以下、図面を参照して、本発明のアドバイス情報提示装置の各実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態について説明する。図1に示すように、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10は、コンピュータ12、アドバイス提示部14、走行路状況検出部16、及び行動検出部18を備えている。なお、本実施の形態では、ドライバの操作によって走行する走行体としての車両(図示しない)にアドバイス情報提示装置10が搭載されている。
アドバイス提示部14は、本実施の形態では、アドバイス情報をドライバに提示するための表示装置14a及びスピーカ14bを含んで構成されている。表示装置14aは、入力されたデータに基づいた画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されている。また、スピーカ14bは、入力されたデータに基づいた音を出力する。なお、表示装置14a及びスピーカ14bは、本発明の提示手段に対応する。
走行路状況検出部16は、本実施の形態では、GPS(Global Positioning System)受信装置16aを含んで構成されている。GPS受信装置16aは、GPS衛星からの信号を受信してGPS受信装置16aの現在位置を測定することにより、GPS受信装置16aが搭載された車両の現在位置を測定する。
行動検出部18は、車両のドライバの行動を検出するためのものであり、以下で詳細を説明するように、この行動にはドライバの操作が含まれる。行動検出部18は、本実施の形態では、車速センサ18a、操舵角センサ18b、運転者顔向き検出用カメラ18c、及びターンシグナルスイッチ18dを含んで構成されている。
車速センサ18aは、車両の速度(車速)を検出して、車速を示す検出信号を出力する。また、操舵角センサ18bは、車両のステアリングホイール(ハンドル)の操舵角を検出し、操舵角を示す検出信号を出力する。
運転者顔向き検出用カメラ18cは、ドライバの顔を撮影可能な位置に設けられている。これにより、運転者顔向き検出用カメラ18cは、ドライバの顔を撮影して、ドライバの顔を含む画像の画像データを所定時間間隔で出力することができる。
ターンシグナルスイッチ18dは、車両の図示しない方向指示器操作部(ウインカーレバー)の操作方向を検出するためのスイッチであり、左ウインカースイッチ(図示しない)と右ウインカースイッチ(図示しない)とを含んで構成されている。この左ウインカースイッチは、車両の左ウインカー(図示しない)を点滅(点灯)させるようにドライバが方向指示操作部を操作したときにオンするスイッチであり、この右ウインカースイッチは、車両の右ウインカー(図示しない)を点滅(点灯)させるようにドライバが方向指示操作部を操作したときにオンするスイッチである。すなわち、左ウインカースイッチは、車両の左ウインカーを点滅させるようにドライバが方向指示操作部を操作したときに、オン状態の信号を出力し、右ウインカースイッチは、車両の右ウインカーを点滅させるようにドライバが方向指示操作部を操作したときに、オン状態の信号を出力する。
車速センサ18a、操舵角センサ18b、運転者顔向き検出用カメラ18c、及びターンシグナルスイッチ18dは、ドライバの行動を検出するためのものであり、本発明の行動検出手段に対応する。
コンピュータ12は、ROM(Read Only Memory)12a、HDD(Hard Disk Drive)12b、CPU(Central Processing Unit)12c、RAM(Random Access Memory)12d、及びI/O(入出力)ポート12eを備えている。これらROM12a、HDD12b、CPU12c、RAM12d、及びI/Oポート12eは互いにバス12fで接続されている。
記憶媒体としてのROM12aには、OS等の基本プログラムが記憶されている。
記憶媒体としてのHDD12bには、詳細を以下で説明するアドバイス情報提示処理の処理ルーチンを実行するためのプログラムが記憶されている。
また、HDD12bには、車両が一時停止しなければならない一時停止線を含む交差点である一時停止交差点の位置の情報(一時停止交差点位置情報)及びこの一時停止線の位置の情報(一時停止線位置情報)、合流地点の位置の情報(合流地点位置情報)、交差点の位置の情報(交差点位置情報)などを含む地図データ(図示しない)が記憶されている。なお、この地図データは、詳細を以下で説明するが、本実施の形態の走行路状況を検出する際に用いられる。
また、HDD12bには、図2に示されるアドバイスDB(データベース)20が記憶されている。このアドバイスDB20には、車両が走行する走行路(例えば、道路等)の状況である走行路状況と、この走行路状況におけるドライバの運転規範モデル(ドライバの適切な行動)との組が複数個登録されると共に、ドライバの適切な行動の各々に対応させて、適切な行動を促すための各々詳細度が異なるアドバイス情報が登録されている。なお、アドバイスDB20の構築時に、例えば設計者などによって予め定められた所定の走行路状況が、このアドバイスDB20に登録される。ここで、詳細度とは、例えば、アドバイス情報が示すアドバイスの内容がどれだけ具体的であるかを示す度合である。
本実施の形態では、アドバイスDB20に、走行路状況(走行路環境)として、例えば、一時停止をしなければならない状況である「一時停止22a」、進路変更を行わなければならない状況である「進路変更(右への合流)22b」、交差点を右折しなければならない状況である「交差点右折(ルート設定で右折が決定済)22c」が登録されている。そして、本実施の形態では、アドバイスDB20に、「一時停止22a」に対応するドライバの適切な行動として、例えば、車両を一時停止位置(またはその前)で停止させる「停止24a」、及び周辺の確認を行う「安全確認24b」が登録されている。また、「進路変更22b」に対応するドライバの適切な行動として、例えば、周辺の確認を行う「安全確認24c」、及びゆるやかなハンドル操作を行う「ゆるやかなハンドル操作24d」が登録されている。また、「交差点右折22c」に対応するドライバの適切な行動として、例えば、ウインカーを適切に行う「適切な合図24e」、及び周辺を確認する「安全確認24f」が登録されている。
また、本実施の形態では、アドバイスDB20には、レベル1からレベルT(>1)までのT段階の詳細度のアドバイス情報が、上述したドライバの適切な行動に対応付けられて登録されている。なお、本実施の形態では、レベル1からレベルTまでの順番で詳細度が高くなっている。すなわち、レベル1からレベルTまでのアドバイス情報のうち、レベル1のアドバイス情報が最も詳細度が低く(最も抽象度が高く)、レベルTのアドバイス情報が最も詳細度が高い。また、このアドバイス情報は、ドライバに適切な行動を促すためのものであり、アドバイス情報に基づいた画像が表示装置14aに表示されたり、アドバイス情報に基づいた音声がスピーカ14bから出力されたりすることにより、ドライバにアドバイス情報に応じたアドバイスが提示される。
