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JP5083953B2 - 鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法 - Google Patents
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JP5083953B2 - 鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法 - Google Patents

鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法 Download PDF

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Description

この発明は、一対の鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法に係り、詳しくは、施工現場において容易に組立てることができる一対の鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法に関する。
戸建住宅のような小規模建築物の基礎では、図11に示すように、一般的な梁110の断面の形状は、矩形断面を有し、上下の主筋100,101の間に腹筋102を横方向に配置し、上下の主筋100,101と、腹筋102に亘ってあばら筋103を縦方向に配置して連結した鉄筋コンクリート造としている。このような小規模建築物の基礎では、図12に示すように、下側に引張側応力が生じ、上側に圧縮側応力が生じる。この梁110の荷重状態は、図13に示すような集中荷重がかかり、あるいは図14に示すような等分布荷重がかかると考えられる。
小規模建築物の基礎の梁110に、これらの荷重が作用すると、梁110は、荷重方向に凸に変形する。例えば、図13に示すような集中荷重が作用すると、梁110は、図15に示すような荷重方向に凸に変形し、また図14に示すような等分布荷重が作用すると、梁110は、図16に示すような荷重方向に凸に変形する。
この変形量の最も大な位置は、梁110の中央であり、また最小なる位置は、梁110の端部になる。言い換えれば、梁110の中央部で曲げモーメソトが最大となり、梁110の端部では曲げモーメントが最小となることを意味する。一方、せん断力は、梁110の中央では、その値はゼロである。実際の構造物では、1/4L(スパン)で最大となる。梁部材に荷重が作用すると、梁110は、荷重方向に曲がる。と同時に梁110には、せん断力の影響も受ける。
このことを実際の横造物に当て嵌めると、基礎べ一スは、地盤応力により下から上に曲げ及びせん断が、また基礎梁には、やはり地盤応力により下から上に曲げ及びせん断力が作用する。梁110は、このような応力に対抗できるように鉄筋コンクリート造としている。
このうち鉄筋は、梁110の断面に発生する引っ張り力に抵抗し、コンクリートは、圧縮力に抵杭して一体なってその発生応力を各々が協力し分担しているものと考える。更に、変形が進むとやがてコンクリートの粘着力が最大となり、ここにひび割れが発生する。このひび割れに対杭できるのは、あばら筋103であり、よってあばら筋103には、引っ張り応力が働く。
例えば、小規模建築物の基礎には、鉄筋ユニットが用いられ、鉄筋ユニットは、工場生産型が主流である。この鉄筋ユニットは、上ば主筋と下ば主筋、腹筋、あばら筋等で構成され、もっぱら地中梁に配される。この鉄筋ユニットは、上ば主筋、下ば主筋、腹筋を横方向に配置し、これらの縦方向にはあばら筋を配置し、各々を点溶接などで固定してワンユニットとしている。
この鉄筋ユニット同士は、施工現場で接続され、この鉄筋ユニット同士の連結には、いくつかの方法が採用されている。長手方向の連結は、鉄筋ユニットと鉄筋ユニットを突き合わせ状に配置し、添え筋を添えて固定して組み立てる。また、出隅部の連結は、鉄筋ユニットと鉄筋ユニットとをL状に配置し、L状に加工された添え筋を添えて固定して組み立てる。
このように基礎構築鉄筋の組立は、鉄筋ユニット同士を連結するための添え筋が必要であり、その分部品点数が増えて運搬や取扱に手数を要すると共に鉄筋量が多くなっている。このため、特許文献1,2では、鉄筋ユニットの主筋や腹筋の端部に曲げ加工し、曲げ加工されていない鉄筋ユニットと連結することで、添え鉄筋を用いることなく鉄筋ユニット同士の高さを揃えて結束することができ、鉄筋ユニット同士の間で高さにずれが生じることなく、コンクリートかぶりが発生することができるようになっている。
