と代表ベクトルの数とは、殆ど変わらないが、普通の文書には、より多くの異なり単語(原表現が異なる単語)があり、単語ベクトルの集合をクラスタリングすること等によって、代表ベクトルを算出すれば、単語ベクトル数を大幅に低減することができる。
ただし、未登録の単語は、定義から、どの単語ベクトルとも等距離にあるので、独立して1つの代表ベクトルを割り当てる。「朝ラー」と「アムラー」の場合に相当する。文書Aの代表ベクトルを、{W ,…,W }と示し、文書Bの代表ベクトルを、{W ,…,W }と示す。
文書の全ての単語を、代表ベクトルにした例が、実施例1である。このときに、文書Aの代表ベクトルで、文書Bを量子化したときの量子化誤差EA→Bと、文書Bの代表ベクトルで、文書Aを量子化したときの量子化誤差EB→Aとは、
Figure 0005057516
となる。
量子化誤差EA→BとEB→Aとのうちで、大きい方を、文書Aと文書Bとの距離として出力する。
ここでも、未登録の単語に対応する単語ベクトルは、自分と同じ単語を除く任意の単語ベクトルと代表ベクトルとの内積が0であるとする。この仮定を用いて、単語ベクトル間の距離を算出する。すなわち、同じ単語間の距離は、0であり、異なる単語の単語ベクトル(代表ベクトル)との距離は、両ベクトルのL2ノルムの和である。
図10は、実施例2における一連の処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートにおいて、文書Aと文書Bとを入力する処理(S1)と、量子化誤差EA→BとEB→Aとを算出する処理(S2)との間に、代表ベクトルを算出する処理(S11)が挿入されている。
また、量子化されるための単語ベクトル集合について、各文書の単語ベクトル集合を、より小数の単語ベクトルで代表した量子化誤差近似用代表ベクトルを用いるようにしてもよい。なお、量子化誤差近似用代表ベクトルを、上記量子化するための代表ベクトルと共通にすることができる。
文書Aの量子化誤差近似用代表ベクトルを
Figure 0005057516
と表し、文書Bの量子誤差近似用代表ベクトルを
Figure 0005057516
と表す。
そして、文書A、Bのそれぞれについて、各量子化誤差近似用代表ベクトルに代表される単語数を、
Figure 0005057516
と表す。
図11は、文書Bの量子化誤差近似用代表ベクトルと代表される単語数とを示す図である。
ここで、文書Aの単語ベクトルを、文書Aの量子化誤差近似用代表ベクトルで量子化したときの量子化誤差E を、次の式(4)で計算する。
Figure 0005057516
上記と同様にして文書Bについても量子化誤差E を計算する。
上記情報を用い、文書Aの代表ベクトルで、文書Bを量子化したときの量子化誤差EA→Bと、文書Bの代表ベクトルで、文書Aを量子化したときの量子化誤差EB→Aとを、次の式(5)で近似計算する。
Figure 0005057516
量子化誤差EA→BとEB→Aとのうちで、大きい方を、文書Aと文書Bとの距離として出力する。
つまり、上記実施例において、既知単語xと未知単語yとの内積を、ゼロとし、未知単語(y)同士の内積を、一定値αとする。既知単語xと未知単語yとの距離は、(x−y)であり、この(x−y)を、x、2xy、yに展開し、2xyがゼロで、yを定数αとすると、既知単語xと未知単語yとの距離は、x+αである。
未登録の構成要素である単語等も、未知のベクトルで表現されているとし、その未知のベクトルと、他の構成要素(登録、未登録のいずれの構成要素)のベクトルとの内積を0とし、互いに同じ構成要素に対応する未知のベクトル同士の内積を、予め決めた値αにする。これによって、未登録の単語を、文書間の距離算出に反映させることができる。
他のベクトルと自分自身のベクトルとの内積が、上記のように定義されれば、特許文献1に記載されているベクトル集合Aとベクトル集合Bとの距離計算の考え方を、(ベクトル集合+未知のベクトル集合)Aと(ベクトル集合+未知のベクトル集合)Bとの距離計算に適用することができる。すなわち、登録されたベクトルxと未知のベクトルyとのユークリッド距離Dを、次の式(1)によって求める。
D=||x−y||
=||x||−2xy+||y||
=||x||+α … 式(1)
すなわち、特許文献1に記載されている考え方を、文書間の距離計算に適用する。
つまり、上記実施例は、文書の構成要素である単語、合成語、またはフレーズについて、ベクトルが予め登録されているときに、2つの文書間の距離を計算する装置において、入力された文書における構成要素頻度を算出する構成要素頻度算出手段と、ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素について、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出するベクトル集合算出手段と、未知のベクトル同士の内積を、予め決めた値とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算するベクトル内積計算手段とを有する文書間距離計算装置の例である。
この場合、上記文書が、第1文書と第2文書とであり、上記第2文書の各単語に、上記第1文書の単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、第1量子化誤差として算出し、上記第1文書の各単語に、上記第2文書の単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、第2量子化誤差として算出する量子化誤差算出手段が設けられている。
また、上記第1量子化誤差と上記第2量子化誤差とのうちで、大きい量子化誤差を、上記第1文書と上記第2文書との距離であると決定する文書間距離決定手段が設けられている。
