以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1には、本発明のファンド間スイッチング処理システムを含むファンド売買処理システム10の全体構成が示されている。図2には、特定ファンド記憶手段51の構成が示され、図3には、保有情報記憶手段52の構成が示され、図4には、特定ファンド集計結果記憶手段53の構成が示されている。また、図5には、登録料記憶手段54の構成が示され、図6には、関連登録集計結果記憶手段55の構成が示され、図7には、指値記憶手段56の構成が示され、図8には、指順位記憶手段57の構成が示されている。さらに、図9には、売買履歴記憶手段58の構成が示され、図10には、基準価格記憶手段59の構成が示され、図11には、注文データ記憶手段60の構成が示され、図12には、スイッチングデータ記憶手段61の構成が示されている。そして、図13には、特定ファンドの登録およびスイッチングの処理の流れがフローチャートで示され、図14には、夜間バッチ等による定期的な処理の流れがフローチャートで示され、図15には、指値・指順位による特定ファンドの登録、入替、登録抹消の処理の流れがフローチャートで示され、図16には、シミュレーション処理の流れがフローチャートで示されている。また、図17には、特定ファンド登録画面の一例が示され、図18には、各種情報の表示画面の一例が示され、図19には、スイッチング用画面の一例が示され、図20には、スイッチング後の保有割合を示す円環状グラフを回転させる場合の説明図が示され、図21には、指値・指順位入力画面の一例が示され、図22には、シミュレーション画面の一例が示されている。
図1において、ファンド売買処理システム10は、通常のファンドの売買および本発明に係る特定ファンド間のスイッチングに関する各種処理を行うファンド売買処理サーバ20と、このファンド売買処理サーバ20にネットワーク1を介して接続された顧客端末装置70とを備えて構成されている。また、ファンド売買処理サーバ20には、各ファンドを運用する委託会社が管理する1つまたは複数の委託会社システム80が、専用線2またはネットワーク1を介して接続されている。
ネットワーク1は、例えば、LAN、MAN、WAN、インターネット、イントラネット、エクストラネット、あるいはこれらの組合せ等、様々な形態のものが含まれ、有線であるか無線であるか、さらには有線および無線の混在型であるかは問わず、要するに、複数地点(距離の長短は問わない。)間で、ある程度の速度をもって情報を伝送することができるものであればよい。
ファンド売買処理サーバ20は、各種処理を実行する処理手段30と、各種情報を記憶する記憶手段50とを備えている。
処理手段30は、特定ファンド登録受付処理手段31と、適用登録料算出処理手段32と、注文受付処理手段33と、スイッチング受付処理手段34と、ファンド売買処理手段35と、保有情報更新処理手段36と、特定ファンド集計処理手段37と、登録料更新処理手段38と、登録料データ表示処理手段39と、登録データ集計結果表示処理手段40と、関連登録集計処理手段41と、指値入力受付処理手段42と、指順位入力受付処理手段43と、条件当否判断処理手段44と、条件付登録実行処理手段45と、シミュレーション条件入力受付処理手段46と、シミュレーション処理手段47と、シミュレーション結果表示処理手段48と、ファンド情報取得処理手段49とを含んで構成されている。
記憶手段50は、特定ファンド記憶手段51と、保有情報記憶手段52と、特定ファンド集計結果記憶手段53と、登録料記憶手段54と、関連登録集計結果記憶手段55と、指値記憶手段56と、指順位記憶手段57と、売買履歴記憶手段58と、基準価格記憶手段59と、注文データ記憶手段60と、スイッチングデータ記憶手段61とを含んで構成されている。
特定ファンド登録受付処理手段31は、ファンド間のスイッチングが無料となる特定ファンドとして、1人の顧客につき、2以上の特定ファンド(本実施形態では、一例として、最大5銘柄で、2〜5銘柄の特定ファンドとする。但し、スイッチングはできないが、1銘柄だけの特定ファンドの登録もシステム上は可能であり、その後、追加登録して2銘柄以上にすれば、スイッチングができるようになる。)の登録のための入力を受け付ける処理を行うものである。具体的には、特定ファンド登録受付処理手段31は、顧客端末装置70からの顧客の要求に応じて、ネットワーク1を介して特定ファンド登録画面100(図17参照、本実施形態では、Web画面)の表示用データを顧客端末装置70へ送信するとともに、特定ファンド登録画面100を用いて顧客により入力されて顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録対象の特定ファンドの情報(顧客識別情報、特定ファンドについてのファンド識別情報)を受信し、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶させる。この際、特定ファンド登録受付処理手段31は、登録日も特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶させる。
適用登録料算出処理手段32は、特定ファンドの登録や入替を行う顧客に課する適用登録料を求める処理を行うものである。具体的には、適用登録料算出処理手段32は、特定ファンド登録受付処理手段31により受信した登録対象の特定ファンドについてのファンド識別情報から、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された最新の登録料を用いて当該顧客への適用登録料を算出し、顧客識別情報および特定ファンドについてのファンド識別情報に対応させて特定ファンド記憶手段51に記憶させる。なお、特定ファンド記憶手段51に記憶された適用登録料は、後に精算処理に用いられる。
また、適用登録料算出処理手段32は、本実施形態では、登録する特定ファンドの数が多い程、登録料が割安になるように算出される。例えば、適用登録料算出処理手段32は、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶された当該顧客の特定ファンドについてのファンド識別情報を参照して当該顧客がその時点で登録している特定ファンドの数を算出し、当該顧客の特定ファンドの登録数がゼロである場合には、その時点で登録する1銘柄の特定ファンドは、1つ目の特定ファンドとして捉え、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された登録対象の特定ファンドについての最新の登録料(1銘柄の場合)のままの料金を適用登録料とする。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドCであれば、574円(最新の登録料)が適用登録料となり、この574円がファンドCについてのファンド識別情報CCCCと対応した状態で特定ファンド記憶手段51に記憶される。また、当該顧客の特定ファンドの登録数が1つである場合には、その時点で登録する1銘柄の特定ファンドは、2つ目の特定ファンドとして捉え、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された登録対象の特定ファンドについての最新の登録料(1銘柄の場合)に例えば0.8を乗じた金額を適用登録料とする。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドCであれば、574円(最新の登録料)×0.8=459円が適用登録料となり、この459円がファンドCについてのファンド識別情報CCCCと対応した状態で特定ファンド記憶手段51に記憶される。同様に、3つ目、4つ目、5つ目の特定ファンドには、1銘柄の場合の最新の登録料に、例えば、0.7、0.6、0.5をそれぞれ乗じた金額を適用登録料とする。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドCであれば、3銘柄目の場合には、574円(最新の登録料)×0.7=401円、4銘柄目の場合には、574円(最新の登録料)×0.6=344円、5銘柄目の場合には、574円(最新の登録料)×0.5=287円を適用登録料とする。
さらに、当該顧客の特定ファンドの登録数がゼロである場合に、その時点で登録する特定ファンドが2銘柄あるときには、それらは、1つ目および2つ目の特定ファンドとして捉え、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば1.8倍(1+0.8=1.8)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドCおよびファンドEの2銘柄であれば、ファンドC、ファンドEのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから1.8を乗じ、(574円+521円)÷2×1.8=985円を適用登録料とし、この985円をファンドCについてのファンド識別情報CCCCまたはファンドEについてのファンド識別情報EEEEのいずれか一方に対応させて特定ファンド記憶手段51に記憶させる(いずれか他方は、0円を記憶させておけばよい。)。この適用登録料の985円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円=1,095円よりも割安になっている。また、当該顧客の特定ファンドの登録数がゼロである場合に、その時点で登録する特定ファンドが3銘柄あるときには、それらは、1つ目、2つ目、および3つ目の特定ファンドとして捉え、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば2.5倍(1+0.8+0.7=2.5)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドC、ファンドE、およびファンドFの3銘柄であれば、ファンドC、ファンドE、ファンドFのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから2.5を乗じ、(574円+521円+581円)÷3×2.5=1,396円を適用登録料とし、この1,396円をファンドCについてのファンド識別情報CCCC、ファンドEについてのファンド識別情報EEEE、またはファンドFについてのファンド識別情報FFFFのいずれか1つに対応させて特定ファンド記憶手段51に記憶させる(その他は、0円を記憶させておけばよい。)。この適用登録料の1,396円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円+581円=1,676円よりも割安になっている。同様に、当該顧客の特定ファンドの登録数がゼロである場合に、その時点で登録する特定ファンドが4銘柄あるときには、1銘柄の場合の登録料の例えば3.1倍(1+0.8+0.7+0.6=3.1)の金額になるように適用登録料を算出し、5銘柄あるときには、1銘柄の場合の登録料の例えば3.6倍(1+0.8+0.7+0.6+0.5=3.6)の金額になるように適用登録料を算出する。
また、当該顧客の特定ファンドの登録数が1つである場合に、その時点で登録する特定ファンドが2銘柄あるときには、それらは、2つ目および3つ目の特定ファンドとして捉え、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば1.5倍(0.8+0.7=1.5)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドCおよびファンドEの2銘柄であれば、ファンドC、ファンドEのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから1.5を乗じ、(574円+521円)÷2×1.5=821円を適用登録料とし、この821円をファンドCについてのファンド識別情報CCCCまたはファンドEについてのファンド識別情報EEEEのいずれか一方に対応させて特定ファンド記憶手段51に記憶させる(いずれか他方は、0円を記憶させておけばよい。)。この適用登録料の821円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円=1,095円よりも割安になっており、かつ、1つ目および2つ目の特定ファンドを2銘柄同時に登録する場合の(574円+521円)÷2×1.8=985円よりも割安になっている。また、当該顧客の特定ファンドの登録数が1つである場合に、その時点で登録する特定ファンドが3銘柄あるときには、それらは、2つ目、3つ目、および4つ目の特定ファンドとして捉え、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば2.1倍(0.8+0.7+0.6=2.1)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定ファンドがファンドC、ファンドE、およびファンドFの3銘柄であれば、ファンドC、ファンドE、ファンドFのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから2.1を乗じ、(574円+521円+581円)÷3×2.1=1,173円を適用登録料とし、この1,173円をファンドCについてのファンド識別情報CCCC、ファンドEについてのファンド識別情報EEEE、またはファンドFについてのファンド識別情報FFFFのいずれか1つに対応させて特定ファンド記憶手段51に記憶させる(その他は、0円を記憶させておけばよい。)。この適用登録料の1,173円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円+581円=1,676円よりも割安になっており、かつ、1つ目、2つ目、および3つ目の特定ファンドを3銘柄同時に登録する場合の(574円+521円+581円)÷3×2.5=1,396円よりも割安になっている。同様に、2銘柄目は0.8、3銘柄目は0.7、4銘柄目は0.6、5銘柄目は0.5として乗じる係数を決定する。例えば、当該顧客の特定ファンドの登録数が3つである場合に、その時点で登録する特定ファンドが2銘柄あるときには、それらは、4つ目および5つ目の特定ファンドとして捉え、0.6+0.5=1.1を乗じる。
なお、本実施形態では、最大5銘柄の登録としているので、特定ファンドの入替を無料にすると、特定ファンドの登録数の上限を設定している意味が形骸化するため、特定ファンドの入替は、有料(本実施形態の場合は、登録料と同額)とする。すなわち、特定ファンドの入替は、特定ファンドの登録(有料)および登録抹消(無料)を同時に行うものとして料金を算出する。
注文受付処理手段33は、スイッチング以外の通常のファンドの売買注文を受け付ける処理を行うものである。具体的には、注文受付処理手段33は、顧客端末装置70からの顧客の要求に応じて、ネットワーク1を介してファンドの売買注文画面(不図示)の表示用データを顧客端末装置70へ送信するとともに、ファンドの売買注文画面を用いて顧客により入力されて顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる注文データ(顧客識別情報、売買対象のファンドについてのファンド識別情報、売買区分、売買金額または売買口数)を受信し、注文データ記憶手段60(図11参照)に記憶させる。この際、注文受付処理手段33は、売買日付も注文データ記憶手段60(図11参照)に記憶させ、さらに図示されない手数料テーブル(ファンドの購入金額と、手数料率との対応関係を定めるテーブル)を用いてファンドの購入に係る手数料を算出し、注文データ記憶手段60(図11参照)に記憶させる。
