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JP5082811B2 - リアクトル - Google Patents
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JP5082811B2 - リアクトル - Google Patents

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Description

本発明はリアクトルに関し、特にコアを有するリアクトルに関する。
図12は従来のリアクトル90を例示する縦断面図である。従来から、電源トランス等のコイル93を用いた素子において、いわゆるE型コア91とI型コア92とを採用したリアクトル90が実用化されている。ここで、E型コア91の中央の脚94とI型コア92との間には樹脂95が配設されており、リアクトル90の稼働時の振動を吸収する。また、リアクトル90の内部の磁束の流れを矢印で示している。
特開2007−123767号公報
しかしながら、上述したようなリアクトル90では、リアクトル90自身の振動によりE型コア91とI型コア92とが衝突して騒音が生じるという問題があった。E型コア91とI型コア92を用いてリアクトル90を構成する場合にはコア同士の境界は3箇所あり、樹脂95を配設したとしても騒音が生じる。
本発明は上記課題に鑑み、騒音を低減する技術を提供することを目的とする。
また、上記目的を実現するにあたって、コア同士の位置関係を保持するのが困難であるという問題もある。よって本発明は、リアクトルを構成する部材の位置関係の保持に資することをも目的とする。
上記課題を解決すべく、第1の発明は、貫通孔(12)を呈する環状の内壁(14)を有し、前記貫通孔の中心に対して退く少なくとも1つの第1凹部(16)が前記内壁に形成されたO型コア(10)と、前記貫通孔を横断して延在し、前記第1凹部と対向して配設される端部(22)を有するI型コア(20)と、前記I型コアに巻回されるコイル(30)とを備えるリアクトル(100)である。
そして、前記第1凹部(16)と前記端部(22)との間に配設される緩衝部材(40a〜40i)を更に備える。
そして、前記緩衝部材(40a〜40e)の前記I型コア(20)の延在方向に沿った長さは、前記第1凹部(16)の前記延在方向に沿った長さよりも長い。
の発明は、第の発明であって、前記緩衝部材(40b〜40e)は、前記第1凹部(16)に嵌合する嵌合体(42b,42d,42e)と、前記嵌合体と反対側で前記I型コア(20)を保持する保持体(44b,44d,44e)とを有し、前記I型コアの延在方向に垂直な面内での前記保持体の断面積は、前記面内での前記嵌合体の断面積よりも大きい。
の発明は、第又は第の発明であって、前記I型コア(20)は前記緩衝部材と接する部位に第2凹部(24c)を有し、前記緩衝部材(40c)は前記第2凹部と嵌合する。
の発明は、第又は第の発明であって、前記I型コア(20)は前記緩衝部材(40d,40e)と接する部位に凸部(26d,26e)を有し、前記緩衝部材は前記凸部と嵌合する。
第1の発明によれば、コイルが巻回されるI型コアの材質と、I型コアのヨークとして機能するO型コアの材質とを個別に選定できる。よってI型コアでの温度上昇を抑制してリアクトルの効率を増大させつつ、コストを抑制できる。また、E型コアとI型コアとを用いて構成する場合と比較して、コイルが巻回されるコアと、ヨークとして機能するコアとの境界数を1つ減らし、騒音を低減する。さらに、I型コアをO型コアに配設する際、第1凹部を目印として両者の位置決めが容易になる。
そして、騒音をより低減する。
そして、O型コアとI型コアとが直接接触しないので、騒音をより低減できる。また、I型コアの延在方向に垂直な面内での第1凹部の寸法とは無関係に、I型コアの同面内での寸法を設計することができる。
の発明によれば、I型コアの延在方向の垂直な面内での第1凹部の寸法より、I型コアの同面内での寸法を拡げても、緩衝部材を安定して保持することができる。
の発明によれば、I型コアのズレを回避又は抑制できる。