また、上記実施例は、文書の構成要素である単語、合成語、またはフレーズについて、ベクトルが予め登録されているときに、2つの文書間の距離を計算する装置において、入力された文書における構成要素頻度を算出する構成要素頻度算出手段と、ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素について、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出するベクトル集合算出手段と、原表現が同じ、上記未知のベクトル同士の内積を予め決めた値とし、原表現が互いに異なる上記未知ベクトル同士の内積を0とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算するベクトル内積計算手段とを有する文書間距離計算装置の例である。
この場合、上記文書が、第1文書と第2文書とであり、上記第2文書の各単語に、上記第1文書の単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、第1量子化誤差として算出し、上記第1文書の各単語に、上記第2文書の単語で最も近い距離にある単語を割り当て、単語ベクトル間の距離を計算し、この計算された単語ベクトル間距離を全ての単語について足し合わせ、この足し合わせた距離を単語数で割って平均化したものを、第2量子化誤差として算出する量子化誤差算出手段を有する。
また、上記第1量子化誤差と上記第2量子化誤差とのうちで、大きい量子化誤差を、上記第1文書と上記第2文書との距離であると決定する文書間距離決定手段を有する。
さらに、上記実施例は、文書の構成要素である単語、合成語、またはフレーズについて、ベクトルが予め登録されているときに、2つの文書間の距離を計算する装置において、第1文書のベクトル集合から、量子化するための第1の代表ベクトル集合を求め、第2文書のベクトル集合から、量子化するための第2の代表ベクトル集合を算出する代表ベクトル集合算出手段と、入力された文書における構成要素頻度を算出する構成要素頻度算出手段と、ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素については、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出するベクトル集合算出手段と、原表現が同じ、上記未知のベクトル同士の内積を予め決めた値とし、原表現が互いに異なる上記未知ベクトル同士の内積を0とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算するベクトル内積計算手段とを有する文書間距離計算装置の例である。
この場合、上記量子化するための第2の代表ベクトル集合によって、上記第1文書のベクトル集合を量子化したときの第2量子化誤差を求め、上記第1の量子化するためのベクトル集合によって、上記第2文書のベクトル集合を量子化したときの第1量子化誤差を求め、上記量子化するための第1の代表ベクトル集合によって、上記第2文書のベクトル集合を量子化したときの第1量子化誤差を求め、上記第2の量子化するためのベクトル集合によって、上記第1文書のベクトル集合を量子化したときの第2量子化誤差を求める量子化誤差算出手段を有する。
また、上記文書間距離算出手段は、第1文書による第2文書の量子化誤差と、第2文書による第1文書の量子化誤差とのうちで、大きい方の量化化誤差を、上記第1文書と上記第2文書との距離として算出する手段である。
また、上記実施例は、文書の量子化するための代表ベクトル集合で、別の文書のベクトル集合の量子化誤差を高速に計算する装置において、第1文書のベクトル集合から、量子化されるための第1の代表ベクトル集合を、各代表ベクトルに代表される単語の頻度数を求め、第2文書のベクトル集合から、量子化されるための第2の代表ベクトル集合と各代表ベクトルに代表される単語の頻度数とを求める手段と、量子化されるための第1の代表ベクトル集合で、第1のベクトル集合を量子化したときの第1の近似に用いる量子化誤差と、量子化されるための第2の代表ベクトル集合で、第2のベクトル集合を量子化したときの第2の近似に用いる量子化誤差とを求める手段と、上記第1の近似に用いる量子化誤差と上記量子化されるための第1の代表ベクトル集合を、量子化するための第2の代表ベクトル集合によって量子化したときの近似的な量子化誤差を求める手段とを有する高速な量子化誤差計算装置の例である。
なお、上記第1の近似に用いる量子化誤差は、式(4)に示す量子化誤差E である。上記第2の近似に用いる量子化誤差は、上記量子化誤差E と同様に算出した量子化誤差E である。上記近似的な量子化誤差は、式(5)に示す量子化誤差EA→B、EB→Aである。
また、上記実施例をプログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、上記文書間距離計算装置を構成する各手段としての機能をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムの例である。さらに、上記実施例は、上記量子化誤差計算装置を構成する各手段としての機能をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムの例である。
本発明の実施例1である文書間距離計算装置100を示すブロック図である。 実施例1の動作を示すフローチャートである。 実施例1において単語概念ベース格納手段70に格納されている単語概念ベースを示す図である。 文書Aと文書Bとについて、形態素解析し、求めた単語の頻度の例を示す図である。 文書Aと文書Bとについて、形態素解析し、求めた単語の頻度の例を示す図である。 文書Aの単語ベクトル集合による文書Bの単語ベクトル集合の量子化の結果例を示す図である。 文書Bに属する単語ベクトル集合によって、文書Aの単語ベクトルを量子化した結果の例を示す図である。 本発明の実施例2である文書間距離計算装置200を示すブロック図である。 文書間距離計装置200において、文書Bに含まれている単語を代表する5つの代表ベクトルを示す図である。 実施例2における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 文書Bの量子化誤差近似用代表ベクトルと代表される単語数とを示す図である。
