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JP5062609B2 - 移動局及び基地局 - Google Patents
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Description

第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムによって構成される通信システムにおいて、第1の無線通信システムと通信可能な移動局及び第1の無線通信システムに含まれる基地局に関する。
現在、通信方式(例えば、cdma2000やW−CDMA)が異なる無線通信システムを提供する複数の通信事業者が存在している。また、通信事業者に割り当て可能な周波数帯域は予め決められており、各通信事業者には、限られた周波数帯域の中から、無線通信システムで用いられる周波数がそれぞれ割り当てられている。
また、このような無線通信システムは、リアルタイム系通信を提供する無線通信システムであり、リアルタイム系通信が途切れないように広範なサービスエリアを有している。
上述したように、各無線通信システム(第1の無線通信システム及び第2の無線通信システム)は、広範なサービスエリアを有しているため、第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムが有するサービスエリア(地域)が重複することは一般的である。
また、各無線通信システム(第1の無線通信システム及び第2の無線通信システム)で用いられる周波数は、限られた周波数帯域の中から割り当てられるため、第1の無線通信システムで用いられる周波数と第2の無線通信システムで用いられる周波数とが重複していたり、隣接していたりすることも想定される。
このようなケースでは、第2の無線通信システムと通信可能な第2の移動局及び第2の無線通信システムに含まれる第2の基地局の間で行われる通信が、第1の無線通信システムと通信可能な第1の移動局に干渉する場合がある。
このように、第1の移動局が第2の無線通信システムから干渉される場合に、第2の無線通信システムからの干渉を避ける方法として、以下に示す方法が提案されている。
具体的には、第1の移動局は、第1の無線通信システムに含まれる第1の基地局から受信する信号の受信電力と第2の基地局から受信する信号の受信電力との比率が所定の閾値以上である場合に、第1の基地局と行う通信で用いられる周波数を第2の無線通信システムから干渉されない周波数に切り替えるハンドオフ処理を行う(例えば、特許文献1)。
特開2003−18641号公報(請求項1、図7など)。
しかしながら、上述した従来技術において、第1の移動局は、第2の無線通信システムからの干渉が生じるタイミングが分からないため、第2の基地局から受信する信号の受信電力を常に測定(監視)していなければ、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることができない。
従って、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けようとすると、第1の移動局の消費電力が増加してしまっていた。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、第1の無線通信システムに含まれる移動局の消費電力の増加を抑制するとともに、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることが可能な移動局及び基地局を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴は、第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムによって構成される通信システムにおいて、前記第1の無線通信システムと通信可能な移動局(移動局10)が、前記第1の無線通信システムの基地局(基地局100)と無線通信を行う通信部(通信部12)と、前記基地局と第1の周波数(例えば、周波数a)を用いて行われる前記無線通信が中断した場合に、前記第2の無線通信システムに割り当てられた周波数(例えば、周波数b)を用いて送信され、前記第1の周波数を用いて行われる前記無線通信に干渉を与える干渉信号の受信電力を監視する監視部(監視部13)と、前記監視部によって監視される前記受信電力を前記基地局に通知する通知部(通知部)と、前記通知部によって前記受信電力通知された前記基地局が送信するハンドオフ指示(ハンドオフメッセージ1)によって、前記干渉信号による干渉を受けない第2の周波数(例えば、周波数e)に前記無線通信で用いられる周波数を切り替えるハンドオフ処理を行うハンドオフ処理部(ハンドオフ処理部15)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、監視部が、基地局と第1の周波数を用いて行われる無線通信が中断した場合に、第2の無線通信システムに割り当てられた周波数を用いて送信される干渉信号の受信電力を監視する。
このように、移動局は、干渉信号による干渉を実際に受けることによって無線通信が中断した場合に、干渉信号の受信電力を監視するため、干渉信号の受信電力を常に監視している場合に比べて、移動局の消費電力の増加を抑制することができる。
また、移動局は、干渉信号による干渉を実際に受けた場合に監視する干渉信号の受信電力に応じて基地局が送信するハンドオフ指示に応じて、干渉信号による干渉を受けない第2の周波数に無線通信で用いられる周波数を切り替えるハンドオフ処理を行うため、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることができる。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記第1の周波数が、前記通信部が下り方向信号の受信に用いる周波数であり、前記干渉信号の送信に用いられる周波数が、前記第2の無線通信システムが上り方向信号の送信に用いる周波数であることを要旨とする。
本発明の一の特徴は、第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムによって構成される通信システムにおいて、前記第1の無線通信システムに含まれる基地局(基地局100)が、前記第1の無線通信システムと通信可能な移動局(移動局10)と無線通信を行う通信部(通信部120)と、前記移動局と第1の周波数(例えば、周波数a)を用いて行われる前記無線通信が中断した場合に、前記第2の無線通信システムに割り当てられた周波数(例えば、周波数b)を用いて送信され、前記第1の周波数を用いて行われる前記無線通信に干渉を与える干渉信号の受信電力を監視することを、前記移動局に対して指示する監視指示部(監視指示部130)と、前記移動局によって監視される前記受信電力に応じて、前記干渉信号による干渉を受けない第2の周波数(例えば、周波数e)に前記無線通信で用いられる周波数を切り替えることを、前記移動局に対して指示するハンドオフ指示部(ハンドオフ指示部140)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、監視指示部が、移動局と第1の周波数を用いて行われる無線通信が中断した場合に、第2の無線通信システムに割り当てられた周波数を用いて送信される干渉信号の受信電力を監視することを移動局に対して指示する。
このように、基地局は、干渉信号による干渉を実際に受けることによって無線通信が中断した場合に、干渉信号の受信電力を監視することを移動局に対して指示するため、移動局が干渉信号の受信電力を常に監視している場合に比べて、移動局の消費電力の増加を抑制することができる。