特開平7−109788号公報 特開2005−194878
このように特許文献1,2に示す鉄筋ユニットでは、主筋や腹筋の端部にクランク状の曲がり部が同一個所に設けられている。ところで、鉄筋の性質として、熱の進入には組成が硬化して所定の伸び率が確保できなくなる一方、曲げにより組成が乱れ、耐力の減少が起き易い等の欠点をも持ち合わせている。このため、図12に示すような集中荷重がかかり、あるいは図13に示すような等分布荷重がかかると、クランク状の曲がり部で耐力の減少が起きてコンクリートにひび割れが発生する虞がある。
この発明は、以上の点を考慮してなされたもので、鉄筋ユニットの曲げ加工が同一箇所に集中しないようにした一対の鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、両側に配置される一対の主筋と、この一対の主筋の間に配置される少なくとも1本以上の腹筋と、前記一対の主筋と前記腹筋とに亘って配置されて結束したあばら筋とからなる一対の鉄筋ユニットであり、前記一対の鉄筋ユニットは、前記一方の主筋の端部の長さと、前記他方の主筋の端部の長さが異なる長さであり、前記主筋の長い端部を主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、前記主筋の短い端部を連結方向に延びる直線状に延長させ、前記腹筋は、2本であり、前記第1の腹筋は、前記主筋の短い端部と略同じ長さの連結方向に延びる直線状に延長させ、前記第2の腹筋は、前記主筋の長い端部と略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、前記第1の腹筋は、前記長い端部の主筋側に配置し、前記第2の腹筋は、前記短い端部の主筋側に配置したことを特徴とする一対の鉄筋ユニットである。
請求項2に記載の発明は、両側に配置される一対の主筋と、この一対の主筋の間に配置される少なくとも1本以上の腹筋と、前記一対の主筋と前記腹筋とに亘って配置されて結束したあばら筋とからなる一対の鉄筋ユニットであり、前記一対の鉄筋ユニットは、前記一方の主筋の端部の長さと、前記他方の主筋の端部の長さが異なる長さであり、前記主筋の長い端部を主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、前記主筋の短い端部を連結方向に延びる直線状に延長させ、前記一方の鉄筋ユニットは、前記腹筋は、1本であり、前記腹筋は、前記主筋の短い端部と略同じ長さで連結方向に延びる直線状に延長させ、前記他方の鉄筋ユニットは、前記腹筋は、1本であり、前記腹筋は、前記主筋の長い端部と略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させたことを特徴とする一対の鉄筋ユニットである。
請求項に記載の発明は、両側に配置される一対の主筋と、この一対の主筋の間に配置される少なくとも1本以上の腹筋と、前記一対の主筋と前記腹筋とに亘って配置されて結束したあばら筋とからなる一対の鉄筋ユニットであり、前記一対の鉄筋ユニットは、前記一方の主筋の端部の長さと、前記他方の主筋の端部の長さが異なる長さであり、前記主筋の長い端部を主筋軸から外れるように屈曲させ、さらに連結方向へ屈曲して延長させ、前記主筋の短い端部を連結方向に延びる直線状に延長させたことを特徴とする一対の鉄筋ユニットである。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の一対の鉄筋ユニットを用い、前記一対の鉄筋ユニット同士の連結は、一方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ね、一方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分とを重ねて連結し、前記腹筋同士の連結は、一方の前記鉄筋ユニットの第1の腹筋は、主筋の短い端部と略同じ長さであり、第2の腹筋は、主筋の長い端部と略同じ長さであり、他方の前記鉄筋ユニットの第1の腹筋は、主筋の長い端部と略同じ長さであり、第2の腹筋は、主筋の短い端部と略同じ長さであり、一方の前記鉄筋ユニットの前記第1の腹筋の短い端部の直線状に延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの前記第1の腹筋の長い端部の屈曲して延長する部分とを重ね、一方の前記鉄筋ユニットの前記第2の腹筋の長い端部の屈曲して延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの前記第2の腹筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ねて連結することを特徴とする基礎構築鉄筋組立方法である。