スイッチング受付処理手段34は、顧客端末装置70からの顧客の要求に応じて、特定ファンド間のスイッチングを行うためのスイッチング用画面300(図19参照、本実施形態では、Web画面)の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信するとともに、スイッチング用画面300で顧客により入力されて顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくるスイッチング後の各特定ファンドの保有状態を示す各特定ファンドの保有割合データを受信し、受信した各特定ファンドの保有割合データを、顧客識別情報と関連付けてスイッチングデータ記憶手段61(図12参照)に記憶させる処理を行うものである。
この際、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300の表示要求を行った顧客の顧客識別情報をキーとして、特定ファンド記憶手段51(図2参照)から当該顧客が登録している各特定ファンドについてのファンド識別情報を抽出し、当該顧客の顧客識別情報および抽出した各特定ファンドについてのファンド識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から当該顧客の各特定ファンドの保有額データを抽出し、抽出した各特定ファンドの保有額データを用いて、各特定ファンドの保有額データの合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)を算出し、各特定ファンドの保有額データをその合計金額データで除してスイッチング前の各特定ファンドの保有割合データを算出し、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合および保有額の数値表示を含むスイッチング用画面300(図19参照)の表示用データを作成する。また、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合データを用いて、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331の表示を含むスイッチング用画面300(図19参照)の表示用データを作成する。さらに、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)の初期表示または「保有額表示」ボタン352がクリックされたときの表示を行うために、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各特定ファンドの過去の複数時点の保有額データ(1),(2)…および直近の保有額データ(スイッチング前の保有額データ)を用いて、各特定ファンドの過去の複数時点の保有額を示す棒グラフ353および直近の保有額(スイッチング前の保有額)を示す棒グラフ354の表示を含むスイッチング用画面300(図19参照)の表示用データを作成する。一方、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)で「保有割合表示」ボタン351がクリックされたときの表示(こちらを初期表示としてもよい。)を行うために、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各特定ファンドの過去の複数時点の保有額データ(1),(2)…および直近の保有額データ(スイッチング前の保有額データ)を用いて、それぞれの時点(過去の複数時点およびスイッチング前)における各特定ファンドの保有額データの合計金額データを算出し、それぞれの時点における各特定ファンドの保有額データをその合計金額データで除してそれぞれの時点における各特定ファンドの保有割合データを算出し、それぞれの時点における各特定ファンドの保有割合を示す棒グラフ(不図示)の表示用データを作成し、この棒グラフの表示用データをネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信し、スイッチング用画面300(図19参照)にそれぞれの時点における各特定ファンドの保有割合を示す棒グラフ(不図示)を表示させる。
また、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)で「概算表示」ボタン340がクリックされたときの表示を行うために、顧客により入力されて顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくるスイッチング後の各特定ファンドの保有割合データ(顧客により暫定的に入力されたデータ)を受信すると、受信した各特定ファンドの保有割合データと、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各特定ファンドの保有額データの合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)とを乗じることにより、スイッチング後の各特定ファンドの保有額データを算出し、算出した保有額データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信し、スイッチング用画面300(図19参照)にスイッチング後の各特定ファンドの保有額を数値表示させる。また、スイッチング受付処理手段34は、顧客端末装置70から受信した各特定ファンドの保有割合データを用いて、スイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332の表示用データを作成し、これをネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信し、スイッチング用画面300(図19参照)にスイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332を表示させる。さらに、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)での保有割合データ入力・送信後の初期表示または「保有額表示」ボタン352がクリックされたときの表示を行うために、算出したスイッチング後の各特定ファンドの保有額データを用いて、スイッチング後の各特定ファンドの保有額を示す棒グラフ355の表示用データを作成し、この棒グラフ355の表示用データをネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信し、スイッチング用画面300(図19参照)にスイッチング後の各特定ファンドの保有額を示す棒グラフ355を表示させる。一方、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)で「保有割合表示」ボタン351がクリックされたときの表示(こちらを保有割合データ入力・送信後の初期表示としてもよい。)を行うために、受信したスイッチング後の各特定ファンドの保有割合データを用いて、スイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す棒グラフ(不図示)の表示用データを作成し、この棒グラフの表示用データをネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信し、スイッチング用画面300(図19参照)にスイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す棒グラフ(不図示)を表示させる。
また、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)でスイッチング前の「グラフ回転」ボタン333がクリックされたときには、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331を回転させ、一方、スイッチング後の「グラフ回転」ボタン334がクリックされたときには、スイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332を回転させることにより、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す部分の境界線のうちの任意の1本の境界線と、スイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す部分の境界線のうちの対応する境界線とを一直線上に配置して揃える処理を行う(図20参照)。詳細は図20を用いて後述する。
さらに、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)でスイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331、またはスイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332において、例えばグラフ内に表示されたファンド名(円グラフ331内のファンド名でも円環状グラフ332のファンド名でもよい。)等をクリックすることにより顧客が任意に選択した特定ファンドについて、スイッチング前後の当該特定ファンドの保有割合を示す部分(円グラフ331内における当該特定ファンドの保有割合を示す部分、および円環状グラフ332内における当該特定ファンドの保有割合を示す部分)を、それぞれのグラフの上部の基準線K1の右側位置(すなわち、右回りの先頭位置)に配置変更する処理を行う。
そして、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング用画面300(図19参照)でそれぞれの時点(過去の複数時点およびスイッチング前後)における各特定ファンドの保有額を示す棒グラフ353,354,355または保有割合を示す棒グラフ(不図示)において、例えば棒グラフ内に表示されたファンド名(いずれの棒グラフ内のファンド名でもよい。)等をクリックすることにより顧客が任意に選択した特定ファンドについて、当該特定ファンドの保有額または保有割合を示す部分を各棒グラフの基準線K2(本実施形態では、各棒グラフの下端が揃う横線となる。)に最も近い位置(本実施形態では、最下部となる。)に配置変更する処理を行う。
ファンド売買処理手段35は、注文データ記憶手段60(図11参照)に記憶された通常のファンド売買(スイッチング以外)の注文データを参照し、この注文データに含まれる売買金額データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む発注データを作成し、作成した発注データを、専用線2を介して発注先の委託会社システム80(注文データに含まれるファンド識別情報のファンドを運用する委託会社が管理する委託会社システム80)へ送信するとともに、委託会社システム80から専用線2を介して送信されてくる約定通知データ(約定値段である基準価格データ、約定した売買金額データおよび売買口数データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む。)を受信し、受信した約定情報を、保有情報更新処理手段36に引き渡し、さらに顧客識別情報と関連付けて、売買ファンドについてのファンド識別情報、売買区分データ、売買口数データ、売買金額データ、売買日付データ、および手数料データ(図示されない手数料テーブル用いて算出された手数料データ)を売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶させる処理を行うものである。
また、ファンド売買処理手段35は、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各特定ファンドの保有額データ(本実施形態では、その日の株価等の終値を用いて算出された新しい基準価格で再評価された保有額データとする。但し、前日の株価終値を用いて算出された前日の基準価格で前日に評価された保有額データとしてもよい。)の合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)を算出し、算出した各特定ファンドの保有額データの合計金額データと、スイッチングデータ記憶手段61(図12参照)に記憶されたスイッチング後の各特定ファンドの保有割合データとを乗じることにより、スイッチング後の各特定ファンドの保有額データを算出した後、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶されたスイッチング前の各特定ファンドの保有額データと、算出したスイッチング後の各特定ファンドの保有額データとの差額を算出することにより、各特定ファンドの売買金額データを算出し、算出した売買金額データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む発注データを作成し、作成した発注データを、専用線2を介して発注先の委託会社システム80(各特定ファンドを運用する委託会社が管理する委託会社システム80)へ送信するとともに、委託会社システム80から専用線2を介して送信されてくる約定通知データ(約定値段である基準価格データ、約定した売買金額データおよび売買口数データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む。)を受信し、受信した約定情報を、保有情報更新処理手段36に引き渡し、さらに顧客識別情報と関連付けて、売買ファンドについてのファンド識別情報、売買区分データ、売買口数データ、売買金額データ、売買日付データ、および手数料データ(但し、スイッチングなので0円)を売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶させる処理を行うものである。
保有情報更新処理手段36は、基準価格記憶手段59(図10参照)に記憶された各ファンドの基準価格データを読み込み、読み込んだ新しい基準価格データで保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された全ての顧客の各ファンド(各特定ファンドを含む全ての保有ファンド)の基準価格データを更新するとともに、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各ファンドの保有数量データ(保有口数データ)と、新しい基準価格データとを乗じることにより、各ファンドの保有額データを算出し、この再評価された保有額データで保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された全ての顧客の各ファンド(各特定ファンドを含む全ての保有ファンド)の保有額データを更新する処理を行うものである。この再評価処理は、例えば、夜間のバッチ処理等で毎日行われる。
また、保有情報更新処理手段36は、ファンド売買処理手段35から引き渡された通常のファンド売買およびスイッチングによるファンド売買の約定情報(約定した売買金額データおよび売買口数データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報)を用いて、ファンド売買(スイッチングを含む。)を行った顧客について保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各ファンド(スイッチングされた特定ファンドを含め、売買された全てのファンド)の保有数量データ(保有口数データ)および保有額データを更新する処理を行う。
