JP5113491B2 - Persistent noise removal device and control / monitoring system - Google Patents
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Description
本発明は、例えばプラントの制御や監視などのためにそのプラントプロセスにおける状態量を計測する技術に係り、特に計測手段が出力する状態量計測信号から持続性のノイズを除去する技術に関する。 The present invention relates to a technique for measuring a state quantity in a plant process, for example, for plant control or monitoring, and more particularly to a technique for removing persistent noise from a state quantity measurement signal output by a measuring means.
例えば発電所、変電所、化学工場などのようなプラントでは、プラントプロセスの制御や監視のために、プラントプロセスにおける例えば液位、流量、圧力、電圧など多種多様な状態量について計測が行われている。こうした状態量計測では、測定対象や計測システムの構造によっては、それらの構造に起因するノイズ、特に測定対象や計測システムに生じる振動に起因するノイズが状態量計測信号に乗ってしまう場合がある。 For example, in a plant such as a power plant, a substation, and a chemical factory, measurement is performed on various state quantities such as liquid level, flow rate, pressure, and voltage in the plant process for control and monitoring of the plant process. Yes. In such state quantity measurement, depending on the structure of the measurement object and the measurement system, noise caused by the structure, particularly noise caused by vibration generated in the measurement object and measurement system, may ride on the state quantity measurement signal.
そのような例の代表的な1つとして、図15に示すような液位計測システム1とそれを用いた液位制御システム2がある。液位制御システム2は、貯液タンク3を含み、この貯液タンク3に液体4が貯留されている。貯液タンク3には、液体4を貯液タンク3に注入する液体注入配管5と液体4を貯液タンク3から排出する液体排出配管6が接続されている。液体排出配管6には、調節弁7が設けられ、この調節弁7により貯液タンク3から液体4の排出流量を調節できるようにされている。
As a typical example of such an example, there is a liquid
また貯液タンク3には、貯液タンク3の頂部で貯液タンク3に連通するように接続された上側計測用配管8uと貯液タンク3の底部で貯液タンク3に連通するように接続された下側計測用配管8dが設けられている。これら上側計測用配管8uと下側計測用配管8dは、互いの端部で連結されて液位計測用配管8を形成している。
Further, the
液位計測用配管8は、貯液タンク3に連通しているので貯液タンク3からの液体4で満たされ、貯液タンク3における液体4と同じレベルの液位を保っており、液位計測システム1による貯液タンク3の液位測定に用いられる。以下では液位計測用配管8に滞留する液体4を仮に液体4pとする。
Since the liquid
このように液位計測用配管8を介して貯液タンク3の液位を測定する構造としてあるのは、例えば液体4に半減期が比較的短い放射性物質が含まれているなどの理由から、液位計測用の機器を貯液タンク3に直接的に設置することができないなどの事情によるものである。そのため液位計測用配管8の配管長は、数十メートルになる場合もある。
The structure for measuring the liquid level of the
液位計測システム1は、液位計測手段として差圧計11を有している。差圧計11は、上側計測用配管8uと下側計測用配管8dの差圧として貯液タンク3の液位を計測する。
The liquid
差圧計11からの差圧計測信号、つまり液位計測信号S1は、制御装置13に提供される。制御装置13は、差圧計11から提供された液位計測信号S1に基づいて生成する液位調節弁制御信号S2を出力して調節弁7の開閉や開度を制御することで貯液タンク3における液体4の液位を一定に保つ。
The differential pressure measurement signal from the
以上のような液位制御システム2ないし液位計測システム1では、液位計測用配管8を用いていることに起因して、液位計測信号S1に特有のノイズが重畳する。
In the liquid
液位計測用配管8に滞留する液体4pは、貯液タンク3での液位の変化に応じて液位を変化させることになるが、何らかの原因で貯液タンク3の液位に変化を生じた場合、液体4pには、固有の振動数でかなりの時間にわたって持続する振動(スロッシング現象)が発生する。液体4pの滞留部分がU字形になっている液位計測用配管8の場合、その振動は周期が一定している定周期性の振動であり、その周波数fは下記(1)式で表される。
The liquid 4p staying in the liquid
f=1/2π・(g/L)1/2 (1)
ここで、gは重力加速度、Lは液位計測用配管8における液柱の長さであり、例えば、液位計測用配管8の長さが20mの場合、周波数fは約0.1Hz(周期約10秒)となる。
f = 1 / 2π · (g / L) 1/2 (1)
Here, g is the gravitational acceleration, and L is the length of the liquid column in the liquid
液位計測用配管8の液体4pに振動が発生すると、液体4pの液面が振動し、それにより液位計測信号S1は液体4pの液面の振動に応じた液位変化を含むことになる。なお、貯液タンク3での液体4は液位が一定になった状態であっても、液体4pの振動が収まらないことから、液位計測信号S1は、液体4pの振動に起因するために持続性であるノイズを結果として含むことになる。この関係を図16に示す。図16の上側は、貯液タンク3における実際の液位、図16の下側は、液位計測信号S1から得られる液位であり、液体4pの振動(以下ではこれをノイズ源振動と呼ぶ)による定周期で持続する持続性ノイズ(以下では適宜にノイズと略称する)に固有の波形で重畳している。なお、図ではノイズの周期を誇張してあり、実際には本来の液位信号との関係での周期は図の状態より長い場合もある。
When vibration occurs in the liquid 4p of the liquid
このようなノイズを液位計測信号S1が含んでいると、それが定周期で持続するものであることから、調節弁7が不必要な調節動作を過度に繰り返すことになる。その結果、貯液タンク3の液位にも振動をもたらし、それによりさらに液位計測用配管8の液体4pの振動が助長され、このことで振動を長引かせることになり、制御の安定性を損なうことになってしまう。また調節弁7の不必要な調節動作は、調節弁7の可動部を徒に磨耗させてしまうなどの問題を招くことになり、また貯液タンク3の液位が所定のレベルを逸脱した場合に警報を発するようにしてある場合であれば、不用な警報が発されて混乱をもたらすような問題も招くことになる。
If such a noise is included in the liquid level measurement signal S1, it continues at a constant period, so that the
こうしたことから、持続性ノイズに対する効果的なノイズ対策が求められる。そのノイズ対策としては、オリフィス方式、ローパスフィルタ方式、バンドストップフィルタ方式の各方式がある。以下では、これらについて順次説明する。 For these reasons, effective noise countermeasures against persistent noise are required. As countermeasures against the noise, there are an orifice method, a low-pass filter method, and a band stop filter method. Below, these are demonstrated one by one.
