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JP5067580B2 - 移動通信システム、そのスクランブルコード割り当て方法、移動局、および基地局 - Google Patents
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JP5067580B2 - 移動通信システム、そのスクランブルコード割り当て方法、移動局、および基地局 - Google Patents

移動通信システム、そのスクランブルコード割り当て方法、移動局、および基地局 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システム、そのスクランブルコード割り当て方法、移動局、基地局、移動局の動作方法及びプログラム、基地局の動作方法及びプログラムに係り、特に移動無線通信セルラーシステムにおけるスクランブルコード割り当て方法において、基地局が自律的にスクランブルコードを設定する方法に関する。
現在の移動通信セルラーシステムにおいて、移動局と基地局との間で基地局固有のスクランブルコードを用いて無線通信が行われる。このスクランブルコードの割り当ては、複数の基地局を制御するセントラルノードが一意的に管理している。この場合のシステム構成を図13に示す。
図13に示す移動通信セルラーシステム100は、図示しないネットワーク上に無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)の機能を有するセントラルノード101が配置される。このセントラルノード101の配下に、複数の基地局(Node B)102…102が接続される。各基地局102…102は、各々のサービスエリア(セル)内で複数の移動局(UE:User Equipment)103…103と無線通信を行う。この通信時に基地局102と移動局103で用いる基地局固有のスクランブルコードは、セントラルノード101のRNCにより管理される。
しかし、非特許文献1では、このようなセントラルノードを配置することなく、システムが問題なく稼動するような移動通信セルラーシステムのネットワーク構成が提案されている。この場合のシステム構成を図14に示す。
図14に示す移動通信セルラーシステム110は、図示しないネットワーク上にRNCの機能を有する複数の基地局(Node B)111…111が配置される。各基地局111…111は、各々のサービスエリア(セル)内で複数の移動局(UE)112…112と無線通信を行う。このように、前述のようなセントラルノードがネットワークに存在しなくても、システムが問題なく稼動するようなシステムが望まれている。
そこで、特許文献1では、セントラルノードに頼ることなく、基地局が自律的にスクランブルコードの割り当てをする方法が提案されている。以下、特許文献1における基地局が自律的にスクランブルコードの割り当てをする方法を図15および図16を参照して説明する。
図15は、従来例の基地局の動作を示す流れ図である。
まず、基地局が起動されると、基地局は起動時専用のコードを選択する(ステップS101)。次に、基地局は、サービスを開始すると同時に、タイマを起動し(ステップS102)、移動局からスクランブルコードの通知があるか否かを判定する(ステップS103)。その結果、移動局からのコードに関する通知がなければ(ステップS103:NO)、ステップS106に進む。一方、移動局からのコードに関する通知があれば(ステップS103:YES)、通知情報を記憶し(ステップS104)、これまで基地局が記憶していた周辺基地局のスクランブルコードの情報を移動局に通知する(ステップS105)。
次に、基地局は、ステップS102で起動したタイマが終了しているか否かを判断する(ステップS106)。その結果、タイマが終了していなければ(ステップS106:NO)、ステップS103に戻る。一方、タイマが終了していれば(ステップS106:YES)、基地局が記憶している周囲の基地局のスクランブルコードの情報を使用し、サービス用のスクランブルコードの中からスクランブルコードを再選択する(ステップS107)。
図16は、従来例の移動局の動作を示す流れ図である。
まず、移動局は、ハンドオフ処理を実行する際に周辺基地局のスクランブルコードを同定し、移動局のスクランブルコード管理テーブルに記憶する(ステップS111)。次に、移動局は、テーブルに記憶している周辺基地局の情報を基地局に通知を行う(ステップS112)。次に、移動局は基地局のスクランブルコード管理テーブルに記憶されている周辺基地局の情報の通知があるか否かを判断する(ステップS113)。その結果、基地局からの通知がなければ(ステップS113:NO)、操作を終了する。一方、基地局からの通知があれば(ステップS113:YES)、スクランブルコード管理テーブルを更新し(ステップS114)、操作を終了する。
特開2005−142967号公報 3GPP, R3-051105, NTT DoCoMo, "Location of RRC&RRM functions for EUTRAN", Oct. 2005
上述した従来の方法では、移動局は隣接基地局のスクランブルコードを正確に同定することが必要になる。しかし、移動局が特に、セル間干渉が大きい環境で隣接基地局のスクランブルコードを正確に同定することは困難である。また、隣接基地局すべてのスクランブルコードを同定するので、演算量および同定時間が大きくなってしまい消費電力の増大を引き起こす。さらに、隣接基地局のスクランブルコードの固有情報を頻繁にやりとりする必要があるため、移動局と基地局の通知情報が頻繁かつ大きくなってしまう。
本発明の目的は、隣接基地局のスクランブルコードを同定することなく、移動局の計算量および消費電力を抑えつつ、基地局と移動局間の通知情報を最小限に抑えて、基地局がスクランブルコードを自律的に選択する方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る移動通信システムのスクランブルコード割り当て方法は、基地局及び移動局の間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動通信システムのスクランブルコード割り当て方法において、前記基地局が、予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定し、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて前記基地局のセル内の移動局と通信を行う第1の通信ステップと、前記移動局が、前記第1の通信ステップにより送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断し、その判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知する通知ステップと、前記基地局が、前記移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定し、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記サービススクランブルコードを用いて通信を行う第2の通信ステップとを有することを特徴とする。
本発明において、前記基地局が、前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択し、選択された前記候補スクランブルコードを前記移動局に通知するステップをさらに有してもよい。前記移動局が、前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択するステップをさらに有してもよい。
本発明において、前記通知ステップは、前記移動局が、前記基地局から送られてくる信号と前記候補スクランブルコードとの間の相関値を測定し、測定された前記相関値に基づいて前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップを有してもよい。前記通知ステップは、前記移動局が、前記移動局からの所定の制御信号を受けたときに、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップを有してもよい。前記通知ステップは、前記移動局が、前記初期設定スクランブルコードを同定したときに前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップを有してもよい。
本発明において、前記第1の通信ステップは、前記基地局が、予め設定された前記複数のスクランブルコードの内の予め割り当てられた少なくとも1つの初期設定スクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択するステップを有してもよい。前記第1の通信ステップは、前記基地局が、予め設定された前記複数のスクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択するステップを有してもよい。
記通知ステップは、前記移動局が、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能であると判断された場合の制御情報と、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能でないと判断された場合の制御情報との内の少なくとも一方を前記基地局に通知するステップを有してもよい
