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JP5063121B2 - 建物内収納庫 - Google Patents
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Description

本発明は、屋根裏や、床下などの収納スペースに物品を収納することが可能な建物内収納庫に関する。
居室内の収納スペースは限られているので、屋根裏や床下などのスペースを利用して、物品を収納する建物内収納庫は有用である。例えば、特許文献1には、床板上にある収納物を入庫するに、出し入れ口を通して収納物であるコンテナを下ろして台車装置の受け渡し装置上に渡し、台車装置を通路部内で走行させて、コンテナを目的とする空の受け台に対向させ、受け渡し装置を作動させて、コンテナを空の受け台に渡すことで収納する建物内収納庫が記載されている。
この特許文献1に記載の建物内収納庫は、台車装置の受け渡し装置が、出退自在で、かつ昇降自在なフォーク形式のものであり、台車装置の上部に設けられている。従って、コンテナの下方には、フォークが挿入可能なようにフォーク挿入空間が形成された一対の受け台が設けられている。この自走するフォーク形式の台車装置は、連絡通路部を前後に走行し、通路部を左右に通行することで、コンテナが収納されている場所と、出し入れ口との間を移動している。
特開平7−48924号公報
しかし、特許文献1に記載の建物内収納庫は、フォーク形式の受け渡し装置によりコンテナを置いたり取り出したりするので、フォーク挿入空間を確保するために、コンテナを載置する受け台が不可欠である。従って、受け台をコンテナの個数分ほど用意する必要があり、コストが増大してしまう。
また、自走式の台車装置のフォークをコンテナの底部に挿入する必要があるので、高さが限られた収納スペースではあるが、コンテナを多段に配置することができない。従って、収納スペースに多くのコンテナを収容することが不可能である。
また、自走式の台車装置は、コンテナの底部にフォークが挿入して持ち上げる構造なので、例えばコンテナの重量が重たい場合には、台車装置自体の重さが重くないと持ち上がらない状態となってしまう。従って、コンテナを安定して移動させるためには、台車装置の大きさを大きくして重量を重くしたり、大きさはそのままに余分な重量物を積載したりする必要がある。台車装置の大きさを大きくした場合には、連絡通路部や通路部の幅を大きく確保する必要があるので、収納スペースに多くのコンテナを収容することができない。
更に、台車装置が走行する連絡通路部と通路部とのなす角が直角となっているので、例えば、台車装置がコンテナを取りに行く場合には、台車装置が、まず連絡通路部を走行した後に、そのまま向きを変えずに直角に曲がって通路部へ進入し、目的のコンテナの位置まで走行する必要がある。しかし、台車装置が直角に曲がるためには、台車装置を走行させるための駆動輪を含む車輪全部が、90°曲がる必要があるので、実現性が乏しく、実現できたとしても構造が複雑となるため、台車装置のコストが増大してしまう。
そこで本発明は、限られたスペースを有効に活用することが可能であり、低コストとすることが可能な建物内収納庫を提供することを目的とする。
本発明の建物内収納庫は、収納物が収納される収納スペースの上方に、レール本体の長手方向と直交する方向へスライド可能に設けられた案内レールと、前記案内レールを移動する搬送装置とを備え、前記搬送装置には、前記収納物を把持する把持部と、前記把持部を昇降させる昇降部とが設けられていることを特徴とする。
本発明の建物内収納庫は、搬送装置に、収納物を把持する把持部と、この把持部を昇降させる昇降部とが設けられているので、収納物を出庫する場合には、昇降部により把持部を降下させ、把持部により収納物を把持した後に、収納物を把持した状態で上昇させることで、収納物を吊り下げた状態とすることができる。そして搬送装置が案内レールを移動し、案内レールがレール本体の長手方向と直交する方向へスライドすることで、案内レールがスライドする範囲であれば所望とする場所に搬送装置を位置させることができる。従って、収納物を吊り下げた状態の搬送装置は、収納物を把持して吊り下げた位置から収納物を取り出しする位置まで、収納物を移動させることができる。また、収納物を入庫する場合には、出庫する際の、逆の手順で行うことで、収納物を収納することができる。従って、従来の建物内収納庫のように受け台が無くても、収納物の出庫および入庫が可能である。また、搬送装置が、上方から収納物を、順番に入庫または出庫していくことで、収納スペースの高さが許容される範囲で多段に収納物を収納することが可能である。また、従来の建物内収納庫のようにフォークで収納物を持ち上げる構造ではないので、収納物の重量に伴って搬送装置の大きさを大きくしたり、余計な重量物を積載したりする必要がない。
