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JP5111973B2 - エレベータ用操作盤とその表示方法 - Google Patents
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本発明は、エレベータ乗りかご内の操作盤およびその表示方法に関する。
一般に、エレベータの乗りかご内の操作盤には、利用者が、その行先階を登録するための行先階ボタンが設けられている。また、乗りかごが停止して戸開中に、乗りかご内乗客が、戸開状態を維持するため、又は戸閉動作中の戸を反転戸開させるための戸開ボタンと、戸開時に戸閉させるための戸閉ボタンとが設置されている。また、多くの場合、戸開ボタンと戸閉ボタンは隣り合って配置される。戸開ボタン及び戸閉ボタンは矢印等の記号や文字でその機能が表示されるが、戸開ボタンと戸閉ボタンの区別がつきにくい。このため、戸閉動作中に急に人が乗り込んできた時などに、戸開ボタンを押そうとして誤って戸閉ボタンを押してしまうケースや、迷っているうちに戸閉動作が完了してしまうケースが頻発する。また、戸開閉時の誤操作は、上記のように咄嗟の判断が要求される戸閉動作中に起ることが多い。
このため、例えば特許文献1に示されるように、戸開ボタンを戸閉ボタンより大きく、明るい色にして、戸開ボタンと戸閉ボタンの判別を容易にすることによって誤操作を防止するようにしたものがある。
また、特許文献2に示されるように、戸開及び戸閉ボタンを液晶タッチパネル方式とし、戸閉開始から着床し戸開完了までは戸開ボタンのみ表示し、戸開動作完了後戸閉動作開始までは戸閉ボタンのみ表示することにより誤操作を防止するようにしたものがある。
特開2004-315225号公報 特開平8-319077号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、大きく、明るい色のボタンが戸開ボタンであることが一般に浸透していない場合、従来と同様に誤った操作をすることが考えられる。
また、特許文献2の方法では、戸開ボタンと戸閉ボタンのいずれか一方のみ表示するため誤操作を防止する点では効果的である。しかし、表示されているボタンとは違うボタンを押す必要があるときに、戸開ボタン及び戸閉ボタンの両方を表示するための表示切替えボタンを押す必要があり、操作性が低下することになる。
本発明は、操作性を損なうことなく、戸の開閉動作時の誤操作を防止することを目的とする。
本発明の望ましい実施態様においては、エレベータ乗りかご内に設置され、戸開ボタン及び戸閉ボタンを備えるエレベータ用操作盤において、前記戸開ボタンが画像表示部を有し、この表示部において戸開機能をアニメーション表示することを主特徴とする。
本発明の望ましい実施態様においては、前記戸開ボタンの表示部において、ドアが開いていく様子をアニメーション表示する。
本発明の望ましい具体的な実施態様においては、前記戸開ボタンの表示部において、開度の異なる複数のドア画像の変遷により、ドアが開いていく様子を表示する。
本発明の望ましい他の実施態様においては、戸開ボタンだけでなく、戸閉ボタンも、戸開時に、その表面の表示部で、戸が閉じていく様子をアニメーション表示する。
さらに、本発明の望ましい他の実施態様においては、戸閉動作中には、戸開ボタンのみアニメーション表示し、戸閉ボタンは静止画を表示もしくは非表示とする。
アニメーション表示の他の例としては、黒い丸の中央から白い丸が大きく開けていくことで戸開ボタンを表し、逆に、この白い丸が小さく閉じていくことで戸閉ボタンを表すなど、種々の変形が考えられる。
本発明の望ましい実施態様によれば、戸開ボタンを直感的に認識することができ、または、戸閉ボタンとは区別して直感的に認識することができ、戸閉動作中または全開中の誤操作を防止できる。
また、本発明の望ましい実施態様によれば、誤操作が起りやすい戸閉動作中には、戸開ボタンのみアニメーション表示し、戸閉ボタンは静止画を表示もしくは非表示とすることにより、戸開ボタンの機能をより効果的に強調し、より確実に誤操作を防止できる。
本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べる実施形態の中で明らかにする。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態によるエレベータ用操作盤を備えたエレベータの全体概略構成図である。エレベータの乗りかご1は、シーブを経由してカウンターウェイトと繋れる。乗りかご1は、シーブに連結された巻上げ機8により昇降駆動され昇降路内を移動する。乗りかご1内には、エレベータ用操作盤2が設置され、かご上にはかご上制御装置9が搭載されている。エレベータ用操作盤2は、行先階を登録するための行先階ボタン3、乗りかごが戸開停止中に、戸閉させるための戸閉ボタン4、並びに、戸開停止時に戸開状態を維持させたり、戸閉動作中の戸を反転戸開させるための戸開ボタン5等を備えている。