符号の説明
100…文書間距離計算装置、
10…文書入力手段、
20…単語頻度算出手段、
30…量子化誤差手段、
40…量子化誤差算出手段、
50…文書間距離決定手段、
60…代表ベクトル算出手段、
70…単語概念ベース格納手段、
200…文書間距離計算装置。

Claims (5)

  1. 文書の構成要素である単語、合成語、またはフレーズについて、ベクトルが予め登録されているときに、2つの文書間の距離を計算する装置において、
    入力された文書における構成要素頻度を算出する構成要素頻度算出手段と;
    ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素について、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出するベクトル集合算出手段と;
    原表現が同じである上記未知のベクトル同士の内積を予め決めた値とし、原表現が互いに異なる上記未知ベクトル同士の内積を0とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算するベクトル内積計算手段と;
    上記文書が、第1文書と第2文書とであり、上記第2文書の各構成要素に、上記第1文書の構成要素で最も近い距離にある構成要素を割り当て、上記ベクトル内積を用いて構成要素のベクトル間の距離を計算し、この計算されたベクトル間距離を全ての構成要素について足し合わせ、この足し合わせた距離を構成要素数で割って平均化したものを、第1量子化誤差として算出し、上記第1文書の各構成要素に、上記第2文書の構成要素で最も近い距離にある構成要素を割り当て、上記ベクトル内積を用いて構成要素のベクトル間の距離を計算し、この計算されたベクトル間距離を全ての構成要素について足し合わせ、この足し合わせた距離を構成要素数で割って平均化したものを、第2量子化誤差として算出する量子化誤差算出手段と;
    上記第1量子化誤差と上記第2量子化誤差とのうちで、大きい量子化誤差を、上記第1文書と上記第2文書との距離であると決定する文書間距離決定手段と;
    を有することを特徴とする文書間距離計算装置。
  2. 文書の構成要素である単語、合成語、またはフレーズについて、ベクトルが予め登録されているときに、2つの文書間の距離を計算する装置において、
    第1文書のベクトル集合から、量子化するための第1の代表ベクトル集合を求め、第2文書のベクトル集合から、量子化するための第2の代表ベクトル集合を算出する代表ベクトル集合算出手段と;
    入力された文書における構成要素頻度を算出する構成要素頻度算出手段と;
    ベクトルが登録されている上記構成要素に、そのベクトルを割り当て、ベクトルが登録されていない構成要素については、原表現を残し、未知のベクトルを割り当てることによって、ベクトル集合を算出するベクトル集合算出手段と;
    原表現が同じである上記未知のベクトル同士の内積を予め決めた値とし、原表現が互いに異なる上記未知ベクトル同士の内積を0とし、上記未知のベクトルと上記ベクトルが登録されている構成要素のベクトルとの内積を0としてベクトル内積を計算するベクトル内積計算手段と;
    上記量子化するための第2の代表ベクトル集合によって、上記第1文書のベクトル集合を量子化したときの第2量子化誤差を求め、上記第1の量子化するためのベクトル集合によって、上記第2文書のベクトル集合を量子化したときの第1量子化誤差を求め、上記量子化するための第1の代表ベクトル集合によって、上記第2文書のベクトル集合を量子化したときの第1量子化誤差を求め、上記第2の量子化するためのベクトル集合によって、上記第1文書のベクトル集合を量子化したときの第2量子化誤差を求める量子化誤差算出手段と;
    1文書による第2文書の量子化誤差と、第2文書による第1文書の量子化誤差とのうちで、大きい方の量化誤差を、上記第1文書と上記第2文書との距離として算出する文書間距離決定手段と;
    を有することを特徴とする文書間距離計算装置。
  3. 文書の量子化するための代表ベクトル集合で、別の文書のベクトル集合の量子化誤差を高速に計算する装置において、
    第1文書のベクトル集合から、量子化されるための第1の代表ベクトル集合を、各代表ベクトルに代表される構成要素の頻度数を求め、第2文書のベクトル集合から、量子化されるための第2の代表ベクトル集合と各代表ベクトルに代表される構成要素の頻度数とを求める手段と;
    量子化されるための第1の代表ベクトル集合で、第1のベクトル集合を量子化したときの第1の近似に用いる量子化誤差と、量子化されるための第2の代表ベクトル集合で、第2のベクトル集合を量子化したときの第2の近似に用いる量子化誤差とを求める手段と;
    上記第1の近似に用いる量子化誤差と上記量子化されるための第1の代表ベクトル集合を、量子化するための第2の代表ベクトル集合によって量子化したときの近似的な量子化誤差を求める手段と;
    を有することを特徴とする高速な量子化誤差計算装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の文書間距離計算装置を構成する各手段としての機能をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  5. 請求項記載の量子化誤差計算装置を構成する各手段としての機能をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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