JP5086982B2 - 遊星ローラ式動力伝達装置 - Google Patents
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Description
遊星ローラ式動力伝達装置は、前記のような低騒音や低振動という特徴から大型の動力伝達装置にも採用されるようになっているが、大型になると、潤滑油が上方へ行き渡りにくく、遊星ローラと弾性リングとの接触部分の摩耗に限らず、遊星ローラが弾性リングの内周面を押圧しつつ転動する際に弾性リングが側方に膨らみ、高周期で弾性リングの側面がハウジングの溝部に強く擦り付けられることにより、所謂フレッティング摩耗が発生して、弾性リングにクラック、割れが入り、弾性リングが損傷することがある。このようなフレッティング摩耗は潤滑油が届かない弾性リングの上部で発生するため、弾性リングの上部側面がハウジングの溝部に嵌め込まれている箇所の潤滑性能向上が要望されている。
また、前記特許文献2によれば、遊星ローラが転動する内ローラ(外輪)の内周面に溝を設け、また、遊星ローラが回転する軸を有するキャリアの外周側に前記内ローラの内周に僅かな隙間で嵌合する盤部材を設け、さらに、前記キャリアと太陽ローラの端部との間に潤滑剤の溜室を設けて、潤滑剤を保持するとしている。
しかしながら、前記特許文献1および2の遊星ローラ式動力伝達装置では、遊星ローラと接触する外輪(内ローラ)の内周面および太陽ローラの外周面のグリース(潤滑剤)が保持されやすくて潤滑性を維持するように配慮されてはいるが、特に大型の遊星ローラ式動力伝達装置で必要とされるような外輪(内ローラ)が嵌め込まれているハウジングの溝の上部の外輪(内ローラ)側面の潤滑性については配慮されていない。
しかしながら、前記特許文献3のローラ減速装置(遊星ローラ式動力伝達装置)では、円板状の油飛散部材が入力軸側にのみ取り付けられているので、外リング(外輪)が嵌め込まれているギヤケースの溝部において、潤滑油が入力軸側の側面には十分に飛散付着するが、もう一方の側面には飛散付着が少なく、両側面の潤滑性という点では不十分となる問題がある。
しかしながら、前記特許文献4の遊星ローラ式動力伝達装置では、潤滑冷却用油を循環させねばならないため、動力によるポンプおよびその配管が必要となり、コスト高になるという問題がある。
(1)第1の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、太陽ローラと、ハウジング内の溝に嵌め込まれた弾性リングと、前記太陽ローラの外周面と前記弾性リングの内周面との間に複数の遊星ローラを等分角で転動自在に配置し、前記遊星ローラをキャリアに固定された軸に回転自在に支持した遊星ローラ式動力伝達装置において、前記ハウジング内の潤滑油浸漬部の前記キャリア側方に開口部を持ち、前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管が設けられ、前記キャリアの中心を前記太陽ローラの中心から偏心させて構成されていることを特徴とする。
(2)第2の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第1の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記偏心させて構成されたキャリアの所謂味噌擂り回転(歳差運動)により前記潤滑油浸漬部の潤滑油を前記配管に送り込むようにしたことを特徴とする。
(3)第3の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第1又は第2の手段のいずれか一つの遊星ローラ式動力伝達装置において、前記ハウジング内または外にポンプを設け、該ポンプを前記配管に組み込んで、前記潤滑油浸漬部から前記配管へ前記ポンプの作用で潤滑油を送り込むように構成したことを特徴とする。
(4)第4の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第3の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管の途中に、前記潤滑油浸漬部に開口部を持った孔を合流させて、前記ポンプを、前記孔に設けたピストンと、該ピストンのロッドと、該ロッドの他端に設けられたピンの周りを回動するローラと、該ローラを前記キャリアの外周面に押し付けるように作用するばねで構成したポンプとして、該ポンプが前記キャリアの回転により作動するようにしたことを特徴とする。
(5)第5の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第1から第4の手段のいずれか一つの遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管の中に、潤滑油を吸い取って毛細管現象で前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ送り込む芯糸を組み込んだことを特徴とする。
(6)第6の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第1から第5のいずれか一つの手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記キャリアの外周部に1箇所以上の潤滑油掻き出し用穴を設けたことを特徴とする。
