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JP5090745B2 - 表示装置および表示装置の製造方法 - Google Patents
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JP5090745B2 - 表示装置および表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置および表示装置の製造方法に関し、特に、TFT液晶表示装置のTFT基板の製造方法に適用して有効な技術に関するものである。
従来、TFT液晶表示装置には、液晶を挟んで封入している一対(2枚)の基板のうちの一方の基板に、前記液晶を駆動させるための画素電極および共通電極(対向電極と呼ぶこともある)を設けているものがある。このとき、前記画素電極および前記共通電極を形成する方法には、たとえば、ある1つの絶縁層の上に成膜したITOなどの1つの導電膜をエッチングして前記画素電極および前記共通電極を形成する方法と、たとえば、ある1つの導電膜をエッチングして前記共通電極を形成した後、前記共通電極の上に絶縁層および別の導電層を形成し、前記別の導電層をエッチングして前記画素電極を形成する方法とがある。
前記画素電極および前記共通電極を、後者の方法で形成する場合、前記一対の基板のうちの、前記画素電極および前記共通電極を設けるほうの基板(以下、TFT基板と呼ぶ)は、たとえば、以下のような手順で製造している。
まず、ガラス基板などの絶縁基板の表面に、たとえば、ITOなどの光透過率が高い第1の導電膜を成膜し、当該第1の導電膜をエッチングして共通電極を形成する。次に、たとえば、アルミニウムなどの第2の導電膜を成膜し、当該第2の導電膜をエッチングして、走査信号線などを形成する。
次に、たとえば、TFTのゲート絶縁膜としての機能を有する第1の絶縁層を形成し、続けて、たとえば、アモルファスシリコンなどの半導体材料膜を成膜し、当該半導体材料膜をエッチングして前記TFTの半導体層を形成する。
次に、たとえば、アルミニウムなどの第3の導電膜を成膜し、当該第3の導電膜をエッチングして映像信号線、前記TFTのドレイン電極およびソース電極などを形成する。
次に、第2の絶縁層を形成した後、たとえば、ITOなどの光透過率が高い第4の導電膜を成膜し、当該第4の導電膜をエッチングして画素電極を形成する。このとき、第2の絶縁層は、たとえば、前記TFTのソース電極の上にスルーホールを形成しておき、画素電極とソース電極が電気的に接続されるようにする。
このような手順でTFT基板を製造する場合、従来のTFT基板の製造方法では、一般に、たとえば、前記第1の導電膜をエッチングする工程、前記第2の導電膜をエッチングする工程、前記半導体材料膜をエッチングする工程、前記第3の導電膜をエッチングする工程、前記第2の絶縁層にスルーホールを形成する工程、および前記第4の導電膜をエッチングする工程の各工程において、感光性レジストを露光、現像させたエッチングレジストを形成している。そのため、エッチングレジストを形成する回数が多くなり、製造コストが上昇するといった問題があった。
また、従来のTFT基板の製造方法では、一般に、ガラス基板などの透光性の基板の表面にクロムなどの遮光材料を用いて露光パターンを形成した露光マスクを用いて、前記感光性レジストを露光している。そのため、露光マスクの位置ずれにより、たとえば、前記絶縁基板の上に形成された映像信号線と共通電極との平面でみた位置関係が、設計時の位置関係からずれてしまうといった問題が起こりやすい。その結果、たとえば、表示装置の画質にむらが生じる、表示装置のさらなる高精細化が難しいといった問題が生じる。
このような問題に対して、近年、たとえば、ドレイン信号線(映像信号線)の形成領域と薄膜トランジスタ(TFT)の形成領域に、同一のパターンで半導体層と第1導電層との順次積層体を形成する工程と、第2導電膜を形成した後に、同一のマスクを用いて、前記薄膜トランジスタのドレイン電極とソース電極との分離を図る製造方法が提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。
特開2001−201766号公報
前記TFT基板の製造方法において、TFT基板の製造コストの低減、位置ずれの低減をするためには、前記エッチングレジストを形成する回数は、可能な限り少なくすることが望ましい。
前記絶縁基板の表面の上に前記共通電極、前記絶縁層、前記画素電極が積層されたTFT基板の製造方法では、前述のように、前記エッチングレジストを形成する工程が通常6回は必要であり、たとえば、前記特許文献1に記載されたような方法を適用しても、前記エッチングレジストを形成する工程は通常5回または4回は必要である。
しかしながら、本願発明者らは、前記絶縁基板の表面の上に前記共通電極、前記絶縁層、前記画素電極が積層されたTFT基板の製造方法において、前記エッチングレジストを形成する工程をさらに減らすことができると考えている。
本発明の目的は、絶縁基板の表面の上に前記共通電極、前記絶縁層、前記画素電極が積層されたTFT基板の製造方法において、前記エッチングレジストを形成する工程を最小限にし、TFT基板の製造コストを低減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、絶縁基板の表面の上に前記共通電極、前記絶縁層、前記画素電極が積層されたTFT基板の製造方法において、絶縁基板の表面の上に形成された映像信号線などの位置ずれを低減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概略を説明すれば、以下の通りである。
(1)絶縁基板の表面に、複数本の走査信号線と、複数本の映像信号線と、マトリクス状に配置された複数個のTFTおよび画素電極と、共通電極とを有し、前記TFTは、前記絶縁基板からみて前記走査信号線の上に積層されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に積層された半導体層と、前記半導体層のドレイン領域の上に積層されたドレイン電極と、前記半導体層のソース領域の上に積層されたソース電極とを有するMISトランジスタであり、前記画素電極は、スルーホールで前記ソース電極またはドレイン電極に接続されており、前記画素電極と前記共通電極とは、前記絶縁基板の表面に、前記共通電極、絶縁層、前記画素電極の順に積層されており、前記共通電極は第1の導電材料からなり、前記走査信号線は第2の導電材料からなり、前記映像信号線、前記TFTのドレイン電極およびソース電極は第3の導電材料からなり、前記画素電極は第4の導電材料からなり、前記ゲート絶縁膜は第1の絶縁材料からなり、前記共通電極と前記画素電極との間に介在する前記絶縁層は第2の絶縁材料からなる表示装置であって、前記絶縁基板と前記映像信号線との間には、前記第1の導電材料からなる導電膜、前記第2の導電材料からなる導電膜、前記第1の絶縁材料からなる絶縁膜、前記TFTの半導体層の形成に用いられる半導体材料膜が介在しており、前記絶縁基板と前記第1の映像信号線との間に介在する前記各導電膜および前記絶縁膜ならびに前記半導体材料膜は、平面でみた形状が、前記映像信号線の平面でみた形状と相似形である表示装置。