本発明に係る移動通信システムは、基地局及び移動局の間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動通信システムにおいて、前記基地局は、予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定し、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行う第1の通信手段と、前記移動局から通知される制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記制御情報内の候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定し、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記サービススクランブルコードを用いて通信を行う第2の通信手段とを有し、前記移動局は、前記第1の通信手段により送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果を含む前記制御情報を通知する通知手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る移動局は、基地局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動局において、予め決められた複数のスクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードを用いた通信により前記基地局から送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知する通知手段と、前記基地局と通信を行う移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて、前記基地局によりサービススクランブルコードとして使用することが決定された候補スクランブルコードを用いて前記基地局と通信を行う通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る移動局において、前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択する手段をさらに有してもよい。前記判断手段は、前記基地局から送られてくる信号と前記候補スクランブルコードとの間の相関値を測定し、その相関値に基づいて前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する手段を有してもよい。前記判断手段は、前記移動局からの所定の制御信号を受けたときに、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する手段を有してもよい。前記通知手段は、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能であると判断された場合の制御情報と、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能でないと判断された場合の制御情報との内の少なくとも一方を前記基地局に通知する手段を有してもよい。
本発明に係る基地局は、移動局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う基地局において、予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定し、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行う第1の通信手段と、前記移動局から通知される、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を受信し、前記受信した制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定し、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記サービススクランブルコードを用いて通信を行う第2の通信手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る基地局において、前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択し、選択された前記候補スクランブルコードを前記移動局に通知する手段をさらに有してもよい。前記第1の通信手段は、予め設定された前記複数のスクランブルコードの内の予め割り当てられた少なくとも1つの初期設定スクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択する手段を有してもよい。前記第1の通信手段は、予め設定された前記複数のスクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択する手段を有してもよい
本発明に係る移動局の動作方法は、基地局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動局の動作方法において、予め決められた複数のスクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードを用いた通信により前記基地局から送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップと、その判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知するステップと、前記基地局と通信を行う移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて、前記基地局によりサービススクランブルコードとして使用することが決定された候補スクランブルコードを用いて前記基地局と通信を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る基地局の動作方法は、移動局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う基地局の動作方法において、前記基地局が、予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定するステップと、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行うステップと、前記移動局から通知される、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を受信し、前記受信した制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記制御情報内の候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定するステップと、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記決定された前記サービススクランブルコードを用いて通信を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る移動局の動作プログラムは、基地局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動局の動作プログラムにおいて、コンピュータに、予め決められた複数のスクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードを用いた通信により前記基地局から送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップと、その判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知するステップと、前記基地局と通信を行う移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて、前記基地局によりサービススクランブルコードとして使用することが決定された候補スクランブルコードを用いて前記基地局と通信を行うステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係る基地局の動作プログラムは、移動局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う基地局の動作プログラムにおいて、コンピュータに、予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定するステップと、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行うステップと、前記移動局から通知される、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を受信し、前記受信した制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記制御情報内の候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定するステップと、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記決定された前記サービススクランブルコードを用いて通信を行うステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、隣接基地局のスクランブルコードを同定することなく、移動局の計算量および消費電力を抑えつつ、基地局と移動局間の通知情報を最小限に抑えて、基地局がスクランブルコードを自律的に選択する方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る移動無線システムの全体構成を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において、初期設定スクランブルコード、候補スクランブルコードを含む全体のスクランブルコードのコード系列を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態において、コード情報記憶部のスクランブルコード管理テーブルの内容を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基地局の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施の形態に係る移動局の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基地局の動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る移動局の動作を示す流れ図である。 本発明の第3の実施の形態に係る基地局の動作を示す流れ図である。 本発明の第3の実施の形態に係る移動局の動作を示す流れ図である。 従来例のセントラルノードを配置した場合の移動通信システムの全体構成を説明する図である。 従来例のセントラルノードを配置しない場合の移動通信システムの全体構成を説明する図である。 従来例の基地局の動作を示す流れ図である。 従来例の移動局の動作を示す流れ図である。
