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JP5085466B2 - 電気錠異常検出システム - Google Patents
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Description

本発明は、電気錠異常検出システムに係り、特に電気錠異常が経年劣化のよるものか一過性の故障かを区別して検出できる異常検出システムに関する。
電気錠異常検出装置の従来技術として、例えば特許文献1に記載されているように、施工時と保守点検時に電気錠の施錠、解錠状態を自動診断する技術が提案されている。この特許文献1によると、電気錠を駆動させる電流値を検知して電気錠動作信号線の断線、短絡を検出することが開示されている。
特許第3083770号公報
上記の特許文献1に開示された従来技術は、電気錠動作信号の断線、短絡を検出することで、電気錠と電気錠制御装置間の配線異常を検出するものであって、電気錠を含めた各機器の経年劣化による故障なのか一過性の故障なのかを区別して判断できないと云う課題があった。また、故障部位についても配線部のみが検出対象であると云う課題もあった。
本発明の目的は、電気錠動作に異常が発生したときに経年変化か一過性故障かを正確且つ迅速に検出して故障復旧を適切に行い得る電気錠異常検出システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は次のような構成を採用する。
扉への施錠及び解錠を行う電気錠と、前記電気錠へ施錠信号及び解錠信号を出力するとともに前記電気錠の施錠時及び解錠時の電気錠動作データを取得する電気錠制御装置と、前記電気錠制御装置で取得された前記電気錠動作データを通信回線を介して収集する管制センタと、を少なくとも備えた電気錠異常検出システムであって、
前記電気錠制御装置は、取得した電気錠動作データに基づいて電気錠の異常発生を検出して異常発生時の電気錠動作データである施錠指令信号の立ち上がりから施錠完了信号の立ち上がりまでのデッドボルトの駆動時間を前記管制センタに通報する通報機能を有し、前記管制センタは、前記電気錠制御装置から前記異常発生の通報を受け取ると、送信された異常発生時の前記デッドボルトの駆動時間データを、前記異常発生前の数日間の当該デッドボルトの駆動時間データと、を比較して前記電気錠動作データの変化傾向を判断する判断機能を有し、さらに、前記管制センタは、前記判断機能により、当該デッドボルトの駆動時間が急激に閾値を越えたときに一過性の故障と判定し,徐々に閾値に接近して閾値を越えたときに経年変化の故障と判定する異常要因の判定機能を有し、前記異常要因に対処した適宜の指示を出力する指示機能を有する構成とする。
本発明によれば、電気錠の通常動作時の動作データを所定周期で取込み、この取込んだデータと異常発生したときの電気錠動作データとを比較することで、当該電気錠が経年劣化か一過性の故障かを判断し、故障個所及び取換え部品の特定が行なえるので、故障復旧を迅速に行うことができる。
本発明の実施形態に係る電気錠異常検出システムについて、図1〜図5を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る電気錠異常検出システムの全体構成を示すブロック図である。図2は本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける正常時の電気錠動作データを示すタイムチャートである。図3は本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける異常時の電気錠動作データを示すタイムチャートである。図4は本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける電気錠制御装置の動作例を表すフローチャートである。図5は本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける管制センタの動作例を表すフローチャートである。