の発明によれば、磁路を確保しつつ騒音を低減できる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1を初めとする以下の図には、本発明に関係する要素のみを示す。
〈概略構成〉
図1は本発明の実施形態に係るリアクトル100を例示する縦断面図であり、I型コア20の延在方向に沿った断面を示している。リアクトル100は、O型コア10、I型コア20及びコイル30を備えている。なお、図中の白抜きの矢印は、リアクトル100を流れる磁束を模式的に表したものである。
図2はO型コア10を例示する斜視図である。O型コア10は例えば、略方体状の磁性体において、対向する一対の面を貫通する貫通孔12を呈する環状の内壁14を有し、貫通孔12の中心に対して退く少なくとも1つの凹部16が内壁14に形成されている。貫通孔12とO型コア10の外壁との距離は、凹部16の位置を除いて略一様になっている。すなわち、O型コア10の外形が略方体状に形成されていれば、貫通孔12の形状は凹部16の位置を除く形状は略方形状に形成されている。このO型コア10はI型コア20に対してヨークとして機能する。凹部16は図2に示す如く、I型コア20の延在方向から見て略矩形状に形成される。
I型コア20は例えば、略長方体状でかつ貫通孔12の径と略同じ長さに形成された磁性体が適用されて、少なくとも端部22の1つが凹部16に嵌合して貫通孔12を横断して配設される。このとき、I型コア20は、予め加熱されて膨張したO型コア10の貫通孔12内に配設され、両コアの位置関係は、O型コア10の冷却後に強固に保持される。I型コア20は、コイル30が巻回される芯として機能する。O型コア10の貫通孔12内にI型コア20を配設してリアクトル100を形成すれば、E型コア91とI型コア92とでリアクトル90(図12参照)を構成する場合に比べて、コア同士の境界の数が3つから2つになるので、騒音の発生しやすい場所を低減でき、もって騒音を低減できる。
ここで、O型コア10よりもI型コア20の方が高品位な材質で形成されることが望ましい。「高品位」とは、一の具体例を挙げれば、O型コア10は非配向性材料が採用され、I型コア20は配向性材料が採用されている。非配向性材料とは例えば、鉄粉を加圧形成したものであり、配向性材料とは例えば、鉄粉を加圧形成した後に熱処理を施したものである。他の具体例を挙げれば、I型コア20を形成する部材のシリコン含有量は、O型コア10を形成する部材のシリコン含有量よりも多い。このような高品位な材質を採用することにより、磁束密度が高くなる位置に配設されるI型コア20における発熱を抑制できる。よって冷却装置を別途に付加する必要性が小さい。一般的にこのような高品位な材質は高価であるので、O型コア10の材質とI型コア20の材質とを個別に選定可能とすることで、コストを抑制できる。
図3はO型コア10内部に配設される構成物を例示する断面斜視図である。コイル30は例えば、導線で構成され、I型コア20の周囲に巻回されてI型コア20とともにO型コア10の貫通孔12内に収容される。ここで、I型コア20の貫通孔12の延在方向の厚みTiを、O型コア10の貫通孔12の延在方向(すなわち凹部16の延在方向)の厚みToよりも薄くすることにより、O型コア10からコイル30がはみ出ることを抑制できるので、リアクトル100を小型化することができる。とくにI型コア20に高品位な材質を採用することは、厚みTiを小さくしても磁束密度が飽和しにくい点で望ましい。
貫通孔12のうち凹部16を除いた領域には絶縁部材50が配設されていても良い。具体的には、コイル30と隣り合う貫通孔12の内壁14及びI型コア20の周囲に配設される。ただし、凹部16に嵌合する端部22近傍には絶縁部材50が配設されない。
絶縁部材50の材質としては例えば、PPS(Polyphenylene-Sulfide;ポリフェニレンサルファイド)やLCP(Liquid Crystal Polymer or Liquid Crystal Plastic;液晶ポリマ又は液晶プラスチック)等の高耐熱性樹脂又はガラス等が適用可能である。なお、緩衝部材50の材質は必ずしもPPSやLCP又はガラスでなくとも良い。通常のリアクトルでは、コイルが巻回される芯の温度が稼働時に150℃ないし180℃程度にまで上昇する。したがって緩衝部材50の材質としては当該温度に対する耐熱性を有していれば良い。