(2)前記(1)の表示装置において、1本の映像信号線は、2本の隣接する走査信号線の間毎に分割され、かつ、前記2本の隣接する走査信号線とは平面でみて重ならない複数個の映像信号線分に分割されており、1本の走査信号線を挟んで配置された2つの前記映像信号線分は、前記第4の導電材料からなり、かつ、前記1本の走査信号線と立体的に交差する接続配線とスルーホールで接続されている表示装置。
(3)前記(2)の表示装置において、前記接続配線は、前記2つの映像信号線分と接続するスルーホールとは異なるスルーホールで前記ドレイン電極および前記ソース電極のうちの前記画素電極と接続していないほうの電極に接続している表示装置。
(4)前記(1)乃至(3)のいずれかの表示装置において、前記絶縁基板と前記走査信号線との間には、前記第1の導電材料からなる導電膜が介在しており、前記絶縁基板と前記走査信号線との間に介在する前記導電膜は、前記共通電極および前記絶縁基板と前記映像信号線との間に介在する前記第1の導電材料からなる導電膜とは電気的に絶縁している表示装置。
(5)前記(4)の表示装置において、1本の走査信号線は、複数個の走査信号線分に分割されており、前記複数個の走査信号線分は、前記絶縁基板と前記走査信号線との間に介在する前記第1の導電材料からなる導電膜で電気的に接続されている表示装置。
(6)前記(5)の表示装置において、前記1本の走査信号線は、当該走査信号線にゲートが接続している複数個のTFTの数よりも多い走査信号線分からなり、前記複数個のTFTの前記ゲートは、それぞれ異なる走査信号線分に接続している表示装置。
(7)前記(1)乃至(6)のいずれかの表示装置において、前記複数本の走査信号線と、前記複数本の映像信号線と、前記マトリクス状に配置された複数個のTFTおよび画素電極と、前記共通電極とを有する前記絶縁基板は、一対の基板の間に液晶を挟んだ液晶表示パネルにおける、前記一対の基板のうちの一方の基板である表示装置。
(8)絶縁基板の表面に、複数本の走査信号線と、複数本の映像信号線と、マトリクス状に配置された複数個のTFTおよび画素電極と、共通電極とを形成する表示装置の製造方法であって、前記絶縁基板の表面に、第1の導電膜、第2の導電膜、第1の絶縁膜、半導体膜、第3の導電膜を順次形成する第1の工程と、前記第3の導電膜の上に、第1の領域における厚さが第1の厚さであり、前記第1の領域とは異なる第2の領域における厚さが前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さであり、前記第1の領域および前記第2の領域とは異なる第3の領域における厚さが前記第2の厚さよりも薄い第3の厚さであり、前記第1の領域および前記第2の領域ならびに前記第3の領域とは異なる第4の領域における厚さが0(零)である第1の形状のエッチングレジストを形成する第2の工程と、前記第1の形状のエッチングレジストをマスクにして、前記第3の導電膜、前記半導体膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の導電膜、および前記第1の導電膜を順次エッチングして前記映像信号線を形成する第3の工程と、前記第1の形状のエッチングレジストの第1の領域および第2の領域ならびに第3の領域の厚さを前記第3の厚さ分だけ薄くして、前記第1の形状のエッチングレジストを、前記第3の領域における厚さを0にした第2の形状に変化させる第4の工程と、前記第2の形状のエッチングレジストをマスクにして、前記第3の導電膜、前記半導体膜、前記第1の絶縁膜、および前記第2の導電膜を順次エッチングして前記共通電極を形成する第5の工程と、前記第2の形状のエッチングレジストの第1の領域および第2の領域の厚さを、前記第2の形状における前記第2の領域の厚さ分だけ薄くして、前記第2の形状のエッチングレジストを、前記第2の領域における厚さを0にした第3の形状に変化させる第6の工程と、前記第3の形状のエッチングレジストをマスクにして、前記第3の導電膜および前記半導体層の表面部分をエッチングし、前記走査信号線と前記TFTのドレイン電極およびソース電極とを形成するとともに、前記半導体層のドレイン領域およびソース領域を分離する第7の工程と、前記第3の形状のエッチングレジストを除去した後、第2の絶縁層および第4の導電膜を順次形成し、前記第4の導電膜をエッチングして前記画素電極を形成する第8の工程とを有する表示装置の製造方法。
(9)前記(8)の表示装置の製造方法において、前記第3の工程は、1本の映像信号線を、2本の隣接する走査信号線の間毎に分割された映像信号線分として形成し、前記第8の工程は、前記第4の導電膜をエッチングして前記画素電極とともに、1本の走査信号線を挟んで形成された2つの映像信号線および前記TFTのドレイン電極またはソース電極のいずれか一方の電極をスルーホールで接続する接続配線を形成する表示装置の製造方法。
(10)前記(8)または(9)の表示装置の製造方法において、前記第5の工程は、1本の走査信号線を複数個の走査信号線分として形成し、前記第1の導電膜で前記複数個の走査信号線分を電気的に接続することで前記1本の走査信号線にする表示装置の製造方法。
本発明の表示装置および表示装置の製造方法によれば、エッチングレジストを形成する工程を最小限の回数にすることができ、表示装置の製造コストを低減することができる。
また、エッチングレジスト形成する工程を最小限の回数にすることができるので、絶縁基板の表面に形成された映像信号線などの位置ずれが起こりにくくなる。そのため、たとえば、映像信号線などの位置ずれによる画質むらが低減できる。また、さらなる高精細化が容易になる。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1−1および図1−2、図2−1および図2−2は、本発明に関わる液晶表示装置の概略構成の一例を示す模式図である。