図面において、1は電気錠制御装置、1aは通信インターフェイス、1bは電気錠ドライブ回路、1cはカードリーダドライブ回路、1dは制御装置、1fは電気錠動作データ入力回路、1eは記憶装置、2は一般回線、3は管制センタ、3aは通信インターフェイス、3bは制御装置、3cは記憶装置、4〜4nは電気錠(以下、代表して電気錠4とも云う)、5〜5nはカードリーダ(以下、代表してカードリーダ5とも云う)、をそれぞれ表す。
図1において、建物に設けられている図示しない扉には、施錠及び解錠を行う電気錠4〜4nと、認証を行うカードリーダ5〜5nが備えられ、これら電気錠4〜4nとカードリーダ5〜5nに接続される電気錠制御装置1を有している。また、この電気錠制御装置1は、管制センタ3へ一般回線2を経由して遠隔的に接続され、電気錠4〜4nの異常発生を通報している。そして、本発明の実施形態に係る電気錠異常検出システムは、上述した電気錠4、カードリーダ5、電気錠制御装置1及び管制センタ3を備えている。
ここで、電気錠制御装置1は、電気錠4〜4nを制御する電気錠ドライブ回路1bと、カードリーダ5〜5nを制御するカードリーダドライブ回路1cと、電気錠4〜4nの扉開閉や施解錠などの電気錠動作データを取込む電気錠動作データ入力回路1fと、取込んだ電気錠動作データを記憶する記憶装置1eと、管制センタ3へ通知するための通信インターフェイス1aと、これらの各構成要素を制御する制御装置1dと、を備えている。なお、カードリーダ5からの認証データをもとに電気錠制御装置1からの施錠指令信号、解錠指令信号が、電気錠ドライブ回路1bを介して各電気錠4〜4nに与えられて電流を印加し又は電流を遮断することで、施錠又は解錠がなされている。また、電気錠の施錠完了信号又は解錠完了信号は電気錠4から電気錠動作データ入力回路1fを介して電気錠制御装置1が取得する。
また、管制センタ3は、一般回線2を介して電気錠制御装置1との通信を行なう通信インターフェイス3aと、電気錠制御装置1から通知される電気錠動作データ等を記憶する記憶装置3cと、これらの各構成要素を制御する制御装置3bと、を備えている。
次に、図2に示すタイムチャートに基づいて、本実施形態に関する電気錠制御装置が毎日一回取得する電気錠動作データにおける電気錠正常時の動作を説明する。電気錠制御装置1の電気錠動作データ入力回路1fは、電気錠4から電気錠動作データを取得して制御装置1dを通して一時的に記憶装置1eへ格納され、1週間に一回、1週間分の電気錠動作データを一般回線2を経由して管制センタ3に送信され、この送信された電気錠動作データは、管制センタ3の記憶装置3eに保存される。
ここで、電気錠4は図示しないデッドボルトの駆動で、扉を施錠及び解錠の状態にする機構であり、この電気錠4の駆動回数Tlと、扉が解錠状態になっても必ずしも扉を開けない場合があるため(電気錠駆動回数と扉駆動回数とが必ずしも一致していないため)、扉の駆動回数T2とを基本情報として(経年劣化の故障か一過性の故障かの判断に用いる情報として)、格納する。
電気錠4の各種信号は、扉が閉じたとき信号を出力する扉閉信号T4と、扉が開いたとき信号を出力する扉開信号T5と、施錠を指令する施錠指令信号T6と、解錠を指令する解錠指令信号T7と、施錠が完了したとき信号を出力する施錠完了信号T8と、解錠が完了したとき信号を出力する解錠完了信号T9があり、これらのON・OFFの情報を例えば100msのサンプリングで、電気錠動作データ入力回路1fから記憶装置1eに格納する。図2のタイムチャートは、可視的なもので、実際に格納するデータはバイナリデータである。
また、電気錠4への施錠指令を行う施錠指令信号T6の立ち上がりから、電気錠4が施錠完了して出力する施錠完了信号T8の立ち上がりまでの時間Tl0は、図示しないデッドボルトが解錠位置から施錠完了位置まで駆動した時間で、この時間Tl0は、電気錠4の経年劣化によって長くなる傾向があり、この時間Tl0は管制センタ3の制御装置3bにて演算し、記憶装置3cに格納される。
ここで、施錠指令信号T6の出力から時間Tl0である、例えば1秒後(電気錠正常時の時間)に施錠完了信号T8が出力されるので、電気錠異常T3は出力されなく、施錠時の正常動作を示すものである。また、解錠時は施錠時と同様に、解錠指令信号T7の出力後に解錠完了信号T9の出力があれば正常と判断される。
