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JP5059425B2 - 連続包装袋 - Google Patents
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JP5059425B2 - 連続包装袋 - Google Patents

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Description

この発明は、液状、ゼリー状等の飲食物、調味料その他各種の液状ないし粘稠状の飲食物、医薬品、化粧品等の流動性物質を充填包装してなる液体包装袋を、多数連続させてなる連続包装袋に関するものである。とくには、連続包装袋を切取り線を介して各包装袋に切り離す際の、包装袋の誤開封を防ぐことのできる連続包装袋を提案するものである。
特許文献1には、開封が容易であると共に、開封状態が良好で、被包装物の注出の際の液だれや飛散を阻止することのできる液体包装袋が提案されている。
この特許文献1の液体包装袋は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える積層フィルムを、該シーラント層が相互に対向するように幅方向に折返した後、側縁どうしを縦にヒートシールすると共に、上端と下端とを横シールしてなり、上側の横シール部の、縦ヒートシールが施されていない、いずれか一方の折返し側辺部に、被包装物収納スペースに連通する狭幅の注出通路を設けると共に、その上側横シール部の上端辺から前記注出通路の一側辺部に向かって、弧状または直線状の引裂き誘導疵を形成したものである。
この液体包装袋によれば、被包装物の注出通路が、ヒートシールが施されていない積層フィルムの基端部側に設けられているため、注出口部分は、圧力を加えなくても、積層フィルムの復元力によって常にストロー状(楕円状)に開口した状態にあり、被包装物の注出量が、その収納スペースの押圧によってコントロールでき、しかも注出通路が注出口に向かって次第に狭幅となっているため、被包装物が注出通路に沿って一定方向に注出されることになり、注出時に被包装物が飛散することがなく、また、被包装物の液引きが良く、さらに注出時に液だれが発生するおそれがない。
また、この液体包装袋は、液体包装袋の引裂き誘導疵が、包装袋の上側横シールに設けられ、その始端が注出口部分から離隔して形成され、しかもその引裂き誘導疵の始端と上側横シール上端辺とに0.3〜1.0mmのクリアランスが設けられていることにより、包装袋の取り扱い中に、それが破断して被包装物が不測に漏れ出すということがないという効果が得られる。
特願2006−257565号
しかしながら、特許文献1に記載された液体包装袋を、ミシン目状の孔や溶融痕からなる切離し線を介して多数連続させ、連続包装袋を形成した場合、たとえ引裂き誘導疵の始端と上側横シール上端辺とに0.3〜1.0mmのクリアランスを設けたとしても、連続包装袋を前記切離し線に沿って、各包装袋に切り離す際に、引裂き誘導疵が連られて引っ張られてしまい、包装袋が開封されてしまうおそれがあった。
この発明は、上記問題点を解決することを目的とし、連続包装袋をミシン目等からなる切離し線を介して各包装袋に切り離す際の、引裂き誘導疵の破断を効果的に阻止することのできる連続包装袋を提供する。
上記目的を実現するため鋭意研究した結果、本発明は、以下に述べる方法を開発した。即ち、本発明は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える積層フィルムを、該シーラント層どうしが相互に対向するように幅方向に折返した後、側縁どうしを縦にヒートシールして縦シール部を形成すると共に、上端と下端とが幅方向にヒートシールされることにより被包装物収納スペースを提供する横シール部を形成してなり、上側の横シール部の、縦シール部が形成されていない側に位置する折返し側辺部に、該被包装物収納スペースに連通し、上側横シール部上端辺に向かって次第に狭幅となる注出通路を設け、かつ、この上側横シール部上端辺から該注出通路の一側辺部に向かって、弧状または直線状の引裂き誘導疵が設けられてなる包装袋を、その上側横シール部上端辺と、下側横シール部下端辺とに形成された切離し線を介して複数の該包装袋を連結させてなる連続包装袋であって、前記引裂き誘導疵は、その終端と前記注出通路の一側辺部とのクリアランスが、0.3〜5.0mmであると共に、前記切離し線は、前記引裂き誘導線の引裂き抵抗力よりも小さい切離し抵抗力で切り離すことができるようにしたことを特徴とする連続包装袋を提案する。