図1−1は、液晶表示装置の概略構成の一例を示す模式ブロック図である。図1−2は、液晶表示パネルの1画素の回路構成の一例を示す模式回路図である。
図2−1は、液晶表示パネルの概略構成の一例を示す模式平面図である。図2−2は、図2−1のA−A’線における模式断面図である。
本発明は、たとえば、図1−1に示すように、液晶表示パネル1、データドライバ2、およびゲートドライバ3を有する液晶表示装置に適用される。なお、図1−1では省略しているが、液晶表示装置は、これらのほかに、たとえば、データドライバ2およびゲートドライバ3の動作を制御する制御回路を有するプリント回路板などを有することはもちろんである。
液晶表示パネル1は、複数本の走査信号線GLおよび複数本の映像信号線DLを有する。また、液晶表示パネル1の表示領域DAは、アクティブ素子(スイッチング素子)として用いるTFTおよび前記TFTのソース電極に接続した画素電極を有する画素の集合で構成されている。このとき、表示領域DAの1つの画素の回路構成は、たとえば、図1−2に示すような構成になっている。
表示領域DAにおける1つの画素は、2本の隣接する走査信号線GL,GLn+1(nは1以上の整数)と、2本の隣接する映像信号線DL,DLm+1(mは1以上の整数)とで囲まれる領域に相当し、この領域毎にTFT(Tr)および画素電極PXが配置されている。このとき、TFT(Tr)は、たとえば、ゲート(G)が走査信号線GLn+1に接続しており、ドレイン(D)が映像信号線DLに接続している。また、TFT(Tr)のソース(S)は、画素電極PXに接続している。また、画素電極PXは、共通電極CTおよび液晶LCとともに液晶容量(画素容量と呼ぶこともある)CLCを形成している。また、各画素の共通電極CTは、たとえば、共通化配線CLに接続している。
データドライバ2は、液晶表示パネル1の映像信号線DLに接続しており、映像や画像の表示データ(階調電圧信号と呼ぶこともある)を生成して各映像信号線DLに加える駆動回路である。また、ゲートドライバ3は、液晶表示パネル1の走査信号線GLに接続しており、各映像信号線DLに加えられた表示データを画素電極PXに書き込む画素を選択する信号(走査信号)を生成して各走査信号線GLに加える駆動回路である。なお、データドライバ2およびゲートドライバ3は、たとえば、TCPやCOFなどの半導体パッケージになっているものを液晶表示パネル1に接続していてもよいし、液晶表示パネル1にチップ状のドライバICを直接実装していてもよい。
ところで、液晶表示パネル1は、図2−1および図2−2に示すように、TFT基板101と対向基板102の一対の基板の間に液晶LCを挟んだ構成になっている。このとき、TFT基板101と対向基板102は、表示領域DAの外側にある環状のシール材103で接着されており、液晶LCは、TFT基板101および対向基板102ならびにシール材103で囲まれた空間に密封されている。
また、液晶表示パネル1が透過型または半透過型の場合、TFT基板101の外側を向いた面、および対向基板102の外側を向いた面には、一対の偏光板104A,104Bが設けられている。またこのとき、たとえば、TFT基板101と偏光板104Aとの間、対向基板102と偏光板104Bとの間には、それぞれ、1層または複数層の位相差版が設けられていることもある。
なお、液晶表示パネル1が反射型の場合、たとえば、TFT基板101側の偏光板104Aがなくてもよい。
また、本発明が適用される液晶表示装置(液晶表示パネル1)では、図1−2に示した画素電極PXおよび共通電極CTが、ともにTFT基板101側に形成されている。
図3−1乃至図3−4、図4−1乃至図4−3、図5−1および図5−2は、本発明を適用したTFT基板の概略構成の一例を示す模式図である。
図3−1は、本発明を適用したTFT基板における1画素の概略構成の一例を示す模式平面図である。図3−2は、図3−1のB−B’線における模式断面図である。図3−3は、図3−1のC−C’線における模式断面図である。図3−4は、図3−1のD−D’線における模式断面図である。
図4−1は、本発明を適用したTFT基板における走査信号線および共通電極の信号入力端の概略構成の一例を示す模式平面図である。図4−2は、図4−1のE−E’線における模式断面図である。図4−3は、図4−1のF−F’線における模式断面図である。
図5−1は、本発明を適用したTFT基板における映像信号線の信号入力端の概略構成の一例を示す模式平面図である。図5−2は、図5−1のG−G’線における模式断面図である。
本発明は、液晶LCを駆動させるための画素電極PXおよび共通電極CTがTFT基板101に設けられている場合、より具体的には、ガラス基板などの絶縁基板の表面に、共通電極CT、絶縁層、画素電極PXの順に積層されている場合に適用される。そして、本発明が適用されたTFT基板101は、たとえば、図3−1乃至図3−4、図4−1乃至図4−3、図5−1および図5−2に示すような構成になっている。
まず、TFT基板101の表示領域DAにおける1画素の構成は、たとえば、図3−1乃至図3−4に示すような構成になっており、ガラス基板などの絶縁基板SUBの表面には、共通電極CT、走査信号線GL、第1の絶縁層PAS1、半導体層SC、映像信号線DL、ドレイン電極SD1、ソース電極SD2、第2の絶縁層PAS2、および画素電極PXが形成されている。
本発明を適用したTFT基板101において、絶縁基板SUBと走査信号線GLとの間には、共通電極CTと同じ材料からなる導電膜401gが介在している。また、絶縁基板SUBからみて走査信号線GLの上には、TFTのゲート絶縁膜としての機能を有する第1の絶縁層PAS1、半導体層SC、ドレイン電極SD1およびソース電極SD2が形成されている。ソース電極SD2は、第2の絶縁層PAS2を介して形成されている画素電極PXと、スルーホールTH1により接続している。
また、TFTがnチャネルMOSトランジスタの場合、半導体層SCは、たとえば、第1のn型半導体層SC1および第2のn型半導体層SC2と、真性あるいは濃度が低いn型またはp型の半導体材料からなる第3の半導体層SC3とからなる。このとき、第1のn型半導体層SC1がドレイン領域に相当し、第2のn型半導体層SC2がソース領域に相当する。また、第3の半導体層SC3はチャネル領域としての機能を有する。