特定ファンド集計処理手段37は、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶された特定ファンドについてのファンド識別情報の登録数を特定ファンド毎に集計し、集計して得られた特定ファンド毎の登録数データを、特定ファンドについてのファンド識別情報と関連付けて特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶させる処理を行うものである。
登録料更新処理手段38は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて、特定ファンドの登録または入替を行う顧客が特定ファンドの販売会社に支払う登録料について、特定ファンド毎の登録数に応じて特定ファンド毎に異なる登録料を算出決定し、算出決定した各特定ファンドの登録料データを、特定ファンドについてのファンド識別情報に関連付けて登録料記憶手段54(図5参照)に記憶させる処理を行うものである。具体的には、1銘柄の場合の登録料をR円とし、各特定ファンド毎の登録数をN人とし、顧客総数をS人とすると、例えば、R=500円×{1+(N/S)}という関係式により登録料を算出する。例えば、ファンドAの登録数を、N=2,313人(図4参照)、顧客総数をS=8,563人とすると、ファンドAの登録料(1銘柄の場合)は、R=500円×{1+(2,313人/8,563人)}=635円(図5参照)となる。なお、この関係式では、登録数が多くなる程、登録料が高くなる設定であるが、逆の設定となる関係式としてもよく、目的に応じて適宜、関係式を定めておけばよい。
登録料データ表示処理手段39は、登録料更新処理手段38により更新されて登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された各特定ファンドの登録料データを用いて、顧客端末装置70の画面上に特定ファンド毎の登録料をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する処理を行うものである。
登録データ集計結果表示処理手段40は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて、顧客端末装置70の画面上に特定ファンド毎の登録数をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、一例として、棒グラフ表示および数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する処理を行うものである。
また、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて表示された各特定ファンドの最新の登録数と対応させて、特定ファンド集計結果記憶手段53に記憶された過去の登録数データおよび/または過去の順位データ(本実施形態では、一例として、過去の登録数データとする。)を用いて、顧客端末装置70の画面上に各特定ファンドのそれぞれについて過去の登録数および/または過去の順位(本実施形態では、過去の登録数)の変遷をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する処理を行う。
さらに、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて表示された各特定ファンドの登録数と対応させて、関連登録集計結果記憶手段55(図6参照)に記憶された他の特定ファンドについての特定ファンド毎の登録数データを用いて、各特定ファンドのそれぞれについて他の特定ファンドについての特定ファンド毎の登録数をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する処理を行う。
関連登録集計処理手段41は、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶された各特定ファンドについてのファンド識別情報のそれぞれを、着目する特定ファンドについてのファンド識別情報としたとき、この着目する特定ファンドについてのファンド識別情報と関連付けられている顧客識別情報を抽出し、抽出した顧客識別情報と関連付けられている他の特定ファンドについてのファンド識別情報の登録数を特定ファンド毎に集計し、集計して得られた他の特定ファンドについての特定ファンド毎の登録数データを、着目する特定ファンドについてのファンド識別情報と関連付けて関連登録集計結果記憶手段55(図6参照)に記憶させる処理を行うものである。すなわち、ある任意の特定ファンドを登録している顧客は、他にどのようなファンドを特定ファンドとして登録しているのかを集計する。例えば、着目する特定ファンドをファンドAとすれば、ファンドAについてのファンド識別情報AAAAをキーとして、ファンドAを登録している顧客についての顧客識別情報を抽出する。図2の例では、顧客Xについての顧客識別情報XXXX、顧客Yについての顧客識別情報YYYYは抽出されるが、顧客Zは、ファンドAを登録していないので、顧客Zについての顧客識別情報ZZZZは抽出されない。先ず、抽出された顧客識別情報XXXXに関連付けられて、ファンドA以外には、ファンドB、C、E、Gが登録されているので、これらのファンド識別情報BBBB、CCCC、EEEE、GGGGに対応する登録数のカウンタメモリを1とする。次に、抽出された顧客識別情報YYYYに関連付けられて、ファンドA以外には、ファンドB、Dが登録されているので、ファンド識別情報BBBBに対応する登録数のカウンタメモリに1を加算して2とし、ファンド識別情報DDDDに対応する登録数のカウンタメモリを1とする。同様に、抽出された他の顧客識別情報についても、ファンドA以外のファンドについてのファンド識別情報が登録されていた場合には、それらに対応する登録数のカウンタメモリに1を加算していく。全ての顧客識別情報について、以上の処理を行うと、ファンドAを登録している顧客が、他に登録している特定ファンドの登録数をカウントすることができる。同様の処理をファンドA以外の特定ファンドについても繰り返す。
指値入力受付処理手段42は、(i)顧客により指定されたファンドの基準価格が一定金額以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指値の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データを受信する処理、(ii)顧客により指定された自己の特定ファンドの基準価格が一定金額以上または以下になったときに指定された自己の特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録抹消候補ファンドおよびその指値の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データを受信する処理、(iii)顧客により指定されたファンドの基準価格が一定金額以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録するとともに、別に指定された自己の特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指値、並びに登録抹消候補ファンドの入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データ、並びに登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報を受信する処理、(iv)顧客により指定された自己の特定ファンドの基準価格が一定金額以上または以下になったときに指定された自己の特定ファンドの登録を抹消するとともに、別に指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録する場合の顧客による登録抹消候補ファンドおよびその指値、並びに登録候補ファンドの入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データ、並びに登録候補ファンドについてのファンド識別情報を受信する処理、(v)顧客により指定されたファンドの基準価格が一定金額以上または以下になり、かつ、別に指定された自己の特定ファンドの基準価格が一定金額以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録するとともに、別に指定された自己の特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指値、並びに登録抹消候補ファンドおよびその指値の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データ、並びに登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データを受信する処理、(vi)顧客により指定されたファンドの基準価格が一定金額以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録するとともに、登録された自己の特定ファンドのうち最も保有額が少ない特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指値の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データを受信する処理のうちの少なくとも1つの処理を実行するものである。本実施形態では、以上の(i)〜(vi)の全ての処理を行うことができるようになっている(図21参照)。具体的には、指値入力受付処理手段42は、顧客端末装置70からの顧客の要求信号に応じて、指値による特定ファンドの登録および登録抹消を行う指値・指順位入力画面400(図21参照、本実施形態では、Web画面)の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信するとともに、指値・指順位入力画面400を用いて顧客により入力されて顧客端末装置70から送信されてくる特定ファンドの登録および登録抹消のための入力データ(登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報、登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの指値データ、最小保有額のファンドの登録を抹消することを選択する選択データ、並びに保有額ゼロのときにのみ登録を抹消することを選択する選択データ)を受信し、指値の入力を行った顧客についての顧客識別情報と関連付けて指値記憶手段56(図7参照)に記憶させる処理を行うものである。
指順位入力受付処理手段43は、(i)顧客により指定されたファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指順位の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指順位データを受信する処理、(ii)顧客により指定された自己の特定ファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定された自己の特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録抹消候補ファンドおよびその指順位の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指順位データを受信する処理、(iii)顧客により指定されたファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録するとともに、別に指定された自己の特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指順位、並びに登録抹消候補ファンドの入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指順位データ、並びに登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報を受信する処理、(iv)顧客により指定された自己の特定ファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定された自己の特定ファンドの登録を抹消するとともに、別に指定したファンドを自己の特定ファンドとして登録する場合の顧客による登録抹消候補ファンドおよびその指順位、並びに登録候補ファンドの入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指順位データ、並びに登録候補ファンドについてのファンド識別情報を受信する処理、(v)顧客により指定されたファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になり、かつ、別に指定された自己の特定ファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録するとともに、別に指定された自己の特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指順位、並びに登録抹消候補ファンドおよびその指順位の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指順位データ、並びに登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指順位データを受信する処理、(vi)顧客により指定されたファンドの登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定されたファンドを自己の特定ファンドとして登録するとともに、登録された自己の特定ファンドのうち最も保有額が少ない特定ファンドの登録を抹消する場合の顧客による登録候補ファンドおよびその指値の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる登録候補ファンドについてのファンド識別情報およびその指値データを受信する処理のうちの少なくとも1つの処理を実行するものである。本実施形態では、以上の(i)〜(vi)の全ての処理を行うことができるようになっている(図21参照)。具体的には、指順位入力受付処理手段43は、顧客端末装置70からの顧客の要求信号に応じて、指順位による特定ファンドの登録および登録抹消を行う指値・指順位入力画面400(図21参照)の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信するとともに、指値・指順位入力画面400を用いて顧客により入力されて顧客端末装置70から送信されてくる特定ファンドの登録および登録抹消のための入力データ(登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報、登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの指順位データ、最小保有額のファンドの登録を抹消することを選択する選択データ、並びに保有額ゼロのときにのみ登録を抹消することを選択する選択データ)を受信し、指順位の入力を行った顧客についての顧客識別情報と関連付けて指順位記憶手段57(図8参照)に記憶させる処理を行うものである。