〈概略構成の効果〉
以上のように、本発明のリアクトル100によれば、貫通孔12の内壁14に凹部16が形成されたO型コア10と、貫通孔12を横断して延在し、凹部16と対向して配設される端部22を有するI型コア20と、I型コア20に巻回されるコイル30とを備えているので、コイル30が巻回されるI型コア20の材質と、I型コア20のヨークとして機能するO型コア10の材質とを個別に選定できる。よってI型コア20での温度上昇を抑制してリアクトル100の効率を増大させつつ、コストを抑制できる。また、E型コア91とI型コア92とを用いて構成する場合と比較して、コイルが巻回されるコアと、ヨークとして機能するコアとの境界数を1つ減らし、騒音を低減する。さらに、I型コア20をO型コア10に配設する際、凹部16を目印として両者の位置決めが容易になる。
〈緩衝部材を有する第1の構成〉
上記実施形態では、凹部16にI型コア20が直接嵌合する態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ここでは凹部16とI型コア20の端部22との間に緩衝部材40aが配設される態様について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態の説明において、特に断りのない限り、上記実施形態と同様の機能を有する要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4は緩衝部材40aを有する第1の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Paを示している。なお、本実施形態を初めとする以下の実施形態において、図1に示した領域Pyについても同様な構成を有していても良い。
緩衝部材40aは例えば、PPSやLCP等の高耐熱性樹脂又はガラス等を用いて略長方体状に形成される。I型コア20の延在方向(以下、「高さ方向」とも称する)及び貫通孔12の貫通方向のいずれにも直交する方向(以下、「幅方向」と称する)に沿った緩衝部材40aの長さWraは、凹部16の幅方向に沿った長さWoa及びI型コア20の幅方向に沿った長さWiaと略同じになっている。また、緩衝部材40aの高さ方向に沿った長さは、凹部16の高さ方向に沿った長さ(すなわち凹部16の深さ)よりも長さδだけ長い。
〈緩衝部材を有する第1の構成の効果〉
このように、凹部16と端部22との間に緩衝部材40aを備えることにより、騒音をより低減できる。
また、緩衝部材40aの高さ方向に沿った長さは、凹部16の深さよりも長さδだけ長いので、O型コア10とI型コア20とが直接接触しない。もって騒音をより低減できる。また、高さ方向に垂直な面内での凹部16の寸法とは無関係に、I型コア20の同面内での寸法を設計できるようになる。
〈緩衝部材を有する第2の構成〉
O型コア10とI型コア20とは個別に設計可能であるから、I型コア20の幅方向に沿った長さWiaを凹部16の幅方向に沿った長さWoよりも長くすることも可能であり、第2の構成ではかかる設計について説明する。
図5は緩衝部材40bを有する第2の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Pbを示している。緩衝部材40bは、嵌合体42b及び保持体44bを有している。
嵌合体42bは、貫通孔12の内壁14において貫通孔12の中心から退く部位と略同形状に形成されて凹部16に嵌合する。また、保持体44bは嵌合体42bと反対側に形成されて、保持体44bの高さ方向に垂直な面内での断面積が、嵌合体42bの同面内での断面積よりも大きい。この保持体44bがI型コア20を保持する。換言すれば、緩衝部材40bは略階段状に形成されて、当該ピラミッドの上段に相当する部位が嵌合体42bとして凹部16に嵌合し、当該ピラミッドの下段に相当する部位が保持体44bとしてI型コア20を保持する。
これにより図5に示す如く、I型コア20の幅方向に沿った長さWibを保持体44bの同方向に沿った長さWrb程度にまで拡げることができる。すなわち、I型コア20の高さ方向に垂直な面内の断面積を保持体44bの同面内での断面積程度にまで拡げることができる。
〈緩衝部材を有する第2の構成の効果〉
