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JP5069966B2 - 除塵機 - Google Patents
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Description

本発明は、除塵機に関し、詳しくは、水路を流れる流水中の塵芥をバースクリーンで捕捉し、該バースクリーンで捕捉した塵芥をレーキによって自動的に水路外に排出する除塵機に関する。
取水口,分水口,揚排水機場等の水路に設けられる除塵機は、一般に、水路内に配設したバースクリーンにより水路を流れる塵芥を捕捉し、捕捉した塵芥をスクリーンの前面に沿って上昇するレーキにより掻き揚げ、レーキの上昇端付近の下方に設けたシュート内に落下させて水路内から除去するように構成されている。このような除塵機におけるレーキの駆動方式として、ロータリーレーキ式の除塵機(例えば、特許文献1参照。)及びピンラック式の除塵機(例えば、特許文献2参照。)が広く知られている。
実開平7−12521号公報 特開平5−263410号公報
従来の除塵機は、一般に、水路を横切るようにバースクリーンを固定するとともに、該バースクリーンの上流側の両側壁に一対の側部フレームや側板をそれぞれ固定し、この側部フレームや側板に、レーキをガイドするガイドレールや駆動機構を取り付けるようにしている。したがって、除塵機の設置には、水路の側壁及び底部にバースクリーンを固定したり、側壁に側部フレームや側板を固定したりする作業が必要となる。このため、既存の水路に設置されている除塵機を更新するときには、水路の水を抜いてこれらの作業を行う必要があり、水路が数日間にわたって使用できなくなることから、水路を利用する設備に影響を与えたり、工事日程の調整に手間が掛かったりする問題があった。
さらに、下排水路に除塵機を設ける場合、近年は悪臭対策や騒音対策が求められるため、除塵機の周囲を覆うカバーを別途設置することが行われており、このカバーの設置にも多大なコストと手間とが掛かっていた。
そこで本発明は、悪臭対策、騒音対策を考慮しながら水路への設置を極めて容易に行うことができる除塵機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の除塵機は、水路内の塵芥を捕捉して水路外に排出する除塵機において、前記水路の側壁に沿って対向配置される一対の側板と、水路上方に立ち上がった前記両側板の上流側間を閉塞する前板及び下流側間を閉塞する後板及び上部間を閉塞する天板と、水路内の前記両側板の下端部に掛け渡されて水路底面に当接した状態で配置される底部材とを備えた収納体と、該収納体内で前記水路内の前記両側板の下流側間に配置されたバースクリーンと、前記両側板の内面にそれぞれ設けられたガイド部にガイドされて前記バースクリーンの上流側面を昇降するレーキと、該レーキを昇降させるレーキ駆動手段と、前記レーキの上昇位置に対応して前記後板に設けられた排出口及び該排出口に連設した排出シュートと、前記レーキの上方に設けられてレーキ部が掻き揚げた塵芥を前記排出口から前記排出シュートに向かって排出するためのワイパーと、前記両側板、前板及び後板の外面に水平方向に設けられた据付部材と、の構成部材を備え、設置する水路の寸法に合わせてこれらの構成部材を一体化した状態で製作し、前記据付部材が前記水路の両上縁又は前記水路の上部を覆う蓋板に固定手段にて固定されていることを特徴としている。
本発明の除塵機は、設置する水路の寸法に合わせてバースクリーン、レーキ、ガイドレール、駆動機構、防臭及び防音用のカバーなどの構成部材を一体化した状態で製作しているので、水路への設置は、収納体の下部を水路の所定位置に嵌め込み、据付部材を水路の両上縁や水路の蓋などに適宜な固定手段で固定するだけで行うことができ、水路内での据付作業を行う必要がないので、短時間で簡単に除塵機を設置することができる。また、除塵機上部が収納体によって覆われているため、悪臭や騒音の発生も抑えることができる。
図は本発明の除塵機の一形態例を示すもので、図1は除塵機の斜視図、図2は除塵機の設置状態を示す断面側面図、図3は除塵機の設置状態を示す正面図、図4はレーキ及びワイパーを省略した除塵機の断面側面図である。