本実施の形態では、例えば、「一時停止22a」の走行路状況と「停止24a」のドライバの適切な行動との組における「停止24a」に対応するレベル1のアドバイス情報26a−1、レベル2のアドバイス情報26a−2、・・・、レベルTのアドバイス情報26a−TがアドバイスDB20に登録されている。これらの各アドバイス情報26a−1〜Tは、例えば、アニメーションデータまたは画像データであり、アドバイス情報26a−1〜Tの各々によって、表示装置14aに画像28−1、画像28−2、・・・、画像28−Tの各々の画像が表示される(図3(A)では画像28−1、画像28−2、画像28−Tが図示されている)。図3(A)に図示されるように、レベル1のアドバイス情報26a−1が表す画像28−1はアニメーション28−1−a及びアニメーション28−1−bを備えている。アニメーション28−1−aは、車両29の仮想ドライバ(運転者)であるAさんによる規範的(適切)な運転行動を表し、アニメーション28−1−bは、一時停止しない(すなわち、規範的でない)車両29の運転行動を表す。このアニメーション28−1−a及びアニメーション28−1−bは、比較可能なように表示される。これにより、ドライバは、アニメーション28−1−a及びアニメーション28−1−bを比較して、規範的な運転行動とはどのような行動であるかを考えるようになる。ここで、この場合における規範的な運転行動とは一時停止位置31で車両29を停止させる運転行動である。更に、画像28−1には、その所定の位置(本実施の形態では画像28−1の下部)に、ドライバに提示することにより適切な行動(規範的な運転行動)とはどのような行動であるかをドライバに考えさせるためのメッセージ28−1−c、例えば「なにが違っていますか?」のメッセージが含まれる。また、レベル2のアドバイス情報26a−2が表す画像28−2はアニメーション28−2−a及びアニメーション28−2−bを備えている。アニメーション28−2−aは、仮想ドライバであるAさんが規範的な運転行動をすることにより、想定される危険が避けられて、事故に遭わないことを表し、アニメーション28−2−bは、一時停止しないこと(すなわち、規範的でない運転をすること)により、想定される危険が避けられず、事故に遭うことを表す。このアニメーション28−2−a及びアニメーション28−2−bは比較可能なように表示される。これにより、ドライバは、アニメーション28−2−a及びアニメーション28−2−bを比較して、規範的な運転行動とはどのような行動であるかを考えるようになる。なお、この場合における想定される危険とは、図示されるように、例えば自転車30との衝突事故のことを指す。更に、画像28−2には、その所定の位置(本実施の形態では画像28−2の下部)に、ドライバに提示することにより、適切な行動とはどのような行動であるかをドライバに考えさせるためのメッセージ28−2−c、例えば「どんなことが起こりますか?」のメッセージが含まれる。なお、このメッセージ28−2−cは、上記のメッセージ28−1−cよりもドライバにとってより解答が得られやすくなるようなメッセージとする。また、レベルTのアドバイス情報26a−Tが表す画像28−Tはアニメーション28−T−a及び画像28−T−bを備えている。アニメーション28−T−aは、車両29の仮想ドライバ(運転者)であるAさんによる規範的な運転(ここでは、上記と同様に、一時停止位置31で車両29を停止させる運転)を具体的に説明するためのアニメーションであり、かつ規範的な運転をしなければならない理由を具体的に説明するためのアニメーションである。画像28−T−bは、一時停止位置31で具体的にどんな運転をすれば良いかを具体的に示す文章、及び何故そのような運転をしなければならないのかについての理由を具体的に示す文章を表す画像である。このような文章としては、例えば、同図に図示されるように、「一時停止には理由があります。停止線で止まっても横の道路が見えないからといって、一気に見える位置まで進むと、自転車や歩行者が出てくるかもしれません。だから必ず、いちど、停止線で止まってから、ゆっくり発進しましょう。」が考えられる。これにより、ドライバは、規範的な運転行動とはどのような行動であるか、及び何故そのような行動をとらなければならないのかを容易に理解することができる。更に、画像28−Tには、その所定の位置(本実施の形態では画像28−Tの下部)に、ドライバに提示することにより、適切な行動とはどのような行動であるかについてドライバに考えさせるためのメッセージ28−T−c、例えば「左右の車が優先というだけではありません。」のメッセージが含まれる。
また、本実施の形態では、例えば、「進路変更22b」の走行路状況と「安全確認24c」のドライバの適切な行動との組における「安全確認24c」に対応するレベル1のアドバイス情報26c−1、レベル2のアドバイス情報26c−2、・・・、レベルTのアドバイス情報26c−TがアドバイスDB20に登録されている。これらの各アドバイス情報26c−1〜Tは、例えば、アニメーションデータまたは画像データであり、アドバイス情報26c−1〜Tの各々によって、表示装置14aに画像32−1、画像32−2、・・・、画像32−Tの各々の画像が表示される(図3(B)では画像32−1、画像32−2、画像32−Tが図示されている)。図3(B)に図示されるように、レベル1のアドバイス情報26c−1が表す画像32−1はアニメーション32−1−a及びアニメーション32−1−bを備えている。アニメーション32−1−aは、車両29の仮想ドライバであるAさんによる規範的な運転行動を表し、アニメーション32−1−bは、進路変更の際に安全確認として後側方確認をしない(すなわち、規範的でない)車両29のドライバの運転を表す。このアニメーション32−1−a及びアニメーション32−1−bは、比較可能なように表示される。これにより、ドライバは、アニメーション32−1−a及びアニメーション32−1−bを比較して、規範的な運転行動とはどのような行動であるかを考えるようになる。ここで、この場合における規範的な運転行動とは進路変更の際に後側方確認をする運転行動である。更に、画像32−1には、その所定の位置(本実施の形態では画像28−1の下部)に、ドライバに提示することにより適切な行動とはどのような行動であるかをドライバに考えさせるためのメッセージ32−1−c、例えば「なにが違っていますか?」のメッセージが含まれる。また、レベル2のアドバイス情報26c−2が表す画像32−2はアニメーション32−2−a及びアニメーション32−2−bを備えている。アニメーション32−2−aは、仮想ドライバであるAさんが規範的な運転をすることにより、想定される危険が避けられて、事故に遭わないことを表し、アニメーション32−2−bは、進路変更の際に安全確認として後側方確認をしないと、想定される危険が避けられず、事故に遭うことを表す。このアニメーション32−2−a及びアニメーション32−2−bは比較可能なように表示される。これにより、ドライバは、アニメーション32−2−a及びアニメーション32−2−bを比較して、規範的な運転行動とはどのような行動であるかを考えるようになる。なお、この場合における想定される危険とは、図示されるように、例えば進路変更先の車線に存在する他の車両33との衝突事故のことを指す。更に、画像32−2には、その所定の位置(本実施の形態では画像32−2の下部)に、ドライバに提示することにより、適切な行動とはどのような行動であるかをドライバに考えさせるためのメッセージ32−2−c、例えば「どんなことが起こりますか?」のメッセージが含まれる。なお、このメッセージ32−2−cは、上記のメッセージ32−1−cよりもドライバにとってより解答が得られやすくなるようなメッセージとする。また、レベルTのアドバイス情報26c−Tが表す画像32−Tはアニメーション32−T−a及び画像32−T−bを備えている。アニメーション32−T−aは、車両29の仮想ドライバであるAさんによる規範的な運転(ここでは、上記と同様に、進路変更の際に後側方確認をする運転)を具体的に説明するためのアニメーションであり、かつ規範的な運転をしなければならない理由を具体的に説明するためのアニメーションである。画像32−T−bは、進路変更をする際に具体的にどんな安全確認をすれば良いかを具体的に示す文章、及び何故そのような運転行動をしなければならないのかについての理由を具体的に示す文章を表す画像である。このような文章としては、例えば、同図に図示されるように、「目視確認には理由があります。車には、ミラーだけでは見えない死角があります。右後ろや左後ろの死角には、車1台がスッポリ入ってしまいます。だから必ず、進路変更を始める前に、見えない死角を自分の目で見ましょう。」が考えられる。これにより、ドライバは、規範的な運転行動(適切な行動)とはどのような行動であるか、及び何故そのような運転行動をしなければならないのかを容易に理解することができる。更に、画像32−Tには、その所定の位置(本実施の形態では画像32−Tの下部)に、ドライバに提示することにより、適切な行動とはどのような行動であるかについてドライバに考えさせるためのメッセージ32−T−c、例えば「なぜ目視確認が必要なのでしょうか?」のメッセージが含まれる。
このように、HDD12bには、所定の走行路状況と、走行路状況におけるドライバの適切な行動との組が複数個記憶されると共に、適切な行動の各々に対応させて、各々詳細度が異なるアドバイス情報が記憶されている。
