JP5083247B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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また、このような半導体装置では、キャップ部材(40)に貫通電極(45)が配置されており、キャップ部材(40)の線膨張係数と貫通電極(45)の線膨張係数とが異なるため、高温環境化で使用される場合には、貫通電極(45)に起因する熱応力が発生することになる。しかしながら、かかる半導体装置は、半導体基板(10)に形成された凹部(17)により、貫通電極(45)に起因する応力を緩和することもできる。
この場合、請求項12に記載の発明のように、複数の貫通孔(43)または複数の貫通孔(43)が形成される領域それぞれを囲むように枠形状の複数の凹部(47)を形成する工程では、表裏面を貫通して凹部(47)を構成する穴を形成する工程を行うことができる。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の半導体装置の断面構成を示す図であり、図2は図1に示すSOI基板の上面レイアウト図である。なお、図2は図1に示すA−A断面図に相当し、図1は図2に示すSOI基板にキャップ部材を配置した際のB−B断面図に相当している。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対してSOI基板10に凹部17を備える代わりに、シリコン基板40に凹部を備えたものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図5は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、図6は図5に示すシリコン基板40のうちSOI基板10との接合面の概略平面図である。なお、図6は図5に示すC−C断面図に相当し、図5は図6に示すシリコン基板40にSOI基板10を配置した際のD−D断面図に相当している。なお、図6中では、絶縁膜42、44を省略して示してある。
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第2実施形態に対してシリコン基板40に凹部46を構成するトレンチを備える代わりに、シリコン基板40に凹部を構成する穴を備えたものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図7は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示す図である。なお、本実施形態の半導体装置におけるシリコン基板40の概略平面図は、第2実施形態と同様であり、図6中の凹部46が本実施形態の凹部に相当している。
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第3実施形態に対して凹部47を形成する領域を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図8は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、図9は図8に示すシリコン基板40のうちSOI基板10との接合面の概略平面図である。なお、図9は図8に示すE−E断面図に相当し、図8は図9に示すシリコン基板40にSOI基板10を配置した際のF−F断面図に相当している。なお、図9中では、絶縁膜42、44を省略して示してある。
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第2実施形態に対して凹部46を形成する領域を形成したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図10は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、図11は図10に示すシリコン基板40のうちSOI基板10との接合面の概略平面図である。なお、図11は図10に示すG−G断面図に相当し、図10は図11に示すシリコン基板40にSOI基板10を配置した際のH−H断面図に相当している。なお、図11中では、絶縁膜42、44を省略して示してある。
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第5実施形態に対してシリコン基板40に凹部46を構成するトレンチを備える代わりに、シリコン基板40に凹部47を構成する穴を備えたものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図12は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示した図である。なお、本実施形態の半導体装置におけるシリコン基板40の概略平面図は、第5実施形態と同様であり、図11中の凹部46が本実施形態の凹部47に相当している。
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第6実施形態に対して各貫通孔43の側壁に絶縁膜42を配置しないものであり、その他に関しては第6実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図13は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示した図である。なお、本実施形態の半導体装置におけるシリコン基板40の概略平面図は、第6実施形態と同様である。
本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第5実施形態に対して凹部を備える領域を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図14は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、図15は図14に示すシリコン基板40のうちSOI基板10との接合面と反対側の面の概略平面図である。なお、図14は図15に示すシリコン基板40にSOI基板10を配置した際のI−I断面図に相当している。なお、図15中では、絶縁膜42、44を省略して示してある。
本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対して半導体層13に凹部17を備える代わりに、絶縁膜12に空洞部を備えたものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図16は、本実施形態における半導体装置の断面構成を示した図である。
本発明の第10実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第3実施形態に対して、各貫通孔43をシリコン基板40の表裏面を貫通する穴により構成される凹部47にて構成したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
上記第1実施形態では、SOI基板10に可動電極24および固定電極32の外側を一周するように凹部17が形成されており、上記第2、第3実施形態では窪み部41の外側を一周するように凹部46、47が形成されており、上記第4実施形態では窪み部41の外側であって、所定領域に凹部47が形成されており、上記第5〜第8実施形態では各貫通孔43それぞれを囲むように凹部46〜48が形成されている例について説明したが、もちろん凹部17、46〜48が形成される領域はこれらに限定されるものではない。図20は、他の実施形態におけるシリコン基板40のうちSOI基板10と接合される面の概略平面図である。なお、図20中では、絶縁膜42、44を省略して示してある。
14 センサ部
15 溝
17 凹部
20 可動部
24 可動電極
30 固定部
32 固定電極
40 シリコン基板
41 窪み部
42 絶縁膜
43 貫通孔
45 貫通電極
Claims (13)
- 半導体基板(10)と、