条件当否判断処理手段44は、ファンド識別情報をキーとして、基準価格記憶手段59(図10参照)から登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの基準価格データを取得し、取得した基準価格データと、指値記憶手段56(図7参照)に記憶された指値データとを比較して、基準価格が指値記憶手段56に記憶された指値の条件を満たしているか否かを判断する処理を実行するものである。図7の例では、顧客Xは、登録候補ファンドおよびその指値として、ファンドLおよび9,365円以上を入力指定しているので、基準価格記憶手段59から取得したファンドLの基準価格が例えば9,370円であれば、指値の条件を満たしていると判断する。また、条件当否判断処理手段44は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて算出された各特定ファンドの順位データと、指順位記憶手段57(図8参照)に記憶された指順位データとを比較して、登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの順位データが指順位記憶手段57に記憶された指順位の条件を満たしているか否かを判断する処理も行う。図8の例では、顧客Zは、登録候補ファンドおよびその指順位として、ファンドDおよび12位以上(以内)を入力指定し、かつ、登録抹消候補ファンドおよびその指順位として、ファンドGおよび7位以下を入力指定しているので、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンドDが例えば11位で、かつ、特定ファンドGが例えば9位になったとすれば、指順位の条件を満たしていると判断する。
条件付登録実行処理手段45は、条件当否判断手段44による処理で指値の条件や指順位の条件を満たしていると判断されたときに、前記(i)〜(v)の場合には、特定ファンド記憶手段51(図2参照)へのファンド識別情報の追加および/または削除を行うことによって、前記(i)〜(v)の場合に相当する特定ファンドの登録および/または登録の抹消の処理を実行し、前記(vi)の場合には、登録候補ファンドについてのファンド識別情報を特定ファンド記憶手段51(図2参照)に追加することによって、前記(vi)の場合に相当する特定ファンドの登録を行うとともに、顧客識別情報をキーとして、当該顧客の登録している全ての特定ファンドについてのファンド識別情報を抽出し、抽出したファンド識別情報および顧客識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から各特定ファンドの保有額データを取得し、取得した各特定ファンドの保有額データのうち最も少額の保有額データを判定し、最も少額と判定された保有額データの特定ファンドについてのファンド識別情報を特定ファンド記憶手段51(図2参照)から削除する(または削除に相当するフラグを立てる)ことによって、前記(vi)の場合に相当する特定ファンドの登録の抹消の処理を実行するものである。
また、条件付登録実行処理手段45は、前記(ii)〜(v)の場合に、指値記憶手段56(図7参照)や指順位記憶手段57(図8参照)に記憶されたゼロ判定フラグ(登録抹消候補ファンドについてその保有額がゼロのときにのみ登録を抹消することを選択したときに立つフラグ)を参照し、ゼロ判定フラグが立っている(例えば「1」になっている)ときには、顧客識別情報およびファンド識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された当該顧客の登録抹消候補ファンドの保有額データを参照し、保有額データがゼロでないときには、前記(ii)〜(v)の場合に相当する特定ファンドの登録および/または登録の抹消の処理を行わない。なお、本実施形態では、1人の顧客についての特定ファンドの登録数に上限があるので(例えば、5ファンドまで)、既に登録されている特定ファンドのうちのいずれかの登録を抹消しなければ、新たな登録を行うことができないときには、結局、登録の抹消のみならず、登録も行わないことになる。
シミュレーション条件入力受付処理手段46は、顧客によるシミュレーション用の仮想特定ファンドおよびシミュレーション対象期間の入力データとして、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる仮想特定ファンドについてのファンド識別情報およびシミュレーション対象期間データを受信する処理を実行するものである。具体的には、シミュレーション条件入力受付処理手段46は、顧客端末装置70からの顧客の要求信号に応じて、シミュレーション画面500(図22参照、本実施形態では、Web画面)の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信するとともに、シミュレーション画面500を用いて顧客により入力されて顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる入力データ(仮想特定ファンドについてのファンド識別情報およびシミュレーション対象期間データ、並びに顧客識別情報)を受信する処理を行う。
シミュレーション処理手段47は、売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶された過去のファンド売買のファンド識別情報および売買日付データを用いて、売買履歴記憶手段58に記憶された過去のファンド売買の手数料データ(実際に過去に支払われた手数料のデータ)の中から、シミュレーション条件入力受付処理手段46により受け付けたシミュレーション対象期間内に行われた仮想特定ファンド間のスイッチングに相当する過去のファンド売買(例えば同日または一定期間内に行われた仮想特定ファンドの売却および購入)の手数料データを抽出し、抽出した手数料データを合計することにより、仮想登録した場合の削減手数料データを算出する処理を実行するものである。すなわち、シミュレーション処理手段47は、シミュレーションを行った当該顧客についての顧客識別情報と売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶された顧客識別情報とが一致し、かつ、シミュレーション条件入力受付処理手段46により受け付けた仮想特定ファンドについてのファンド識別情報と売買履歴記憶手段58に記憶された売買ファンドについてのファンド識別情報とが一致し、かつ、売買履歴記憶手段58に記憶された売買日付データがシミュレーション条件入力受付処理手段46により受け付けたシミュレーション対象期間データ内である場合に、それらに対応する手数料データを抽出する。
また、シミュレーション処理手段47は、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された登録料データ(シミュレーション条件入力受付処理手段46により受け付けた仮想特定ファンドについてのファンド識別情報と一致するファンド識別情報と関連付けられて記憶された登録料データのうち、シミュレーション対象期間の開始時点に対応する登録料データ)を用いて、各仮想特定ファンドについての仮想適用登録料データを算出し、さらにそれらの合計金額データ(複数ファンドの合計)を算出する処理も行う。この処理は、処理に用いられる登録料データがいつの時点の登録料データであるかの相違点を除き、適用登録料算出処理手段32によって行われる適用登録料の算出処理と同様な処理である。
さらに、シミュレーション処理手段47は、算出した削減手数料データから、算出した仮想適用登録料データの合計金額データを減じることにより、これらの差額データを算出する処理も行う。
シミュレーション結果表示処理手段48は、シミュレーション処理手段47により算出された削減手数料データおよび仮想適用登録料データの合計金額データ並びにこれらの差額データを用いて顧客端末装置70の画面上にシミュレーション結果を表示するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する処理を実行するものである。
ファンド情報取得処理手段49は、専用線2を介して各ファンドを運用する委託会社の管理する委託会社システム80へアクセスし、委託会社システム80からその委託会社が運用するファンドの情報(基準価格データを含む。)を受信し、受信した基準価格データをファンド識別情報と関連付けて基準価格記憶手段59(図10参照)に記憶させる処理を実行するものである。
特定ファンド記憶手段51は、図2に示すように、顧客を識別するための顧客識別情報(顧客の口座番号、名前、電話番号、電子メールアドレス等であり、本実施形態では、一例として、口座番号とする。)と関連付けて、顧客が登録した特定ファンドを識別するためのファンド識別情報(ファンドコードやファンド名等であり、本実施形態では、一例として、ファンドコードとする。)と、登録を行った日を示す登録日データと、登録についての適用登録料データとを記憶するものである。なお、適用登録料データについては、一度に2以上の特定ファンドをまとめて登録した場合には、本実施形態では、いずれか1つの特定ファンドについてのファンド識別情報に関連付けて2以上の特定ファンドの合計の適用登録料データを記憶させ、残りの特定ファンドについては、0円を記憶させておくが、これに限定されず、例えば、登録した特定ファンドの数で合計額を均等に割った額を記憶させておいてもよい。
保有情報記憶手段52は、図3に示すように、顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、顧客が保有するファンド(特定ファンド以外のファンドも含む。)を識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と、保有数量(保有口数)データと、基準価格データと、保有額データと、過去の複数時点での保有額データ(1),(2)…とを記憶するものである。過去の複数時点は、本実施形態では、例えば、毎月末、毎週末等、システムで採用された定期的な時点である。
特定ファンド集計結果記憶手段53は、図4に示すように、特定ファンドについてのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と関連付けて、各特定ファンドについての最新の登録数データと、登録数の大小に関する最新の順位データとを記憶し、さらに、前回の集計日、前々回の集計日等の過去の集計日における同様のデータを記憶するものである。また、特定ファンド集計結果記憶手段53は、最新の集計日データ、前回の集計日データ、前々回の集計日データ等の各集計日データも記憶する。
登録料記憶手段54は、図5に示すように、特定ファンドの登録や入替(本実施形態では、入替は、登録および登録抹消を同時に行うものとして捉えるので、登録と同様である。)を行う際に顧客が特定ファンドの販売会社に支払う登録料を記憶するものである。本実施形態では、各特定ファンドの登録数に応じて特定ファンド毎に異なる登録料とするので、特定ファンドについてのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と関連付けて、特定ファンド毎に登録料が記憶されている。また、各特定ファンドの登録数は変動するので、各特定ファンドの登録料も変動するため(更新されるため)、最新の更新日における登録料のみならず、前回の更新日や前々回の更新日等の過去の更新日における登録料も記憶されている。過去の更新日における登録料は、過去のファンドの売買履歴に基づくシミュレーションを行う際に用いることができる。つまり、登録料の支払分を含めて過去に特定ファンドの登録をしていたと仮定した場合における損得の金額を算出することができる。そして、登録料記憶手段54は、最新の更新日データ、前回や前々回等の過去の更新日データも記憶している。
関連登録集計結果記憶手段55は、図6に示すように、特定ファンドについてのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と関連付けて、関連登録集計処理手段41による処理で得られた他の特定ファンドについての特定ファンド毎の登録数データを記憶するものである。すなわち、ある特定ファンドを登録している顧客が、他にも登録している特定ファンドの登録数データを記憶する。図6の例では、ファンドAを特定ファンドとして登録している顧客2,313人(図4参照)のうち、ファンドBを特定ファンドとして登録している顧客は、385人であり、ファンドCを特定ファンドとして登録している顧客は、503人である。
指値記憶手段56は、図7に示すように、指値の入力を行った顧客についての顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、指値入力受付処理手段42により受け付けた登録候補ファンドを識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と、登録候補ファンドの指値データ(以上・以下の情報、「指値なし」の情報も含む。)と、登録抹消候補ファンドを識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と、登録抹消候補ファンドの指値データ(以上・以下の情報、「指値なし」の情報も含む。)と、ゼロ判定フラグ(保有額がゼロのときにのみ抹消を行うことを選択した場合が例えば「1」、選択しない場合が例えば「0」)とを記憶するものである。なお、指値入力受付処理手段42により「最小保有額のファンド」選択部404(図21参照)にチェックを入れたことを示すデータを受信した場合には、登録抹消候補ファンドを識別するためのファンド識別情報の記憶部分には、最小保有額の特定ファンドを抹消することを示すデータが記憶される。
指順位記憶手段57は、図8に示すように、指順位の入力を行った顧客についての顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、指順位入力受付処理手段43により受け付けた登録候補ファンドを識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と、登録候補ファンドの指順位データ(以上・以下の情報、「指順位なし」の情報も含む。)と、登録抹消候補ファンドを識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と、登録抹消候補ファンドの指順位データ(以上・以下の情報、「指順位なし」の情報も含む。)と、ゼロ判定フラグ(保有額がゼロのときにのみ抹消を行うことを選択した場合が例えば「1」、選択しない場合が例えば「0」)とを記憶するものである。なお、指順位入力受付処理手段43により「最小保有額のファンド」選択部414(図21参照)にチェックを入れたことを示すデータを受信した場合には、登録抹消候補ファンドを識別するためのファンド識別情報の記憶部分には、最小保有額の特定ファンドを抹消することを示すデータが記憶される。
売買履歴記憶手段58は、図9に示すように、顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、売買されたファンド(スイッチング以外も含む。)を識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と、売買区分データと、売買口数データと、売買金額データと、売買日付データと、手数料データとを蓄積記憶するものである。
基準価格記憶手段59は、図10に示すように、ファンド(特定ファンド以外のファンドも含め、全てのファンド)を識別するためのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)と関連付けて、ファンドの基準価格データ(「基準価額データ」ともいう。)を記憶するものである。
注文データ記憶手段60は、図11に示すように、顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、注文受付処理手段33により注文データとして受け付けた売買対象のファンドについてのファンド識別情報と、売買区分データと、売買金額データまたは売買口数データ(本実施形態では、売買金額データ)と、売買日付データと、ファンドの購入に係る手数料データとを記憶するものである。
