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JP5079259B2 - 言語入力システム、その処理方法、記録媒体及びプログラム - Google Patents
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JP5079259B2 - 言語入力システム、その処理方法、記録媒体及びプログラム - Google Patents

言語入力システム、その処理方法、記録媒体及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力された読みに対する1以上の表記を表記リストへ表示し、表示された表記から1つの表記を選択し確定することができる言語入力システム、その処理方法、記録媒体及びプログラムに関する。
従来、入力された言語、たとえば日本語の読みを所望の日本語表記(ひらがな、カタカナ、漢字、記号その他)に変換する日本語入力プログラムが動作する言語入力システムがある。日本語入力プログラムとして例えば、本願出願人のMS−IME(Input Method Editor)(商標)、ジャストシステム社のATOK(商標)及びその他がある(例えば、特許文献1参照)。
例えばMS−IMEは、Windows(登録商標)等のOS(operating system)環境で動作するパーソナルコンピュータ(PC)上で動作する。MS−IMEは、MS−IMEが予め有している辞書データ(システム辞書)またはユーザによって定義された辞書データ(ユーザ辞書)を参照し、入力された読みに対する1以上の表記を辞書から取得する。MS−IMEは表記をPCの表示画面に表記リストとして表示し、読みをユーザが選択し確定した1表記に変換する。
MS−IMEは、日本語の文字を入力するためのプログラムである。MS−IMEは、レキシコンデータベース(DB)と日本語の言語モデル(LM)とを使用して、表音文字(読み)から適当な表意文字(表記)を生成する。レキシコンは用語集でありMS−IMEの所謂辞書である。LMは、統計的な言語処理を行うための規則を規定した文法DBである。MS−IMEは、入力された読みに対応する1以上の表記をレキシコンDBから取り出し、それらからLMを使用した言語処理によって最適な1表記を確定する。
特開2002-123510号公報
しかしながら、例えば、読み「かごしま」に対応した「鹿子嶋」という表記を取得したくとも言語入力システムの辞書(レキシコン)が「鹿子嶋」のデータを有していない場合、「鹿子嶋」という表記は表示されない。この場合、ユーザは代わりに読み「しかこしま」に対応した「鹿子嶋」という表記を取得しようと試みる必要がある。このように、従来の言語入力システムが、予め有している辞書を参照しても、入力された読みに対する所望の表記を辞書から取得出来ない場合、ユーザは所望の表記を得るために次善策を講じる必要に迫られることがある。
また、例えば、読み「あだち」に対応した表記を取得したい場合に、言語入力システムの辞書が「安達」、「足立」、「足達」等のデータを有していると、これら複数の表記が表示される。この場合、ユーザは読みの入力に先立って、どれが読み「あだち」に対応した所望の表記であるか、他の情報を参考に考慮しておく必要がある。このように、従来の言語入力システムは、予め有している辞書を参照しても、同音異義語があると入力された読みに対する所望の表記を辞書から効率良く取得出来ない場合がある。
上述のような従来の言語入力システムにおいて、世間で扱われる日本語の語彙は変化に富んでいるため、日本語入力プログラムの既定のDBは全ての日本語を網羅していない。したがって、日本語入力プログラムは、既定のDBに対応することはもちろんのこと、世間で扱われる種々の語を支援するユーザ関連DBにも対応することが求められている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザ関連データの扱い易さを向上させた言語入力システム、その処理方法、記録媒体及びプログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の言語入力システム(図1)は、読みを所望の表記に変換する言語入力システムであって、通信する相手に関連した第1の連絡先情報(130)及び該第1の連絡先情報とは別の第2の連絡先情報(131)を管理する情報管理手段(101、124)と、所定の言語の入力された読みに対する1つ又は複数の表記を表示し、当該表示された表記の中から、1つの表記を選択するための言語入力手段(101、114)とを有するクライアントシステム(100)と、前記クライアントシステムと接続されており、1つまたは複数の他のクライアントシステムとさらに接続可能であり、前記クライアントシステム及び前記1つまたは複数の他のクライアントからアクセスされ共有される共有連絡先情報(182)を有するサーバシステム(170)とを備え、前記情報管理手段は、定期的に前記サーバシステムから前記共有連絡先情報を取得し、当該取得した共有連絡先情報で前記第2の連絡先情報を更新し、前記言語入力手段は、前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報を前記情報管理手段から取得し、当該取得した前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報から辞書データ(203a、203b)を作成する辞書作成手段(図6)と、前記辞書作成手段によって作成した前記辞書データを参照し、入力された読みを表記に変換し該表記を表示する変換表示手段(S812)と、前記変換表示手段によって表示する際に、前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報に含まれる入力された前記読み及び変換された前記表記に対応した付加情報(307)を前記情報管理手段から取得し(S813)、当該取得した付加情報を変換された前記表記と共に表示する情報表示手段(S814)とを有することを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の言語入力システムの処理方法は、読みを所望の表記に変換する言語入力システムの処理方法であって、前記言語入力システムは、通信する相手に関連した第1の連絡先情報及び該第1の連絡先情報とは別の第2の連絡先情報を管理する情報管理手段と、所定の言語の入力された読みに対する1つ又は複数の表記を表示し、当該表示された表記の中から、1つの表記を選択するための言語入力手段とを有するクライアントシステムと、前記クライアントシステムと接続されており、1つまたは複数の他のクライアントシステムとさらに接続可能であり、前記クライアントシステム及び前記1つまたは複数の他のクライアントからアクセスされ共有される共有連絡先情報を有するサーバシステムとを含み、前記処理方法は、前記情報管理手段が、定期的に前記サーバシステムから前記共有連絡先情報を取得し、当該取得した共有連絡先情報で前記第2の連絡先情報を更新する情報管理ステップと、前記言語入力手段が、前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報を前記情報管理手段から取得し、当該取得した前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報から辞書データを作成する辞書作成ステップと、前記言語入力手段が、前記辞書作成ステップにおいて作成した前記辞書データを参照し、入力された読みを表記に変換し該表記を表示する変換表示ステップと、前記言語入力手段が、前記変換表示ステップにおいて表示する際に、前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報に含まれる入力された前記読み及び変換された前記表記に対応した付加情報を前記情報管理手段から取得し、当該取得した付加情報を変換された前記表記と共に表示する情報表示ステップとを備えることを特徴とする。
