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JP5076335B2 - 半導体装置およびスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法 - Google Patents
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JP5076335B2 - 半導体装置およびスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法 - Google Patents

半導体装置およびスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スーパージャンクション構造を有する半導体装置および半導体基板の製造方法に関するものである。
スーパージャンクション構造を有するMOSFETが知られている(例えば、特許文献1)。スーパージャンクション構造は、PNコラム対を構成するN型不純物領域とP型不純物領域を交互に配置して構成され、通常のMOSFETに比べ、ドリフト抵抗低減によるオン抵抗の低減および高速スイッチングが可能である。
特開2003−124464号公報
しかし、スーパージャンクションMOSFETでは、PNコラム対が瞬時に空乏化するため、通常のMOSFETに比べ高速スイッチングが可能な反面、オンからオフへの切換時にドレイン・ソース間電流が急激に遮断されることで、ドレイン・ソース間電圧が著しく跳ね上がり、ラジオノイズ発生や破壊耐量低下やリカバリ特性悪化等の問題が生じている。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、その目的は、オンからオフへの切換時における電圧の跳ね上がりを抑制することができる半導体装置および半導体基板の製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、半導体装置のアクティブ領域における、コラム対を構成する第1導電型の不純物領域と第2導電型の不純物領域を、電流が流れる方向に直交する面での形状として帯状をなし、かつ、交互に同一方向に並設するとともに、隣同士の、第1導電型の不純物領域または第2導電型の不純物領域を架橋した架橋部を設け、架橋部を、隣同士の不純物領域に対し、当該不純物領域の延びる方向において複数設け、かつ、架橋部間の長さを場所により異ならせた半導体装置をその要旨とする。
また、請求項2に記載の発明では、半導体装置のアクティブ領域における、コラム対を構成する第1導電型の不純物領域と第2導電型の不純物領域を、電流が流れる方向に直交する面での形状として帯状をなし、かつ、交互に同一方向に並設するとともに、隣同士の、第1導電型の不純物領域または第2導電型の不純物領域を架橋した架橋部を設け、架橋部を、隣同士の不純物領域に対し、当該不純物領域の延びる方向において複数設け、かつ、架橋部の幅を場所により異ならせた半導体装置をその要旨とする。
請求項1または2に記載の発明によれば、電流が流れる方向に直交する面において第1導電型の不純物領域または第2導電型の不純物領域の架橋部とその周辺とでは、オンからオフへの切換時(スイッチングのオフ時)に、第1導電型の不純物領域と第2導電型の不純物領域からなるコラム対(PNコラム対)の完全空乏化するタイミングがずれる。これにより、オンからオフへの切換時における電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
特に、請求項1に記載のように、架橋部間の長さを場所により異ならせると、電流が流れる方向に直交する面において、周期的に架橋部間の長さを変えて配置することも、不規則に架橋部を配置することもできる。これにより、アクティブ領域内で、空乏化するタイミングをずらす上での最適化(空乏化するタイミングを徐々にずらす等)を図ることが可能になり、より大きな効果が得られる。
また特に、請求項2に記載のように、架橋部の幅を場所により異ならせると、電流が流れる方向に直交する面において各架橋部における完全空乏化するタイミングをずらすことができる。これにより、隣接する架橋部が空乏化するタイミングをずらす上での最適化(隣接する架橋部が空乏化するタイミングを徐々にずらす等)を図ることが可能になり、より大きな効果が得られる。
ここで、請求項に記載のように、請求項1または2に記載の半導体装置において、架橋部の幅を、架橋した不純物領域間に挟まれた不純物領域の幅以下にすると、デバイスの耐圧が著しく低下するのを防止できる。
スーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法として、請求項に記載のように、第1導電型の半導体基板にエッチングにより、一定の溝幅のトレンチを一定の残し幅で、トレンチが切れる部位とトレンチが続く部位とを有して同一方向に断続的に延びるように並設する第1工程と、前記第1導電型の半導体基板の上に第2導電型のエピタキシャル膜を形成して前記トレンチを当該エピタキシャル膜で埋め込む第2工程と、を含み、第1工程において断続的に延びるトレンチを形成する際に、トレンチが切れる部位とトレンチが続く部位とのうちのトレンチが続く部位の長さを場所により異ならせたものであ
ると、容易に請求項1に記載の半導体装置用の基板を得ることができる。
また、請求項5に記載のように、第1導電型の半導体基板にエッチングにより、一定の溝幅のトレンチを一定の残し幅で、トレンチが切れる部位とトレンチが続く部位とを有して同一方向に断続的に延びるように並設する第1工程と、第1導電型の半導体基板の上に第2導電型のエピタキシャル膜を形成してトレンチを当該エピタキシャル膜で埋め込む第2工程と、を含み、第1工程において断続的に延びるトレンチを形成する際に、トレンチが切れる部位とトレンチが続く部位とのうちのトレンチが切れる部位の幅を場所により異ならせたものであると、容易に請求項2に記載の半導体装置用の基板を得ることができる。
また、製造の際に、トレンチ形成後の壁部のアスペクト比が大きくなりエピタキシャル成長による埋め込み前に壁が傾いたり倒れたりしやすいが、請求項4または5に記載の発明においては一定の溝幅のトレンチを一定の残し幅で同一方向に断続的に延びるように並設するので、トレンチ壁が傾いたり倒れたりするのを防ぐことができる。
ここで、請求項6に記載のように、請求項4または5に記載のスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法において、第1工程において断続的に延びるトレンチを形成する際に、トレンチが切れる部位の幅を、トレンチの幅以下にすると、請求項に記載の半導体装置用の基板を得ることができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態における半導体装置の縦断面図である。本半導体装置は縦型MOSFETであって、縦方向に電流が流れる。即ち、縦方向が電流が流れる方向であり、横方向が電流が流れる方向に直交する方向である。
図2は図1のA−A線での横断面図であり、スーパージャンクション構造部における横断面の構造を示す。
図1において、Nシリコン基板1の上にシリコン層2が形成され、シリコン層2の上にN型シリコン層3が形成されている。この積層構造体により半導体基板が構成され、半導体基板でのシリコン層2において、縦方向に延びるN型の不純物領域(Nコラム)4と、同じく縦方向に延びるP型の不純物領域(Pコラム)5とが横方向に隣接して交互に配置されている。N型の不純物領域4とP型の不純物領域5とからコラム対(PNコラム対)が構成されている。これにより、スーパージャンクション構造が形成されている。そして、オン時にPNコラム対におけるN型不純物領域4がドリフト層となって電流が流れるとともにオフ時にN型不純物領域4とP型不純物領域5との界面から空乏層が広がることになる。
前述のN型シリコン層3においてP型のチャネル形成領域6がP型の不純物領域5に達するように形成されている。P型のチャネル形成領域6内において表層部にはN型ソース領域7が形成されている。N型シリコン層3の上面においてP型のチャネル形成領域6が露出する部位にはゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜8を介してゲート電極9が形成されている。ゲート電極9はシリコン酸化膜10にて被覆されている。N型シリコン層3の上面においてソース電極11が形成され、このソース電極11はソース領域7およびチャネル形成領域6と電気的に接続されている。Nシリコン基板1の下面(裏面)にはドレイン電極12が形成されている。
そして、ソース電極11をグランド電位にするとともにドレイン電極12に正の電位を印加した状態においてゲート電極9に正の電位を印加することにより、トランジスタがオンとなる。トランジスタ・オン時においては、図1に示すように、ドレイン電極12からNシリコン基板1、N型不純物領域4、N型領域(3)、チャネル形成領域6におけるゲート電極9と対向する部位(反転層)、ソース領域7を通してソース電極11に電流が流れる。