なお、本発明の連続包装袋においては、前記切離し線を構成する疵または溶融痕の大きさが、前記引裂き誘導線を形成する疵または溶融痕の大きさよりも小さい線であること、前記切離し線は、前記引裂き誘導疵の形成範囲と重なる部分の切離し抵抗力が、他の部分の切離し抵抗力よりも小さい線であること、前記注出通路は、三方シール袋、中央合掌シール袋または背貼りシール袋の幅方向折返し側辺部に設けられること、前記注出通路は、上側横シール部上端辺に向かって次第に先細る円錐状通路を形造ること、前記弧状に延びる引裂き誘導疵に沿う引裂きによって開口する注出通路の液体注出口は、包装袋の前記横シール部上端縁と平行または、上向きに湾曲したのちに引き裂かれることによって形成されたものであること、前記液体注出口の、幅方向での寸法がほぼ0.3〜50mmであること、前記引裂き誘導疵の始端と前記上側横シール部上端とのクリアランスが、0.3〜1.0mmであること、前記引裂き誘導疵の始端側に、該誘導疵を隔てて位置し、前記上側横シール部の表裏いずれか一方へ突出する、少なくとも一対以上の突部を設けたこと、前記上側横シール部の上端の、前記引裂き誘導疵を隔てた位置に、一対のローレットシール部を設けたこと、前記ベースフィルム層とシーラント層との間に、SiO2蒸着層、塩化ビニリデンコーティング層、酸化アルミニウムコーティング層、Al蒸着層あるいはSiO2やAl、Al2O3などのスパッタリング層からなる中間層を設けること、前記ベースフィルム層が、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミドもしくは塩化ビニリデンなどの樹脂フィルムからなること、前記シーラント層が、ポリエチレン層またはポリプロピレン層からなること、少なくとも前記液体注出口の下方側に位置することとなる辺部分の外表面に撥水層を設けたこと、および前記撥水層が、シリコーン系、フッ素樹脂系、アクリル系もしくはアミド系のコート剤によることが好ましい。
上述した要旨構成の連続包装袋によれば、各液体包装袋を繋げている切離し線の引裂き抵抗力が、引裂き誘導疵の引裂き抵抗力よりも小さくなっているため、切離し線が引裂き誘導疵よりも切れ易く、したがって、連続包装袋を切離し線に沿って引っ張って、各包装袋に切り離す際に、切離し線が優先して引裂かれることになり、引裂き誘導疵が連られて開封されてしまうおそれがない。なお、引裂き抵抗力は、切離し線および引裂き誘導疵を構成する疵または溶融痕の大きさを変えることにより調整することができる。
また、前記切離し線のうち、引裂き誘導疵の形成範囲と重なる部分、すなわち引裂き誘導疵の始端から終端に達する範囲に相当する部分の引裂き抵抗力のみを小さくすることで、その他の部分の切離し線によって、引っ張り強度が保たれることになり、製袋操作時や、移動、梱包、輸送などの取り扱いの際に、切離し線が誤ってちぎれてしまうおそれがない。
以下に、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図2は、この発明に係る連続包装袋を構成する液体包装袋を形成する積層フィルムの一例を示す概略断面図である。積層フィルム1は、ベースフィルム層2とシーラント層3からなり、必要に応じて、ベースフィルム層2とシーラント層3の間に中間層4を設けても良い。なお、この積層フィルム1は、ベースフィルム層2、シーラント層3および中間層4を、たとえば押出しラミネートまたはドライラミネートにより積層して形成する。
上記ベースフィルム層2としては、一軸もしくは二軸延伸のエチレンビニルアルコール共重合体、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミドもしくは塩化ビニリデン等の合成樹脂フィルムから構成されることが好ましく、これらは優れた水蒸気不透過性および、高いガスバリア性を発揮させることができる。
なかでも、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層は、直線カット性ポリエステルフィルムである「エンブレットPC」(商標ユニチカ株式会社)を用いることが、また、二軸延伸ナイロンフィルム層とするときは、直線カット性ナイロンフィルムである「エンブレムNC」(商標ユニチカ株式会社)を用いることが、以下の理由により好適である。
すなわち、これらによれば、一軸延伸ベースフィルム層を用いる場合に比してより高い水蒸気不透過性、ガスバリア性等を付与することができる他、引裂き開封部分の、手指による、直線的な引裂き除去を円滑かつ容易にし、しかも、引裂き疵を、毛羽立ち等のない十分平滑なものとすることができる。
また、シーラント層3として、ポリエチレン層またはポリプロピレン層を用いれば、比較的低い温度のヒートシール温度で優れたシール強度を発揮することができる。