請求項に記載の発明は、請求項2に記載の一対の鉄筋ユニットを用い、前記一対の鉄筋ユニット同士の連結は、一方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ね、一方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分とを重ねて連結し、前記腹筋同士の連結は、一方の前記鉄筋ユニットの腹筋の端部の直線状に延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの腹筋の端部の屈曲して延長する部分とを重ねて連結することを特徴とする基礎構築鉄筋組立方法である。
請求項に記載の発明は、請求項3に記載の一対の鉄筋ユニットを用い、前記一対の鉄筋ユニット同士の連結は、一方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の連結方向へ屈曲して延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ね、一方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の連結方向へ屈曲して延長する部分とを重ねて連結することを特徴とする基礎構築鉄筋組立方法である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1乃至請求項6に記載の発明では、鉄筋コンクリート造として用いる場合、主筋の端部の曲げ加工が同一箇所に集中しないため、集中荷重がかかり、あるいは等分布荷重がかかることがあってもコンクリートにひび割れが発生することを防止できる。
以下、この発明の一対の鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1は住宅基礎の平面図である。住宅基礎1は、施工現場で配筋してコンクリートを打設して施工される。この住宅基礎には直行部2、出隅部3などがある。この発明は、住宅基礎1の直行部2、出隅部3に適用される鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法である。第1乃至第3の実施の形態は、直行部2に適用されるものであり、第4の実施の形態は、出隅部3に適用されるものである。
[第1の実施の形態]
この実施の形態の鉄筋ユニット10,20を図2に示す。この鉄筋ユニット10は、一対の主筋11,12と、この一対の主筋11、12の間に配置される2本の第1及び第2の腹筋13,14と、一対の主筋11,12と2本の第1及び第2の腹筋13,14とに亘って直交する方向に配置されて溶接や結束部材により結束した複数のあばら筋15とからなる。一対の主筋11,12、第1及び第2の腹筋13,14、あばら筋15は、異形鉄筋を用いるが、これに限定されない。
この鉄筋ユニット10は、一方の主筋11の端部11aの長さと、他方の主筋12の端部12aの長さが異なる長さであり、主筋11の端部11aの長さが主筋12の端部12aの長さより長くなっている。
主筋11の長い端部11aは、主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させている。この屈曲部11bでは、図2において、横方向から斜め下に曲げ、さらに横方向に曲げクランクを形成しているが、これに限定されず屈曲部11bは略直角に曲げても良いし、屈曲部11bは下方向に限らず上方向に曲げても良い。
主筋12の短い端部12aは、連結方向に延びる直線状に延長させている。この端部12aの先端は、主筋11の長い端部11aの屈曲部11bまで延びない位置である。
第1の腹筋13の端部13aは、主筋12の短い端部12aと略同じ長さの連結方向に延びる直線状に延長させ、この第1の腹筋13は、長い端部11aの主筋11側に配置されている。