また、基地局は、干渉信号による干渉を実際に受けた場合に移動局が監視する干渉信号の受信電力に応じて、干渉信号による干渉を受けない第2の周波数に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを移動局に対して指示するため、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることができる。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記監視指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることが前記ハンドオフ指示部によって指示された後であっても、前記受信電力の監視を前記移動局に対して指示し、前記ハンドオフ指示部が、前記移動局によって監視される前記受信電力に応じて、前記無線通信で用いられる周波数を前記第1の周波数に切り替えることを前記移動局に対して指示することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記監視指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第1の周波数に切り替えることが前記ハンドオフ指示部によって指示された場合に、前記受信電力の監視の終了を前記移動局に対して指示することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記監視指示部が、前記受信電力の監視を指示してから一定時間が経過した場合に、前記受信電力の監視の終了を前記移動局に対して指示することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記ハンドオフ指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることを指示してから一定時間が経過した場合に、前記無線通信で用いられる周波数を前記第1の周波数に切り替えることを前記移動局に対して指示することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記ハンドオフ指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることを複数の前記移動局に対して指示し、前記監視指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることが指示された複数の前記移動局のうち、前記無線通信を継続している前記移動局の残数に応じて、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることが指示された複数の前記移動局に対して、前記受信電力の監視の終了を指示することを要旨とする。
本発明の一の特徴は、上述した本発明の一の特徴において、前記ハンドオフ指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることを複数の前記移動局に対して指示し、前記監視指示部が、前記無線通信で用いられる周波数を前記第2の周波数に切り替えることが指示された前記移動局の数に応じて、前記第1の無線通信システムに含まれる他の移動局に対して、前記受信電力の監視を指示することを要旨とする。
本発明によれば、第1の無線通信システムと通信可能な移動局の消費電力の増加を抑制するとともに、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることが可能な移動局及び基地局を提供することができる。
[第1実施形態]
(通信システムの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。なお、第1実施形態において、通信システムは、第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムによって構成されている。
ここで、第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムで用いられる通信方式(例えば、cdma−2000やW−CDMA)は異なっており、第1の無線通信システム及び第2の無線通信システムを提供する通信事業者も異なっている。
図1に示すように、通信システムは、複数の移動局10(移動局10a及び移動局10b)と、複数の移動局20(移動局20a及び移動局20b)と、基地局100と、基地局200とを有する。なお、移動局10a及び移動局10bは同様の構成を有しているため、必要に応じて移動局10と総称する。同様に、移動局20a及び移動局20bは同様の構成を有しているため、必要に応じて移動局20と総称する。
ここで、移動局10及び基地局100は、第1の無線通信システムに用いられており、移動局20及び基地局200は、第2の無線通信システムに用いられている。また、セクタ1aは、基地局100の電波が到達するエリアであり、第1の無線通信システムのサービスが提供されるサービスエリアである。一方、セクタ2aは、基地局200の電波が到達するエリアであり、第2の無線通信システムのサービスが提供されるサービスエリアである。
また、第1の無線通信システムからサービスが提供されるセクタ1aと第2の無線通信システムからサービスが提供されるセクタ2aとは重複しており、セクタ1aとセクタ2aとが重複するエリアを重複エリアと称する。さらに、第1実施形態では、移動局10と基地局100との間で用いられる周波数と移動局20と基地局200との間で用いられる周波数とは隣接している(図2を参照)。
従って、重複エリア内に位置する移動局20aと基地局200との間で行われる無線通信は、重複エリア内に位置する移動局10aと基地局100との間で行われる無線通信に干渉する。具体的には、移動局20aが基地局200に送信する上り方向信号、及び、基地局200が移動局20aに送信する下り方向信号が、移動局10aと基地局100との間で行われる無線通信に干渉する。
特に、移動局10aと移動局20aとが近接している場合には、移動局20aが基地局200に送信する上り方向信号は、移動局10aが基地局100から受信する下り方向信号に大きな干渉を与える。
(周波数の割り当て)
以下において、本発明の第1実施形態に係る周波数の割り当てについて、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る周波数の割り当てを示す図である。
図2に示すように、第1の無線通信システムには、周波数a、周波数c、周波数e及び周波数fが割り当てられている。具体的には、周波数a及び周波数eは、基地局100から移動局10に下り方向信号を送信する際に用いられる周波数であり、周波数c及び周波数fは、移動局10から基地局100に上り方向信号を送信する際に用いられる周波数である。例えば、周波数a及び周波数cは、主として音声通信に用いられる周波数であり、周波数e及び周波数fは、主としてデータ通信に用いられる周波数である。
一方、第2の無線通信システムには、周波数b及び周波数dが割り当てられている。具体的には、周波数bは、移動局20から基地局200に上り方向信号を送信する際に用いられる周波数であり、周波数dは、基地局200から移動局20に下り方向信号を送信する際に用いられる周波数である。
このように、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数aと第2の無線通信システムに割り当てられた周波数bとが隣接していると、基地局100が周波数aを用いて送信した信号を移動局10が受信する際に、移動局20が周波数bを用いて基地局200に送信した信号が、移動局10が周波数aを用いて受信する信号に干渉する。すなわち、基地局100から周波数aを用いて送信された信号を移動局10が受信できないという状況が生じる場合がある。