なお、特許請求の範囲の構成要素と対応する実施形態中の図中符号等を()で示した。ただし、特許請求の範囲に記載した構成要素は上記()部の実施形態の構成要素に限定されるものではない。
以上の構成により、本発明の言語入力システム及びその処理方法は、個人的に使用するコンタクト情報が記憶される第1の連絡先情報(130)及び共有して使用するコンタクト情報が記憶される共有連絡先情報(182)のクライアントシステム(100)におけるローカルなキャッシュである第2の連絡先情報(131)の、各々に含まれるコンタクト情報から自動的に抽出した辞書データを使用する。これにより、本実施形態の日本語入力システムは入力された読みに対する所望の表記を辞書から取得でき、ユーザは所望の表記を得るために次善策を講じる必要に迫られることが無い。
さらに、本発明の言語入力システム及びその処理方法は、個人的に使用するコンタクト情報が記憶される第1の連絡先情報(130)及び共有して使用するコンタクト情報が記憶される共有連絡先情報(182)のクライアントシステム(100)におけるローカルなキャッシュである第2の連絡先情報(131)の、各々に含まれるコンタクト情報からダイナミックに抽出した付加情報(307)データを使用し、入力された読みに対する複数の表記に添えて付加情報(307)を表示する。これにより、本実施形態の日本語入力システムを使用するユーザは、同音異義語があってもコメントを参考に入力された読みに対する所望の表記を辞書から効率良く取得出来る。
本発明によれば、言語入力システムにおいて、ユーザ関連データの扱い易さを向上させる効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。なお、各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明の重複は省略する。
(装置構成)
図1は、本実施形態における日本語の読みを所望の日本語表記に変換する日本語入力システムのシステムブロック図である。本実施形態の日本語入力システムは、日本語表記変換を実現するための日本語入力プログラムをインストールしたPC100を有する。本実施形態では、OSとしてWindows(登録商標)を搭載した汎用のPCを使用する日本語入力システムについて説明する。
図1のPC100において、図中符号101はCPU(central processing unit)であり、システムメモリ102のRAM(random access memory)にロードされたプログラムを実行する。システムメモリ102はCPU101の実行するプログラムで必要な入力データ、プログラムの実行結果等各種のデータを保存するためのRAMや、BIOS(Basic Input/Output System)等を予め記憶したROM(read only memory)等である。また、システムメモリ102のRAMはディスプレイ107に表示するデータや、キーボード106、モデム103、マイク117等から入力されたデータを一時記憶する。
符号103はモデムであり、内部モデムであっても外部モデムであってもよく、インターフェースを介してシステムバス116に接続され、インターネットなどの広域ネットワーク120上の通信を確立する。符号104はCD(compact disc)−ROMドライブであり、装着されたCD−ROM105からデータを読み取る。本実施形態では、日本語入力プログラム及び関連のデータ(システム辞書ファイル等)を記録したCD−ROM105から読み取られたプログラム及びデータが、後述のハードディスク記憶装置(HD)108にインストールされている。
符号106はキーボードであり、文字に対応するキーを押下することで、文字を入力する。符号117はマイクであり、ユーザの発した音声をPC100へ入力する。符号107はディスプレイであり、キーボード106等から入力された文字やCPU101の演算結果を可視表示する。ポインティングデバイス115は、ディスプレイ107の表示画面上に表示されたポインタ(カーソル図形)を移動させ、また、その位置を確定のために指示することが可能であり、本実施形態では、マウスを使用する。上記ポインタの移動はマウス115自身をユーザが移動し、ポインタの位置の確定は左右のクリックボタンで行われる。符号116は、PC100の上述した各要素を接続するシステムバスである。
HD108には以下に述べるプログラム、データが保存目的で記憶されている。符号109はPC100及び周辺機器を制御するためのOSであり、本実施形態では上述のWindows(登録商標)が使用される。符号110は、本実施形態の日本語入力プログラム114以外の種々のアプリケーションプログラムであり、例えば、WEBコンテンツのWEBページを閲覧するためのブラウザ、エクスプローラ(商標)、ワープロソフト、データベース・ソフト、表計算ソフト、音声認識ソフト等である。
符号111はアプリケーションプログラム以外の種々のプログラムモジュールであり、例えば各種デバイスドライバや、各種API(Application Programming Interface)を提供するDLL(dynamic-link library)ファイル等である。プログラムデータ112は、OSその他各種プログラムが使用し又は生成する種々のデータである。プログラムデータ112は、本実施形態の日本語入力プログラムに付随した種々のシステム辞書ファイル及びユーザ辞書ファイル、日本語入力プログラムが表記リストの表示に要するGUI(graphical user interface)データを含む。ベンダーによって供給されたシステム辞書ファイルはシステム辞書データを含み、ユーザ辞書ファイルはユーザによって定義されたユーザ辞書データを含む。
通信用プログラム124は、他のPCとの間で電子メールを送受信するための、電子メール用ソフトある。通信用プログラム124として、本実施形態ではOutlook(商標)を想定しており、これは主に電子メールを使用してメッセージを交換する機能を実現する。通信用プログラム124は、CD−ROMや不図示のフロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体から、或いは通信媒体を介してHD108にインストールされる。
電子メールに関連した名前、組織名、電話番号等の情報を、以下ではコンタクト(contact;連絡先、交際)情報と呼ぶ。Contactsファイル130は、通信用プログラム124のOutlook(商標)が管理するローカルファイルの1つである。Contactsファイル130には、送受信した電子メールを管理するための情報及び電子メールに関連した種々の情報である、PC100のユーザが個人的に使用するコンタクト情報が記憶される。
通信用プログラム124は、メールサーバ160を介して電子メールを送受信する。通信用プログラム124は、送受信に係る電子メールのコンタクト情報を、必要に応じて通信用プログラム124のストレージ(Contactsファイル130及びDBサーバ170)に格納し、或いはそのストレージから読み出す。