符号の説明
10 移動通信システム
11 基地局
12 移動局
CL サービスエリア(セル)
次に、本発明に係る移動通信システム、そのスクランブルコード割り当て方法、移動局、および基地局を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る移動通信システムを示す図である。本実施の形態による移動通信システムは、無線アクセス方式として、例えばCDMA(Code Division Multiple Access)方式を用いたものに適用されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、TDMA(Time Division Multiple Access)方式でも適用できる。要は、基地局と移動局との間で基地局固有のスクランブルコードを用いて無線通信を行うものであれば、いずれの無線アクセス方式でも適用可能である。
図1を参照すると、本実施の形態による移動通信システム10には、図示しないネットワーク上に複数(図中の例では2つ)の無線基地局(以下、「基地局」と略称する。)11、11が配置され、それぞれが形成するサービスエリア(セル)CL、CL内で、複数(図中の例では3つ)の移動局12…12との間で無線通信を行う。この通信時に、基地局固有の識別子であるスクランブルコードが用いられる。このスクランブルコードにより、それぞれのセルCLが区別されている。
まず、図2〜図4を参照して、本実施の形態に係る基地局11について説明する。
図2は、本実施の形態に係る基地局11の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局11は、機能上、無線通信部21と、その信号入出力側に接続された制御情報管理部22と、その信号入出力側に接続されたコード情報記憶部23と、制御情報管理部22及びコード情報記憶部23の信号入出力側に接続されたコード選択部24とを備える。また、この基地局11には、後述するスクランブルコードのコード系列の情報を保持するメモリ(非図示)も搭載されている。
無線通信部21は、既知の回路構成(例えば、アンテナ、共用器、電力増幅器、変復調回路、スクランブルコード発生回路等)からなり、これらの回路動作により、スクランブルコード発生回路(非図示)により生成されたスクランブルコード(初期設定スクランブルコード、サービススクランブルコード)を用いて基地局11のセルCL内に位置する移動局12との間で無線通信を行う。これにより、無線通信部21は、移動局12からの信号を受信しその受信信号を制御情報管理部22に送る一方、制御情報管理部22により生成された制御情報を含む信号を移動局12に送信する。
制御情報管理部22は、例えばプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、CPUがROM等の記録媒体に予め設定されたプログラムの命令を実行することにより、無線通信部21、コード選択部24、及びコード情報記憶部23の各部と連携しながら、制御情報の生成及び抽出に関する処理を行う。
例えば、この制御情報管理部22は、コード選択部24により選択されたスクランブルコード(後述の初期設定スクランブルコード、候補スクランブルコード、サービススクランブルコード参照)の情報と、コード情報記憶部23のスクランブルコード管理テーブル(後述参照)の情報とに基づいて、移動局12に通知する制御情報を生成し、無線通信部21に転送する。生成される制御情報には、移動局12に干渉測定依頼を行う制御情報、移動局12に候補スクランブルコードの番号を伝える制御情報、移動局12にサービススクランブルコードを伝える制御情報が含まれる。この制御情報は、例えば3G(第3世代携帯電話)標準のチャネルを用いる場合、下りリンクの共通チャネルでシステム情報やセル情報などの報知情報を送信するBCH(Broadcast Channel)を使って移動局12に通知される。
また、この制御情報管理部22は、無線通信部21により受信された信号から、移動局12により通知された制御情報を抽出する。抽出される制御情報には、例えば、移動局12からの候補スクランブルコードが使用可能かどうかの制御情報が含まれる。この制御情報は、その内容に応じて、コード情報記憶部24及びコード選択部23に転送される。
コード選択部24は、例えば制御情報管理部22と一体又は別体のプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、CPUがROM等の記録媒体に予め設定されたプログラムの命令を実行することにより、制御情報管理部22及びコード情報記憶部23の各部と連携しながら、初期設定スクランブルコードの選択、移動局12に通知する候補スクランブルコードの選択、サービススクランブルコードの選択の各処理を行う。選択された各スクランブルコードは、制御情報管理部22に転送される。
これらのスクランブルコードは、予め設定されたスクランブルコードのコード系列をグループ分けしたものである。このコード系列は、データ送信時に必要となるため、無線通信部21内に含まれるスクランブルコード発生回路(非図示)により生成され、基地局11のメモリ(非図示)内に保持される。このコード系列の一例を図3に示す。
図3に示すコード系列では、例えば全体のスクランブルコードの系列数(個数)をN(個)とすると、基地局起動時にスクランブルコードを設定するときのみに使用するものを「初期設定スクランブルコード」として、n(n<N)系列(図中の1〜n番目のコード系列)だけ予め決定しておく。この場合、初期設定スクランブルコードは、1個(n=1)でも、複数個(n>1)でも設定可能である。そして、コード系列のうち、それ以外の残りのN−n個のコード系列(図中のn+1〜N番目のコード系列)を「候補スクランブルコード」として決定する。その後、後述するように候補スクランブルコードを用いて干渉測定を行い、その結果、その候補スクランブルコードが使用可能となれば、その候補スクランブルコードを「サービススクランブルコード」として決定する。それぞれのスクランブルコードの選択の仕方は、偏りがないようにランダムに選択することが望ましい。
コード情報記憶部23は、例えば制御情報管理部22と一体又は別体のプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、RAM等の記録媒体にスクランブルコード管理テーブル(後述参照)を設定すると共に、制御情報管理部22で抽出された移動局12からの制御情報に基づき、その記録媒体上のスクランブルコード管理テーブルの情報を更新する。スクランブルコード管理テーブルの情報は、制御情報管理部22及びコード選択部24により参照可能となっている。
図4に、コード情報記憶部23のスクランブルコード管理テーブルの一例を示す。図3の例では、スクランブルコード管理テーブルには、候補スクランブルコードの番号(スクランブルコードの番号)毎に、その候補スクランブルコードの番号が使用可能かどうかの干渉測定依頼に応答して通知されてくる、セルCL内の移動局12からの使用可能であるという通知数(利用可能通知数)と、セルCL内の移動局12からの総通知数(使用可能な場合と使用不可の場合とを含む)とが記憶される。図3の例では、スクランブルコード番号が20、25、30のときに、それぞれに対応する利用可能通知数が85、80、38であり、総通知数が100、100、40であることを示している。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係る移動局12について説明する。
図5を参照すると、移動局12は、無線通信部31と、その信号出力側に接続されたセルサーチ部32及び通常受信部34と、セルサーチ部32の信号出力側に接続されたスクランブルコード判定部33と、その信号出力側に通常受信部34と共に並列に接続された制御情報管理部35と、その信号出力側に接続された干渉測定部36と、その信号出力側に接続されたコード判定部37とを備える。コード判定部37の信号出力側は、制御情報管理部35に接続され、その信号出力側は無線通信部31に接続される。
また、この移動局12には、前述したスクランブルコードのコード系列(初期設定スクランブルコード、候補スクランブルコード)の情報を保持するメモリ(非図示)も搭載されている。このコード系列の情報は、例えば基地局11から送られてくるパケットにより、その情報自体を受信し、メモリに保持してもよい。又は、基地局11との間で共通して使用されるコード系列の情報に対応付けたインデックス情報のみを受信し、そのインデックス情報からコード系列の情報を特定し、メモリに保持してもよい。或いは、基地局11との間で共通して使用されるコード生成用の生成多項式を予め保持しておき、その生成多項式に入力するパラメータの情報のみを受信し、そのパラメータの情報から生成多項式を用いてコード系列の情報を生成し、メモリに保持してもよい。