図17に示すのは、オリフィス方式を用いた液位制御システム15である。液位計測用配管8にはオリフィス16が設けられている。このオリフィス16は、以下のようにして液位計測用配管8における液体4pの振動を減弱させることでノイズを排除するのに機能する。
FIG. 17 shows a liquid
例えば貯液タンク3の液位が上昇した場合、貯液タンク3の液体4と液位計測用配管8の液体4pの静水頭差により、液体4は貯液タンク3から液位計測用配管8に流入しようとする。この場合、液位計測用配管8におけるオリフィス16は、貯液タンク3から液位計測用配管8への液体4の流入量を制限するように作用し、それによりノイズ源振動を減弱させる。その一方でオリフィス16は、液位計測用配管8における液位変化の貯液タンク3における液位変化に対する遅れをもたらす。すなわち液位計測用配管8の液位は、オリフィス16による流入量制限により、貯液タンク3の液位に対して遅れて変化する。この遅れは、ほぼ1次遅れとなる。またその1次遅れ回路の時定数は、オリフィス16の孔径に依存し、孔径を小さくすると大きくなり、孔径を大きくすると小さくなる。
For example, when the liquid level in the
図18に、液位計測用配管8の液位変化幅と貯液タンク3の液位変化幅の間の伝達関数(1次遅れ)の内、ゲイン(=計測液位の振幅/実液位の振幅)の周波数特性を示す。これに見られるように、液位計測用配管8の液位変化幅は、周波数が1次遅れ回路のしゃ断周波数を超えると、周波数が高くなるにつれて小さくなる。なお、1次遅れ回路の時定数としゃ断周波数の関係は、下記(2)式で表される。
FIG. 18 shows the gain (= measured liquid level amplitude / actual liquid level) in the transfer function (first-order lag) between the liquid level change width of the liquid
しゃ断周波数=1/(2π・時定数) (2)
ここで、オリフィス16の孔径は、前記1次遅れ回路のしゃ断周波数が液位計測用配管8におけるノイズ源振動の周波数より多少低めになるよう、小さ目に設定する。これは、しゃ断周波数を高めに設定すると、前述のようにノイズ源振動を十分に減弱させることが出来ないからである。また、しゃ断周波数を余り低めに設定すると、ノイズ源振動を十分に減弱させることができるものの、液体4pの液位変化が緩慢になってしまい、制御の動特性を悪化させてしまうからである。なお、制御の動特性悪化の例としては、応答時間が長くなる、オーバーシュート量が大きくなる、整定時間が長くなるなどが挙げられる。
Cut-off frequency = 1 / (2π · time constant) (2)
Here, the hole diameter of the
図19に、図17の液位制御システム15における液位計測信号S1から得られる液位の時間変化と貯液タンク3における実液位の時間変化を示す。これに見られるように、液位制御システム15では、オリフィス16によりノイズ源振動が減弱され、図15の液位制御システム2に比べてノイズのレベルが低下している。しかし液位制御システム15では、上述のような1次遅れがあることから、例えば液位が変化幅の90%に到達する時刻を比較すると、1次遅れの時定数程度の遅れを生じ、これにより制御の動特性が悪くなるといった問題を残しており、オリフィス方式は十分なノイズ対策とならない。
FIG. 19 shows the time change of the liquid level obtained from the liquid level
図20に示すのは、ローパスフィルタ方式を用いた液位制御システム17である。液位制御システム17では、差圧計11から制御装置13に液位計測信号S1を伝送する信号ラインにLPF( ローパスフィルタ)18を挿入している。LPF18のしゃ断周波数は、上述の液位制御システム15の場合と同様に、液体4pの振動の周波数より多少低めに設定する(図18参照)。これにより、差圧計11からの液位計測信号S1をLPF18で処理して得られるノイズ除去後液位計測信号S4は、図19の場合と同様に、ノイズのレベルが低下する。しかしLPF18が遅れを有しており、その遅れ特性から、例えば液位が変化幅の90%に到達する時刻を比較すると、図19の場合と同様に、1次遅れの時定数程度の遅れを生じることになる。
FIG. 20 shows a liquid
このことは、液体4pの振動に起因するノイズの特性による問題として捉えることもできる。すなわち液体4pの振動は、液位計測用配管8の配管長が長くなると、その周期が数秒〜十数秒程度となり、貯液タンク3における液体4の液位変化における数秒〜数十秒程度の周期に近接するという特性がある。そしてそのために液体4pの振動に起因するノイズをLPF18で液位計測信号S1から十分に除去しようとすると、液位計測信号における本来の信号を鈍らせてしまことから、制御の動特性を悪化させるという問題を招き、一方、液位計測信号における本来の信号の鈍りを防ごうとすると、十分なノイズ除去を行えないという問題を招くということである。そしてこうしたことにより、制御の動特性などが悪くなるといった問題を残しており、ローパスフィルタ方式も十分なノイズ対策とならない。
This can also be regarded as a problem due to noise characteristics caused by the vibration of the liquid 4p. That is, the vibration of the liquid 4p has a cycle of about several seconds to several tens of seconds when the pipe length of the liquid
図21に示すのは、バンドストップフィルタ方式を用いた液位制御システム21である。液位制御システム21では、差圧計11から制御装置13に液位計測信号S1を伝送する信号ラインにBSF( バンドストップフィルタ;帯域消去フィルタ)22を挿入している。BSF22の消去中心周波数は、ノイズ源振動の周波数と同じにする。図22に、BSF22の伝達関数の内、ゲイン(=計測液位の振幅/実液位の振幅)の周波数特性を示す。これに見られるように、差圧計11からの液位計測信号S1をBSF22で処理して得られるノイズ除去後液位計測信号S4の変化幅は、ノイズ源振動の周波数がBSF22の消去中心周波数近傍の場合、小さくなっている。
FIG. 21 shows a liquid
図23は、貯液タンク3内の液位が変化した際のノイズ除去後液位計測信号S4の時間変化を貯液タンク3における実液位の時間変化とともに示している。これに見られるように、液位制御システム21では、BSF22により液位計測信号S1からノイズが除去され、図15の液位制御システム2に比べてノイズのレベルが低下している。そしてそのノイズ除去性は、ローパスフィルタ方式よりも優れており、しかもノイズ除去後液位計測信号S4が貯液タンク3における実際液位の変化に対してほとんど遅れていない。
FIG. 23 shows the time change of the liquid level measurement signal S4 after noise removal when the liquid level in the
したがってバンドストップフィルタ方式は、液体4pの振動に起因するノイズ(これは上述のように本来の信号と周期が近接している)についても、BSF22の消去中心帯域を十分に狭くすることで、有効性の高いノイズ対策になるといえる。しかしバンドストップフィルタ方式では、ノイズ源振動の周波数変化への対応問題がある。すなわちBSF22の消去中心帯域が固定的であることから、ノイズ源振動の周波数が何らかの理由により変化した場合に、ノイズの帯域が狭い消去中心帯域から外れてBSF22がノイズ除去能を発揮できなくなるという問題である。これについては、BSF22の消去中心帯域をノイズ源振動の周波数変化に応じて調節できるようにすることで対応可能であるが、それにはノイズ源振動の周波数の常時的な監視が必要となり、液位制御システム21の構造などが複雑化し、またシステム管理が煩雑になってしまうといった問題を招く。一方、BSF22の消去中心帯域を広くすると、ノイズ源振動の周波数変化への対応性を高めることができるものの、ノイズ除去性や即応性が低下するという問題を招く。こうしたことからバンドストップフィルタ方式も十分なノイズ対策とならない。
Therefore, the band stop filter method is effective by sufficiently narrowing the erasure center band of the
ここで、状態量計測信号からフィルタなどによりノイズを除去する技術としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示の例が知られている。
Here, as a technique for removing noise from a state quantity measurement signal by a filter or the like, examples disclosed in
本発明は、状態量計測信号についてのノイズ対策における上述のような従来の事情を背景になされてものであり、状態量計測信号に重畳している持続性ノイズについて、より効果的なノイズ対策を可能とする持続性ノイズ除去装置の提供を課題としている。 The present invention is made in the background of the above-described conventional situation in noise countermeasures for state quantity measurement signals, and more effective noise countermeasures are provided for persistent noise superimposed on the state quantity measurement signals. It is an object to provide a continuous noise removal device that can be used.