このように、緩衝部材40bが凹部16に嵌合する嵌合体42bと、嵌合体42bと反対側でI型コア20を保持する保持体44bとを有し、高さ方向に垂直な面内での保持体44bの断面積が、同面内での嵌合体42bの断面積よりも大きくすることにより、同面内での凹部16の寸法より、I型コア20の同面内での寸法を拡げても、緩衝部材40bを安定して保持することができる。
〈緩衝部材を有する第3の構成〉
図6は緩衝部材40cを有する第3の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Pcを示している。I型コア20は緩衝部材40cと接する部位に凹部24cを有している。
緩衝部材40cの幅方向に沿った長さWrcは、凹部16の幅方向に沿った長さWoと略同じ長さに形成され、緩衝部材40cの高さ方向に沿った長さは、凹部16の高さ方向に沿った長さよりも長さδだけ長く形成されている。
また、I型コア20の幅方向に沿った長さWicは、緩衝部材40cの幅方向に沿った長さWrcよりも長く形成される。I型コア20には、その端部22において、緩衝部材40cの幅方向に沿った長さWoと略同じ長さの幅を呈してかつ、深さが長さδよりも浅い凹部24cが形成されている。この凹部24cに緩衝部材40cが嵌合する。
つまり、緩衝部材40cは一端が凹部16に嵌合し、他端が凹部24cに嵌合する。
〈緩衝部材を有する第3の構成の効果〉
このように、I型コア20は緩衝部材40cと接する部位(端部22)に凹部24cを有し、緩衝部材40cは凹部24cと嵌合するので、I型コア20のズレ、特に高さ方向に垂直な方向に対するズレを回避又は抑制できる。
〈緩衝部材を有する第4の構成〉
図7(a)(b)は、それぞれ緩衝部材40d,40eを有する第2の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、それぞれ図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Pd,Peを示している。I型コア20は緩衝部材40d,40eと接する部位に凸部26d,26eを有している。
上記緩衝部材40bを有する第2の構成で示したのと同様に、緩衝部材40d,40eは嵌合体42d,42e及び保持体44d,44eを有している。そして、保持体44d,44eがI型コア20と接する面に凹部46d,46eが設けられている。凹部46d,46eの幅方向に沿った長さは、凹部16の幅方向に沿った長さWoよりも短く、I型コア20の幅方向に沿った長さWid,Wieよりも短い。
また、I型コア20の端部22には、凹部46d,46eの幅方向に沿った長さと略同じ長さの幅を呈してかつ、高さが凹部46d,46eの深さと略同じ長さの凸部26d,26eが設けられている。
つまり、緩衝部材40d,40eは上記緩衝部材40bを有する第2の構成で示した嵌合体42bと同等の機能を有する嵌合体42d,42eが凹部16に嵌合し、保持体44d,44eに設けられた凹部46d,46eがI型コア20の凸部26d,26eと嵌合する。なお、凸部26d,26e及びそれと嵌合する凹部46d,46eの形状はそれぞれ例えば、図7(a)の領域Pdに示すように凸部26d及び凹部46dの形状が断面視上で略矩形状であっても良いし、図7(b)の領域Peに示すように凸部26e及び凹部46eの形状が断面視上で略三角形状であっても良い。
〈緩衝部材を有する第4の構成の効果〉
このように、I型コア20は緩衝部材40d,40eと接する部位に凸部26d,26eを有し、緩衝部材40d,40eは凸部26d,26eと嵌合するので、磁路を確保しつつ騒音を低減できる。
また、緩衝部材40d,40eはI型コア20と接する部位に凹部46d,46eを有し、I型コア20は凹部46d,46eと嵌合するので、I型コア20のズレ、特に高さ方向に垂直な方向に対するズレを回避又は抑制できる。
〈緩衝部材を有する第5の構成〉
図8は緩衝部材を有する第2の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Pfを示している。緩衝部材40fを有する第5の構成では、I型コア20の端部22が凹部16内に配設される態様を例示する。第1ないし第4の構成で採用された緩衝部材40a〜40eに替えて採用される緩衝部材40fの高さ方向に沿った長さは、凹部16の深さよりも長さδだけ短い。