第2の腹筋14の端部14aは、主筋11の長い端部11aと略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させている。この屈曲部14bでは、図2において、横方向から斜め下に曲げ、さらに横方向に曲げクランクを形成しているが、これに限定されず屈曲部14bは略直角に曲げても良いし、屈曲部14bは下方向に限らず上方向に曲げても良い。この第2の腹筋14は、短い端部12aの主筋12側に配置され、第2の腹筋14の屈曲部14bは、主筋11の屈曲部11bと対向する位置である。
鉄筋ユニット20は、鉄筋ユニット10と対称に構成され、主筋21の端部21aの長さと、主筋22の端部22aの長さが異なる長さであり、主筋21の端部21aの長さより、主筋22の端部22aの長さが長くなっている。主筋21の短い端部21aは、連結方向に延びる直線状に延長させている。主筋22の長い端部22aは、主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させており、屈曲部22bが形成されている。屈曲部22bは、主筋21の短い端部21aの先端より延びた位置にあり、図2において、横方向から斜め上に曲げ、さらに横方向に曲げクランクを形成しているが、これに限定されず屈曲部22bは略直角に曲げても良いし、屈曲部22bは上方向に限らず下方向に曲げても良い。
また、第1の腹筋23と第2の腹筋24も、第1の腹筋13と第2の腹筋14と対称に構成されている。第1の腹筋23の端部23aの長さと、第2の腹筋24の端部24aの長さが異なる長さであり、第1の腹筋23の端部23aの長さが、第2の腹筋24の端部24aの長さより長くなっている。第1の腹筋13の長い端部23aは、腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させており、屈曲部23bが形成されている。
屈曲部23bは、主筋21の短い端部21aの先端より延びた位置にあり、図2において、横方向から斜め下に曲げ、さらに横方向に曲げクランクを形成しているが、これに限定されず屈曲部23bは略直角に曲げても良いし、屈曲部23bは下方向に限らず上方向に曲げても良い。第2の腹筋24の短い端部24aは、連結方向に延びる直線状に延長させ、短い端部24aの先端は、主筋21の短い端部21aの先端と対向する位置にある。
この鉄筋ユニット10は、予め主筋11及び第2の腹筋14に屈曲部11b,14bの曲げ加工を行い、あばら筋15で連結してユニットを形成しても良いし、あばら筋15で連結してユニットを形成した後に、主筋11及び第2の腹筋14に屈曲部11b,14bの曲げ加工を行っても良い。鉄筋ユニット20も同様に、予め主筋22及び第1の腹筋23に屈曲部22b,23bの曲げ加工を行い、あばら筋25で連結してユニットを形成しても良いし、あばら筋25で連結してユニットを形成した後に、主筋22及び第1の腹筋23に屈曲部22b,23bの曲げ加工を行っても良い。また、屈曲部11b,14bの曲げ方向は、前記したように特に限定されないが、ユニット内側方向がコンクリート厚みが同じになり好ましい。
次に、鉄筋ユニット10と鉄筋ユニット20の組立を、図3及び図4に基づいて説明する。図3は基礎構築鉄筋組立を示す正面図、図4は基礎構築鉄筋組立を示す断面図である。
この実施の形態では、図3に示すように、鉄筋ユニット10の主筋11の長い端部11aの屈曲して延長する部分と、鉄筋ユニット20の主筋21の短い端部21aの直線状に延長する部分とを屈曲部11bがユニット内側になるようにして重ねて溶接や結束部材などで連結する。また、鉄筋ユニット10の主筋12の短い端部12aの直線状に延長する部分と、鉄筋ユニット20の主筋22の長い端部22aの屈曲して延長する部分とを屈曲部22bがユニット内側になるようにして重ねて溶接や結束部材などで連結する。
鉄筋ユニット10の第1の腹筋13の短い端部13aの直線状に延長する部分と、鉄筋ユニット20の第1の腹筋23の長い端部23aの屈曲して延長する部分とを、屈曲部23bが下側になるようにして重ねて溶接や結束部材などで連結する。また、鉄筋ユニット10の第2の腹筋14の長い端部14aの屈曲して延長する部分と、鉄筋ユニット20の第2の腹筋24の短い端部24aの直線状に延長する部分とを、屈曲部14bが下側になるようにして重ねて溶接や結束部材などで連結する。