一方、エレベータの各階ホールには、各階に乗りかごを呼ぶためのホールボタン6が配置され、機械室等には、ホールボタン6やエレベータ用操作盤2と接続され、エレベータ全体を制御する制御盤7が設置されている。
一般的なエレベータの制御は、例えば図1に示すような、ホールボタン6や行先階ボタン3により目的階が決定され、制御盤内のマイクロプロセッサ7h(以下、MPUと称する)により起動信号、停止信号、上昇信号、下降信号、速度指令等が生成される。これらの信号に基づいて、運転制御システムが巻き上げ機8の制御を行う。
図2は、一般的なエレベータ運転制御装置の概略構成図である。エレベータ運転制御装置(制御盤)7は、主回路装置7aと制御回路部7bを有する。主回路装置7aは、三相の交流電力を直流電力に変換するコンバータ部7cと、変換された直流電圧を平滑するコンデンサ7dと変換された直流電力を再び交流電力に変換するインバータ部7eを有する。制御回路部7bは、インバータ駆動回路7fと、エレベータ駆動制御部7gを有し、前記インバータ部7eから出力される電力を可変電圧・可変周波数制御し、巻き上げ機8の制御を行う。
図3は、図1の要部を拡大して示す正面図及び側断面図である。戸閉ボタン4及び戸開ボタン5は、エレベータ用操作盤2の表面に設置され、液晶表示部11と液晶駆動部12を備えている。液晶制御部10は、エレベータ用操作盤2内に設置され、液晶駆動部12を制御する。また、液晶制御部10は、戸閉ボタン用アニメーション生成部10a、戸開ボタン用アニメーション生成部10b、アニメーションデータ記憶部10c、並びにアニメーションデータ選択部10dを備えている。
エレベータ用操作盤2に電源が供給されれば、戸閉ボタン用アニメーション生成部10a及び戸開ボタン用アニメーション生成部10bは、アニメーションデータ記憶部10cからアニメーション生成用のデータをロードし、各液晶駆動部12にデータを送る。アニメーションデータ選択部10dは、戸の開閉状態信号を受け取り、戸開閉ボタン4,5の液晶表示部11において表示すべきデータを戸の開閉状態から判断し、アニメーション生成部10a,10bへ指示を送り、次に述べるようなアニメーション表示を行う。
図4は、本発明の第1の実施形態によるアニメーション表示の一例図である。戸閉ボタン4の液晶表示部11では、図4の4a→4eに示すような、戸が閉る様子を示すアニメーションを連続で表示する。一方、戸開ボタン5の液晶表示部11では、図4の5a→5eに示すような、戸が開く様子を示すアニメーションを連続で表示する。戸開ボタン5及び戸閉ボタン4の機能をアニメーションによって表示することにより、利用者が戸開ボタンと戸閉ボタンを直感的に区別して認識することができ、戸閉動作中や戸開時の誤操作を防止することができる。
図5は、本発明の第2の実施形態によるアニメーション表示の一例図である。図4と異なる点は、戸開ボタン5の液晶表示部11では、図4の5a→5eと同様に、戸が開く様子をアニメーション表示する一方で、戸閉ボタン4を戸閉時のイメージ4eの静止画のままで表示していることである。
このように、戸開ボタンと戸閉ボタンを、より明確に区別して表示することにより、利用者が戸開ボタンと戸閉ボタンを直感的に区別し易さが増し、戸閉動作中や戸開時の誤操作を防止することができる。
図6は、本発明の第2の実施形態によるアニメーション表示におけるアニメーションデータ選択部10dにおける制御処理フローチャートである。
乗りかご1の停止により、このフローはスタートする。まず、ステップ601において、戸開ボタン5と戸閉ボタン4の液晶表示部に、図4の5a→5e,4a→4eの戸が開閉する様子を示すアニメーション表示を行うように、各アニメーション生成部10a,10bに指示を送る。次に、ステップ602において戸閉動作に入ったと判断すると、ステップ603にて、今度は、図5で説明したモードで表示させる。すなわち、戸閉ボタン4の液晶表示部11には、図5の4eに示す静止画を表示する一方で、戸開ボタン5の液晶表示部には、図5の5a→5eに示す戸が開く様子を示すアニメーション表示を行うように、各アニメーション生成部10a,10bに指示を送る。ステップ604で、戸閉が終了しドアが閉じ切れば、この処理を終了する。
この実施形態によれば、誤操作が起きやすい戸閉動作中に、咄嗟に押す必要が発生しやすい戸開ボタン5のみが、アニメーション表示していることで、戸開ボタン5が目につきやすく、誤操作を防止できる。