緩衝部材40fは上記緩衝部材を有する第1の構成で示したのと同様に略長方体状に形成され、幅方向の長さWrfは、凹部16の幅方向に沿った長さWoと略同じになっている。I型コア20の端部22は緩衝部材40fと当接して凹部16内に保持される。当該構成においては端部22の幅方向に沿った長さWifは、凹部16の幅方向に沿った長さWoよりも短い。
〈緩衝部材を有する第5の構成の効果〉
このように、緩衝部材40fの高さは、凹部16の高さ(深さ)よりも短いので、磁路を確保しつつ騒音を低減できる。また、I型コア20の延在方向に垂直な面内での凹部16の寸法とは無関係に、I型コア20の同面内での寸法を設計することができる。
〈緩衝部材を有する第6の構成〉
図9は緩衝部材を有する第2の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Pgを示している。緩衝部材40gを有する第6の構成では、緩衝部材40gがI型コア20の端部22と対向する部位に凹部46gを呈している。
凹部46gは幅方向に沿った長さWhgがI型コア20の幅方向に沿った長さWigと略同じ長さに形成されており、端部22の全体と接するように形成されている。すなわち、端部22の緩衝部材40g側の面が例えば、回転軸Qを法線とする面内に延在しているとき、凹部46gの底面47gもまた同面内に延在している。これにより、I型コア20と緩衝部材40g、より具体的にはI型コア20と、凹部46g及び底面47gとは嵌合して互いの位置関係を緊密に保持できる。
〈緩衝部材を有する第6の構成の効果〉
このように、緩衝部材40gがI型コア20(端部22)と接する部位に凹部46gを有し、I型コア20(端部22)と、凹部46g及び底面47gとが嵌合するので、I型コア20のズレを回避又は抑制できる。
〈緩衝部材を有する第7の構成〉
図10は緩衝部材を有する第2の構成を適用したリアクトルの部分拡大図であり、図1に示したリアクトル100の領域Pxに相当する領域Ph,Piを示している。緩衝部材40h,40iを有する第7の構成では、I型コア20は緩衝部材40h,40iと接する部位に凸部26h,26iを有している。
緩衝部材40h,40iは上記緩衝部材40d,40eを有する第4の構成で示した緩衝部材40d,40eの保持体44d,44eが嵌合体42d,42eに繰り込まれた形状となっている。具体的には、緩衝部材40h,40iは凹部16の略全体を埋めるように形成されており、I型コア20の端部22と対向する面に凹部46h,46iが設けられている。凹部46h,46iの幅方向に沿った長さは、凹部16の幅方向に沿った長さWoよりも短く、かつI型コア20の幅方向に沿った長さWih,Wiiよりも短い。
また、I型コア20の端部22には、凹部46h,46iの幅方向に沿った長さと略同じ長さの幅を呈してかつ、高さが凹部46h,46iの深さと略同じ長さの凸部26h,26iが設けられている。
つまり、緩衝部材40h,40iは凹部16と嵌合しつつ、凹部46h,46iがI型コア20の凸部26h,26iと嵌合する。なお、凸部26h,26i及びそれと嵌合する凹部46h,46iの形状はそれぞれ例えば、図10(a)の領域Phに示すように凸部26h及び凹部46hの形状が断面視上で略矩形状であっても良いし、図10(b)の領域Piに示すように凸部26i及び凹部46iの形状が断面視上で略三角形状であっても良い。
〈緩衝部材を有する第7の構成の効果〉
このように、I型コア20は緩衝部材40h,40iと接する部位に凸部26h,26iを有志、緩衝部材40h,40iは凸部26h,26iと嵌合するので、磁路を確保しつつ騒音を低減できる。
〈変形例〉
以上、本発明の好適な態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記第1ないし第7の構成を組合せた態様であっても良い。
図11は変形例に係るO型コア10zを例示する斜視図である。上述したO型コア10とは異なり、O型コア10zの凹部16zは例えば図11に示す如く、内壁14上において貫通孔12の貫通方向の一部に形成されていても良く、全体に亘って形成されていなくても良い。