次に、図3のタイムチャートに基づいて、本実施形態に関する電気錠4の異常発生時の動作を説明する。電気錠4の施錠時の異常は、施錠指令信号TA6が出力されているにも関わらず、電気錠4から施錠完了信号TA8が出力されない場合であり、電気錠4の解錠時の異常は、解錠指令信号TA7が出力されたにも関わらず、電気錠4から解錠完了信号TA9が出力されない場合である。
ここで、電気錠4の施錠時の異常検知は、施錠指令信号TA6が出力されてから所定の時限Tllである、例えば2秒(電気錠の初期時限である初期値が0.5秒のとき、初期値から例えば1.5秒増えた値)経過しても、施錠完了信号TA8が出力されないとき、電気錠4が施錠されないと判断し、電気錠異常TA3を出力するものである。
次に、図4と図5のフローチャートを用いて、取得した電気錠動作データから異常の要因を判断する動作の説明を行う。まず、図4のフローチャートを参照しながら、本実施形態に関する電気錠制御装置1の動作の説明を行う。
電気錠制御装置1は、電気錠4〜4nやカードリーダ5〜5nの動作を取り込み、扉閉信号T4及び扉開信号T5、施錠指令信号T6及び解錠指令信号T7、施錠完了信号T8及び解錠完了信号T9を電気錠動作データ入力回路1fで取得し、記憶装置1eに格納するとともに(ステップSAl)、制御装置1dが、この格納したこれらのデータより、施錠指令信号T6の立ち上がりから施錠完了信号T8の立ち上がりまでの、図示しないデッドボルトが解錠位置から施錠完了位置までの時間Tl0を演算して記憶装置1eに格納し(ステップSA2)、電気錠駆動回数Tlをカウントアップして記憶装置1eに格納し(ステップSA3)、扉駆動時間T2をカウントアップして記憶装置1eに格納する(ステップSA4)。
次に、一定期間である例えば1週間分の扉開閉時のタイムチャートデータやステップSA2〜ステップSA4にて測定した時間Tl0、電気錠駆動回数Tl、扉駆動回数T2を管制センタ3へ一般回線2を介して送信する(ステップSA5)。
また、図3に示すT11の時間をもとに、電気錠4〜4nの異常が発生すると(ステップSA6)、図3の異常時のタイムチャートに示す電気錠異常TA3を管制センタ3へ通知するとともに、記憶装置1eに格納されている、管制センタ3への未送信データ、及び異常発生時の扉閉信号TA4、扉開信号TA5、施錠指令信号TA6、解錠指令信号TA7、施錠完了信号TA8、解錠完了信号TA9を管制センタ3へ送信し(ステップSA7)、復旧作業を待つこととなる。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、本実施形態に関する管制センタ3の動作の説明を行う。電気錠制御装置1から電気錠4〜4nの異常である電気錠異常TA3を受信した管制センタ3は(ステップSBl)、異常発生前の1〜5日前の各種データの変化傾向を比較する(ステップSB2)。
例えば、図示しないデッドボルトが解錠位置から施錠完了位置まで駆動した時間である時間Tl0の傾向を比較し、時間Tl0が1秒から異常発生時は急に2秒となったか、時間Tl0が2秒近傍から徐々に2秒となったかを判断し(ステップSB3)、時間Tl0が1秒から急に2秒となった場合、電気錠4〜4nの異常は一過性(又は突発性)のものであると判断し(ステップSB4)、扉の閉扉を検出する図示しないマグネットスイッチの取付け位置の確認及び扉部品の取付け状態等の確認が必要である旨の異常部位に対する作業指示や(ステップSB5)、修理後に20回程度電気錠を駆動させ異常が再発しないことの確認作業指示を(ステップSB6)、異常復旧作業者に対して行うようにする。
次に、図5に示すステップSB3で、時間Tl0が2秒近傍から徐々に2秒となった場合、図示しないデッドボルト等の部品が経年劣化したと判断し(ステップSB7)、電気錠駆動回数Tl,TAlや扉駆動回数T2,TA2が所定の動作回数である1万回(一例である回数)以上であるかを判断し(ステップSB8)、1万回以上である場合、図示しないデッドボルトの駆動時間である時間Tl0が初期値(0.5秒)より1.5秒加えた2秒以上となった場合(ステップSB9)、電気錠4〜4nの経年による故障と判断し(ステップSBl0)、異常復旧作業者に対して電気錠4〜4nの部品交換の作業指示を行うようにする。