上述のように状態量計測信号に重畳するノイズにはノイズ源振動起因の持続性ノイズがあり、この持続性ノイズが特に問題である。したがってノイズ対策としては、持続性ノイズの除去が特に重要となる。状態量計測信号に重畳する持続性ノイズは、上述の例のように定周期性である場合が一般的である。こうした持続性ノイズの特性に着目する。またそれとともに、特開昭60−33754号公報に開示の例のような位相同期回路(Phase-locked loop:PLL)の機能性に着目する。 As described above, noise superimposed on the state quantity measurement signal includes persistent noise caused by noise source vibration, and this persistent noise is a particular problem. Therefore, removal of persistent noise is particularly important as a noise countermeasure. In general, the persistent noise superimposed on the state quantity measurement signal is regularly periodic as in the above-described example. Focus on these persistent noise characteristics. At the same time, attention is paid to the functionality of a phase-locked loop (PLL) as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-33754.
PLLは、位相比較手段(通常は位相比較器として構成される)、位相補償手段(通常はループフィルタとして構成される)、および電圧制御発振手段(通常は電圧制御発振器として構成される)を含んでなり、入力信号と周波数が同じで位相が同期した信号を発振する。こうしたPLLの機能性は、状態量計測信号における持続性ノイズの定周期性と考え合わせると、その持続性ノイズをより鋭敏に除去するノイズ除去手段として活用することが可能である。すなわちPLLは、入力信号の特定成分についての信号を生成するように機能させることができ、この機能により、定周期性であり、しかも本来の信号と周期が近接している持続性ノイズをそれが重畳している状態量計測信号からきわめて鋭敏に除去することが可能になるということである。 The PLL includes phase comparison means (usually configured as a phase comparator), phase compensation means (usually configured as a loop filter), and voltage controlled oscillation means (usually configured as a voltage controlled oscillator). It oscillates a signal whose frequency is the same as the input signal and whose phase is synchronized. The functionality of the PLL can be used as a noise removal means that removes the persistent noise more sharply when combined with the periodicity of the persistent noise in the state quantity measurement signal. In other words, the PLL can function to generate a signal for a specific component of the input signal, and this function makes it possible to generate persistent noise that has a constant periodicity and a period close to that of the original signal. This means that it becomes possible to remove the superposed state quantity measurement signal very sensitively.
本発明は以上のような知見に基づいており、上記課題を解決するために、計測対象の状態量を計測する計測手段が出力する状態量計測信号から当該状態量計測信号に重畳している持続性のノイズを除去する持続性ノイズ除去装置において、前記ノイズに周波数と位相が同じである信号をノイズ波形信号として生成するノイズ波形信号生成手段、前記ノイズについて振幅を検出するノイズ振幅検出手段、前記ノイズ波形信号に前記ノイズ振幅を乗算してノイズ除去用信号を生成するノイズ除去用信号生成手段、および前記状態量計測信号から前記ノイズ除去用信号を減算してノイズ処理済信号を生成するノイズ処理済信号生成手段を備えていることを特徴としている。 The present invention is based on the knowledge as described above, and in order to solve the above-described problem, the state quantity measurement signal output from the measurement unit that measures the state quantity of the measurement target is continuously superimposed on the state quantity measurement signal. A noise waveform signal generating means for generating a signal having the same frequency and phase as the noise as a noise waveform signal; a noise amplitude detecting means for detecting an amplitude of the noise ; Noise removing signal generating means for generating a noise removing signal by multiplying the noise waveform signal by the noise amplitude, and noise for generating a noise processed signal by subtracting the noise removing signal from the state quantity measurement signal It is characterized by comprising processed signal generation means.
上記のような持続性ノイズ除去装置におけるノイズ波形信号生成手段は、上述のようにPLL構成を基本とすることになる。したがって本発明では、上記のような持続性ノイズ除去装置について、そのノイズ波形信号生成手段は、位相比較手段として位相比較器、位相補償手段としてループフィルタ、および電圧制御発振手段として電圧制御発振器を含むものとし、位相補償手段は、比例演算手段と積分演算手段を含み、さらに微分演算手段を含む比例積分微分制御方式とされることを特徴としている。また、ノイズ振幅検出手段は、ハイパスフィルタ、整流回路、および平滑回路を有することを特徴としている。 The noise waveform signal generating means in the persistent noise removing apparatus as described above is based on the PLL configuration as described above. Therefore, in the present invention, the noise waveform signal generating means of the above-described persistent noise removing apparatus includes a phase comparator as the phase comparing means , a loop filter as the phase compensating means , and a voltage controlled oscillator as the voltage controlled oscillating means. The phase compensation means includes a proportional operation means and an integral operation means, and further is a proportional integral differential control system including a differential operation means . Further, the noise amplitude detection means has a high-pass filter, a rectifier circuit, and a smoothing circuit.
このように、位相補償手段を比例積分微分制御方式にして機能性を向上させることにより、除去対象の持続性ノイズに位相の急激な変化を生じた場合でも、十分な応答性を確保することができるようになり、ノイズ除去性を高めることができる。 In this way, by making the phase compensation means a proportional-integral-derivative control system and improving its functionality, it is possible to ensure sufficient responsiveness even when a sudden phase change occurs in the persistent noise to be removed. As a result, noise eliminability can be improved.