以下においては、移動局20が周波数bを用いて送信する信号が、基地局100が周波数aを用いて移動局10に送信する信号に干渉する場合を例に挙げて説明する。なお、周波数bは、移動局10及び基地局100の間で行われる無線通信に干渉を与える信号(以下、干渉信号)の送信に用いられる周波数であるため、必要に応じて周波数bを干渉周波数と称する。
(移動局の構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る移動局の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る移動局10の構成を示すブロック図である。なお、以下において、基地局100が移動局10に送信する下り方向信号は、主として周波数aを用いて送信される場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、移動局10は、アンテナ11と、通信部12と、監視部13と、通知部14と、ハンドオフ処理部15とを有する。
アンテナ11は、基地局100が周波数a及び周波数eを用いて送信する信号、基地局200が周波数dを用いて送信する信号、移動局20が周波数bを用いて送信する信号を受信する。また、アンテナ11は、周波数c及び周波数fを用いて信号を基地局100に送信する。
通信部12は、アンテナ11を用いて基地局100と無線通信を行う。具体的には、通信部12は、拡散及び逆拡散を行う機能、変調及び復調を行う機能、アナログ/デジタル変換を行う機能、デジタル/アナログ変換を行う機能などを有している。また、通信部12は、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数c及び周波数f)を用いて、アンテナ11を介して基地局100に信号を送信する。さらに、通信部12は、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数a及び周波数e)を用いて、アンテナ11を介して基地局100から信号を受信する。
監視部13は、基地局100から受信した干渉波測定要求メッセージに応じて、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信に干渉を与える干渉信号の受信電力を監視する。なお、干渉波測定要求メッセージの詳細については後述する(図6(a)を参照)。
ここで、干渉信号とは、第2の無線通信システムに割り当てられた周波数である干渉周波数を用いて送信される信号である。例えば、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信が周波数aを用いて行われている下り方向の無線通信である場合には、上述したように、干渉信号は、移動局20が干渉周波数(周波数b)を用いて送信する上り方向の信号である。
通知部14は、監視部13によって監視されている干渉信号の受信電力を基地局100に通知する。具体的には、通知部14は、干渉信号の受信電力を含む干渉波測定応答メッセージを生成して、干渉波測定応答メッセージを通信部12に入力する。
なお、通信部12は、入力された干渉波測定応答メッセージを基地局100に送信する。また、干渉波測定応答メッセージの詳細については後述する(図6(b)を参照)。
ハンドオフ処理部15は、通信部12が行う無線通信に用いる周波数の切り替えを指示するハンドオフメッセージに応じて、通信部12が行う無線通信に用いる周波数を切り替えるハンドオフ処理を行う。なお、ハンドオフメッセージは、基地局100から移動局10に送信される。
(基地局の構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る基地局の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、基地局100は、アンテナ110と、通信部120と、監視指示部130と、ハンドオフ指示部140と、ハンドオフ管理DB150とを有する。
アンテナ110は、移動局10が周波数c及び周波数fを用いて送信する信号、基地局200が周波数dを用いて送信する信号、移動局20が周波数bを用いて送信する信号を受信する。また、アンテナ110は、周波数a及び周波数eを用いて信号を移動局10に送信する。
通信部120は、アンテナ110を用いて移動局10と無線通信を行う。具体的には、通信部120は、拡散及び逆拡散を行う機能、変調及び復調を行う機能、アナログ/デジタル変換を行う機能、デジタル/アナログ変換を行う機能などを有している。また、通信部120は、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数a及び周波数e)を用いて、アンテナ110を介して移動局10に信号を送信する。さらに、通信部120は、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数c及び周波数f)を用いて、アンテナ110を介して移動局10から信号を受信する。
監視指示部130は、干渉信号の受信電力の監視を移動局10に対して指示する。具体的には、監視指示部130は、干渉信号の受信電力の監視を指示する干渉波測定要求メッセージを生成して、生成された干渉波測定要求メッセージを通信部120に入力する。
なお、通信部120は、入力された干渉波測定要求メッセージを移動局10に送信する。また、干渉波測定要求メッセージの詳細については後述する(図6(a)を参照)。
ここで、監視指示部130は、移動局10と基地局100との間で行われる無線通信が中断した場合に、その移動局10に対して干渉信号の受信電力の監視を指示する。なお、第1実施形態において、「無線通信の中断」とは、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで一時的にとれなくなっているが、物理レイヤよりも上位のレイヤではセッションが切断されていない状態となってから一定時間内に、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで再びとれる状態となったことを意味する。
また、監視指示部130は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10の数が所定の判定値よりも多くなった場合に、干渉信号による干渉を受ける可能性がある周波数(周波数a)を用いて無線通信を行う他の移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視を指示する。なお、所定の判定値とは、例えば、基地局100によって管理されるセクタ1aの総呼量の10%である。
一方、監視指示部130は、移動局10によって監視されている干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下となった場合に、その移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示する。
また、監視指示部130は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10のうち、基地局100と無線通信を継続している移動局10の残数が一定数以下(又は、一定割合以下)となった場合に、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えた移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示する。