無線通信部31は、既知の回路構成(例えば、アンテナ、共用器、電力増幅器等)からなり、これらの回路動作により、スクランブルコード(初期設定スクランブルコード、サービススクランブルコード)を用いて基地局11との間で無線通信を行う。これにより、この無線通信部31は、基地局11からの信号を受信してその受信信号をセルサーチ部32及び通常受信部34に送る一方、制御情報管理部35により生成された制御情報を含む信号を基地局11に送信する。
セルサーチ部32は、既知の回路構成からなり、これらの回路動作により、無線通信部31からの受信信号に基づいて、セルサーチにより、接続を行う基地局11のスクランブルコードを同定し、その結果をスクランブルコード判定部33に送る。セルサーチによるスクランブルコードの同定法としては、例えば、受信信号と予めメモリに記憶された既知のスクランブルコードとの相関をそれぞれ計算し、その相関の値が最大となるスクランブルコード系列を、基地局11で使用しているスクランブルコードと同定するものを用いる。
スクランブルコード判定部33は、既知の回路構成からなり、これらの回路動作により、セルサーチ部32により同定されたスクランブルコードが、前述した移動局12内のメモリ(非図示)に予め記憶された既知のスクランブルコードのうちの初期設定スクランブルコードの範囲内にあるかどうか判定する。その結果、初期設定スクランブルコードの範囲内にある場合は制御情報管理部35の処理に、また初期設定スクランブルコードの範囲内にない場合は通常受信部34の処理にそれぞれ切り替える。
通常受信部34は、既知の受信回路構成(例えば、復調回路等)を有し、これらの回路動作により、セルサーチ部32により同定されたスクランブルコードが初期設定スクランブルコードの範囲内にない場合、通常の受信動作により、無線通信部31からの受信信号を復調する。
制御情報管理部35は、例えばプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、CPUがROM等の記録媒体に予め設定されたプログラムの命令を実行することにより、制御情報の生成及び抽出に関する処理を行う。
例えば、この制御情報管理部35は、スクランブルコード判定部33からの判定結果、コード判定部37からの判定結果等に基づいて、基地局11に通知する制御情報を生成して無線通信部31に送る。生成される制御情報には、候補スクランブルコードが使用可能かどうかの制御情報が含まれる。この制御情報は、例えば3G(第3世代携帯電話)標準のチャネルを用いる場合、上りリンクの共通チャネルであるRACH(Random Access Channel)または移動局12が個別に割り当てられるDCH(Dedicated channel)を使って基地局11に通知される。
また、この制御情報管理35は、無線通信部31により受信された信号から、基地局11により通知された制御情報を抽出する。抽出される制御情報には、基地局11からの干渉測定依頼を行う制御情報、基地局11からの候補スクランブルコードの番号を伝える制御情報、基地局11からのサービススクランブルコードを伝える制御情報が含まれる。干渉測定依頼と候補スクランブルコードの番号は、干渉測定部36に転送される。サービススクランブルコードは、無線通信部31に転送される。
干渉測定部36は、例えば制御情報管理部35と一体又は別体のプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、CPUがROM等の記録媒体に予め設定されたプログラムの命令を実行することにより、無線通信部31からの受信信号と、制御情報管理部35で抽出された制御情報のうち基地局11から通知された候補スクランブルコードとの相互相関を計算して候補スクランブルコードの干渉レベルを測定する。その結果は、コード判定部37に転送される。
コード判定部37は、例えば制御情報管理部35と一体又は別体のプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、CPUがROM等の記録媒体に予め設定されたプログラムの命令を実行することにより、干渉測定部36で測定された干渉レベルの測定結果に基づいて、基地局11から通知された候補サービススクランブルコードが使用可能か使用不可能かを判定する。その判定結果は、制御情報管理部35に転送される。
次に、図6の流れ図を参照して、基地局11の動作について詳細に説明する。
基地局11は、起動されると、コード選択部24により、スクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードの複数系列のグループ(図3参照)から例えばランダムに1系列選択し、選択された1系列の初期設定スクランブルコードを用いて、無線通信部21を介して、基地局11のセルCL内の移動局12との間の通信を開始する(ステップS1)。
次に、基地局11は、コード選択部24により、スクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードのグループ以外の候補スクランブルコードのグループ(図3参照)から例えばランダムに1系列選択する(ステップS2)。
次に、基地局11は、制御情報管理部22により、干渉測定依頼に応じた制御情報を生成し、その制御情報を無線通信部21を介して、セルCL内の移動局12に送信することで、移動局12に干渉測定依頼を行う(ステップS3)。そして、基地局11は、制御情報管理部22により、ステップS2で選択した候補スクランブルコードを通知するための制御情報を生成し、その制御情報を無線通信部21を介して、移動局12に通知する(ステップS4)。
次に、基地局11は、無線通信部21を介して、干渉測定依頼に応答して移動局12から送られてくる候補スクランブルコードが使用可能であるか否かの通知を受信し(ステップS5)、その通知に基づいて、コード情報記憶部23により、スクランブルコード管理テーブル(図4参照)内でその候補スクランブルコードに対応する利用可能通知数及び総通知数の情報を更新する(ステップS6)。
次に、基地局11は、コード選択部24により、スクランブルコード管理テーブルで更新された総通知数(サンプル数)が所要の通知回数(閾値)を超えている(閾値<サンプル数の条件を満たしている)か否かを判定する(ステップS7)。
その結果、閾値<サンプル数の条件を満たしておらず、スクランブルコード管理テーブルで更新された通知数が所要の通知回数以下と判定され、通知回数が十分でない場合(ステップS7:NO)は、ステップS5に戻り、基地局11は、同様の処理を繰り返す。一方、閾値<サンプル数の条件を満たし、スクランブルコード管理テーブルで更新された数通知数が所要の通知回数を超えていると判定され、通知回数が十分である場合(ステップS7:YES)は、基地局11は、コード選択部24により、スクランブルコード管理テーブルで更新された総通知数に対する利用可能通知数の比率(使用可能の比率=利用可能通知数/総通知数)が予め決められた閾値を超えている(閾値<使用可能の比率の条件を満たしている)か否かを判定する(ステップS8)。
ここで、この閾値を大きく設定した場合は、干渉が少ない、より最適なサービススクランブルコードを設定することができるが、コード設定のための時間及び計算量が増え、コストが大きくなる。これとは逆に、この閾値を小さく設定した場合は、コード設定のための時間及び計算量が減り、コストを削減できるが、干渉が大きいサービススクランブルコードを設定してしまう可能性が高くなる。そこで、これらを考慮して最適な閾値を設定することが望ましい。
その結果、閾値<使用可能の比率の条件を満たしていないと判定され、スクランブルコード管理テーブルで更新された総通知数に対する利用可能回数の比率が閾値未満の場合(ステップS8:NO)は、ステップS2に戻り、基地局11は、上記と同様の処理を繰り返す。一方、閾値<使用可能の比率の条件を満たしていると判定され、スクランブルコード管理テーブルで更新された総通知数に対する利用可能回数の比率が閾値を超えている場合(ステップS8:YES)は、基地局11は、コード選択部24により、これに対応する候補スクランブルコードをサービススクランブルコードとして使用することを決定する(ステップS9)。
そして、基地局11は、制御情報管理部22により、ステップS9で決定したサービススクランブルコードおよびそのスクランブルコードの変更タイミングを制御情報として生成し、その制御情報を無線通信部21を介して移動局12に通知する(ステップ510)。次に、基地局11は、決定されたサービススクランブルコードを更新し(ステップ511)、そのサービススクランブルコードを使用して、無線通信部21を介して、移動局12との間で通信を開始する。
なお、本実施の形態では、ステップS7におけるサンプル数と閾値の比較、ステップS8における使用可能の比率と閾値の比較という2つの閾値との比較を行っている。これらは、候補スクランブルコードが使用可能か否かを判断するために必要な比較であるが、必ずしも両ステップが必要な訳ではなく、どちらか一方のみの比較を行うとすることも可能である。例えば、使用可能の比率のみの比較を行う場合には、使用可能の比率を移動局12から通知(サンプル)があるたびに毎回計算し、所定の待ち時間が経過したら、閾値と比較して判定するようにしてもよい。この場合のサンプルを得るための待ち時間は、確実性を担保しつつ処理を実現できる程の十分な時間に設定されることが望ましい。
次に、図7の流れ図を参照して、移動局12の動作について詳細に説明する。
移動局12は、起動時に、セルサーチ部32により、無線通信部31からの受信信号に基づいて、通信を行う基地局11のスクランブルコードを同定するセルサーチを行う(ステップS21)。次に、移動局12は、セルサーチ部32により同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードであるか否かを判定する(ステップS22)。この判定は、スクランブルコード判定部33により、予めメモリ(非図示)に保持された初期設定スクランブルコードと一致するか否かに基づいて行われる。