また本発明では、上記のような持続性ノイズ除去装置について、そのノイズ波形信号生成手段における電圧制御発振手段は、前記ノイズに位相が同じである正弦波を前記ノイズに同期させて1周期分発生するワンショット正弦波発生手段を含むものとしている。 Further, in the present invention, the voltage controlled oscillation means in the noise waveform signal generating means for the persistent noise removing apparatus as described above generates a sine wave having the same phase as the noise for one period. One-shot sine wave generating means is included.
このようにすることにより、ノイズ波形信号の生成に際してノイズへの位相の同期化処理を不要にすることができる。このため、除去対象の持続性ノイズに位相の急激な変化を生じた場合の応答性を改善でき、ノイズ除去性を高めることができる。 By doing so, it is possible to eliminate the process of synchronizing the phase with noise when generating the noise waveform signal. For this reason, it is possible to improve the responsiveness when a sudden phase change occurs in the continuous noise to be removed, and to improve the noise eliminability.
また本発明では、上記のような持続性ノイズ除去装置について、そのノイズ波形信号生成手段は、前記ノイズの振幅の最大値と前記ノイズの微分値の最大値から演算することで前記ノイズ振幅を検出するようにするものとしている。 In the present invention, the noise waveform signal generating means detects the noise amplitude by calculating from the maximum value of the amplitude of the noise and the maximum value of the differential value of the noise. I am trying to do that.
このようにすることにより、ノイズ振幅の検出における時間遅れをより少なくすることができ、これにより除去対象の持続性ノイズに振幅の急激な変化を生じた場合の応答性を改善することができ、ノイズ除去性を高めることができる。 By doing so, it is possible to reduce the time delay in the detection of the noise amplitude, thereby improving the responsiveness when a sudden change in amplitude occurs in the persistent noise to be removed, Noise eliminability can be improved.
以上のような持続性ノイズ除去装置は、これをプラントなどにおける制御/監視システムに適用することで、その効用をより効果的に発揮させることができる。そこで本発明では、計測対象の状態量を計測する計測手段で得られる状態量計測結果に基づいて制御や監視を行うようになっている制御/監視システムについて、上記のような持続性ノイズ除去装置を備えさせるものとしている。 The persistent noise removing apparatus as described above can exert its utility more effectively by applying it to a control / monitoring system in a plant or the like. Therefore, in the present invention, a continuous noise removing apparatus as described above is used for a control / monitoring system that performs control and monitoring based on a state quantity measurement result obtained by a measuring unit that measures a state quantity to be measured. It is supposed to be equipped with.
また上記のような持続性ノイズ除去装置は、上述の例のような液位制御システムに対して特に有効である。そこで本発明では、上記のような制御/監視システムについて、前記計測対象の状態量として、貯液タンクに貯留された液体の液位を含むものとしている。 Further, the continuous noise removing device as described above is particularly effective for the liquid level control system as in the above-described example. Therefore, in the present invention, the control / monitoring system as described above includes the liquid level stored in the liquid storage tank as the state quantity to be measured.
以上のような本発明によれば、状態量計測信号に重畳している持続性ノイズについて、より効果的なノイズ対策が可能となる。 According to the present invention as described above, more effective noise countermeasures can be taken for the persistent noise superimposed on the state quantity measurement signal.
以下、本発明を実施するための形態について説明する。図1に、第1の実施形態による液位制御システム31とそこにおける液位計測システム32の構成を模式化して示す。液位制御システム31は、その基本的に構成として、上述した図15の液位制御システム2と同様である。したがって液位制御システム2と共通する要素について、図15におけるのと同一の符号を付して示し、それらについての説明は省略する。
Hereinafter, modes for carrying out the present invention will be described. In FIG. 1, the structure of the liquid
液位計測システム32は、差圧計11から制御装置13に液位計測信号S1を伝送する信号ラインに持続性ノイズ除去装置33が設けられている。持続性ノイズ除去装置33は、液位計測信号S1からノイズの成分を抽出するノイズ成分抽出手段として機能するHPF(ハイパスフィルタ)34、ノイズ波形信号生成手段として機能するPLL(Phase-locked loop:位相同期回路)35、ノイズ振幅検出手段として機能するレベル検出器36、ノイズ除去用信号生成手段として機能する乗算器37、およびノイズ処理済信号生成手段として機能する減算器38を備えてなる。
In the liquid
図2に、PLL35の構成をHPF34との関係で示す。PLL35は、位相比較手段として機能する位相比較器39、位相補償手段として機能するループフィルタ40、および電圧制御発振手段として機能する電圧制御発振器41を含む。
FIG. 2 shows the configuration of the
PLL35の前段に設けられたHPF34は、液位計測信号S1からノイズの成分を大まかに抽出し、粗ノイズ信号S11を生成する。したがってHPF34の通過帯域は、液位計測信号S1に重畳するノイズの周波数程度、より具体的には液位計測システム32で通常的に発生するノイズ源振動の周波数程度することになる。PLL35は、この粗ノイズ信号S11を入力信号とし、入力信号のHPF38による処理、HPF38の出力の位相比較器39による処理、位相比較器39の出力のループフィルタ40による処理、ループフィルタ40の出力に基づく電圧制御発振器41での処理という各処理、および電圧制御発振器41の出力を位相比較器39にフィードバックするフィードバック制御により、入力信号における特定の成分と周波数が同じで位相が同期した信号をノイズ波形信号S12として出力する。このようなPLL35の動作原理は周知であることから、それらについての詳しい説明は省略する。ここで、位相比較は、周波数比較でもあり、したがって位相比較器39は、位相比較に機能するとともに周波数比較にも機能する。
The