このように構成することで、図3及び図4に示すように、鉄筋コンクリート造として用い る場合、主筋11,22の端部11a,22aの屈曲部11b,22bの位置がL1、L2となって所定間隔D1ずれて曲げ加工が同一箇所に集中しない。また、腹筋14,23の端部14a,23aの屈曲部14b,23bの位置も同様に所定間隔D1ずれて曲げ加工が同一箇所に集中しない。このように、鉄筋コンクリート造として用いる場合、基礎構築鉄筋の曲げ加工が同一箇所に集中しないため、集中荷重がかかり、あるいは等分布荷重がかかることがあってもコンクリートにひび割れが発生することを防止できる。
[第2の実施の形態]
この実施の形態の鉄筋ユニット10,20を図5に示す。この鉄筋ユニット10は、一対の主筋11,12と、この一対の主筋11、12の間に配置される1本の腹筋16と、一対の主筋11,12と1本の腹筋16とに亘って配置されて結束した複数のあばら筋15とからなる。
この鉄筋ユニット10では、1本の腹筋16が配置され、他の一対の主筋11,12、あばら筋15の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同じ符号を付して説明を省略する。1本の腹筋16の端部16aは、主筋12の短い端部12aと略同じ長さで連結方向に延びる直線状に延長させている。
また、鉄筋ユニット20では、1本の腹筋26が配置され、他の一対の主筋21,22、あばら筋25の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同じ符号を付して説明を省略する。1本の腹筋26の端部26aは、主筋22の長い端部22aと略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、屈曲部26bが形成されている。屈曲部26bは、主筋21の短い端部21aの先端より延びた位置にあり、図5において、横方向から斜め下に曲げ、さらに横方向に曲げクランクを形成しているが、これに限定されず屈曲部26bは略直角に曲げても良いし、屈曲部26bは下方向に限らず上方向に曲げても良い。
次に、鉄筋ユニット10と鉄筋ユニット20の組立を、図6に基づいて説明する。図6は基礎構築鉄筋組立を示す正面図である。
この実施の形態では、鉄筋ユニット10の主筋11、12と、鉄筋ユニット20の主筋21、22との連結は、第1の実施の形態と同様である。この実施の形態の鉄筋ユニット10の腹筋16の端部16aの直線状に延長する部分と、鉄筋ユニット20の腹筋26の端部26aの屈曲して延長する部分とを重ねて連結する。
この実施の形態では、鉄筋ユニット10の腹筋16は、主筋12の短い端部12aと略同じ長さで連結方向に延びる直線状に延長させたものであり、鉄筋ユニット20の腹筋26は、主筋22の長い端部22aと略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させたものであり、鉄筋ユニット10の腹筋16と、鉄筋ユニット20の腹筋26を連結する。
このように構成することで、鉄筋コンクリート造として用いる場合、主筋11,22の端部11a,22aの屈曲部11b,22bの位置がL1、L2となって所定間隔D1ずれて曲げ加工が同一箇所に集中しない。また、腹筋26の端部26aの屈曲部26bの位置も同様に主筋11の端部11aの屈曲部11bの位置から所定間隔D1ずれており、曲げ加工が同一箇所に集中しない。このように、鉄筋コンクリート造として用いる場合、基礎構築鉄筋の曲げ加工が同一箇所に集中しないため、集中荷重がかかり、あるいは等分布荷重がかかることがあってもコンクリートにひび割れが発生することを防止できる。
参考例の実施の形態]
この実施の形態の鉄筋ユニット10,20を図7に示す。この鉄筋ユニット10は、一対の主筋11,12と、この一対の主筋11、12の間に配置される1本の腹筋17と、一対の主筋11,12と1本の腹筋17とに亘って配置されて結束した複数のあばら筋15とからなる。
この鉄筋ユニット10では、主筋11の端部11aの長さと、主筋12の端部12aの長さが同じ長さで連結方向へ延長させている。この主筋11の端部11aを連結方向に延びる直線状に延長させている。また、主筋12の端部12aを主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、屈曲部12bを形成している。
腹筋17は、1本であり、この腹筋17の端部17aは、主筋11,12の長さより短く腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、屈曲部17bを形成している。