前記把持部は、水平方向に伸縮動作する少なくとも2本の腕部と、前記腕部のそれぞれの先端に設けられ、前記収納部の端部に係止する爪部とを備えたものとすることができる。
本発明の建物内収納庫の把持部が収納物を把持する場合には、腕部が水平方向に伸張動作した後に把持部を下降させることで、隣接する収納物同士の隙間に上方から腕部の先端に設けられた爪部を挿入し、腕部を収縮動作させれば、爪部を収納部の端部に係止させることができる。従って、爪部が入る程度の隙間を確保した状態で収納物を配置することができるので、限られたスペースに数多くの収納物を配置することができる。
前記搬送装置は、前記収納物を出庫する際に、前記収納物の収納場所とは区分された搬送路の上方を、前記案内レールに案内されて走行することで、収納物を搬送路上を移動させることができる。つまり、収納物を、他の収納物の上方を通過することなく、収納物を入庫や出庫させることができるので、収納スペースの高さとして収納物の2倍の高さ以上を確保する必要がない。従って、高さが限られる床下や屋根裏などの収納スペースであっても、本発明の建物内収納庫を設置することが可能である。また、従来の建物内収納庫のようにフォークで収納物を持ち上げる構造ではないので、収納物の重量に伴って搬送装置の大きさを大きくする必要がない。従って、搬送路を収納物が通過可能な幅ほど確保するだけでよい。
前記案内レールと前記搬送装置とが、それぞれ屋根裏および床下に設けられ、前記屋根裏および床下を接続して、前記搬送装置が搬送する収納物を昇降させるリフト装置が設けられていると、屋根裏および床下に保管された収納物を、搬送装置で搬送した後に、リフト装置で上昇させたり、下降させたりして、屋根裏と床下との間を収納物を移動させることができる。従って、収納物の移し替えなどを容易に行うことができる。
本発明の建物内収納庫は、搬送装置が収納物の上方から下降して収納物を把持するので、従来の建物内収納庫のように受け台が無くても、収納物の出庫および入庫が可能である。よって、限られたスペースを有効に活用することが可能であり、低コストとすることが可能である。また、案内レールがスライドする範囲であれば所望とする場所に搬送装置を位置させることができるので、搬送装置の移動経路が鋭角、鈍角、直角、または円弧状に曲がっていても、移動させることが可能である。
本発明の実施の形態に係る建物収納庫について、図1から図10に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る建物収納庫を示す断面図である。図2は、図1に示す建物収納庫の床下収納庫を示す平面図である。図3は、搬送装置を示す平面図である。図4は、搬送装置を示す正面図である。図5は、搬送装置を示す側面図である。図6は、リフト装置を示す斜視図である。図7は、リフト装置の駆動部を示す図である。図8は、リフト装置のステージを示す斜視図である。図9は、案内レールおよび搬送装置の電源の配線を示す図である。図10は、制御装置を示すブロック図である。なお、図1から図8においては、後述する駆動モータや電磁石を制御する配線などは省略している。
図1に示すように本発明の実施の形態に係る建物内収納庫1は、居室RMの屋根裏Xに設置された屋根裏収納庫2と、床下Yに設置された床下収納庫3と、その間をつなぐリフト装置4と、これらを制御する制御装置5とを備え、収納物であるコンテナCを、入出庫したり、屋根裏Xと床下Yとの間を移動したりするものである。屋根裏収納庫2と床下収納庫3とは、設置場所が異なるが同じ装置である。従って、本実施の形態では、床下収納庫3を説明することで、屋根裏収納庫2の詳細な説明は省略する。
図2に示すように床下収納庫3は、案内レール31と、搬送装置32とを備え、コンテナCを出し入れ口Z1から出し入れするものである。コンテナCが保管される収納場所Sと、入出庫する際の搬送路Lとが、区分して配置されている。コンテナCは、出し入れ口Z1を手前とすると、奥行き方向に複数の列状に配置されている。コンテナCが入庫または出庫する際には、搬送路Lを搬送される。