図3に、ループフィルタ40の構成を示す。ループフィルタ40は、比例積分制御器と機能的に同等で、その比例積分制御機能によりPLL35でのフィードバックループで必要となる位相補償を行う。そのためループフィルタ40は、比例器43と積分器44を有しており、位相比較器39からの出力信号を入力信号とし、その入力信号を比例器43と積分器44それぞれで演算し、その結果を加算器45で加算して出力信号を生成し、それを電圧制御発振器41に入力させる。ここで、PLL35が出力するノイズ波形信号S12の位相や周波数が液位計測信号S1に対して迅速かつ安定的に応答する必要があることから、ループフィルタ40に設定する制御定数は、両条件を満たす折衷値にする。
FIG. 3 shows the configuration of the
図4に、レベル検出器36の構成を示す。レベル検出器36は、HPF(ハイパスフィルタ)46、整流回路47、および平滑回路48を有している。そしてHPF46により入力信号である液位計測信号S1から直流成分や超低周波成分を除去した後、整流回路47と平滑回路48で順次処理し、これにより液位計測信号S1に重畳のノイズについてノイズ振幅信号S13を生成する。なお、HPF46は、その機能をHPF34に負わせるようにすることで省略することが可能である。
FIG. 4 shows the configuration of the
図5に、液位計測システム32の動作の説明のために、差圧計11、PLL35、レベル検出器36、乗算器37、および減算器38それぞれの出力信号の時間変化を示す。貯液タンク3に対する液体4の注入や排出などで貯液タンク3の液位が変化すると、その液位変化に液位計測用配管8での液位が追従する過程で液位計測用配管8の液体4pに振動を生じる。また、貯液タンク3に対する液体4の注入や排出あるいは貯液タンク3に加わる振動などで貯液タンク3の液体4の液面が傾くと、スロッシング現象と呼ばれる現象として、液体4に振動を生じ、これに伴って液位計測用配管8の液体4pにも振動を生じる。そしてこうした液体4pの振動がノイズ源振動となって液位計測信号S1に持続性ノイズが重畳する(図5の(1))。
FIG. 5 shows temporal changes in output signals of the
PLL35は、HPF34からの粗ノイズ信号S11を入力とし、図5の(2)に示すように、液位計測信号S1に重畳のノイズと周波数が同じで位相が同期したノイズ波形信号S12を出力する。レベル検出器36は、液位計測信号S1を入力とし、図12の(3)に示すノイズ振幅信号S13を生成して出力する。乗算器37は、PLL35からのノイズ波形信号S12とレベル検出器36からのノイズ振幅信号S13を乗算し、図12の(4)に示すノイズ除去用信号S14を生成して出力する。減算器38は、液位計測信号S1からノイズ除去用信号S14を減算し、図12の(5)に示すノイズ処理済信号S15を生成して出力する。
The
以上のような持続性ノイズ除去装置33で得られるノイズ処理済信号S15には、上述のようなノイズ源振動によるノイズの重畳が実質的にないといえる。またノイズ処理済信号S15は、大きな遅れを伴うこともない。つまり液位計測システム32では、持続性ノイズ除去装置33により、きわめて効果的なノイズ除去がなされているということである。このため液位制御システム31では、より高精度な制御を安定的に行うことが可能となる。なお、本実施形態では持続性ノイズ除去装置33を制御装置13の前段に設けているが、制御装置13と調節弁7の間に持続性ノイズ除去装置33を設けるようにしても機能的には同等である。
It can be said that the noise-processed signal S15 obtained by the persistent
次に、第2の実施形態について説明する。上述のようにループフィルタ40では、PLL35が出力するノイズ波形信号S12の位相や周波数が液位計測信号S1に対して迅速かつ安定的に応答するという条件を満たすような折衷値としてその制御定数が設定される。そのため液位計測信号S1に重畳のノイズの周波数や位相が急激に変化した場合にノイズ波形信号S12に応答の遅れを生じることがある。第2の実施形態は、このことについて改善を図るもので、その他の構成については第1の実施形態におけるそれらと同様である。ここで、ノイズの周波数や位相の急激な変化は、例えばノイズ源振動が貯液タンク3や液位計測用配管8に生じている状態で新たな振動原因が加わって、それまでのノイズ源振動とは周波数や位相の異なるノイズ源振動を発生するなどして生じ、特に位相について急激な変化を生じる場合が多い。
Next, a second embodiment will be described. As described above, in the
図6に、第2の実施形態におけるループフィルタ51の構成を示す。ループフィルタ51は、第1の実施形態におけるループフィルタ40が比例積分制御方式であったのに対し、比例積分微分制御方式としている。すなわちループフィルタ51は、比例器43と積分器44を有するのに加えて微分器52を有しており、図2の位相比較器39からの出力信号を入力信号とし、その入力信号を比例器43、積分器44、微分器52のそれぞれで演算し、その結果を加算器45で加算して出力信号を生成し、それを電圧制御発振器41に入力させる。
FIG. 6 shows the configuration of the
このように比例積分微分制御方式としてことにより、ノイズの周波数や位相に急激な変化を生じても、微分機能の働きにより、PLL35からのノイズ波形信号S12の周波数や位相を迅速に追従させることができ、したがってノイズ波形信号S12の応答の遅れについて改善することができ、より効果的なノイズ除去が可能となる。
As described above, the proportional integral differential control method allows the frequency and phase of the noise waveform signal S12 from the
次に、第3の実施形態について説明する。PLL35における電圧制御発振器41は、その発振信号の周波数を入力電圧に応じて変化させるようになっているが、発振信号の位相を液位計測信号S1に重畳のノイズの位相に一致させるよう動作をそれ自身で積極的になすものではない。このため、液位計測信号S1に重畳のノイズの位相や周波数が変化した場合、その変化に追従するのに数周期分の時間を要する。このような追従の遅れは、ノイズの周期が数秒〜十数秒程度といった長周期である場合には大きな影響を及ぼす。第3の実施形態は、第1の実施形態における電圧制御発振器41の機能を改善することで上記のような追従遅れの改善を図るもので、その他の構成については第1の実施形態におけるそれらと同様である。
Next, a third embodiment will be described. The voltage-controlled
図7に、第3の実施形態における電圧制御発振器53の構成を示し、図8に、電圧制御発振器53における各機能要素からの出力信号の時間変化を示す。電圧制御発振器53は、HPF54、第1波形整形回路55、微分回路56、整流回路57、ワンショット正弦波発生回路58、第2波形整形回路59、減算器(位相差演算器)60、積分回路61、積算器62、および加算器63を含んでいる。
FIG. 7 shows the configuration of the voltage controlled
HPF54は、図2のループフィルタ40または図6のループフィルタ51からの出力信号を入力信号X1とし、これを処理して信号X2を出力する。第1波形整形回路55は、信号X2を入力とし、信号X2の信号が正の場合は1、負の場合は0となるように演算し、信号X3を出力する。微分回路56は、信号X3を微分して信号X4を出力する。整流回路57は、信号X4を入力とし、信号X4の値が正の場合のみ1となるよう信号X5を出力する。
The
ワンショット正弦波発生回路58は、ワンショット正弦波発生手段であり、液位計測信号S1に重畳のノイズに位相が同じである正弦波をそのノイズに同期させて1周期分発生する。具体的にはワンショット正弦波発生回路58は、信号X5を入力とし、信号X5が1になったタイミングで正弦波を1周期分、信号X6として出力する。またワンショット正弦波発生回路58は、後述する加算器63からの信号X11も入力し、この信号X11の値を基にして1周期分の正弦波の周期を設定する。
The one-shot sine
第2波形整形回路59は、信号X6を入力とし、信号X6の信号が正の場合は1、負の場合は0となるように演算し、信号X7を出力する。減算器60は、信号X3から信号X7の値を減じ、信号X8を出力する。ここで、液位計測信号S1に重畳のノイズの周期が本発振回路の周期に対して長い場合には、その周期の差分の時間だけ+1のパルスが出力される。逆に、液位計測信号S1に重畳のノイズの周期が本発振回路の周期に対して短い場合には、その周期の差分の時間だけ−1のパルスが出力される。
The second