また、本発明を適用したTFT基板101において、絶縁基板SUBと走査信号線GLとの間に介在している導電膜401gの平面形状、走査信号線GLの上に積層している第1の絶縁層PAS1および第3の半導体層SC3の平面形状は、走査信号線GLの平面形状と相似形になっている。なお、上記平面形状とは、図3−1に示した平面でみた形状である。また、以下の説明においても、特別な断りがない場合、平面形状というのは、図3−1に示した平面でみた形状のことをさす。
また、本発明を適用したTFT基板101において、1本の映像信号線DLは、2本の隣接する走査信号線GLの間毎に分割されている。このとき、2本の隣接する走査信号線GLの間にある1つの映像信号線を映像信号線分DLpとすると、1本の走査信号線GLを挟んで配置されている2つの映像信号線分DLpは、それぞれ、絶縁基板SUBからみて映像信号線分DLpの上に第2の絶縁層PAS2を介して形成されており、かつ、前記1本の走査信号線GLと立体的に交差する接続配線BRと、スルーホールTH2,TH3により接続している。すなわち、1本の走査信号線GLを挟んで配置されている2つの映像信号線分DLpは、前記1本の走査信号線GLと立体的に交差する接続配線BRを介して電気的に接続している。
またこのとき、接続配線BRは、前記1本の走査信号線GLの上に形成されているドレイン電極SD1とも、スルーホールTH4により接続している。
なお、接続配線BRは、たとえば、画素電極PXと同じ材料(たとえば、ITO膜)で形成されている。
また、絶縁基板SUBと映像信号線分DLpとの間には、共通電極CTと同じ材料からなる導電層401d、走査信号線GLと同じ材料からなる導電層402d、第1の絶縁層PAS1と同じ材料からなる絶縁膜403d、第3の半導体層SC3の形成に用いる半導体材料と同じ材料からなる半導体膜404d、第1のn型半導体層SC1と同じ材料からなるn型半導体膜405dが介在している。また、本発明を適用したTFT基板101において、絶縁基板SUBと映像信号線分DLpとの間に介在する2つの導電層401d,402dおよび絶縁層403dならびに2つの半導体膜404d,405dの平面形状は、映像信号線分DLpの平面形状と相似形になっている。
また、走査信号線GLの延在方向(x方向)に並んだ複数個の画素の共通電極CTは、たとえば、走査信号線GLと映像信号線分DLpとの間を通る部分により一体になっている。また、走査信号線GLの延在方向(x方向)に並んだ複数個の画素の共通電極CTを一体化している部分には、走査信号線GLと同じ材料からなる共通化配線CL、第1の絶縁層PAS1と同じ材料からなる絶縁膜403c、第3の半導体層SC3の形成に用いる半導体材料と同じ材料からなる半導体膜404cが積層している。またこのとき、共通化配線CLの上に積層している絶縁膜403cおよび半導体膜404cの平面形状は、共通化配線CLの平面形状と相似形になっている。
次に、TFT基板101における走査信号線GLおよび共通電極CTの信号入力端が並んでいる箇所の構成は、たとえば、図4−1乃至図4−3に示すような構成になっており、ガラス基板などの絶縁基板SUBの表面には、走査信号線GLの信号入力端として利用する導電膜401g、共通電極CTの信号入力端、第2の絶縁層PAS2、およびスルーホールTH5により前記導電膜401gまたは共通電極CTの信号入力端のいずれかと接続している接続端子CPg,CPcが形成されている。
走査信号線GLの信号入力端として利用する導電膜401gは、絶縁基板SUBと走査信号線GLとの間に介在する、共通電極CTと同じ材料からなる導電膜である。また、接続端子CPg,CPcは、たとえば、画素電極PXと同じ材料(たとえば、ITO膜)からなる端子である。
最後に、TFT基板101における映像信号線DLの信号入力端が並んでいる箇所の構成は、たとえば、図5−1および図5−2に示すような構成になっており、映像信号線分DLp、第2の絶縁層PAS2、およびスルーホールTH6により映像信号線分DLpと接続している接続端子CPdが形成されている。また、映像信号線DLの信号入力端が並んでいる箇所においても、絶縁基板SUBと映像信号線分DLpとの間には、共通電極CTと同じ材料からなる導電層401d、走査信号線GLと同じ材料からなる導電層402d、第1の絶縁層PAS1と同じ材料からなる絶縁膜403d、第3の半導体層SC3の形成に用いる半導体材料と同じ材料からなる半導体膜404d、第1のn型半導体層SC1と同じ材料からなるn型半導体膜405dが介在している。
また、接続端子CPdは、たとえば、画素電極PXと同じ材料(たとえば、ITO膜)からなる端子である。
以下、図3−1乃至図3−4、図4−1乃至図4−3、図5−1および図5−2に示したような構成のTFT基板101の製造方法の一例について、図6−1乃至図6−14を参照しながら説明する。
図6−1乃至図6−14は、本発明による一実施例のTFT基板の製造方法を説明するための模式図である。
図6−1は、本発明による一実施例のTFT基板の製造方法を説明するにあたって図示する箇所を説明するための模式断面図である。
図6−2は、本実施例のTFT基板の製造方法における第1の工程を説明するための模式断面図である。図6−3は、本実施例のTFT基板の製造方法における第2の工程を説明するための模式断面図である。図6−4は、第2の工程におけるエッチングレジストの形成方法における露光方法の一具体例を説明するための模式断面図である。図6−5は、図6−4に示した露光方法で露光して形成されたエッチングレジストの形状の一例を示す模式断面図である。
図6−6は、本実施例のTFT基板の製造方法における第3の工程を説明するための模式断面図である。図6−7は、本実施例のTFT基板の製造方法における第4の工程を説明するための模式断面図である。図6−8は、本実施例のTFT基板の製造方法における第5の工程を説明するための模式断面図である。図6−9は、本実施例のTFT基板の製造方法における第6の工程を説明するための模式断面図である。図6−10は、本実施例のTFT基板の製造方法における第7の工程を説明するための模式断面図である。
図6−11は、本実施例のTFT基板の製造方法における第8の工程を説明するための模式断面図である。図6−12は、本実施例のTFT基板の製造方法における第9の工程を説明するための模式断面図である。図6−13は、本実施例のTFT基板の製造方法における第10の工程を説明するための模式断面図である。図6−14は、本実施例のTFT基板の製造方法における第11の工程を説明するための模式断面図である。
