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JP5101034B2 - 締付けアダプターを備えた排気マニホールドのボルト締付け工具 - Google Patents
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JP5101034B2 - 締付けアダプターを備えた排気マニホールドのボルト締付け工具 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの排気マニホールド締付けボルト用等に適用され、トルクレンチに取り付けられて該トルクレンチにより加えられる締付け力を、締付けボルトに係合されるスパナ部に伝達する締付けアダプターを備えた排気マニホールドのボルト締付け工具に関する。
ディーゼルエンジンの排気マニホールドは、シリンダヘッドの上面に複数の締付けボルトによって締付け、固定される。かかる排気マニホールドの締付けボルトは、高温の排気マニホールドを締付けるうえに、引張強度が比較的低い耐熱鋼材で構成されていることから、締付けトルクが過大になると締付けボルトの折損を招き、また締付けトルクが過小になると排気マニホールドとシリンダヘッドの上面との間の締付面でのガス洩れの発生を招く。このため、かかる排気マニホールド締付けボルトは、締付けトルクを所要締付けトルク範囲に精度よく保持する必要がある。
締付けボルトの締付けトルクを、高精度に保持する手段の一つに、特許文献1(特開平9−285973号公報)で提供されている技術がある。
かかる技術においては、締付け工具のソケットに歪ゲージを貼着して、ボルト締付け時に該歪ゲージで検出された歪み量をトルク変換回路で締付けトルクに変換し、該締付けトルクを表示値を見ながら、該締付けトルクが所要値にすべく締付けトルクの管理を行なうように構成されている。
特開平9−285973号公報
前記のように、ディーゼルエンジンの排気マニホールドの締付けボルトは、高温の排気マニホールドを、該締付けボルトの過大締付けトルクによる折損及び過小締付けトルクによる締付面でのガス洩れの発生の双方を回避するため、該締付けボルトの締付け時に、締付けトルクを所要締付けトルク範囲に精度よく保持する必要がある。
然るに、排気マニホールドのシリンダヘッド上面への締付け部の周辺は、他のエンジン部品が近接しているため、前記特許文献1(特開平9−285973号公報)のように締付け工具のソケットに歪ゲージを貼着し、歪み量を検出してトルク変換回路に入力するという大掛かりな装置を設置するためのスペースを確保するのは困難である。
さらには、かかる手段は、歪ゲージを貼着した締付け工具のソケット、歪み量をトルク変換するトルク変換回路、締付けトルクの算出値を表示する表示装置等を必要とするため、構造が複雑で装置が大掛かりとなって、装置コストが高くなるという、問題も抱えている。
また、通常のトルクレンチを用いてボルトを締付ける手段にあっては、前記のように排気マニホールドのシリンダヘッド上面への締付け部の周辺では他のエンジン部品が近接しているため、通常のトルクレンチを挿入し、該トルクレンチを回動させて前記締付けボルトを所要締付けトルクに保持して締付けるためのスペースを確保するのも困難を伴う。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、簡単かつ低コストの構造で以って、排気マニホールドの締付け部周辺のような狭隘な場所でも、締付けボルトの締付けトルクを所要値に保持して、きわめて容易に締付け作業を行い得るボルト締付け工具を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、トルクレンチに取り付けられて該トルクレンチにより加えられる締付け力を、排気マニホールドのフランジ部をシリンダヘッド等のエンジン部材に締付ける排気マニホールド締付けボルトに伝達する締付けアダプターを備えた排気マニホールドのボルト締付け工具であって、前記締付けアダプターは、その上端部と前記トルクレンチの先端回転部とで同時回転可能な係合部を構成するとともに、下端部に前記排気マニホールド締付けボルトの六角頭部に係合されるスパナ部を固定し、前記係合部とスパナ部とを周囲のエンジン部材との干渉を回避可能な曲状に形成した連結部で結合し、さらに前記係合部の回転中心と前記スパナ部の回転中心とを一致させて構成し、さらに前記連結部は、略水平方向に延びるアーム部と該アーム部の端部から下方に延びる連結棒とからなり、前記アーム部は一端側の上部に前記トルクレンチに係脱可能なソケット部が溶接接合され、該アーム部の他端側の下部に前記連結棒の上端が溶接接合され、前記連結棒は下方に延びるとともに、途中から回転中心側に斜めに傾斜して形成され、該傾斜して形成された連結棒の下端部は前記アーム部より短く形成された前記スパナ部の端部に溶接接合されたことを特徴とする(請求項1)。