積分回路61は、信号X8を入力とし、信号X8を積分して信号X9を出力する。これにより、信号X9の値が周期の差分に比例することになる。また積分回路61は、信号X5も入力し、信号X5が1になった場合には、積分値をゼロにリセットする。積算器62は、信号X9を入力とし、信号X5が1の場合のみ積算演算を実施し、信号X10を出力する。加算器63は、信号X10にバイアス値を加算し、信号X11を出力する。なお、信号X11のレベルは、電圧制御発振器53の発振周波数の逆数、つまり周期に対応する。また、電圧制御発振器53の発振周波数については、貯液タンク3や液位計測用配管8での液体4や液体4pの振動とは明らかに異なる振動との混同を回避するため、上限と下限を設定する。
The
以上のように本実施形態の電圧制御発振器53は、ワンショット正弦波発生手段であるワンショット正弦波発生回路58で発生させた1周期分の正弦波を利用してノイズ波形信号S12を発振する。このようなワンショット正弦波方式で発振を行う電圧制御発振器53を用いた位相同期処理構造では、液位計測信号S1に重畳のノイズに対する位相合せが実質的に不要となり、周波数合わせだけで済む。したがって、追従遅れについて効果的に改善することができ、このことで高い応答性を実現でき、ノイズ除去性をさらに高めることができる。
As described above, the voltage controlled
ここで、電圧制御発振器53の上述のような構成は、ワンショット正弦波方式の発振として特に好ましい形態の1つであるものの、これに限られるものでない。要は、ワンショット正弦波発生手段で発生させる1周期分の正弦波を利用してノイズ波形信号を発振することができればよく、そうした発振器には適宜の構成を与えることができる。
Here, the above-described configuration of the voltage-controlled
次に、第4の実施形態について説明する。第1の実施形態における図5のレベル検出器36は、HPF46、整流回路47、平滑回路48で構成されている。こうしたレベル検出器36における平滑回路48は、時間遅れという特性を有している。このため液位計測信号S1に重畳のノイズの位相や周波数が変化した場合に、それへの追従に遅れを生じる。このような追従の遅れは、ノイズの周期が数秒〜十数秒程度といった長周期である場合には大きな影響を及ぼす。第4の実施形態は、第1の実施形態におけるレベル検出器36の機能を改善することで上記のような追従遅れの改善を図るもので、その他の構成については第1の実施形態ないし第3の実施形態におけるそれらと同様である。
Next, a fourth embodiment will be described. The
図9に、第4の実施形態におけるレベル検出器65の構成を示し、図10に、レベル検出器65における各機能要素からの出力信号の時間変化を示す。レベル検出器65は、HPF66、第1ゼロ通過判定回路67、微分回路68、第1絶対値演算回路69、乗算器70、第1サンプルホールド回路71、第1スイッチ72、第2ゼロ通過判定回路73、第2絶対値演算回路74、第2サンプルホールド回路75、第2スイッチ76、および第3スイッチ77を含んでいる。
FIG. 9 shows a configuration of the
HPF66は、液位計測信号S1を入力信号Y1とし、これを処理して信号Y2を出力する。第1ゼロ通過判定回路67は、信号Y2についてゼロ通過を判定し、その判定結果として信号Y3を出力する。信号Y3は、信号Y2がゼロ値を通過した際に1となり、それ以外は0となる。微分回路68は、信号Y2を微分して信号Y4を出力する。第1絶対値演算回路69は、信号Y4の値の絶対値を取って信号Y5を出力する。乗算器70は、信号Y5にパルス幅を2πで除した値、つまり角周波数を乗じることで信号Y6を出力する。なお、この場合のパルス幅には、第3の実施形態における電圧制御発振器53で得られる信号X11(図7)を用いる。
The
第1サンプルホールド回路71には、第1スイッチ72を介して信号Y6が入力する。第1スイッチ72は、信号Y3が1の場合、つまり信号Y2がゼロ通過の場合にONとなり、信号Y3が0の場合、つまり信号Y2がゼロ通過でない場合にはOFFとなる。したがって第1サンプルホールド回路71は、信号Y3が1の場合に信号Y6の値を取り込むことで、それまで保持していた値を更新し、一方、信号Y3が0の場合にはそれまでの値を保持し続けるという処理を行いつつ、信号Y7を出力する。
A signal Y 6 is input to the first
第2ゼロ通過判定回路73は、信号Y4についてゼロ通過を判定し、その判定結果として信号Y8を出力する。信号Y8は、信号Y4がゼロ値を通過した際に1となり、それ以外は0となる。第2絶対値演算回路74は、信号Y2の値の絶対値を取って信号Y9を出力する。
The second zero passage determination circuit 73 determines zero passage for the signal Y4 and outputs a signal Y8 as the determination result. The signal Y8 becomes 1 when the signal Y4 passes the zero value, and becomes 0 otherwise. The second absolute
第2サンプルホールド回路75には、第2スイッチ76を介して信号Y9が入力する。第2スイッチ76は、信号Y8が1の場合、つまり信号Y4がゼロ通過の場合にONとなり、信号Y8が0の場合、つまり信号Y4がゼロ通過でない場合にはOFFとなる。したがって第2サンプルホールド回路75は、信号Y8が1の場合に信号Y9の値を取り込むことで、それまで保持していた値を更新し、一方、信号Y8が0の場合にはそれまでの値を保持し続けるという処理を行いつつ、信号Y10を出力する。
The signal Y9 is input to the second
第1サンプルホールド回路71と第2サンプルホールド回路75それぞれの出力である信号Y7、信号Y10は、第3スイッチ77を通じて出力信号Y11として出力される。第3スイッチ77は、オルタネート型であり、信号Y3が1の場合には信号Y7側に接続されて保持され、信号Y8が1の場合には信号Y10側に接続されて保持される。
The signals Y7 and Y10, which are the outputs of the first
以上のような本実施形態のレベル検出器65は、液位計測信号S1に重畳のノイズの振幅の最大値とそのノイズの微分値の最大値から演算することでノイズ振幅を検出するものであり、液位計測信号S1に重畳のノイズの周期の半分の時間遅れでその周期の値を検出することができる。したがって、追従遅れについて効果的に改善することができ、このことで高い応答性を実現でき、ノイズ除去性をさらに高めることができる。
The
次に、第5の実施形態について説明する。図11に、第5の実施形態による液位制御システム81の構成を模式化して示す。液位制御システム81は、基本的には第1の実施形態の液位制御システム31と同様で、第1の液位計測システム82aと第2の液位計測システム82bとして2つの液位計測システムが設けられている点で相違している。この他の構成は液位制御システム31と共通するので、それらの共通要素については、図1におけるのと同一の符号を付して示し、説明を省略する。
Next, a fifth embodiment will be described. FIG. 11 schematically shows the configuration of a liquid level control system 81 according to the fifth embodiment. The liquid level control system 81 is basically the same as the liquid
第1の液位計測システム82aは、第1の液位計測用配管83aに第1の差圧計84aを設け、第1の差圧計84aが出力する第1の液位計測信号S21aを第1の持続性ノイズ除去装置85aで処理した後に制御装置13に入力させる構成とされている。一方、第2の液位計測システム82bは、第1の液位計測用配管83aと連通するようにして貯液タンク3に接続された第2の液位計測用配管86bに第2の差圧計84bを設け、第2の差圧計84bが出力する第2の液位計測信号S21bを第2の持続性ノイズ除去装置85bで処理した後に制御装置13以外の機器、例えば警報装置(図示を省略)に入力させる構成とされている。
In the first liquid
以上のような構成にあっては、第1の液位計測用配管83aと第2の液位計測用配管86bそれぞれの配管長が異なる。この場合、第1の液位計測用配管83aと第2の液位計測用配管86bのそれぞれで発生するノイズ源振動は、周波数が異なる。そして、第1の液位計測用配管83aと第2の液位計測用配管86bは、それぞれで発生する周波数の異なったノイズ源振動の影響を互いに受ける。このため、第1の差圧計84aからの第1の液位計測信号S21aと第2の差圧計84bからの第2の液位計測信号S21bには、第1の液位計測システム82aと第2の液位計測システム82bそれぞれにおけるノイズ源振動に起因するノイズが重畳することになる。つまり第1の液位計測信号S21aと第2の液位計測信号S21bには、第1の液位計測システム82aと第2の液位計測システム82bそれぞれにおけるノイズ源振動に起因し、それぞれ周波数の異なっている2種類のノイズが重畳することになる。また第1の液位計測信号S21aと第2の液位計測信号S21bには、第1の液位計測システム82aと第2の液位計測システム82bそれぞれに固有なノイズ源振動の高調波成分によるノイズが重畳する場合もある。