図3−1乃至図3−4、図4−1乃至図4−3、図5−1および図5−2に示したような構成のTFT基板101の製造方法の各工程における処理(加工)について、図6−1に示した6つの領域を例に挙げ、各領域でどのような処理(加工)が行われるか説明する。
図6−1に示した6つの領域のうちの領域AR1の断面構成は、走査信号線GLおよびTFTが形成される領域の断面構成を示しており、図3−2に示した断面構成のうちの走査信号線GLおよびTFTが形成されている部分の断面構成に相当する。また、領域AR2の断面構成は、1本の走査信号線GLを挟んで配置された2つの映像信号線分DLpを接続している領域の断面構成を示しており、図3−3に示した断面構成に相当する。また、領域AR3の断面構成は、映像信号線DLの信号入力端の断面構成を示しており、図5−2に示した断面構成に相当する。また、領域AR4および領域AR5の断面構成は、走査信号線GL(および共通電極CT)の信号入力端の断面構成を示しており、領域AR4の断面構成は図4−2に示した断面構成に相当し、領域AR5の断面構成は図4−3に示した断面構成に相当する。また、領域AR6の断面構成は、共通電極CTおよび画素電極PXが形成される領域の断面構成を示しており、図3−4に示した断面構成のうちの共通電極CTおよび画素電極PXが形成されている部分の断面構成に相当する。
また、図6−1、図6−6乃至図6−14では、各工程における処理(加工)をわかりやすくするために、積層した導電膜や絶縁膜などのエッチング端面を揃えて示している。
本実施例のTFT基板101の製造方法では、まず、第1の工程として、たとえば、図6−2に示すように、ガラス基板などの絶縁基板SUBの表面に、第1の導電膜401、第2の導電膜402、第1の絶縁膜403、第1の半導体膜404、第2の半導体膜405、第3の導電膜406を、この順序で形成(成膜)する。第1の導電膜401は、共通電極CTなどを形成するための導電膜であり、たとえば、ITO膜やIZO膜などの光透過率が高い導電膜である。第2の導電膜402は、走査信号線GLなどを形成するための導電膜であり、たとえば、Al(アルミニウム)膜である。第1の絶縁膜403は、TFTのゲート絶縁膜などを形成するための絶縁膜であり、たとえば、シリコン窒化膜またはシリコン酸化膜である。第1の半導体膜は、TFTのチャネル領域を形成するための半導体膜であり、たとえば、真性あるいは濃度が低いn型またはp型のアモルファスシリコン膜である。第2の半導体膜は、TFTのドレイン領域およびソース領域を形成するための半導体膜であり、たとえば、濃度が高いn型のアモルファスシリコン膜である。第3の導電層は、映像信号線DL(映像信号線分DLp)、TFTのドレイン電極SD1およびソース電極SD2を形成するための導電膜であり、たとえば、Al膜である。
次に、第2の工程として、たとえば、図6−3に示すように、第3の導電膜406の上に、第1の厚さである第1の領域ER1、第1の厚さよりも薄い第2の厚さである第2の領域ER1、第2の厚さよりもさらに薄い第3の厚さである第3の領域ER1の3つの領域を有する第1のエッチングレジストER1を形成する。
第1の形状のエッチングレジストER1は、たとえば、ハーフ露光と呼ばれる露光技術を応用することで、比較的容易に形成することができる。すなわち、たとえば、図6−4に示すように、ガラス基板SUBmの表面に、光6の透過率がほぼ0である第1の領域A1と、光6の透過率がT1(<1)である第2の領域A2と、光6の透過率がT2(1>T2>T1)である第3の領域A3と、光6の透過率がほぼ1である第4の領域A4の4つの領域が得られるような遮光膜Mを形成した露光マスクを用いて、第3の導電膜406上に塗布した感光性レジスト5を露光する。
このとき、たとえば、第4の領域A4の感光性レジスト5がほぼすべて感光する時間だけ露光すると、第2の領域A2の感光性レジスト5および第3の領域A3の感光性レジスト5は、各領域における光6の透過率の割合に応じて部分的に感光する。そのため、このような露光マスクを用いて露光した感光性レジスト5を現像すると、たとえば、図6−5に示すように、第1の領域A1、第2の領域A2、および第3の領域A3における厚さが異なり、かつ、第4の領域A4における厚さが0になるレジスト膜ERが得られる。
次に、第3の工程として、たとえば、図6−6に示すように、第1の形状のエッチングレジストER1をマスクにし、第3の導電膜406、第2の半導体膜405、第1の半導体膜404、第1の絶縁膜403、第2の導電膜402、第1の導電膜401の順にエッチングを行う。この第3の工程により、第3の導電膜406からなり、かつ、絶縁基板SUBとの間に、第1の導電膜401d、第2の導電膜402d、第1の絶縁膜403d、第1の半導体膜404d、および第2の半導体膜405dが介在する映像信号線DL(映像信号線分DLp)が形成される。また、第3の工程により、共通電極CTの平面形状が完成する。
次に、第4の工程として、たとえば、図6−7に示すように、第1のエッチングレジストER1の全体を、第3の領域ER1の厚さ(第3の厚さ)の分だけ薄くして、第1のエッチングレジストER1を、図6−3に示したような第1の形状から、第1の領域ER1および第2の領域ER1の2つの領域のみを有する第2の形状にする。第1のエッチングレジストER1を第1の形状から第2の形状にするには、たとえば、Oアッシングを行えばよい。
次に、第5の工程として、たとえば、図6−8に示すように、第2の形状にした第1のエッチングレジストER1をマスクにし、第3の導電膜406、第2の半導体膜405、第1の半導体膜404、第1の絶縁層403、第2の導電膜402の順にエッチングを行う。この第5の工程により、領域AR6に、第1の導電膜401からなり、かつ、積層していた不要な第3の導電膜406、第2の半導体膜405、第1の半導体膜404、第1の絶縁層403、第2の導電膜402が除去された共通電極CTが形成される。
次に、第6の工程として、たとえば、図6−9に示すように、第1のエッチングレジストER1の全体を、第2の形状における第2の領域ER1の厚さの分だけ薄くして、第1のエッチングレジストER1を、図6−7に示したような第2の形状から、第1の領域ER1のみを有する第3の形状にする。第1のエッチングレジストER1を第2の形状から第3の形状にするにも、たとえば、Oアッシングを行えばよい。
