JP5058243B2 - 車両案内装置、車両案内方法、及び車両案内プログラム - Google Patents
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Description
特に、車線変更を行うための車間距離の許容値以上に車間距離が大きく車線変更が容易な区間にて車線変更に関する案内を出力することができ、車線変更を一層容易とする案内を行うことができる。
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、所定の車線における基準車速と、車線変更元の車線における基準車速との差分に基づいて許容車間距離を特定する形態である。
まず、実施の形態に係る車両案内システムの構成を説明する。図1は、車両案内システムを例示するブロック図である。図1に示すように、車両案内システム1は車両案内装置10、及び車両3に搭載された車載装置20を備えており、これらの車両案内装置10と車載装置20とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
車両案内装置10は、通信部11、制御部12、及びデータ記録部13を備えている。
通信部11は、車載装置20との間でネットワーク2を介して通信を行う通信手段であり、車線変更に関する案内情報を車載装置20に出力する出力手段である。この通信部11としては、公知の有線及び/又は無線通信装置を用いることができる。
制御部12は、車両案内装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る車両案内プログラムは、任意の記録媒体又はネットワーク2を介して車両案内装置10にインストールされることで、制御部12の各部を実質的に構成する(後述する車載装置20の制御部21についても同じ)。
データ記録部13は、車両案内装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(後述する車載装置20のデータ記録部22についても同じ)。
図3は、図1に示した車両3に搭載されている車載装置20、及びその他の搭載機器を例示したブロック図である。図3に示すように、車両3は車間センサ30、カメラ40、車速センサ50、現在位置検出処理部60、通信部70、スピーカ80、ディスプレイ90、及び車載装置20を備えている。
車間センサ30は、当該車間センサ30が搭載されている車両3と、その前方を走行する車両3との間の車間距離を測定する。この車間センサ30としては、例えばレーザセンサやミリ波レーダセンサ等の公知の車間計測装置を用いることができる。
カメラ40は、車両3の周辺を撮影する撮影手段である。このカメラ40は、例えば車両3の前後バンパー近傍等に1台又は複数台設置され、車両3の周辺を撮影する。カメラ40が撮影した画像データは、車載装置20に入力される。なお、カメラ40の具体的な構成は任意で、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の公知の撮像素子、及び魚眼レンズやプリズム等の公知の光学系部品を用いて構成されている。
車速センサ50は、車軸の回転数に比例する車速パルス信号等を車載装置20に出力するものであり、公知の車速センサを用いることができる。
現在位置検出処理部60は、車両3の現在位置を検出する現在位置検出手段である。具体的には、現在位置検出処理部60は、GPS、地磁気センサ、距離センサ、又はジャイロセンサ(いずれも図示省略)の少なくとも一つを有し、現在の車両3の位置(座標)及び方位等を公知の方法にて検出する。
通信部70は、車両案内装置10との間でネットワーク2を介して通信を行う通信手段である。この通信部70としては、公知の無線通信装置を用いることができる。
スピーカ80は、車載装置20の制御に基づいて各種の音声を出力する。スピーカ80より出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
ディスプレイ90は、車載装置20の制御に基づいて各種の画像を表示する。なお、このディスプレイ90の具体的な構成は任意であり、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイを使用することができる。
図3に示すように、車載装置20は、制御部21、及びデータ記録部22を備えている。
制御部21は、車載装置20を制御する制御手段であり、機能概念的に走行情報取得部21a、経路取得部21b、及び案内制御部21cを備えている。