その結果、セルサーチで同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードでない場合(ステップS22:NO)、移動局12は、スクランブルコード判定部33から通常受信部34の処理に切り替え、以後、その通常受信部34により、無線通信部31を介して、通常受信を行う(ステップS31)。一方、セルサーチで同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードである場合(ステップS22:YES)、移動局12は、スクランブルコード判定部33から制御情報管理部35の処理に切り替え、その制御情報管理部35により、基地局11からの受信信号に干渉測定依頼に対応する制御情報が含まれているか否かを判断する(ステップS23)。
その結果、基地局11からの受信信号に干渉測定依頼に対応する制御情報が含まれていれば(ステップS23:YES)、移動局12は、無線通信部31を介して、基地局11からの候補スクランブルコードに対応する制御情報を受信する(ステップS24)。
次いで、移動局12は、干渉測定部36により、基地局11からの受信信号と、基地局11からの制御情報で通知された候補スクランブルコードとの相関を取ることにより干渉レベルを測定する(ステップS25)。
次に、移動局12は、コード判定部37により、ステップS25で測定した干渉値(干渉レベル)と、予め設定された許容できる干渉値(閾値)とを比較することにより、基地局11から通知された候補スクランブルコードが使用可能である(閾値>干渉レベルの条件を満たしている)か否かを判定する(ステップS26)。
ここで、この閾値を小さく設定した場合は、干渉が少ない、より最適なサービススクランブルコードを設定することができるが、コード設定のための時間及び計算量が増え、コストが大きくなる。これとは逆に、この閾値を大きく設定した場合は、コード設定のための時間及び計算量が減り、コストを削減できるが、干渉が大きいサービススクランブルコードを設定してしまう可能性が高くなる。従って、これらを考慮して最適な閾値を設定することが望ましい。
その結果、閾値>干渉レベルの条件を満たしていると判定され、候補スクランブルコードが使用可能である場合(ステップS26:YES)、移動局12は、制御情報管理部35によりその旨(使用可能)に応じた制御情報を生成し、その制御情報を無線通信部31を介して、基地局11に通知する(ステップS27)。一方、閾値>干渉レベルの条件を満たしていないと判定され、候補サービススクランブルコードが使用不可能の場合(ステップS26:NO)は、移動局12は、制御情報管理部35によりその旨(使用不可能)に応じた制御情報を生成し、その制御情報を無線通信部31を介して、基地局11に通知する(ステップS28)。そして、ステップS23に戻り、同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS23の判定で、基地局11からの受信信号に干渉測定依頼に対応する制御情報が含まれていなければ(NO)、移動局12は、無線通信部31を介して、基地局11からのサービススクランブルコードとその変更タイミングを通知する制御情報を受信する(ステップS29)。そして、移動局12は、その制御情報に基づいて、通知された変更タイミングで、通知されたサービススクランブルコードに変更し、その変更したサービススクランブルコードを用いて、無線通信部31を介して、基地局11との間で通信を行う(ステップS30)。
以上のように、本実施の形態では、基地局11が予め決められた基地局起動時のみに用いる初期設定スクランブルコードを使用して通信を開始する。そして、移動局12がセルサーチ時に同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードであるかを判断する。その結果、初期設定スクランブルコードである場合のみに初期設定スクランブルコード以外の候補サービススクランブルコードを決定して、候補サービススクランブルコードが使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を基地局11に通知する。基地局11は、その制御情報を記憶し、その制御情報に従い実際使用するサービススクランブルコードを決定し、サービススクランブルコードに変更して通信を開始する。
従って、本実施の形態によれば、移動局12はすべてのスクランブルコードではなく、候補サービススクランブルコードのみで相関を取って干渉測定するため、移動局12の演算量および消費電力を削減することができる。
また、本実施の形態によれば、初期設定スクランブルコードを同定したときのみに、移動局12が干渉測定および基地局11に情報を通知するモードに入るため、基地局11で制御情報が必要なときのみ通知することができる。よって、基地局11と移動局12間の通知量および回数を削減することが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、基地局11が主導となり、移動局12と連携して、サービススクランブルコードを重複判定ではなく干渉測定のみで自律的に選択することができる。
なお、本実施の形態では、移動局12に通知する候補スクランブルコードを1系列でも複数系列でも可能として説明したが、初期設定スクランブルコードが複数系列の場合は、その選択方法として、ランダムに選択するほか、例えばマニュアルで選択しても、基地局11のシリアル番号に基づいて選択してよい。このように初期設定スクランブルコードを複数系列持つことにより、複数の基地局11の同時起動時(同時立ち上げ時)に互いのコード衝突の確率を下げる等の効果が得られる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る移動通信システムについて詳細に説明する。上述した第1の実施の形態では、基地局で候補スクランブルコードを選択している。これに対し、本実施の形態では、移動局で候補スクランブルコードを選択する構成を適用している。
本実施の形態に係る移動通信システムは、図1を参照して説明したものと同様の構成である。本実施の形態に係る基地局は、図2を参照して説明したものと同様の構成である。ただし、本実施の形態では、コード選択部24は、候補スクランブルコードを選択する必要はない。
図8に、本実施の形態に係る移動局12の構成を示す。なお、この図において前述した図5と共通する部分には同一の符号をつけている。
図7を参照すると、移動局12は、機能上、図5と同一の構成(無線通信部31、セルサーチ部32、スクランブルコード判定部33、通常受信部34、制御情報管理部35、干渉測定部36、コード判定部37)に加え、制御情報管理部35及び干渉測定部36に接続されるコード選択部38と、コード判定部37に接続されるコード情報記憶部39とを備える。
コード選択部38は、例えば制御情報管理部35と一体又は別体のプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、CPUがROM等の記録媒体に予め設定されたプログラムの命令を実行することにより、干渉測定を行う候補スクランブルコード番号の順序を決定する。決定された順序は、干渉測定部36に転送される。
ここで、この干渉測定を行う候補スクランブルコード番号の順序は、スクランブルコード選択の時間を短縮するため、同一セルCL内のすべての移動局12において同一であることが望ましい。これは、例えば、移動局12がセルサーチの際に同定した初期設定スクランブルコード番号がMであった場合、サービススクランブルコード番号の始まりがLとすると、干渉を測定する候補スクランブルコード番号の順序をL+nM(n:自然数)とすることにより実現できる。
例えば、スクランブルコード数を512とし、初期設定スクランブルコードをその中の32系列(1〜32番目)とすると、サービススクランブルコードは480系列(33〜512番目)となる。このとき、セルサーチ部32によるセルサーチによって移動局12が12番目のスクランブルコードを同定したとすると、候補スクランブルコード番号は、45(33+12)、57(33+12×2)、…のような順番で干渉測定する。
コード情報記憶部39は、例えば制御情報管理部35と一体又は別体のプログラム制御で動作するCPUを有するマイクロコンピュータを搭載した回路からなり、RAM等の記録媒体に、コード判定部37により判定した候補スクランブルコード番号とその候補スクランブルコードが使用可能か使用不可能かの情報を互いに対応付けて記憶する。
次に、図9の流れ図を参照して、基地局11の動作について詳細に説明する。
基地局11は、起動されると、コード選択部24により、初期設定スクランブルコードのグループ(図3参照)からスクランブルコードを1系列選択し、選択された1系列の初期設定スクランブルコードを用いて、無線通信部21を介して、セルCL内の移動局12との間の通信を開始する(ステップS41)。
次に、基地局11は、制御情報管理部22により、干渉測定依頼に応じた制御情報を生成し、その制御情報を無線通信部21を介してセルCL内の移動局12に送信することで、移動局12に干渉測定を依頼する(ステップS42)。
次に、基地局11は、無線通信部21を介して、移動局12から使用可能である候補スクランブルコードに対応する制御情報の通知を受信し(ステップS43)、その通知に従い、コード情報記憶部23により、スクランブルコード管理テーブル内でその候補サービススクランブルコードとこれに対応する利用可能通知数及び総通知数の情報を更新する(ステップS44)。
次に、基地局11は、コード選択部24により、スクランブルコード管理テーブルで更新された総通知数(サンプル数)が所要の通知回数(閾値)を超えている(閾値<サンプル数の条件を満たしている)か否かを判定する。これにより、必要な通知回数を確保できているか否かを判定する(ステップS45)。