次に、第7の工程として、たとえば、図6−10に示すように、第3の形状にした第1のエッチングレジストER1をマスクにし、第3の導電膜406、第2の半導体膜405の順にエッチングを行う。この第7の工程により、領域AR1および領域AR2に、第3の導電膜406からなるドレイン電極SD1およびソース電極SD2と、第2の半導体膜405からなる半導体層SCのドレイン領域SC1およびソース領域SC2が形成される。また、第7の工程では、第2の導電膜402からなり、絶縁基板SUBとの間に第1の導電膜401gが介在し、かつ、第1の絶縁膜403gおよび第1の半導体膜404gが積層している走査信号線GLと、絶縁基板SUBとの間に第1の導電膜401cが介在し、かつ、第1の絶縁膜403cおよび第1の半導体膜404cが積層している共通化配線CLも形成される。
このように、本実施例のTFT基板101の製造方法では、第1の工程から第7の工程まで行うことにより、第1の導電膜401からなる共通電極CT、第2の導電膜402からなる複数本の走査信号線GLおよび共通化配線CL、第1の半導体膜404および第2の半導体膜405からなるTFTの半導体層SC、第3の導電膜406からなる映像信号線DL(映像信号線分DLp)、TFTのドレイン電極SD1およびソース電極SD2が形成される。
従来の一般的なTFT基板の製造方法の場合、第1の導電膜401からなる共通電極CTを形成する工程、第2の導電膜402からなる複数本の走査信号線GLおよび共通化配線CLを形成する工程、第1の半導体膜404および第2の半導体膜405からなるTFTの半導体層SCを形成する工程、第3の導電膜406からなる映像信号線DL(映像信号線分DLp)、TFTのドレイン電極SD1およびソース電極SD2を形成する工程の各工程において、たとえば、露光マスクを用いたフォトリソグラフィーによりエッチングレジストを形成する工程、エッチング後にエッチングレジストを除去(剥離)する工程を行っていた。
一方、本実施例のTFT基板の製造方法では、1回のフォトリソグラフィーで形成したエッチングレジストER1の形状を第1の形状から第2の形状、第2の形状から第3の形状へと変えながらエッチングを行うことで、第1の導電膜401からなる共通電極CT、第2の導電膜402からなる複数本の走査信号線GLおよび共通化配線CL、第1の半導体膜404および第2の半導体膜405からなるTFTの半導体層SC、第3の導電膜406からなる映像信号線DL(映像信号線分DLp)、TFTのドレイン電極SD1およびソース電極SD2を形成することができる。
次に、第8の工程として、たとえば、図6−11に示すように、第2の絶縁層PAS2を形成する。第2の絶縁層PAS2は、たとえば、シリコン窒化膜またはシリコン酸化膜、あるいは有機系の絶縁膜である。
次に、第9の工程として、たとえば、図6−12に示すように、第2の絶縁層PAS2の上に第2のエッチングレジストER2を形成し、第2の絶縁層PAS2にスルーホールTH1,TH2,TH3,TH4,TH5,TH6を形成する。
次に、第2のエッチングレジストER2を除去(剥離)した後、第10の工程として、たとえば、図6−13に示すように、第2の絶縁層PAS2の上に第4の導電膜407を形成する。第4の導電膜407は、たとえば、ITO膜やIZO膜などの光透過率が高い導電膜である。
次に、第11の工程として、たとえば、図6−14に示すように、第4の導電膜407の上に第3のエッチングレジストER3を形成し、第4の導電膜407のエッチングを行う。この第11の工程により、TFTのソース電極SD2に接続した画素電極PX、1本の走査信号線GLを挟んで配置された2つの映像信号線分DLpおよびTFTのドレイン電極SD1に接続した接続配線BR、映像信号線DLの接続端子CPdおよび走査信号線GLの接続端子CPgならびに共通電極CTの接続端子CPdが形成される。
第11の工程の後、第3のエッチングレジストER3を除去(剥離)すると、図6−1に示したようなTFT基板101が得られる。
このように、本実施例のTFT基板101の製造方法によれば、フォトリソグラフィーでエッチングレジストを形成する回数を3回に減らすことができる。すなわち、フォトリソグラフィーでエッチングレジストを形成する工程および剥離する工程を最小限の回数にすることができる。その結果、TFT基板101の製造コストを低減できる。また、エッチングレジストを形成する際の露光マスクの位置ずれに起因する映像信号線DLや画素電極PXなどの位置ずれを低減でき、位置ずれによる画質むらの発生を低減できる。また、位置ずれが起こりにくくなるので、高精細化が容易になる。
図7−1乃至図7−3は、本実施例のTFT基板101の製造方法の変形例を説明するための模式図である。
図7−1は、本発明を適用したTFT基板の変形例の概略構成を示す模式平面図である。図7−2は、図7−1のH−H’線における模式断面図である。図7−3は、図7−1および図7−2に示したTFT基板の製造方法を説明するための模式断面図である。なお、図7−3は、図7−2と同じ箇所の断面構成を示している。
本実施例のTFT基板の製造方法では、1回のフォトリソグラフィーで形成した第1のエッチングレジストER1を第1の形状から第2の形状、第2の形状から第3の形状へと変化させながら、第3の導電膜406、第2の半導体膜405、第1の半導体膜404、第1の絶縁膜403、第2の導電膜402、第1の導電膜401のエッチングを行う。そのため、たとえば、絶縁基板SUBからみて走査信号線GLの上には、平面形状が走査信号線GLの平面形状と相似形の第1の絶縁膜403および第1の半導体膜404が残ってしまう。このとき、第1の半導体膜404において、TFTのチャネル領域SC3として機能するのは、第2の半導体膜(ドレイン領域SC1およびソース領域SC2)の近傍の領域のみである。しかしながら、第1の半導体膜404がアモルファスシリコン膜である場合、たとえば、隣接するTFT間でキャリアの移動が起こったり、外光などを受けて電流が流れたりする可能性がある。
そのため、本実施例のTFT基板101の製造方法で走査信号線GLを形成するときには、たとえば、図7−1および図7−2に示すように、1本の走査信号線GLを複数個の走査信号線分GLpに分割し、絶縁基板SUBと走査信号線GLとの間に残る第1の導電膜401gで各走査信号線分GLpを電気的に接続してもよい。
このとき、1本の走査信号線GLは、当該1本の走査信号線GLにゲートが接続しているTFTの数よりも多い走査信号線分GLpに分割し、1つの走査信号線分GLpには1つのTFTのゲートのみが接続されるようにすることが望ましい。このようにすれば、走査信号線GLの上に残る第1の半導体膜も走査信号線分GLpと同様に分割されるので、隣接するTFT間でキャリアの移動が起こることを防げる。