また、HDD12bには、図4に示される履歴情報DB(データベース)34が記憶されている。この履歴情報DB34には、上記表示装置14aやスピーカ14bの提示手段による提示が許可されたアドバイス情報の詳細度である提示詳細度が、走行路状況とドライバの適切な行動との組合わせ(組)毎に登録される。例えば、図4の例では、組合わせ1において、表示装置14aやスピーカ14bによる提示が許可されたアドバイス情報の提示詳細度が示す詳細度は、レベル1及びレベル2である。すなわち、図4の例では、組合わせ1において、提示することが可能なアドバイス情報の詳細度はレベル1またはレベル2である。ここで、記号「○」は、対応する詳細度のレベルのアドバイス情報をドライバに対して提示することを許可することを表し、記号「×」は、対応する詳細度のレベルのアドバイス情報をドライバに対して提示することを許可しないことを表す。また、図4の例では、組合せ1から組合せNまでのN通りの組合せ毎に、上述した提示詳細度が登録されているが、この組合せには、上記で説明したアドバイスDB20に登録されている走行路状況とドライバの適切な行動との組合せが用いられる。より具体的には、例えば、図2に示されるようにアドバイスDB20に「一時停止22a」と「停止24a」との組合せが登録されている場合には、履歴情報DB34に登録される組合せの1つとして、この「一時停止22a」と「停止24a」との組合せが用いられる。また、例えば、図2に示されるようにアドバイスDB20に「進路変更22b」と「安全確認24c」との組合せが登録されている場合には、履歴情報DB34に登録される組合せの1つとして、この「進路変更22b」と「安全確認24c」との組合せが用いられる。
このように、HDD12bには、表示装置14aやスピーカ14bによる提示が許可されたアドバイス情報の詳細度である提示詳細度が、上記の組合わせ(組)毎に記憶されている。
CPU12cは、プログラムをROM12a及びHDD12bから読み出して実行する。RAM12dには、各種データが一時的に記憶される。I/Oポート12eには、上述した表示装置14a、スピーカ14b、GPS受信装置16a、車速センサ18a、操舵角センサ18b、運転者顔向き検出用カメラ18c、及びターンシグナルスイッチ18dが接続されている。
次に、コンピュータ12のCPU12cが実行するアドバイス情報提示処理の処理ルーチンについて図5を用いて説明する。なお、本実施の形態において、アドバイス情報提示処理は、アドバイス情報提示装置10に電源を投入するためのスイッチ(図示しない)がONされた場合に実行される。
まず、ステップ100で、走行体が走行している走行路状況を検出する走行路状況検出処理を実行する。ここで、図6を参照して走行路状況検出処理について説明する。
まず、走行路状況として「一時停止」を検出する場合について説明する。走行路状況検出処理では、例えば、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、HDD12bに記憶された地図データから一時停止交差点の位置(一時停止交差点位置)を読み込む。この一時停止交差点位置を読み込む際には、車両の現在位置に最も近い一時停止交差点位置を読み込むようにしてもよい。そして、車両の現在位置と、読み込んだ一時停止交差点位置との距離の差を演算する。そして、演算された距離の差が所定値(例えば5m)以下である場合には、車両が走行している走行路の状況(走行路状況)は車両が停止されて安全確認がなされるべき「一時停止」の状況であると判断することにより、走行路状況を「一時停止」として検出する。一方、演算された距離の差が所定値より大きい場合には、走行路状況は「一時停止」の状況ではないと判断する。
次に、走行路状況として「進路変更」を検出する場合について説明する。走行路状況検出処理では、例えば、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、HDD12bに記憶された地図データから合流地点の位置(合流地点位置)を読み込む。この合流地点位置を読み込む際には、車両の現在位置に最も近い合流地点位置を読み込むようにしてもよい。そして、車両の現在位置と、読み込んだ合流地点位置との距離の差を演算する。そして、演算された距離の差が所定値(例えば50m)以下で、かつ車両の進行方向前方に合流地点が位置する場合(すなわち車両が合流地点位置を通過していない場合)には、走行路状況はドライバの周辺の安全確認がされて適切なハンドル操作がなされるべき「進路変更」の状況であると判断することにより、走行路状況を「進路変更」として検出する。一方、演算された距離の差が所定値より大きい場合には、走行路状況は「進路変更」の状況ではないと判断する。なお、GPS受信装置16aから取得した車両の現在位置と、地図データに含まれる車線情報(例えばリンク情報等)とを更に用いて車両が走行している車線を特定することにより、走行路状況として、合流地点で合流する際に車両が右車線へ進路を変更しなければならない「進路変更」、または左車線へ進路を変更しなければならない「進路変更」を検出するようにしてもよい。
更に、走行路状況として「交差点右折(ルート設定で右折が決定済)」を検出する場合について説明する。走行路状況検出処理では、例えば、目的地までのルート探索を行い目的地までのルートを設定するカーナビゲーション装置(図示しない)によってルートが設定されている場合には、このルート設定で、例えば右折が決定されている交差点の位置(交差点位置)をHDD12bに記憶されている地図データから読み込む。そして、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、車両の現在位置と、読み込んだ右折が決定されている交差点位置との距離の差を演算する。そして、演算された距離の差が所定値(例えば50m)以下で、かつ車両の進行方向前方にこの交差点が位置する場合(すなわち車両が交差点を通過していない場合)には、走行路状況はウインカーの点灯による合図がされて車両の周辺の安全確認がされるべき「交差点右折」の状況であると判断することにより、走行路状況を「交差点右折」として検出する。一方、演算された距離の差が所定値より大きい場合には、走行路状況は「交差点右折」の状況ではないと判断する。
以上、説明したように、ステップ100の走行路状況検出処理によって、走行路状況が検出される。なお、上記では「一時停止」、「進路変更」、「交差点右折」の各走行路状況を検出する例について説明したが、本発明はこれに限られず、ステップ100の走行路状況検出処理によって、上記以外の走行路状況を検出するようにしてもよい。また、ステップ100では、何れかの走行路状況を検出するまで上記の処理を繰り返し実行する。また、ステップ100は本発明の走行路状況検出手段に対応する。
次のステップ102では、上記ステップ100で検出された走行路状況が、アドバイスDB20に登録されている何れかの走行路状況であるか否かを判定する。この判定は、例えば、上記ステップ100で検出された走行路状況を検索キーとして、アドバイスDB20の走行路状況の項目(フィールド)を検索することで容易に行うことができる。
ステップ102で、上記ステップ100で検出された走行路状況が、アドバイスDB20に登録されている走行路状況ではないと判定された場合には、ステップ100に戻る。一方、ステップ102で、上記ステップ100で検出された走行路状況が、アドバイスDB20に登録されている何れかの走行路状況であると判定された場合には、次のステップ104へ進む。なお、ステップ100の走行路状況検出処理で、予めアドバイスDB20に登録されている走行路状況のみを検出するように、当該処理の処理内容を定めておいた場合には、ステップ102は省略してもよい。