ここで、干渉信号による干渉を受けない周波数に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10は、後述するハンドオフ管理DB150によって管理されており、監視指示部130は、ハンドオフ管理DB150を参照して、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示する。
ハンドオフ指示部140は、移動局10によって監視される干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上である場合に、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを移動局10に対して指示する。具体的には、ハンドオフ指示部140は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上である場合に、無線通信で用いられる周波数を周波数eに切り替えるハンドオフメッセージ1を生成して、生成されたハンドオフメッセージ1を通信部120に入力する。なお、通信部120は、入力されたハンドオフメッセージ1を移動局10に送信する。
また、ハンドオフ指示部140は、干渉信号による干渉を受けない周波数に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを移動局10に対して指示してから一定時間が経過した場合に、無線通信で用いられる周波数を本来の周波数(周波数a)に切り替えることを移動局10に対して指示する。具体的には、ハンドオフ指示部140は、ハンドオフメッセージ1を通信部120に入力してから一定時間が経過した場合に、無線通信で用いられる周波数を周波数aに切り替えるハンドオフメッセージ2を生成して、生成されたハンドオフメッセージ2を通信部120に入力する。なお、通信部120は、入力されたハンドオフメッセージ2を移動局10に送信する。
さらに、ハンドオフ指示部140は、移動局10によって監視される干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下である場合に、無線通信で用いられる周波数を本来の周波数(周波数a)に切り替えることを移動局10に対して指示する。具体的には、ハンドオフ指示部140は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下である場合に、無線通信で用いられる周波数を周波数aに切り替えるハンドオフメッセージ2を生成して、生成されたハンドオフメッセージ2を通信部120に入力する。なお、通信部120は、入力されたハンドオフメッセージ2を移動局10に送信する。
また、所定の閾値(Th2)は、上述した所定の閾値(Th1)と同じ値でなくてもよい。例えば、所定の閾値(Th2)は、上述した所定の閾値(Th1)よりも小さい値であってもよい。
ハンドオフ管理DB150は、無線通信で用いられる周波数を、干渉信号による干渉を受ける周波数(周波数a)から干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に切り替えることが指示された移動局10を管理するデータベースである。
具体的には、ハンドオフ管理DB150は、図5に示す情報を記憶する。図5は、本発明の第1実施形態に係るハンドオフ管理DB150に記憶された情報の一例を示す図である。
図5に示すように、ハンドオフ管理DB150は、無線通信で用いられる周波数を周波数aから周波数eに切り替えることが指示された移動局10と、その移動局10と基地局100との間で行われる無線通信が継続しているか否かを示す情報とを対応付けて記憶している。なお、図5では、「○」は、移動局10と基地局100との間で行われる無線通信が継続していることを示しており、「×」は、移動局10と基地局100との間で行われる無線通信が継続していないことを示している。
ここで、移動局10と基地局100との間で行われる無線通信が継続していない場合としては、基地局100が管理するセクタ1a内に移動局10が在圏しなくなった場合、移動局10が行う無線通信が終了した場合などが考えられる。
(メッセージの種類)
以下において、本発明の第1実施形態に係るメッセージについて、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係るメッセージを説明するための図である。
図6(a)に示すように、干渉波測定要求メッセージは、「USE_TIME」と、「ACTION_TIME」と、「IFSRM_SEQ」と、「SEARCH_TYPE」と、「SEARCH_PERIOD」と、「SEARCH_MODE」と、「MODE_SPECIFIC_LEN」と、「Mode_specific_fields」と、「NUM_OF_MES_FREQ」と、「BAND_CLASS」と、「FREQ_CH」と、「PWR_THRESH」とを含む。
「USE_TIME」は、干渉信号の受信電力の測定を指示するか否かを示すビット列であり、干渉信号の受信電力の測定を指示する場合には、“1”がセットされる。
「ACTION_TIME」は、干渉信号の受信電力の測定を指示するか否かを示すビット列であり、干渉信号の受信電力の測定を指示する場合には、“1”がセットされる。
「IFSRM_SEQ」は、干渉波測定要求メッセージのシーケンス番号を示すビット列である。
「SEARCH_TYPE」は、干渉信号の受信電力の監視方法を指定するビット列である。例えば、ビット列“00”は、干渉信号の受信電力の監視を指示しないことを示しており、ビット列“01”は、干渉信号の受信電力の監視を一回行うことを指示することを示している。ビット列“10”は、干渉信号の受信電力の監視を二回行うことを指示することを示しており、ビット列“11”は、干渉信号の受信電力の監視を三回行うことを指示することを示している。
「SEARCH_PERIOD」は、干渉信号の受信電力を監視する時間を指定するビット列である。なお、干渉信号の受信電力を監視する時間は、例えば、5ms単位である。
「SEARCH_MODE」は、干渉信号を送信する無線通信システムの通信方式を指定するビット列である。例えば、ビット列“0000”は、CDMAが通信方式として採用されている無線通信システムについて、干渉電力の受信電力の監視を指示することを示しており、ビット列“0001”は、DS−CDMAが通信方式として採用されている無線通信システムについて、干渉電力の受信電力の監視を指示することを示している。また、ビット列“0002”は、採用されている通信方式によらずに、干渉電力の受信電力の監視を指示することを示している。
「MODE_SPECIFIC_LEN」は、干渉波測定要求メッセージのメッセージ長を示すビット列である。なお、干渉波測定要求メッセージのメッセージ長は、上述した「SEARCH_MODE」毎に異なる。
「NUM_OF_MES_FREQ」は、干渉信号の受信電力の監視を行う周波数の数を指定するビット列である。
「BAND_CLASS」は、干渉信号の受信電力の監視を行う周波数の帯域を指定するビット列である。
「FREQ_CH」は、干渉信号の受信電力の監視を行うチャネルの番号を指定するビット列である。
「PWR_THRESH」は、干渉信号の受信電力を報告するか否かを判定するための閾値を指定するビット列である。
図6(b)に示すように、干渉波測定応答メッセージは、「SEARCH_MODE」と、「LAST_SRCH_MSG」と、「MODE_SPECIFIC_LEN」と、「BAND_CLASS」と、「FREQ_CH」と、「SF_TOTAL_RX_PWR」と、「IF_TOTAL_RX_PWR」とを含む。