In the configuration as described above, the first liquid
したがって持続性ノイズ除去装置85(第1の持続性ノイズ除去装置85a、第2の持続性ノイズ除去装置85b)は、周波数がそれぞれ異なる複数のノイズに対応できるように構成する必要がある。図12に、持続性ノイズ除去装置85の構成を示す。持続性ノイズ除去装置85は、周波数がそれぞれ異なる2つのノイズに対応できる場合としたもので、それぞれPLL35、レベル検出器36、乗算器37を有した第1系ユニット88xと第2系ユニット88yを備えている。そして第1系ユニット88xと第2系ユニット88yそれぞれで得られる一次ノイズ除去用信号S14xと一次ノイズ除去用信号S14yは、加算器89で加算されることでノイズ除去用信号S14とされる。そしてこのノイズ除去用信号S14を減算器38で第1の液位計測信号S21aや第2の液位計測信号S21bから減算することで、ノイズ処理済信号S15が生成される。
Therefore, it is necessary to configure the persistent noise removing device 85 (the first persistent
ここで、本実施形態では除去対象のノイズの数を2としあるが、これ以上の数のノイズについてもユニットの数を増やすことで対応することができる。また本実施形態では、2つの持続性ノイズ除去装置85を並列接続で設けているが、直列接続によっても同様の機能が得られる。
Here, in the present embodiment, the number of noises to be removed is set to 2, but a larger number of noises can be dealt with by increasing the number of units. In this embodiment, the two continuous
次に、第6の実施形態について説明する。第6の実施形態では、本発明による持続性ノイズ除去装置を流量制御システムに適用する。図13に、第6の実施形態による流量制御システム91の構成を模式化して示す。
Next, a sixth embodiment will be described. In the sixth embodiment, the continuous noise removal apparatus according to the present invention is applied to a flow control system. FIG. 13 schematically shows the configuration of the flow
流量制御システム91は、流体92を流下させる配管93、配管93の途中に設けられたポンプ94、配管93を流下する流体92の流量を調節する流量調節弁95、流体92の流量を計測する計測手段であるオリフィス式の流量計96、流量計96からの流量計測信号(状態量計測信号)S22に対してノイズ除去処理を行う持続性ノイズ除去装置97、および持続性ノイズ除去装置97で処理して得られるノイズ処理済信号S23に基づいて流量調節弁95を制御する流量制御装置98を備えてなり、その流量計96から持続性ノイズ除去装置97までが流量計測システム99を形成している。
The flow
このような流量制御システム91では、ポンプ94の駆動などに伴って配管93や流体92などに振動を生じ、それがノイズ源振動となる。したがって持続性ノイズ除去装置97を上述の各実施形態における持続性ノイズ除去装置33や持続性ノイズ除去装置85と同様に構成することにより、ノイズ源振動に起因して流量計測信号S22に重畳するノイズを効果的に除去することができ、より高精度な流量制御を行えるようになる。
In such a flow
次に、第7の実施形態について説明する。第7の実施形態では、本発明による持続性ノイズ除去装置を圧力制御・監視システムに適用する。図14に、第7の実施形態による圧力制御・監視システム101の構成を模式化して示す。圧力制御・監視システム101は、流体102が流下する配管103、流体102の圧力を計測する計測手段である圧力計104、圧力計104からの圧力計測信号(状態量計測信号)S24に対してノイズ除去処理を行う持続性ノイズ除去装置105、および持続性ノイズ除去装置105で処理して得られるノイズ処理済信号S25に基づいて流体102の圧力を制御・監視するための制御・監視装置106を備えてなり、その圧力計104から持続性ノイズ除去装置105までが圧力計測システム107を構成している。
Next, a seventh embodiment will be described. In the seventh embodiment, the continuous noise removing apparatus according to the present invention is applied to a pressure control / monitoring system. FIG. 14 schematically shows the configuration of the pressure control /
このような圧力制御・監視システム101では、配管103の内部に設けられているフィルタなどの構造物108の下流でカルマン渦109などが発生することで配管103や流体102などに振動を生じ、それがノイズ源振動となる。したがって持続性ノイズ除去装置105を上述の各実施形態における持続性ノイズ除去装置33や持続性ノイズ除去装置85と同様に構成することにより、ノイズ源振動に起因して圧力計測信号S24に重畳するノイズを効果的に除去することができ、より高精度な圧力の制御や監視を行えるようになる。
In such a pressure control /
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、これらは代表的な例に過ぎず、本発明は、その趣旨を逸脱することのない範囲で様々な形態で実施することができる。例えば上記各実施形態は、計測対象の状態量が貯液タンクにおける液体の液位、配管を流下する流体の流量、配管を流下する流体の圧力であったが、これらに限られるものでなく、例えば温度、差圧、カロリー、加速度、速度、位置、面積、体積、電圧、電流、電力、周波数、位相角度、回転数、水素イオン濃度、導電率、密度、露点、湿度、中性子束レベル、放射線レベル、トルク、濃度、角度など様々な状態量の計測について本発明を適用することが可能である。また、以上では発電所、変電所、化学工場などのプラントにおける制御や監視を前提した例として説明したが、これに限られず、プラント以外における制御や監視などについても本発明を適用することが可能である。 As mentioned above, although the form for implementing this invention was demonstrated, these are only typical examples, This invention can be implemented with various forms in the range which does not deviate from the meaning. For example, in each of the above embodiments, the state quantity to be measured was the liquid level in the liquid storage tank, the flow rate of the fluid flowing down the pipe, the pressure of the fluid flowing down the pipe, but is not limited thereto, For example, temperature, differential pressure, calories, acceleration, speed, position, area, volume, voltage, current, power, frequency, phase angle, rotation speed, hydrogen ion concentration, conductivity, density, dew point, humidity, neutron flux level, radiation The present invention can be applied to measurement of various state quantities such as level, torque, concentration, and angle. In the above description, the example is based on the premise of control and monitoring in plants such as power plants, substations, and chemical factories. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to control and monitoring other than plants. It is.