また、鉄筋ユニット20は、一対の主筋21,22と、この一対の主筋21、22の間に配置される1本の腹筋27と、一対の主筋21,22と1本の腹筋27とに亘って配置されて結束した複数のあばら筋25とからなる。
この鉄筋ユニット20では、主筋21の端部21aの長さと、主筋22の端部22aの長さが同じ長さで連結方向へ延長させている。主筋21の端部21aを主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、屈曲部21bを形成している。主筋22の端部22aを連結方向に延びる直線状に延長させている。腹筋27は、1本であり、この腹筋27の端部27aを連結方向に延びる直線状に延長させている。
次に、鉄筋ユニット10と鉄筋ユニット20の組立を、図8に基づいて説明する。図8は基礎構築鉄筋組立を示す正面図である。
この実施の形態では、鉄筋ユニット10の主筋11、12と、鉄筋ユニット20の主筋21、22との連結は、鉄筋ユニット10の主筋11の端部11aの直線状に延長する部分と、鉄筋ユニット20の主筋21の端部21aの屈曲して延長する部分とを重ねて連結する。また、鉄筋ユニット10の主筋12の端部12aの屈曲して延長する部分と、鉄筋ユニット20の主筋22の端部22aの直線状に延長する部分とを重ねて連結する。
また、鉄筋ユニット10の腹筋17の端部17aの屈曲して延長する部分と、鉄筋ユニット20の腹筋27の端部27aの屈曲して延長する部分とを重ねて連結する。
このように構成することで、鉄筋コンクリート造として用いる場合、主筋12,21の端部12a,21aの屈曲部12b,21bの位置はL3、L4であり、所定間隔D2ずれており、曲げ加工が同一箇所に集中しないため、集中荷重がかかり、あるいは等分布荷重がかかることがあってもコンクリートにひび割れが発生することを防止できる。
また、腹筋17の端部17aの屈曲部17bと主筋21の端部21aの屈曲部21bが所定間隔D2ずれており、曲げ加工が同一箇所に集中しないため、集中荷重がかかり、あるいは等分布荷重がかかることがあってもコンクリートにひび割れが発生することを防止できる。
[第4の実施の形態]
この実施の形態の鉄筋ユニット10,20を図9に示す。この鉄筋ユニット10は、一対の主筋11,12と、この一対の主筋11、12の間に配置される1本の腹筋18と、一対の主筋11,12と1本の腹筋18とに亘って配置されて結束した複数のあばら筋15とからなる。
この鉄筋ユニット10では、主筋11の端部11aの長さと、主筋12の端部12aの長さが異なる長さである。主筋11の短い端部11aは、連結方向に延びる直線状に延長させている。主筋12の長い端部12aは、主筋軸から外れるように屈曲させ、この屈曲部12bからさらに連結方向へ屈曲して延長させ、屈曲部12b及び屈曲部12cを形成している。屈曲部12bは前記したように上方向に曲げたものであり、屈曲部12cは横方向に曲げている。
腹筋18は、1本であり、この腹筋18の端部18aは、主筋11の短い端部11aと同様に連結方向に延びる直線状に延長させている。
また、鉄筋ユニット20は、一対の主筋21,22と、この一対の主筋21、22の間に配置される1本の腹筋28と、一対の主筋21,22と1本の腹筋28とに亘って配置されて結束した複数のあばら筋25とからなる。
この鉄筋ユニット20では、主筋21の端部21aの長さと、主筋22の端部22aの長さが異なる長さである。主筋21の長い端部21aは、主筋軸から外れるように屈曲させ、この屈曲部21bからさらに連結方向へ屈曲して延長させ、屈曲部21b及び屈曲部21cを形成している。屈曲部21bは前記したように下方向に曲げたものであり、屈曲部21cは横方向に曲げている。
主筋22の短い端部22aは、連結方向に延びる直線状に延長させている。
腹筋28は、1本であり、この腹筋28の端部28aは、腹筋軸から外れるように屈曲させ、この屈曲部28bからさらに連結方向へ屈曲して延長させ、屈曲部28b及び屈曲部28cを形成している。屈曲部21bは前記したように下方向に曲げたものであり、屈曲部21cは横方向に曲げている。
次に、鉄筋ユニット10と鉄筋ユニット20の組立を、図10に基づいて説明する。図10は基礎構築鉄筋組立を示す正面図である。