データ記録部22は、車載装置20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。このデータ記録部22は、地図情報DB22aを備えている。地図情報DB22aに格納されている地図情報には、上述の車両案内装置10における地図情報DB13aに格納されている各種情報の他、地図をディスプレイ90に表示するための地図表示データを含んで構成されている。
次に、このように構成される車両案内装置10及び/又は車載装置20によって実行される処理について説明する。車両案内装置10及び/又は車載装置20によって実行される処理は、各車両3の車載装置20が走行情報を取得する走行情報取得処理、車線変更に関する案内を行うべき案内地点を車両案内装置10が特定する案内地点特定処理、及び車載装置20が車線変更に関する案内制御を行う案内処理に大別される。これらの処理について、以下説明する。
まず、走行情報取得処理について説明する。図4は走行情報取得処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この走行情報取得処理は車載装置20によって実行される処理であり、例えば車載装置20への電源投入後に、所定周期にて繰り返し起動される。
続いて、案内地点特定処理について説明する。図5は案内地点特定処理のフローチャートである。この案内地点特定処理は車両案内装置10によって実行される処理であり、例えば車両案内装置10への電源投入後に所定周期にて繰り返し起動される。
次に、案内処理について説明する。図8は案内処理のフローチャートである。この案内処理は車載装置20及び車両案内装置10によって実行される処理であり、例えば車載装置20及び車両案内装置10において、これらの車載装置20及び車両案内装置10への電源投入後に所定周期にて繰り返し起動される。
このように実施の形態1によれば、所定の車線における車間距離であって、車線変更の基準地点までに存在する車両3相互間の車間距離を特定し、当該特定した車間距離に基づき、基準地点に至るまでに所定の車線へ車線変更すべき推奨区間を特定し、当該特定した推奨区間に基づいて所定の車線への車線変更に関する案内情報を出力するので、車線変更先の車線における車間距離が大きく車線変更が容易な区間にて車線変更できるように案内を出力することができ、当該車線への車線変更を容易とする案内を行うことができる。
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、許容車間距離を、基準地点及び/又は所定の車線毎に予め設定された固定値とした形態である。なお、実施の形態2の構成は特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
まず、実施の形態2に係る車両案内装置10の構成について説明する。図9は、実施の形態2に係る許容値テーブル13dを例示した表である。図9に示すように、許容値テーブル13dにはテーブル項目「基準地点」、「車線」、及び「許容値」に対応する情報が相互に関連付けて格納されている。項目「基準地点」に対応して格納される情報は、車線変更を行う基準となる地点を特定する情報であり、例えば分岐となっているノードのノード番号が格納される。項目「車線」に対応して格納される情報は、車線を特定する情報であり、例えば各車線に対応するリンク番号や車線番号等が格納される。
続いて、案内地点特定処理について説明する。図10は、実施の形態2に係る案内地点特定処理のフローチャートである。ただし、本実施の形態2における案内地点特定処理のSD1及びSD2は図5のSB1及びSB2と、SD4からSD8はSB3からSB7と、SD10からSD14はSB12からSB16と、それぞれ同様であるため、これらの処理については説明を省略する。
このように実施の形態2によれば、許容車間距離に対応する許容値は、基準地点及び/又は所定の車線毎に予め設定された固定値であるので、道路形状や交通量等に応じて分岐や車線毎に許容値を予め設定し、当該許容値を考慮した案内を行うことができ、車線変更を一層容易とする案内を行うことができる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、許容値テーブル13d、推奨区間特定部12b、及び許容車間距離特定部12cを車載装置20に設け、車載装置20において推奨区間の特定や案内地点の特定を行うようにしてもよい。例えば、図5のSB7において車両案内装置10の車間距離特定部12aが特定した困難度を、図8のSC7において車載装置20に送信し、当該送信された困難度と車載装置20の許容車間距離特定部12cによって特定された許容値との比較に基づいて、車載装置20の推奨区間特定部12bが推奨区間及び案内地点の特定を行うようにしてもよい。