一方、トランジスタ・オンの状態(ソース電極11をグランド電位、ドレイン電極12を正の電位、ゲート電極9を正の電位にした状態)からゲート電極9をグランド電位にすると、トランジスタがオフとなり、N型不純物領域4とP型不純物領域5との界面から空乏層が広がる。
ここで、本実施形態においては、図2に示すように、トランジスタのアクティブ領域における、コラム対を構成するN型の不純物領域(Nコラム)4とP型の不純物領域(Pコラム)5を、横断面形状として帯状をなし、かつ、交互に同一方向(Y方向)に並設させるとともに、隣同士のN型不純物領域(Nコラム)4を架橋している。つまり、隣り合うN型の不純物領域(Nコラム)4について、一定幅の架橋部(ブリッジ部)13を所定の間隔で形成している。詳しくは、架橋部(ブリッジ部)13をチップ内で、即ち、図2でのX−Y平面において規則的に配置している。また、架橋部13の幅Wbを、架橋した不純物領域4間に挟まれた不純物領域5の幅Wa以下にしている(Wb≦Wa)。さらに、架橋部13を、隣同士の不純物領域4に対し、不純物領域4の延びる方向(Y方向)において複数設け、かつ、架橋部13間の長さLを場所により異ならせている。つまり、図2では、架橋部13の設置間隔を長さL1,L2,L3とした(L1<L2<L3)。これにより、PNコラム対の横方向での不純物面密度(領域4,5の不純物の総量)が周期的に変化する。
架橋部13を設けない場合(隣同士のN型不純物領域4を架橋しない場合)には、トランジスタのオンからオフへの切換時(スイッチングのオフ時)には図5(a)に示すようにコラム対で空乏化が進み、図5(b)に示すようにコラム対で同時に空乏化が完了する(瞬時に空乏化する)。この動作の際に図12に示すように、オンからオフへの切換時においてドレイン・ソース間電流Idsについての変化率(dI/dt)が大きく、ドレイン・ソース間電圧Vdsの跳ね上がりが発生する。
これに対し、本実施形態においては架橋部13を設けており(隣同士のN型不純物領域4を架橋しており)、トランジスタのオンからオフへの切換時(スイッチングのオフ時)には図3(a)に示すようにコラム対で空乏化が進み、図3(b)に示すようにコラム対で同時に空乏化が完了することなく、架橋部(ブリッジ部)13においてハッチングで示す領域Sでは他の領域が空乏化が完了したときにも空乏化が完了していない(完全空乏化のタイミングがチップ内で意図的にずらされている)。このようにして、トランジスタのオンからオフへの切換時(スイッチングのオフ時)に、PNコラム対が完全空乏化するタイミングをトランジスタ面内で制御できるため、図4に示すように、ドレイン・ソース間電流Idsについての変化率(dI/dt)を小さくしてオンからオフへの切換時におけるドレイン・ソース間電圧Vdsの跳ね上がりを抑止することができる。
つまり、架橋部13の形成により、架橋部13とその周辺とではPNコラム対の不純物面密度のバランスが崩れ、空乏化のタイミングが異なり、素子面内で瞬時に完全空乏化することを防ぎ、スイッチング時のノイズ発生を抑止できるとともに、内蔵ダイオードのリカバリ特性や破壊耐量を改善できる。
次に、本スーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法について説明する。
図6に示すように、N型半導体基板としてのN型シリコンウェハ20を用意し、当該ウェハ20に対しウェハ面内において図7に示すようにマスク21を用いてエッチング(ドライエッチングあるいはウェットエッチング)を行って一定の溝幅Waのトレンチ22を一定の残し幅Wsで同一方向(図2のY方向)に形成する。トレンチを形成する際に、奥行き方向(図2のY方向)は、トランジスタ領域以上の長さで形成する。
本実施形態では、図8に示すように、トレンチ22の形成工程において、トレンチ22を断続的に延びるように並設し、トランジスタ領域内に部分的に架橋部13、即ちトレンチを掘らない領域を設ける。架橋部13の幅Wbは、デバイス耐圧を著しく低下させないよう、トレンチの幅Waに対し、Wb≦Waの関係とする。つまり、断続的に延びるトレンチ22を形成する際に、トレンチが切れる部位(架橋部13)の幅Wbを、トレンチ22の幅Wa以下にする。
また、断続的に延びるトレンチ22を形成する際に、即ち、図2におけるP型不純物領域5となるトレンチ22を形成する際に、トレンチが切れる部位(架橋部13)とトレンチが続く部位のうちのトレンチが続く部位の長さLを場所により異ならせる。