この除塵機は、水路10の両側壁10a,10aに沿って対向配置され、水路10の上方まで立ち上がった一対の側板11,11と、水路10の上方に立ち上がった前記両側板11の上流側間を閉塞する前板12及び下流側間を閉塞する後板13及び上部間を閉塞する天板14と、水路10内の前記両側板11の下端部に掛け渡されて水路10の底面10bに当接した状態で配置される底部材15とを備えた箱形の収納体16を有している。この収納体16は、前板12の下方及び後板13の下方がそれぞれ開口した状態になっており、前後の開口を通って水路10内の水が除塵機の前方から後方に向かって流れるように形成されている。
前記収納体16の内部には、水路10内の前記両側板11の下流側間で後板13の下方の前記開口を塞ぐようにして上下方向に多数のバーを所定間隔で平行に配置したバースクリーン17が設けられ、前記両側板11の内面には、凹溝からなる無端状ガイド部18及び直線状ガイド部19が設けられるとともに、無端状ガイド部18及び直線状ガイド部19にガイドされて前記バースクリーン17の上流側を昇降するレーキ20が設けられている。
無端状ガイド部18は、ラック21の両側に沿う一対の直線部18a,18bと両直線部18a,18bの上下両端を接続する円弧部18c,18dとを有しており、直線状ガイド部19は、ラック21の流側に位置する直線部18aの流側に隣接して平行に設けられ、無端状ガイド部18の上下方向中間部から上部の円弧部18dの上方にわたって設けられている。また、ラック21は、上下方向に3本のラック部材21aに分割形成して側板11の内面にボルトなどで取り付けるようにしている。これにより、ラック21の短寸化及び軽量化が図れ、摩耗などでラックピンを交換する際に各部材毎に行うことができ、作業性の向上や作業時間の短縮を図ることができる。
レーキ20は、前記バースクリーン17に対応した櫛歯を有するレーキ部22と、該レーキ部22を下端で支持する2本のレーキアーム23と、該レーキアーム23の上下方向中間部を保持する保持筒24と、前記レーキアーム23の上端部に掛け渡されて両端に前記直線状ガイド部19の溝内に嵌入する上部ガイドローラ25をそれぞれ有する上部ガイド軸26と、前記保持筒24内に回転可能に保持された駆動軸27と、該駆動軸27の中央部に設けられた水中モータ28と、前記駆動軸27の両端部にそれぞれ設けられて前記ラック21に歯合するスプロケット29と、前記駆動軸27の両端から前記スプロケット29の外側に突出して無端状ガイド部18の溝内に嵌入する下部ガイドローラ30とを有している。
このレーキ20は、レーキ駆動手段である水中モータ28により適宜な減速器を介して駆動軸27を回転させ、スプロケット29を所定の方向に回転させることにより、上部ガイドローラ25が直線状ガイド部19にガイドされて昇降し、下部ガイドローラ30は、前方の直線部18aを下降して下端の円弧部18cを通り、後方の直線部18bを上昇し、上端の円弧部18dから前方の直線部18aを下降する動作を繰り返す。これにより、レーキ部22は、バースクリーン17から離れた状態で下降し、最も下降したときに上部ガイドローラ25を支点としてレーキアーム23が回動することによりバースクリーン17の前面に近付き、レーキ部22の先端がバースクリーン17の前面から後板13の内面に沿った状態で上昇する動きを繰り返す。
また、後板13には、レーキ20の上昇位置に対応した位置に排出口31が設けられるとともに、該排出口31の外側に排出シュート32が連設されている。さらに、レーキ20の上方には、前記レーキ部22が掻き揚げた塵芥を排出口31から排出シュート32に向かって排出するためのワイパー33が設けられている。このワイパー33は、両側板11の上部に設けられたワイパーアーム軸34に揺動可能に支持されたワイパーアーム35の下端にワイパー板36を設けるとともに、ワイパーアーム35の上端前方にバランスウエイト37を設けたもので、通常は、ワイパーアーム35がストッパー38に当接した状態で保持されている。さらに、前板12には点検扉39と点検用照明40とが設けられ、天板14には上部点検口41が、一方の側板11には換気扇42がそれぞれ設けられている。
そして、前記両側板11、前板12及び後板13の外面には、前記収納体16の周囲を囲むようにして水平方向に設けられた据付部材43が設けられている。この据付部材43は、水路10の両上縁10cや水路10の上部を覆う蓋板などに適宜な固定手段、例えばアンカーボルトなどで固定できるように形成されている。