OAB(Offline Address Book)ファイル131は、通信用プログラム124のOutlook(商標)が管理するローカルファイルの1つである。OABファイル131は、後述のGAL(Global Address List)ファイル182のPC100におけるローカルなキャッシュである。GALファイル182は、DB(database)サーバ170が管理する組織全体の共有ファイルの1つである。通信用プログラム124のOutlook(商標)は、RPC(remote procedure call)やHTTP(HyperText Transport Protocol)等周知のプロトコルによって、定期的にDBサーバ170に問い合わせ、DBサーバ170がGALファイル182から作成するOABファイルをダウンロードし、そのデータでOABファイル131を更新する。Outlook(商標)のこのダウンロードの機能は、当業者には周知である。
符号114は日本語入力プログラムであり、CPU101が行う日本語入力プログラム処理の内容を規定した図6、7のフローチャートで示されるプログラムである。本実施形態の日本語入力プログラム114は、当業者に周知のMAPI(messaging application programming interface)の機能によって、通信用プログラム124のOutlook(商標)に問い合わせContactsファイル130及びOABファイル131にアクセスする。
日本語入力プログラム114の詳細は以下の動作説明において後述される。
MAPIは、本願出願人が発表した、Windows(登録商標)上で電子メール機能を扱うための標準仕様であり、様々なアプリケーションソフトから電子メールの送受信機能を利用できるようにするための仕様である。MAPIは、共通のプログラムインターフェイスをアプリケーションに対して提供し、メールアドレスデータなど、従来はアプリケーション単位に別々に持っていた情報も、このMAPIによって一元的に管理される。MAPIに対応したメールソフトは、ほかのアプリケーションソフトのメニューから直接メールを送信したり、モバイル機器で書いたメールをパソコンから送信するなど、さまざまなソフト/ハードと連携して使うことができる。本実施形態のOutlook(商標)やネットスケープメッセンジャー(商標)等がMAPIに対応している。
符号120は広域ネットワークであり、本実施形態ではインターネットを想定している。広域ネットワーク120にはWWW(World Wide Web)サーバ121が接続されている。本実施形態のシステム辞書ファイルを使用する日本語入力プログラム114のベンダーのWEBサイトが、WWWサーバ121上で公開されている。新たなシステム辞書ファイルの入手にあたっては、日本語入力プログラム114のベンダーが開くWEBサイトにPC100からネットワーク120経由でアクセスし、そこからファイルをダウンロードすることが可能である。
広域ネットワーク120にはさらに、メールサーバ160及びDBサーバ170等が接続されている。メールサーバ160は広域ネットワーク120を介して他のメールサーバと電子メールの授受を行う。DBサーバ170は、1以上のクライアントマシン(PC等)から広域ネットワーク120を介してとアクセス可能であり、種々のデータを管理するデータベース機能を提供する。PC100が例えば会社のPCである場合、DBサーバ170はその会社が管理運営するDBサーバである。
DBサーバ170は、AD(Active Directory(商標))181がインストールされており、AD181によってGALファイル182が管理される。Active Directory(商標)は、X.500に準拠したディレクトリ・サービスで当業者には周知である。GALファイル182は、AD181が管理する組織全体の共有ファイルの1つである。GALファイル182には、送受信した電子メールを管理するための情報及び電子メールに関連した種々の情報である、DBサーバ170の各ユーザが組織的に共有して使用するコンタクト情報が記憶される。AD181は、通信用プログラム124のOutlook(商標)からの定期的な要求によって、GALファイル182からOABファイルを作成しPC100へOABファイルをダウンロードする。
Active Directory(商標)は、本願出願人のWindows(登録商標)が実装するディレクトリ・サービスで、大規模なWindows(登録商標)ネットワーク・システムにおける管理の手間を軽減させる。サーバシステムやアプリケーションは、このActive Directory(商標)を使用してユーザー・アカウント、セキュリティなどの必要な情報を取得する。Active Directory(商標)は、ユーザごとのユーザ名やWindows(登録商標)の実行環境プロファイル(ユーザ設定)、電子メール・アドレス、住所などのアカウント情報のほか、グループ名、プリンタ、共有リソース名、コンピュータ名、セキュリティ・ポリシーなどのリソースを、ツリー状にして統一的に管理することができる。
図2(a)、(b)は、本実施形態のコンタクト情報の例を示すテーブル構成図である。コンタクト情報のテーブルは、主に読みフィールド、表記フィールド、コメントフィールド等を備える。図2(a)、(b)に示すようなテーブル構成を含むコンタクト情報が、Contactsファイル130、GALファイル182、及びのGALファイル182のローカルなキャッシュであるOABファイル131等に保存される。
図2(a)に示すコンタクト情報の例は、読みフィールド「はなし」、表記フィールド「葉梨」、コメントフィールド「普通のはなしさん」を有するレコードを含む。図2(b)に示すコンタクト情報の例は、読みフィールド「はなし」、表記フィールド「花市」、コメントフィールド「xxx事務所」を有するレコードを含む。これらのコンタクト情報における読みフィールドと表記フィールドとを組み合わせたデータがコンタクト情報から抽出可能な辞書データ(レキシコン)を構成する。これらのコンタクト情報におけるコメントフィールドのデータがコンタクト情報から抽出可能なコメントデータである。図2(a)はOABファイル131に保存されているコンタクト情報の例を示す図である。図2(b)はContactsファイル130に保存されているコンタクト情報の例を示す図である。
また、本実施形態のコンタクト情報は、姓と名とを別レコードで管理する。即ち、例えば氏名「葉梨太郎」について、本実施形態のコンタクト情報は、読みフィールド「はなしたろう」及び表記フィールド「葉梨太郎」を有するレコードを含まない。本実施形態のコンタクト情報は、読みフィールド「はなし」及び表記フィールド「葉梨」を有するレコードと、読みフィールド「たろう」及び表記フィールド「太郎」を有するレコードとを別レコードとして含む。
図3は、日本語入力プログラム114の動作概要を示すシステム構成図である。日本語入力プログラム114は、辞書サーチモジュール114aとLMモジュール114bを有する。
基本的に、辞書サーチモジュール114aは、入力された読み201に対応する1以上の表記を、ベンダー供給の既定のレキシコンDB内のシステム辞書ファイル202及びユーザレキシコンDB内のユーザ辞書ファイル203から取り出すモジュールである。また辞書サーチモジュール114aは、ユーザ辞書ファイル203内のデータの更新、削除等の管理を行う。LMモジュール114bは、LM内の学習結果ファイル204を使用した言語処理によって、辞書サーチモジュール114aが取り出した1以上の表記から最適な1表記の表記出力205を確定するモジュールである。
システム辞書ファイル202は、システム辞書データ202aを含む。学習結果ファイル204は学習結果データ204aを含む。ユーザ辞書ファイル203は、たとえば不図示の固有名詞辞書データ、E(電子)メール応答辞書データ、略語辞書データ、ドキュメントフォルダ辞書データ、新語辞書データ等を含む。