その後、図9に示すように、N型シリコンウェハ20の上に、P型のエピタキシャル膜24を形成してトレンチ22をエピタキシャル膜24で埋め込む。その後、N型シリコンウェハ20の主面側(上面側)、つまり、エピタキシャル膜24の上面側を研磨して平坦化する。この研磨はシリコンウェハ20が露出するまで行う。なお、研磨に代わりエッチバックにより平坦化してもよく、また、エピタキシャル膜24の上面が平坦となるようにエピ成長を制御すればエピ後の平坦化処理は不要にできる。
さらに、図10に示すように、N型シリコンウェハ20の上面にN型エピタキシャル膜25を形成する。なお、N型シリコンウェハ20の上面にN型エピタキシャル膜25を形成する代わりに、N型シリコンウェハ20の上面にイオン注入してN型の表面シリコン層を形成してもよい。
また、N型シリコンウェハ20の裏面(下面)をトレンチ22近傍まで研磨し、この研磨面にNシリコン基板を貼り合わせる。なお、N型シリコンウェハ20の裏面の研磨およびNシリコン基板の貼り合わせに代わり、N型シリコンウェハ20の裏面(下面)からイオン注入してN型シリコンウェハ20の裏面にNシリコン層を形成してもよい。
このように形成した半導体基板(スーパージャンクション構造を有する半導体基板)を用いて図1に示す縦型MOSFETを製造する。つまり、P型チャネル形成領域6、N型ソース領域7、ゲート酸化膜8、ゲート電極9、シリコン酸化膜10、ソース電極11、ドレイン電極12を形成する。このようにして、図1のスーパージャンクションMOSFETが完成する。
ここで、上述の製造工程におけるトレンチ形成工程およびトレンチのエピによる埋め込み工程について言及する。
図13において、中高耐圧(例えば200〜300ボルト以上)のデバイスでは、壁部100のアスペクト比(H/W)が大きくなる。例えば、600ボルト耐圧ではアスペクト比が「5」〜「10」、また、1000ボルトを超える耐圧ではそれ以上のアスペクト比となる。トレンチの長さ(L)に関しては、トランジスタ領域より長く形成されるため、大電流を扱うパワーデバイスの場合、1mm程度から十数mmに及び、トレンチ埋め込み前における、ウェハ搬送時、洗浄時に、トレンチ壁100が傾いたり倒れたりする可能性がある。まして、ウェハの直径に及ぶ長いトレンチを形成することは、トレンチ壁が傾いたり倒れたりする懸念が高まるため不可能であり、チップサイズに合わせたトレンチ形成を強いられる。
本実施形態においては、ストライプ形状のトレンチ22を形成した後にエピタキシャル成長によりトレンチ22を埋め込むが、ストライプ形状のトレンチ22を形成する際に、図8に示したように、トランジスタ領域内に部分的に架橋部(トレンチを掘らない領域)13を設けることにより、トレンチ埋め込み前にトレンチ壁23が傾いたり倒れたりするのを回避することができる。これにより、ウェハ面内全域において同一設計のPNコラム対の作成が可能となり、チップサイズに依存しない基板トレンチ形成を行うことができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)スーパージャンクション構造を有する半導体装置(縦型MOSFET)において、半導体装置のアクティブ領域における、コラム対を構成するN型の不純物領域(Nコラム)4とP型の不純物領域(Pコラム)5を、図2に示すように電流が流れる方向に直交する面での形状として帯状をなし、かつ、交互に同一方向に並設するとともに、隣同士のN型不純物領域(Nコラム)4を架橋したので、図3に示すように電流が流れる方向に直交する面においてN型の不純物領域(Nコラム)4の架橋部13とその周辺とでは、オンからオフへの切換時(スイッチングのオフ時)に、N型の不純物領域(Nコラム)4とP型の不純物領域(Pコラム)5からなるコラム対(PNコラム対)の完全空乏化するタイミングがずれる。これにより、オンからオフへの切換時における電圧の跳ね上がりを抑制することができる。
(2)スーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法として、図7,8に示すようにN型のシリコンウェハ20にエッチングにより、一定の溝幅Waのトレンチ22を一定の残し幅Wsで同一方向に断続的に延びるように並設する第1工程と、図9に示すようにN型のシリコンウェハ20の上にP型のエピタキシャル膜24を形成してトレンチ22を当該エピタキシャル膜24で埋め込む第2工程と、を含むので、容易に前述の(1)の半導体装置用の基板を得ることができる。また、製造の際に、トレンチ形成後の壁部のアスペクト比が大きくなりエピタキシャル成長による埋め込み前に壁が傾いたり倒れやすいが、本実施形態においては一定の溝幅Waのトレンチ22を一定の残し幅Wsで同一方向に断続的に延びるように並設するので、トレンチ壁が傾いたり倒れたりするのを防ぐことができる。これにより、ウェハ面内全域において同一設計のPNコラム対の作成を可能にし、チップサイズに依存しない基板トレンチを形成することができる。