なお、図7−1および図7−2に示したように走査信号線GLを分割する場合は、第2の工程においてたとえば、図7−3に示すように、走査信号線GLを形成する領域の中に、第3の領域ER1を有する第1のエッチングレジストER1を形成すればよい。このようにすると、第4の工程で第1のエッチングレジストER1を第1の形状から第2の形状に変えたときに、第3の領域ER1のエッチングレジストがなくなる。そのため、第5の工程で第3の導電膜406、第2の半導体膜405、第1の半導体膜404、第1の絶縁膜403、第2の導電膜402が除去され、複数個の走査信号線分GLpに分割される。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
たとえば、前記実施例の説明に用いた各図では、第2の絶縁層PAS2を形成するときに、各領域における膜厚が均一になるように形成した場合を例に挙げているが、これに限らず、たとえば、画素電極PXなどの形成に用いる第4の導電膜407を形成する面が平坦になるように第2の絶縁層PAS2を形成してもよいことはもちろんである。
また、前記実施例では、絶縁基板SUBと映像信号線分DLpとの間に介在する第1の導電膜401dが、共通電極CTとは独立したパターンで、電気的に絶縁(孤立)している場合を例に挙げたが、これに限らず、絶縁基板SUBと映像信号線分DLpとの間に介在する第1の導電膜401dが共通電極CTの一部になっていてもよいことはもちろんである。
液晶表示装置の概略構成の一例を示す模式ブロック図である。 液晶表示パネルの1画素の回路構成の一例を示す模式回路図である。 液晶表示パネルの概略構成の一例を示す模式平面図である。 図2−1のA−A’線における模式断面図である。 本発明を適用したTFT基板における1画素の概略構成の一例を示す模式平面図である。 図3−1のB−B’線における模式断面図である。 図3−1のC−C’線における模式断面図である。 図3−1のD−D’線における模式断面図である。 本発明を適用したTFT基板における走査信号線および共通電極の信号入力端の概略構成の一例を示す模式平面図である。 図4−1のE−E’線における模式断面図である。 図4−1のF−F’線における模式断面図である。 本発明を適用したTFT基板における映像信号線の信号入力端の概略構成の一例を示す模式平面図である。 図5−1のG−G’線における模式断面図である。 本発明による一実施例のTFT基板の製造方法を説明するにあたって図示する箇所を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第1の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第2の工程を説明するための模式断面図である。 第2の工程におけるエッチングレジストの形成方法における露光方法の一具体例を説明するための模式断面図である。 図6−4に示した露光方法で露光して形成されたエッチングレジストの形状の一例を示す模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第3の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第4の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第5の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第6の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第7の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第8の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第9の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第10の工程を説明するための模式断面図である。 本実施例のTFT基板の製造方法における第11の工程を説明するための模式断面図である。 本発明を適用したTFT基板の変形例の概略構成を示す模式平面図である。 図7−1のH−H’線における模式断面図である。 図7−1および図7−2に示したTFT基板の製造方法を説明するための模式断面図である。
符号の説明
1…液晶表示パネル
101…TFT基板
102…対向基板
103…シール材
104A,104B…偏光板
SUB…絶縁基板
GL,GL,GLn+1…走査信号線
GLp…走査信号線分
DL,DL,DLm+1…映像信号線
DLp…映像信号線分
SC…半導体層
SC1…ドレイン領域
SC2…ソース領域
SC3…チャネル領域
SD1…ドレイン電極
SD2…ソース電極
PX…画素電極
CT…共通電極
CL…共通化配線
CPd,CPg,CPc…接続端子
PAS1…第1の絶縁層
PAS2…第2の絶縁層
2…データドライバ
3…ゲートドライバ
401,401g,401d…第1の導電膜
402,402d…第2の導電膜
403,403d,403c…第1の絶縁膜
404,404d,404c…第1の半導体膜
405,405d…第2の半導体膜
406…第3の導電膜
407…第4の導電膜
5…感光性レジスト
6…光
ER…エッチングレジスト
ER1…第1のエッチングレジスト
ER2…第2のエッチングレジスト
ER3…第3のエッチングレジスト

Claims (10)

  1. 絶縁基板の表面に、複数本の走査信号線と、複数本の映像信号線と、マトリクス状に配置された複数個のTFTおよび画素電極と、共通電極とを有し、
    前記TFTは、前記絶縁基板からみて前記走査信号線の上に積層されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に積層された半導体層と、前記半導体層のドレイン領域の上に積層されたドレイン電極と、前記半導体層のソース領域の上に積層されたソース電極とを有するMISトランジスタであり、
    前記画素電極は、スルーホールで前記ソース電極またはドレイン電極に接続されており、
    前記画素電極と前記共通電極とは、前記絶縁基板の表面に、前記共通電極、絶縁層、前記画素電極の順に積層されており、
    前記共通電極は第1の導電材料からなり、前記走査信号線は第2の導電材料からなり、前記映像信号線、前記TFTのドレイン電極およびソース電極は第3の導電材料からなり、前記画素電極は第4の導電材料からなり、