ステップ104では、ドライバの行動を検出すると共にドライバが適切な行動をしたか否かを診断(判断)する行動診断処理を実行する。この行動診断処理について、図6を参照して説明する。まず、上記ステップ100で走行路状況として「一時停止」が検出された場合について説明する。この場合に、ステップ104では、以下の処理を実行する。すなわち、ステップ104では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、車速センサ18aから車速を示す信号を取得し車両の速度(車速)を演算することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ一時停止交差点位置、GPS受信装置16aから取得した車両の現在位置、及び演算された車速に基づいて、一時停止交差点位置から所定距離(例えば、一時停止交差点位置の半径5m)以内において、車両が所定速度(例えば車速5km/h)未満の状態が所定時間(例えば500ms)以上持続したか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、一時停止交差点位置から所定距離以内において、車両が所定速度未満の状態が所定時間以上持続したと判定された場合には、車両が一時停止を行ったとみなして、走行路状況が「一時停止」であるときに、ドライバが適切な行動(この場合には一時停止)をしたと診断する。一方、一時停止交差点位置から所定距離以内において、車両が所定速度未満の状態が所定時間以上持続していないと判定された場合には、車両が一時停止を行っていないとみなして、走行路状況が「一時停止」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。
また、上記ステップ100で走行路状況として「一時停止」が検出された場合に、ステップ104では、以下の処理についても実行する。すなわち、ステップ104では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔向きの角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ一時停止交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて、一時停止交差点位置から所定距離(例えば、一時停止交差点位置の半径5m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が左方向に所定角度(例えば45度)以上、右方向に所定角度(例えば45度)以上、左右それぞれ所定回数(例えば1回)以上向いたか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、一時停止交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が左方向に所定角度以上、右方向に所定角度以上、左右それぞれ所定回数以上向いたと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「一時停止」であるときに、ドライバが適切な行動(この場合には安全確認)をしたと診断する。一方、一時停止交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が左方向に所定角度以上、右方向に所定角度以上、左右少なくとも一方が所定回数以上向いていないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「一時停止」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。
また、上記ステップ100で走行路状況として「進路変更」が検出された場合には、ステップ104では、以下の処理を実行する。なお、以下、進路変更として右車線へ進路を変更する状況が検出された例について説明する。すなわち、ステップ104では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔向きの角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ合流地点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて合流地点位置から所定距離(例えば50m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が右方向に所定角度(例えば45度)以上、所定回数(例えば1回)以上向いたか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、一時停止交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、所定回数以上向いたと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「進路変更」であるときにドライバが適切な行動(この場合には安全確認)をしたと診断する。一方、一時停止交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、所定回数以上向いていないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「進路変更」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。
また、上記ステップ100で走行路状況として「進路変更」が検出された場合に、ステップ104では、以下の処理についても実行する。なお、上記と同様に、以下、進路変更として右車線へ進路を変更する状況が検出された例について説明する。すなわち、ステップ104では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、操舵角センサ18bから車両のステアリングホイールの操舵角を示す検出信号を取得し操舵角を演算すると共にステアリングホイールの操舵角速度(ハンドル角速度)を演算することによりドライバの操作を含む行動を検出する。このハンドル角速度は操舵角を時間微分することにより得ることができる。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ合流地点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び演算されたハンドル角速度に基づいて合流地点位置から所定距離(例えば30m)以内において、左右の両方向のハンドル角速度がともに所定値(例えば30deg/s)未満であるか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、合流地点位置から所定距離以内において、左右の両方向のハンドル角速度がともに所定値未満であると判定された場合には、ドライバがゆるやかなハンドル操作を行ったとみなして、走行路状況が「進路変更」であるときにドライバが適切な行動(この場合には「ゆるやかなハンドル操作」)をしたと診断する。一方、合流地点位置から所定距離以内において、左右の両方向のハンドル角速度の少なくとも一方が所定値以上であると判定された場合には、ドライバがゆるやかなハンドル操作を行っていないとみなして、走行路状況が「進路変更」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。
また、上記ステップ100で走行路状況として「交差点右折(ルート設定で右折が決定済)」が検出された場合には、ステップ104では、以下の処理を実行する。すなわち、ステップ104では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、ターンシグナルスイッチ18dの右ウインカースイッチから出力される信号を取得し、取得した信号がオン状態であるか否かを判定し、オン状態であると判定された場合には右ウインカーが点灯していると判断し、オン状態でないと判定された場合には右ウインカーが点灯していないと判断することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び右ウインカーが点灯しているか否かの判断に基づいて、交差点位置から所定距離(例えば50m)以内において、右ウインカーが点灯開始したか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、交差点位置から所定距離以内において、右ウインカーが点灯開始したと判定された場合には、ドライバが右折を行う合図を適切に行ったとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときにドライバが適切な行動(この場合には、適切な合図)をしたと診断する。一方、交差点位置から所定距離以内において、右ウインカーが点灯開始していないと判定された場合には、ドライバが右折を行う合図を行っていないとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。