本発明によれば、排気マニホールドをエンジン部材に締付ける排気マニホールド締付けボルトを締付けるためのトルクレンチに取り付けられる締付けアダプターを、これの上端部とトルクレンチの先端回転部とで同時回転可能に形成した係合部と締付けボルトに係合されるスパナ部との間を、エンジン部品等の周囲の介在物との干渉を回避可能な曲状に形成された連結部で結合して、さらに前記係合部の回転中心と前記スパナ部の回転中心とを一致させて構成し、さらに前記連結部は、略水平方向に延びるアーム部と該アーム部の端部から下方に延びる連結棒とからなり、前記アーム部は一端側の上部に前記トルクレンチに係脱可能なソケット部が溶接接合され、該アーム部の他端側の下部に前記連結棒の上端が溶接接合され、前記連結棒は下方に延びるとともに、途中から回転中心側に斜めに傾斜して形成され、該傾斜して形成された連結棒の下端部は前記アーム部より短く形成された前記スパナ部の端部に溶接接合されたので(請求項1)、排気マニホールドのシリンダヘッド上面への締付けボルト周辺のように他のエンジン部品が近接していて、通常のトルクレンチでは回動範囲が取れないような狭隘な場所であっても、該締付けボルトの周辺には設置スペースが小さくて済むスパナ部を配置して、該スパナ部をエンジン部品等の周囲の介在物との干渉を避けるように形成された連結部によって、前記狭隘な場所の上方に配置された該連結部の上端部とトルクレンチの先端回転部とで同時回転可能に形成した係合部に連結したので、トルクレンチを回動可能な部位に配置してエンジン部品等の周囲の介在物に障害されることなく容易に締付けボルトの締付け作業を行うことができる。
さらに、トルクレンチ側の係合部の回転中心と締付けボルト側のスパナ部の回転中心とを一致させたことにより、締付けボルトの実際の締付けトルクとトルクレンチに指示された締付けトルク値とが一致することとなり、トルクレンチを握った作業員が目前でトルクレンチの締付けトルク値を見ながら締付けボルトの締付け作業を行なうことが可能となる。
従って本発明によれば、トルクレンチ側の係合部と締付けボルト側のスパナ部とを曲状に形成した連結部で結合してなる締付けアダプターを、トルクレンチに取付けるのみという、きわめて簡単かつ低コストの構造で以って、排気マニホールドの締付け部周辺のような狭隘な場所にある締付けボルトであっても、締付けボルトの締付けトルクを正確に所要値に保持し、きわめて容易に締付け作業を行なうことができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例に係る締付けアダプターを備えたボルト締付け工具の側面図、図2は該ボルト締付け工具を排気マニホールの締付けボルトに適用した状態を示す側面図である。
図1〜2において、2はトルクレンチ、10は該トルクレンチ2に係脱可能な締付けアダプターである。該締付けアダプター10は、前記トルクレンチ2に係脱可能な上端部を構成するソケット部、締付けボルト4の六角頭部に係脱可能なスパナ部13、及び前記ソケット部11とスパナ部13とを結合する連結部1により構成される。
前記連結部1は略水平方向に延びるアーム部14と該アーム部14から下方に曲状に延びる棒状の連結棒12とにより略コの字状に形成され、該アーム部14の一端側の上部に前記ソケット部11が溶接接合され、該アーム部14の他端側の下部に前記連結棒12の上端が溶接接合され、該連結棒12の下端に前記スパナ部13が溶接接合されて形成されている。
そして、前記締付けアダプター10の連結部1は、図2に示すように、排気マニホールド3及び周囲のエンジン部材8との干渉を回避可能な曲状、好ましくは前記のような略コの字状に形成されるとともに、前記トルクレンチ2の回転中心である該トルクレンチ2と前記ソケット部11との係合部の回転中心15と前記締付けボルト4の六角頭部に係合するスパナ部13の回転中心15とを一致させて形成される。