「SEARCH_MODE」は、干渉信号を送信する無線通信システムの通信方式を指定するビット列である。例えば、ビット列“0000”は、CDMAが通信方式として採用されている無線通信システムについて、干渉電力の受信電力を監視したことを示しており、ビット列“0001”は、DS−CDMAが通信方式として採用されている無線通信システムについて、干渉電力の受信電力を監視したことを示している。また、ビット列“0002”は、採用されている通信方式によらずに、干渉電力の受信電力を監視したことを示している。
「LAST_SRCH_MSG」は、現在の干渉波測定応答メッセージを送信する前に、最も新しく送信された干渉波測定応答メッセージのシーケンス番号を示すビット列である。
「MODE_SPECIFIC_LEN」は、干渉波測定応答メッセージのメッセージ長を示すビット列である。なお、干渉波測定応答メッセージのメッセージ長は、上述した「SEARCH_MODE」毎に異なる。
「BAND_CLASS」は、干渉信号の受信電力の監視を行った周波数の帯域を指定するビット列である。
「FREQ_CH」は、干渉信号の受信電力の監視を行ったチャネルの番号を指定するビット列である。
「SF_TOTAL_RX_PWR」は、現在行われている無線通信で受信した信号の受信電力の合計を示すビット列である。
「IF_TOTAL_RX_PWR」は、干渉信号の受信電力の合計を示すビット列である。
なお、干渉波測定要求メッセージ及び干渉波測定応答メッセージは、上述したメッセージフォーマットに限定されないことは勿論である。干渉波測定要求メッセージは、少なくとも干渉信号の受信電力の監視を指示するメッセージであればよく、干渉波測定応答メッセージは、少なくとも干渉信号の受信電力を含むメッセージであればよい。
(第1の無線通信システムの動作)
以下において、本発明の第1実施形態に係る第1の無線通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の第1実施形態に係る第1の無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。なお、図7は、第1の無線通信システムの動作の概略を示している。
なお、以下においては、上述したように、移動局20が周波数bを用いて送信する信号が、基地局100が周波数aを用いて移動局10に送信する信号に干渉する場合を例に挙げて説明する。
図7に示すように、ステップ10において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信の中断を検出する。
ステップ11において、基地局100は、干渉波測定要求メッセージを移動局10に送信する。なお、干渉波測定要求メッセージは、上述したように、干渉信号の受信電力の監視を移動局10に対して指示するメッセージである。
ここで、第1実施形態では、基地局100は、干渉信号の受信電力の監視を終了すると判定するまでは、干渉波測定要求メッセージを定期的に送信するものとする。従って、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示することとは、干渉波測定要求メッセージの送信を終了することと同義である。
ステップ12において、移動局10は、干渉信号の受信電力の監視を開始する。具体的には、移動局10は、干渉周波数(周波数b)を用いて送信される干渉信号の受信電力の監視を開始する。
ステップ13において、移動局10は、干渉波測定応答メッセージを基地局100に送信する。なお、干渉波測定応答メッセージは、上述したように、干渉信号の受信電力を含むメッセージである。
ステップ14において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数を、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に切り替えることを移動局10に指示するか否かを判定する。例えば、基地局100は、干渉波測定応答メッセージに含まれる干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上であるか否かを判定する。なお、図7では、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上であるものとして説明する。
ステップ15において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数の切り替えを指示するハンドオフメッセージ1を移動局10に送信する。なお、ハンドオフメッセージ1は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを指示するメッセージである。
ステップ16において、移動局10は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数を切り替えるハンドオフ処理(ハンドオフ1)を行う。なお、ハンドオフ1は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替える処理である。
ステップ17において、基地局100は、干渉信号の受信電力の監視の終了を移動局10に対して指示するか否かを判定する。例えば、基地局100は、干渉波測定応答メッセージに含まれる干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下であるか否かを判定する。
ステップ18において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数を、干渉信号による干渉を受ける可能性がある本来の周波数(周波数a)に切り替えることを移動局10に指示するか否かを判定する。例えば、基地局100は、干渉波測定応答メッセージに含まれる干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下であるか否かを判定する。なお、図7では、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下であるものとして説明する。
ステップ19において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数の切り替えを指示するハンドオフメッセージ2を移動局10に送信する。なお、ハンドオフメッセージ2は、干渉信号による干渉を受ける可能性がある本来の周波数(周波数a)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを指示するメッセージである。
ステップ20において、移動局10は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数を切り替えるハンドオフ処理(ハンドオフ2)を行う。なお、ハンドオフ2は、干渉信号による干渉を受ける可能性がある本来の周波数(周波数a)に無線通信で用いられる周波数を切り替える処理である。
(基地局の動作)
以下において、本発明の第1実施形態に係る基地局の動作について、図面を参照しながら説明する。図8〜図11は、本発明の第1実施形態に係る基地局100の動作を示すフロー図である。
最初に、受信電力の監視の開始を指示する処理(監視開始処理)について説明する。図8に示すように、ステップ30において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信が途切れたこと(通信断)を検出する。なお、通信断とは、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで一時的にとれなくなっているが、物理レイヤよりも上位のレイヤではセッションが切断されていない状態である。