スイッチングデータ記憶手段61は、図12に示すように、顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、スイッチング受付処理手段34によりスイッチング用画面300(図19参照)での入力データとして受け付けた各特定ファンドについてのファンド識別情報と、各特定ファンドの保有割合データとを対応させて記憶するものである。
以上において、ファンド売買処理サーバ20の処理手段30に含まれる各処理手段31〜49は、ファンド売買処理サーバ20を構成するコンピュータ本体の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する1つまたは複数のプログラムにより実現される。
また、ファンド売買処理サーバ20の記憶手段50に含まれる各記憶手段51〜61は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
さらに、ファンド売買処理サーバ20は、1台のコンピュータあるいは1つのCPUにより実現されるものに限定されず、複数のコンピュータ等で分散処理を行うことにより実現されるものであってもよい。
顧客端末装置70は、顧客が操作する端末装置であり、コンピュータにより構成されている。本実施形態の顧客端末装置70は、ネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20から送信されてくる表示用データを用いて画面表示を行うための汎用のWWWブラウザを搭載していればよいが、ファンド売買処理サーバ20の処理手段30の機能の一部を実現する専用のプログラムを顧客端末装置70に搭載してもよい。そのようなプログラムは、ファンド売買処理サーバ20からダウンロードして取得できるようにしてもよく、CD−ROM等の記録媒体からインストールしてもよい。また、顧客端末装置70は、例えばマウスやキーボード等の入力手段と、例えば液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示手段とを備えている。なお、顧客端末装置70は、例えば、携帯電話機(PHSも含む。)や携帯情報端末(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタンス)等の携帯型端末装置でもよい。
委託会社システム80は、1つまたは複数のファンドを運用する委託会社が管理するコンピュータで構成されたシステムであり、運用するファンドの構成銘柄の情報(保有数量、保有金額等)および受益権口数(残存総口数)を管理するとともに、図示されない時価情報提供システム(市場システムを含む。)から、運用するファンドを構成する各銘柄の時価単価データ(終値データ)を毎日取得し、ファンドの純資産総額(投資信託に組み入れている株式や債券等をすべてその日の時価で評価し、債券の利息や株式の配当金等の収入を加えて出した資産総額から、運用に必要な費用等の負債を差し引いたもの)を算出し、算出した純資産総額をその時の受益権口数(残存総口数)で除することにより、ファンドの基準価格データ(一口当たりの総資産額)を毎日算出し、算出した基準価格データをファンド売買処理サーバ20に提供するものである。
このような本実施形態においては、以下のようにしてファンド売買処理システム10(本発明のファンド間スイッチング処理システムの構成を含む。)により特定ファンドの登録処理およびスイッチングに関する処理等が行われる。
図13において、顧客が、顧客端末装置70を操作し、顧客識別情報(口座番号等)を入力してログインした後に、特定ファンドの登録や登録抹消を行うための要求信号、あるいは登録や登録抹消を行う際に参照する特定ファンドに関する各種情報の閲覧要求信号を、ネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信すると、ファンド売買処理サーバ20では、特定ファンド登録受付処理手段31により、図17に示すような特定ファンド登録画面100の表示用データを、あるいは登録料データ表示処理手段39および登録データ集計結果表示処理手段40により、図18に示すような特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200(本実施形態では、Web画面)の表示用データを、それぞれ要求を行った顧客の操作する顧客端末装置70へネットワーク1を介して送信する(ステップS1)。すると、顧客端末装置70の画面上には、図17の特定ファンド登録画面100や、図18の特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200が表示される(ステップS2)。
図17において、特定ファンド登録画面100の上部には、その日(画面表示を行っている日)の日付を表示する日付表示部101と、当該顧客の顧客名および口座番号を表示する顧客名表示部102および口座番号表示部103と、当該顧客が現在登録している特定ファンドに関する情報を表示する現在登録状況表示部110とが設けられている。現在登録状況表示部110には、当該顧客が現在登録している各特定ファンドについてのファンド名、ファンドコード、登録日が表示される。この現在登録状況表示部110への表示は、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶されたデータを用いて、特定ファンド登録受付処理手段31により行われる。
また、特定ファンド登録画面100の下部には、登録対象または登録抹消対象の特定ファンドを入力する特定ファンド入力部120と、この特定ファンド入力部120に入力した特定ファンドの登録を行うための登録選択部121と、特定ファンド入力部120に入力した特定ファンドの登録抹消を行うための登録抹消選択部122とが設けられている。なお、本実施形態では、最大5銘柄まで特定ファンドとして登録できるが、特定ファンド入力部120が5個以上設けられているのは、登録する特定ファンドおよび登録抹消する特定ファンドの双方を入力するようになっているからである。
さらに、特定ファンド登録画面100には、図18の特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200(すなわち、登録料データ、登録数の集計結果)を表示するための「登録料・集計結果」ボタン130と、図21に示すような指値・指順位による特定ファンドの登録および登録抹消を行う指値・指順位入力画面400を表示するための「指値・指順位」ボタン131と、図22に示すようなシミュレーション画面500を表示するための「シミュレーション」ボタン132と、顧客が入力したデータを仮に登録した場合の状態を確認するための「登録後の状態をチェック」ボタン133と、顧客が入力したデータを正式に登録するためにファンド売買処理サーバ20へ送信するための「OK」ボタン134と、顧客が入力した画面表示されているデータを取り消すための「キャンセル」ボタン135とが設けられている。
図17の特定ファンド登録画面100において、顧客が、特定ファンド入力部120、並びに登録選択部121または登録抹消選択部122への入力を行った後、「登録後の状態をチェック」ボタン133をクリックすると、入力したデータがネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ仮送信され、特定ファンド登録受付処理手段31により、顧客端末装置70の画面上には、図17に示すような登録後状態確認画面140が表示される。図17の例では、特定ファンド入力部120にファンドBを入力し(ファンドBについてのファンド識別情報であるファンドコードBBBBを入力してもよく、ファンド名を入力してファンド名からファンドコードへの変換を内部処理で行ってもよい。)、かつ、登録抹消選択部122への入力を行っているので、現在登録状況表示部110に表示されていた特定ファンドBは、登録後状態確認画面140では消えている。また、特定ファンド入力部120にファンドLを入力し、かつ、登録選択部121への入力を行っているので、現在登録状況表示部110に表示されていなかったファンドLが、登録後状態確認画面140で表示されている。この特定ファンドLの登録日には、日付表示部101の日付(2007年4月13日)が表示されている。
顧客は、登録後状態確認画面140で自分の意図通りの入力を行うことができていることを確認した後、「OK」ボタン134をクリックすると、入力したデータ(顧客識別情報、登録または登録抹消する特定ファンドについてのファンド識別情報)がネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される(図13のステップS3)。
ファンド売買処理サーバ20では、特定ファンド登録受付処理手段31により、顧客端末装置70から送信されてきた入力データを受信し、受信した顧客識別情報、登録する特定ファンドについてのファンド識別情報を、登録日データとともに特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶させる(ステップS4)。一方、登録抹消する特定ファンドについてのファンド識別情報を受信したときには、特定ファンド登録受付処理手段31により、当該顧客の当該特定ファンドに関する登録データを、特定ファンド記憶手段51から削除する。
続いて、ファンド売買処理サーバ20では、適用登録料算出処理手段32により、特定ファンド登録受付処理手段31により受信した登録対象の特定ファンドについてのファンド識別情報から、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された当該特定ファンドの最新の登録料データを取得し、取得した当該特定ファンドの最新の登録料データを用いて、当該顧客にとって幾つ目の特定ファンドの登録に当たるのかに応じて当該顧客への適用登録料データを算出し、算出した適用登録料データを顧客識別情報および特定ファンドについてのファンド識別情報に対応させて特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶させる(ステップS5)。
また、顧客は、ステップS3の特定ファンドの入力処理を行うにあたり、図17の特定ファンド登録画面100において、「登録料・集計結果」ボタン130をクリックし、図18の特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200を、顧客端末装置70に画面表示させてもよい。
図18の特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200には、特定ファンドの登録数の集計結果を棒グラフ(本実施形態では、登録数の大小順に棒グラフを並べる。)で表示する棒グラフ表示部210と、各特定ファンドの登録料(1銘柄の場合)を表示する登録料表示部220と、各特定ファンドの過去の登録数を表示する登録数履歴表示部221と、各特定ファンドを登録している顧客が他に登録している特定ファンドについての特定ファンド毎の登録数を表示する関連登録集計結果表示部222とが設けられている。
このうち、棒グラフ表示部210の表示は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶されたデータを用いて、登録データ集計結果表示処理手段40により行われ、登録料表示部220の表示は、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶されたデータを用いて、登録料データ表示処理手段39により行われ、登録数履歴表示部221の表示は、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶されたデータを用いて、登録データ集計結果表示処理手段40により行われ、関連登録集計結果表示部222の表示は、関連登録集計結果記憶手段55(図6参照)に記憶されたデータを用いて、登録データ集計結果表示処理手段40により行われる。
また、以上のような図18の特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200に表示された各種情報は、上記のように特定ファンドの登録時に参照される画面で表示するだけではなく、例えば、ファンド売買処理サーバ20を運用するファンドの販売会社(証券会社等)のホームページ等で表示してもよい。この際、特に顧客による積極的な閲覧要求がなくても上記の各種情報が表示されるようにしてもよく、バナー広告のように顧客のクリック操作により上記の各種情報が表示されるようにしてもよい。例えば、特定ファンドの登録数や順位を、当該ファンドの基準価格や構成銘柄の保有比率等の金融情報とともに、個別ファンド(例えば、ファンドコード等で入力指定された個別ファンド)についての一般的な情報としてホームページ等で顧客に提供するようにしてもよい。このようにホームページ等で様々な形態で上記情報の表示を行うことにより、顧客へのサービス向上を図るとともに、特定ファンドの登録システム(本システムによるスイッチングに関するサービス)の存在の宣伝、周知を図ることもできる。
なお、図18の例では、特定ファンド登録料・集計結果閲覧画面200における各表示部210,220,221,222の表示は、上位10銘柄について行われているが、上位10銘柄に限定されるものではなく、11銘柄以上でも、9銘柄以下でもよい。また、その他の情報の表示も含め、顧客のグレードに応じて、表示する情報の内容を異なるものとしてもよい。例えば、最もグレードの高い顧客として、ファンド売買処理サーバ20を運用するファンドの販売会社(証券会社等)にオンライントレード用の口座を開設し、かつ、特定ファンドの登録を既に行っている顧客に対し、最も多くの情報を提供し、2番目にグレードの高い顧客として、特定ファンドの登録は行っていないが、オンライントレード用の口座を開設している顧客に対し、2番目に多くの情報を提供し、オンライントレード用の口座を開設しておらず、特定ファンドの登録も行っていない顧客に対しては、最も簡易な形態で情報を提供するシステムを構築してもよい。このようにする場合には、例えば、図示されない顧客情報記憶手段に顧客識別情報と対応させて顧客のグレードを記憶させておけばよい。提供する情報の内容を異なるものとする例としては、上位何銘柄までの表示とするかを変化させたり、過去の登録数の履歴や、他のファンド登録との関連性等の情報は、グレードの高い顧客に対してのみ表示する等が挙げられる。
その後、顧客が顧客端末装置70を操作し、顧客識別情報(口座番号等)を入力してログインした後に、スイッチング用画面300(図19参照)の表示要求を行うと、この表示要求信号がネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される(図13のステップS6)。ファンド売買処理サーバ20では、スイッチング受付処理手段34により、スイッチング用画面300の表示要求信号を受信すると(ステップS7)、スイッチング用画面300の表示用データを作成し、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する(ステップS8)。すると、顧客端末装置70の画面上には、図19に示すようなスイッチング用画面300が表示される(ステップS9)。