通常、リアクトル100を製造する際には、図3に示したような構成物(I型コア20及びコイル30等を組立てたもの)をO型コア10(図2参照)の内部に挿入するが、図2に示したように凹部16を貫通孔12の貫通方向全体に亘って形成してある場合には、製造工程において貫通孔12の一方側から挿入した当該構成物が他方側へ抜落ちてしまう可能性がある。
したがって、製造工程における当該構成物の抜落ちを防止すべく、凹部16zは内壁14上において貫通孔12の貫通方向の一部に形成されることが望ましい。ただし、リアクトル100の磁束の流れ(図1参照)を妨げないために、貫通孔12が形成されない部位は抜落ちを防止できる程度に薄いことが望ましい。また、挿入の便宜のため、凹部16zの当該貫通方向の端部のうちいずれか一方は空いていることが望ましい。
本発明の実施形態に係るリアクトルを例示する縦断面図である。 O型コアを例示する斜視図である。 O型コア内部に配設される構成物を例示する断面斜視図である。 緩衝部材を有する第1の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 緩衝部材を有する第2の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 緩衝部材を有する第3の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 緩衝部材を有する第4の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 緩衝部材を有する第5の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 緩衝部材を有する第6の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 緩衝部材を有する第7の構成を適用したリアクトルの部分拡大図である。 は変形例に係るO型コアを例示する斜視図である。 従来のリアクトルを例示する縦断面図である。
符号の説明
100 リアクトル
10 O型コア
12 貫通孔
14 内壁
16 凹部(第1凹部)
20 I型コア
22 端部
24c 凹部(第2凹部)
26d,26e,26h,26i 凸部
30 コイル
40a〜40i 緩衝部材
42b,42d,42e 嵌合体
44b,44d,44e 保持体
46d,46e,46h,46i 凹部(第3凹部)
50 絶縁部材

Claims (4)

  1. 貫通孔(12)を呈する環状の内壁(14)を有し、前記貫通孔の中心に対して退く少なくとも1つの第1凹部(16)が前記内壁に形成されたO型コア(10)と、
    前記貫通孔を横断して延在し、前記第1凹部と対向して配設される端部(22)を有するI型コア(20)と、
    前記I型コアに巻回されるコイル(30)と
    前記第1凹部(16)と前記端部(22)との間に配設される緩衝部材(40a〜40i)と
    を備え
    前記緩衝部材(40a〜40e)の前記I型コア(20)の延在方向に沿った長さは、前記第1凹部(16)の前記延在方向に沿った長さよりも長い、リアクトル(100)。
  2. 請求項1記載のリアクトル(100)であって、
    前記緩衝部材(40b〜40e)は、
    前記第1凹部(16)に嵌合する嵌合体(42b,42d,42e)と、
    前記嵌合体と反対側で前記I型コア(20)を保持する保持体(44b,44d,44e)と
    を有し、
    前記I型コアの延在方向に垂直な面内での前記保持体の断面積は、前記面内での前記嵌合体の断面積よりも大きい、リアクトル。
  3. 請求項1又は請求項2記載のリアクトル(100)であって、
    前記I型コア(20)は前記緩衝部材と接する部位に第2凹部(24c)を有し、
    前記緩衝部材(40c)は前記第2凹部と嵌合する、リアクトル。
  4. 請求項1又は請求項2記載のリアクトル(100)であって、
    前記I型コア(20)は前記緩衝部材(40d,40e)と接する部位に凸部(26d,26e)を有し、
    前記緩衝部材は前記凸部と嵌合する、リアクトル。
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