(7)第7の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第1から第6の手段のいずれか一つの遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管を、さらに前記入力軸の軸受または前記出力軸の軸受まで延設したことを特徴とする。
(9)第9の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第8の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、さらに、前記弾性リングの前記キャリア側とは反対側の方向に前記太陽ローラとともに回転する円板を配置し、該円板の外周部に前記潤滑油浸漬部から潤滑油を掻き揚げる羽根を設けて、該羽根によって飛散付着される潤滑油を前記ハウジングの内壁上部から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ浸透させて、該側面を潤滑することを特徴とする。
(10)第10の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第8または第9の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記羽根の外周側端部に飛散付着した潤滑油を保持する潤滑油保持体を設けたことを特徴とする。
(11)第11の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第10の手段の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油保持体を前記ハウジングの内壁の少なくとも上部に接触させるようにして、該接触により潤滑油を前記ハウジングの内壁上部から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ浸透させて、該側面を潤滑することを特徴とする。
(12)第12の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、前記第8から第11の手段のいずれか一つの遊星ローラ式動力伝達装置において、前記羽根を有するキャリアまたは円板の上方で前記ハウジング内壁から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面に通ずる孔を設けて、該孔を通して前記羽根または前記潤滑油保持体の回転で飛散付着された潤滑油が前記側面へ導かれるようにしたことを特徴とする。
また、請求項1及び2に係わる本発明は、前記キャリアの中心を前記太陽ローラの中心から偏心して構成して、前記キャリアの所謂味噌擂り回転(歳差運動)で前記潤滑油浸漬部の潤滑油を前記配管に送り込むようにしたことにより、前記側面への潤滑油の供給が効率的に行なわれるようになったという効果を有する。
請求項4に係わる本発明は、請求項3に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管の途中に、前記潤滑油浸漬部に開口部を持った孔を合流させて、前記ポンプを、前記孔に設けたピストンと、該ピストンのロッドと、該ロッドの他端に設けられたピンの周りを回動するローラと、該ローラを前記キャリアの外周面に押し付けるように作用するばねで構成したポンプとして、該ポンプが前記キャリアの回転により作動するようにしたことにより、他の動力を使用しなくてもすむポンプとすることができて、簡素で安価な装置とすることができるという効果を有する。
請求項5に係わる本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管の中に、潤滑油を吸い取って毛細管現象で前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ送り込む芯糸を組み込んだことにより、簡便に前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ潤滑油の供給が行われるようになったという効果を有する。
請求項6に係わる本発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記キャリアの外周部に1箇所以上の潤滑油掻き出し用穴を設けたことにより、前記潤滑油浸漬部から前記配管への潤滑油の送り込みが効率的になったという効果がある。
請求項7に係わる本発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管を、さらに前記入力軸の軸受または前記出力軸の軸受まで延設したことにより、これらの軸受を潤滑油浸漬部内の潤滑油で浸漬する必要がないので、潤滑油の油面を必要最小限まで低くすることができ、キャリア等の潤滑油内での回転に際して攪拌損失を低減することができる。
請求項10に係わる本発明は、請求項8または9に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記羽根の外周側端部に飛散付着した潤滑油を保持する潤滑油保持体を設けたことにより、前記弾性リングの側面の潤滑が途切れることなく効率的に行えるようになったという効果を有する。