さらに、本実施形態のユーザ辞書ファイル203は、OAB辞書データ203a及びContacts辞書データ203bを含む。日本語入力プログラム114は、MAPIの機能によって、通信用プログラム124のOutlook(商標)に問い合わせContactsファイル130及びOABファイル131にアクセスする。そして、日本語入力プログラム114がOABファイル131に含まれる図2(a)に例示するようなコンタクト情報から自動的に抽出した辞書データ(レキシコン;読みフィールドと表記フィールドとを組み合わせたデータ)が、OAB辞書データ203aである。また日本語入力プログラム114がContactsファイル130に含まれる図2(b)に例示するようなコンタクト情報から自動的に抽出した辞書データが、Contacts辞書データ203bである。
特に、本実施形態においては、辞書サーチモジュール114aによるユーザ辞書ファイル203中のOAB辞書データ203a及びContacts辞書データ203bの管理方法に特徴があり、この各辞書データの管理方法、及び図3におけるこれら各データについては、以下で詳述される。
尚、学習結果データ204aはLMモジュールが表記出力205を確定した際の仮名漢字変換処理の学習結果を記録する。LMでの学習結果の記録の手法としては、ワードバイグラム(bigram)方式その他多様な方法が有るが、本実施形態では周知のフラグカウントを使用した学習ルーチンを適用する。
(動作説明)
以上述べたシステム構成において、本実施形態の日本語の読みを所望の日本語表記に変換するための日本語入力システムの日本語入力プログラム114の動作について以下、図4、5を参照し説明する。
本実施形態の日本語入力システムは、個人的に使用するコンタクト情報が記憶されるContactsファイル130及び共有して使用するコンタクト情報が記憶されるGALファイル182のPC100におけるローカルなキャッシュであるOABファイル131の、各々に含まれるコンタクト情報から自動的に抽出した辞書データを使用することに特徴がある。
さらに、本実施形態の日本語入力システムは、個人的に使用するコンタクト情報が記憶されるContactsファイル130及び共有して使用するコンタクト情報が記憶されるGALファイル182のPC100におけるローカルなキャッシュであるOABファイル131の、各々に含まれるコンタクト情報からダイナミックに抽出したコメントデータを使用し、入力された読みに対する複数の表記に添えてコメントを表示することに特徴がある。
図4は、例えばワープロソフトによる文書の編集中に、日本語入力プログラム114が上述の各辞書ファイルを参照して、入力された読み「はなし」を各辞書から取得した適当な表記へ変換する場合の例を示す図である。
日本語入力プログラム114は、各辞書ファイルを参照し、表示画面上の図中符号301の位置に入力された読み「はなし」に対する1以上の表記を取得する。日本語入力プログラム114は、それら表記をPC100のディスプレイ107上の表示画面に表記リスト302として表示する。この時に表記リスト302中に表示される符号303の分数「6/6」は、フォーカス(強調のためハイライトされること)304が位置している表記「花市」が全表記6個中の6番目の表記であることを示す。
日本語入力プログラム114は、ユーザがPCのキーボード106の↓(down)キー等を押し下げるとフォーカスを移動し、ユーザが確定キー(たとえばエンターキー)を押すと表記リスト302を閉じる。そして日本語入力プログラム114は、符号301の位置において、入力された読み「はなし」をユーザがフォーカスを移動して選択し確定した1表記「花市」に変換する。
表記リスト302中の表記「葉梨」、「花市」はそれぞれ□印305、306を有する。□印付き表記は、ユーザ辞書ファイル203中のOAB辞書データ203a又はContacts辞書データ203bを参照し取得された表記である。図4の例において、表記リスト302中の□印付き表記「葉梨」は、OABファイル131に含まれる図2(a)に例示するようなコンタクト情報から抽出したOAB辞書データ203aを参照し取得された表記である。表記リスト302中の□印付き表記「花市」はContactsファイル130に含まれる図2(b)に例示するようなコンタクト情報から抽出したContacts辞書データ203bを参照し取得された表記である。
さらに、日本語入力プログラム114は、□印付き表記について、その表記に添えてコメントを表示する。図4の例では、フォーカス304が位置している□印付き表記「花市」の右側にコメント307が表示されている。日本語入力プログラム114は、OABファイル131に含まれる図2(a)に例示するようなコンタクト情報の読み「はなし」、表記「葉梨」に対応したレコードから抽出したコメントデータ「普通のはなしさん」を参照し取得する。同時に日本語入力プログラム114は、Contactsファイル130に含まれる図2(b)に例示するようなコンタクト情報の読み「はなし」、表記「花市」に対応したレコードから抽出したコメントデータ「xxx事務所」を参照し取得する。日本語入力プログラム114は、読み「はなし」に対応して抽出した上述の全てのコメントデータ「普通のはなしさん」、「xxx事務所」等をマージして、表記「葉梨」とコメントデータ「普通のはなしさん」のペア、表記「花市」とコメントデータ「xxx事務所」のペア等をコメント307として表示する。図4の例では、フォーカス304が□印付き表記「葉梨」へ移動された場合にも□印付き表記「葉梨」の右側に上記と同様なコメント307が表示される。即ち、日本語入力プログラム114は、同一の読み「はなし」の□印付き表記の右側に常に上記と同様なコメント307を表示する。
上述したように□印付き表記は、ユーザ辞書ファイル203中のOAB辞書データ203a又はContacts辞書データ203bを参照し取得されたコメント付き表記であることを示す。
上述のコメントデータを使用することにより、本実施形態の日本語入力システムは、図4に例示したように人を特定できる情報を表示することに留意されたい。本実施形態の日本語入力システムを使用するユーザは、同音異義語の人名があってもコメントを参考に入力された読みに対する所望の人名表記を辞書から効率良く取得出来る。
図5は、システム辞書ファイル202、ユーザ辞書ファイル203、学習結果ファイル204の構造を示す図である。
図5は、日本語入力プログラム114が上述の表記リスト302を表示するに際し、学習結果ファイル204を参照して取得する、読み「はなし」に対する1以上の表記を有する表記リストテーブル601を示す。学習結果ファイル204は、各読みに対応したこのような1以上の表記リストテーブルからなる学習結果データ204aを格納したファイルである。
図5において、表記リストテーブル601は、読みフィールド602(データは一律「はなし」)、表記フィールド603及びフラグカウントフィールド604を有するレコードを複数含む。例えば、レコード605は、読み「はなし」に対する表記が「話し」で、そのフラグカウントが「4」である。フラグカウントはそのフラグカウントを有する表記について、表記リスト302の上位に表示される優先順位を示している。表記リストテーブル601中のレコードのフラグカウントの降順にそれらレコードの有する表記が表記リスト302に表示される。
ここで例えば、図4の符号301の位置において、入力された読み「はなし」がユーザがフォーカスを移動して選択し確定した1表記「話し」に変換されたとする。この場合、日本語入力プログラム114は、LMモジュールにより、図5のレコード605のフラグカウントをインクリメント(++)して「5」とし、確定した際の仮名漢字変換処理の学習結果を記録する。