ステップ31において、基地局100は、通信断の回数をカウントアップする。なお、以下において、通信断の回数をD1と称する。
ステップ32において、基地局100は、所定の待ち時間をタイマ(t1)にセットする。なお、タイマ(t1)は、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで一時的にとれなくなってから経過した時間を計時するタイマであり、移動局10毎に設けられている。
ステップ33において、基地局100は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信が復帰したか否かを判定する。また、基地局100は、無線通信が復帰した場合には、ステップ35の処理に移り、無線通信が復帰していない場合には、ステップ34の処理に移る。
なお、無線通信の復帰とは、物理レイヤよりも上位のレイヤではセッションが切断されていない状態から、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで再びとれる状態となることである。
ステップ34において、基地局100は、タイマ(t1)がタイムアウトしたか否かを判定する。また、基地局100は、タイマ(t1)がタイムアウトした場合には、ステップ41の処理に移り、タイマ(t1)がタイムアウトしていない場合には、ステップ33の処理に戻る。
ステップ35において、基地局100は、干渉波測定要求メッセージを移動局10に送信する。
ステップ36において、基地局100は、干渉波測定応答メッセージを移動局10から受信する。
ステップ37において、基地局100は、干渉波測定応答メッセージに含まれる干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上であるか否かを判定する。また、基地局100は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上である場合には、ステップ38の処理に移り、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)未満である場合には、ステップ40の処理に移る。
ステップ38において、基地局100は、ハンドオフメッセージ1を移動局10に送信する。なお、ハンドオフメッセージ1は、上述したように、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを指示するメッセージである。
ステップ39において、基地局100は、所定の待ち時間をタイマ(t2)にセットする。なお、タイマ(t2)は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えている時間を計時するタイマであり、移動局10毎に設けられている。
ステップ40において、基地局100は、干渉波測定要求メッセージを移動局10に送信した回数をカウントアップする。なお、以下において、干渉波測定要求メッセージを移動局10に送信した回数をD2と称する。
続いて、図9に示すように、ステップ41において、基地局100は、上述したD1又はD2が所定の判定値以上であるか否かを判定する。また、基地局100は、D1又はD2が所定の判定値以上である場合には、ステップ42の処理に移り、D1又はD2が所定の判定値未満である場合には、監視開始処理を終了する。
なお、所定の判定と比較される値は、D1又はD2のいずれか一方であってもよい。また、所定の判定値とは、例えば、基地局100によって管理されるセクタ1aの総呼量の10%である。
ステップ42において、基地局100は、干渉信号による干渉を受ける可能性がある周波数(周波数a)を用いて無線通信を行う他の移動局10に対して、干渉測定要求メッセージを送信する。なお、基地局100は、干渉波測定要求メッセージをブロードキャストにて送信してもよく、現在基地局100と無線通信を継続している移動局10に対して、干渉波測定要求メッセージをマルチキャストにて送信してもよい。
ステップ43において、基地局100は、干渉波測定応答メッセージを移動局10から受信する。
ステップ44において、基地局100は、干渉波測定応答メッセージに含まれる干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上であるか否かを判定する。また、基地局100は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上である場合には、ステップ45の処理に移り、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)未満である場合には、監視開始処理を終了する。
ステップ45において、基地局100は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上である干渉波測定応答メッセージを送信した移動局10にハンドオフメッセージ1を送信する。
ステップ46において、基地局100は、ステップ39と同様に、所定の待ち時間をタイマ(t2)にセットする。
次に、受信電力の監視の終了を指示する処理(監視終了処理)について説明する。図10に示すように、ステップ50において、基地局100は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10のうち、基地局100と無線通信を継続している移動局10の残数をカウントする。
すなわち、基地局100は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に退避させた移動局10のうち、基地局100によって管理されるセクタ1aに在圏しており、かつ、無線通信を継続している移動局10の数をカウントする。
なお、基地局100によって管理されるセクタ1aに在圏しており、かつ、無線通信を継続している移動局10は、上述したように、基地局100のハンドオフ管理DB150で管理されている。
ステップ51において、基地局100は、ステップ50でカウントされた移動局10の数が一定数以下であるか否か、又は、ステップ50でカウントされた移動局10の数が干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に退避させた移動局10の総数に占める割合が一定割合以下であるか否かを判定する。また、基地局100は、ステップ50でカウントされた移動局10が一定数以下である場合、又は、ステップ50でカウントされた移動局10が一定割合以下である場合には、ステップ52の処理に移る。一方、基地局100は、ステップ50でカウントされた移動局10が一定数よりも大きい場合、かつ、ステップ50でカウントされた移動局10が一定割合よりも大きい場合には、監視終了処理を終了する(すなわち、干渉信号の受信電力の監視を移動局10に継続させる)。なお、ステップ50の処理における判定基準は、「一定数以下」及び「一定割合以下」のいずれか一方のみであってもよい。
ステップ52において、基地局100は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示する。具体的には、基地局100は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に退避させた移動局10に対して、干渉波測定要求メッセージの送信を終了する。
なお、基地局100は、基地局100によって管理されるセクタ1aに在圏しており、かつ、無線通信を継続している移動局10に対してのみ、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示してもよい。