図19において、スイッチング用画面300の上部には、その日(画面表示を行っている日)の日付を表示する日付表示部301と、当該顧客の顧客名および口座番号を表示する顧客名表示部302および口座番号表示部303と、当該顧客の総預り資産を表示する総預り資産表示部304と、総預り資産のうちの特定ファンドの分の金額およびその他の分の金額を表示する特定ファンド分表示部305およびその他分表示部306と、スイッチング前の状態を表示するスイッチング前状態表示部310と、スイッチング後の状態を表示するスイッチング後状態表示部320とが設けられている。スイッチング前状態表示部310には、当該顧客が登録している各特定ファンドのファンド名、保有割合、および保有額を表示するファンド名表示部311、保有割合表示部312、および保有額表示部313が設けられている。スイッチング後状態表示部320には、ファンド名表示部321、保有割合入力部322、および保有額表示部323が設けられている。
総預り資産表示部304の表示は、スイッチング受付処理手段34により、表示要求を行った顧客の顧客識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から当該顧客の保有する各ファンドの保有額データを抽出し、抽出した各ファンドの保有額データの合計金額データを求めることにより、総預り資産を算出して行われる。また、特定ファンド分表示部305の表示は、スイッチング受付処理手段34により、表示要求を行った顧客の顧客識別情報をキーとして、特定ファンド記憶手段51(図2参照)から当該顧客が登録している各特定ファンドについてのファンド識別情報を抽出し、当該顧客の顧客識別情報および抽出した各特定ファンドについてのファンド識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から当該顧客の各特定ファンドの保有額データを抽出し、抽出した各特定ファンドの保有額データの合計金額データを求めることにより、総預り資産のうちの特定ファンドの分の金額を算出して行われる。さらに、その他分表示部306の表示は、スイッチング受付処理手段34により、総預り資産から特定ファンドの分の金額を減じることにより、その他の分の金額を算出して行われる。
また、スイッチング前状態表示部310のファンド名表示部311の表示は、スイッチング受付処理手段34により、表示要求を行った顧客の顧客識別情報をキーとして、特定ファンド記憶手段51(図2参照)から当該顧客が登録している各特定ファンドについてのファンド識別情報を抽出することにより行われる。なお、ファンド識別情報とファンド名とは1対1に対応しており、対応関係はテーブルに記憶されている。スイッチング前状態表示部310の保有割合表示部312の表示は、スイッチング受付処理手段34により、当該顧客の顧客識別情報および特定ファンド記憶手段51(図2参照)から抽出した各特定ファンドについてのファンド識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から当該顧客の各特定ファンドの保有額データを抽出し、抽出した各特定ファンドの保有額データの合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)を算出し、各特定ファンドの保有額データをその合計金額データで除することによりスイッチング前の各特定ファンドの保有割合データを算出して行われる。スイッチング前状態表示部310の保有額表示部313の表示は、スイッチング受付処理手段34により、保有情報記憶手段52(図3参照)から抽出した各特定ファンドの保有額データを用いて行われる。
また、スイッチング後状態表示部320のファンド名表示部321の表示は、スイッチング受付処理手段34により、前述したスイッチング前状態表示部310のファンド名表示部311の表示と同様にして行われる。スイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322への入力は、顧客が合計100%になるように入力する。スイッチング後状態表示部320の保有額表示部323の表示は、スイッチング受付処理手段34により、保有割合入力部322への顧客による入力データ(スイッチング後における各特定ファンドの保有割合データ)をネットワーク1を介して受信し、受信した各特定ファンドの保有割合データを、前述したスイッチング前状態表示部310のところで算出した各特定ファンドの保有額データの合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)に乗じることにより、スイッチング後における各特定ファンドの保有額データを算出して行われる。従って、保有額表示部323の表示は、保有割合入力部322への入力を行わないと実行されない。
スイッチング用画面300の中央部には、スイッチング前後の各特定ファンドの保有割合を対比表示する対比表示部330が設けられている。この対比表示部330には、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331およびスイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332が表示されるとともに、円グラフ331を回転させるための「グラフ回転」ボタン333と、円環状グラフ332を回転させるための「グラフ回転」ボタン334と、表示を初期状態に戻す「表示を元に戻す」ボタン335とが設けられている。
円グラフ331の表示は、スイッチング受付処理手段34により、前述したスイッチング前状態表示部310の保有割合表示部312の表示で用いられた保有割合データを用いて行われる。円環状グラフ332の表示は、スイッチング受付処理手段34により、前述したスイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322への入力データ(保有割合データ)を用いて行われる。従って、円環状グラフ332の表示は、保有割合入力部322への入力を行わないと実行されない。
また、スイッチング用画面300の中央部の右側位置には、スイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322への保有割合データの入力後にその入力データを用いて保有額表示部323の表示(前日の終値を基準とした概算表示となる。)、円環状グラフ332の表示、および後述するスイッチング後の保有額を示す棒グラフ355の表示を行うための「概算表示」ボタン340と、スイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322へ入力した保有割合データを確定した入力データとしてネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信するための「OK」ボタン341と、スイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322へ入力した保有割合データを取り消すための「キャンセル」ボタン342とが設けられている。
さらに、スイッチング用画面300の下部には、各特定ファンドの保有額または保有割合の履歴を棒グラフで表示する履歴表示部350が設けられている。この履歴表示部350には、棒グラフの表示を保有割合表示(各棒グラフの全長を一定に揃えた表示となる。)に切り換えるための「保有割合表示」ボタン351と、棒グラフの表示を保有額表示に切り換えるための「保有額表示」ボタン352とが設けられるとともに、各特定ファンドの過去の複数時点(過去の時点では特定ファンドとして登録されていなくても、現在登録されていれば表示の対象となり、また、過去の時点で特定ファンドとして登録されていても、現在登録されていなければ、表示の対象としない。)の保有額を示す棒グラフ353と、直近の保有額(スイッチング前の保有額)を示す棒グラフ354と、スイッチング後の保有額を示す棒グラフ355とが表示される。また、初期状態では、保有額を示す棒グラフ353,354,355が表示されるが、「保有割合表示」ボタン351をクリックすると、これらの棒グラフが保有割合を示す棒グラフ(不図示)に変わり、その後、「保有額表示」ボタン352をクリックすると、保有額を示す棒グラフ353,354,355の表示に戻るようになっている。なお、保有割合を示す棒グラフを初期表示としてもよい。
各特定ファンドの過去の複数時点の保有額を示す棒グラフ353の表示は、スイッチング受付処理手段34により、当該顧客の顧客識別情報および特定ファンド記憶手段51(図2参照)から抽出した各特定ファンドについてのファンド識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から当該顧客の各特定ファンドの過去の保有額データ(1),(2)…を抽出することにより行う。各特定ファンドの過去の複数時点の保有割合を示す棒グラフ(不図示)の表示は、保有情報記憶手段52(図3参照)から抽出した各特定ファンドの過去の保有額データ(1)の合計金額データ、過去の保有額データ(2)の合計金額データ…を算出し、各特定ファンドの過去の保有額データ(1),(2)…を過去の各時点での合計金額データで除することにより各特定ファンドの過去の複数時点の保有割合データを算出して行われる。
直近の保有額(スイッチング前の保有額)を示す棒グラフ354の表示は、スイッチング受付処理手段34により、前述したスイッチング前状態表示部310の保有額表示部313の表示で用いられた保有額データを用いて行われる。直近の保有割合(スイッチング前の保有割合)を示す棒グラフ(不図示)の表示は、前述したスイッチング前状態表示部310の保有割合表示部312の表示で用いられた保有割合データを用いて行われる。
スイッチング後の保有額を示す棒グラフ355の表示は、スイッチング受付処理手段34により、前述したスイッチング後状態表示部320の保有額表示部323の表示で用いられたデータを用いて行われる。従って、スイッチング後の保有額を示す棒グラフ355の表示は、保有割合入力部322への入力を行わないと実行されない。スイッチング後の保有割合を示す棒グラフ(不図示)の表示は、スイッチング受付処理手段34により、前述したスイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322への入力データ(保有割合データ)を用いて行われる。従って、スイッチング後の保有割合を示す棒グラフ(不図示)の表示は、保有割合入力部322への入力を行わないと実行されない。
そして、図19のスイッチング用画面300において、顧客が、スイッチング後状態表示部320の保有割合入力部322へ、合計100%になるように、スイッチング後における各特定ファンドの保有割合データを入力した後、「概算表示」ボタン340をクリックすると、各特定ファンドの保有割合データが、仮の入力データとして、ネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される(図13のステップ10)。なお、ファンドの売却(解約)は、無料であるため、本実施形態では、顧客が特定ファンドとして保有している資産の売却(現金化)も、特定ファンド間のスイッチング(無料)と同時に行うことができるようになっている。例えば、図19の例では、総預り資産1200万円のうちの特定ファンドの分の800万円(前日の終値での評価金額)の8%を売却するという入力をしている。売却せずに、すべてスイッチングする場合には、売却のところに、0%を入力すればよい。
ファンド売買処理サーバ20では、スイッチング受付処理手段34により、各特定ファンドの保有割合データを受信すると(ステップS11)、受信した各特定ファンドの保有割合データを、前述したスイッチング前状態表示部310のところで算出した各特定ファンドの保有額データの合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)に乗じることにより、スイッチング後における各特定ファンドの保有額データを算出し、スイッチング後状態表示部320の保有額表示部323の表示用データ、対比表示部330の円環状グラフ332の表示用データ、および履歴表示部350のスイッチング後の保有額を示す棒グラフ355の表示用データを作成し、ネットワーク1を介して顧客端末装置70に送信する(ステップS12)。顧客端末装置70では、ファンド売買処理サーバ20から送信されてくる各種の表示用データを受信すると、図19に示すように、スイッチング用画面300において、スイッチング後状態表示部320の保有額表示部323の表示、対比表示部330の円環状グラフ332の表示、および履歴表示部350のスイッチング後の保有額を示す棒グラフ355の表示が行われる(ステップS13)。
ここで、顧客は、対比表示部330の円グラフ331と円環状グラフ332とを見比べて、スイッチング前後の保有割合の変化をイメージで(図形的に)確認することができる。この際、顧客は、同一のファンドについてのスイッチング前後の保有割合の変化を見易くしたい場合には、「グラフ回転」ボタン333,334のいずれかをクリックして円グラフ331または円環状グラフ332を回転させる。図20には、「グラフ回転」ボタン334をクリックして円環状グラフ332を回転させた際の表示の様子が示されている。
図20において、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331では、上部の基準線K1(午前0時の方向に延びている線)の位置を基準として、時計回りに保有割合の大きい順に、各特定ファンドの保有割合を示す部分が並べられ、スイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332では、上部の基準線K1の位置を基準として、時計回りに円グラフ331と同じ順序で、各特定ファンドの保有割合を示す部分が並べられている。図19および図20の例では、ファンドC,E,A,B,Gの順にスイッチング前における保有割合が大きいので、円グラフ331も円環状グラフ332もこの順で並んでいる。但し、円環状グラフ332では、ファンドBが保有割合0%(すべて売却)で無くなり、また、売却の割合8%(現金化する分)が含まれている。そして、初期の表示状態では、ファンドCの境界線が、上部の基準線K1の位置で一直線上に揃っている。この状態で、「グラフ回転」ボタン334を1回クリックすると、ファンドEの境界線(ファンドC側の境界線)が一直線上に揃う。さらに、「グラフ回転」ボタン334をもう1回クリックすると、ファンドAの境界線(ファンドE側の境界線)が一直線上に揃うが、ファンドEの境界線を揃えた時点で、元々、ファンドAの境界線は揃っていたので、円環状グラフ332は回転しない。さらに、「グラフ回転」ボタン334をもう1回クリックすると、ファンドBの境界線(ファンドA側の境界線)を一直線上に揃える処理が行われるが、円環状グラフ332にはファンドBが無いので、円環状グラフ332は回転しない。さらに、「グラフ回転」ボタン334をもう1回クリックすると、ファンドGの境界線(ファンドB側の境界線)が一直線上に揃う。このようにして、円グラフ331および円環状グラフ332の任意の同一ファンドの境界線を揃えることで、スイッチング前後の保有割合の変化が見易くなる。なお、「表示を元に戻す」ボタン335をクリックすると、回転した円環状グラフ332は、初期の表示状態に戻る。
また、顧客が、円グラフ331または円環状グラフ332のいずれかにおいて、ファンド名の記載部分(但し、ファンド名の真上に限らず、そのファンドの保有割合を示す部分であればよい。)をクリックすると、クリックされたファンドの保有割合を示す部分が、グラフの右上位置にきて、上部の基準線K1の位置で一直線上に揃う。図19の例では、ファンドC,E,A,B,Gの順に並んでいるが、例えば、この状態で、円グラフ331または円環状グラフ332におけるファンドAの部分をクリックすると、円グラフ331および円環状グラフ332の双方において、それぞれファンドAの部分が先頭に移動して上部の基準線K1の位置で一直線上に揃う。この際、ファンドの並び順が変わり、円グラフ331では、時計回りにファンドA,C,E,B,Gの順に並び、円環状グラフ332では、時計回りにファンドA,C,E,G,売却の順に並ぶ。このようにして、円グラフ331および円環状グラフ332の双方において、任意のファンドを先頭に移動させることで、そのファンドのスイッチング前後の保有割合の変化が見易くなる。なお、「表示を元に戻す」ボタン335をクリックすると、先頭に移動したファンドの部分は、元の位置に戻り、円グラフ331および円環状グラフ332の双方におけるファンドの並び順が、初期の表示状態に戻る。