また図5は、各読みに対する1以上の表記を有するシステム辞書テーブル606を示す。システム辞書ファイル202は、このようなシステム辞書テーブル606とデータ名(システム辞書データ)から成るシステム辞書データ202aを格納したファイルである。
図5において、システム辞書テーブル606は、読みフィールドと表記フィールドを有するレコードを複数含む。例えば、レコード群607は、上から順に読み「はなし、はなし、はなし、はなし」に対する表記が「話、話し、放し、噺」である。尚、レコード群607にフラグカウントを付加したレコード群は、以前の学習結果として学習結果データ204a中の読み「はなし」の表記リストテーブル601に既に存在している。
また図5は、各読みに対する1以上の表記を有するOAB辞書テーブル608を示す。ユーザ辞書ファイル203は、このようなOAB辞書テーブル608及びデータ名(OAB辞書データ)から成るOAB辞書データ203aを格納したファイルである。さらに図6は、各読みに対する1以上の表記を有するContacts辞書テーブル610を示す。ユーザ辞書ファイル203は、このようContacts辞書テーブル610及びデータ名(Contacts辞書データ)から成るContacts辞書データ203bを格納したファイルである。
ここで、辞書サーチモジュール114aがOAB辞書データ203aを作成しユーザ辞書ファイル203中の空きレイヤに格納する場合について、図5を参照し説明する。この場合、レイヤ1が空きレイヤであったとすると、OAB辞書データ203aはレイヤ1に挿入され格納される。
図5は、OAB辞書データ203aが格納された場合における、各読みに対する1以上の表記を有するOAB辞書テーブル608を示す。ユーザ辞書ファイル203は、このようなOAB辞書テーブル608及びデータ名(OAB辞書データ)から成るOAB辞書データ203aを格納したファイルとなる。
図5において、OAB辞書テーブル608は、読みフィールドと表記フィールドを有するレコードを複数含む。例えば、レコード609は、読み「はなし」に対する表記が「葉梨」である。ここで、OAB辞書データ203aのレイヤ1への挿入に同期して、レコード609(読み「はなし」、表記「葉梨」)にフラグカウント0を付加したレコードが、学習結果データ204a中の読み「はなし」の表記リストテーブル601に追加される。
OAB辞書データ203aのレイヤ1への挿入に同期して、レコード609(読み「はなし」、表記「葉梨」)以外のレコード(例えば読み「ときお」、表記「TOKIO」)についてもそれにフラグカウント0を付加したレコードが、学習結果データ204a中の読み「ときお」の表記リストテーブルに追加される。
さらに、辞書サーチモジュール114aがContacts辞書データ203bを作成しユーザ辞書ファイル203中の空きレイヤに格納する場合について、図5を参照し説明する。この場合、レイヤ2が空きレイヤであったとすると、Contacts辞書データ203bはレイヤ2に挿入され格納される。
図5は、Contacts辞書データ203bが格納された場合における、各読みに対する1以上の表記を有するContacts辞書テーブル610を示す。ユーザ辞書ファイル203は、このようなContacts辞書テーブル610及びデータ名(Contacts辞書データ)から成るContacts辞書データ203bを格納したファイルとなる。
図5において、Contacts辞書テーブル610は、読みフィールドと表記フィールドを有するレコードを複数含む。例えば、レコード611は、読み「はなし」に対する表記が「花市」である。ここで、Contacts辞書データ203bのレイヤ2への挿入に同期して、レコード611(読み「はなし」、表記「花市」)にフラグカウント0を付加したレコードが、学習結果データ204a中の読み「はなし」の表記リストテーブル601に追加される。
Contacts辞書データ203bのレイヤ2への挿入に同期して、レコード611(読み「はなし」、表記「花市」)以外のレコード(例えば読み「ときお」、表記「時男」)についてもそれにフラグカウント0を付加したレコードが、学習結果データ204a中の読み「ときお」の表記リストテーブルに追加される。
(プログラムの処理説明)
本実施形態における上記日本語入力に係る処理は、図6、7のフローチャートに示す処理手順により行われる。図6、7の処理手順は、CPU101が実行する日本語入力プログラム処理の内容を示し、CPU101が、HD108に記憶されている日本語入力プログラム114を、システムメモリ102のRAMにロードして実行することにより行われる。以下、CPU101が行う日本語入力プログラム114の処理手順について、図1〜5も合わせて参照しながら説明する。
ここで、OS109のブート後は、OS109により自動で日本語入力プログラム114がシステムメモリ102に常駐され、起動されているものとする。
図6において、CPU101は、OSからのイベントの有無を判定する(ステップS700)。OSからのイベントを検出した場合、CPU101は、そのイベントがアプリケーションプログラムによる文書の編集開始(ワープロソフト等のアプリケーションの起動)イベントか否かを判定する(ステップS702)。
文書の編集開始の場合、ステップS716において、CPU101は、MAPIの機能によって、通信用プログラム124のOutlook(商標)に問い合わせContactsファイル130及びOABファイル131にアクセスする。そして、CPU101は、OABファイル131に含まれる図2(a)に例示するようなコンタクト情報からOAB辞書データ203aを自動的に抽出し、またContactsファイル130に含まれる図2(b)に例示するようなコンタクト情報からContacts辞書データ203bを自動的に抽出して、それらOAB辞書データ203a及びContacts辞書データ203bをシステムメモリ102のRAM上に格納する。ここでOAB辞書データ203aは、図5に示したように、空きレイヤのレイヤ1に挿入されるべき、データ名(OAB辞書データ)と抽出した新しい語レコードを有するOAB辞書テーブル608から成る。またContacts辞書データ203bは、図5に示したように、空きレイヤのレイヤ2に挿入されるべき、データ名(Contacts辞書データ)と抽出した新しい語レコードを有するContacts辞書テーブル610から成る。
そしてCPU101は、OAB辞書データ203aをユーザ辞書ファイル203中の空きレイヤ(レイヤ1)に挿入して格納し、Contacts辞書データ203bをユーザ辞書ファイル203中の空きレイヤ(レイヤ2)に挿入して格納する(ステップS718)。さらにOAB辞書データ203aとContacts辞書データ203bの空きレイヤへの挿入に同期して、CPU101は、学習結果データ204aにOAB辞書データ203aとContacts辞書データ203bに関連したレコードを追加する(ステップS720)。即ち、図5に示したように、例えばレコード609(読み「はなし」、表記「葉梨」)及びそれ以外のレコード(例えば読み「ときお」、表記「TOKIO」)について、それらにフラグカウント0を付加した各レコードが、学習結果データ204a中の読み「はなし」、「ときお」等の各表記リストテーブルに追加される。また、例えばレコード611(読み「はなし」、表記「花市」)及びそれ以外のレコード(例えば読み「ときお」、表記「時男」)について、それらにフラグカウント0を付加した各レコードが、学習結果データ204a中の読み「はなし」、「ときお」等の各表記リストテーブルに追加される。そしてCPU101は、OSからのイベント待ちに戻る(ステップS720→S700)。