また、上記ステップ100で走行路状況として「交差点右折」が検出された場合に、ステップ104では、以下の処理についても実行する。すなわち、ステップ104では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔の向き(ドライバの顔向き)の角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて、交差点位置から所定距離(例えば10m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が右方向に所定角度(例えば45度)以上、所定回数(例えば1回)以上向いたか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、所定回数以上向いたと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときにドライバが適切な行動(この場合には適切な合図)をしたと診断する。一方、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、所定回数以上向いていないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。
なお、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10において、地図データに、信号の位置の情報(信号位置情報)を含ませ、対向車を撮影可能な位置に、対向車を撮影するためのカメラ(図示しない)を設けることにより、例えば、走行路状況が上記の「交差点右折」である場合に、この交差点における信号の有無や、この交差点における対向車の有無を含む車両の周辺(車両から所定距離D内の範囲)の状況(周辺状況)を検出可能にすることができる。このようなアドバイス情報提示装置10において、例えば、上記ステップ100で走行路状況として上記「交差点右折」が検出された場合に、ステップ104で実行される下記の処理1〜4の各々について、以下説明する。
(処理1)
まず、処理1について説明する。処理1は、対向車を撮影するためのカメラによって撮影された画像に対向車が含まれ(図6の例では「有」が、この交差点において対向車が存在することを示す)、地図データが、この交差点に信号が存在することを示す(図6の例では「有」が、この交差点に信号が存在することを示す)ときに実行される処理である。ステップ104における処理1では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔の向き(ドライバの顔向き)の角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて、交差点位置から所定距離(例えば10m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が右方向に所定角度(例えば45度)以上、第1の所定回数(例えば2回)以上向き、かつドライバの顔が右方向の所定角度(例えば右方向に20度)から左方向の所定角度(例えば左方向に20度)までの範囲内(例えば左右±20度の範囲内)に第1の所定時間(例えば500ms)以上停留したか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第1の所定回数以上向き、かつドライバの顔が右方向の所定角度から左方向の所定角度までの範囲内に第1の所定時間以上停留したと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときにドライバが適切な行動(この場合には安全確認)をしたと診断する。一方、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第1の所定回数以上向いていないか、またはドライバの顔が右方向の所定角度から左方向の所定角度までの範囲内に第1の所定時間以上停留していないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。このように、車両の周辺状況を検出可能にした場合には、ドライバが適切な行動をしているか否かを、より精度良く診断することが可能となる。
(処理2)
次に処理2について説明する。処理2は、対向車を撮影するためのカメラによって撮影された画像に対向車が含まれ、地図データが、この交差点に信号が存在することを示さない(図6の例では「無」が、この交差点に信号が存在しないことを示す)ときに実行される処理である。ステップ104における処理2では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔の向き(ドライバの顔向き)の角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて、交差点位置から所定距離(例えば10m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が右方向に所定角度(例えば45度)以上、上述した第1の所定の回数より小さい第2の所定回数(例えば1回)以上向き、かつドライバの顔が右方向の所定角度(例えば右方向に20度)から左方向の所定角度(例えば左方向に20度)までの範囲内(例えば左右±20度の範囲内)に第1の所定時間(例えば500ms)以上停留したか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第2の所定回数以上向き、かつドライバの顔が右方向の所定角度から左方向の所定角度までの範囲内に第1の所定時間以上停留したと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときにドライバが適切な行動(この場合には安全確認)をしたと診断する。一方、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第2の所定回数以上向いていないか、またはドライバの顔が右方向の所定角度から左方向の所定角度までの範囲内に第1の所定時間以上停留していないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。このように、車両の周辺状況を検出可能にした場合には、ドライバが適切な行動をしているか否かを、より精度良く診断することが可能となる。
(処理3)
次に処理3について説明する。処理3は、対向車を撮影するためのカメラによって撮影された画像に対向車が含まれず(図6の例では「無」が、この交差点において対向車が存在しないことを示す)、地図データが、この交差点に信号が存在することを示すときに実行される処理である。ステップ104における処理3では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔の向き(ドライバの顔向き)の角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて、交差点位置から所定距離(例えば10m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が右方向に所定角度(例えば45度)以上、上述した第2の所定回数(例えば1回)以上向き、かつドライバの顔が右方向の所定角度(例えば右方向に20度)から左方向の所定角度(例えば左方向に20度)までの範囲内(例えば左右±20度の範囲内)に上述した第1の所定時間より短い第2の所定時間(例えば300ms)以上停留したか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第2の所定回数以上向き、かつドライバの顔が右方向の所定角度から左方向の所定角度までの範囲内に第2の所定時間以上停留したと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときにドライバが適切な行動(この場合には安全確認)をしたと診断する。一方、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第2の所定回数以上向いていないか、またはドライバの顔が右方向の所定角度から左方向の所定角度までの範囲内に第2の所定時間以上停留していないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。このように、車両の周辺状況を検出可能にした場合には、ドライバが適切な行動をしているか否かを、より精度良く診断することが可能となる。