案内レール31は、断面凹状に形成されると共に、平行するように配置された一対のレール本体31a,31aと、レール本体31a,31aを平行に配置するために、レール本体31a,31aを所定間隔に離間させる接続フレーム31bとを備えている。レール本体31aには、車輪31cがそれぞれの端部に設けられ、図示しない駆動モータによって駆動される。この案内レール31の車輪31cが、床下Yの両端部に設けられた走行路31dを走行することで、レール本体31aの長手方向と直交する方向へスライドする。
搬送装置32は、案内レール31に沿って移動して、コンテナCを搬送するものである。ここで搬送装置32について、図3から図5に基づいて詳細に説明する。
図3から図5に示すように、搬送装置32は、平面視してH字状に形成された本体フレーム32aと、本体フレーム32aに設けられた昇降部32bと、昇降部32bにより上下する把持部32cとを備えている。
本体フレーム32aは、走行部32dが配置された一対の車輪保持フレーム32aaと、この車輪保持フレーム32aaを支持する支持フレーム32abとでH字状に形成されている。本体フレーム32aをH字状に形成することで軽量化が図られている。
走行部32dは、一対の車輪保持フレーム32aaのそれぞれの両端部に設けられた車輪32daと、車輪32daに接続された走行シャフト32db,32dbと、一方の走行シャフト32dbに設けられた走行駆動ギア32dcを駆動する搬送装置走行モータ32ddとを備えている。搬送装置走行モータ32ddは、制御装置5からの指示により正転、または逆転することで、案内レール31上を移動する。
昇降部32bは、把持部昇降モータ32baと、この把持部昇降モータ32baにより駆動される昇降駆動ギア32bbと、昇降駆動ギア32bbにより回転するシャフト駆動ギア32bcと、シャフト駆動ギア32bcが正転、または逆転することで上下に移動する昇降シャフト32bdとを備えている。2つのシャフト駆動ギア32bcは、昇降駆動ギア32bbに合わせて回転する際には、それぞれの回転方向が逆方向となる。従って、シャフト駆動ギア32bcの内周面に設けられたねじ溝は、それぞれが逆方向に形成されると共に、そのねじ溝に対応するようにそれぞれの昇降シャフト32bdのねじ溝も逆方向に形成されている。つまり、把持部昇降モータ32baを一方向へ回転させることで、いずれの昇降シャフト32bdも上昇させることができ、把持部昇降モータ32baを他方向へ回転させることで、いずれの昇降シャフト32bdをも下降させることができる。
把持部32cは、昇降シャフト32bdの下端に固定された把持部フレーム32caと、伸縮動作する4本の腕部32cbと、腕部32cbの先端に設けられた爪部32ccとを備えている。
把持部フレーム32caは、矩形状に形成された板部材で、下面に4本の腕部32cbが2本ずつ配置されている。把持部フレーム32caには、腕部32cbの間に電磁石32cdが設けられている。腕部32cbは、把持部フレーム32caの下面に固定されたガイドパイプ32cb1と、ガイドパイプ32cb1の軸線に沿って移動する腕体32cb2とを備えている。本実施の形態では、4本の腕部32cbが把持部フレーム32caに設けられているが、少なくともコンテナCを両側から挟み込む2本の腕部32cbおよび爪部32ccを備えていればコンテナCを把持することができる。しかし、搬送中にコンテナCが揺れて爪部32ccから外れて落下しないように、安定してコンテナCを搬送するためには、本実施の形態に係る搬送装置32のように、4本の腕部32cbと、その腕部32cbにそれぞれ設けられた爪部32ccとを把持部フレーム32caに備えるのが望ましい。
腕体32cb2の基端には、永久磁石32cb3が設けられている。この永久磁石32cb3は、電磁石32cdを挟んで、向き合う磁極が異極となるように配置されている。つまり、一方の永久磁石32cb3と電磁石32cdとの向き合う磁極同士が同極で反発する場合には、他方の永久磁石32cb3と電磁石32cdとの向き合う磁極同士も同極となるため、永久磁石32cb3と電磁石32cdとの反発力で、それぞれの腕体32cb2が外側へ向かって水平方向に移動することで、腕部32cbが伸張する。また、電磁石32cdの磁極を反転させることで、永久磁石32cb3と電磁石32cdとの吸引力で、それぞれの腕体32cb2が内側へ向かって移動することで、腕部32cbが収縮する。爪部32ccは、内側に向かって屈曲することでL字状またはJ字状に形成されたもので、コンテナCの頭部に係止するものである。なお、本実施の形態では、電磁石32cdおよび永久磁石32cb3によりガイドパイプ32cb1に挿通した腕体cb2が移動することで、腕部32cbとして伸縮するものであるが、外周面にネジ溝が形成された腕体を駆動モータなどで、正転、または逆転させ、内周面にネジ溝が形成されたガイドパイプ内を移動するようにした腕部としたり、油圧式のシリンダで伸縮するようにした腕部としたりすることができる。