一方、OSからのイベントが文書の編集開始以外の場合、CPU101は、そのイベントがキーボード106による読みの入力であるか判定する(ステップS702→S790)。OSからのイベントが読みの入力の場合、CPU101は、図7に示す処理に進む(ステップS790→図7)。OSからの読みの入力以外の場合、CPU101は、そのイベントがアプリケーションプログラムによる文書の編集終了イベントか否かを判定する(ステップS790→S795)。OSからのイベントが文書の編集終了の場合、CPU101は、OSからのイベント待ちに戻る(ステップS795→S700)。OSからのイベントが文書の編集終了以外の場合、CPU101は、そのイベントに対応した処理を行い、OSからのイベント待ちに戻る(ステップS798→S700)。
図7において、OSからのイベントが読みの入力の場合、CPU101は、例えば図4を参照し上述したようなキーボード106により入力された読み「はなし」の情報を、システムメモリ102のRAM上のバッファへ格納する(ステップS800)。次いでCPU101は、学習結果データ204aから、入力された読み「はなし」に対応する表記リストテーブル601を認識する(ステップS802)。そしてCPU101は、表記リストテーブル601中のレコードのフラグカウントの降順にそれらレコードの有する表記を並べた表記リスト302のデータを、バッファに編集する(ステップS804)。
続いてCPU101はユーザの変換キーの入力イベントを検知すると、上記ステップS804においてバッファ上に編集した表記リスト302のデータから取得される最初の表記(話し)を、最初の変換文字列として符号301の入力された読み「はなし」の位置に表示する(ステップS806)。
最初の変換文字列の表示後、CPU101は確定キーの入力イベントを検知すると、ステップS808→S816→S818の1連の処理で最初の変換文字列を確定文字列として文書編集中のアプリケーションプログラム(例えばワープロソフト)へ渡し、後処理(S816→S818)を行う。後処理については後述する。
一方ステップS808において、最初の変換文字列の後、CPU101は再度変換キーの入力イベントを検知すると、バッファ上に編集した表記リスト302のデータを図4に示すように表記リスト302としてディスプレイ107の表示画面に表示する(ステップS808→S810)。
次いでCPU101は、図4に示すように、表示した表記リスト302中の表記を指示するフォーカス304を、変換キーとdown(↓)キーの入力イベントに対しては下方へ、up(↑)キーの入力イベントに対しては上方へ移動させる。また、CPU101は、フォーカス304が表記リスト302の上下限を超える場合には、表記リスト302をスクロールさせて更新する。この処理はステップS811とステップS815の間をループする処理で行われる。
ステップS811とステップS815の間のループ処理中に行われるステップS812〜S814の処理について説明する。CPU101は、ステップS812において、バッファ上に編集した表記リスト302のデータから取得されるフォーカス304で指示された表記を、常に変換文字列として符号301の入力された読み「はなし」の位置に表示する。
ステップS813において、CPU101は、MAPIの機能によって、通信用プログラム124のOutlook(商標)に問い合わせContactsファイル130及びOABファイル131にアクセスする。そして、CPU101は、表記リスト302に現れる同一の読み「はなし」の表記すべてに関連したコメントの取得を試みる。即ち、CPU101は、OABファイル131に含まれる図2(a)に例示するようなコンタクト情報の読み「はなし」、表記「葉梨」に対応したレコードから抽出したコメントデータ「普通のはなしさん」を参照し取得する。同時に日本語入力プログラム114は、Contactsファイル130に含まれる図2(b)に例示するようなコンタクト情報の読み「はなし」、表記「花市」に対応したレコードから抽出したコメントデータ「xxx事務所」を参照し取得する。このようにしてCPU101は、読み「はなし」に対応して抽出した上述の全てのコメントデータ「普通のはなしさん」、「xxx事務所」等をシステムメモリ102のRAM上に格納する。尚、コメントデータが無い場合レコードからは当然にコメントデータは取得されない。このようにCPU101は、フォーカスが移動する度に、Contactsファイル130及びOABファイル131にアクセスし、入力された読み「はなし」に対応してコメントデータをダイナミックに抽出する。
ステップS814において、CPU101は、読み「はなし」に対応して抽出した上述の全てのコメントデータ「普通のはなしさん」、「xxx事務所」等をシステムメモリ102のRAM上でマージして、表記「葉梨」とコメントデータ「普通のはなしさん」のペア、表記「花市」とコメントデータ「xxx事務所」のペア等を図4に例示したコメント307として表示する。
CPU101はステップS815において確定キーの入力イベントを検知すると、後処理(ステップS816→S818)を行う。CPU101は後処理として、ステップS816→S818の1連の処理で、まず表記リスト302を閉じ、変換文字列(フォーカスされていた表記)を確定文字列として文書編集中のアプリケーションプログラム(例えばワープロソフト)へ渡す。
ここで例えば、図4の符号301の位置において、入力された読み「はなし」がユーザがフォーカスを移動して選択し確定した1表記「話し」に変換されたとする。この場合、CPU101は、図5の学習結果データ204aの表記リストテーブル601中のレコード605について、そのフラグカウントをインクリメント(++)して「5」とし、確定した際の仮名漢字変換処理の学習結果を記録する(ステップS820)。CPU101は、その後、OSからのイベント待ちに戻る(図6のステップS700)。
(実施形態の効果)
以上説明したように本実施形態によれば、第1の態様として、読みを所望の表記に変換する言語入力システムは、通信する相手に関連した第1の連絡先情報(130)及びその第1の連絡先情報とは別の第2の連絡先情報(131)を管理する情報管理手段(101、124)と、所定の言語の入力された読みに対する1つ又は複数の表記を表示し、その表示された表記の中から、1つの表記を選択するための言語入力手段(101、114)とを有するクライアントシステム(100)と、上記クライアントシステムと接続されており、1つまたは複数の他のクライアントシステムとさらに接続可能であり、上記クライアントシステム及び上記1つまたは複数の他のクライアントからアクセスされ共有される共有連絡先情報(182)を有するサーバシステム(170)とを備え、上記情報管理手段は、定期的に上記サーバシステムから上記共有連絡先情報を取得し、その取得した共有連絡先情報で上記第2の連絡先情報を更新し、上記言語入力手段は、上記第1の連絡先情報及び上記第2の連絡先情報を上記情報管理手段から取得し、その取得した上記第1の連絡先情報及び上記第2の連絡先情報から辞書データ(203a、203b)を作成する辞書作成手段(図6)と、上記辞書作成手段によって作成した上記辞書データを参照し、入力された読みを表記に変換しその表記を表示する変換表示手段(S812)と、上記変換表示手段によって表示する際に、上記第1の連絡先情報及び上記第2の連絡先情報に含まれる入力された上記読み及び変換された上記表記に対応した付加情報(307)を上記情報管理手段から取得し(S813)、その取得した付加情報を変換された上記表記と共に表示する情報表示手段(S814)とを有することを特徴とする。