    前記ゲート絶縁膜は第1の絶縁材料からなり、前記共通電極と前記画素電極との間に介在する前記絶縁層は第2の絶縁材料からなる表示装置であって、
    前記絶縁基板と前記映像信号線との間には、前記第1の導電材料からなる導電膜、前記第2の導電材料からなる導電膜、前記第1の絶縁材料からなる絶縁膜、前記TFTの半導体層の形成に用いられる半導体材料膜が介在しており、
    前記絶縁基板と前記第1の映像信号線との間に介在する前記各導電膜および前記絶縁膜ならびに前記半導体材料膜は、平面でみた形状が、前記映像信号線の平面でみた形状と実質的に同一であることを特徴とする表示装置。
  2. 1本の映像信号線は、2本の隣接する走査信号線の間毎に分割され、かつ、前記2本の隣接する走査信号線とは平面でみて重ならない複数個の映像信号線分に分割されており、
    1本の走査信号線を挟んで配置された2つの前記映像信号線分は、前記第4の導電材料からなり、かつ、前記1本の走査信号線と立体的に交差する接続配線とスルーホールで接続されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記接続配線は、前記2つの映像信号線分と接続するスルーホールとは異なるスルーホールで前記ドレイン電極および前記ソース電極のうちの前記画素電極と接続していないほうの電極に接続していることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記絶縁基板と前記走査信号線との間には、前記第1の導電材料からなる導電膜が介在しており、
    前記絶縁基板と前記走査信号線との間に介在する前記導電膜は、前記共通電極および前記絶縁基板と前記映像信号線との間に介在する前記第1の導電材料からなる導電膜とは電気的に絶縁していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 1本の走査信号線は、複数個の走査信号線分に分割されており、前記複数個の走査信号線分は、前記絶縁基板と前記走査信号線との間に介在する前記第1の導電材料からなる導電膜で電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記1本の走査信号線は、当該走査信号線にゲートが接続している複数個のTFTの数よりも多い走査信号線分からなり、前記複数個のTFTの前記ゲートは、それぞれ異なる走査信号線分に接続していることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記複数本の走査信号線と、前記複数本の映像信号線と、前記マトリクス状に配置された複数個のTFTおよび画素電極と、前記共通電極とを有する前記絶縁基板は、一対の基板の間に液晶を挟んだ液晶表示パネルにおける、前記一対の基板のうちの一方の基板であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 絶縁基板の表面に、複数本の走査信号線と、複数本の映像信号線と、マトリクス状に配置された複数個のTFTおよび画素電極と、共通電極とを形成する表示装置の製造方法であって、
    前記絶縁基板の表面に、第1の導電膜、第2の導電膜、第1の絶縁膜、半導体膜、第3の導電膜を順次形成する第1の工程と、
    前記第3の導電膜の上に、第1の領域における厚さが第1の厚さであり、前記第1の領域とは異なる第2の領域における厚さが前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さであり、前記第1の領域および前記第2の領域とは異なる第3の領域における厚さが前記第2の厚さよりも薄い第3の厚さであり、前記第1の領域および前記第2の領域ならびに前記第3の領域とは異なる第4の領域における厚さが0(零)である第1の形状のエッチングレジストを形成する第2の工程と、
    前記第1の形状のエッチングレジストをマスクにして、前記第3の導電膜、前記半導体膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の導電膜、および前記第1の導電膜を順次エッチングして前記映像信号線を形成する第3の工程と、
    前記第1の形状のエッチングレジストの第1の領域および第2の領域ならびに第3の領域の厚さを前記第3の厚さ分だけ薄くして、前記第1の形状のエッチングレジストを、前記第3の領域における厚さを0にした第2の形状に変化させる第4の工程と、
    前記第2の形状のエッチングレジストをマスクにして、前記第3の導電膜、前記半導体膜、前記第1の絶縁膜、および前記第2の導電膜を順次エッチングして前記共通電極を形成する第5の工程と、
    前記第2の形状のエッチングレジストの第1の領域および第2の領域の厚さを、前記第2の形状における前記第2の領域の厚さ分だけ薄くして、前記第2の形状のエッチングレジストを、前記第2の領域における厚さを0にした第3の形状に変化させる第6の工程と、
    前記第3の形状のエッチングレジストをマスクにして、前記第3の導電膜および前記半導体層の表面部分をエッチングし、前記走査信号線と前記TFTのドレイン電極およびソース電極とを形成するとともに、前記半導体層のドレイン領域およびソース領域を分離する第7の工程と、
    前記第3の形状のエッチングレジストを除去した後、第2の絶縁層および第4の導電膜を順次形成し、前記第4の導電膜をエッチングして前記画素電極を形成する第8の工程とを有することを特徴とする表示装置の製造方法。
  9. 前記第3の工程は、1本の映像信号線を、2本の隣接する走査信号線の間毎に分割された映像信号線分として形成し、
    前記第8の工程は、前記第4の導電膜をエッチングして前記画素電極とともに、1本の走査信号線を挟んで形成された2つの映像信号線および前記TFTのドレイン電極またはソース電極のいずれか一方の電極をスルーホールで接続する接続配線を形成することを特徴とする請求項8に記載の表示装置の製造方法。
  10. 前記第5の工程は、1本の走査信号線を複数個の走査信号線分として形成し、前記第1の導電膜で前記複数個の走査信号線分を電気的に接続することで前記1本の走査信号線にすることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の表示装置の製造方法。
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