最後に、無線通信に用いる周波数を戻す処理(退避終了処理)について説明する。図11に示すように、ステップ60において、基地局100は、干渉波測定応答メッセージに含まれる干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下であるか否かを判定する。また、基地局100は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下である場合には、ステップ61の処理に移り、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)よりも大きい場合には、ステップ63の処理に移る。
ステップ61において、基地局100は、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下である干渉波測定応答メッセージを送信した移動局10にハンドオフメッセージ2を送信する。なお、ハンドオフメッセージ2は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信で用いられる周波数を、干渉信号による干渉を受ける可能性がある本来の周波数(周波数a)に切り替えることを指示するメッセージである。
ステップ62において、基地局100は、干渉信号による干渉を受ける可能性がある本来の周波数(周波数a)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを指示した移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示する。具体的には、基地局100は、ハンドオフメッセージ2を送信する宛先とした移動局10に対して、干渉波測定要求メッセージの送信を終了する。
ステップ63において、基地局100は、タイマ(t2)がタイムアウトしたか否かを判定する。また、基地局100は、タイマ(t2)がタイムアウトした場合には、ステップ64の処理に移り、タイマ(t2)がタイムアウトしていない場合には、ステップ60の処理に戻る。
ステップ64において、基地局100は、タイムアウトしたタイマ(t2)に対応付けられた移動局10にハンドオフメッセージ2を送信する。
(作用及び効果)
本発明の第1実施形態に係る基地局100によれば、監視指示部130が、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数a)を用いて行われる無線通信が中断した場合に、第2の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数b)を用いて送信される干渉信号の受信電力を監視することを移動局10に対して指示する。
このように、基地局100は、干渉信号による干渉を実際に受けることによって無線通信が中断した場合に、干渉信号の受信電力を監視することを移動局10に対して指示するため、移動局が干渉信号の受信電力を常に監視している場合に比べて、移動局10の消費電力の増加を抑制することができる。
また、基地局100のハンドオフ指示部140は、干渉信号による干渉を実際に受けた場合に移動局10が監視する干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th1)以上である場合に、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを指示するハンドオフメッセージ1を移動局10に送信するため、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることができる。
また、本発明の第1実施形態に係る基地局100によれば、監視指示部130が、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下である場合に、干渉信号の受信電力の監視の終了を移動局10に対して指示する。
従って、干渉信号による干渉が十分に小さくなったにもかからずに、干渉信号の受信電力の監視を継続することによって生じる消費電力の浪費を防止することができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係る基地局100によれば、ハンドオフ指示部140が、干渉信号の受信電力が所定の閾値(Th2)以下である場合に、干渉信号による干渉を受ける可能性がある本来の周波数(周波数a)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることを指示するハンドオフメッセージ2を移動局10に送信する。
従って、干渉信号による干渉が十分に小さくなった場合に、無線通信で用いられるべき本来の周波数(周波数a)に無線通信で用いられる周波数が戻されるため、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信が集中することを抑制して、干渉信号による干渉を受ける可能性がある周波数(周波数a)の有効利用を図ることができる。
また、本発明の第1実施形態に係る基地局100によれば、ハンドオフ指示部140は、ハンドオフメッセージ1を送信してから一定時間が経過した場合に、ハンドオフメッセージ2を移動局10に送信する。
ここで、ハンドオフメッセージ1を送信してから一定時間が経過すると、基地局100によって管理されるセクタ1a内に移動局10が在圏しなくなったり、移動局10と基地局100との間で行われる無線通信が終了していたりすることが想定される。
従って、このような場合に、無線通信で用いられるべき本来の周波数(周波数a)に無線通信で用いられる周波数が戻されるため、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信が集中することを抑制して、無線通信で用いられるべき本来の周波数(周波数a)の有効利用を図ることができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係る基地局100によれば、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10のうち、基地局100と通信を継続している移動局10の残数が一定数以下(又は、一定割合以下)となった場合に、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えた移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示する。
ここで、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10は、無線通信で用いるべき周波数(周波数a)に無線通信で用いる周波数を切り替えるために、干渉信号の受信電力の監視を継続している。
また、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)を用いて無線通信を行っている移動局10が少なくなれば、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信が集中する可能性も少なくなる。
従って、このような場合に、干渉電力の受信電力の監視の終了が指示されるため、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信が集中する可能性を抑制しながら、移動局10の消費電力の浪費を抑制することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る基地局100によれば、監視指示部130は、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10の数が所定の判定値よりも多くなった場合に、干渉信号による干渉を受ける可能性がある周波数(周波数a)を用いて無線通信を行う他の移動局10に対して、干渉信号の受信電力の監視を指示する。