請求項11に係わる本発明は、請求項10に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記潤滑油保持体を前記ハウジングの内壁の少なくとも上部に接触させて潤滑油を塗り込めるように設けたことにより、潤滑油を前記ハウジングの内壁上部から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ浸透させて、前記弾性リングの側面の潤滑が途切れることなく効率的に行えるようになったという効果を有する。
請求項12に係わる本発明は、請求項8から11のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記羽根を有するキャリアまたは円板の上方で前記ハウジング内壁から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面に通ずる孔を設けたことにより、該孔を通して前記羽根または前記潤滑油保持体の回転で飛散付着された潤滑油が前記側面へ導かれるようになり、前記側面の潤滑がより一層確実に行えるようになったという効果を有する。
本発明の第1の実施の形態を図1から図3に基づいて説明する。
図1は、本発明に係わる遊星ローラ式動力伝達装置の正面図で、一部断面図としてある。
図2は、図1のA−A断面図である。
図3は、図1に相当する図で、配管25内に芯糸を挿入した場合を示すものである。
図において、弾性リング16は断面がU字形の場合を示したが、断面がU字形でない中実形の場合であってもよい。
キャリア18と一体に構成された出力軸21はハウジング11内で軸受22により軸支され、キャリア18は太陽ローラ12と一体に構成された軸12bに軸受19により軸支されているが、キャリア18の中心18cは太陽ローラ12の中心12cと偏心量eだけ偏心して構成されている。
また、図において、キャリア18の外周には潤滑油掻き出し用穴18hが円周等分に明けられているとともに、キャリア18の出力軸側の側面には外周部にリング18fがキャリア18と一体に取り付けられているが、潤滑油掻き出し用穴18h、リング18fは不必要であれば、省いてもよく、リング18fの外周に潤滑油掻き出し用穴18hと同様の穴を設けてもよい。
矢印18bのように回転するキャリア18の側方の図示位置に開口部25aを始点として潤滑油浸漬部20からハウジング11の上方へ配管25、および、配管25の先端部に分岐配管25bが配置されて、潤滑油浸漬部20内の潤滑油が弾性リング16の上方の外周面16bおよび側面16aへ導かれるようになっている。
ここでは、遊星ローラ式動力伝達装置1は、入力軸を記号12a、出力軸を記号21とした減速機として使用される場合を説明したが、記号21を入力軸、記号12aを出力軸とすれば増速機として使用することができることはもちろんである。
太陽ローラ12が回転すると、遊星ローラ15の外周面が太陽ローラ12の外周面および弾性リング16の内周面との押圧による摩擦により自転および公転して、軸17と一体になっているキャリア18が回転する。この際、キャリア18は、キャリア18の中心18cが太陽ローラ12の中心12cと偏心量eだけ偏心しているため、図1の如くハウジング11の内室11bにおいて中心12cの周りに、二点鎖線で示す18aの状態から実線で示す状態18へ所謂味噌擂りの動き(歳差運動)のように回転する。
ここで、キャリア18には外周に潤滑油掻き出し用穴18hが設けられていることにより、さらに、リング18fが設けられていることにより、潤滑油の配管25内への押し込みが強くなり、キャリア18の味噌擂り回転(歳差運動)はロータリーポンプに近い作用となる。
前記側面16aへの潤滑油供給により、遊星ローラ15の高頻度の転動による弾性リング16の側面16aのフレッティング摩耗を防止することができる。
なお、弾性リング16の上方の外周面16bおよび側面16aに送り込まれて、はみ出された潤滑油は下方へ伝って、ハウジング11の下方の図示しない孔から潤滑油浸漬部20へ戻される。
次に、本発明の第2の実施の形態を図4によって説明する。
図4は、第2の実施の形態の遊星ローラ式動力伝達装置の正面図で、一部断面図としてあり、図1に相当する図である。
孔26内にはピストン28が往復摺動可能に挿入されており、該ピストン28に一端を固定されたロッド29の他端に設けられた軸32の周りを回転自在に取り付けられたローラ33が、ハウジング11に固定されたばね受11dとロッド29に固定されたばね受29aとの間にロッド29をキャリア18側へ付勢するばね31により、キャリア18の外周面に押し付けられるようになっていて、前記ピストン28他でポンプ30を構成している。
なお、ここでは、キャリア18の外周および側面には潤滑油掻き出し用穴およびリングは設けられていない。
配管25dの孔26との合流部には逆止弁34が設けられ、ポンプ30により潤滑油浸漬部20の潤滑油を吸引する際には弁が開き、吸引した潤滑油をポンプ30によって配管25へ押し出す際には閉じるようになっている。また、配管25の合流部の下流側には逆止弁35が設けられ、ポンプ30により潤滑油浸漬部20の潤滑油を吸引する際には閉じ、吸引した潤滑油をポンプ30によって配管25へ押し出す際には開くようになっている。