案内レール31と搬送装置32とへの電源は、例えば、家庭用掃除機で用いられているような巻き取り可能なコードリールにて供給することができる。図9に示すように家庭用コンセント61に接続されたボックス62は、案内レール31に設けられた第1のコードリール31eに接続されている。そして、第1のコードリール31eは、案内レール31の駆動モータに電源を供給すると共に、搬送装置32に設けられた第2のコードリール32eに接続されている。第2のコードリール32eは、搬送装置32の把持部昇降モータ32baおよび搬送装置走行モータ32ddと、電磁石32cdとに電源を供給している。
図6および図7に示すように、リフト装置4は、コンテナCを載せて上下するステージ41と、ステージ41を昇降する駆動部42と、ステージ41を案内する共に居室RM内を移動する際のコンテナCの落下防止のための保護カバーとなる昇降路43とを備えている。
図8に示すように、ステージ41は、コンテナCを載せるためのテーブル41aと、テーブル41aを安定して昇降させるためのテーブル支持部41bとを備えている。テーブル41aは、矩形状に形成された板部材である。テーブル支持部41bは、垂直部41baと水平部41bbとを備え、全体がL字状に形成されている。垂直部41baには、昇降路43に設けられたスリット43bに沿って昇降するための車輪41bcが設けられている。
図7に示すように、駆動部42は、テーブル支持部41bに一端が接続されたチェーン42aと、回転することでチェーン42aを介してステージ41を上下させる定滑車として機能するチェーンホイール42bと、チェーンホイール42bとシャフト42cにより連結された駆動ギア42dと、駆動ギア42dを回転させるステージ昇降モータ42eとを備えている。チェーン42aは、ステージ41が床下Yと屋根裏Xの間を上下可能な程度の長さを有し、他端側が壁面に固定されている。
図6および図7に示すように昇降路43は、床下Yの出し入れ口Z1および屋根裏Xの出し入れ口Z2に接続する開口が設けられた筒状体である。昇降路43の前面の下部には、居住者がコンテナCを出し入れする開口43aが設けられている。この開口43aに、安全のために、扉を設けるようにしてもよい。昇降路43の背面部には、スリット43bが設けられていると共に、このスリット43bに沿って断面コ字状に形成された昇降レール43cが設けられている。昇降レール43c内をステージ41の垂直部41baが案内されながら昇降することで、ステージ41が水平方向にずれることなく安定して昇降することができる。
図1および図10に示すように、制御装置5は、居室RMに配置されたパーソナルコンピュータ51とコントローラ52とを備え、USB(Universal Serial Bus)にて接続している。パーソナルコンピュータ51にて動作させる管理ソフトによりコントローラ52へコンテナCの位置情報が通知されると、コントローラ52からそれぞれ案内レール31の駆動モータ、搬送装置32の把持部昇降モータ32baへ移動が通知されることで、案内レール31および搬送装置32が移動する。また、コントローラ52からの通知により、搬送装置走行モータ32ddを駆動させて把持部32cを昇降したり、電磁石32cdに通電してコンテナCを把持したりする。コントローラ52と、案内レール31、搬送装置、およびリフト装置との間は、有線で接続してもよいし、無線としてもよい。
コンテナCは、内部に、衣替えした衣類や、すぐには使用しないものなどを収納した箱体である。把持部32cの爪部32ccが係止したら外れにくくするために、コンテナCの頭部には、長手方向に沿って突出した帯状凸部Cxが形成されている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る建物内収納庫1の動作について、図面に基づいて説明する。