また、中間層4は、包装袋として必要とする性質、たとえば水蒸気不透過性やガスバリア性、腰度などを向上させるために適宜、積層させることが好ましく、SiO2蒸着層、塩化ビニリデンコーティング層、酸化アルミニウムコーティング層、Al蒸着層あるいはSiO2やAl、Al2O3などのスパッタリング層などが好適である。
上記構成からなる積層フィルム1を、シーラント層3が相互に対向するように幅方向で二つ折りした後、基端辺を除く各辺部分を三方シールして図3(a)に示すような液体包装袋5を形成する。なお、図中斜線を施した部分は、包装袋のヒートシール部を示す。上側横シール部6には、その包装袋基端辺7側の側端下部に、三角形状の非シール部分が形成され、この非シール部分を液体注出通路8として、被包装物の収納スペース12と連通される。また、下側横シール部9の形成前もしくは形成後に、上側横シール部6上端を始端として、注出通路8に向かって引裂き誘導疵10を形成し、この引裂き誘導疵10を境界として、上側横シール部6を両手指で把持し、テコの力を利用して引裂き誘導疵10に沿って手指で容易に引裂いて開封することにより液体注出口11を形成する。なお、図3では、引裂き誘導疵10は曲線状としたが、図3(b)のような直線状のものを用いてもよく、また複数の曲線状および直線状の引裂き誘導疵10を組み合わせて形成してもよい。
本発明の連続包装袋30は、図4に示したように、液体包装袋5を、ミシン目状などの疵または溶融痕からなる切離し線31を介して複数個接続させてなり、その切離し線31を形成する疵等の深さや長さなどの大きさを、引裂き誘導疵10を形成する疵等の大きさよりも小さくして、切離し線31の引裂き抵抗力を、引裂き誘導疵10の引裂き抵抗力よりも小さくしたところに特徴がある。このように切離し線31を構成することで、切離し線31が引裂き誘導疵10よりも切れ易くなり、連続包装袋30を引っ張って各液体包装袋5に切り離す際に、引裂き誘導疵10よりも切離し線31が優先して引裂かれることになり、引裂き誘導疵10が誤って開封されてしまうおそれがなくなる。
なお、本発明の連続包装袋30においては、図5に示したように、切離し線31のうち、引裂き誘導疵10の始端から終端に達する範囲31aの疵等の大きさを、他の部分の切離し線31b、31cよりも小さくすることが好ましい。このように構成すると、切離し線31bまたは31cを引裂くための大きな力をもって、切離し線31aが引裂かれることになり、切離し線31aの切り離しがさらに容易になるとともに、切離し線31b、31cによって連続包装袋30の引っ張り強度が保たれることになり、製袋操作時や、移動、梱包、輸送などの取り扱いの際に、切離し線31がちぎれてしまうようなこともない。
なお、切離し線31および引裂き誘導疵10は、積層フィルムの幅方向へ−(マイナス)状に延在させて設けた一本の疵、ミシン目状に穿設した複数の疵、その幅方向に間隔をおいて設けた複数の小孔状の疵、あるいはレーザ光線等をもって連続的もしくは間欠的に設けた溶融痕などの、適宜の形状および数の疵によって形成する。
また、本発明の連続包装袋30を構成する液体包装袋5は、図3の三方シール形態の包装袋の他、中央合掌シール形の包装袋や背貼りシール形の包装袋などヒートシールを施されることのない、折返し辺を有する包装袋に適用することができる。
また、液体注出通路8は、三角形状に限定されるものではなく、後述の方法によって形成される液体注出口11に向かって次第に狭幅となる形状であることが好ましい。これは、注出通路8が、液体注出口11に向かって先細りとなることで、被包装物の押出し方向が一定となり、被包装物が飛び散ることがなく、液だれの発生も抑制することができるのである。なお、この液体注出通路8は、基端辺7側側端が三角形状に窪んだ形状からなる瓶口形ヒートシール刃を用いることにより形成することができる。なお、ヒートシール目の形状としては、ベタシール、三線シール、布目シールなどを用いることができ、とくにシールの確実性と安全性の点から、ベタシール、三線シールを用いることが好ましい。
なお、液体包装袋5は、注出口11が包装袋5の基端辺7側に設けられているが、包装袋5の基端辺7側は、圧力を加えなくても、積層フィルム1の、折り返し前の状態に復元しようとする力により、常にストロー状(楕円状)に開口された状態にあり、さらに注出通路8が注出口に向かって次第に狭幅となっているため、被包装物が収納スペース12の押圧によって注出通路8に沿って、一定方向に滑らかに注出することができるようになり、したがって、従来のように液体注出時に被包装物が飛散し、手指や衣類を汚すことがない。
さらに、液体包装袋5は、被包装物がその表面張力の働きにより、包装袋5の傾倒によっても注出通路8から漏れ出すことがなく、また、注出量を、収納スペース12の指圧コントロールによって調整することができる。