図7は、本発明の第3の実施形態によるアニメーション表示におけるアニメーションデータ選択部10dにおける制御処理フローチャートである。この実施形態においては、戸閉ボタン4を操作する必要の無いときには、非表示とすることで、さらに、誤操作の機会を減らすものである。
図6と同様、乗りかご1の停止により、このフローはスタートする。まず、ステップ701において、ドアが全開であると判断すると、ステップ702に進んで、戸開ボタン5と戸閉ボタン4の液晶表示部に、図4の5a→5e,4a→4eの戸が開閉する様子を示すアニメーション表示を行うように、各アニメーション生成部10a,10bに指示を送る。
次に、ステップ703において戸閉動作に入ったと判断するか、または、ステップ701においてドアは全開していないと判断した場合、ステップ704に進む。このステップ704では、今度は、さらに異なるモードで表示させる。すなわち、戸閉ボタン4の液晶表示部11は非表示とする一方で、戸開ボタン5の液晶表示部には、図5の5a→5eに示す戸が開く様子をアニメーション表示するのである。
ステップ705で、戸閉が終了しドアが閉じ切れば、この処理を終了する。
この実施形態によれば、誤操作が起きやすい戸閉動作中に、押す必要が発生しやすい戸開ボタン5のみがアニメーション表示しており、かつ、操作する必要の無い戸閉ボタン4の表示が無いことで、戸開ボタン5しか目につかず、誤操作を確実に防止できる。
本発明の一実施形態によるエレベータ用操作盤を備えたエレベータの全体概略構成図である。 エレベータ運転制御装置の概略構成図である。 図1の要部を拡大して示す正面図及び側断面図である。 本発明の第1の実施形態によるアニメーション表示の一例図である。 本発明の第2の実施形態によるアニメーション表示の一例図である。 本発明の第2の実施形態によるアニメーション表示におけるアニメーションデータ選択部における制御処理フローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるアニメーション表示におけるアニメーションデータ選択部における制御処理フローチャートである。
符号の説明
1…エレベータの乗りかご、2…エレベータ用操作盤、3…行先階ボタン、4…戸閉ボタン、5…戸開ボタン、6…ホールボタン、7…制御盤(エレベータ運転制御装置)、7a…主回路装置、7b…制御回路部、7c…コンバータ、7d…平滑コンデンサ、7e…インバータ、7f…インバータ駆動回路、7g…エレベータ駆動制御部、7h…マイクロプロセッサ、8…巻き上げ機、9…かご上制御装置、10…液晶制御部、10a…戸閉ボタン用アニメーション生成部、10b…戸開ボタン用アニメーション生成部、10c…アニメーションデータ記憶部、10d…アニメーションデータ選択部、11…液晶表示部、12…液晶駆動部。

Claims (4)

  1. エレベータ乗りかご内に設置され、戸開ボタン及び戸閉ボタンを並べて配置したエレベータ用操作盤において、
    前記戸開ボタン及び戸閉ボタンがそれぞれ画像表示部を有すると共に、前記戸開ボタンの表示部においてドアが開いていく様子、前記戸閉ボタンの表示部においてドアが閉じていく様子をアニメーション表示する機能を有し、
    前記乗りかごの停止により、ドアが開いていく様子を前記戸開ボタンの表示部でアニメーション表示するとともに、ドアが閉じていく様子を前記戸開ボタンの表示部でアニメーション表示し、
    戸閉動作に入ったと判断された場合、前記戸閉ボタンの表示部は、戸閉時のイメージの静止画を表示し、前記戸開ボタンの表示部は、戸が開く様子を示すアニメーション表示を行うことを特徴とするエレベータ用操作盤。
  2. 請求項1において、前記ドアが開いていく様子および前記ドアが閉じていく様子は、それぞれ、前記戸開ボタンおよび前記戸閉ボタンの表示部において、開度の異なる複数のドア画像の変遷により表示することを特徴とするエレベータ用操作盤。
  3. 請求項1または2において、前記戸開ボタンおよび/または前記戸閉ボタンの前記表示部は、液晶表示部であることを特徴とするエレベータ用操作盤。
  4. エレベータ乗りかご内に設置され、戸開ボタン及び戸閉ボタンを並べて配置したエレベータ用操作盤の表示方法において、
    前記乗りかごの停止により、ドアが開いていく様子を前記戸開ボタンの表示部でアニメーション表示するとともに、ドアが閉じていく様子を前記戸開ボタンの表示部でアニメーション表示するステップと、
    戸閉動作に入ったと判断された場合、前記戸閉ボタンの表示部は、戸閉時のイメージの静止画を表示し、前記戸開ボタンの表示部は、戸が開いていく様子をアニメーション表示するステップを備えたことを特徴とするエレベータ用操作盤の表示方法。
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