まず、図2に示す収納場所Sに保管されたコンテナCを出庫する場合を説明する。居住者は、パーソナルコンピュータ51の画面に表示された出庫するコンテナCの位置を確認して指示する。パーソナルコンピュータ51から通知された位置情報に基づいてコントローラ52が案内レール31および搬送装置32に移動を指示する。搬送装置32にはコンテナCが把持されていないので、収納場所Sおよび搬送路Lを横切るように、移動する案内レール31に沿って搬送装置32が移動しても、収納場所Sに保管されたコンテナCには衝突しないので、出庫が指示されたコンテナCのある場所まで、迅速に搬送装置32が移動することができる。
出庫が指示されたコンテナCのある場所まで搬送装置32が移動すると、コントローラ52からの指示により把持部32cの腕体32cb2が外側へ向かって水平方向に移動することで、腕部32cbが伸張する。そして、コントローラ52からの指示により昇降部32bの把持部昇降モータ32baが駆動することで把持部32cが下降し、そして腕体32cb2を内側へ向かって移動させることで、爪部32ccがコンテナCの帯状凸部Cxに係止する。このように、腕部32cbが伸張し下降した後に収縮することでコンテナCが把持できるので、隣接する他のコンテナCとの隙間は、爪部32ccが入る程度を確保すればよい。従って、限られたスペースに数多くのコンテナCを配置することができる。また、搬送装置32がコンテナCの上方から下降して把持するので、コンテナCの下に従来の建物内収納庫のように受け台が無くても、コンテナCを把持して搬送することが可能である。
把持部32cがコンテナCを把持すると、昇降部32bが把持部32cを上昇させて、コンテナCを持ち上げる。コンテナCは、床下Yの底面から数cmでも持ち上がれば移動が可能である。従って、搬送装置32は、案内レール31に案内されて、搬送路L上を移動することで、他のコンテナCの上方を通過することなく、コンテナCを出庫させることができるので、床下Yの高さとしてコンテナCの2倍の高さ以上を確保する必要がない。従って、高さが限られる床下Yであっても、床下収納庫3を設置することが可能である。
出し入れ口Z1までコンテナCを搬送してステージ41上に置くと、搬送装置32をステージ41が上昇する範囲から移動させる。搬送装置32がステージ41が上昇する範囲から移動すると、ステージ昇降モータ42e(図7参照)を駆動してチェーン42aをチェーンホイール42bで引っ張り、ステージ41を上昇させて、開口43a(図6参照)の位置までコンテナCを持ち上げる。このようにして、居住者は、開口43aからコンテナCを取り出すことができる。
コンテナCの入庫は、出庫の手順と反対の手順で動作することで行うことが可能である。コンテナCの入出庫以外に、床下Yから屋根裏Xへ、屋根裏Xから床下YへコンテナCを移動させることも可能である。出庫する場合には、リフト装置4のステージ41を開口43aの位置までコンテナCを上昇させることで居住者が取り出し可能となるが、床下Yから屋根裏Xへ移動する場合には、ステージ41をそのまま屋根裏Xの出し入れ口Z2まで上昇させて、屋根裏Xに設置された屋根裏収納庫2を動作させることで、屋根裏Xの所定の収納場所SへコンテナCを保管することができる。
また、屋根裏Xから床下YへコンテナCを移動させる場合も、逆の手順で可能である。このように建物内収納庫1に屋根裏Xと床下Yとを接続するリフト装置4を備えていることで、屋根裏Xと床下Yとの間を移動させることが可能である。従って、床下YにコンテナCが一杯に保管されていたために屋根裏Xに保管していたが、屋根裏Xの寒暖の差の激しい夏期や冬期には、床下YのコンテナCと入れ替えるなどしたい場合など、容易にコンテナCの配置替えを行うことができる。
また、本実施の形態の建物内収納庫1では平屋に設置されているが、高層階のマンションやアパートなどの各階に建物内収納庫1を設置することが可能である。また、高層階のマンションやアパートなどの各階に建物内収納庫を設置する場合には、各階を連絡するようにリフト装置を接続してもよい。そうすることで、ゴミを屋根裏Xまたは床下Yに保管しておき、ゴミ出し日に屋根裏収納庫2または床下収納庫3でリフト装置まで搬送し、リフト装置で1階まで搬送することで、外出することなくゴミを1階まで搬送することが可能となる。
また、本実施の形態では、屋根裏収納庫2および床下収納庫3としてコンテナCを、一段のみ保管した状態のものを説明したが、搬送装置32がコンテナCの上方から下降して把持するので、屋根裏Xおよび床下Yの高さが許容できれば、コンテナCを多段に配置してもよい。コンテナCを多段に設置しても、コンテナC同士の間に隙間をあけるなどの台などが必要ないので、限られたスペースを更に有効に利用することができる。また、コンテナCを多段に収納した場合には、搬送装置32がコンテナCを把持した状態で出し入れ口Z1,Z2まで搬送する際に、一段少ない状態となったコンテナCの上方を搬送路として選択しながらコンテナCを搬送することで、出し入れ口Z1,Z2まで短い距離でコンテナCを搬送することが可能である。