また、被包装物が縦シール部を超えて注出されるのではなく、注出口先端11aから直接、注出されるため、被包装物が縦シール部を伝わることによる液だれの発生がない。
さらに、液体包装袋5は、引裂き誘導疵の始端10aと、上側横シール部6の上端辺6aとの間に、0.3〜1.0mmのクリアランスを設けることにより、包装袋5が移動、梱包、輸送などの取り扱い中、とくに連続包装袋をミシン目を介して1袋づつ、もしくは所要の数袋毎に切り離す際に、誘導疵10が不測に破断し、被包装物が漏れ出すのを防ぐことができる。なお、クリアランスが0.3mmよりも小さい場合には、上記効果が期待できず、一方、1.0mmよりも大きい場合には、引裂き誘導疵始端10aにおいて包装袋5が切り取れず、手指により開封することができない。
さらに、引裂き誘導疵10の始端が10a、上側横シール部6の上端の中程に位置しているため、自動充填包装中に引裂き誘導疵10の始端10aがロール等に引っ掛かり、誘導疵10が破断してしまうようなことがなく、誘導疵10は、縦シール部より横一直線に形成した従来の誘導疵よりも、折れ曲がり難く、移動中にちぎれてしまうようなこともない。
また、引裂き誘導疵10による引裂きによって形成される液体注出口11の、ほぼ幅方向での寸法は、0.3〜50mmの範囲とすることが好ましく、この寸法は、被包装物の種類や粘性等によって適宜決定する。ここにおける「ほぼ幅方向」とは、本発明において包装袋に形成する引裂き誘導疵を、上向きに傾斜して形成する場合を考慮したものである。なお、注出口11を0.3〜50mmに限定する理由は、0.3mmより小さい場合には、注出量が少なすぎてしまい、50mmを超えると包装袋が傾倒等した際に、被包装物の表面張力以上の力が働くことになって、注出口11から被包装物が漏れ出したり、指圧のコントロールによる注出量の調整ができなくなってしまうためである。
さらに、引裂き誘導疵の終端10bと、液体注出通路8とのクリアランスは、0.3〜5.0mmにするこれは、クリアランスが0.3mmより小さい場合、包装袋5が移動、梱包、輸送などの取り扱い中に、それ自身の落下衝撃や積み重ね荷重などを受けたりすることによって誘導疵10が不測に破断し、被包装物が漏れ出す可能性があり、一方、クリアランスが5.0mmよりも大きい場合には、引裂き誘導疵終端10bにおいて包装袋5が切り取れず、手指による開封ができない。
とくに、図3のように引裂き誘導疵10が曲線状の場合では、上記引裂き誘導疵10を引裂いて開封することにより開口される注出口11が、液体包装袋5の幅方向に対して水平に(図6(a))もしくは、終端に向かって上向きに湾曲する(図6(b))ように設けられため、注出口11を、液体包装袋5の幅方向に対して水平もしくは上向きに湾曲させて形成すると、被包装物の液引きが良く、とくに上向きに湾曲している場合(図5(b))には、注出口先端11aが細く(鋭く)なるため、別の容器に移し替える場合等にこぼれ難いという効果が期待できる。
また、曲線状となる引裂き誘導疵10のうち、曲率半径が10mm以下になる部位では、カーブがきつくなるため、上記の通り形成した疵に沿って引裂くことができない可能性があるため、疵ではなく、全カット状態とすることが好ましい。
さらに、図7に示すように、液体包装袋5の引裂き誘導疵始端10aを隔てた位置に、突部13(図7(a))または、ローレットシール部14(図7(b))を対にして設けることが好ましい。この突部13またはローレットシール部14は、包装袋5を、引裂き誘導疵10を境界として、上側横シール部6を両手指で把持し、テコの力を利用して引裂き誘導疵始端10aから手指で引裂き開封する際に、手指が滑ることを防止するという効果と共に、引裂き誘導疵始端10aを、触覚をもって検知することが可能となり、たとえ目が不自由な人でもその位置を、簡易迅速に見つけ出すことができるという効果がある。
したがって、突部13またはローレットシール部14は、上側横シール部6上の、両手指で把持する位置、即ち、引裂き誘導疵始端10a付近を境界として、その両側に対で設ける必要がある。なお、突部13は、引裂き誘導疵10の両側
に複数対形成してもよく、また、ローレットシール部14のそれぞれの大きさは、少なくとも手指で把持できる大きさ、例えば10mm(上側横シール部長さ方向)×5mm(上側横シール部幅方向)程度であればよい。