その結果、ステップS45の判定により、閾値<サンプル数の条件を満たしておらず、サンプル数が足りない場合(ステップS45:NO)は、基地局11は、ステップS43に戻り、同様の処理を繰り返す。一方、閾値<サンプル数の条件を満たし、通知回数(サンプル数)が十分である場合(ステップS45:YES)は、基地局11は、コード選択部24により、スクランブルコード管理テーブルで更新された総通知数に対する利用可能通知数の比率(使用可能の比率=利用可能通知数/総通知数)が予め決められた閾値を超えている(閾値<使用可能の比率の条件を満たしている)か否かを判定する(ステップS46)。
ここで、この閾値を大きく設定した場合は、干渉が少ない、より最適なサービススクランブルコードを設定することができるが、コード設定のための時間及び計算量が増え、コストが大きくなる。これとは逆に、この閾値を小さく設定した場合は、コード設定のための時間及び計算量が減り、コストを削減できるが、干渉が大きいサービススクランブルコードを設定してしまう可能性が高くなる。従って、これらを考慮して最適な閾値を設定することが望ましい。
その結果、閾値<使用可能の比率の条件を満たしていないと判定され、スクランブルコード管理テーブルで更新された利用可能回数が閾値未満の場合(ステップS46:NO)は、ステップS42に戻り、基地局11は、同様の処理を繰り返す。一方、閾値<使用可能の比率の条件を満たしていると判定され、スクランブルコード管理テーブルで更新された利用可能回数が閾値を超えている場合(ステップS46:YES)は、基地局11は、コード選択部24により、対応する候補サービススクランブルコードをサービススクランブルコードとして選択することを決定する(ステップS47)。
そして、基地局11は、制御情報管理部22により、ステップS67で決定したサービススクランブルコードおよびその変更タイミングを制御情報として生成し、その制御情報を無線通信部21を介して移動局12に通知する(ステップS48)。次に、基地局11は、決定されたサービススクランブルコードを更新し(ステップS49)、そのサービススクランブルコードを使用して、無線通信部21を介して、移動局12との間で通信を開始する。
次に、図10の流れ図を参照して、移動局12の動作について詳細に説明する。
移動局12は、起動時に、セルサーチ部32により、無線通信部31からの受信信号に基づいて、通信を行う基地局11のスクランブルコードを同定するセルサーチを行う(ステップS51)。次に、移動局12は、セルサーチ部32により同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードであるか否かを判定する(ステップS52)。この判定は、スクランブルコード判定部33により、予めメモリ(非図示)に保持された初期設定スクランブルコードと一致するか否かに基づいて行われる。
その結果、セルサーチで同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードでない場合(ステップS52:NO)、移動局12は、スクランブルコード判定部33から通常受信部34の処理に切り替え、以後、その通常受信部34により、無線通信部31を介して、通常受信を行う(ステップS63)。一方、セルサーチで同定したスクランブルコードが初期設定スクランブルコードである場合(ステップS52:YES)、移動局12は、スクランブルコード判定部33から制御情報管理部35の処理に切り替え、その制御情報管理部35により、基地局11からの受信信号に干渉測定依頼に対応する制御情報が含まれているか否かを判定する(ステップS53)。
その結果、基地局11からの受信信号に干渉測定依頼に対応する制御情報が含まれていれば(ステップS53:YES)、移動局12は、コード選択部38により、干渉測定を行う候補スクランブルコードの順番を決定する(ステップS54)。そして、移動局12は、決定した順番に従い、干渉測定部36により、基地局11からの受信信号と、決定された候補スクランブルコードとの相関を取ることにより干渉レベルを測定する(ステップS55)。
次に、移動局12は、コード判定部37により、ステップS55で測定した干渉値(干渉レベル)と、予め定められた許容できる干渉値(閾値)とを比較することにより、干渉測定を行った候補スクランブルコードが使用可能である(閾値>干渉レベルの条件を満たしている)か否かを判定する(ステップS56)。
その結果、閾値>干渉レベルの条件を満たしていると判定され、候補スクランブルコードが使用可能の場合(ステップS56:YES)、移動局12は、コード情報記憶部39に、使用可能な候補スクランブルコードとして記憶する(ステップS57)。一方、閾値>干渉レベルの条件を満たしていないと判定され、候補スクランブルコードが使用不可能の場合(ステップS56:NO)は、移動局12は、コード情報記憶部39に、使用不可能な候補スクランブルコードとして記憶し(ステップS58)、ステップS55に戻り、同様の処理を繰り返す。
次に、移動局12は、使用可能な候補スクランブルコードを必要なコード数(閾値)だけ確保できたかどうかを判定する(ステップS59)。この判定は、コード判定部37により、コード情報記憶部39に記憶されている利用可能な候補スクランブルコードの数と予め設定された必要なコード数に対応する閾値と比較することで行われる。その比較による判定結果は、制御情報管理部35に転送される。ここでの閾値は、オーバーヘッド量と基地局11との制御情報の通信回数に依存して設定される。例えば、必要なコード数である閾値を1に設定すれば、オーバーヘッド量は最小となるが、基地局11とのやり取りの回数が多くなってしまう。逆に、閾値を大きく設定すると、干渉測定のための計算量やオーバーヘッド量は大きくなってしまうが、基地局11とのやり取りの回数が少なくすることができる。従って、これらを考慮して最適な閾値を設定することが望ましい。
その結果、使用可能な候補スクランブルコードを必要な数だけ確保できていない場合(ステップS59:NO)は、移動局12は、ステップS55に戻り、同様の処理を繰り返す。一方、使用可能な候補スクランブルコードを必要な数だけ確保できている場合(ステップS59:YES)は、移動局12は、制御情報管理部35により使用可能な候補スクランブルコードを通知する制御情報を生成し、その制御情報を無線通信部31を介して、基地局11に通知し(ステップS60)、ステップS53に戻り、同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS53の判定で、基地局11からの受信信号に干渉測定依頼に対応する制御情報が含まれていなければ(NO)、移動局12は、基地局11からのサービススクランブルコードとその変更タイミングを通知する制御情報を受信する(ステップS61)。そして、移動局12は、その制御情報に基づいて、通知された変更タイミングで、通知されたサービススクランブルコードに変更し、その変更したサービススクランブルコードを用いて、無線通信部31を介して、基地局11との間で通信を行う(ステップS62)。
従って、本実施の形態によれば、移動局12はすべてのスクランブルコードではなく、候補サービススクランブルコードのみで相関を取って干渉測定するため、移動局12の演算量および消費電力を削減することができる。
また、本実施の形態によれば、初期設定スクランブルコードを同定したときのみに、移動局12が干渉測定および基地局11に情報を通知するモードに入るため、基地局11で制御情報が必要なときのみ通知することができる。よって、基地局11と移動局12間の通知量および回数を削減することが可能となる。
さらに、移動局12が主導となり、基地局11と連動して自律的にサービススクランブルコードを選択することが可能となる。
なお、本実施の形態では、移動局12で選択および基地局11に通知する候補スクランブルコードを複数系列として説明したが、候補スクランブルコードを1系列ずつ選択し、基地局11に通知しても同様にスクランブルコードの選択ができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る移動通信システムについて詳細に説明する。本実施の形態に係る移動通信システムは、図1を参照して説明したものと同様の構成である。本実施の形態に係る基地局及び移動局は、図2及び図5を参照して説明したものと同様の構成である。第1及び第2の実施の形態では、予め決められた複数個のスクランブルコードの中で1個又は所定個の起動時専用の初期設定スクランブルコードを用いる場合を説明したが、本実施の形態では、起動時に予め決められた複数個のスクランブルコード全てを対象とし、その中からランダムに初期設定スクランブルコードを選択する場合を説明する。
最初に、図11の流れ図を参照して、基地局11の動作について説明する。本実施の形態の基地局11では、第1の実施の形態のステップS1に代えて、以下のステップS71〜S74の処理を実行する。
まず、基地局11は、起動されると、コード選択部24により、予め決められた全てのスクランブルコードのグループからランダムに初期設定スクランブルコードを選択する(ステップS71)。この場合、例えばN個のスクランブルコードから1個の初期設定スクランブルコードがランダムに選択される。そして、移動局12は、選択された初期設定スクランブルコードを用いて、無線通信部21により、予め設定された起動時専用シグナルを移動局12に送信する(ステップS72)。
次に、基地局11は、無線通信部21により、移動局12からのそのシグナル検出の応答パケットがあったか否かを判断する(ステップS73)。その結果、移動局12からのシグナル検出の応答パケットがあった場合(ステップS73:YES)、基地局11は、無線通信部21により、移動局12に対し予め設定されたコード変更のシグナリングを実施する(ステップS74)、一方、移動局12からのシグナル検出の応答パケットがなかった場合(ステップS73:NO)、基地局11は、ステップS71に戻り同様の動作を繰り返し実行する。
上記ステップS74の処理が終了すると、以後、第1の実施の形態と同様のステップS2〜S11の処理を実行する。
