JP5068684B2 - 作業管理システムおよび作業管理方法 - Google Patents
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Description
かしながら、どの程度の作業待ちがあり、また、この作業待ち状態の原因が何に起因して
いるかまで十分に調査されていないのが現状である。また、作業待ちの時間の内、ロス時
間と考えられる状態を把握することができれば、作業効率の向上するための作業計画を作
成することができる。さらに、作業待ちの時間の原因が、作業に必要な部品のうち、どの部品が揃わないことに起因するものなのかを把握することができれば、更なる一層の作業効率の向上するための作業計画を作成することにつながる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図4は、リフロー工程から組立工程へ移行するときの指図の動きを示す説明図である。半田リフロー炉で半田付け(工程W02)した半製品Aを、手作業で回路基板組立(工程W03)という流れを例にして、適宜図1を参照して説明する。半製品Aを基に、部品Z、部品Y、部品Xを取付ける組立工程の場合、配膳担当者は、移動指図90に基づいて、半製品Aを、作業スペース20から作業スペース30に搬送する。そして、作業管理端末B31に、作業指図80および移動指図90を投入する。移動指図90は、所定時間後に配膳担当者が取出してもよい。
段取指図110は、既に配膳担当者に対して発行されており、配膳担当者が、工程W03に必要な部品を揃えるために、部品倉庫100で段取作業をするときに、段取指図110を作業管理端末B102に投入し、段取作業を開始する。配膳担当者は、必要な部品であるA社の部品Z、B社の部品Y、C社の部品Xを揃える。そして、段取作業が終了すると、配膳担当者は、作業管理端末B102から段取指図110を取出す。これにより、データベース60は、段取作業に関する通信開始情報および通信終了情報を収集することができる。
すなわち、データベースサーバ60は、段取指図110の通信開始情報(作業管理端末B102のID、段取指図の指図番号、作業開始時刻)と、通信終了情報(作業管理端末B102のID、段取指図110の指図番号、通信終了時刻)とを受信している。さらに、データベースサーバ60は、受信した部品に係る情報と部品抽出時刻情報とを関連付けて収集している。
したがって、データベースサーバ60は、作業開始時刻と通信終了時刻との間に受信した部品に係る情報と部品抽出時刻情報とを、段取指図110の指図番号に関連付けて記憶することができる。ただし、段取指図110が同時に複数枚使用されない場合(ある時刻には1枚しか使用されていない場合)には、段取指図110の指図番号の送信は不要となり、指図番号による関連付けも不要となる。
なお、部品特定用ICタグ120には、部品を識別する部品コード(部品識別情報)の他に、部品名、発注日、着荷日、発注数量、着荷数量、納入残数量などが記録されている。また、現品票は着荷するロット単位で作成されるものとする。
ただし、部品1個毎に部品特定用ICタグ120が貼付されていれば、部品1個毎の管理が可能となって好適である。この場合には、リーダライタ200は、部品1個ずつの部品特定用ICタグ120を読み取って、データベースサーバ60へ送信する。そして、データベースサーバ60は、部品1個毎に、部品特定用ICタグ120に書き込まれている情報と部品抽出時刻情報とを関連付けて収集することができる。
そこで、図7に示すタイムチャートに部品抽出時刻を加えたタイムチャートを図10,図11に示し、停滞時間と部品取得タイミングとの関係についての分析例について説明する(適宜図4参照)。図10は、部品抽出時刻が停滞時間に影響を及ぼしている例を示す図である。図11は、部品抽出時刻が停滞時間に影響を及ぼしていない例を示す図である。
図10,図11では、いずれも、段取指図D03が作業管理端末B31に投入された時刻が、作業指図A01または移動指図T01が作業管理端末B31に投入された時刻より、遅れている例を示している。これは、もともと、段取指図D03が作業管理端末B102から取出された時刻が遅いためである。そして、図10,図11では、同じように停滞時間(ロス時間)が発生している。ただし、部品X,Y,Zの部品抽出時刻は、図10と図11とでは異なっている。以下に、部品抽出時刻と停滞時間(ロス時間)との関わりについて説明する。すなわち、部品の取得(抽出)タイミングが停滞時間(ロス時間)に影響を及ぼすか否かの判定方法について、説明する。
ただし、図10,図11が図7と異なる主な点は、説明に関係の薄い工程W01およびW02の記載を削除し、ピッキング位置のタイムチャートを追加し、部品X,Y,Zに係る現品票に貼付された部品特定用ICタグ120がリーダライタ200によって読み取られた部品抽出時刻を示したことである。
そして、部品抽出時刻が工程W03の作業開始に影響を与えているか否かを判定するために、判定基準が設けられる必要がある。