中心12cの周りのキャリア18の所謂味噌擂り状態の回転(歳差運動)により、ピストン28がローラ33の動きを介して往復行程することによりポンプ30が作動すると、潤滑油浸漬部20の潤滑油が開口部25c、配管25dを経由して、逆止弁34、逆止弁35の開閉を介して配管25および分岐配管25bに供給され、弾性リング16の側面16aを潤滑する。
ポンプ30は、別動力のポンプとすることもできるが、本第2の実施の形態では遊星ローラ式動力伝達装置2とは別の動力のポンプを必要としていないので、簡素で、安価な装置とすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図5によって説明する。
図5は、第3の実施の形態の遊星ローラ式動力伝達装置の側面断面図で、図2に相当する図である。
このように、軸受13および軸受22も配管25から潤滑油を供給されることにより、軸受13および軸受22を潤滑油浸漬部20内の潤滑油で浸漬する必要がないので、潤滑油の油面20aを必要最小限まで低くすることができ、潤滑油内で回転するキャリア18等の攪拌損失を低減することができる。
また、本発明の第4の実施の形態を図6、図7によって説明する。
図6は、第4の実施の形態の遊星ローラ式動力伝達装置の正面図で、一部断面図としてあり、図1に相当する図である。
図7は、図6のB−B断面図である。
ここでは、図では、キャリア180を太陽ローラ12と同心に示しているが、実際には、キャリア180は太陽ローラ12と偏心している。
また、本発明の第5の実施の形態を図8および図9によって説明する。
図8は、第5の実施の形態の遊星ローラ式動力伝達装置の正面図で、一部断面図としてあり、図6に相当する図である。
図9は、図8のC−C断面図である。
遊星ローラ式動力伝達装置5の作用を説明すると、潤滑剤保持体42を装着した羽根41は、キャリア180および円板45の矢印180a方向の回転により、潤滑油浸漬部20内の潤滑油を掻き揚げて内室11bの上方の内壁へ飛散付着させ、遊星ローラ式動力伝達装置4の場合と同様に、箇所11cに付着した潤滑油が前記弾性リング16の側面16aに浸透して、前記側面16aのフレッティング摩耗を防止することができる。
ここで、潤滑油浸漬部20から潤滑油保持体42によって保持された潤滑油は、キャリア180および円板45の回転による遠心力で飛散されるため、第5の実施の形態の場合は第4の実施の形態の場合よりも多くの潤滑剤が側面16aへ供給されるので、特に大型の遊星ローラ式動力伝達装置に対して、弾性リング16の側面16aのフレッティング摩耗防止に効果がある。
さらに、本発明の第6の実施の形態を図10によって説明する。
図10は、第6の実施の形態の遊星ローラ式動力伝達装置の正面図で、一部断面図としてあり、図8に相当する図である。
遊星ローラ式動力伝達装置6の作用を説明すると、油面20aの潤滑油を保持した潤滑油保持体43がハウジング11の内壁に接触して、潤滑油が箇所11cに塗り込まれることにより、箇所11cの潤滑油が前記弾性リング16の側面16aに浸透して、前記側面16aのフレッティング摩耗を防止することができる。
次に、本発明の第7の実施の形態を図11および図12によって説明する。
図11は、第7の実施の形態の遊星ローラ式動力伝達装置の正面図で、一部断面図としてあり、図1に相当する図である。
図12は、図11のD−D断面図である。
上記説明では、遊星ローラ式動力伝達装置4に対して孔48および孔48aを設けた場合を示したが、第5の実施の形態である図8、図9の遊星ローラ式動力伝達装置5に対しても、また、第6の実施の形態である図109の遊星ローラ式動力伝達装置6に対しても、同様に孔48および孔48aを設ける場合もあるが、重複する部分が多いので、図示および詳細な説明は省略する。
本実施の形態によれば、潤滑油を孔48および孔48aを通して前記側面16aへ直接供給することができるので、前記側面16aへの潤滑油の供給をより一層確実に行うことができる。
11 ハウジング
11a 溝
11b (ハウジング内の)内室
12 太陽ローラ
12a,120a 入力軸
13,19,22 軸受
15 遊星ローラ
16 弾性リング
16a (弾性リングの)側面
17 軸
18,180 キャリア
18f リング
18h 潤滑油掻き出し用穴
20 潤滑油浸漬部
20a 油面
21 出力軸
25 配管
25b,25e 分岐配管
30 ポンプ
40,41 羽根
42,43 潤滑油保持体
45 円板
48,48a 孔
e 偏心量
Claims (12)
- 太陽ローラと、ハウジング内の溝に嵌め込まれた弾性リングと、前記太陽ローラの外周面と前記弾性リングの内周面との間に複数の遊星ローラを等分角で転動自在に配置し、前記遊星ローラをキャリアに固定された軸に回転自在に支持した遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記ハウジング内の潤滑油浸漬部の前記キャリア側方に開口部を持ち、前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管が設けられ、
