JP5065959B2 - 電磁シールド材の接合構造 - Google Patents
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Description
これにより、一方の電磁シールド材に形成された折り返し部が、他方の電磁シールド材に密着するため、各電磁シールド材の重ね部分におけるシールド性能を高めることができる。
また、二体の電磁シールド材の重ね部分における各部材の耐久性が高いため、高いシールド性能を維持することができる。
本実施形態では、図3(a)に示すように、複数の電磁シールド材10・・・を壁面に敷き詰めて、室外又は室内からの電磁波を遮蔽する場合に、隣り合う電磁シールド材10,10の接合部に用いられる接合構造を例として説明する。
なお、本実施形態に用いられる各電磁シールド材10・・・は同一の構成となっている。また、以下の説明において、電磁シールド材10の上下左右とは、図3(a)に示す上下左右方向に対応している。また、電磁シールド材10の表面とは、図3(a)の紙面に現れている面であり、裏面とは、その反対側の面である。
具体的には、鋼板Pの左上角部を、幅がk、高さが2kの長方形状に切り欠いている。また、鋼板Pの右上角部を、幅がh、高さがk+hの長方形状に切り欠いている。さらに、鋼板Pの左下角部を、幅がk+h、高さがhの長方形状に切り欠いている。
上記のように鋼板Pの三箇所に切り欠き部を形成した後に、鋼板Pの上縁部をkの幅で裏面側に折り返す。また、鋼板Pの左縁部をkの幅で裏面側に折り返す。このとき、折り返された部位を、鋼板Pの裏面に密着させることなく、若干開いた状態にすることで、この電磁シールド材10が他の電磁シールド材10に重ね合わされたときに、折り返した部位が他の電磁シールド材10の表面に押し付けられ易くなっている。
これにより、図2(b)に示すように、上縁部と左縁部とに折り返し部11,11が形成され、右上角部と左下角部とが正方形に切り欠かれた電磁シールド材10が形成される。また、電磁シールド材10の右縁部及び下縁部に形成されるL字状の領域は、他の電磁シールド材10が重ね合わされる重ねしろ12となっている。
また、電磁シールド材10の重ねしろ12には、他の電磁シールド材10が重ね合わされたときに(図3(b)参照)、他の電磁シールド材10の各上側取付孔13・・・に連通する位置に、複数の下側取付孔14・・・が形成されている。
このとき、一方の電磁シールド材10Aの折り返し部11は、他方の電磁シールド材10Bの表面に向けて弾性力を発揮することになり、一方の電磁シールド材10Aの折り返し部11が、他方の電磁シールド材10Bの重ねしろ12の表面に押し付けられる。
また、木ねじSの押圧力によって、一方の電磁シールド材10Aの折り返し部11が、他方の電磁シールド材10Bの重ねしろ12の表面に強く押し付けられ、折り返し部11が他方の電磁シールド材10Bの表面に密着する。
このようにして、左上の電磁シールド材10aの重ねしろ12の表面全体が隣り合う各電磁シールド材10b,10c,10dの縁部によって覆われている。
これにより、一方の電磁シールド材10Aの折り返し部11が、他方の電磁シールド材10Bの表面に密着するため、各電磁シールド材10A,10Bの重ね部分におけるシールド性能を高めることができる。
図4のグラフに示すように、二体の電磁シールド材10A,10Bの重ね部分に折り返し部11を挟み込んだ本実施形態の接合構造(グラフB1)と、二体の電磁シールド材の重ね部分にスペーサを挟み込んだ従来の接合構造(グラフB2)とのシールド性能を比較した結果、本実施形態の接合構造の方がシールド性能が高いことを確認した。
なお、折り返し部11の折り返し量k(図2(a)参照)を15mm程度、かつ固定部材Sの間隔を80mm程度とした場合には、高いシールド性能が発揮され、折り返し量kを30mmとした場合、あるいは固定部材Sの間隔を160mm程度とした場合には、シールド性能が若干低下してしまう。
例えば、本実施形態では、図3(a)に示すように、同一形状の電磁シールド材10・・・を壁面に敷き詰めているが、図5に示すように、前記した実施形態の電磁シールド材10よりも幅狭な電磁シールド材20,30を組み合わせて敷き詰めることで、各種形状の壁面に対応することができる。
この構成では、一方の電磁シールド材10Aによって二体の他方の電磁シールド材10B,10Bの継ぎ目が確実に塞がれ、さらに、一方の電磁シールド材10Aの折り返し部11が他方の電磁シールド材10Bに密着するため、二体の電磁シールド材10B,10Bの継ぎ目のシールド性能を高めることができる。
また、他方の電磁シールド材10Bを重ねることなく壁面に敷き詰めた後に、一方の電磁シールド材60Aによってシールド性能を高めることができる。したがって、他方の電磁シールド材10Bには曲げ加工を施す必要がないため、電磁シールド材10Bの加工コストを少なくすることができる。
10A 電磁シールド材
10B 電磁シールド材
10a 電磁シールド材
10b 電磁シールド材
10c 電磁シールド材
10d 電磁シールド材
11 折り返し部
12 重ねしろ
P 鋼板
W 下地材
Claims (3)
- 上下左右に配置された四体の電磁シールド材の接合構造であって、
前記電磁シールド材は、導電性を有する四角形の板の右上角部および左下角部を切り欠くとともに、前記板の上縁部および左縁部に折り返し部を形成してなるものであり、
左上に配置された前記電磁シールド材の右縁部の表面には、右上に配置された前記電磁シールド材の左縁部に形成された前記折り返し部が重ね合わされ、
左上に配置された前記電磁シールド材の下縁部の表面には、左下に配置された電磁シールド材の上縁部に形成された前記折り返し部が重ね合わされ、
左上に配置された前記電磁シールド材の右下角部の表面には、右下に配置された前記電磁シールド材の左上角部の縁部に形成された前記折り返し部が重ね合わされており、
前記各電磁シールド材は、下地材に固定される固定部材によって押し付け合わされた状態で、前記下地材に固定されていることを特徴とする電磁シールド材の接合構造。 - 上下左右に配置された四体の電磁シールド材の接合構造であって、
前記電磁シールド材は、導電性を有する四角形の板の左上角部および右下角部を切り欠くとともに、前記板の上縁部および右縁部に折り返し部を形成してなるものであり、
右上に配置された前記電磁シールド材の左縁部の表面には、左上に配置された前記電磁シールド材の右縁部に形成された前記折り返し部が重ね合わされ、
右上に配置された前記電磁シールド材の下縁部の表面には、右下に配置された電磁シールド材の上縁部に形成された前記折り返し部が重ね合わされ、
右上に配置された前記電磁シールド材の左下角部の表面には、左下に配置された前記電磁シールド材の右上角部の縁部に形成された前記折り返し部が重ね合わされており、
前記各電磁シールド材は、下地材に固定される固定部材によって押し付け合わされた状態で、前記下地材に固定されていることを特徴とする電磁シールド材の接合構造。 - 前記固定部材は、前記電磁シールド材の前記折り返し部よりも内側において、前記電磁シールド材を貫通していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電磁シールド材の接合構造。
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