(処理4)
次に処理4について説明する。処理4は、対向車を撮影するためのカメラによって撮影された画像に対向車が含まれず、地図データが、この交差点に信号が存在することを示さないときに実行される処理である。ステップ104における処理4では、GPS受信装置16aから車両の現在位置を取得する。そして、運転者顔向き検出用カメラ18cから出力されるドライバの顔を含む画像の画像データを取得して、取得した画像データに対して、ドライバの顔の向きの角度を検出するための画像処理を施して、ドライバの顔の向き(ドライバの顔向き)の角度を検出することによりドライバの行動を検出する。そして、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。具体的には、上記ステップ100で読み込んだ交差点位置、GPS受信装置16aから取得された車両の現在位置、及び検出されたドライバの顔向きの角度に基づいて、交差点位置から所定距離(例えば10m)以内において、車両の進行方向前方を0度とした場合にドライバの顔が右方向に所定角度(例えば45度)以上、上述した第2の所定回数(例えば1回)以上向いたか否かを判定することにより、ドライバが適切な行動をしたか否かを診断する。ここで、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第2の所定回数以上向いたと判定された場合には、ドライバが安全確認を行ったとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときにドライバが適切な行動(この場合には、安全確認)をしたと診断する。一方、交差点位置から所定距離以内において、ドライバの顔が右方向に所定角度以上、第2の所定回数以上向いていないと判定された場合には、ドライバが安全確認を行っていないとみなして、走行路状況が「交差点右折」であるときに、ドライバが適切な行動をしていないと診断する。このように、車両の周辺状況を検出可能にした場合には、ドライバが適切な行動をしているか否かを、より精度良く診断することが可能となる。
以上、ステップ104の行動診断処理について説明した。なお、ステップ104は、本発明の行動検出手段に対応する。
次のステップ106では、上記ステップ104で、ドライバが適切な行動をしたと診断されたか否かを判定する。
ステップ106で、上記ステップ104でドライバが適切な行動をしていないと診断された(すなわち、ドライバが適切な行動でない行動をしたと診断された)と判定された場合には、次のステップ108へ進む。ステップ108では、変数tの値を1に設定する。
次のステップ110では、履歴情報DB34を読み込んで、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104においてしていないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報が表示装置14aやスピーカ14bにより提示が許可されているか否かを判定する。具体的には、組合せnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報のフィールド(項目)に記号「○」が登録されている場合には提示が許可されていると判定し、一方、記号「×」が登録されている場合には提示が許可されていないと判定する。
ステップ110で、提示が許可されていると判定された場合には、次のステップ112に進む。ステップ112では、変数tの値を1インクリメントする。そして、ステップ110に戻る。
一方、ステップ110で、提示が許可されていないと判定された場合には、次のステップ114に進む。
次のステップ114では、履歴情報DB34を読み込んで、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104においてしていないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報に対応するフィールドに登録されている記号「×」を記号「○」に変更(上書き修正)することにより、組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報がドライバに対する提示が許可されていることを表すようにする。これにより、ステップ114では、上記ステップ100で所定の走行路状況が検出された場合に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録された何れかのドライバの適切な行動であるときには、履歴情報DB34に登録されている対応する組の提示詳細度が低くなるように変更される。なお、ステップ114は、本発明の変更手段に対応する。
次のステップ116では、アドバイスDB20を読み込んで、ドライバに提示するアドバイス情報として、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104においてしていないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報を取得する。
次のステップ118では、上記ステップ116で取得されたアドバイス情報を表示するように表示装置14aを制御する。これにより、表示装置14aによってアドバイス情報がドライバに提示される。なお、取得されたアドバイス情報が音声データである場合には、スピーカ14bからこの音声データが表す音声のアドバイスが出力されるように、スピーカ14bを制御するようにしてもよい。すなわち、ステップ116及びステップ118では、上記ステップ100で所定の走行路状況が検出された場合に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録されたドライバの適切な行動でないときには、履歴情報DB34に登録されている対応する組の提示詳細度が示す最大の詳細度のアドバイスDB20に登録されている対応するアドバイス情報を提示するように提示手段としての表示装置14aやスピーカ14bを制御する。なお、ステップ116及びステップ118は、本発明の制御手段に対応する。そして、アドバイス情報提示処理を終了する。
一方、ステップ106で、上記ステップ104でドライバが適切な行動をしたと診断されたと判定された場合には、次のステップ120へ進む。ステップ120では、変数tの値をTに設定する。なお、このTの値は、アドバイスDB20に登録されるアドバイス情報の詳細度の最大のレベルの値である。
次のステップ122では、上記ステップ110と同様に、履歴情報DB34を読み込んで、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104においてしていないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報が表示装置14aやスピーカ14bにより提示が許可されているか否かを判定する。
ステップ122で、提示が許可されていないと判定された場合には、次のステップ124に進む。ステップ124では、変数tの値を1デクリメントする。そして、ステップ122に戻る。
一方、ステップ122で、提示が許可されていると判定された場合には、次のステップ126に進む。