かかる構成からなる締付けアダプターを備えたボルト締付け工具を用いて排気マニホールド3用締付けボルト4の締付け作業を行うにあたっては、図2に示されるように、排気マニホールド3をエンジンのシリンダヘッド7に締付ける排気マニホールドの締付けボルト4(6は円筒状のスペーサ、5は止めナットを示す)を締付けるためのトルクレンチ2に取り付けられる前記締付けアダプター10を、該締付けアダプター10のソケット部11にトルクレンチ2の先端回転部を係合した係合部と前記締付けボルト4に係合されるスパナ部13とを連結する連結部1を、排気マニホールド3及び該締付けボルト4に近接するエンジン部品8との干渉を回避可能な略コの字状(曲状)に形成したので、かかる締付けボルト4周辺のような排気マニホールド3や他のエンジン部品8が近接していて、通常のトルクレンチでは回動範囲が取れないような狭隘な場所であっても、該締付けボルト4の周辺には設置スペースが小さくて済むスパナ部13が配置されており、且つ該スパナ部13を排気マニホールド3や近接するエンジン部品8との干渉を避けるように形成された連結部1を介して上方の広いスペースに配置されているトルクレンチに連結することにより、該トルクレンチ2を排気マニホールド3や他のエンジン部品8に障害されることなく容易に回動して、締付けボルト4の締付け作業を行うことができる。
さらに、前記トルクレンチ2側の係合部(ソケット部11)の回転中心15と締付けボルト4側のスパナ部13の回転中心15とを一致させているので、締付けボルト4の実際の締付けトルクとトルクレンチ2に指示された締付けトルク値とが一致することとなり、トルクレンチ2を握った作業員が目前でトルクレンチ2の締付けトルク値を見ながら締付けボルトの締付け作業を行なうことが可能となる。
従ってかかる実施例によれば、トルクレンチ2側の係合部(ソケット部11)と締付けボルト4側のスパナ部13とを曲状に形成した連結部1で結合してなる締付けアダプター10を、トルクレンチ2に取付けるのみという、きわめて簡単かつ低コストの構造で以って、排気マニホールド3の締付け部周辺のような狭隘な場所にある締付けボルト4であっても、該締付けボルト4の締付けトルクを正確に所要値に保持し、きわめて容易に締付け作業を行なうことができる。
本発明によれば、簡単かつ低コストの構造で以って、排気マニホールドの締付け部周辺のような狭隘な場所でも、締付けボルトの締付けトルクを所要値に保持してきわめて容易に締付け作業を行い得るボルト締付け工具を提供できる。
本発明の実施例に係る締付けアダプターを備えたボルト締付け工具の側面図である。 ボルト締付け工具を排気マニホールの締付けボルトに適用した状態を示す側面図である。
符号の説明
1 連結部
2 トルクレンチ
3 排気マニホールド
4 締付けボルト
7 シリンダヘッド
8 エンジン部品
10 締付けアダプター
11 ソケット部
12 連結棒
13 スパナ部
14 アーム部
15 回転中心

Claims (1)

  1. トルクレンチに取り付けられて該トルクレンチにより加えられる締付け力を、排気マニホールドのフランジ部をシリンダヘッド等のエンジン部材に締付ける排気マニホールド締付けボルトに伝達する締付けアダプターを備えた排気マニホールドのボルト締付け工具であって、
    前記締付けアダプターは、その上端部と前記トルクレンチの先端回転部とで同時回転可能な係合部を構成するとともに、下端部に前記排気マニホールド締付けボルトの六角頭部に係合されるスパナ部を固定し、前記係合部とスパナ部とを周囲のエンジン部材との干渉を回避可能な曲状に形成した連結部で結合し、さらに前記係合部の回転中心と前記スパナ部の回転中心とを一致させて構成し、
    さらに前記連結部は、略水平方向に延びるアーム部と該アーム部の端部から下方に延びる連結棒とからなり、前記アーム部は一端側の上部に前記トルクレンチに係脱可能なソケット部が溶接接合され、該アーム部の他端側の下部に前記連結棒の上端が溶接接合され、前記連結棒は下方に延びるとともに、途中から回転中心側に斜めに傾斜して形成され、該傾斜して形成された連結棒の下端部は前記アーム部より短く形成された前記スパナ部の端部に溶接接合されたことを特徴とする締付けアダプターを備えた排気マニホールドのボルト締付け工具。
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