前記キャリアの中心を前記太陽ローラの中心から偏心させて構成されていることを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項1に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記偏心させて構成されたキャリアの所謂味噌擂り回転(歳差運動)により前記潤滑油浸漬部の潤滑油を前記配管に送り込むようにしたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項1又は2に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記ハウジング内または外にポンプを設け、該ポンプを前記配管に組み込んで、前記潤滑油浸漬部から前記配管へ前記ポンプの作用で潤滑油を送り込むように構成したことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項3に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管の途中に、前記潤滑油浸漬部に開口部を持った孔を合流させて、前記ポンプを、前記孔に設けたピストンと、該ピストンのロッドと、該ロッドの他端に設けられたピンの周りを回動するローラと、該ローラを前記キャリアの外周面に押し付けるように作用するばねで構成したポンプとして、該ポンプが前記キャリアの回転により作動するようにしたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管の中に、潤滑油を吸い取って毛細管現象で前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ送り込む芯糸を組み込んだことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記キャリアの外周部に1箇所以上の潤滑油掻き出し用穴を設けたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記潤滑油浸漬部から潤滑油を送り込む配管を、さらに前記入力軸の軸受または前記出力軸の軸受まで延設したことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 太陽ローラと、ハウジング内の溝に嵌め込まれた弾性リングと、前記太陽ローラの外周面と前記弾性リングの内周面との間に複数の遊星ローラを等分角で転動自在に配置し、前記遊星ローラをキャリアに固定された軸に回転自在に支持した遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記キャリアの外周部に前記ハウジング内の潤滑油浸漬部から潤滑油を掻き揚げる羽根を設けて、該羽根によって飛散付着される潤滑油を前記ハウジングの内壁上部から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ浸透させて、該側面を潤滑し、
前記キャリアの中心を前記太陽ローラの中心から偏心させて構成されていることを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項8に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
さらに、前記弾性リングの前記キャリア側とは反対側の方向に前記太陽ローラとともに回転する円板を配置し、該円板の外周部に前記潤滑油浸漬部から潤滑油を掻き揚げる羽根を設けて、該羽根によって飛散付着される潤滑油を前記ハウジングの内壁上部から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ浸透させて、該側面を潤滑することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項8又は9に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記羽根の外周側端部に飛散付着した潤滑油を保持する潤滑油保持体を設けたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項10に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記潤滑油保持体を前記ハウジングの内壁の少なくとも上部に接触させるようにして、該接触により潤滑油を前記ハウジングの内壁上部から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面へ浸透させて、該側面を潤滑することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。 - 請求項8から11のいずれか1項に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、
前記羽根を有するキャリアまたは円板の上方で前記ハウジング内壁から前記弾性リングの前記ハウジング内の溝への嵌め込み部上部の側面に通ずる孔を設けて、該孔を通して前記羽根または前記潤滑油保持体の回転で飛散付着された潤滑油が前記側面へ導かれるようにしたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
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