3 貯液タンク
4 液体
8 液位計測用配管
11 差圧計(計測手段)
13 制御装置
31 液位制御システム(制御/監視システム)
33 持続性ノイズ除去装置
34 HPF(ノイズ成分抽出手段)
35 PLL(ノイズ波形信号生成手段)
36 レベル検出器(ノイズ振幅検出手段)
37 乗算器(ノイズ除去用信号生成手段)
38 減算器(ノイズ処理済信号生成手段)
39 位相比較器(位相比較手段)
40 ループフィルタ(位相補償手段)
41 電圧制御発振器(電圧制御発振手段)
43 比例器(比例演算手段)
44 積分器(積分演算手段)
45 加算器
46 HPF
47 整流回路
48 平滑回路
51 ループフィルタ(位相補償手段)
52 微分器(微分演算手段)
53 電圧制御発振器(電圧制御発振手段)
54 HPF
55 第1波形整形回路
56 微分回路
57 整流回路
58 ワンショット正弦波発生回路(ワンショット正弦波発生手段)
59 第2波形整形回路
60 減算器(位相差演算器)
61 積分回路
62 積算器
63 加算器
65 レベル検出器(ノイズ振幅検出手段)
66 HPF
67 第1ゼロ通過判定回路
68 微分回路
69 第1絶対値演算回路
70 乗算器
71 第1サンプルホールド回路
72 第1スイッチ
74 第2絶対値演算回路
75 第2サンプルホールド回路
76 第2スイッチ
77 第3スイッチ
81 液位制御システム
82a 第1の液位計測システム
82b 第2の液位計測システム
84a 第1の差圧計
84b 第2の差圧計
85 持続性ノイズ除去装置
91 流量制御システム
92 流体
93 配管
94 ポンプ
95 流量調節弁
96 流量計
97 持続性ノイズ除去装置
98 流量制御装置
99 流量計測システム
101 圧力制御・監視システム
102 流体
103 配管
104 圧力計
105 持続性ノイズ除去装置
106 制御・監視装置
107 圧力計測システム
108 構造物
109 カルマン渦
S1 液位計測信号(状態量計測信号)
S12 ノイズ波形信号
S13 ノイズ振幅信号
S14 ノイズ除去用信号
S15 ノイズ処理済信号
X1〜X11 信号
Y1〜Y11 信号
3
13
33 Persistent
35 PLL (noise waveform signal generation means)
36 level detector (noise amplitude detection means)
37 Multiplier (Noise removal signal generating means)
38 Subtractor (noise processed signal generation means)
39 Phase comparator (phase comparison means)
40 loop filter (phase compensation means)
41 Voltage controlled oscillator (voltage controlled oscillation means)
43 Proportional device (proportional calculation means)
44 integrator (integral calculation means)
45
47
52 Differentiator (differential calculation means)
53 Voltage controlled oscillator (voltage controlled oscillation means)
54 HPF
55 First
59 Second
61 integrating
66 HPF
67 First Zero
S12 Noise waveform signal S13 Noise amplitude signal S14 Noise removal signal S15 Noise processed signals X1 to X11 Signals Y1 to Y11
Claims (5)
前記ノイズに周波数と位相が同じである信号をノイズ波形信号として生成するノイズ波形信号生成手段、前記ノイズについて振幅を検出するノイズ振幅検出手段、前記ノイズ波形信号に前記ノイズ振幅を乗算してノイズ除去用信号を生成するノイズ除去用信号生成手段、および前記状態量計測信号から前記ノイズ除去用信号を減算してノイズ処理済信号を生成するノイズ処理済信号生成手段を備えており、
前記ノイズ波形信号生成手段は、位相比較手段として位相比較器、位相補償手段としてループフィルタ、および電圧制御発振手段として電圧制御発振器を含み、
前記位相補償手段は、比例演算手段と積分演算手段を含み、さらに微分演算手段を含む比例積分微分制御方式とされ、
前記ノイズ振幅検出手段は、ハイパスフィルタ、整流回路、および平滑回路を有していることを特徴とする持続性ノイズ除去装置。 In the continuous noise removal apparatus for removing the continuous noise superimposed on the state quantity measurement signal from the state quantity measurement signal output by the measuring unit that measures the state quantity of the measurement target,
Noise waveform signal generating means for generating a signal frequency and phase are the same in the noise as a noise waveform signal, the noise amplitude detection means for detecting an amplitude for said noise, noise by multiplying the noise amplitude before Symbol noise waveform signal Noise removing signal generating means for generating a removing signal, and noise processed signal generating means for generating a noise processed signal by subtracting the noise removing signal from the state quantity measurement signal ,
The noise waveform signal generation means includes a phase comparator as phase comparison means, a loop filter as phase compensation means, and a voltage control oscillator as voltage control oscillation means,
The phase compensation means includes a proportional calculation means and an integral calculation means, and is a proportional integral differential control system including a differential calculation means,
The noise amplitude detecting means includes a high-pass filter, a rectifier circuit, and a smoothing circuit, and the continuous noise removing device.
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の持続性ノイズ除去装置を備えていることを特徴とする制御/監視システム。 In a control / monitoring system that performs control and monitoring based on a state quantity measurement result obtained by a measurement means that measures a state quantity of a measurement target,
A control / monitoring system comprising the persistent noise removing device according to any one of claims 1 to 3 .
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2007286604A JP5113491B2 (en) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | Persistent noise removal device and control / monitoring system |
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