更に、本実施の形態では、コンテナCを複数の列状に配置することで、直角に曲がる搬送路Lとなっているが、案内レール31がスライドする範囲であれば、コンテナCを吊り下げた搬送装置32が移動することができるので、搬送路が鋭角、鈍角、または円弧状に曲がっていても、搬送装置32がコンテナCを吊り下げた状態で移動してコンテナCの入庫、または出荷が可能である。しかし、平面視して矩形状の床下や、屋根裏では、コンテナCを多く収納するためには、図2に示すような複数の列状に収納して、直角に曲がるような搬送路Lとするのが望ましい。
本発明の建物内収納庫は、屋根裏に設置したり、床下に設置したりして、限られたスペースを有効に活用する屋根裏収納庫や床下収納庫として好適である。
本発明の実施の形態に係る建物収納庫を示す断面図である。 図1に示す建物収納庫の床下収納庫を示す平面図である。 搬送装置を示す平面図である。 搬送装置を示す正面図である。 搬送装置を示す側面図である。 リフト装置を示す斜視図である。 リフト装置の駆動部を示す図である。 リフト装置のステージを示す斜視図である。 案内レールおよび搬送装置の電源の配線を示す図である。 制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 建物内収納庫
2 屋根裏収納庫
3 床下収納庫
31 案内レール
31a レール本体
31b 接続フレーム
31c 車輪
31d 走行路
31e 第1のコードリール
32 搬送装置
32a 本体フレーム
32aa 車輪保持フレーム
32ab 支持フレーム
32b 昇降部
32ba 把持部昇降モータ
32bb 昇降駆動ギア
32bc シャフト駆動ギア
32bd 昇降シャフト
32c 把持部
32ca 把持部フレーム
32cb 腕部
32cb1 ガイドパイプ
32cb2 腕体
32cb3 永久磁石
32cc 爪部
32cd 電磁石
32d 走行部
32da 車輪
32db 走行シャフト
32dc 走行駆動ギア
32dd 搬送装置走行モータ
32e 第2のコードリール
4 リフト装置
41 ステージ
41a テーブル
41b テーブル支持部
41ba 垂直部
41bb 水平部
41bc 車輪
42 駆動部
42a チェーン
42b チェーンホイール
42c シャフト
42d 駆動ギア
42e ステージ昇降モータ
43 昇降路
43a 開口
43b スリット
43c 昇降レール
5 制御装置
51 パーソナルコンピュータ
52 コントローラ
C コンテナ
Cx 帯状凸部
L 搬送路
RM 居室
S 収納場所
X 屋根裏
Y 床下
Z1,Z2 出し入れ口

Claims (3)

  1. 収納物が収納される収納スペースの上方に、レール本体の長手方向と直交する方向へスライド可能に設けられた案内レールと、
    前記収納物を把持する把持部と、前記把持部を昇降させる昇降部とが設けられ、前記案内レールを移動する搬送装置と
    前記案内レールおよび前記搬送装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記搬送装置に収納物が把持されていないときに、収納物の収納場所および前記収納場所とは区分された搬送路の上方を横切るように、前記案内レールを移動させながら、前記案内レールに沿って前記搬送装置を移動させることを特徴とする建物内収納庫。
  2. 前記把持部は、水平方向に伸縮動作する少なくとも2本の腕部と、前記腕部のそれぞれの先端に設けられ、前記収納部の端部に係止する爪部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の建物内収納庫。
  3. 前記案内レールと前記搬送装置とが、それぞれ屋根裏および床下に設けられ、
    前記屋根裏および床下を接続して、前記搬送装置が搬送する収納物を昇降させるリフト装置が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建物内収納庫。
JP2007003613A 2007-01-11 2007-01-11 建物内収納庫 Active JP5063121B2 (ja)

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