そこで、判定基準について、以下に説明する。まず、配膳担当者が、部品の抽出を最後に行ってから、段取指図D03を作業管理端末B31に投入するまでに掛かる(移動に係る)時間を、予め見積もっておく(推定しておく)。そして、その見積もられた移動時間を移動見積時間ということにする。次に、実際のB31投入時刻より移動見積時間分だけ前の時刻を、部品抽出期限(基準時刻)と定める。すなわち、この部品抽出期限は、段取指図D03が作業管理端末B102から取出される時刻の限界に相当する判定基準となる。したがって、部品抽出期限より前に部品の抽出が行われていれば、段取指図D03は、遅れることなく作業管理端末B31に投入されることになる。なお、部品抽出期限の算出は、記憶部62(図1参照)に記憶されたB31投入時刻を読み出してから行ってもよく、また、B31投入時刻を受信して直に行ってもよい。
部品X,Yの部品抽出時刻は、部品抽出期限より前にあるので、部品X,Yの抽出が工程W03の停滞時間に影響を与えているとはいえない。しかし、部品Zの部品抽出時刻は、部品抽出期限より後にある。したがって、工程W03の停滞時間は、部品Zの抽出の遅れと関係しているといえる。そして、抽出の遅れた部品Zに対応する現品票に記載の情報も表示すれば、発注日、着荷日、発注個数などとの関連性も分析することが可能となる。
なお、前記した判定は、段取指図D03が作業管理端末B102から取出された時刻以降に、データベースサーバ60において実行することが可能である。
また、図10,図11では、横軸を時刻で表示しているが、横軸は、月や日であっても構わない。
図12に示すフローチャートにおいて、データベースサーバ60の処理部61は、作業管理端末B31への作業指図80または移動指図90の投入時刻(例えば、図10では、配膳担当者が作業指図A01または移動指図T01を作業管理端末B31に投入した時刻)から移動見積時間を減算した部品抽出期限(基準時刻)を算出する(ステップS10)。なお、図10,図11では、作業指図A01位置は、作業管理端末B31に投入された状態になっているように表現しているが、作業指図A01は、移動指図T01と同様に、タッチ&ゴー(touch-and-go)によって行われてもよい。
次に、部品抽出時刻(準備時刻)と部品抽出期限とを比較し、部品抽出時刻が部品抽出期限より後か否かを判定する(ステップS11)。部品抽出時刻が部品抽出期限以前である場合(ステップS11,No)、処理は終了する。また、部品抽出時刻が部品抽出期限より後である場合(ステップS11,Yes)、ステップS12に進む。
ステップS12では、部品抽出期限より後であると判定された部品(例えば、図10では部品Z)とその部品に係る現品票の情報とを出力(表示)し、処理は終了する。
なお、図12に示したフローチャートは、図6のステップS2において、段取指図110(例えば、図10では、D03)の作業管理端末B31への投入が、作業指図80(例えば、図10では、A01)または移動指図90(例えば、図10では、T01)の作業管理端末B31への投入より遅れた場合に行われるものとする。
また、本実施形態の作業管理システムSSは、各工程で必要な部品の調達時期や部品を各作業工程に配膳する時期に係るタイミングも収集可能であり、作業待ちの時間と部品取得タイミング情報との関係を可視化し、部品の取得に係る作業の効率性を把握したり、無駄な作業を特定したりすることが容易になる。
40 ネットワーク
50 指図発行端末
60 データベースサーバ(情報処理装置)
61 処理部
62 記憶部
70 管理者端末
80 作業指図
81 作業特定用ICタグ(第1のICタグ)
90 移動指図
91 移動特定用ICタグ
110 段取指図
111 段取特定用ICタグ
120 部品特定用タグ(第2のICタグ)
200 リーダライタ(第2のリーダ)
B11,B12,B21,B22,B31,B32 作業管理端末
B31a ボックス
B32a ボックス
B31b リーダライタ(第1のリーダ)
B32b リーダライタ
Claims (6)
- 作業対象物に対する所定の作業が複数の作業工程に分けられ、その複数の作業工程が別々の作業スペースで実施され、それらの作業スペースにおける作業者の作業の遅れに関する時間を、
作業の内容を特定する情報が書き込まれた第1のICタグが付された作業指図と、
前記作業スペースでの作業に用いる部品に関する情報が書き込まれた第2のICタグが付された部品ごとの現品票と、
前記作業スペースに設置され、当該作業スペースに前記作業指図が持ち込まれた際に、前記作業指図に付された前記第1のICタグの情報を読み取るのに用いられる第1のリーダと、
前記部品の準備作業を行う場所に設置され、各部品について、前記作業スペースへ送る準備ができた度ごとに、準備ができた部品に対応する前記現品票に付された第2のICタグの情報を読み取るのに用いられる第2のリーダと、
前記作業に関する情報の処理を行う情報処理装置と、
を用いて管理する作業管理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1のリーダから、前記作業指図に付された第1のICタグの情報を受信すると、受信した第1のICタグの読取時刻から前記部品の準備作業を行う場所と当該作業スペースとの間の部品の移動時間を考慮した所定の時間を減算して基準時刻を算出して記憶部に記憶し、