この実施の形態では、鉄筋ユニット10の主筋11、12と、鉄筋ユニット20の主筋21、22との連結は、鉄筋ユニット10の主筋11の端部11aの直線状に延長する部分と、鉄筋ユニット20の主筋21の端部21aの屈曲して延長する部分とを重ねて連結する。また、鉄筋ユニット10の主筋12の端部12aの屈曲して延長する部分と、鉄筋ユニット20の主筋22の端部22aの直線状に延長する部分とを重ねて連結する。
また、鉄筋ユニット10の腹筋18の端部17aの直線状に延長する部分と、鉄筋ユニット20の腹筋28の端部28aの屈曲して延長する部分とを重ねて連結する。また、この実施の形態では、鉄筋ユニット10,20の腹筋は、1本であるが2本状にしても良い。
このように、この実施の形態では、鉄筋コンクリート造として用いる場合、主筋12,21の端部12a,21aの屈曲部12b,21bの位置がL10、L11であり、位置がずれており、また腹筋28の端部28aの屈曲部28bの位置がL11であり、主筋12の端部12aの屈曲部12bの位置がL10とずれている。また、屈曲部21c,12c,28cの位置L12であり、この位置L12は屈曲部12b,21bの位置L10、L11及び屈曲部28bの位置L11とずれている。このように、曲げ加工が同一箇所に集中しないため、集中荷重がかかり、あるいは等分布荷重がかかることがあってもコンクリートにひび割れが発生することを防止できる。
この発明は、施工現場において容易に組立てることができる一対の鉄筋ユニット及び基礎構築鉄筋組立方法に適用可能であり、鉄筋ユニットの曲げ加工が同一箇所に集中しないようにすることができる。


図1は住宅基礎の平面図である。 第1の実施の形態の鉄筋ユニットを示す図である。 第1の実施の形態の基礎構築鉄筋組立を示す正面図である。 第1の実施の形態の基礎構築鉄筋組立を示す断面図である。 第2の実施の形態の鉄筋ユニットを示す図である。 第2の実施の形態の基礎構築鉄筋組立を示す正面図である。 第3の実施の形態の鉄筋ユニットを示す図である。 第3の実施の形態の基礎構築鉄筋組立を示す正面図である。 第4の実施の形態の鉄筋ユニットを示す図である。 第4の実施の形態の基礎構築鉄筋組立を示す斜視図である。 小規模建物の基礎断面図である。 小規模建物の基礎の応力を説明する図である。 小規模建物の基礎の集中荷重を説明する図である。 小規模建物の基礎の等分布荷重を説明する図である。 小規模建物の基礎の集中荷重による変形を説明する図である。 小規模建物の基礎の等分布荷重による変形を説明する図である。
符号の説明
1 住宅基礎
2 直行部
3 出隅部
10 鉄筋ユニット
11、12主筋
11a 主筋11の端部
11b 屈曲部
12a 主筋12の端部
12b、12c 屈曲部
13 第1の腹筋
13a 第1の腹筋13の端部
14 第2の腹筋
14a 第2の腹筋14の端部
14b 屈曲部
15 あばら筋
16 腹筋
16a 腹筋16の端部
17 腹筋
18 腹筋
20 鉄筋ユニット
21、22主筋
21a 主筋21の端部
21b,21c 屈曲部
22a 主筋22の端部
22b 屈曲部
23 第1の腹筋
23a 第1の腹筋23の端部
23b 屈曲部
24 第2の腹筋
24a 第2の腹筋24の端部
25 あばら筋
26 腹筋
26a 腹筋26の端部
26b 屈曲部
27 腹筋
27a 腹筋27の端部
28 腹筋
28a 腹筋28の端部

Claims (6)

  1. 両側に配置される一対の主筋と、この一対の主筋の間に配置される少なくとも1本以上の腹筋と、前記一対の主筋と前記腹筋とに亘って配置されて結束したあばら筋とからなる一対の鉄筋ユニットであり、
    前記一対の鉄筋ユニットは、
    前記一方の主筋の端部の長さと、前記他方の主筋の端部の長さが異なる長さであり、
    前記主筋の長い端部を主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、
    前記主筋の短い端部を連結方向に延びる直線状に延長させ、
    前記腹筋は、2本であり、
    前記第1の腹筋は、前記主筋の短い端部と略同じ長さの連結方向に延びる直線状に延長させ、
    前記第2の腹筋は、前記主筋の長い端部と略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、
    前記第1の腹筋は、前記長い端部の主筋側に配置し、
    前記第2の腹筋は、前記短い端部の主筋側に配置したことを特徴とする一対の鉄筋ユニット。