ここで、第2の態様として、第1の態様の言語入力システムにおいて、上記言語入力手段は、文書を編集するアプリケーションプログラムの起動を検知する検知手段をさらに有し、上記辞書作成手段は、上記検知手段によって上記起動が検知された場合に自動的に上記辞書データを作成することを特徴とすることができる。
また、第3の態様として、第1又は第2の態様の言語入力システムにおいて、上記共有連絡先情報及び上記第1の連絡先情報は、姓と名とを分離して管理することを特徴とすることができる。
また、第4の態様として、第1乃至第3のいずれかの態様の言語入力システムにおいて、上記所定の言語は日本語であることを特徴とすることができる。
以上の構成により、本実施形態の日本語入力システムは、個人的に使用するコンタクト情報が記憶されるContactsファイル130及び共有して使用するコンタクト情報が記憶されるGALファイル182のPC100におけるローカルなキャッシュであるOABファイル131の、各々に含まれるコンタクト情報から自動的に抽出した辞書データを使用する。これにより、本実施形態の日本語入力システムは入力された読みに対する所望の表記を辞書から取得でき、ユーザは所望の表記を得るために次善策を講じる必要に迫られることが無い。
さらに、本実施形態の日本語入力システムは、個人的に使用するコンタクト情報が記憶されるContactsファイル130及び共有して使用するコンタクト情報が記憶されるGALファイル182のPC100におけるローカルなキャッシュであるOABファイル131の、各々に含まれるコンタクト情報からダイナミックに抽出したコメントデータを使用し、入力された読みに対する複数の表記に添えてコメントを表示する。これにより、本実施形態の日本語入力システムを使用するユーザは、同音異義語があってもコメントを参考に入力された読みに対する所望の表記を辞書から効率良く取得出来る。
また、本実施形態の日本語入力システムは、共有して使用するコンタクト情報が記憶されるGALファイル182をPC100におけるローカルなOABファイル131にキャッシュして使用する。これにより本実施形態の日本語入力システムは、処理に際し過度な負荷をネットワークかけることがない。
また、本実施形態の日本語入力システムは、コンタクト情報中で姓と名とを別レコードで管理する。これにより、コンタクト情報を盗用されたとしても姓又は名のみの情報が認識されるだけなので、個人情報漏洩に対する高い耐性を実現できる。
(他の実施形態)
以上述べた実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態では、1実施形態を例示する便宜上、1個のユーザ辞書ファイル203内での複数辞書データ(OAB辞書データ203a、Contacts辞書データ203b等)のレイヤ構造として説明した。しかし本実施形態はこれに限られず、各辞書データ(OAB辞書データ203a、Contacts辞書データ203b等)が各々1個のユーザ辞書ファイルを構成し、それら複数のユーザ辞書ファイルのレイヤ構造とした実施形態に変形が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
さらに、上述の実施形態では、1個のシステム辞書ファイル202が1個のシステム辞書データ202aを含む場合を説明したが、本実施形態はこれに限られず、システム辞書ファイルが複数の実施形態、又は1個のシステム辞書ファイルが複数のシステム辞書データを含む実施形態に変形が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
2)上述の実施形態では、ユーザがキーボード106を使用して入力したディスプレイ107の表示画面上の、符号301の位置に入力された読み「はなし」に対して、仮名漢字変換処理する場合を例に説明した。しかし、本発明は仮名漢字変換のみに限るものではなく、言語処理系全般に適用可能である。例えば読みの入力はキーボードに限らず、マイクでユーザの発した音声をPC100へ入力し、その音声を音声認識ソフトで認識した結果の読みを取り込んで処理する場合にも本発明が適用可能なことを、当業者なら容易に理解できるであろう。
3)上述の実施形態では、日本語を処理する日本語入力システムの例を示したが、本発明は日本語に限ることはない。同音異義語を有する各種の言語にも本発明が適用可能なことを、当業者なら容易に理解できるであろう。
4)上述の実施形態では、日本語入力システムを汎用のパーソナルコンピュータで実現する例を示したが、パーソナルコンピュータ以外の情報処理装置として、ワークステーション、サーバ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話及び各種のプログラム実行可能なその他情報処理装置に本発明を適用可能である。
5)本発明で言う記録媒体とは、CPUが実行するプログラムを記録しておき、デバイスにより読み取り可能な媒体を言う。記録媒体としては、CD−ROM以外に、IC(integrated circuits)メモリ、HD,フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(MO)など周知の記録媒体を使用することができる。
また、記録媒体に記録されるプログラムは、プログラムそのもの、圧縮したもの、暗号化したもののいずれでもよく、これらのデータはすべて本発明のプログラムの概念の中に含まれる。
さらにインターネット、LAN(local area network)などのネットワークあるいは信号線を介して、プログラムを情報処理装置に転送(ダウンロード)する場合には、転送元の装置の上記プログラムを記憶する記録媒体または記憶デバイスが本発明の記録媒体に該当する。
6)上述の実施形態は本発明の例示のために説明したが、上述の実施形態の他にも変形が可能である。その変形が特許請求の範囲で述べられている本発明の技術思想に基づく限り、その変形は本発明の技術的範囲内となる。
本発明を適用できる実施形態の日本語入力プログラムをインストールしたPCを有する日本語入力システムのシステムブロック図である。 本発明を適用できる実施形態のコンタクト情報の例を示すテーブル構成図で、(a)はOABファイルに保存されているコンタクト情報の例を示す図、(b)はContactsファイルに保存されているコンタクト情報の例を示す図である。 本発明を適用できる実施形態の日本語入力プログラムの動作概要を示すシステム構成図である。 本発明を適用できる実施形態の入力された読み適当な表記へ変換する場合の例を示す図である。 本発明を適用できる実施形態のシステム辞書ファイル、ユーザ辞書ファイル、学習結果ファイルの構造を示す図である。 本発明を適用できる実施形態のCPUが実行する日本語入力プログラム処理を示すフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態のCPUが実行する日本語入力プログラム処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 パーソナルコンピュータ
101 CPU
102 システムメモリ
103 モデム
104 CD−ROMドライブ
105 CD−ROM
106 キーボード
107 ディスプレイ
108 HD
109 OS
110 種々のアプリケーションプログラム
111 種々のプログラムモジュール
112 プログラムデータ
114 日本語入力プログラム
115 マウス
116 システムバス
117 マイク
120 広域ネットワーク
121 WWWサーバ
124 通信用プログラム
130 Contactsファイル
131 OABファイル
160 メールサーバ
170 DBサーバ