物理量の印加に応じて変位可能な可動電極(24)を有する可動部(20)と、前記可動電極(24)と対向するように配置された固定電極(32)を有する固定部(30)と、を備え、前記半導体基板(10)に形成された溝(15)により形作られているセンサ部(14)と、
前記センサ部(14)における前記可動電極(24)および前記固定電極(32)と対応する部分に窪み部(41)を備え、前記窪み部(41)の外側の領域にて前記半導体基板(10)と接合されるキャップ部材(40)と、
前記窪み部(41)により前記半導体基板(10)と前記キャップ部材(40)との間に形成され、前記センサ部(14)のうち前記可動電極(24)および前記固定電極(32)が配置されるキャビティ(50)と、を有する半導体装置であって、
前記半導体基板(10)は、前記キャップ部材(40)と接合される領域に前記溝(15)の一部が形成されていると共に、前記溝(15)の一部と異なる領域に、前記可動電極(24)および前記固定電極(32)の外側を一周するように形成された凹部(17)を備えており、
前記キャップ部材(40)は、前記窪み部(41)の外側の領域に表裏面を貫通する複数の貫通孔(43)が形成され、前記貫通孔(43)それぞれには前記半導体基板(10)のうち前記溝(15)の一部で囲まれた前記センサ部(14)と電気的に接続され、前記半導体基板(10)と異なる材料で構成された貫通電極(45)が配置されていることを特徴とする半導体装置。 - 前記キャップ部材(40)には、前記半導体基板(10)と接合される領域に、前記窪み部(41)の外側を一周する凹部(46、47)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記キャップ部材(40)には、前記貫通孔(43)それぞれを囲むように凹部(46〜48)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記貫通孔(43)それぞれを囲む前記凹部(46〜48)は、壁面から前記貫通孔(43)の壁面までの距離が均一となるように、それぞれの前記貫通孔(43)と同心図形を構成するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
- 前記キャップ部材(40)のうち前記半導体基板(10)と接合される領域に形成された前記凹部(47)は、前記キャップ部材(40)の表裏面を貫通する穴により形成されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記キャップ部材(40)の表裏面を貫通する穴により形成された前記凹部(47)は、前記溝(15)と異なる領域のみに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
- 前記半導体基板(10)は、支持基板(11)と、前記支持基板(11)の表面に配置された絶縁膜(12)と、前記絶縁膜(12)を挟んで前記支持基板(11)と反対側に配置された半導体層(13)と、を有するSOI基板であって、
前記半導体基板(10)のうち、前記半導体層(13)が前記キャップ部材(40)と接合され、前記絶縁膜(12)における前記半導体層(13)が前記キャップ部材(40)と接合される領域と対応する領域に空洞部(18)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体装置。 - 半導体ウェハ(10a)を用意する工程と、
前記半導体ウェハ(10a)に、物理量の印加に応じて変位可能な可動電極(24)を有する可動部(20)と、前記可動電極(24)と対向するように配置された固定電極(32)を有する固定部(30)と、を備え、前記半導体ウェハ(10a)に形成される溝(15)により形作られるセンサ部(14)を形成する工程と、
前記半導体ウェハ(10a)に接合され、チップ単位に分割された際にキャップ部材(40)を構成するパッケージ部材(40a)を用意する工程と、
前記パッケージ部材(40a)のうち前記半導体ウェハ(10a)と接合される側の面であって、かつ前記可動電極(24)および前記固定電極(32)と対応する部分に窪み部(41)を形成する工程と、
前記窪み部(41)により前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)との間にキャビティ(50)が構成されると共に前記センサ部(14)のうち前記可動電極(24)および前記固定電極(32)が前記キャビティ(50)に配置され、かつ前記溝(15)の一部が前記パッケージ部材(40a)と接合される領域に位置するように、前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)とを接合する工程と、を含む半導体装置の製造方法であって、
前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)とを接合する工程の前に、前記半導体ウェハ(10a)のうち前記パッケージ部材(40a)と接合される領域であって、かつ前記半導体ウェハ(10a)に形成された前記溝(15)と異なる領域に、前記可動電極(24)および前記固定電極(32)の外側を一周する凹部(17)を形成する工程を行い、
前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)とを接合する工程の前または後に、前記パッケージ部材(40a)のうち前記窪み部(41)の外側の領域に表裏面を貫通する複数の貫通孔(43)を形成する工程と、前記貫通孔(43)それぞれに前記半導体ウェハ(10a)と異なる材料で構成された貫通電極(45)を配置する工程と、を行い、前記貫通電極(45)と前記溝(15)の一部で囲まれた前記センサ部(14)とを電気的に接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)とを接合する工程の前に、前記パッケージ部材(40a)のうち前記半導体ウェハ(10a)と接合される領域であって、前記窪み部(41)の外側を一周するように凹部(46)を形成する工程を行うことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)とを接合する工程の前に、前記パッケージ部材(40a)のうち前記半導体ウェハ(10a)と接合される領域および前記半導体ウェハ(10a)と接合される領域と反対側の領域の少なくとも一方の領域に、前記複数の貫通孔(43)または前記複数の貫通孔(43)が形成される領域それぞれを囲むように枠形状の複数の凹部(46、48)を形成する工程を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体ウェハ(10a)と前記パッケージ部材(40a)とを接合する工程の後に、前記パッケージ部材(40a)のうち前記半導体ウェハ(10a)と接合される領域と反対側の領域から前記複数の貫通孔(43)または前記複数の貫通孔(43)が形成される領域それぞれを囲むように枠形状の複数の凹部(47、48)を形成する工程を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記複数の貫通孔(43)または前記複数の貫通孔(43)が形成される領域それぞれを囲むように枠形状の前記複数の凹部(47)を形成する工程では、表裏面を貫通して前記凹部(47)を構成する穴を形成する工程を行うことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体ウェハ(10a)を用意する工程では、支持基板(11)を用意すると共に前記支持基板(11)の表面に絶縁膜(12)を配置し、前記絶縁膜(12)のうち前記半導体ウェハ(10a)が前記パッケージ部材(40a)と接合される接合予定領域と対応する領域に空洞部(18)を形成した後、前記空洞部(18)が残るように前記絶縁膜(12)を挟んで支持基板(11)と反対側に半導体層(13)を配置することにより構成されるSOIウェハを用意することを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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