さらに、図19において、顧客が、「保有割合表示」ボタン351をクリックすると、保有額を示す棒グラフ353,354,355の表示が、保有割合を示す棒グラフ(不図示)の表示に変わる。また、保有額を示す棒グラフ353,354,355および保有割合を示す棒グラフ(不図示)のいずれにおいても、ファンド名の記載部分(但し、ファンド名の真上に限らず、そのファンドの保有割合を示す部分であればよい。)をクリックすると、クリックされたファンドの保有割合を示す部分が、各棒グラフの基準線K2の位置(本実施形態では、各棒グラフが、下から上に向かって延びているので、各棒グラフの最下部位置となる。)に移動して揃う。このようにして、各棒グラフにおいて、任意のファンドを基準線K2の位置で揃えることで、そのファンドの過去およびスイッチング前後の保有額や保有割合の変化が見易くなる。なお、「保有額表示」ボタン352をクリックすると、保有額を示す棒グラフ353,354,355の表示に戻る。
その後、顧客が、以上のようにして各種表示を見て、スイッチング後における各特定ファンドの保有割合が自分の意図した状態になっていることを確認した後、図19の「OK」ボタン341をクリックすると、保有割合入力部322に入力されているスイッチング後の各特定ファンドの保有割合データが確認信号とともに、ネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される(図13のステップS14)。ファンド売買処理サーバ20では、スイッチング受付処理手段34により、顧客端末装置70から送信されてくる保有割合データおよび確認信号を受信すると、受信したスイッチング後の各特定ファンドの保有割合データを、顧客識別情報と関連付けてスイッチングデータ記憶手段61(図12参照)に記憶させる(ステップS15)。
なお、特定ファンド間のスイッチングに該当しないファンドの売買、例えば、特定ファンドから特定ファンド以外のファンドへの乗り換え、特定ファンド以外のファンドから特定ファンドへの乗り換え、新規な資金を投入しての特定ファンドの購入は、ファンドの既存の売買処理で行われる。但し、本実施形態では、特定ファンドの売却(解約)については、無料であるため、図19のスイッチング用画面300を用いて、特定ファンド間のスイッチングと同時に行うことができる。すなわち、ファンドの既存の売買処理では、顧客端末装置70からネットワーク1を介して送信されてくる注文データを、注文受付処理手段33により受信し、受信した注文データを、顧客識別情報と関連付けて注文データ記憶手段60(図11参照)に記憶させる。
以下には、夜間バッチ処理等により実行される定期的な処理の流れを説明する(図14参照)。
図14において、ファンド売買処理サーバ20では、特定ファンド集計処理手段37により、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶された特定ファンドについてのファンド識別情報の登録数を特定ファンド毎に集計し、集計して得られた特定ファンド毎の登録数データを、特定ファンドについてのファンド識別情報と関連付けて特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に保存する(ステップS21)。この際、特定ファンド集計処理手段37は、登録数の大小の順位も判断し、順位データも登録数データとともに保存する。
続いて、関連登録集計処理手段41により、特定ファンド記憶手段51(図2参照)に記憶された各特定ファンドについてのファンド識別情報のそれぞれを、着目する特定ファンドについてのファンド識別情報としたとき、この着目する特定ファンドについてのファンド識別情報と関連付けられている顧客識別情報を抽出し、抽出した顧客識別情報と関連付けられている他の特定ファンドについてのファンド識別情報の登録数を特定ファンド毎に集計し、集計して得られた他の特定ファンドについての特定ファンド毎の登録数データを、着目する特定ファンドについてのファンド識別情報と関連付けて関連登録集計結果記憶手段55(図6参照)に保存する(ステップS22)。すなわち、ある任意の特定ファンドを登録している顧客が、他にどのようなファンドを特定ファンドとして登録しているのかを集計する。そして、このような着目する特定ファンドを登録している各顧客が登録している他の特定ファンドの登録数の集計処理を、着目する特定ファンドを変えながら、全ての特定ファンドについて実行する。
それから、登録料更新処理手段38により、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて、特定ファンドの登録または入替を行う顧客がファンドの販売会社に支払う登録料について特定ファンド毎の登録数に応じて特定ファンド毎の登録料を算出決定し、算出決定した各特定ファンドの登録料データを、ファンド識別情報に関連付けて登録料記憶手段54(図5参照)に記憶させることにより、各特定ファンドの登録料を更新する(ステップS23)。
その後、保有情報更新処理手段36により、基準価格記憶手段59(図10参照)に記憶された各ファンドの基準価格データを読み込み、読み込んだ新しい基準価格データで保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された全ての顧客の各ファンド(各特定ファンドを含む全ての保有ファンド)の基準価格データを更新するとともに、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各ファンドの保有数量データ(保有口数データ)と、新しい基準価格データとを乗じることにより、各ファンドの保有額データを算出し、この再評価された保有額データで保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された全ての顧客の各ファンド(各特定ファンドを含む全ての保有ファンド)の保有額データを更新する(ステップS24)。
続いて、ファンド売買処理手段35により、注文データ記憶手段60(図11参照)に記憶された通常のファンド売買(スイッチング以外)の注文データを参照し、この注文データに含まれる売買金額データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む発注データを作成し、作成した発注データを、専用線2を介して売買対象のファンドを運用する委託会社の管理する委託会社システム80へ送信するとともに、委託会社システム80から専用線2を介して送信されてくる約定通知データ(約定値段である基準価格データ、約定した売買金額データおよび売買口数データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む。)を受信し、受信した約定情報を、保有情報更新処理手段36に引き渡し、さらに顧客識別情報と関連付けて、売買ファンドについてのファンド識別情報、売買区分データ、売買口数データ、売買金額データ、売買日付データ、および手数料データ(図示されない手数料テーブル用いて算出された手数料データ)を売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶させる(ステップS24)。
また、ファンド売買処理手段35により、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各特定ファンドの保有額データ(その日の株価等の終値を用いて算出された新しい基準価格で再評価された保有額データ)の合計金額データ(総預り資産のうちの特定ファンドの分)を算出し、算出した各特定ファンドの保有額データの合計金額データと、スイッチングデータ記憶手段61(図12参照)に記憶されたスイッチング後の各特定ファンドの保有割合データとを乗じることにより、スイッチング後の各特定ファンドの保有額データを算出した後、保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶されたスイッチング前の各特定ファンドの保有額データと、算出したスイッチング後の各特定ファンドの保有額データとの差額を算出することにより、各特定ファンドの売買金額データを算出し、算出した売買金額データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む発注データを作成し、作成した発注データを、専用線2を介して売買対象のファンドを運用する委託会社の管理する委託会社システム80へ送信するとともに、委託会社システム80から専用線2を介して送信されてくる約定通知データ(約定値段である基準価格データ、約定した売買金額データおよび売買口数データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報を含む。)を受信し、受信した約定情報を、保有情報更新処理手段36に引き渡し、さらに顧客識別情報と関連付けて、売買ファンドについてのファンド識別情報、売買区分データ、売買口数データ、売買金額データ、売買日付データ、および手数料データ(但し、スイッチングなので0円)を売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶させる(ステップS24)。
さらに、保有情報更新処理手段36により、ファンド売買処理手段35から引き渡された通常のファンド売買およびスイッチングによるファンド売買の約定情報(約定した売買金額データおよび売買口数データ、顧客識別情報、およびファンド識別情報)を用いて、ファンド売買(スイッチングを含む。)を行った顧客について保有情報記憶手段52(図3参照)に記憶された各ファンド(スイッチングされた特定ファンドを含め、売買された全てのファンド)の保有数量データ(保有口数データ)および保有額データを更新する(ステップS24)。
なお、以上に述べた夜間バッチ処理等により実行される定期的な処理のうち、ステップS24の処理は毎日行われるが、ステップS21〜S23の処理は、例えば、毎日(毎晩)行ってもよく、あるいは、より処理の時間間隔を空けて例えば何日か置きや毎週行ってもよく、逆に、より頻繁に例えば1日に複数回行ってもよい。また、各ステップS21〜S23の処理毎に、処理の時間間隔を異なるものとしてもよい。さらに、各ステップS21〜S23の処理の順序は、上記のステップS21〜S23で説明した順序に限定されるものではなく、また、ステップS21〜S23の処理と、ステップS24の処理との順序関係も任意である。
以下には、指値・指順位による特定ファンドの登録、入替、登録抹消の処理の流れを説明する(図15参照)。
先ず、顧客が、前述した図17の特定ファンド登録画面100の「指値・指順位」ボタン131をクリックすると、指値・指順位による特定ファンドの登録および登録抹消を行うための図21の指値・指順位入力画面400の要求信号がネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される。ファンド売買処理サーバ20では、指値入力受付処理手段42および指順位入力受付処理手段43により、指値・指順位入力画面400の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する。すると、顧客端末装置70の画面上には、図21に示すような指値・指順位入力画面400が表示される。
図21において、指値・指順位入力画面400の上部には、指値による特定ファンドの登録および登録抹消を行うために、登録候補ファンド入力部401と、登録候補ファンドの指値入力部402(以上・以下・なしの選択部を含む。)と、登録抹消候補ファンド入力部403と、保有額が最小のファンドを抹消することを選択する「最小保有額のファンド」選択部404と、保有額がゼロのときにのみそのファンドの登録を抹消することを選択する「保有額ゼロのときのみ抹消」選択部405と、登録抹消候補ファンドの指値入力部406(以上・以下・なしの選択部を含む。)と、前に入力した別のファンドについての指値の入力状態に戻るための「前の条件に戻る」ボタン407と、次に入力する別のファンドについての指値の入力状態に移るための「次の条件の入力」ボタン408とが設けられている。
また、指値・指順位入力画面400の下部には、指順位による特定ファンドの登録および登録抹消を行うために、登録候補ファンド入力部411と、登録候補ファンドの指順位入力部412(以上・以下・なしの選択部を含む。)と、登録抹消候補ファンド入力部413と、保有額が最小のファンドを抹消することを選択する「最小保有額のファンド」選択部414と、保有額がゼロのときにのみそのファンドの登録を抹消することを選択する「保有額ゼロのときのみ抹消」選択部415と、登録抹消候補ファンドの指順位入力部416(以上・以下・なしの選択部を含む。)と、前に入力した別のファンドについての指順位の入力状態に戻るための「前の条件に戻る」ボタン417と、次に入力する別のファンドについての指順位の入力状態に移るための「次の条件の入力」ボタン418とが設けられている。
さらに、指値・指順位入力画面400の最下部には、入力データを確定させてファンド売買処理サーバ20へ送信するための「OK」ボタン420と、入力データを取り消すための「キャンセル」ボタン421とが設けられている。
図21の指値・指順位入力画面400において、顧客が、登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンド、並びに登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの指値・指順位等を、各入力部または選択部401〜406,411〜416で入力した後、「OK」ボタン420をクリックすると、入力したデータ、すなわち登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報、登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの指値データや指順位データ、保有額が最小のファンドを抹消することを選択したことを示すデータ、保有額がゼロのときにのみそのファンドの登録を抹消することを選択したことを示すデータ、並びに顧客識別情報(但し、顧客識別情報は、より前のステップで入力されて既に送信されていてもよい。)が、ネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される(図15のステップS31)。
ファンド売買処理サーバ20では、指値入力受付処理手段42および指順位入力受付処理手段43により、顧客端末装置70から送信されてくる指値・指順位に関する入力データを受信し、指値・指順位の入力を行った顧客についての顧客識別情報と関連付けて指値記憶手段56(図7参照)および指順位記憶手段57(図8参照)に保存する(ステップS32)。なお、本実施形態では、保有額が最小のファンドを抹消することを選択したことを示すデータは、登録抹消候補ファンドのファンド識別情報を記憶する部分に保存され、保有額がゼロのときにのみそのファンドの登録を抹消することを選択したことを示すデータは、ゼロ判定フラグを立てる処理(例えば「1」にする。)を行って保存される。