181 AD(Active Directory(商標))
182 GALファイル

Claims (11)

  1. 読みを所望の表記に変換する言語入力システムであって、
    通信する相手に関連した第1の連絡先情報及び該第1の連絡先情報とは別の第2の連絡先情報を管理する情報管理手段と、
    所定の言語の入力された読みに対する1つ又は複数の表記を表示し、当該表示された表記の中から、1つの表記を選択するための言語入力手段と
    を有するクライアントシステムと、
    前記クライアントシステムと接続されており、1つまたは複数の他のクライアントシステムとさらに接続可能であり、前記クライアントシステム及び前記1つまたは複数の他のクライアントからアクセスされ共有される共有連絡先情報を有するサーバシステムとを備え、
    前記情報管理手段は、定期的に前記サーバシステムから前記共有連絡先情報を取得し、当該取得した共有連絡先情報で前記第2の連絡先情報を更新し、
    前記言語入力手段は、
    前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報を前記情報管理手段から取得して、フラグカウントを有する学習結果ファイルを作成する学習結果ファイル作成手段であって、取得した前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報から辞書データをそれぞれのレコードとして抽出し、前記抽出したレコードが前記学習結果ファイルに存在していない場合に、前記レコードについてフラグカウントを0に設定してレコードを前記学習結果ファイルに追加する学習結果ファイル作成手段と、
    前記学習結果ファイル作成手段によって作成した前記学習結果ファイルから、入力された読みに対応する表記リストを取得し、フラグカウント降順に前記表記リストのデータを編集して表示する表記リスト表示手段と、
    前記表記リスト表示手段によって表示する際に、前記取得した前記表記リストに含まれる入力された前記読みの表記に対応した付加情報を前記情報管理手段から取得し、当該取得した付加情報を前記表記リストの各表記に関連付けて前記表記リストと共に表示する情報表示手段と、
    ユーザが前記表記リストから表記を選択して確定したことに応じて、前記学習結果ファイルにおける、前記確定された表記に対応するフラグカウントをインクリメントするフラグカウントインクリメント手段とを有する
    ことを特徴とする言語入力システム。
  2. 前記言語入力手段は、文書を編集するアプリケーションプログラムの起動を検知する検知手段をさらに有し、
    前記学習結果ファイル作成手段は、前記検知手段によって前記起動が検知された場合に自動的に前記学習結果ファイルを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の言語入力システム。
  3. 前記共有連絡先情報及び前記第1の連絡先情報は、姓と名とを分離して管理する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の言語入力システム。
  4. 前記所定の言語は日本語である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の言語入力システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のクライアントシステムが有する前記情報管理手段と前記言語入力手段とを備えた
    ことを特徴とする言語入力システムのクライアントシステム。
  6. 読みを所望の表記に変換する言語入力システムの処理方法であって、
    前記言語入力システムは、
    通信する相手に関連した第1の連絡先情報及び該第1の連絡先情報とは別の第2の連絡先情報を管理する情報管理手段と、所定の言語の入力された読みに対する1つ又は複数の表記を表示し、当該表示された表記の中から、1つの表記を選択するための言語入力手段とを有するクライアントシステムと、
    前記クライアントシステムと接続されており、1つまたは複数の他のクライアントシステムとさらに接続可能であり、前記クライアントシステム及び前記1つまたは複数の他のクライアントからアクセスされ共有される共有連絡先情報を有するサーバシステムとを含み、
    前記処理方法は、
    前記情報管理手段が、定期的に前記サーバシステムから前記共有連絡先情報を取得し、当該取得した共有連絡先情報で前記第2の連絡先情報を更新する情報管理ステップと、
    前記言語入力手段が、前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報を前記情報管理手段から取得して、フラグカウントを有する学習結果ファイルを作成する学習結果ファイル作成ステップであって、取得した前記第1の連絡先情報及び前記第2の連絡先情報から辞書データをそれぞれのレコードとして抽出し、前記抽出したレコードが前記学習結果ファイルに存在していない場合に、前記レコードについてフラグカウントを0に設定してレコードを前記学習結果ファイルに追加する学習結果ファイル作成ステップと、
    前記言語入力手段が、前記学習結果ファイル作成ステップにおいて作成した前記学習結果ファイルから、入力された読みに対応する表記リストを取得し、フラグカウント降順に前記表記リストのデータを編集して表示する表記リスト表示ステップと、
    前記言語入力手段が、前記変換表示ステップにおいて表示する際に、前記取得した前記表記リストに含まれる入力された前記読みの表記に対応した付加情報を前記情報管理手段から取得し、当該取得した付加情報を前記表記リストの各表記に関連付けて前記表記リストと共に表示する情報表示ステップと、
    前記言語入力手段が、ユーザが前記表記リストから表記を選択して確定したことに応じて、前記学習結果ファイルにおける、前記確定された表記に対応するフラグカウントをインクリメント(++)するフラグカウントインクリメントステップと
    を備えることを特徴とする言語入力システムの処理方法。
  7. 前記言語入力手段が、文書を編集するアプリケーションプログラムの起動を検知する検知ステップをさらに備え、
    前記学習結果ファイル作成ステップにおいて前記言語入力手段は、前記検知ステップにおいて前記起動が検知された場合に自動的に前記学習結果ファイルを作成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の言語入力システムの処理方法。
  8. 前記共有連絡先情報及び前記第1の連絡先情報は、姓と名とを分離して管理する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の言語入力システムの処理方法。
  9. 前記所定の言語は日本語である
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の言語入力システムの処理方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれかに記載の言語入力システムの処理方法の前記言語入力手段が行う各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 請求項6乃至9のいずれかに記載の言語入力システムの処理方法の前記言語入力手段が行う各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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