上述の各実施の形態では、案内地点特定処理において、車間距離に基づいて困難度を特定し、当該困難度と許容車間距離に対応する許容値とを比較することにより推奨区間の特定の要否を判定したが、車間距離と許容車間距離との比較に基づいて推奨区間の特定の要否を判定するようにしてもよい。この場合、許容値テーブル13dには許容値に代えて許容車間距離を格納する。
上述の各実施の形態では、SB2又はSD2で選択した車線において渋滞が発生していると判定した場合(SB3、Yes)(SD4、Yes)、渋滞の末尾から車線の進行方向後方に案内距離を戻った地点を案内地点として特定する(SB4又はSD5)と説明したが、渋滞が発生していると判定した場合には、渋滞の末尾を車線変更の基準地点として、SB5又はSD6以降の各処理を行うようにしてもよい。
上述の各実施の形態では、基準地点として分岐を用いる場合を例として説明したが、渋滞の末尾、車線規制が行われている地点、障害物が存在する地点等、他の任意の地点を基準地点としてもよい。
2 ネットワーク
3 車両
10 車両案内装置
11、70 通信部
12、21 制御部
12a 車間距離特定部
12b 推奨区間特定部
12c 許容車間距離特定部
12d 渋滞情報取得部
13、22 データ記録部
13a、22a 地図情報DB
13b 走行情報DB
13c 案内地点DB
13d 許容値テーブル
20 車載装置
21a 走行情報取得部
21b 経路取得部
21c 案内制御部
30 車間センサ
40 カメラ
50 車速センサ
60 現在位置検出処理部
80 スピーカ
90 ディスプレイ
Claims (4)
- 所定の車線における車間距離であって、車線変更の基準地点までに存在する車両相互間の車間距離を特定する車間距離特定手段と、
前記所定の車線における車間距離であって、当該所定の車線に車線変更を行うことが許容される許容車間距離を特定する許容車間距離特定手段と、
前記基準地点に至るまでに前記所定の車線へ車線変更すべき推奨区間を特定すると共に、当該推奨区間の端点のうち前記基準地点から遠い端点を、車線変更に関する案内を行うべき案内地点として特定する推奨区間特定手段と、
前記特定した案内地点に基づいて、前記所定の車線への車線変更に関する案内情報を出力する出力手段とを備え、
前記推奨区間特定手段は、
前記基準地点に至るまでの範囲内において前記所定の車線に設定される複数の判定区間であって、前記基準地点から前記基準地点よりも車両進行方向後方に至る範囲に設定された複数の端点の各々から、車両進行方向後方に所定の判定距離だけ戻った各々の端点に至る、複数の判定区間を設定し、
当該設定した各判定区間の内、該判定区間内に存在する車両相互間の車間距離が前記許容車間距離以上となる判定区間を、前記推奨区間として特定する、
車両案内装置。 - 前記許容車間距離特定手段は、
前記所定の車線を走行する車両の前記各判定区間内における基準車速と、前記所定の車線への車線変更元となる車線を走行する車両の前記各判定区間に対応する区間内における基準車速との差分を特定し、当該特定した差分に基づいて前記許容車間距離を特定する、
請求項1に記載の車両案内装置。 - 所定の車線における車間距離であって、車線変更の基準地点までに存在する車両相互間の車間距離を特定する車間距離特定ステップと、
前記所定の車線における車間距離であって、当該所定の車線に車線変更を行うことが許容される許容車間距離を特定する許容車間距離特定ステップと、
前記基準地点に至るまでに前記所定の車線へ車線変更すべき推奨区間を特定すると共に、当該推奨区間の端点のうち前記基準地点から遠い端点を、車線変更に関する案内を行うべき案内地点として特定する推奨区間特定ステップと、
前記特定した案内地点に基づいて、前記所定の車線への車線変更に関する案内情報を出力する出力ステップとを含み、
前記推奨区間特定ステップにおいて、
前記基準地点に至るまでの範囲内において前記所定の車線に設定される複数の判定区間であって、前記基準地点から前記基準地点よりも車両進行方向後方に至る範囲に設定された複数の端点の各々から、車両進行方向後方に所定の判定距離だけ戻った各々の端点に至る、複数の判定区間を設定し、
当該設定した各判定区間の内、該判定区間内に存在する車両相互間の車間距離が前記許容車間距離以上となる判定区間を、前記推奨区間として特定する、
車両案内方法。 - 請求項3に記載の方法をコンピュータに実行させる車両案内プログラム。
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