なお、この場合、ステップS8にて、基地局11は、閾値>使用可能の比率(=利用可能通知数/総通知数)を判定しているが、これに代えて、次のような処理を用いることができる。すなわち、本実施の形態では、移動局12が信号(起動時専用シグナル)を受信できた場合に、移動局12から基地局11に応答パケットを送信しているため、基地局11は、その応答パケットの通知数をカウントしておくことにより、全体の通知数を知ることができる。よって、移動局12が使用可能または不可能だけの通知を行っても、基地局11は、使用可能の比率を次式で計算できる。
1)使用可能通知のみの場合:使用可能の比率=使用可能通知数/応答パケットの通知数
2)使用不可能通知のみの場合:使用可能の比率=(応答パケットの通知数−使用不可能通知数)/応答パケットの通知数
従って、基地局11は、応答パケットの通知数をカウントし、全体の通知数として使用することにより、候補スクランブルコードが使用可能または使用不可能のどちらかの通知のみでも利用可能の比率を計算することができる。
次に、図12の流れ図を参照して、移動局12の動作について説明する。本実施の形態の移動局12では、第1の実施の形態のステップS21、S22に代えて、以下のステップS81〜S85の処理を実行する。
まず、移動局12は、起動時に、無線通信部31により、基地局11からの起動時専用シグナルを受信し(ステップS81)、そのシグナルが検出されたか否かを判断する(ステップS82)。その結果、起動時専用シグナルが検出されない場合は(ステップS82:NO)、ステップS81に戻り同様の動作を繰り返し実行する。一方、起動時専用シグナルが検出されると(ステップS82:YES)、移動局12は、無線通信部31により、そのシグナル検出の応答パケットを基地局11に送信する(ステップS83)。
次に、移動局12は、無線通信部31により、基地局11からのコード変更のシグナリングがあったか否かを判断する(ステップS84)。その結果、コード変更のシグナリングがなかった場合(ステップS84:NO)、通常受信部34により通常の受信動作を行う(ステップS85)。一方、コード変更のシグナリングがあった場合(ステップS84:YES)、以後、第1の実施の形態と同様のステップS23〜S30の処理を実行する。
なお、この場合、ステップS27、S28にて候補スクランブルコードが使用可能または使用不可能の両方の通知を行っているが、これに代えて、前述したように、いずれか一方の通知のみを行うようにしてもよい。
従って、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、基地局11が主導となり、移動局12と連携して、サービススクランブルコードを重複判定ではなく干渉測定のみで自律的に選択することができる。これに加え、本実施の形態では、予め決められた起動時専用の初期設定スクランブルコードを用いずに、起動時に予め決められたスクランブルコードの中からランダムに初期設定スクランブルコードを選択している。このため、初期設定スクランブルコードの選択可能な範囲を最大で全てのスクランブルコードの範囲まで拡大することができ、初期設定スクランブルコードの選択肢を大幅に増やすことができる。これにより、例えば複数の基地局の同時起動時にコード衝突の確率をより低減することができる等の利点も得られる。
なお、本実施の形態の基地局11及び移動局12の各動作では、第1の実施の形態を適用しているが、これに代えて第2の実施の形態を適用してもよい。この場合、図11の基地局11のステップS2〜S11の処理を図9のステップS42〜S49の処理に変更し、図12の移動局12のステップS23〜S30の処理を図10のステップS53〜S62の処理に変更して実施することが可能である。これによれば、第2の実施の形態と同様に、移動局12が主導となり、基地局11と連携して、サービススクランブルコードを重複判定ではなく干渉測定のみで自律的に選択することができる。
また、上述した各実施の形態においては、基地局11を2基の移動通信システムを例として説明したが、3基以上であっても、同様にしてスクランブルコードの割り当てができる。また、上述した各実施の形態における移動局12は、上述した各機能を有するものであれば、いずれの通信端末(携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型通信機器、車載機器等)でも適用可能であり、例えば特別な測定器等の通信機能を搭載した電子機器であってもよい。
また、基地局11及び移動局12は、そのハードウェア及びソフトウエア構成は特に限定されるものではなく、上述した各部の機能(手段)を実現可能なものであれば、いずれのものでも適用可能である。例えば、各部の機能毎に回路を独立させて構成したものでも、複数の機能を1つの回路にまとめて一体に構成したものでも、いずれのものであってもよい。或いは、全ての機能を主にソフトウエアの処理で実現するものでもあってもよい。
以上、本発明の各実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、代表的に例示した上述の各実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変形例や変更例も本発明の権利範囲に属するものである。
本発明は、移動通信システム、そのスクランブルコード割り当て方法、移動局、基地局、移動局の動作方法及びプログラム、基地局の動作方法及びプログラムの用途に適用できる。特に、移動無線通信セルラーシステムにおけるスクランブルコード割り当て方法において、基地局が自律的にスクランブルコードを設定する方法の用途に適用可能である。

Claims (23)

  1. 基地局及び移動局の間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動通信システムのスクランブルコード割り当て方法において、
    前記基地局が、予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定し、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて前記基地局のセル内の移動局と通信を行う第1の通信ステップと、
    前記移動局が、前記第1の通信ステップにより送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断し、その判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知する通知ステップと、
    前記基地局が、前記移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定し、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記サービススクランブルコードを用いて通信を行う第2の通信ステップと
    を有することを特徴とするスクランブルコード割り当て方法。
  2. 前記基地局が、前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択し、選択された前記候補スクランブルコードを前記移動局に通知するステップをさらに有することを特徴とする請求項1記載のスクランブルコード割り当て方法。
  3. 前記移動局が、前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択するステップをさらに有することを特徴とする請求項1記載のスクランブルコード割り当て方法。
  4. 前記通知ステップは、
    前記移動局が、前記基地局から送られてくる信号と前記候補スクランブルコードとの間の相関値を測定し、測定された前記相関値に基づいて前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスクランブルコード割り当て方法。
  5. 前記通知ステップは、
    前記移動局が、前記移動局からの所定の制御信号を受けたときに、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスクランブルコード割り当て方法。
  6. 前記通知ステップは、
    前記移動局が、前記初期設定スクランブルコードを同定したときに前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスクランブルコード割り当て方法。
  7. 前記第1の通信ステップは、
    前記基地局が、予め設定された前記複数のスクランブルコードの内の予め割り当てられた少なくとも1つの初期設定スクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択するステップを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスクランブルコード割り当て方法。
  8. 前記第1の通信ステップは、
    前記基地局が、予め設定された前記複数のスクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択するステップを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスクランブルコード割り当て方法。
  9. 前記通知ステップは、
    前記移動局が、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能であると判断された場合の制御情報と、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能でないと判断された場合の制御情報との内の少なくとも一方を前記基地局に通知するステップを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のスクランブルコード割り当て方法。
  10. 基地局及び移動局の間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定し、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行う第1の通信手段と、