ステップ126では、履歴情報DB34を読み込んで、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104において、したと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報に対応するフィールドに登録されている記号「○」を記号「×」に変更(上書き修正)することにより、組合わせnに対応する詳細度がレベルtのアドバイス情報がドライバに対する提示が許可されていないことを表すようにする。これにより、ステップ126では、上記ステップ100で所定の走行路状況が検出された場合に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録されたドライバの適切な行動でないときには、履歴情報DB34に登録されている対応する組の提示詳細度が高くなるように変更される。なお、ステップ126は、本発明の変更手段に対応する。そして、アドバイス情報提示処理を終了する。
以上、アドバイス情報提示処理について説明した。例えば、アドバイス情報提示処理のステップ100で走行路状況として「一時停止」が検出され、ステップ104でドライバが適切な行動として「停止」を行っていないと診断された場合には、ステップ116で履歴情報DB34の「一時停止」の走行路状況と「停止」のドライバの適切な行動との組合わせnに対応するアドバイス情報26a−1〜Tのうち、提示詳細度が示す最大の詳細度のアドバイス情報が取得される。そして、ステップ118で、取得されたアドバイス情報に基づいた画像が、図3(A)に示すように表示装置14aに表示されて、ドライバにアドバイスが提示される。なお、図3(A)は、画像28−1、28−2、28−Tが一例として表示装置14aに表示されている例である。
例えば、アドバイス情報提示処理のステップ100で走行路状況として「進路変更」が検出され、ステップ104でドライバが適切な行動として「安全確認」を行っていないと診断された場合には、ステップ116で履歴情報DB34の「進路変更」の走行路状況と「安全確認」のドライバの適切な行動との組合わせnに対応するアドバイス情報26c−1〜Tのうち、提示詳細度が示す最大の詳細度のアドバイス情報が取得される。そして、ステップ118で、取得されたアドバイス情報に基づいた画像が、図3(B)に示すように表示装置14aに表示されて、ドライバにアドバイスが提示される。なお、図3(B)は、画像32−1、32−2、32−Tが一例として表示装置14aに表示されている例である。
以上、説明したように、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10は、ドライバの操作によって走行する走行体としての車両が走行している走行路状況を検出し、ドライバの操作を含む行動を検出し、アドバイス情報をドライバに提示するための提示手段としての表示装置14aやスピーカ14bを備え、所定の走行路状況と該定の走行路状況におけるドライバの適切な行動との組を複数個記憶すると共に、適切な行動の各々に対応させて、適切な行動を促すための各々詳細度が異なるアドバイス情報を記憶し、かつ表示装置14aやスピーカ14bによる提示が許可されたアドバイス情報の詳細度である提示詳細度を組毎に記憶した記憶手段としてのHDD12bを備え、所定の走行路状況が検出された場合に、検出されたドライバの行動が、検出された走行路状況に対応するHDD12bに記憶されたドライバの適切な行動であるときには、HDD12bに記憶されている対応する組の提示詳細度を低くするように変更すると共に、検出されたドライバの行動が、検出された走行路状況に対応するHDD12bに記憶されたドライバの適切な行動でないときには、HDD12bに記憶されている対応する組の提示詳細度を高くするように変更し、所定の走行路状況が検出された場合に、検出されたドライバの行動が、検出された走行路状況に対応するHDD12bに記憶されたドライバの適切な行動でないときには、HDD12bに記憶されている対応する組の提示詳細度が示す最大の詳細度のHDD12bに記憶されている対応するアドバイス情報を提示するように表示装置14aやスピーカ14bを制御する。
本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10によれば、HDD12bに所定の走行路状況と所定の走行路状況におけるドライバの適切な行動との組が複数個記憶され、適切な行動の各々に対応させて、適切な行動を促すための各々詳細度が異なるアドバイス情報が記憶され、かつ表示装置14aやスピーカ14bにより提示が許可されたアドバイス情報の詳細度である提示詳細度が組毎に記憶されている。そして、ステップ114及びステップ126において、上記ステップ100で所定の走行路状況が検出された場合に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録された何れかのドライバの適切な行動であるときには、履歴情報DB34に登録されている対応する組の提示詳細度が低くなるように変更されると共に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録されたドライバの適切な行動でないときには、履歴情報DB34に登録されている対応する組の提示詳細度が高くなるように変更される。そして、ステップ116及びステップ118において、上記ステップ100で所定の走行路状況が検出された場合に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録されたドライバの適切な行動でないときには、履歴情報DB34に登録されている対応する組の提示詳細度が示す最大の詳細度のアドバイスDB20に登録されている対応するアドバイス情報を提示するように提示手段としての表示装置14aやスピーカ14bを制御する。
ここで、検出された走行路状況においてドライバが適切な行動をした場合には、ドライバの理解度や上達度は高い(大きい)と考えられる。なお、理解度や上達度が高いドライバの中には、いわゆる「分かっていてもやらない」熟練者が存在すると考えられる。また、検出された走行路状況においてドライバが適切な行動をしなかった場合には、ドライバの理解度や上達度は低い(小さい)と考えられる。なお、理解度や上達度が低いドライバの中には、いわゆる「分からないからできない」初心者が存在すると考えられる。
本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10によれば、提示詳細度を検出されたドライバの行動に応じて適切に変更することにより、ドライバの理解度や上達度に応じて、理解度や上達度が高いドライバには詳細度が低い、すなわち抽象度が高いアドバイスが提示される。これにより、理解度や上達度が高いドライバ(例えば熟練者)には、具体的な適切な行動のアドバイスを提示して行動を変えさせるのではなく、ドライバ自身に考えさせる抽象的なアドバイスを提示することによって、ドライバ自身に考えさせることができる。
また、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10によれば、提示詳細度を検出されたドライバの行動に応じて適切に変更することにより、ドライバの理解度や上達度に応じて、理解度や上達度が低いドライバ(例えば初心者)には詳細度が高い、すなわち具体性が高いアドバイスが提示される。これにより、理解度や上達度が低いドライバには、ドライバ自身に考えさせるのではなく、具体的な適切な行動のアドバイスを提示して行動を変えさせることができる。
従って、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置10によれば、ドライバの理解度や上達度に応じた適切なアドバイスを提示することができる。
[第2の実施の形態]
次に本発明の第2の実施の形態に係るアドバイス情報提示装置について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成及び同様の処理については、同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態において、第1の実施の形態と異なる点は、本実施の形態におけるアドバイス情報提示装置は、図7に示すアドバイス情報提示処理を実行する点である。なお、本実施の形態において、このアドバイス情報提示処理は、アドバイス情報提示装置に電源を投入するためのスイッチ(図示しない)がONされた場合に実行される。