また、ステップSB8にて、電気錠駆動回数Tl,TAlや扉駆動回数T2,TA2の動作回数が、1万回を越えていない場合や、ステップSB9にて、図示しないデッドボルトの駆動時間である時間Tl0が初期値である0.5秒より1.5秒加えた2秒を越えない場合、扉及び扉ストッパ等の扉部品の経年による故障と判断し(ステップSBll)、これらを修理または交換作業を指示することができる。
このように、管制センタ3は、建物に設けられる電気錠4〜4nの施錠時及び解錠時の電気錠動作データを所定の周期にて取込むデータ収集機能3a,3b,3cと、電気錠4〜4nの異常発生の通報を受信すると、異常発生時の電気錠動作データを取得する異常発生データ取得機能手段3a,3b,3cと、データ収集機能3a,3b,3cで取込んだ電気錠動作データと異常発生データ取得機能3a,3b,3cで取得した電気錠動作データを比較し、動作状態の変化傾向を判断する動作状態判断機能3bと、この動作状態判断機能3bで把握した変化傾向の有無で、経年劣化か一過性の故障かを判定する異常要因判定機能3bとを備えているものである。
本実施形態によれば、電気錠4〜4nの動作状態データを保管し、異常発生した機器の動作状態データが急激に閥値を越えたか、徐々に閾値に近づき閾値を越えたかを判断して、一過性の故障か経年故障かのいずれかを判断することで、適切なる作業指示と作業準備が行なえるので、故障復旧が迅速に行える。
本実施形態では図示しないデッドボルトの駆動時間の測定を、施錠指令信号T6の立ち上がりから施錠完了信号T8の立ち上がりまでの時間Tl0を求めるようにしたが、図示しないデッドボルトを駆動させる図示しないモータやソレノイドから取得しても同様な効果が得られる。
本発明の実施形態に係る電気錠異常検出システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける正常時の電気錠動作データを示すタイムチャートである。 本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける異常時の電気錠動作データを示すタイムチャートである。 本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける電気錠制御装置の動作例を表すフローチャートである。 本実施形態に係る電気錠異常検出システムにおける管制センタの動作例を表すフローチャートである。
符号の説明
1 電気錠制御装置
1a 通信インターフェイス
1b 電気錠ドライブ回路
1c カードリーダドライブ回路
1d 制御装置
1f 電気錠動作データ入力回路
1e 記憶装置
2 一般回線
3 管制センタ
3a 通信インターフェイス
3b 制御装置
3c 記憶装置
4,4〜4n 電気錠
5,5〜5n カードリーダ

Claims (1)

  1. 扉への施錠及び解錠を行う電気錠と、前記電気錠へ施錠信号及び解錠信号を出力するとともに前記電気錠の施錠時及び解錠時の電気錠動作データを取得する電気錠制御装置と、前記電気錠制御装置で取得された前記電気錠動作データを通信回線を介して収集する管制センタと、を少なくとも備えた電気錠異常検出システムであって、
    前記電気錠制御装置は、取得した電気錠動作データに基づいて電気錠の異常発生を検出して異常発生時の電気錠動作データである施錠指令信号の立ち上がりから施錠完了信号の立ち上がりまでのデッドボルトの駆動時間を前記管制センタに通報する通報機能を有し、
    前記管制センタは、前記電気錠制御装置から前記異常発生の通報を受け取ると、送信された異常発生時の前記デッドボルトの駆動時間データを、前記異常発生前の数日間の当該デッドボルトの駆動時間データと、を比較して前記電気錠動作データの変化傾向を判断する判断機能を有し、
    さらに、前記管制センタは、前記判断機能により、当該デッドボルトの駆動時間が急激に閾値を越えたときに一過性の故障と判定し,徐々に閾値に接近して閾値を越えたときに経年変化の故障と判定する異常要因の判定機能を有し、前記異常要因に対処した適宜の指示を出力する指示機能を有する
    ことを特徴とする電気錠異常検出システム。
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