  2. 両側に配置される一対の主筋と、この一対の主筋の間に配置される少なくとも1本以上の腹筋と、前記一対の主筋と前記腹筋とに亘って配置されて結束したあばら筋とからなる一対の鉄筋ユニットであり、
    前記一対の鉄筋ユニットは、
    前記一方の主筋の端部の長さと、前記他方の主筋の端部の長さが異なる長さであり、
    前記主筋の長い端部を主筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させ、
    前記主筋の短い端部を連結方向に延びる直線状に延長させ、
    前記一方の鉄筋ユニットは、
    前記腹筋は、1本であり、
    前記腹筋は、前記主筋の短い端部と略同じ長さで連結方向に延びる直線状に延長させ、
    前記他方の鉄筋ユニットは、
    前記腹筋は、1本であり、
    前記腹筋は、前記主筋の長い端部と略同じ長さで腹筋軸から外れるように屈曲させて連結方向へ延長させたことを特徴とする一対の鉄筋ユニット。
  3. 両側に配置される一対の主筋と、この一対の主筋の間に配置される少なくとも1本以上の腹筋と、前記一対の主筋と前記腹筋とに亘って配置されて結束したあばら筋とからなる一対の鉄筋ユニットであり、
    前記一対の鉄筋ユニットは、
    前記一方の主筋の端部の長さと、前記他方の主筋の端部の長さが異なる長さであり、
    前記主筋の長い端部を主筋軸から外れるように屈曲させ、さらに連結方向へ屈曲して延長させ、
    前記主筋の短い端部を連結方向に延びる直線状に延長させたことを特徴とする一対の鉄筋ユニット。
  4. 請求項1に記載の一対の鉄筋ユニットを用い、
    前記一対の鉄筋ユニット同士の連結は、
    一方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ね、
    一方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分とを重ねて連結し、
    前記腹筋同士の連結は、
    一方の前記鉄筋ユニットの第1の腹筋は、主筋の短い端部と略同じ長さであり、第2の腹筋は、主筋の長い端部と略同じ長さであり、
    他方の前記鉄筋ユニットの第1の腹筋は、主筋の長い端部と略同じ長さであり、第2の腹筋は、主筋の短い端部と略同じ長さであり、
    一方の前記鉄筋ユニットの前記第1の腹筋の短い端部の直線状に延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの前記第1の腹筋の長い端部の屈曲して延長する部分とを重ね、
    一方の前記鉄筋ユニットの前記第2の腹筋の長い端部の屈曲して延長する部分と、他方の前記鉄筋ユニットの前記第2の腹筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ねて連結することを特徴とする基礎構築鉄筋組立方法。
  5. 請求項2に記載の一対の鉄筋ユニットを用い、
    前記一対の鉄筋ユニット同士の連結は、
    一方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ね、
    一方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の屈曲して延長する部分とを重ねて連結し、
    前記腹筋同士の連結は、
    一方の前記鉄筋ユニットの腹筋の端部の直線状に延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの腹筋の端部の屈曲して延長する部分とを重ねて連結することを特徴とする基礎構築鉄筋組立方法。
  6. 請求項3に記載の一対の鉄筋ユニットを用い、
    前記一対の鉄筋ユニット同士の連結は、
    一方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の連結方向へ屈曲して延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分とを重ね、
    一方の前記鉄筋ユニットの主筋の短い端部の直線状に延長する部分と、
    他方の前記鉄筋ユニットの主筋の長い端部の連結方向へ屈曲して延長する部分とを重ねて連結することを特徴とする基礎構築鉄筋組立方法。
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