同図に図示されるように、ステップ100、102、104及びステップ106の処理は、第1の実施の形態と同様である。ステップ106で肯定判定がされた場合にはステップ200へ進む。
ステップ200では、図8に示すように、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104において、したと診断されたドライバの適切な行動との組合わせn毎に、上記ステップ104でドライバが適切な行動をしたと診断された日付(例えば、年・月・日)80と共に、ドライバが適切な行動をしたことを示す情報(例えば、”0”)86を履歴としてHDD12bに記憶することにより、履歴情報84を生成する。そして、アドバイス情報提示処理を終了する。なお、ステップ200は、本発明の履歴情報生成手段に対応する。
一方、ステップ106で否定判定がされた場合にはステップ202へ進む。ステップ202では、図8に示すように、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104においてしていないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせn毎に、上記ステップ104でドライバが適切な行動でない行動をしたと診断された日付(例えば、年・月・日)80と共に、ドライバが適切な行動でない行動をしたことを示す情報(例えば、”1”)82を履歴としてHDD12bに記憶することにより、履歴情報84を生成する。なお、ステップ202は、本発明の履歴情報生成手段に対応する。
次のステップ204では、HDD12bに記憶されている履歴情報84を読み込んで、読み込んだ履歴情報84の内容に基づいて、図9に示すように、所定の第1の期間(例えば過去1週間)において、ドライバが適切な行動でない行動をした第1の割合Aを、下記の式(1)によって演算する。
A=X/Y・・・式(1)
ここで、
X:所定の第1の期間において上記ステップ104で、していないと診断されたドライバの適切な行動の回数(すなわち、ドライバが適切な行動でない行動をした回数)
Y:所定の第1の期間において、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104において、していないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnの出現回数
である。
次のステップ206では、HDD12bに記憶されている履歴情報84を読み込んで、読み込んだ履歴情報84の内容に基づいて、図9に示すように、上述した所定の第1の期間より前の時点を含む所定の第2の期間(例えば、過去3ヶ月間)において、ドライバが適切な行動をした第2の割合Bを、下記の式(2)によって演算する。
B=X´/Y´・・・式(2)
ここで、
X´:所定の第2の期間において上記ステップ104で、したと診断されたドライバの適切な行動の回数
Y´:所定の第2の期間において、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104において、したと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnの出現回数
である。
次のステップ208では、上記ステップ204で演算された第1の割合Aの値が、ドライバに対してアドバイスすべき所定の閾値(例えば、0.5)以上であるか否かを判定する。
ステップ208で、所定の閾値未満であると判定された場合には、アドバイス情報提示処理を終了する。一方、ステップ208で、所定の閾値以上であると判定された場合には、次のステップ210へ進む。
次のステップ210では、診断変化率qを以下の式(3)によって演算する。
q=A/B・・・式(3)
ただし、
A:上記ステップ204で演算された第1の割合
B:上記ステップ206で演算された第2の割合
である。
次のステップ212では、上記ステップ210で演算された診断変化率qの値に応じて、以下に示すように、提示するアドバイス情報の詳細度のレベルtを決定する。
・q≧1.00・・・・・・・レベルt=T
・1.00>q≧0.80・・レベルt=T−1
・0.80>q≧0.70・・レベルt=Tー2
・ ・
・ ・
・0.10>q≧0.00・・レベルt=1
なお、本実施の形態では、ステップ212において、診断変化率qの値が大きいほど、決定されるアドバイス情報の詳細度が高くなり、診断変化率qの値が小さいほど、決定されるアドバイス情報の詳細度が低くなる。また、診断変化率qの値は、第1の割合の第2の割合に対する割合を表している。
次のステップ214では、アドバイスDB20を読み込んで、ドライバに提示するアドバイス情報として、上記ステップ100で検出された走行路状況と、上記ステップ104においてしていないと診断されたドライバの適切な行動との組合わせnに対応する詳細度が上記ステップ212で決定されたレベルtのアドバイス情報を取得する。そして、取得されたアドバイス情報を表示するように表示装置14aを制御する。これにより、表示装置14aによってアドバイス情報がドライバに提示される。なお、取得されたアドバイス情報が音声データである場合には、スピーカ14bからこの音声データが表す音声のアドバイスが出力されるように、スピーカ14bを制御するようにしてもよい。すなわち、ステップ214では、上記ステップ100で所定の走行路状況が検出された場合に、上記ステップ104で検出されたドライバの行動が、上記ステップ100で検出された走行路状況に対応するアドバイスDB20に登録されたドライバの適切な行動でないときには、生成された履歴情報84に基づいて、上記ステップ210で演算された、所定の第1の期間におけるドライバが適切でない行動をした第1の割合の、前記第1の期間より前の時点を含む第2の期間におけるドライバが適切でない行動をした第2の割合に対する割合(診断変化率q)が大きくなるほど、詳細度が高い対応するアドバイス情報を提示するように、提示手段としての表示装置14aやスピーカ14bを制御すると共に、診断変化率qが小さくなるほど、詳細度が低い対応するアドバイス情報を提示するように制御する。なお、ステップ212及びステップ214は、本発明の制御手段に対応する。そして、アドバイス情報提示処理を終了する。
以上、説明したように、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置によれば、第1の割合の第2の割合に対する割合(診断変化率q)の大きさに応じて提示するアドバイス情報の詳細度を適切に変更することにより、ドライバの理解度や上達度に応じて、理解度や上達度が高いドライバには詳細度が低い、すなわち抽象度が高いアドバイスが提示される。これにより、理解度や上達度が高いドライバ(例えば熟練者)には、具体的な適切な行動のアドバイスを提示して行動を変えさせるのではなく、ドライバ自身に考えさせる抽象的なアドバイスを提示することによって、ドライバ自身に考えさせることができる。
また、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置によれば、第1の割合の第2の割合に対する割合の大きさに応じて提示するアドバイス情報の詳細度を適切に変更することにより、ドライバの理解度や上達度に応じて、理解度や上達度が低いドライバ(例えば初心者)には詳細度が高い、すなわち具体性が高いアドバイスが提示される。これにより、理解度や上達度が低いドライバには、ドライバ自身に考えさせるのではなく、具体的な適切な行動のアドバイスを提示して行動を変えさせることができる。
従って、本実施の形態に係るアドバイス情報提示装置によれば、ドライバの理解度や上達度に応じた適切なアドバイスを提示することができる。
なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、車両に搭載されて、ドライバに対してアドバイス情報を提示するアドバイス情報提示装置の例について説明したが、本発明はこれに限られず、アドバイス情報を提示する対象者の理解度や上達度に応じて適切なアドバイスを提示する装置全般に本発明を適用することができる。