このように、箱状の収納体16によってユニット化された除塵機は、コンクリートなどで形成される水路10の深さや流路幅に合わせて各部の寸法が設定され、また、各部材は、水中乃至多湿環境での使用を考慮して耐食性、耐摩耗性に優れた材質を使用し、例えばステンレス鋼、ナイロンのような合成樹脂で形成され、特に無塗装化を図ることにより、長期にわたって保守費用の軽減を図ることができる。
水路10への除塵機の設置は、前板12を上流側に向けて据付部材43から下の部分を水路10内に挿入し、アンカーボルトなどを使用して据付部材43を水路10の両上縁10cに固定するとともに、周囲の仕上げ工事や電気工事を行うだけでよく、現場での組み立てがほとんどないため、従来に比べて除塵機の施工期間を大幅に短縮することができる。
水路10に設置された除塵機は、バースクリーン17によって水路10内を流れる塵芥を捕捉し、連続的に又はタイマーなどを利用して間欠的にレーキ20を作動させることにより、バースクリーン17に捕捉した塵芥をレーキ部22で掻き揚げ、後板13の内面に沿って上方の排出口31から排出する。また、レーキ部22が排出口31の部分まで上昇すると、レーキ部22のレーキアーム23側基部上面にワイパー板36の下端が当接し、レーキ部22の上昇に伴ってワイパー板36がレーキ部22の先端に向けて移動することにより、レーキ部22で掻き揚げられた塵芥が排出口31から排出シュート32に向けて確実に排出される。
このとき、レーキ20の機械的な昇降に伴って動作音が発生するが、レーキ20が収納体16内に収納されているため、外部への動作音の漏れを抑えることができる。また、必要に応じて収納体16に吸音材や防振材を取り付けることによって、更に低騒音化を図ることができる。さらに、塵芥やし渣から悪臭が発生する場合でも、悪臭が周辺に流れることを抑えることができ、必要に応じて収納体16内に脱臭器を設けることによって悪臭発生をより確実に抑えることができる。
なお、各部の形状は、水路10の構造や水量などの条件に応じて適宜最適な形状を選択することができ、例えば、本形態例ではバースクリーン17を水路10の底面10bに対して直角に設けているが、バースクリーン17及び後板13の上部を下流側に傾斜させて設けることも可能である。
除塵機の斜視図である。 除塵機の設置状態を示す断面側面図である。 除塵機の設置状態を示す正面図である。 レーキ及びワイパーを省略した除塵機の断面側面図である。
符号の説明
10…水路、10a…側壁、10b…底面、10c…上縁、11…側板、12…前板、13…後板、14…天板、15…底部材、16…収納体、17…バースクリーン、18…無端状ガイド部、18a,18b…直線部、18c,18d…円弧部、19…直線状ガイド部、20…レーキ、21…ラック、21a…ラック部材、22…レーキ部、23…レーキアーム、24…保持筒、25…上部ガイドローラ、26…上部ガイド軸、27…駆動軸、28…水中モータ、29…スプロケット、30…下部ガイドローラ、31…排出口、32…排出シュート、33…ワイパー、34…ワイパーアーム軸、35…ワイパーアーム、36…ワイパー板、37…バランスウエイト、38…ストッパー、39…点検扉、40…点検用照明、41…上部点検口、42…換気扇、43…据付部材

Claims (1)

  1. 水路内の塵芥を捕捉して水路外に排出する除塵機において、
    前記水路の側壁に沿って対向配置される一対の側板と、水路上方に立ち上がった前記両側板の上流側間を閉塞する前板及び下流側間を閉塞する後板及び上部間を閉塞する天板と、水路内の前記両側板の下端部に掛け渡されて水路底面に当接した状態で配置される底部材とを備えた収納体と、
    該収納体内で前記水路内の前記両側板の下流側間に配置されたバースクリーンと、
    前記両側板の内面にそれぞれ設けられたガイド部にガイドされて前記バースクリーンの上流側面を昇降するレーキと、該レーキを昇降させるレーキ駆動手段と、
    前記レーキの上昇位置に対応して前記後板に設けられた排出口及び該排出口に連設した排出シュートと、
    前記レーキの上方に設けられてレーキ部が掻き揚げた塵芥を前記排出口から前記排出シュートに向かって排出するためのワイパーと、
    前記両側板、前板及び後板の外面に水平方向に設けられた据付部材と、
    の構成部材を備え、
    設置する水路の寸法に合わせてこれらの構成部材を一体化した状態で製作し、
    前記据付部材が前記水路の両上縁又は前記水路の上部を覆う蓋板に固定手段にて固定されている
    ことを特徴とする除塵機。
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