前記第2のリーダから、部品を送る準備ができた度ごとに送信される前記現品票に付された第2のICタグの情報を受信すると、受信した各第2のICタグの読取時刻を記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶した各第2のICタグの読取時刻をそれぞれの部品の準備時刻とし、前記記憶部に記憶した基準時刻とそれぞれの前記準備時刻とを比較して、前記基準時刻よりもいずれかの前記準備時刻が遅い場合は、前記作業の遅れが前記部品の準備の遅れと関係ありと判定すること、
を特徴とする作業管理システム。 - 作業対象物に対する所定の作業が複数の作業工程に分けられ、その複数の作業工程が別々の作業スペースで実施され、それらの作業スペースにおける作業者の作業の遅れに関する時間を、
作業の内容を特定する情報が書き込まれた第1のICタグが付された作業指図と、
前記作業スペースでの作業に用いる部品に関する情報が書き込まれた第2のICタグが付された部品ごとの現品票と、
前記作業スペースに設置され、当該作業スペースに前記作業指図が持ち込まれた際に、前記作業指図に付された前記第1のICタグの情報を読み取るのに用いられる第1のリーダと、
前記部品の準備作業を行う場所に設置され、各部品について、前記作業スペースへ送る準備ができた度ごとに、準備ができた部品に対応する前記現品票に付された第2のICタグの情報を読み取るのに用いられる第2のリーダと、
前記作業に関する情報の処理を行う情報処理装置と、
を用いて管理する作業管理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1のリーダから、前記作業指図に付された第1のICタグの情報を受信すると、受信した第1のICタグの読取時刻を記憶部に記憶し、
前記第2のリーダから、部品を送る準備ができた度ごとに送信される前記現品票に付された第2のICタグの情報を受信すると、受信した各第2のICタグの読取時刻を記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶した前記第1のICタグの読取時刻から前記部品の準備作業を行う場所と当該作業スペースとの間の部品の移動時間を考慮した所定の時間を減算して基準時刻を算出するとともに、前記記憶部に記憶した各第2のICタグの読取時刻をそれぞれの部品の準備時刻とし、前記基準時刻とそれぞれの前記準備時刻とを比較して、前記基準時刻よりもいずれかの前記準備時刻が遅い場合は、前記作業の遅れが前記部品の準備の遅れと関係ありと判定すること、
を特徴とする作業管理システム。 - 前記所定の時間は、前記第1のリーダの設置場所と前記第2のリーダの設置場所との間の移動に掛かる時間を推定したものであること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業管理システム。 - 前記第2のICタグは、少なくとも、部品識別情報、発注日、着荷日、および発注個数に係る情報を記憶しており、
前記情報処理装置は、
前記作業の遅れに部品の準備に遅れがあったと判定したとき、前記準備時刻と前記部品識別情報、前記発注日、前記着荷日、および前記発注個数とを関連付けて出力すること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業管理システム。 - 前記ICタグの検出状態が変化したときは、ICタグを新たに検出したときおよびICタグを検出しなくなったときであること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業管理システム。 - 作業対象物に対する所定の作業が複数の作業工程に分けられ、その複数の作業工程が別々の作業スペースで実施され、それらの作業スペースにおける作業者の作業の遅れに関する時間を、
作業の内容を特定する情報が書き込まれた第1のICタグが付された作業指図と、
前記作業スペースでの作業に用いる部品に関する情報が書き込まれた第2のICタグが付された部品ごとの現品票と、
前記作業スペースに設置され、前記作業指図に付された前記第1のICタグの情報を読み取る第1のリーダと、
前記部品の準備作業を行う場所に設置され、前記現品票に付された第2のICタグの情報を読み取る第2のリーダと、
前記作業に関する情報の処理を行う情報処理装置と、
を用いる作業管理方法であって、
前記情報処理装置は、
前記第1のリーダから、前記作業指図に付された第1のICタグの情報を受信すると、読取時刻から所定の時間を減算して基準時刻を算出して記憶部に記憶し、
前記第2のリーダから、前記現品票に付された第2のICタグの情報を受信すると、当該現品票に対応する部品が準備された準備時刻を記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶された基準時刻と、前記記憶部に記憶された準備時刻とを比較して、前記準備時刻が前記基準時刻よりも遅い場合は、前記作業の遅れに部品の準備に遅れがあったと判定すること、
を特徴とする作業管理方法。
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