    前記移動局から通知される制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記制御情報内の候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定し、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記サービススクランブルコードを用いて通信を行う第2の通信手段とを有し、
    前記移動局は、
    前記第1の通信手段により送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果を含む前記制御情報を通知する通知手段と
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  11. 基地局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動局において、
    予め決められた複数のスクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードを用いた通信により前記基地局から送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知する通知手段と
    前記基地局と通信を行う移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて、前記基地局によりサービススクランブルコードとして使用することが決定された候補スクランブルコードを用いて前記基地局と通信を行う通信手段と
    を有することを特徴とする移動局。
  12. 前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択する手段をさらに有することを特徴とする請求項11記載の移動局。
  13. 前記判断手段は、前記基地局から送られてくる信号と前記候補スクランブルコードとの間の相関値を測定し、その相関値に基づいて前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する手段を有することを特徴とする請求項11又は12に記載の移動局。
  14. 前記判断手段は、前記移動局からの所定の制御信号を受けたときに、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断する手段を有することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の移動局。
  15. 前記通知手段は、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能であると判断された場合の制御情報と、前記候補スクランブルコードが通信で使用可能でないと判断された場合の制御情報との内の少なくとも一方を前記基地局に通知する手段を有することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の移動局。
  16. 移動局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う基地局において、
    予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定し、決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行う第1の通信手段と、
    前記移動局から通知される、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を受信し、前記受信した制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定し、前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記サービススクランブルコードを用いて通信を行う第2の通信手段と、
    を有することを特徴とする基地局。
  17. 前記複数のスクランブルコードから前記候補スクランブルコードを選択し、選択された前記候補スクランブルコードを前記移動局に通知する手段をさらに有することを特徴とする請求項16記載の基地局。
  18. 前記第1の通信手段は、予め設定された前記複数のスクランブルコードの内の予め割り当てられた少なくとも1つの初期設定スクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択する手段を有することを特徴とする請求項16又は17に記載の基地局。
  19. 前記第1の通信手段は、予め設定された前記複数のスクランブルコードの中から前記初期設定スクランブルコードを選択する手段を有することを特徴とする請求項16又は17に記載の基地局。
  20. 基地局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動局の動作方法において、
    予め決められた複数のスクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードを用いた通信により前記基地局から送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップと、
    その判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知するステップと
    前記基地局と通信を行う移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて、前記基地局によりサービススクランブルコードとして使用することが決定された候補スクランブルコードを用いて前記基地局と通信を行うステップと
    を有することを特徴とする移動局の動作方法。
  21. 移動局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う基地局の動作方法において、
    前記基地局が、
    予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定するステップと、
    決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行うステップと、
    前記移動局から通知される、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を受信し、前記受信した制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記制御情報内の候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定するステップと、
    前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記決定された前記サービススクランブルコードを用いて通信を行うステップと
    を有することを特徴とする基地局の動作方法。
  22. 基地局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う移動局の動作プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    予め決められた複数のスクランブルコードの内の初期設定スクランブルコードを用いた通信により前記基地局から送られてくる信号を受信すると、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かを判断するステップと、
    その判断結果を含む制御情報を前記基地局に通知するステップと
    前記基地局と通信を行う移動局から通知される前記制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて、前記基地局によりサービススクランブルコードとして使用することが決定された候補スクランブルコードを用いて前記基地局と通信を行うステップと
    を実行させることを特徴とする移動局の動作プログラム。
  23. 移動局との間でスクランブルコードを用いて通信を行う基地局の動作プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    予め決められた複数のスクランブルコードから初期設定スクランブルコードを決定するステップと、
    決定された前記初期設定スクランブルコードを用いて通信を行うステップと、
    前記移動局から通知される、前記初期設定スクランブルコード以外の候補スクランブルコードが通信で使用可能か否かの判断結果を含む制御情報を受信し、前記受信した制御情報の総通知数と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記制御情報内の候補スクランブルコードが通信で使用可能と判断された際の利用可能通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果、又は前記制御情報の総通知数と前記候補スクランブルコードが使用不可と判断された際の通知数との比率と予め設定された閾値との比較結果に基づいて前記候補スクランブルコードサービススクランブルコードとして使用するかを決定するステップと、
    前記候補スクランブルコードを前記サービススクランブルコードとして使用すると決定された際に前記決定された前記サービススクランブルコードを用いて通信を行うステップと
    を実行させることを特徴とする基地局の動作プログラム。
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