突部13は、円形、三角形、四角形、多角形など様々な形状とすることができる。この突部13の形成方法は、上側横シール部6を形成するための、横ヒートシールロールの一方のヒートシール刃表面に、そのフィルム幅方向に間隔をおいて位置する二個一対の、上記形状からなる凹部を、また他方のヒートシール刃に、それらの凹部と対応して位置するそれぞれの凸部を設けることにより、両ヒートシール刃間を通過した包装用フィルムに、上側横シール部6の形成と同時に、突部13を形成することによる。同様に、ローレットシール部14も、上記一対の横ヒートシール刃のそれぞれの表面に、ローレット状の粗面を形成しておくことで、特別な工程を付加することなしに形成することができる。
図8は液体包装袋5の他の実施形態を、被包装物の充填包装形態で示す平面図である。
この包装袋5は、上側横シール6を広幅シール部とし、被包装物の充填包装状態でヒートシールを施されることのない、包装用フィルムの基端辺7の延在方向の一端部、図では上端部に液体注出通路8を区画し、そして、上側横シール6内に、その上端辺から、液体注出通路8までの間に、図では、下方側に凸となる湾曲形態で曲線状に延びる、ミシン目状に穿設した孔からなる引裂き誘導部10を設けるとともに、図にメッシュを施して示すように、上記基端辺7に沿わせて液体注出通路8の最大幅と等幅の撥水層27を形成する。
ここでこの撥水層27の形成は、より広幅とすることの他、より狭幅とすることもできる。ところで、このような包装袋5は、たとえば、図9に部分展開平面図で示すように、幅中央域に撥水層27を予め帯状に形成した積層フィルム1を幅方向に二つ折りにして、そのフィルム1の遊端部に連続的な縦シールを施すとともに、被包装物を充填しながらそれぞれの横シールを施すことによって製造することができる。
ところで、このような撥水層27、たとえば、シリコーン系、フッ素樹脂系、アクリル系もしくはアミド系のコート剤の塗布によって形成することができる撥水層27は、各個の包装袋5または、縦シール部を設けた後の包装用フィルムに形成し得ることはもちろんであるが、撥水層の形成能率を考慮したときは、積層フィルムの積層前の段階にて行うことが好適である。
積層フィルム1の段階で撥水層27を形成する場合は、その撥水層27の、フィルム表面への固着強度を高めるために、上述したようなコート剤の塗布に当っては、ウレタン系、アクリル系、エステル系、硝化綿系、アミド系、塩ビ系、ゴム系、スチレン系、オレフィン系、塩酸ビ系、セルロース系、フェノール系などの樹脂をバインダとして用いることが好ましい。
ところで、液体包装袋の傾動操作に基く、被包装物の注出当初において、注出量を加減しながら包装袋をわずかずつ傾ける場合は、従来は、包装袋の、形成された注出口より下方側に位置することとなる基端辺7を伝って被包装物が流下等することになるところ、この発明に係る液体包装袋では、撥水層27の作用下で、その基端辺7の、被包装物による濡れが十分に阻止されることから、その被包装物は、高い液切れ性ないしは撥水性によって注出口11の真下に流下することになり、被包装物の意図しない個所への滴下のおそれは効果的に除去されることになる。
なおここで、液体包装袋5の傾動量が、基端辺7が注出口11より上方側に位置することとなった場合は、撥水層27の作用を待つまでもなく、被包装物の、意図しない個所への流下等を十分に防止することができる。
この発明に係る連続包装袋は、醤油、ソース、各種の調味料類、スープ類、果汁類、その他の粉粒状物を含むことのある液状ないし粘体状の飲食物、洗剤、医薬品等を包装するのに用いられる液体包装袋を連続させた包装袋として使用することができる。
従来の液体包装袋を示す平面図である。 液体包装袋を構成する積層フィルムの一例を示す概略断面図である。 (a)液体包装袋の一の実施形態を示す平面図である。 (b)液体包装袋の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の連続包装袋の一の実施形態示す平面図である。 本発明の連続包装袋の他の実施形態を示す平面図である。 液体包装袋の引裂き誘導疵の形成方法を示す平面図である。 液体包装袋に(a)突部、(b)ローレットシール部を形成した場合の実施例を示す平面図である。 液体包装袋の他の実施形態を示す平面図である。 液体包装袋の部分展開平面図である。
符号の説明
1 積層フィルム
2 ベースフィルム層
3 シーラント層
4 中間層
5、20 液体包装袋
6 上側横シール部
6a 上側横シール部の上端辺
7 基端辺
8、24 液体注出通路
9 下側横シール部
9a 下側横シール部の下端辺
10 引裂き誘導疵
10a 引裂き誘導疵始端
10b 引裂き誘導疵終端
11 液体注出口
11a 注出口先端
12、23 収納スペース
13 突部
14 ローレットシール部
15 縦シール部
21 縦シール部
22 Iノッチ
25 横シール部
27 撥水層
30 連続包装袋
31、31a、31b、31c 切離し線

Claims (15)