(3)特に、(1)において、図2に示すように架橋部13の幅Wbを、架橋したN型不純物領域4間に挟まれたP型不純物領域5の幅Wa以下にしたので、図3(b)での符号Sで示す領域を小さくしてデバイスの耐圧が著しく低下するのを防止できる。そのためには、上記第1工程において断続的に延びるトレンチ22を形成する際に、トレンチが切れる部位(架橋部13)の幅Wbを、トレンチ22の幅Wa以下にすればよい。
また、図2に示すように、架橋部13を、隣同士のN型不純物領域4に対し、N型不純物領域4の延びる方向において複数設け、かつ、架橋部13間の長さLを場所により異ならせたので、電流が流れる方向に直交する面において、周期的に架橋部間の長さを変えて配置することも、不規則に架橋部13を配置することもできる。これにより、アクティブ領域内で、空乏化するタイミングをずらす上での最適化(空乏化するタイミングを徐々にずらす等)を図ることが可能になり、より大きな効果が得られる。そのために、上記第1工程において断続的に延びるトレンチ22を形成する際に、トレンチが切れる部位(架橋部13)とトレンチが続く部位のうちのトレンチが続く部位の長さLを場所により異ならせればよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態においては、図2に代わり図11に示す構成としている。
図11において、架橋部13の形成位置として周期的に配置すると共に、架橋部13の幅WbについてWb1,Wb2,Wb3と順に大きくなるようにしている(Wb1<Wb2<Wb3)。
つまり、架橋部13を、隣同士のN型不純物領域4に対し、N型不純物領域4の延びる方向(Y方向)において複数設け、かつ、架橋部13の幅Wbを場所により異ならせた。そのために、上記第1工程において断続的に延びるトレンチ22を形成する際に、トレンチが切れる部位(架橋部13)とトレンチが続く部位のうちのトレンチが切れる部位(架橋部13)の幅Wbを場所により異ならせる。こうすると、横断面(電流が流れる方向に直交する面)において各架橋部における完全空乏化するタイミングをずらすことができる。これにより、隣接する架橋部が空乏化するタイミングをずらす上での最適化(隣接する架橋部が空乏化するタイミングを徐々にずらす等)を図ることが可能になり、より大きな効果が得られる。
なお、架橋したN型不純物領域4について、第1の実施形態で説明したように架橋部13を、隣同士の不純物領域4に対し、不純物領域4の延びる方向において複数設け、かつ、架橋部13間の長さLを場所により異ならせ、しかも、第2の実施形態で説明したように、架橋部13の幅Wbを場所により異ならせるようにしてもよい。これにより、より細かな設計を行うことができる。
前記実施形態は以下のようにしてもよい。
図2等においては隣同士のN型不純物領域(Nコラム)4を架橋したが、隣同士のP型不純物領域(Nコラム)5を架橋してもよい。
これまでの説明では第1導電型がN型で、第2導電型がP型であったが、これを逆にして第1導電型がP型で、第2導電型がN型でもよい。即ち、図1においてPチャネルMOSFETとして、コラム対のPコラムをドリフト領域としてもよい。
また、プレーナー型のMOSFETを例に説明したが、コンケーブ型、トレンチ型でも同様の効果が得られる。
また、MOSFET以外にも、IGBTやダイオードに適用してもよい。
第1の実施形態における半導体装置の縦断面図。 図1のA−A線でのスーパージャンクション構造部の横断面図。 (a),(b)は、スーパージャンクション構造部の横断面図。 スイッチング時の波形図。 (a),(b)は、スーパージャンクション構造部の横断面図。 製造工程を説明するための縦断面図。 製造工程を説明するための縦断面図。 製造工程を説明するための斜視図。 製造工程を説明するための縦断面図。 製造工程を説明するための縦断面図。 第2の実施形態におけるスーパージャンクション構造部の横断面図。 比較例におけるスイッチング時の波形図。 比較例におけるトレンチエッチング後の斜視図。
符号の説明
1…Nシリコン基板、2…シリコン層、3…シリコン層、4…N型不純物領域、5…P型不純物領域、20…N型シリコンウェハ、22…トレンチ、24…P型エピタキシャル膜。

Claims (6)