その後、条件当否判断処理手段44により、ファンド識別情報をキーとして、基準価格記憶手段59(図10参照)から登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの基準価格データを取得し、取得した基準価格データと、指値記憶手段56(図7参照)に記憶された指値データとを比較して、基準価格が指値記憶手段56に記憶された指値の条件を満たしているか否かを判断する(ステップS33)。
また、条件当否判断処理手段44により、特定ファンド集計結果記憶手段53(図4参照)に記憶された特定ファンド毎の登録数データを用いて算出された各特定ファンドの順位データと、指順位記憶手段57(図8参照)に記憶された指順位データとを比較して、登録候補ファンドおよび/または登録抹消候補ファンドの順位データが指順位記憶手段57に記憶された指順位の条件を満たしているか否かを判断する(ステップS34)。
続いて、条件付登録実行処理手段45により、条件当否判断手段44による処理で指値の条件や指順位の条件を満たしていると判断された場合に、特定ファンド記憶手段51(図2参照)への特定ファンドについてのファンド識別情報の追加および/または削除を行うことにより、特定ファンドの登録および/または登録抹消の処理を行う(ステップS35)。この際、条件付登録実行処理手段45は、指値記憶手段56(図7参照)や指順位記憶手段57(図8参照)に、保有額が最小のファンドを抹消することを選択したことを示すデータが記憶されている場合には、顧客識別情報をキーとして、特定ファンド記憶手段51(図2参照)から当該顧客の登録している全ての特定ファンドについてのファンド識別情報を抽出し、抽出したファンド識別情報および顧客識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から各特定ファンドの保有額データを取得し、取得した各特定ファンドの保有額データのうち最も少額の保有額データを判定し、最も少額と判定された保有額データの特定ファンドについてのファンド識別情報を特定ファンド記憶手段51(図2参照)から削除する。また、条件付登録実行処理手段45は、指値記憶手段56(図7参照)や指順位記憶手段57(図8参照)に記憶されたゼロ判定フラグが立っている場合(保有額がゼロのときにのみそのファンドの登録を抹消することを選択したことを示すデータが記憶されている場合)には、条件当否判断手段44による処理で指値の条件や指順位の条件を満たしていると判断されたときであっても、顧客識別情報および登録抹消候補ファンドについてのファンド識別情報をキーとして、保有情報記憶手段52(図3参照)から当該顧客の登録抹消候補ファンドの保有額データを取得し、その保有額データがゼロであるか否かを判断し、ゼロでない場合には、その登録抹消候補ファンドの登録抹消の処理は行わない。
以下には、シミュレーション処理の流れを説明する(図16参照)。
先ず、顧客が、前述した図17の特定ファンド登録画面100の「シミュレーション」ボタン132をクリックすると、図22のシミュレーション画面500を表示するための要求信号がネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される。ファンド売買処理サーバ20では、シミュレーション条件入力受付処理手段46により、シミュレーション画面500の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する。すると、顧客端末装置70の画面上には、図22に示すようなシミュレーション画面500が表示される。
図22において、シミュレーション画面500には、複数(本実施形態では、最大5銘柄まで)の仮想特定ファンドを入力する仮想特定ファンド入力部501と、シミュレーション対象期間を入力するシミュレーション対象期間入力部502と、シミュレーション処理を実行するための「実行」ボタン503と、シミュレーション結果を表示するシミュレーション結果表示部510とが設けられている。
図22のシミュレーション画面500において、顧客が、仮想特定ファンド入力部501に仮想特定ファンドを入力し、シミュレーション対象期間入力部502にシミュレーション対象期間を入力した後、「実行」ボタン503をクリックすると、入力された仮想特定ファンドについてのファンド識別情報(本実施形態では、ファンドコード)およびシミュレーション対象期間データ、並びに顧客識別情報(但し、顧客識別情報は、より前のステップで入力されて既に送信されていてもよい。)が、ネットワーク1を介してファンド売買処理サーバ20へ送信される(図16のステップS41)。
ファンド売買処理サーバ20では、シミュレーション条件入力受付処理手段46により、顧客端末装置70から送信されてくる入力データ(仮想特定ファンドについてのファンド識別情報およびシミュレーション対象期間データ、並びに顧客識別情報)を受信した後、シミュレーション処理手段47により、登録料記憶手段54(図5参照)に記憶された登録料データ(シミュレーション条件入力受付処理手段46により受け付けた仮想特定ファンドについてのファンド識別情報と一致するファンド識別情報と関連付けられて記憶された登録料データのうち、シミュレーション対象期間の開始時点に対応する登録料データ)を用いて、各仮想特定ファンドについての仮想適用登録料データを算出し、さらにそれらの合計金額データを算出する(ステップS42)。
また、シミュレーション処理手段47により、売買履歴記憶手段58(図9参照)に記憶された過去のファンド売買のファンド識別情報および売買日付データを用いて、売買履歴記憶手段58に記憶された過去のファンド売買の手数料データ(実際に過去に支払われた手数料のデータ)の中から、シミュレーション条件入力受付処理手段46により受け付けたシミュレーション対象期間内に行われた仮想特定ファンド間のスイッチングに相当する過去のファンド売買(例えば同日または一定期間内に行われた仮想特定ファンドの売却および購入)の手数料データを抽出する(ステップS43)。図9の例では、2005年3月3日にファンドAの売却およびファンドEの購入を行っているので、ファンドA,Eが、いずれも仮想特定ファンド入力部501(図22参照)で仮想特定ファンドとして入力され、かつ、2005年3月3日が、シミュレーション対象期間入力部502(図22参照)で入力したシミュレーション対象期間内に入っていれば、この過去のファンド売買を仮想特定ファンド間のスイッチングとみなし、ファンドEの購入時の手数料データを抽出する。2005年11月15日のファンドAの売却およびファンドBの購入も同様であり、ファンドBの購入時の手数料データを抽出する。
それから、シミュレーション処理手段47により、抽出した手数料データを合計することにより、仮想登録した場合の削減手数料データを算出する(ステップS44)。上記の図9の例では、ファンドEの購入時の手数料データと、ファンドBの購入時の手数料データとを合計し、削減手数料データを算出する。さらに、シミュレーション処理手段47により、算出した削減手数料データから、算出した仮想適用登録料データの合計金額データを減じることにより、これらの差額データを算出する。
その後、シミュレーション結果表示処理手段48により、シミュレーション処理手段47により算出された削減手数料データ、仮想適用登録料データの合計金額データ、およびそれらの差額データを用いてシミュレーション結果を表示するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置70へ送信する(ステップS45)。すると、顧客端末装置70の画面上に表示されている図22のシミュレーション画面500のシミュレーション結果表示部510には、シミュレーション結果が表示される(ステップS46)。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、ファンド売買処理システム10は、本発明のファンド間スイッチング処理システムの構成要素に該当する特定ファンド登録受付処理手段31、特定ファンド記憶手段51、保有情報記憶手段52、スイッチング受付処理手段34、および保有情報更新処理手段36を備えているので、顧客は、スイッチングを行う可能性のあるファンドを自ら選択し、選択したファンドを特定ファンドとして登録しておくことにより、登録したファンド間のスイッチングを無料で行うことができる。この際、登録する特定ファンドは、従来のように販売会社が指定したファンドではなく、顧客が自ら選択したファンドであるため、通常の場合に比べてコストをかけずに、自己のファンドの保有形態を自己の望む状態に変えていくことができる。このため、顧客の満足度を高めることができ、ファンドの売買の活性化を図ることができる。また、証券会社にとっては、ファンドの売買の活性化に伴って、顧客のファンドの保有残高を増加させることができれば、安定収益の拡大、顧客獲得を図ることができる。
また、ファンド売買処理システム10は、特定ファンド集計処理手段37、特定ファンド集計結果記憶手段53、登録料更新処理手段38、および登録料データ表示処理手段39を備えているので、特定ファンド毎の登録数を集計し、登録数に応じて登録料を変動させて顧客に対して表示することができる。このため、顧客は、特定ファンドの登録にあたって、その時点の登録料を考慮して登録するファンドを選択することができ、顧客の思考・選択の余地が広がり、自己の目的に応じた選択を行うことができる。例えば、予想されるスイッチングの回数や数量等を考慮し、登録するファンドを選択することができる。また、証券会社にとっても、登録数の多いファンドについては、登録料を高くし、または逆に安くすることにより、種々の目的に応じた課金をすることができる。
さらに、ファンド売買処理システム10は、特定ファンド集計処理手段37、特定ファンド集計結果記憶手段53、および登録データ集計結果表示処理手段40を備えているので、顧客に対し、特定ファンド毎の登録数を集計して表示することができる。このため、顧客は、他の顧客がいずれのファンドを特定ファンドとして登録しているかを把握し、自己が登録する特定ファンドの選定に役立てることができる。
そして、ファンド売買処理システム10は、関連登録集計処理手段41、関連登録集計結果記憶手段55、および登録データ集計結果表示処理手段40を備えているので、顧客に対し、各特定ファンドを登録している顧客が他のいずれのファンドを特定ファンドとして登録しているかを集計して表示することができる。このため、顧客は、特定ファンドどうしの関連性を把握することができ、自己が登録する特定ファンドの選定に役立てることができる。
また、特定ファンド集計結果記憶手段53には、過去の登録数データや順位データも記憶され、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定ファンド毎の登録数についての過去の履歴も表示する構成となっているので、顧客は、各特定ファンドの登録数の変動を把握し、登録数の増加、減少、維持等の情報を利用して、自己が登録する特定ファンドの選定に役立てることができる。
さらに、スイッチング受付処理手段34は、スイッチング前後の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331や円環状グラフ332(図19、図20参照)を回転させることにより、対応する境界線を一直線上に揃えて表示する構成とされているので、顧客は、いずれの特定ファンドについても、スイッチング前後の保有割合を比較し易くなるため、スイッチング後の保有形態の決定や確認を容易に行うことができる。
そして、スイッチング受付処理手段34は、顧客が任意に選択した特定ファンドについてスイッチング前後の当該特定ファンドの保有割合を示す部分を円グラフ331や円環状グラフ332の基準線K1(図19参照)の右側位置に配置変更する処理を行う構成とされているので、顧客は、選択した特定ファンドについて、スイッチング前後の保有割合を比較し易くなるため、これによってもスイッチング後の保有形態の決定や確認を容易に行うことができる。
また、スイッチング受付処理手段34は、過去およびスイッチング前後の各特定ファンドの保有額や保有割合を、それぞれ棒グラフで表示するとともに、顧客が選択した特定ファンドの保有額や保有割合を示す部分を、全ての棒グラフにつき、各棒グラフの基準線K2(図19参照)に最も近い位置(本実施形態では、最下部)に配置変更して表示する構成とされているので、顧客は、選択した特定ファンドについて、過去およびスイッチング前後の保有額や保有割合を比較し易くなるので、これによってもスイッチング後の保有形態の決定や確認を容易に行うことができる。
さらに、ファンド売買処理システム10は、指値入力受付処理手段42、指値記憶手段56、条件当否判断処理手段44、および条件付登録実行処理手段45を備えているので、指値による条件指定で特定ファンドの登録や登録抹消を行うことができる。このため、顧客が注目するファンドが一定の価格条件に至ったときに特定ファンドの登録や登録抹消を自動的に行うことができるので、顧客が意図し、計画し、あるいは予定するファンドの売買取引行為と連動させる形で特定ファンドの登録や登録抹消を行うことができる。
そして、ファンド売買処理システム10は、指順位入力受付処理手段43、指順位記憶手段57、条件当否判断処理手段44、および条件付登録実行処理手段45を備えているので、指順位による条件指定で特定ファンドの登録や登録抹消を行うことができる。このため、顧客が注目するファンドが一定の順位条件に至ったときに特定ファンドの登録や登録抹消を自動的に行うことができるので、上述した指値による条件指定での特定ファンドの登録や登録抹消を行う場合と同様に、顧客が意図し、計画し、あるいは予定する売買取引行為と連動させる形で特定ファンドの登録や登録抹消を行うことができる。また、順位条件を付けているので、本システムで特定ファンドの登録を行っている他の顧客の動向に応じた特定ファンドの登録や登録抹消を行うことができ、例えば、他の顧客と同じ方向に動く、他の顧客と反対方向に動く、他の顧客の動きを先取りして動くこと等ができる。
そして、ファンド売買処理システム10は、売買履歴記憶手段58、シミュレーション条件入力受付処理手段46、シミュレーション処理手段47、およびシミュレーション結果表示処理手段48を備えているので、過去に行ったファンド売買につき、仮に特定ファンドの登録を行っていたとすれば、どれぐらいの手数料が削減できたのかを把握することができるので、例えば、これから本システムで特定ファンドの登録を行うことを考慮している顧客に対し、判断材料や検討材料を提供することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
すなわち、前記実施形態の特定ファンド登録受付処理手段31は、1人の顧客につき、特定ファンドの登録を最大5銘柄まで受け付けることができる構成となっていたが、これに限定されるものではなく、1人の顧客が登録できるファンド数の上限は任意に設定してよく、また、1人の顧客が登録するファンド数は、固定数としてもよく、顧客の自由としてもよい。
また、前記実施形態では、特定ファンドの登録や入替を行う際に支払う登録料は、特定ファンドの登録数(集計結果)に応じて特定ファンド毎に異なり、さらに1人の顧客について見た場合に、登録するファンド数が多い程、登録料が割安になっていたが、これに限定されるものではなく、登録料は、いずれの特定ファンドの登録でも同じとしてもよく、1人の顧客について見た場合に、登録するファンド数に比例させてもよく、あるいは登録するファンド数によらず、固定額としてもよい。
さらに、前記実施形態のスイッチング受付処理手段34は、図19のスイッチング用画面300に、スイッチング前の各特定ファンドの保有割合を示す円グラフ331と、スイッチング後の各特定ファンドの保有割合を示す円環状グラフ332とを表示する構成とされていたが、スイッチング前後の各特定ファンドの保有割合を、二重の円環状グラフで示す構成としてもよく、この場合には、内側または外側の少なくとも一方の円環状グラフを回転可能としておけばよい。