  1. 少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える積層フィルムを、該シーラント層どうしが相互に対向するように幅方向に折返した後、側縁どうしを縦にヒートシールして縦シール部を形成すると共に、上端と下端とが幅方向にヒートシールされることにより被包装物収納スペースを提供する横シール部を形成してなり、上側の横シール部の、縦シール部が形成されていない側に位置する折返し側辺部に、該被包装物収納スペースに連通し、上側横シール部上端辺に向かって次第に狭幅となる注出通路を設け、かつ、この上側横シール部上端辺から該注出通路の一側辺部に向かって、弧状または直線状の引裂き誘導疵が設けられてなる包装袋を、その上側横シール部上端辺と、下側横シール部下端辺とに形成された切離し線を介して複数の該包装袋を連結させてなる連続包装袋であって、
    前記引裂き誘導疵は、その終端と前記注出通路の一側辺部とのクリアランスが、0.3〜5.0mmであると共に、
    前記切離し線は、前記引裂き誘導線の引裂き抵抗力よりも小さい切離し抵抗力で切り離すことができるようにしたことを特徴とする連続包装袋。
  2. 前記切離し線は、これを構成する疵または溶融痕の大きさが、前記引裂き誘導線を形成する疵または溶融痕の大きさよりも小さい線であることを特徴とする請求項1に記載の連続包装袋。
  3. 前記切離し線は、前記引裂き誘導疵の形成範囲と重なる部分の切離し抵抗力が、他の部分の切離し抵抗力よりも小さい線であることを特徴とする請求項1または2に記載の連続包装袋。
  4. 前記注出通路は、三方シール袋、中央合掌シール袋または背貼りシール袋の幅方向折返し側辺部に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  5. 前記注出通路は、上側横シール部上端辺に向かって次第に先細る円錐状通路を形造ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  6. 前記弧状に延びる引裂き誘導疵に沿う引裂きによって開口する注出通路の液体注出口は、包装袋の前記横シール部上端縁と平行または、上向きに湾曲したのちに引き裂かれることによって形成されたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  7. 前記液体注出口の、幅方向での寸法がほぼ0.3〜50mmであることを特徴とする請求項6に記載の連続包装袋。
  8. 前記引裂き誘導疵の始端と前記上側横シール部上端とのクリアランスが、0.3〜1.0mmであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  9. 前記引裂き誘導疵の始端側に、該誘導疵を隔てて位置し、前記上側横シール部の表裏いずれか一方へ突出する、少なくとも一対以上の突部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  10. 前記上側横シール部の上端の、前記引裂き誘導疵を隔てた位置に、一対のローレットシール部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  11. 前記ベースフィルム層とシーラント層との間に、SiO2蒸着層、塩化ビニリデンコーティング層、酸化アルミニウムコーティング層、Al蒸着層あるいはSiO2やAl、Al2O3などのスパッタリング層からなる中間層を設けることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  12. 前記ベースフィルム層が、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミドもしくは塩化ビニリデンなどの樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  13. 前記シーラント層が、ポリエチレン層またはポリプロピレン層からなることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の液体包装袋。
  14. 少なくとも前記液体注出口の下方側に位置することとなる辺部分の外表面に撥水層を設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の連続包装袋。
  15. 前記撥水層が、シリコーン系、フッ素樹脂系、アクリル系もしくはアミド系のコート剤によることを特徴とする請求項14に記載の連続包装袋。
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