ここで、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えることが指示された移動局10の数が所定の判定値よりも多くなることは、干渉信号による干渉を受ける可能性がある周波数(周波数a)を用いて行われる無線通信に干渉信号が大きな干渉を与えていることを意味している。
従って、このような場合に、干渉信号による干渉を受ける可能性がある周波数(周波数a)を用いて無線通信を行う他の移動局10に対して干渉信号の受信電力の監視が指示されるため、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることができる。
[第2実施形態]
以下において、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との差異について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、移動局10は、干渉波測定要求メッセージを基地局100から受信した場合に、干渉信号の受信電力の監視を開始するが、第2実施形態では、移動局10は、干渉波測定要求メッセージを基地局100から受信しなくても、無線通信の中断を検出した場合に、干渉信号の受信電力の監視を開始する。
(第1の無線通信システムの動作)
以下において、本発明の第2実施形態に係る第1の無線通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図12は、本発明の第2実施形態に係る第1の無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。
なお、図12は、上述した図7に対応しており、ステップ72〜ステップ80の処理は、ステップ12〜ステップ20の処理と同様の処理であるため、これらの処理の説明については省略する。
ステップ70において、移動局10は、移動局10と基地局100との間で行われている無線通信の中断を検出する。なお、「無線通信の中断」とは、上述した第1実施形態と同様に、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで一時的にとれなくなっているが、物理レイヤよりも上位のレイヤではセッションが切断されていない状態となってから一定時間内に、移動局10と基地局100との間における同期が物理レイヤで再びとれる状態となったことを意味する。
なお、移動局10は、無線通信の中断が検出されると、干渉波測定要求メッセージを基地局100から受信しなくても、干渉信号の受信電力の監視を開始する(ステップ72)。
(作用及び効果)
本発明の第2実施形態に係る移動局10によれば、監視部13が、第1の無線通信システムに割り当てられた周波数(周波数a)を用いて行われる無線通信が中断した場合に、第2の無線通信システムに割り当てられた干渉周波数(周波数b)を用いて送信される干渉信号の受信電力を監視する。
このように、移動局10は、干渉信号による干渉を実際に受けることによって無線通信が中断した場合に、干渉信号の受信電力を監視するため、干渉信号の受信電力を常に監視している場合に比べて、移動局10の消費電力の増加を抑制することができる。
また、移動局10は、干渉信号による干渉を実際に受けた場合に監視する干渉信号の受信電力に応じて基地局100が送信するハンドオフメッセージ1に応じて、干渉信号による干渉を受けない周波数(周波数e)に無線通信で用いられる周波数を切り替えるハンドオフ処理を行うため、第2の無線通信システムからの干渉を効果的に避けることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、移動局10と基地局100との間で行われる無線通信に干渉する干渉信号として、移動局20が周波数bを用いて送信する信号を例に挙げたが、これに限定されるものではない。すなわち、干渉信号は、基地局200が周波数dを用いて送信する信号であってもよい。
また、基地局100(監視指示部130)は、干渉信号の受信電力の監視を指示してから一定時間が経過した場合に、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示してもよい。
さらに、上述した第1実施形態では、基地局100(監視指示部130)は、干渉波測定要求メッセージを定期的に送信しているが、これに限定されるものではない。例えば、移動局10は、干渉波測定要求メッセージを一度送信した場合に、干渉信号の受信電力の監視の終了を指示されるまでは、干渉信号の受信電力の監視を継続するように構成されていてもよい。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る周波数の割り当てを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る移動局10の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るハンドオフ管理DB150に記憶された情報の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るメッセージを説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る第1の無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る基地局100の動作を示すフロー図である(その1)。 本発明の第1実施形態に係る基地局100の動作を示すフロー図である(その2)。 本発明の第1実施形態に係る基地局100の動作を示すフロー図である(その3)。 本発明の第1実施形態に係る基地局100の動作を示すフロー図である(その4)。 本発明の第2実施形態に係る第1の無線通信システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10・・・移動局、11・・・アンテナ、12・・・通信部、13・・・監視部、14・・・通知部、15・・・ハンドオフ処理部、20・・・移動局、100・・・基地局、110・・・アンテナ、120・・・通信部、130・・・監視指示部、140・・・ハンドオフ指示部、150・・・ハンドオフ管理DB、200・・・基地局

Claims (2)

  1. 無線通信システムと通信可能な移動局であって、
    前記無線通信システムの基地局と無線通信を行う通信部と、
    前記基地局と第1の周波数を用いて行われる前記無線通信が中断した場合に、前記基地局から、前記第1の周波数を用いて行われる前記無線通信に干渉を与える干渉信号の受信電力の測定要求を受信しなくても、該干渉信号の受信電力の監視を開始する監視部と、
    前記監視部によって監視される前記受信電力を前記基地局に通知する通知部と、
    前記通知部によって前記受信電力が通知された前記基地局が送信する指示によって、前記干渉信号による干渉を受けない第2の周波数に前記無線通信で用いられる周波数を切り替える処理部と、
    を備えることを特徴とする移動局。
  2. 前記第1の周波数は、前記通信部が前記無線通信システムの下り方向信号の受信に用いる周波数であり、
    前記干渉信号の送信に用いられる周波数は、他の無線通信システムが上り方向信号の送信に用いる周波数であることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
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