  1. 半導体基板において、電流が流れる方向に延びる第1導電型の不純物領域(4)と、同じく電流が流れる方向に延びる第2導電型の不純物領域(5)とが、電流が流れる方向に直交する方向において、隣接して交互に配置され、オン時に前記第1導電型の不純物領域(4)と前記第2導電型の不純物領域(5)からなるコラム対における前記第1導電型の不純物領域(4)がドリフト層となって電流が流れるとともにオフ時に前記第1導電型の不純物領域(4)と第2導電型の不純物領域(5)との界面から空乏層が広がる、スーパージャンクション構造を有する半導体装置であって、
    半導体装置のアクティブ領域における、前記コラム対を構成する第1導電型の不純物領域(4)と第2導電型の不純物領域(5)を、前記電流が流れる方向に直交する面での形状として帯状をなし、かつ、交互に同一方向に並設するとともに、隣同士の、第1導電型の不純物領域(4)または第2導電型の不純物領域(5)を架橋した架橋部(13)を設け、前記架橋部(13)を、隣同士の不純物領域に対し、当該不純物領域の延びる方向において複数設け、かつ、前記架橋部(13)間の長さ(L)を場所により異ならせたことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板において、電流が流れる方向に延びる第1導電型の不純物領域(4)と、同じく電流が流れる方向に延びる第2導電型の不純物領域(5)とが、電流が流れる方向に直交する方向において、隣接して交互に配置され、オン時に前記第1導電型の不純物領域(4)と前記第2導電型の不純物領域(5)からなるコラム対における前記第1導電型の不純物領域(4)がドリフト層となって電流が流れるとともにオフ時に前記第1導電型の不純物領域(4)と第2導電型の不純物領域(5)との界面から空乏層が広がる、スーパージャンクション構造を有する半導体装置であって、
    半導体装置のアクティブ領域における、前記コラム対を構成する第1導電型の不純物領域(4)と第2導電型の不純物領域(5)を、前記電流が流れる方向に直交する面での形状として帯状をなし、かつ、交互に同一方向に並設するとともに、隣同士の、第1導電型の不純物領域(4)または第2導電型の不純物領域(5)を架橋した架橋部(13)を設け、前記架橋部(13)を、隣同士の不純物領域に対し、当該不純物領域の延びる方向において複数設け、かつ、前記架橋部(13)の幅(Wb)を場所により異ならせたことを特徴とする半導体装置。
  3. 架橋部(13)の幅(Wb)を、架橋した不純物領域(4)間に挟まれた不純物領域(5)の幅(Wa)以下にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体基板(20)にエッチングにより、一定の溝幅(Wa)のトレンチ(22)を一定の残し幅(Ws)で、トレンチが切れる部位(13)とトレンチが続く部位とを有して同一方向に断続的に延びるように並設する第1工程と、
    前記第1導電型の半導体基板(20)の上に第2導電型のエピタキシャル膜(24)を形成して前記トレンチ(22)を当該エピタキシャル膜(24)で埋め込む第2工程と、を含み、
    前記第1工程において断続的に延びるトレンチ(22)を形成する際に、前記トレンチが切れる部位(13)と前記トレンチが続く部位とのうちの前記トレンチが続く部位の長さ(L)を場所により異ならせたことを特徴とするスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法。
  5. 第1導電型の半導体基板(20)にエッチングにより、一定の溝幅(Wa)のトレンチ(22)を一定の残し幅(Ws)で、トレンチが切れる部位(13)とトレンチが続く部位とを有して同一方向に断続的に延びるように並設する第1工程と、
    前記第1導電型の半導体基板(20)の上に第2導電型のエピタキシャル膜(24)を形成して前記トレンチ(22)を当該エピタキシャル膜(24)で埋め込む第2工程と、を含み、
    前記第1工程において断続的に延びるトレンチ(22)を形成する際に、前記トレンチが切れる部位(13)と前記トレンチが続く部位とのうちの前記トレンチが切れる部位(13)の幅(Wb)を場所により異ならせたことを特徴とするスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法。
  6. 前記第1工程において断続的に延びるトレンチ(22)を形成する際に、トレンチが切れる部位(13)の幅(Wb)を、トレンチ(22)の幅(Wa)以下にしたことを特徴とする請求項4または5に記載のスーパージャンクション構造を有する半導体基板の製造方法。
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